まどマギでエロ主   作:朧月夜(二次)/漆間鰯太郎(一次)

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いよいよピンクの本領を発揮してもらおうか

 ……まどかといちゃいちゃするゾ……

 

「ジョニーさんっ!」

「おお、まどか。相変わらず元気だねえ」

「えっと、その、ティヒヒ……ジョニーさんに会えるからですよっ」

「嬉しい事いってくれるじゃあないの。とりあえず車に乗りな」

「はいっ!」

 

 鹿目邸の前に愛車を停め、玄関のインターホンを押すと疾風のような早さでまどかが飛び出してきた。

 既にお出かけの準備が出来ている様で、いつものツインテールでは無く、Aラインに拡がるミディアムストレートヘアだ。

 白いシャツに黒い棒タイ、金色の差し色が入った膝上程の黒いプリーツスカート。

 子供っぽくもあり大人っぽくもある、そんなコーディネイトだ。

 

 ふと見れば彼女の小さな爪は髪色と同じく淡い桃色のマニキュアが。

 そして唇には薄い紅のリップが引いてある。

 何かこう、一生懸命お洒落しました感が見えるからほっこりするなぁ。

 

 車の鍵は開いてるよと言うと、まどかは小走りに車へと向かい、そのまま助手席に座った。

 少し遅れて出て来た彼女の両親が、その様子を見て苦笑いしている。

 一応今日は、事前に親には言うんだよとまどかには言ってあった。

 

「やあ、アンタがジョニーさんかい? 見てみなよ、あんなガキがいっぱしの女の顔をしている。アンタも罪作りな男だ。まあこっちは詳しい事は聞きやしないさ。ただね、泣かせるような事だけはしないで欲しいもんだ」

「ははっ、ジョニーさんが困っているよママ。ジョニーさん、まどかをよろしくお願いします。あんなに嬉しそうな彼女の姿を最近見たことが無かったからね」

「ああ、心配しないでくれ。気分転換に海でも見せてやるだけさ。人間ってのは、美味いもん食って、馬鹿笑いしていれば余計な事を考えなくて済むって聞いた。俺はただのお節介焼きのお兄さんって奴だよ」

「ったく憎たらしいね。娘さんを下さいって流れじゃないのかい。まあ、うん、まどかのこと頼むよ」

 

 そうやってご両親との挨拶を交し、俺は車に戻った。

 しかしこの家デカすぎないか?

 まどかの母親は大企業に勤めてるキャリアウーマンと聞いていたが。

 これ重役クラスだろ。

 

 まあそれはそれとして車を走らせる。

 ネットを眺めていたらたまたま目に入った古い車で、クラウンって言う。

 旧車マニアの間では垂涎モノの1963年式RS41って奴だ。

 ワンオーナーの美品で、ただ私立探偵をしていたオーナーの趣味で真っ赤に全塗装されている。

 ライトは丸目で内装はベンチシートのオートマティック。古いながらもモダンなインテリア回り。

 オーナーが高齢で、せっかくなら価値を分かっている人に乗り継いで欲しいと言う条件で売りに出ていた。

 

 俺は載っていたアドレスに連絡し、オーナーと数十回のやり取りを経て、200万円という価格で譲り受けた。

 オーナーからの要望は、ジョージコックスのラバーソールと黒いマニキュア、シルバーアクセを身に着けカッコつけろとの事。

 地球の私立探偵とは不思議な商売だ。どう見ても日本人なのにマイクなんて名前だし。

 そんな訳でまどかとのデートの当日、俺はマイクに言われたファッションでやってきたのだ。

 

 県道から国道へと入り高崎へ向かい、そこから高速に乗って南下する。

 休日だから車の数は多く、だが渋滞って程でも無い。

 まどかが今日の為に選曲したという曲が詰まったMP3プレイヤーをカーステレオで流し、早起きして作っただろう、朝食だというサンドイッチを口に運んでもらう。

 運転しているからね、仕方ないね。

 

(俺は、俺は猛烈に今、感動しているッッ)

 

 内心でそう叫ぶ。

 そう、これは田中パイセン達が俺を煽り続けた甘酸っぱいデート集の中のひとつ、ラブラブドライブデートである。

 それを今、俺は実践しているのだ。こんなに嬉しい事は無い。

 

