魔源の禁龍を宿し者《リメイク版》   作:ドラ丸2号

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ちゃんと原作を読み直しながら、自分で考えたオリジナル要素を出せる様にしていきますので、また読んでみて下さい。

それではリメイクされた1話目をお楽しみください。



第1章 禁龍主の目醒め
第1話 日常の崩壊


 

『もっとだ……もっとチカラを求めろ』

 

 

『早くしねーと死ぬぞ?』

 

 

『直ぐに死ぬぞ〜オマエ弱ぇ〜から』

 

 

この3つの声が耳に入った瞬間

 

 

……あぁまたあの夢か……

 

 

眼に映る世界は

 

 

“真っ暗な闇の世界”

 

 

全く身動き1つも取れないのに

 

 

小さい頃からよく見る夢

 

 

そして夢の中でしか聴こえない声

 

 

3つの声の内2つは口が悪く、

 

内容はいつも違うが、

 

 

いつも俺を罵ってくる。

 

 

だが、何故かは分からないが、

 

 

この声は不思議と全く不快には感じなかった

 

 

本当に何故感じなかったのか

 

 

 

その理由は分からなかった

 

 

 

 

そして、俺“阿道(あどう) 黎牙(れいが)を6つの血の様な妖しく光る目が睨みつけて来た所で、その夢は醒める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阿道黎牙は幼少期から定期的に見る不思議な夢の事を考えていた。

あの声の正体は何だ?

可笑しな幻聴か何か?

それとも悪霊か何かに取り憑かれているのか?

という様々なの事を考える。

何故、急にこんな事を考えているのかと言うと………単なる現実逃避である。

 

 

 

グオォォォォォォォォォォォォ!!!!

 

 

「ヤバい!ヤバい!ヤバい!」

 

 

全力疾走する黎牙の真後ろから熊に近い姿をしたバケモノに追われているからだ。

 

いくら人気は無いとは言え、鋭い棘をまるでハリネズミの様に生やす熊など居る訳もない。加えて、こんな熊など聴いた事も無い。

そんなバケモノに追われれば現実逃避もしたくなる。

 

 

何故彼が異形のバケモノに追い回されているのかは時間を少し遡る事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

* * * * * * * * * * * *

 

 

 

バキ!ボキ!グチャ!ぐべぇ!!

 

 

何かが折れる音と共に聴こえる悲鳴の正体は至極単純なもの。

俺“阿道黎牙”の足元に転がっている不良達の歯が折れる音、殴られたヤツの悲鳴である。

3人組の不良達を足元に転がらせてから、

 

「よし!オマエらに問題です!アレは何でしょうか?」

 

黎牙は電信柱の真下で倒れているあるモノ(・・・・)を指差した。

 

「えぇ……と、先月亡くなった子供のお供え物ですか?」

 

「正解!!」

 

「グバァ!!」

 

黎牙の指差した方向の先には、花が添えられた小さな花瓶が倒れていた。ちゃんと黎牙の質問に応えた足元に転がる不良その1は黎牙の踵落としを喰らわされ撃沈。

 

「次に何でそのお供え物が倒れているのでしょうか?」

 

続けてドスの利いた声で次の質問?をする。

 

「は、ハイ!俺たちが面白半分で倒しました!」

 

「正解!!」

 

「グベェ!!」

 

凶悪な笑顔を浮かべる黎牙にビビり倒しながら質問に答えた不良その2は黎牙の蹴りを顔面に喰らい撃沈。

 

「それじゃあオマエら、コイツ(・・・)に謝れ」

 

不良達の眼には黎牙が向いた視線の先にいる筈の相手はいない。いや、見えていない(・・・・・・・)

 

「あ、あの〜誰も居ないのですけーーー」

 

「あぁん?」

 

「ヒイィ!!」

 

勇気を振り絞った不良その3は黎牙に質問をするが、黎牙の威嚇で情けなく悲鳴を上げた。

 

「「「す、すみませんでした!!!!」」」

 

土下座をした後、不良達が一目散に逃げていったのを確認した黎牙は、彼等には見えていなかった(・・・・・・・・)第三者に話しかけながらお供え物の花を綺麗に直した。

 

