ジオン転生記   作:清水蜂弥

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ブリティッシュ作戦の続きです
やっぱザクっていいですよね。
しばらくは無双状態です。


ブリティッシュ作戦2

キリング中将から全部隊に攻撃命令が下され軍全体が殺気に包まれる。

 

もちろん自分達の部隊も命令に合わせ既に行動している。

緊張から口の中が酷く乾くのを感じながらも何回も何回も繰り返し練習した出撃手順を踏む。

 

パイロットスーツ独特の息苦しさを感じながらも全ての電源を入れ異常がないか何度もチェックをする

自分の乗るザクⅡのモノアイにピンクの目が光る、ゆっくりと一歩ずつカタパルトに向かう。

一番先頭が自分、二番目がウィル、最後が我らが隊長キッドである。

 

機体が出撃位置に固定され出撃準備が完璧に整ったのを確認する。

 

『こちらヒカル、ザクⅡ発進準備よし!』

『こちら管制、了解。発進を許可する。』

『了解。ヒカル、ザクⅡ、行きまーす!』

 

_____________________________________________________

バーニアを吹かし体全体にかかる猛烈なGに意識を失わないように歯をくいしばる。しばらくしてGが治るとまず安堵を感じると共に目の前の大宇宙に少しの恐怖と多くの感動を感じた。

 

『よし、全機無事だな。このまッ!?』

キッドが隊の無事を確認し、このまま進撃を命令する前に前方の艦隊からの強力な艦砲射撃やミサイル攻撃であった。

 

『回避行動を取りながら突撃!相手はミノフスキー粒子で狙いは曖昧だ、ヘマするなよ!』

『『了解!』』

 

キッド達の部隊はザクⅡのバーニアを吹かせながら必死にサラミスやマゼランの攻撃を避けていく。

しかしながら相手はそれだけでは無い。

 

『前からセイバーフィッシュ多数接近!』

『ウィルと俺で弾幕を張って強行突破だ。やられるなよ!』

 

ウィルとキッドのザクマシンガンが唸りを上げ弾丸を吐き出し弾幕を張る。その間もバーニアのスロットルを限界まで上げまるで流星の様な勢いでセイバーフィッシュの群れ駆け抜ける。

 

『被害報告!』

『被害なし!』

『こちらも被害はありません!』

 

ザクⅡの運動性を駆使し無傷で抜ける。隊の練度が高いのもそうだが何よりミノフスキー粒子によるレーダー兵器の無効、セイバーフィッシュとは比べ物にならない程の運動性能で切り抜ける。

 

『前方に艦影を視認。サラミス1、コロンブス1』

『よし、雑魚は俺たちが抑える。ヒカルはサラミスを墜とせ!』

『任せろ、痛いのをお見舞いしてやるぜ』

 

キッドとウィルが群がる戦闘機を蜂の巣にしながらヒカルのカバーをする。

その隙にヒカルは持ち前の優れたMS操縦技術を生かしサラミスに近づいていく。

 

サラミスは近づいてくる緑の巨人を堕とそうと必死に主砲やミサイルを撃つがミノフスキー粒子のせいで本来ならレーダー技術を使った高精度な射撃を用い全て外れる。

巧みな機動でサラミスの真上を取り狙いを定める。

 

『ほらよ、ちょっと遅いがお年玉だ!遠慮せず貰っときな!!』

ヒカルはそう言うとトリガー押した。

 

ザクⅡが持つ凶悪な対艦ライフルが火を吹きサラミスに直撃する。

 

『まだまだ喰らわせてやるよ!』

対艦ライフルが連続で二度火を噴く。ライフルから撃たれた弾はサラミスの装甲を貫くと内部で破裂し弾子をばら撒き内部から損傷を負わせていく。

その内の一発が艦橋にあたり爆発四散すると同時に艦全体が内部から少し膨らみ大爆発を起こしサラミスは沈んでいった。

 

『サラミス撃破!サラミス撃破!お次はコロンブスだ!』

『よくやった!戦功間違いなしだ!』

『流石MSシュミレーターでトップだったのは伊達じゃ無いね!』

 

ヒカルはサラミスを墜とした興奮が冷めないまま次の獲物のコロンブスに向かう。

セイバーフィッシュも自分達の母艦でもあるコロンブスを守ろうと必死に迎撃をする。

 

『クソ、奴らコロンブスを墜とされまいと必死だ、キッド、どうしたらいい。』

 

『このままじゃジリ貧だ、3機で制圧射撃しながら突っ込んでコロンブスを堕とす。そのまま母艦に戻って補給だ』

 

『了解』

『ラジャー』

『よし、息を合わせるぞ!3、2、1、今!』

 

3機のザクがかなりの勢いで進みながら弾を使い切る勢いで射撃したちまちセイバーフィッシュを墜とす。

セイバーフィッシュは強烈な射撃の前に墜とされるか逃げ出すかなどちらかだった。

セイバーフィッシュの陣形が崩れた先に逃げ出そうとするコロンブスが映るが余りにも遅すぎた。

 

