まどマギでエロ主   作:朧月夜(二次)/漆間鰯太郎(一次)

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次は1週間後……やろなぁ


杏と言う漢字の入ったキャラは大概尊い説・前編

「……ジョニー、相談があるのだけれど」

「ん? 全員揃ってなんだ?」

 

 銀河系一のイケメンと噂されるジョニーだ。

 オレはいつものように現地通貨を手に入れる悪の活動の為に車の修理をしている。

 ここに住み着いて5年、すっかりと馴染んだオレの日常のヒトコマでもある。

 

 そんなオレのガレージに元魔法少女、現オレ様の幼な妻ハーレム軍団が勢ぞろいしている。

 先頭で皆の意見を代弁するはハーレムブラックこと暁美ほむら。

 彼女はオレを刺す様に睨みながらそう言ったのである。

 とは言えそろそろ昼時だ、話は部屋で聞こうと場所をリビングに移す。

 

「で、相談とはなんだ? もぐもぐ。来週はマミ以外が修学旅行だろ? なんだお小遣いの無心か?」

「違うわ。もっと大事な事よ」

「なるほどね、もぐもぐ」

 

 最近導入した大型の応接ソファーで、オレとハーレム軍団と分れて向かい合っている。

 それまで家具らしい家具を入れてなかったが、流石に5人の女が出入りする家だから、こうしてのんびり座れる家具はいるだろうという理由で購入した。

 当たり前だよなぁ? ベッドだけが主戦場ではないのだ。何とは言わないが。

 

 話を戻そう。

 見滝原高校へと進学したマミたち。

 まあマミの方が学年が上だから、必然的にマミはボッチ継続中だけど。

 で、来週はまどか達の学年が修学旅行で京都に行くという。

 こういうイベントは大事よな。友人たちとの絆って感じで。

 オレも前世では行った筈だが悲しい事に記憶にないけれど。

 

 だがほむら曰くそれは関係ないらしい。

 しかしペヤングは美味いな。

 最早美食の極みと言ってもいいのでは?

 これは銀河共和国の防衛軍の戦闘糧食に推薦してもいいレベルだわ。

 毎日食いたいが、マミに怒られるから週3に留めているが……。

 

「ジョニー、貴方のおかげで私達は未来を手に入れられた。絶望が希望に変わった。それは感謝しているわ」

「お、おう」

 

 ほむらがオレの手からペヤングを奪い横に置くと、髪をファッサーとしながら謎ポエムを吐きだした。

 なんなのコレ。

 お前もう高校生やぞ。

 そろそろさ、その病から治っても良い頃やぞ?

 

 その後、謎ポエムが続きそうだったからか、話はまどかがインターセプトして本題に入った。

 掻い摘んで言うと、魔法少女という体の呪いから脱却できた彼女達。

 例のきゅうべえとか言う腐れ獣はもう当局預かりとなり、検体数匹をサンプルとして移送した後、彼らのリンクされている大元の集合体がある惑星群には、既に防衛軍が派兵されたと聞く。

 こっちは達成認定が終わるまであと10年以上は待つ事になるが。

 

 けどまどか達はとある感情を持っていた。

 正確に言うとまどかと、それ以外の娘達に分かれてはいるが。

 具体的には魔法少女の体験者と非体験者だ。

 ただ共通するのは、この群馬県見滝原市を舞台とした一連の事件の裏事情を全員知っているって事か。

 

 でだ、彼女たちの相談を掻い摘んで言えば、一度魔法少女として人外の世界を味わった彼女たちは、退屈なのだ。

 自分の生命の尊厳を危うくする魔法少女という存在。

 それから抜け出せたのは確かに嬉しい。

 

 けれど例えばだ。

 富士Q廃ランドの頭がおかしいジェットコースターに乗った後、花やしきのマイルドなジェットコースターに乗って興奮出来るかって事なのだ。

 同じジェットコースターでも、片やスタートからトップスピードに移行、宙返りや急旋回、アップダウンの繰り返しが織り交ざった3次元挙動と、のんびりと上まで運ばれ、そこから慣性の法則に従いのんびりと下り、あとは何となく上下をしながらスタート地点に戻るマイルドな奴は別モノなのだ。

 彼女たちの主張はそう言う事なのだろう。

 

 非魔法少女であるまどかに関しては、事情を全部知ってはいた。

 ほむらの強い願いもあり、彼女は魔法少女にはならなかった。

 けれど自分だけそれを知らないって言うのは、なんかこう損した気がする。

 なのでせっかくだから自分もなってみたい、それがまどかの意見である。

 なるほどね。

 

