記念すべき番外編第一回目は結婚式でございます。盛大にやろうぜ!
とりあえず書きたいものが書けて満足。この調子で番外編祭りやっちゃう?
べ、別に七話終了後の展開が思いついてないとかじゃないんだからね! 勘違いしないでよね!
あ、今回とある事情によりキャラ崩壊を基本形として突っ込みどころ満載なので注意。
具体的に言うとカニファン時空やリヨ時空を見る気持ちで見ないと多分発狂する。
なのでどんなありえへんことが起きても許せる人だけお読みくださいませ。
リーンゴーンと鐘の鳴る音が聞こえる。
それを俺はぼけーっと聞きながら立香と共にヴァージンロードを歩く。
周りはおめでとうコールで騒がしい。まあマスターの結婚だし寧ろ静かなのは問題か。
しかし周りの人の視線が痛い。まあ当然か……立香の結婚相手がこんなだもんなぁ。
二人で老人姿の神父の前まで辿り着くと、神父が早速例の問い掛けをしてきた。
「汝は健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しい時も、これを愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓うか?」
「誓います」
立香はしっかりと宣言した。
こうして改めて見つめると花嫁衣装の立香はとても綺麗だ。
花嫁衣装も似合っているし、幸せそうに微笑まれると胸がときめく。りつかわいい。
神父は立香が誓ったのを聞くと、その視線をこちらに向けた。
「汝は健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しい時も、これを愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓うか?」
神父の問い掛けと同時に立香がこちらを見つめる。
このまま誓ってもいい気がするが、誓う前にこれだけは聞いておきたい。
「……立香、誓う前に一つ聞きたいことがある」
「ど、どうしたの?」
誓ってくれないと思ったのか、立香が不安そうな表情を浮かべる。
心配することはない。俺は立香のことが嫌いなわけじゃない。
少し過程が吹っ飛びすぎな気がするけど、それは些細な問題だ。
でもね? どうしても無視できないことってのはあるんだよ。
「この結婚式さ、おかしいって思わないかな?」
「何が?」
どうやら立香はわかっていないようだ。はっきり言わないと駄目? 駄目かー。
俺は胸の内に溜め込んでいたものを立香達に吐き出した。
「なんで
なんで花婿がフリフリドレスを着てる!? なんで俺がブーケ持ってる!? おかしいだろ!
花嫁衣装の女と花嫁衣装の男の結婚式ってどんなカオスだ! 花婿衣装は仲間外れか!
「ええ!? 似合ってるじゃん!」
「そういう問題じゃねーだろ!」
立香は似合ってればそれで良かったのか心底驚いているようである。
あれか、ダサい格好じゃなければどんな服装で結婚してもいいのか。
俺が立香に抗議していると、誓わない俺に焦れたのか神父が語りかけてきた。
「……誓わぬのか?」
「ならば首を出せ」
初代様ぁ!? 何故貴方が神父役に……何やってんすかマジで!
神父が己の顔に手を当てたかと思ったら
あまりにもあんまりな事態に俺の思考回路は停止する。どういうことなの。
次に思考回路が動き出したのは立香に
「裕司は私が守る!」
立香は無駄にかっこいいことを叫ぶと教会のドアを蹴破って逃げ出した。
花嫁衣装の立香が花嫁衣装の婿を抱えて走るとかどっちがヒロインかこれもうわかんねぇな。
立香が走り続けていると、移動先に何やら人影のようなものが見え始めた。
「ますたぁ……藤原様……」
道を塞ぐようにして清姫が立っていた。何故か
それはともかく、どうして清姫が移動先にいたのか……恐らく偶然じゃないだろう。
となると必然的に俺か立香のどっちかに用があるということになる。どっちを狙っているんだ?
ますたぁのことはもう安珍として見てない。俺には安珍疑惑がある。
そう考えると俺を狙っているようにも思えるが、確定とするには少し弱いか。
もしかしたら安珍への未練を断ち切って立香大好きよひーになってるかもしれないし。
いや、でもきよひーが安珍への未練がもうない状態ってありえるのかな?
「きよひー、悪いんだけどそこをどいてくれないかな?」
「それはできませんわ。わたくしは彼に用事がありますから」
俺狙いかよぉ!? やっぱり安珍疑惑の魔の手は恐ろしや~。
いや待て! まだそういう意味で狙っているとは言ってない。なら穏便に済みそうでは?