「これで大丈夫だぞ」

 

『う、うんありがとう!お兄さん』

 

 

その人物とは、半透明な姿をした小学生くらいの男の子のだった。何故、半透明で、黎牙にしか見えていなかったのか。それは男の子が既に死した存在ーーーー幽霊だからなのだ。

黎牙は幼少期の頃から霊が見えているため男の子が幽霊である事を認識し、先ほどの不良達が倒したお供え物の送り主である親御さんの子供だとすぐに気づけた。

 

「あんまり長いはするなよ。彷徨い続けてもいい事なんて無いからな」

 

『う、うん僕地獄に行くのかな?』

 

 

怯えた様に身体を震わせる霊の少年に黎牙は優しく微笑みかけ、

 

「お父さんとお母さんが心配でここにとどまってるオマエを閻魔さまは地獄に送るかよ。大丈夫だ。オマエは優しくて、ご両親に愛されていたんだ。だから、大丈夫だ。もうお父さんとお母さんを安心させてやれ。いつまでオマエに心配されていたんじゃ、お父さんとお母さんも前にいけないからな?」

 

『……うん!わかった!!僕、もう一回だけお父さんとお母さんを見てから逝くよ!』

 

「そうか。なら生まれ変わったら、いつか逢おうな?」

 

『うん!!約束だよ!!お兄さん!!』

 

両親との本当の別れをする決意した霊の少年と黎牙は指切りの約束を行い別れた。

 

 

誰もいなくなった事を確認した黎牙は改めて周りを見渡すと、足元に落ちていた新聞の題目が眼に入ってた。

 

《未だに原因不明!ヘヴンリィ・オブ・アロハ号の沈没事故!事件には米国の影が!?》

 

これを見て黎牙は複雑な気持ちになる。

自分の元学校の陸空高校の修学旅行の内容は、ハワイ諸島を豪華客船でクルージングする10日間の海外ツアーというものだった。

しかし、それが思いがけないことに、修学旅行日から四日後に豪華客船が真っ二つに折れるという最悪な事故が発生し、教師生徒に加えて他の一般客共々海底に沈んだ。その時、黎牙の同級生である二百三十三名が行方不明とされているが、生存は絶望的であった。

いや、もう死んでいると考えるのが妥当と思った。

本来なら黎牙にとって初めてとなる海外旅行となる筈だったーーーが修学旅行日に運が良かったのか、悪かったのか、黎牙はその時体調を崩し休まざる負えなくなった。

そして、家でニュースを見た時には驚きを隠せなかった。

合同葬儀の際も自分以外に生き残った生徒の一人として参列したが、葬儀中のカメラのフラッシュは止む事は無かった。世間やマスコミから好奇の目を向けられ、ほとぼりが落ち着いた頃には新しい制服を着て新しい学校に通い始めた。

 

「もう二ヶ月ぐらい経つのか……」

 

沈没事故のことを思い出してはそうぼやく。

それでも、今の黎牙の生活は何も変わることはない。

もしかしたら、死んだクラスメイトがその内霊として現れるのではと言う自分でも不謹慎な事を考えてしまった自分に嫌悪感を抱きながら、人気の無い帰り道を一人で歩いて行くが、

 

「あれは、確かクラスメイトの……柊木?」

 

黎牙の足を止めた。

黎牙の視線の先には見覚えのある制服を着た男子生徒だった。

元陸空高校の制服を着た男子生徒は黎牙の同じクラスメイトだったことに気付いた。だが、黎牙は同時に不信感を覚える。

柊木は半透明ーーーーつまり霊体では無いという事に。

 

「どうしてあいつがここに……?」

 

合同葬儀の際に自分と同じ生き残った生徒の顔は全員見た。

その中に柊木の姿は存在しなかった。豪華客船の沈没事故で行方不明となったはずの彼がどうしてこんなところにいるのか?

