グリフィン広報誌を読む。   作:cu_tatsu

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 どうも、tatsuです。アプデで一部人形の姿が大変化していたので急遽執筆致しました。
 それではご覧ください。


一部戦術人形の姿が変化。エイプリルフールの影響か。

 ある日のE03地区の昼下がりのこと。

 午前中の業務を済ませ、昼食を食べ終わった指揮官が非番の416(404所属ではない)と共に社内広報誌を読んでいた。

 

 

 

---416、なんか気になる記事見つけたで。とびきりのヤツ。

「なに?どの記事かしら?」

---ほら、これだよ。

 

<[一部戦術人形の姿が変化。エイプリルフールの影響か。]>

 

「戦術人形の姿が変化って、私たちには衣装やスキンっていう技術があるのよ。記事にされるほど珍しいものではないわ」

—せやけど、エイプリルフールの影響ってのが引っかかるなぁ…

「エイプリルフールってなに?」

—まあまあ、続きに書いてあるから。続き読もか。

 

<四月一日はエイプリルフールと呼ばれる行事があり、その日一日は誰にも不利益を生じさせない嘘をついていいという風習がある。>

 

「へえ。嘘をついていい日、ねぇ….」

—416って嘘とか苦手そうよな

「完璧な私が嘘が苦手なわけないでしょ?」

—おーおー、かますなぁ!

 

<その影響からかは分からないが、ここ数日前から戦術人形たちに変化が起きているとの報告が編集部へと寄せられている。

 そこで編集部の記者がとある司令部へと足を運んだのだが、確かに報告通りの事態が起きていることが確認された。>

 

---ほぉーん、割と最近の話なんやな…

「この司令部では今の所見ないわね」

---そもそもあんまり人形もおらんしなぁ….

「少し前も大型製造で資材溶かしまくってたわね。目当ての子は出たの?」

—そ、その話はNGや….

 

<例を挙げると、モシン・ナガンはなぜか馬に乗り狙撃をし始めているようで、記者が本人へ取材した際、

「戦場では騎乗しないといけない義務感が生まれたの。なぜでしょうかね?」という旨の返答をしていた。>

 

—馬なんかよー見つけてこれたなぁ…!

「今の時代、馬は貴重なはずよ。確かにおかしいわね…」

 

<以前に取り上げたFive-seveNは、謎のフェレットのような生き物に変わっており、元の姿からは似ても似つかぬものに変わってしまっている。

自身も、いきなり自分の姿が変わってしまっている事実に驚きを隠せないようであたふたとしていたが、むしろマスコット的な可愛さで指揮官を振り向かせることができると考えたからか、半世紀前の『ゆるキャラ』なるものに関する資料を探しに行ってしまった。>

 

「やっぱりあの子、したたかね。指揮官に気に入られようと必死みたい」

—気に入られようと必死なんやったら、このふてぶてしい寝方はどうにかならんもんか?

「あえてふてぶてしさを醸し出しギャップを生み出す、あの子なりの戦略じゃないかしら」

—416、今日君エラい語るなぁ…

 

<RO635に関しては、鉄血の働きアリと呼ばれるダイナゲートになっており、黄色いボディにメガホンがかなり印象的だった。なぜダイナゲートなのか、そもそも何でそんなのがグリフィンにあるのか。聞くだけ野暮というモノだろう。>

 

---うーん、ツッコミどころしかないんやけど…

「ああ、そういえばROって一回…

—これ以上はいけない。

 

<そのような異常事態が起きている以上、戦術人形の製造元であるIOPへと取材を行うのは当然の理だろう。>

 

「IOPへ取材はしに行ったのね」

 

<16Labの主任であるペルシカ氏は多忙のため、取材はNGとのことだったが、代理の研究員からのメッセージは入手に成功した。>

 

「へぇ、やるわね」

—無駄に取材力が高いからなぁ、編集部の面々は。

「でもほとんどIOPぐらいしか取材しに行ってないわよね?」

—そこはツッコんじゃいかんやろ。

 

<だが、文章が回りくどくて長ったらしく、内容はイマイチ難解で理解しにくいと、ハッキリ言わせてもらうと下手くそのメッセージであり、全文を本記事に載せるのは苦行以外の何物でもないので以下、要約した文を記す。>

 

—いわゆるオタク特有の早口ってやつか?

「少し違う気がするけど….話し下手ってのは分かるわね」

 

<「なぜ戦術人形の姿が変化したのか。それは私たちのお茶目心であり、笑いのセンスを見せつけたかったからだ。面白いだろ?存分に笑ってもいいんだぞ?」>

 

—は?

「は?」

 

<….もう帰ってもいいだろうか。>

 

---はぁ〜…..

「なんかドッと疲れたわね…」

—そりゃ帰りたくもなるわ。

「研究員には故郷へ帰ってほしいくらいね」

 

 

 記事の大体を読み終わった指揮官が疲れ切った顔をしながら、こう呟いた。

—冗談は冗談でも、人を笑顔にさせる冗談と不快にさせる冗談がある。人様に迷惑をかける冗談じゃあ笑いのセンスがあるとは言われへんで。特にあの研究員はな。冗談は無理やり見せつけるもんやない。強要させるもんでもあらへんねや。

「あら、いきなりどうしたの。笑いに関してディスカッションでもするのかしら」

—そうしたいのはやまやまなんやけど、そこまでする気力も時間も無いしな。もう昼休憩の時間も終わりやし、仕事に戻るわ。

「あら、真面目なこと。それじゃあ私は宿舎へ戻るわね」

 

 今日もE03地区司令部は平和である...




 実は筆者、モシンしか手持ちにおらず、ROに関しては実物を見てすらいません。ごめんなさい。

 ちなみに、E03地区司令部所属の416は、404小隊所属の個体とは別人となっています。性格的には404の方と比べると、とっつきにくさはマシになっています。でもHKM4と言われるとキレます。仕方ないね。

 次ですが、オリジナルネタでいこうか救援ネタでいこうか考え中です。悩みどころだ....

 それではごきげんよう!
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