戦うことを選ばなかった凡人   作:ロック大佐

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 活動報告で更新予告ってお気に入りユーザーに登録されてないと意味ないのでは?
 そんな疑問を抱きながら続きを投下じゃい。

 UAが偽乳隊長の戦闘力を上回っているんですがそれは……。
 お気に入りもナッパ様をとっくに突破してるし、平均評価も高め。
 近日中に俺死ぬん? だからこんな凄いことになってるん?(疑心暗鬼)

 今回はなんとか3500文字前後に収められたぜ。
 でも後書きを含めたら4000超えてそうだ……まあ5000は超えないだろうからいいか(楽観視)
 最低でも前回並に長いとかはないので安心してサクッとお読みくださいませ。

 あ! 今回きよひーあんまり出番ないです。期待してた皆様ごめん。
 その代わり……まあご期待くださいな。


一難去ってまた再来

「えっと、多分違いますよ?」

 

 突如清姫に聞かれた安珍の生まれ変わりかという質問に対し、俺はハッキリとNOと答える。

 俺が安珍様の生まれ変わり? ありえんな。何故なら今世と同じく前世も現代人&一般人故に!

 ……FGOプレイヤー=安珍ってことになるのなら前世は安珍と言えるかもだが。

 しかし彼女が聞いてるのは元ますたぁ(プレイヤー)か? ではなく元安珍か? なので嘘探知に引っ掛かることはないだろう。

 どうだ清姫! 俺は嘘を言ってないぞ! まあお前さん相手に嘘なんて言えるわけないしな!

 わかったら早くぐだ子の後方警備をしに戻るんだ。

 

「…………」

「…………」

 

 メッチャ見られてる。この男嘘をついてるんじゃないかと言わんばかりに見つめられている。

 こんな状況じゃなければそんなに見つめられると照れるぞと思えたんだが、今は恐怖しかない。

 初めてですよ? 美少女と二人っきりなのに恐怖しか感じないのは……。

 暫く見つめ合った後、清姫は顔を少し下に傾けて俺から視線を外した。

 

「嘘ではないようですね」

 

 何か考えてる雰囲気だが、一応俺が安珍の生まれ変わりではないことはわかったっぽい。

 失礼しますねと清姫は言って俺のベッドの横から離れ、医務室から出ようとする。

 ……どうやら質問はさっきの一つだけだったようだ。

 ミッションコンプリート! これで俺が清姫に狙われるという展開は避けれたわけだな!

 なんでますたぁじゃない俺に聞いてきたのかは謎のままだが、直接聞くことはできない。

 一応俺は一般人と認識されているはずだ……魔力とか多分ないだろうし。きっと。

 

「またお会いしましょう」

 

 清姫はふふふと微笑みながら退室した。緊張で心臓が壊れるかと……ちょっと待て。

 また会う? あれ、安珍疑惑は晴れたはずでは? なんで?

 俺は腕を組んで思考を巡らせるが、特に理由は思いつかなかった。

 今度会う時は友達になろうって意味なら凄く嬉しいけど、まあ社交辞令とかそこら辺でしょう。

 焦るな、俺。危険な相手だからこそ確実に仲良くなるのだ!

 

「あ! もう起きてたんだね裕司!」

 

 扉が突然開いた。それと同時に立香がこちらへ駆け寄って来る。

 結構嬉しそうな顔をしているのは友が無事に起きたことに対してだろうか。

 まあ静謐ちゃんと握手なんて自殺行為をしたらそりゃ心配もされるか。

 

「おはよう立香。まさか握手した瞬間倒れることになるとは、ちょっと甘く見てたわ」

「うん。静謐ちゃんの身体は特殊だからね……うん、私が傍にいれば良かったね。ごめん」

 

 立香は頬を指で掻きながらばつが悪そうに答えた。可愛い。

 別に倒れることはわかってたけど、言わないのは少し不自然だ。だから言わないのは拙い。

 静謐ちゃんの運び方だって疑問を抱かれるレベルだったし、もう安易な行動はできぬ。

 これ以上カルデアの皆に疑われたら、俺の命は破壊し尽くされてしまう!