『ヒカル!ウィル!このノロマな亀に戦争の厳しさを教えてやれ!』

キッドがそう吠えるとザク3機が一斉にコロンブスを撃ちまくる。

コロンブスはあっという間に爆発し撃沈した。

 

『よし、とっとと帰還して補給を受けて再出撃だ。母艦まで止まるなよ!』

 

こうして3機のザクは一旦戦場を後にするのであった。

 

 

 

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『こちらキッド、管制、補給を求む、着艦許可を。』

『こちら管制、補給を許可する。着艦姿勢を取り相対速度を合わせ。』

『了解、着艦姿勢を取り相対速度を合わせる。』

『着艦姿勢、クリア。相対速度、問題なし。回収ワイヤー発射…機体との接続を確認。オールクリア。補給完了までの時間は15分程だ、それまで休んでいてくれ。お疲れさん』

 

無事に母艦のムサイに辿り着き着艦も終えた。ようやく緊張から解放され一息つけた。そこで自分がかなり汗をかき疲労している事に気付いた。深く深呼吸をし、いつもの自信を取り戻す様にゆっくりと息を吐いた。

 

そこでふと自分達の事を振り返っていた。

父はツィマッド社の副社長、母はそこの技術設計者でありかなり恵まれた生まれだ。

 

父と母の愛情を受けすくすくと育ったが両親が溺愛したためか少し傲慢だったと思う(他人から見たらジャイアン並みの暴君です)そのためか友達がおらず寂しい思いをしていた俺に両親が友達を作る為に親戚の子供に合わせてくれた。それがウィルだ。

 

ウィルとは最初はギクシャクしていたが次第に仲良くなり親友になった。すくすくと育ち青年になった頃ウィルが共に士官学校に行かないかと誘ってきた。将来は両親の様にツィマッド社に入社しようと考えていたのだが現在地球連邦からの独立の機運が高まっており開戦間近と噂されていた。

 

俺はウィルのような親ザビ家でも無いがアースノイドの搾取は許せなかった。なぜ地球に住む奴らに我々コロニーに住む我らの指図を受けなければならないのかと言う疑問を抱いていた。

このまま行ったら開戦だ。もしも戦争が起こるならスペースノイド独立の為に戦いたい思いがあった。

 

こうしてキッドは両親の制止を振り切り士官学校に無理矢理入隊したのだった。

 

そこでキッドは第2の親友ヒカルに出会うのだがこの話はまた別の機会に。

 

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キッドが昔の事に思いを寄せているとコールが鳴りモニターに艦長の姿が映る

 

『艦長?どのようなご用件でしょうか?』

キッドは補給の完了の連絡か?と一瞬考えたがこのクソ忙しいであろう時にわざわざ艦長が出るわけ無いと考えより困惑を深めた。

 

『諸君らの隊は前線から後方に移動だ。』

 

『なっ!何故ですか!機体の損傷は皆無です!パイロット達も出撃を万全の体制で待っております!』

 

『落ち着け、諸君らがよくやっている事は分かっているし、格好の戦功のチャンスだと言う事は分かっているが』

 

『ならば何故です!何故後方に下がらなければならないのですか!』

 

『だから落ち着けと言っているだろう。確かに我々は優勢だが防御ラインを超えてくる敵が多く作業中のザクに多数の被害が出ている。これ以上の被害は看過できん。そのため諸君らに後方に下がり抜けてきた敵を倒してもらいたい。』

 

『……申し訳ありませんでした。少し冷静ではありませんでした。』

 

『気にしないでいい、諸君らは初陣だし、戦場では冷静に考えるのは難しい。それが出来るのは一人前だけだ。』

 

『ありがとうございます。任務了解しました。隊員に伝えます。』

 

『ああ、諸君らの活躍を願っている。』

 

通信が終わり静寂が訪れる。

『クソ、冷静になれ俺。上官に刃向かうなんて、何馬鹿な事をやってるんだ。』

 

キッドは気持ちを入れ替えヒカルとウィルに任務の変更を伝えた。

 

『マジかよ、せっかく戦功大量ゲットのチャンスなのに』

 

『仕方ないよ、命令されたらそれに従う。それが軍人だからね。』

 

『あーあ、確かに命令に従うしかないか。対艦ライフルは預けて120ミリに交換かぁ。』

 

『ああ、そうだな。ヒカルは武装を変えておけ。相手は戦闘機だけだろうからな。』

 

3人でさっきの戦闘での反省や確認をしていると補給終了の通信が入る。

 

『よし、全機出撃するぞ!気を抜かなよ!』

『おう!』

『了解』

 

それぞれのザクが勢いよく指定の場所に向かっていく。

 

こうして補給を終えた3機のザクはまた戦場に戻るのだった。

 




次回ブリティッシュ作戦成功!モグラ全滅ジャブロー消滅ジオン完全勝利!衝撃のラスト5分を見逃すな!(嘘)

次回は戦闘機から作業中のザクを守ったりします。

部隊の階級全員少尉って変ですか?隊長のキッドは中尉にした方がいいですか?

自分としてはルウムが終わったらキッドは大尉、ヒカルは中尉、ウィルは少尉のままで行こうかと思うんですがどうですかね?

今回の戦闘シーンはどうだったでしょか?アドバイスをください。
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