 え? マミ? いやマミとはドキドキ☆屋内プールでキャッキャウフフ、ポロリもあるかな? を既に行っている。

 因みに今日のマミは、ほむらと一緒に魔女狩りに出かけている。

 グリーフシードを集められるだけ集め、うちの装置で負のエネルギーを抜き取り、ワルプルさんが終わった後、準備が終わり次第戻せるやつは戻していくって作戦なのだ。

 

 こうする事できゅうべえ側にエネルギーを回収させる事無くただ時間が過ぎていく。

 結果、彼らはこの状況を不審に思うだろう。

 既にマミの所に出入りしていたきゅうべえはこちらに接触出来なくなっているしな。

 

 こう見えて既に手は打っているんだよ俺は。

 遊ぶためには全力を出して時間を作るのがモットーだからな。

 とある波長を出す装置を俺の所に出入りしている魔法少女とその候補者に渡している。

 銀色のネックレスで、ペンダントヘッドに宝石を模した装置を付けてあるのだ。

 こうする事でこの波長を感知できないきゅうべえ共は、それを身に着ける少女に近づけなくなる。

 当然俺のアジトやこの車もそうだ。

 

 マミがうちに転がり込んで来た時、きゅうべえの事を心配した。

 それはヤツが心配するからとかじゃなくて、既に事情を知らせているから、逆に会わない事で不審がられないかって意味だ。

 だから俺は言ったのだ。一切かかわる必要無しってね。

 こっちを感知できず、不自然に反応が出ないポイントにも近づけない。

 だが装置のせいでそれを不審と感じないのがミソでね、ただ時間が経過するたびに彼らは焦れていく。

 それでいいのだ。俺が連中の前に顔を出すのは、その日に全部終わらせる準備が完了した時って事だ。

 

 ってな計画をマミやほむらと共有している。

 ほむらは相変わらず顔を見せると悪態をつくクソガキだが、それでも作戦には協力的だ。

 どうやらまだ、ループの際に関わった魔法少女がいるらしいので、それを引き込む為にも自分たちが矢面に立つ必要があると考えている様だ。

 実際それは俺もそう思うので、彼女たちの安全を担保出来る仕込みをさりげなく準備しつつ、好きにさせている。

 

 マミも心が落ち着いている状況なら、お姉さんぶりたい性分だもんな。

 それもあって、俺の保護下にあるだけじゃ心苦しいと感じるらしく、せめてグリーフシード集めはさせて欲しいとさ。

 となると用心はしていても、やはりまどかを魔女の現場に行かせるのは不安だって事で、魔女の反応がある場合、俺がまどかをどこかに連れまわすという安全策をとっているって訳。

 勿論マミも了承済みよ。これで何も怖くない。

 

「あ、あの、ジョニーさん? サンドイッチ、美味しいです、か?」

「ん? 美味いに決まってんだろ。だってまどかが作ったんだろ? まどかエキスが染みてて最高」

「なっ!? エキスって何ですか! もう! ジョニーさんの、ばか……」

 

 うん、俺はまどかの身の安全のために、仕方なく! こうしているんだよ。

 ほんとはあれよ。さやかだかサキイカだかって言う青髪も誘ったんだよ。

 けど友人の見舞いがあるとかなんとか。

 ならしゃあないよなあ?

 

「よーしまどかの手料理で元気出たわ」

「ホントですかっ! ってそう言えばジョニーさん、今日はどこへ連れて行ってくれるんですか?」

「んー? 俺はまどかとのデートに手は抜かないぞ。今日向かうのはな、富士Q廃ランドだ。そこで絶叫マシンの数々を楽しもうって寸法よ」

「うわぁ! 嬉しいですっ! 実は行ってみたかったけど遠いですからね……」

「まあ任せとけ。今日はまどかお嬢様を精一杯エスコートしてやるよ」

「もう、ジョニーさん急にそう言う事言うの禁止! ティヒヒ」

 

 ああ^~まどか可愛いんじゃ^~

 その後、退屈な筈の移動中は、延々とまどかに褒め殺しという名の言葉攻めを楽しみ、遊園地へと向かったのである。

 

 因みに絶叫マシーンはダミーである。

 何故か。それは統計的に絶叫マシーンに強いのは女性なのだ。

 だがそれは撒き餌に過ぎぬのだ。

 本命はお化け屋敷である。

 