 そんな絶望の未来を少しでも遠ざけなければなるまい。絶対に。

 そういう意味では清姫が帰ったのは痛い。立香がいれば一気に仲良くなれたような気がする。

 逆に修羅場になった可能性もあるが、そこまで分の悪い賭けではなかったはず。

 まあ過ぎてしまったものは仕方ない。今は立香に集中しよう。友人を放置するのは良くない。

 

「立香のせいでも静謐ちゃんのせいでもないさ。俺が手を差し出したのが悪いんだし」

「それでいいの? 死に掛かったのに」

 

 ……確かに死に掛かったけど、じゃあ手を出すなよって言われたらぐうの音も出ないからなぁ。

 とりあえず意図的に殺そうとしなければ気にしない努力をすると立香に伝えた。

 そんなついうっかり静謐ちゃんが俺に何度も触れるなんて悲しい事故は起こらんだろ。

 今度からは俺も触らないように気をつけるしね。だからきっともう大丈夫だよね。うん。

 

「う~ん……裕司って普段ビビリなのに変なところで勇敢だよね」

「命知らずとか楽観的とかと間違えてないか?」

 

 この俺が勇敢ってマジで言ってるん? 確かに消去法で術ニキに立ち向かったりしたけどさ。

 立香より主人公力の劣る俺が勇敢などと、そのようなことがあろうはずがございません!

 別にマジの危機が迫れば遠慮なく逃げるから安心してくれ。そこまで無謀じゃないよ俺。

 しかし立香はそうは思ってないらしく、困ったような笑みを浮かべながら俺の頭を撫でてきた。

 本当にお前さん頭撫でるの好きね……他の英霊さんの頭とかも撫でたりしてるのかしら。

 

「無茶だけは絶対しないでね。静謐ちゃん以上に色々凄い人もいるからさ」

「そ、そうなん?」

「あ、でも勘違いしないでね! 全ての職員や作業員のことじゃなくて……えーと、主に危険なのはライバル会社とか? とにかく仲良くなるのが大変な人も多いけど静謐ちゃんも含めて皆良い人だから安心してね!」

 

 安心できない相手は英雄王とか二部勢とかですねわかります。

 わかんないふりするけど。余計な死亡フラグはいらないです。

 立香は俺の頭を撫で続けながら心配そうに俺を見つめている。

 一体いつまで頭を撫でるつもりなのだ? 男は普通嫌がるもんだぞ……俺は嫌じゃないけど。

 

「そうだ!」

 

 大人しく頭を撫でられていると立香に突然笑顔が戻った。

 俺の頭を撫でることもやめ、胸の前で掌を合わせる。

 

「気絶……気絶? させちゃったお詫びとして私がどんなお願いでも一つだけ聞いてあげるよ!」

「え? どんなお願いでもいいの?」

 

 思わずそう聞いてみると、立香は自分にできることならと言い直した。

 確かに空を飛びながら寝ろって言われても無理だもんね。仕方ないね。

 しかし、どんな願いでも……このチャンスはどう活かしたもんか。

 今後を考えるとお約束のエッチなお願いとか絶対できないし。

 英霊や魔術師関連も頼めないとなると……凡人としての俺ができる頼み事はこれだ!

 

「恋人になってくれそうな女の子を紹介してください立香様!」

「それは不可能だ。他の願いを言え」

 

 立香は迫真の表情で拒否してきた。ですよねー。

 冷静に考えれば今の立香が紹介できる人って所長と後輩省いて英霊ばっかだしな。

 真面目な顔で拒否されるのも仕方ないか……でも故郷に帰ったら紹介してほすぃ。

 前世は恋人できたことなかったし、今度の人生ではちゃんと恋愛したい!

 立香と恋仲になれたらと思ったこともあるけど、後輩と立香LOVE勢の英霊の壁が超えられん。

 というか今女性を紹介してくれたとしてもそれどころじゃなかったわ。危ない。

 原作に凡人の俺が巻き込まれるんじゃないかと不安で恋愛に集中できなさそうや。

 これからも原作からは極力逃げるつもりだからなぁ……。

 もう既にカルデアに来ちゃったけど、まだ関わらない選択肢は取れるはず!

 何故ならまだ俺は一般人として認識されているだろうからな! ちょっと疑われてそうだけど。

 

「手料理とか頼もうと思ったけど、それに使うのはもったいないから保留で。強いて言うならそろそろ自室に戻りたい」

「それぐらいならお安い御用! というかそのためにここへ来たんだよね私」

 

 立香は顎に手を当てて今思い出したという風に言った。おいおい。

 俺は少し呆れながらベッドから降り立つ……うん、やっぱり身体に不調はないな。魔術最高。

 

「じゃあ早速連れて行くよ! 忘れ物はない?」

「そもそも荷物がない!」

 

 立香が手を差し出してきたので、俺はその手を掴んで歩き出す。

 ……気のせいか立香がやけに過保護な気がする。

 術ニキと静謐ちゃんの件で守らねば! という使命感にでも目覚めたのだろうか。

 まるで子供になったような気分になりながら立香に手を引かれて移動した。

 

 立香と共に部屋に戻ると、そこにはダンボールの山が出来ていた。

 気絶中にようやく荷物が届いたようだ。どれくらいの時間寝てたんだろうか?