「んじゃ整理すると、エキサイティングな魔法少女体験をしてみたい。或いはそれに準ずる体験を求めているって感じか?」

「まあそうね。変態だけど天才の貴方なら、造作もなく出来るかと思うのだけれども」

「出来なくはないな。面倒臭いけれど。ただまあ、可愛いステディ達の我儘は聞くのが男の甲斐性って奴らしいからやってやるよ」

「ったく、いちいちカッコつけた言い回ししやがって」

「そう言いながらさり気なく膝の上を確保する杏子って可愛いよね」

「わかる。これこそがジョニーさんの恋人で一番の可愛い担当と言われるゆえんだよね、さやかちゃん」

「おいお前ら殺すぞ」

 

 ぐだぐだになるのはいつもの事だが。

 まあいい。

 

 とは言え方法はいくつかあるな。

 というか前に長期間の星間移動の際の娯楽として作った事がある。

 脳の未稼働領域に外部システムで介入し、実際の経過時間と脳内思考での体感時間に差異を意図的に作り出す一連の装置を作ったのだ。

 要は、脳内で妄想するだろう? それをよりリアルに鮮明に、まるで現実に体験したかのように錯覚させ、その空間の中で過ごしたのが80年の人生だったとしても、システムをオフにすれば実際の経過時間は1時間程度になっている。

 

 それを利用した娯楽ゲームだ。

 題材にした世界観は銀河共和国の公開データベースにあった色々な惑星の文化をインストールし、中世ヨーロッパ風(笑)の世界観で、かつ無数の種族が生きている世界だ。

 そこでプレイヤーは剣や魔法で戦い、冒険者ギルドを通してクエストを受け、モンスターを狩る。

 基本的にはそこで別の人格としての人生を冒険活劇風に追体験する娯楽目的だ。

 なのでサンドボックス的な自由度を再現しているが、裏クエスト的な存在として、プレイヤーの行動がとある乱数を引いた際にグランドクエストが発生し、魔王が降臨し世界が崩壊の危機を迎える。

 つまりその乱数を引いた瞬間、プレイヤーは勇者のロールを求められるのである。

 

 とは言え、その乱数は毎日ランダムに変更されるので、普通にプレイするだけならただのオープンワールドなMMOと変わらない。

 これはサーバーの運営を田中スター☆彡のパイセンの一人に託したので、実は月にあるオレの拠点にいけば、いつでもできたりする。

 あそこにはオレの母船を隠してあるからな。

 

 なので無数の共和国人がプレイしているのである。

 そこに彼女達もアカウントを取りそれをプレイしたら問題は解決するだろう。

 びっくりするぜ? 魔王の乱数を誰かが引いた瞬間、世界中に巨大な隕石が炎を纏って落ちてくるからな。

 中立地帯である街のNPCが死にまくってさ。

 アイテムとか装備屋なんかが軒並み消える。

 つまり店売りアイテムが消えるんだな。

 そして魔王が倒されるまではログアウト出来ない。

 

 視界中に時折意味深なノイズが走ったりしてさ。

 そこに魔王が降臨してだ。

 システムは私が掌握した。

 私を倒さねばログアウトはおろか、ゲーム内での死は外の君達の肉体の死を意味する。

 とか、デスゲームを演出するのだ。

 

 で、実際死ぬだろ。

 その瞬間は痛覚機能が強制インストールされて、ガチの死を体験できちゃう。

 なので断末魔の悲鳴をあげながら、プレイヤーはのたうち回って死ぬのだ。

 それを見ている他プレイヤーは危機感を覚える。

 次は我が身だってね。

 

 するとだ、正義感を発揮して自治厨になったり、逆に錯乱してPKしまくるアホが産まれたり。

 色んな意味で阿鼻叫喚のディストピアが産まれる訳だ。

 つってもゲームだしな。

 死んだプレイヤーは別の隔離領域に移動させられるだけよ。

 今度はそこで、ゲーム内のディストピアをニヤニヤしながら観戦できる。

 

 人の不幸は蜜の味ってのはどこの次元世界でも一緒だわな。

 親友だと思っていたら裏切ってたりして、やがてギスギスしてたりする。

 それをモニターで眺めているんだから楽しいわな。

 さっき死んだ時のトラウマなんか一気に消えるわ。

 まあ、システム的にトラウマになる部分はカットしているから、その辺のメンタルケアも織り込み済みよ。

 

 なので月額利用料もシンクロダイブギアと呼ばれる専用の精神フルダイブ型ゲーム機もそれなりに高額なのに大人気なのである。

 つってもシステムはオレがいちから構築したが、世界観とか設定のアイデアは人から借りたもんだけどな。

 