霊体でなければ生きていると言うと事になる。

仮に運よく生き残って助かったとしてもここにいること自体がおかしい。どういった経緯で日本まで戻ってきたのか? 他の行方不明者はどうしたのか?という様々な疑問が飛び交う。

黎牙が1人で帰る際に好んで近道として使う人通りの少ないこの道は工場や廃屋ぐらいしか周囲にはない。

疑問を抱く黎牙を置いて柊木は廃屋の中へ入って行く。

 

「何をしているんだ?アイツは……」

 

彼がこれから何をするかは彼の自由であるーーーーが、黎牙の頭の中にモヤモヤする物があった。今の彼を見失うなと。

仮にも柊木が本当に霊体ではなく、生きているのならもっと多くの生き残りがいる可能性だってある。

向こうはこちらの事を覚えていなくても会話ぐらいはしてくれるだろう。

そう思った黎牙も廃屋の中へ入って行く。

わらながら霊体と人間の区別もつかなくなっているのかと自分に問いかけるーーーーそれでも生存していた彼を無視してまで帰る事は黎牙には出来なかった。

柊木にバレない様に隠れながら尾行続けながら廃屋の中を進んでいくと物音がする一つの部屋を覗き込む。

そこには柊木の姿があった。

 

「あ〜久しぶり……だな?柊木、俺の事を覚えーーーー」

 

あまり人と話さない黎牙は言葉を濁しながら言葉を飛ばすが、ソレを見て言葉を呑み込む。

彼の近くでハリネズミの様に背中から無数の鋭い棘を生やした熊が野犬を貪り尽くしていた事に理解が追いつかなかった。

眼前の現実が何なのかわからなかった。

バリバリ、グチャグチャと熊のバケモノが野犬を肉を引きちぎり、噛み砕く音だけが耳に入ってくる。

 

「……みつけた……」

 

不気味なほど無表情ハイライトを宿していない瞳で、まるで生気を感じさせない柊木は黎牙に近づくとそれに呼応するように野犬を喰らい尽くした熊のバケモノも柊木に並走するの様に近づいてくる。

眼の前から近づいてくる恐怖の対象に、恐れで体を震わせる黎牙は咄嗟に鞄を熊のバケモノに向けて投げる。

前脚でふるい落とされるーーーだが、その僅かな隙に黎牙は来た道へ全力疾走で逃げた。

 

 

 

 

ここまでが黎牙の回想である。

そして現在黎牙は絶賛追われてる。

 

 

 

 

「アレはなんだ!?…なんなんだ!?………日本にあんな熊なんていていいのか!?」

 

 

仮に今まで発見されなかったとしてもあのような熊が存在するなんて考えたくはなかった。

日常から離れすぎている今の現状で、黎牙はやや現実逃避しながら走り続ける。もっと速く、もっと速くとぼやきながら廃屋の外へ無事に出て行く事が出来たーーーーが、安堵する余裕はない。

いつのまにか熊のバケモノがすぐ目の前までやってきていた。

獲物を見つけた獰猛な捕食者の瞳がギラギラと妖しく輝きながら黎牙を見据えている。

 

「ふざけるなぁ!!」

 

咄嗟に叫んでしまった黎牙。

今更になって自分の行動を恥じ後悔した。

死にたくない。

こんな所で訳もわからず死んでたまるか、

と黎牙は迫り来る敵からあがく。

こんなふざけたものに殺されて堪るか、

と自身を鼓舞して奮い立たせる。

しかし、今の黎牙がいくら足掻いても圧倒的不利な現状は変わらない。純粋な殺気を向けてくる熊のバケモノは体そのものが武器だ。

噛みつかれても、捕まっても死ぬ。

見るからにゴツい腕で叩かれても、爪で斬り裂かれたら失血死は間逃れない。

加えてあの鋭い棘に突き刺されても死ぬだろう。

ヤバい無理ゲーだ。

武器が必要だ。

しかし、今の黎牙には武器なんて言う都合のいいものはない。

直ぐ近くの工場にいけば鉄パイプぐらいはあるだろうが、いくら剣道をやっていたとしても、それで勝てるとも思っていない。

例え、鉄パイプを運良く持てたとしても、あんな槍の塊にも見える熊には大したダメージは与えられないと思う。

今所持している物は携帯、家の鍵、暇潰しように持っている小説がポケットに入っているぐらいだ。詰んでいる。

逃げるという選択肢を思いつくが、今はそれも難しい。

というか熊の方が断然脚力が勝っている。

元々人気のない場所だが、今日に限っては人一人歩いていない。

誰も助けに来たり、助けを呼んでも来てくれたりはしてくれないだろう。

自力で逃げようにも眼前の熊のバケモノに背を向けた瞬間、勢いよく襲いかかっられて終わりのビジョンしか出ない。

睨み合うことで互いに牽制しているから黎牙はまだ死んではいない。

だが、熊のバケモノが今すぐにでも痺れを切らして襲ってくる可能性もある。

 

