「遅れてすいませぇぇぇぇぇぇん、ってあれ?」
息を切らしながら教室に入って行った上条が見たものとは。
「やっぱり桐○が一番だにゃー」
「いやいやつっちー、やっぱ黒○やろ」
土御門と青髪ピアスが下らない論議をしている所だった。
「あれっ?補修は?あれっ?」
「カミやん?何いってるんだにゃー、補修は後一時間後だぜい」
「え?」
「時計見てみいやカミやん」
上条が時計をみるとまだ補修までまだ後一時間近くあった。
「え?あれ?俺のケータイ一時間おくれてる?」
「いやいやカミやん、普通ケータイ使ってて一時間おくれてるなんてありえないにゃー」
「でも俺の部屋の時計の時間もケータイと一緒なんだけど…」
「それはもう誰かにずらされたしかないにゃー」
「俺部屋に鍵かけてんだけど…」
「カミやん、すべての扉を開けられるマスターキーがある建物もあるんやで」
「ケータイ、ロックかけてんだけど…」
「そんなの電気系能力者なら一発で解除できるにゃー」
ピースはそろった、こんなことできるのはあの管理人しかいない。
「あのやろう…」
上条は朝の鬼ごっこと学校までのダッシュで怒る気にもなれなかった。
「まぁ、よかったんじゃないかにゃー?遅刻したら単位もそれなりにヤバかったと思うぜい。もしかしたら、どうせカミやんが遅刻するからわざと早くしたんじゃないかにゃー」
「ええなぁカミやんは、あんな美人な管理人さんがおって、ボクんとこのパン屋なんて先日最後の女の子がやめてしまったで………………………………………………………………………………………………爆ぜろ」
「最後のは完全に八つ当たりだろ!!??んーまぁ土御門の言ったことはわりと…」
上条はあの悪意のある笑顔を思い出した。
「いや…、やっぱないかも…はぁ…」
「か、カミやんが某ボクサー並の白さになってるにゃー!!??」
「まぁカミやんの事情はおいといてさっきの続きや、やっぱ○猫がいいと思うんやけど」
「いやいや、○乃だにゃー妹最高だぜい、カミやんはどう思うにゃー?」
「うるさいシスコン、お前妹なら何でもいいだろ…」
「やっぱ黒○やんなぁカミやん?」
「お前はもう何でもいけるだろ…」
「何だぁまた反抗期ちゃんかぁ?否定すれば勝ちなんかぁ?」
「うるせぇ!!!!上条さんは…上条さんは…」
「うぉっ泣いてるにゃー…」
上条はもう我慢できなくなり青髪ピアスに飛びかかった。
=====一時間後=====
「なんか上条ちゃんが某ボクサー並の白さになってるのですー!?」
「先生…さっきそれやりました…」
上条は青髪ピアスとどつきあいになって身も心もズタボロだった。
「でも遅刻しなかったのはいいことなのですー、やっぱりあの寮をオススメしてよかったのですー」
「不幸だ…」
=====補修終了後=====
「げッ、マジか…雨降ってる…」
「カミやん天気予報みなかったのかにゃー?」
「見る時間すらなかったんだよ…」
「言っとくけど傘にはいれへんで、ボクにはそんな趣味あらへんし」
「じゃあせめて一緒に雨宿りして!!!!上条さん寂しい!!!!」
=====同時刻=====
「(ふぅ買い物終了っと、あれ?あの人傘持ってたっけ?)」
番外個体はふと思い浮かんだ。
「しょ、しょうがないなぁ、ミサカが迎えに行ってあげるか/////」
とつぶやいてから番外個体は上条の学校に向かった。
=====学校=====
「(着いたけどこっち裏門じゃん、中入ってさがすか)」
番外個体は校内を歩いていると三人が昇降口の近くに座ってるのが見えた。
「(よーし、ちょっと盗み聞きしますかっ)」
「(ん?今の番外個体かにゃー?よーし、ちょっくら話題を変えてみるかにゃー)」
「なぁーカミやん確かカミやんのタイプって年上の"管理人"だったかにゃー?」
土御門は管理人のところを強調して言い。それに番外個体は反応して物音が鳴った。青髪ピアスもそれに気がつき話に乗った。
「ボクも覚えとるで、もしかして番外個体ちゃんとかドストライクちゃう?」
「うう…」
「なぁどうなんだにゃーカミやん?」
「そうですよ…ドストライクですよ…」
さらに番外個体は物音をたてた。土御門は
「(そろそろ頃合いかにゃー?)」
「んじゃそろそろいとしの舞夏が待ってるんで帰るとするかにゃー」
「あぁボクも帰るわ」
「あぁ、じゃあな~」
もののかげの番外個体は
「(~~~~~~~~ッッッッ/////////)」
言葉にならなかったようだ。
番外個体さんのキャラがかわってしまったorz