 いやね、大昔にどこかの銀河系を移動していた際に、母艦の補給が覚束無くなって、急遽その銀河の有人惑星に着陸したんだな。

 まあこことはテクノロジーのレベルが違うが、地球ににた星にな。

 そこでなんつったっけ? カバーヤ? カヤーバ? そんな感じの名前の青年に会ってな。

 

 こいつオレらほどじゃないけどかなりの天才でさ。

 擬態して隠していた母艦がバレた。

 で、まあ面倒くさいし処分するかな? とか考えていたんだけど、キラキラした目で宇宙船に乗せて欲しいって言うんで乗せてやった。

 

 そいつ、その星ではかなりの資産家らしくてさ。

 なら見せてやるから補給を手伝えって交換条件を出したって訳。

 で、今そいつが考えているゲームがあって、概ね出来たけどあと一つ、物足りないそうな。

 ただそのブレイクスルーが無いだけでリリース出来ないってさ。

 聞けばオレ達の理論で解決できる話だったから、補給の品をお前の金で賄ってくれるなら教えてやるって話になった。

 

 結果、彼はそのゲームを完成させ、オレは土産話と共に時間つぶしが出来たって訳。

 つまりこのゲームのアイデア自体はそのカバーヤとか言う男からインスピレーションを得た訳だ。

 デスゲームとかはモロにそれだな。

 まあこっちは安全を確保しないと共和国の法に反しちゃうからその辺の調整は苦労したが。

 なので運営をブン投げたパイセンはガッポガッポ儲かって最高とか言ってたな。

 オレはゲームなんて長時間したくないからやりたくなかっただけだし。

 

 だから手っ取り早くそれをやらせれば彼女たちは満足できるだろう。

 ただね、それじゃあ面白くない。

 そう思うのだ。

 

 オレ達天才田中星人の常識から言えば、何かを発明するにしても、その産みだした過程が楽しいのであり、完成したならそれはもう過去の遺物になるんだわ。

 ゆえにだ。このゲームをやらせる案は却下。

 そうなるとプランBが発動する事になる。

 オレはニヤリと悪辣に嗤うと、タブレットにとある書面の写しを表示させた。

 それを幼な妻たちに見せた。

 

「………………ふっ、どうだね」

 

 ドヤ顔出ちゃったかなあ……。

 会心のアイデアだし仕方ないよなぁ。

 オレの隠しきれないカリスマ、出ちゃってるよなぁ……。

 だが彼女たちは無反応。というかポカンとしてる。

 

「え、なんで無言なのよ」

「いや、あのティヒヒ……ジョニーさん、この文字、読めないかなって……」

 

 あ、そうか。

 共和国公用語はこいつら読めねえわ。

 仕方ねえから説明してやろう。

 

 要は銀河パトロールから新たな依頼がオレに来ている。

 現在進行形の依頼により、しばらくはこの地球を拠点としているが、どうもこの銀河の隣にある銀河で貴重な資源が多数埋蔵された惑星があるとの事。

 その現地調査を行い、いくつかの試験をした上で情報を報告してほしいって内容の。

 

 報酬もそれなりに高いし、内容自体も現地に行って共和国の共通規格の試験マシンを使って、必要なサンプルを集めるだけというシンプルさ。

 時間的にも十日もあれば終わるだろう。

 ただそこは未開の星で、陸と海洋の割合が50:50という地球とは違った構成。

 つまり未知なる生物との戦闘も予想される訳だ。

 

 ここにマミたちを連れていく。

 当然バイト扱いで同行させるから報酬も出してやる。

 そこで連中に競い合いをさせれば盛り上がるだろうよ。

 死なない様に装備も与えれば安全だしさ。

 

 修学旅行が終われば学校も夏休みに入るしな。

 タイミング的には丁度いいだろう。

 

「つまりはそう言う事だ」

 

 リアクションは言うまでもない。

 目をキラキラさせた軍団に詰め寄られたオレである。

 はっはっは、まだ明るいがいいのかね?

 ならばこのジョニー、容赦せんっ……!




やめて! 未知のモンスターの特殊能力で、服だけ都合よく溶ける溶解液を受けたら、例え元魔法少女でも感度が3000倍にされて触手祭りにされちゃう!

お願い、イかないでほむらちゃん! ほむらちゃんが真っ先にイったら、私達もなし崩しにアヘ顔にされちゃうの!? 正気度はまだ残ってる。ここを耐えれば、ジョニーさんに勝てるんだから!

次回、「巴マミ、マミる」デュエルスタンバイ!
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