「っはは、やべーな」

 

人は絶望を知ったら悲しみよりも笑いが出てくるという言葉を聞いたことがあるが、まさかその通りだと、己が身を持って実感する事になるとは思わなかった。

逃げ切れない。

勝てない。

助けは来ない。

武器も防ぐ術もない。

ここで熊の様なバケモノに喰われて終わる。

もう絶望しか残っていない。

もし、もしも物語の主人公ならここで力の覚醒や未知の能力を発動などと御約束の展開があるのかもしれない。

だが、黎牙は物語の主人公ではない。

サブキャラでさえ怪しいモブキャラもいいところだ。

アニメで言う一話に数秒しか映らないキャラの方があっているとさえ思う。

モブキャラはモブキャラらしく孤独に死ぬ運命かもしれない。

もしかしたら、ここで主人公とやらモブを助けると言う展開もありえるが……流石にそれはないと思う。

 

「もっとコイツから逃げ切れる脚力が………きっと、いや違う。脚力だけでは足りない。もっとチカラがいる。智力、判断力と言った様々なチカラがいる」

 

それほどまでのチカラがもっとあれば、少なくともここで死ぬ運命ぐらいなら変えられる筈だ。

なんとなく呟いたささやかな願望を口にする。

 

『待っていたぞ黎牙』

 

『チョー遅ぇ!!』

 

『クソ鈍いんだよ!!』

 

夢でしか聴いた事のない声が何故か耳に入った瞬間、それは光と共に現れた。

光に包まれるソレはやがて巨大な剣の形となった。

色は禍々しい黒。そして不気味な碧い光放つ青黒い宝玉が埋め込まれた真っ黒な片刃の剣だった。眼前に姿を見せた物語に出て来る様な魔剣に近いほど不気味なオーラを出す剣を見て黎牙は、何故か自然と手に収まる剣を持って怪訝する。

 

非日常現象を二度も体験して、流石に頭が追いつけない黎牙にとうとう痺れを切らした熊のバケモノが鋭利な爪で振り下ろしながら襲いかかってくるーーーーが、ギリギリの所で剣を盾にした事で何とか初撃を回避する事には成功した。

だが、あまりの衝撃に吹っ飛ばされてしまった。

何とか受け身を取り、すぐ様起き上がった所で、熊のバケモノは大口を開けて噛み付こうとしてきた。咄嗟に右に飛び移ったお陰で熊のバケモノは廃工場の壁に激突した。

 

「剣だけじゃ無理だろ!もっと腕力が……チカラいる!」

『Enchant!』

 

「はぁ!?」

 

 

又もや自分のささやかな願望を口にした黎牙にまるで応えるかのように突然、剣の青黒い宝玉から機械音が発せられた。

そして、間の抜けた声を上げた黎牙は、自分の身体を巡る違和感に気づいた。

 

「チカラがみなぎる?どういう事だ??」

 

 

驚きを隠せない黎牙に御構い無しと言わんばかりに再度突進して来た熊のバケモノ。先ほどまでならギリギリでしか避けられなかった突進を今度は余裕を持って躱せた自分に驚いたーーーーが、がら空きとなった熊のバケモノの後ろ脚に不意打ちにと剣を力一杯振り下ろした。すると、ブッシャーーーーーーー!!!!という血が大量に吹き出す程深く斬り裂く事が出来た。

 

 

グオォォォォォォォォ!!!!