 ま、そんなことはどうでもいいか。重要なのはそこじゃない。

 

「荷物が届いてるやん! 明日のためにも今日中に全部片付けてやるぜ!」

「私も手伝うよ! 一人じゃ設置が大変な物もあるでしょ?」

「ありがたい! やはり持つべきは友人よな!」

 

 まさか自分から手伝うと言い出すとは、流石英霊誑し! 俺の扱いもお手の物ってか!

 そうと決まれば早く取り掛かろう! これで明日からゲームやネットサーフィンができるぞ!

 早速近くにあったダンボールを開けた立香を見ながら俺も意気揚々とダンボールを開け始めた。

 

「あ、トランクスが入ってた」

「それは俺がやる!」

 

 流石に女性に下着は任せたくねぇ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 終わったー! 片付け完了です! でももう遅い時間だから寝ないとだ。

 平たくしたダンボールを全て運び終えた俺達は一息ついた。

 もしも立香がいなかったら今日中に終わることはなかっただろう。

 

「感謝! 圧倒的感謝! 今度は俺がなんでも言うこと聞く番だ! 俺にできる範囲で!」

「じゃあ私も保留で。ふっふっふ……どんなお願いしようかな」

 

 不敵な笑みを浮かべながら立香はドアの方へ歩いていく。

 どうやら自分の部屋に帰るようだ。まあ夜這い組のせいでここで寝泊りはし辛いだろうしな。

 

「おやすみ裕司。明日はいよいよ本格的な職場案内だよ」

「おやすみ立香。多分一度じゃ覚えられないからその時は頼むぜぃ」

 

 立香が退室するのを見届け、俺は部屋の電気を消す。

 リモコンで消せるとか便利だね。科学の力は素晴らしいわ。

 手にしたリモコンをベッドの近くに置き、俺はベッドの上で布団を被った。

 職場案内の時に寝坊しないためにも素早く眠りにつかなければ。

 

「改めて、おやすみなさい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おやすみなさい。ご友人様」

 

 今夜は悪夢を見そうだなぁ……こんな幻聴を聞いちまうなんて……。




 一体何故清姫が自室にいたのか? 何故清姫は裕司に元安珍疑惑をかけたのか?
 その真相は次回明かされるのでご期待あれ!
 あ、清姫は別に夜這いしてたわけじゃないのであしからず。
 おやすみの挨拶をした後は布団に潜り込むとかは特にせずに自室へ帰りました。










「ううん、むにゃ……起きる~」
「おはようございます。ご友人様」
「お()よう美少女さん、背の高さに似合わず幼い感じの顔ねぇ……」
「それ、褒めているのですか?」
「可愛いって意味で褒めとるよ(寝惚けてる)」

「おはよう裕司! ……あれ、きよひー? なんでここに?」
「おはようございます、ますたぁ。ご友人様を起こしておりました」
「朝に美少女からモーニングコールなんて俺ぁ幸せ者じゃ……でもまだ眠いぞぃ……」
「急いで顔を洗って完全に目覚めよう! ね!?」

「ふー、さっぱりしたぜ。じゃあ早速案内してくれ立香」
「了解! 全力で案内するからね!」
「わたくしもお供しますわ、ますたぁ」










「いつの間にか俺の部屋に清姫さんがいる!?」
「今更気付いたの!?」
「美少女としか認識してませんでした……」
「ふふふ、ご友人様はうっかりさんなのですね」
「俺は朝に弱い上にここが自宅じゃないことを忘れてたのだ……許して」

さて皆様。三話のアンケートを覚えているでしょうか? カップリングについて尋ねたあれです。立香と一対一が圧倒的なのはもう凄いとしか言い様がないですね。でもハーレム派も無視できないぐらいはそこそこいる……まあカップリングするかはまだ決めてないのですが。そこで重要なアンケを取ります。この小説に恋愛要素を望んでいますか!?

  • やっぱ立香といちゃいちゃラブコメでしょ!
  • ハーレムラブコメルートを所望する!
  • 恋などいらぬ! 全員お友達END!
  • 作者の書きたい展開に委ねます!
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