 ここのお化け屋敷は出口まで最低でも1時間かかると言われる規模だ。

 病院を舞台にストーリー性があり、とにかく人が怖がるポイントをこれでもかとエグってくるのだ。

 公式のアナウンスでさえ、替えの下着を用意して来いとあるくらい、運営側も自信があるのだろう。

 1km弱あるコースには、いくつものリタイヤ用の出口があり、結構な割合でリタイヤする人がいる。

 

 これにまどかを連れ込むのが本命なのだ(ゲス顔)

 パイセン達から煽られたネタの中に、お化け屋敷でさあ大変、恐怖でむせび泣く彼女とキャッキャウフフエピソードってのがあった。

 俺は今日、これを実行に移すのだ(ゲス顔)

 

 

 ☆

 

 

 夕暮れの見滝原。

 一日いっぱい遊んだまどかは眠そうだが、とても満足げだ。

 実は密かにまどかから向かってくるラブラブパワーは採集している。

 俺は地球で流行しているラノベの主人公みたいに鈍感では無いのだ。

 あんな病に罹って人生が楽しめるかと言う物だ。

 

「さあまどか、シンデレラの魔法が解ける時が来たよ」

 

 既に車は鹿目邸の前に停まっている。

 後は彼女がドアを開ければデートは終了だ。

 既に荷物はまどかの鞄に収まり、帰る準備は済んでいる筈だ。

 彼女の鞄は、家族や友人へのお土産でパンパンになっている。

 でもまどかは俯き、一向に帰ろうとはしない。

 

「……ねえ、ジョニーさん。私、まだ帰りたくないなって、思うんだ」

 

 囀る様な声で彼女は言った。

 そして彼女の精一杯の勇気を振り絞ったんだろう。

 彼女との間にあるシートの上の俺の手を、まどかは握ってきた。

 緊張しているのかな? 少し震えている。

 

「俺は君の両親にきちんと無事に帰すって約束したんだぜ?」

「無事、無事ってなにかなっ……私がその、えっと、それを欲しがっていたなら、傷ついたりなんかしないよ。だから無事なんだよ……」

 

 まどかは顔を上げると、俺を睨むようにそう言った。

 俺は取るに足らない筈の相手、辺境の惑星の無知な住人に過ぎないまどかの雰囲気に押されているのか?

 そんなスゴ味ってのを彼女から感じていた。

 俺はそれを誤魔化す様に彼女の髪を梳くように撫でた。

 

「あっ……」

「そう言えば言い忘れてたな。この髪型、凄くまどかに似合っている」

「あ、はわっ、その、あのっ……それはとっても嬉しいかなって……頑張ってみたの」

「そう、でもそのせいで少し夜更かししちゃったみたいだな? 俺とのデートを楽しみで色々無理しちゃった悪い娘にはおしおきをしないとね?」

 

 そう言いながらこつんとまどかの額に俺の額を合せる。

 まどかの吐息が俺の頬を撫でる。とても甘く感じる。

 彼女の頬は真っ赤に染まっているが、今のまどかは目を逸らさずに、じっと俺を見返している。

 

 やがて彼女の唇が物欲しそうに半開きになった。

 軽くルージュが引かれた瑞々しい唇から覗く幼い舌は、何故か妖艶に見える。

 暗がりから見え隠れし、俺においでおいでと誘っている様だ。

 事実彼女は誘っているのだ。

 

 だが俺はそれを突き放す様に鼻の先同士をくっつけ誤魔化す。

 瞬間、まどかの手が俺の首に回された。

 どうやら捕らえる筈の狩人のつもりでいたが、獲物は俺の方だったらしい。

 

「まどか……もう引き返せないぞ? 大人の男を本気にさせたな」

「いいもん、逃げないもん」

「そうか、じゃあ君を大人の世界に連れて行こうか。おっと、クラスの皆にはナイショだぞ?」

「うん、いえ、はいジョニーさん…………」

 

 勝ったっ! 第三部完ッッ!

 ようし今夜は「イケメン宇宙人の俺だが、美少女魔法少女のハーレム祭りで大変なんだが何か質問ある?」ってタイトルでスレを立よう。

 おっとしかしこれは帰れないかもしれませんなあ~?

 今やリア充の極みとも言える俺、掲示板で非リアを煽るの巻。

 散々パイセン共にやられたんだ、許せ名も無き地球人よ。

 

 そして俺はまどかの頬を両手で挟み、その桜貝の様な唇に────

 

 ティロ☆フィナーレ♪

 

 すみません、気絶落ちとかサイテーなんで辞めてもらえませんかねえ?

 ホント、マジで。

 




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