 

 

そして怒りで声を荒げる熊のバケモノは、背中の無数の鋭い棘を黎牙に向けて放ってきた。

 

「ちょ、ちょっと待てぇぇ!!」

『Enchant!』

 

 

先ほどの機械音が鳴り響くと同時に黎牙の身体をさらにチカラが巡った。何故か身体能力が向上した黎牙は、そのまま熊のバケモノに向けて剣を盾にして突っ込んで行った。棘を射出する熊のバケモノと黎牙の間には、僅かに棘が飛んで来ない場所ーーーつまり熊のバケモノの間合いを視認していた黎牙は、そこに向けて駆け出した。

しかし、無数の鋭い棘を避けるのは素人には難しく、いくつかのかすり傷を負う程度で済んだ。しかし、熊のバケモノの間合いに入ったのも同じな為、大口を開けて黎牙を喰い殺そうと迫ってくるーーーーが、相手が間合いに入ったのは黎牙も同じであった。

まだ身体能力が向上している今のうちにと、黎牙は目前に大口を開けて迫ってくる熊のバケモノの顔に剣を突き立てた。

熊のバケモノの血が顔にかかるが、黎牙は自分が生き残る為もっと深くにと剣を突き立ていく。

しかし、本来なら絶命しているはずの熊のバケモノは、残っている自身の武器ーーーー鋭利な爪を黎牙に振り下ろそうとした。

 

「オマエがサッサと死ねェェェ!!」

『Absorb!』

 

新たな単語が聴こえた瞬間、まるで熊のバケモノの生命()が剣に吸われたかの様に、熊のバケモノは瞬く間にミイラとなって生命活動を停止した。

 

いつのまにか柊木も居なくなっていた事に漸く気付いた黎牙は、その場に座り込んでしまった。

 

「あぁ危なかったぁ〜死ぬかと思った」

 

「本当に危ないところだったのです」

 

突然聴こえた第三者の声に振り向くと黎牙は思わず見惚れた。

真っ白いとんがり帽子と純白の綺麗なマントという出で立ちの魔法少女を連想させる金髪の美少女。

端正な顔立ちはこれまでに見たことがないほどに美しいかった。

 

 

神器(セイクリッド・ギア)を自力で発動するだけでも凄いのに、ウツセミを倒すなんて、とても凄いのです。ええっと〜あなたは陸空高校の元生徒なのですか?」

 

「あ…ああ……」

 

短い人生の中で1番とも言えるほど綺麗な美少女の登場に動揺しながらもなんとか頷く。

それを確認した彼女は黎牙の手を持って歩き出す。

 

「お願いなのです。ついて来てほしいのです。あなたが襲った化物やあなたの今の現状について話さないといけないのです。あ!あなたのお名前を教えて欲しいのです」

 

「黎牙、阿道黎牙………」

 

「阿道黎牙…牙……ファングなのですね。私はラヴィニア・レーニなのです。いちおう、魔法少女だったりするのですよ」

 

この自分の事を魔法少女と名乗るラヴィニアに黎牙は頭がパンクしかけて思考が追いつけなくなった。

助けてくれた彼女に手を引かれ、導かれるように黎牙はついて行った。

 

この時の黎牙はまだ知らない。

 

彼女とこれから出会う共に戦う仲間たちとの出会いが黎牙のこれからの運命を大きく変えてくれることに。

 

しかし、時計の針は進み続けている。

 

 

13の神を滅ぼす神器の中から、

 

 

その兇悪さ故に外された呪われた神器

 

 

強大なチカラを与えると引き換えに、

 

 

宿主の精神を喰らい、

 

 

その肉体を乗っ取ろうとする

 

 

三頭の邪龍が宿りし神器

 

 

それは正式な名称では呼ばれず、

 

 

こう呼ばれる様になっていた

 

 

消し去られし神滅具(ロスト・ロンギヌス)

 




最後まで読んでいただきありがとうございました。
黎牙の容姿は、ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-に登場する神威で、cv:宮野真守さんをイメージした下さい。
黎牙の剣は、新妹魔王に登場する魔剣ブリュンヒルデのメインカラーの銀色→黒色。翠の部分→青黒い宝玉へとそれぞれ変えています。
何故、魔剣ブリュンヒルデをモデルにしたかは、単純にあの剣が好きだからです。

それでは近い内に第2話を投稿しますので、暇があれば読んで下さい。
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