しかしその考えは俺を地面に降ろした立香の発言で無意味となった。
「裕司は渡さないよ。このまま愛しのマイホームでラブラブ新婚生活を送りたいからね!」
「……話し合いの余地はなしですか」
立香が構えると同時に清姫も戦闘態勢に入り、お互い目を離さずにじりじりと接近する。
そして足元にあった小石をコツンと立香が蹴った瞬間、立香と清姫は鍔迫り合いをしていた。
遅れてガキィンと甲高い音が鳴る。清姫の薙刀と立香のブーケがギリギリと火花を散らす。
ブーケって武器になるものだったっけ? それにいつ動き出したんですかね……。
攻撃する時の動きが全く見えないとかフリーザ様最終形態か何か?
「ゴブフォ!?」
突然俺は何者かにまたお姫様抱っこをされた。それと同時に口から赤い液体が溢れ出す。
抱えられただけで吐血するだと……。
俺は自分をお姫様抱っこしている人物の顔を見ようと視線を動かす。
「裕司さん、突然ごめんなさい。でもどうしてもやりたいことがあって……」
抱えてきた相手は静謐ちゃんだった。触れただけでダメージって言ったらまあ君だよな。
どうやら二人に注目してたことで背後からアサシンが迫ってることに気が付かなかったようだ。
気配遮断を持ってるから注目してなくても気付かなかった可能性大だが。
……で、やりたいことってなんぞ? その口振りだとお姫様抱っこじゃなさそうだけど。
「私と、口付けをしてくれませんか?」
は?
……ああ、そうか。神は俺に死ねと言っているのか。ふざけんな。
「その、裕司さんの花嫁姿を見ていると、キュンキュンするんです。もう唇を奪ってしまいたい」
静謐ちゃんはやけにギラギラした目でキスしたい理由を言った。
ほうほう、俺の花嫁衣装にキュンキュンね……どこにキュンキュンする要素があるんだよ。
ぶっちゃけ中性的な顔をしてた時代は中学校低学年ぐらいに過ぎている。
つまり別に花嫁衣装を着てるからといって、可愛い女の子に見えるなんてことはないです。
せめて化粧とか髪型をもうちょい変えるとかすれば見えなくはないだろうが……。
これにキュンキュンするのはホモ好きな腐女子だけだと思うんですけど(凡推理)
「げほっげほっ」
そして衣装姿よりも先に俺の口とか手足に注目してください。
俺の口からはさっきから血が止まらないでしょう? 両手と両足も生まれたての子ジカみたいに震えているのがわかるだろう?
正直、なんでここまで冷静に思考を巡らせることができているのかが不思議でならない。
つまり俺が今言いたいことは一つ。めっちゃ苦しいから早くHA☆NA☆SE!
しかし口の中に血液が溜まっているせいでまともな言葉を話せない。
だから言葉で止めることができない。まさかそこまで計算して……!?
「裕司さん、貴方のことが好きだったんです!」
大胆な告白は女の子の特権、とか言ってる場合じゃねぇぇぇ!
マジなの!? 本気で一般人代表たるこの俺とキスしようとしてるの!?
静謐ちゃんの顔がドンドンこっちの顔へ近付いてきた。
そこにやっと俺が危ない状態であることに気付いた立香と清姫がこちらへ向かってくる。
しかし彼女達が到着するよりも前に静謐ちゃんとチューしてしまう方が多分早い。
アカン触れられてるだけでこんな死に掛けな状態なのにキスなんてされたら間違いなく死ぬぅ!
お願いだから止まって良い子だから待て待て待て話せばわかる交渉を駄目なら命の危機がないお願いをいくらでも聞いてあげようどうかキスした後は不幸しかないということを理解してくれないというのならこちらも全力で抵抗したかったけど力が入らないこれも毒の影響かよマジでもう無理やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメレヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテアッーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
という夢を見た。
「良かった……夢で本当に良かった!」
「あわわわわ……ひ、裕司と結婚……あわわわわ!」
同時刻、裕司と同じ夢を見て悶えているマスターがいたとかいなかったとか。
今回は試しに文字を揺らしてみました。
前にやめてって言われたのは読み辛かったからだと思うんです。
だから叫び声なら大丈夫だよね! ほぼ一文字も同然だし!(駄目なら修正します)
本当は一番投票数多かった皆の好感度のやつ書こうかと思ってたけど……。
愛されにするか男子混同ハーレムにするかヤンヤンものにするかで迷ってるのだ。
だからそれはまた今度ね!
カルデア勢の思惑がどういう感じなのかを焦らし過ぎって言われました。ぶっちゃけ種明かしをすると少量のネタが使用不能となり、更に日常編も最終話となってしまうのでどうしたものかと……やっぱり読者の皆は今すぐにでも真相を知りたいんですかね?
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明かしたい時に明かせばOK
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そろそろ少しづつ明かしてほしい
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焦れったいのでかなりの部分を明かして!
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ネタバレギリギリレベルのヒントがほしい!
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ネタバレして、どうぞ