私のうっかり人理修復生活   作:ひねくれた夏みかん

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タグはこれから増やします。
ぐだ男の事藤丸立香のタグがありますが出番はもう少し後です。
あとタグにヤンデレを追加しましたがヤンデレ要素は薄いかもしれません


私はうっかり魔術師になったらしい

「魔法を教えてください!」

 

 昨日うっかり召喚してしまった華凛霧香です。今絶賛土下座中です。なぜかってそりゃあキャスターに魔法を教えてもらうために決まってます!

 キャスターはうーんと少しひねったが少し笑いながら椅子から降りて土下座する私の手を取ったので流れで私のは顔を上げた。その時の顔は超満面で爽やかな笑みで、多分女性にはイチコロであろう顔を見てきゅんとするわけでもなく、少し戸惑う感じに私は顔を歪めていた。そんな私に彼は言った。

 

「いいぜ。霧香。魔法くらいなら教えてやる。」

「ほんとうに!ありがとうキャスター!」

「霧香は笑ってた方がかわいいぞ。」

「ば、バーカ!そういうのは好きな子に対して言うんだよ!」

 

 顔が火照ったように赤くなるのに気づいて、バーカバーカ!とキャスターの胸をポカポカと叩く。これだからイケメンはこっちの気も知らないで!

 少し時間が経つとヤベェと思いながら離れようとしたらフードの中から少し顔を赤く染めたキャスターが見えて固まった。が、すぐにイケメンスマイルになって私を椅子に座らせて、万年筆と紙を取り出した。つくづく思う一体どっから出てくるんであろうかそれは、でも今は魔法講座が先なので考えるのをやめた。

 

「まず魔法には大まかに2種類あって詠唱と文字を刻むがあるんだが、俺はルーン魔法と言って文字を刻んで魔法を出す方だ。」

「だったら、私がうっかり召喚したのは?あれは魔法陣だった。」

「そうだ。サーヴァント召喚は魔法陣と詠唱の二つが混ぜ合わさった魔法だ。」

「なるほど。思ったんだけど、私詠唱じゃなくてルーン魔法を教えられた方がいい気がする。」

「俺も思った。詠唱はおぼえないけねえし、霧香は魔法のまの字も知らねえからな。」

「よし、ではよろしくお願いします!キャスニキ!」

「キャスニキって…」

「だってお兄さんみたいじゃん。私、家族いないからね。憧れちゃうのさそういうのに。」

 

 少ししんみりしたが、すぐに地獄のような特訓が始まった。1週間基礎から応用まで叩き込まれてパンクになりそうになりながらもひたすら書いた。本当に詠唱じゃなくて良かったと思うほどに、元一般人、素人魔術師にはルーン魔法を扱うのにも苦労したのだ。でる、出ないじゃない。家を破壊するかしないかの話である。やばかったあんなに威力があるとは、もう二度と魔法で遊ばないと決意したのであった。

 

 変わったことといえばキャスニキの真名判明と魔力供給の仕方であろうか。特訓から2日間は自分の腕を切って血を与えることによって与えていたが、なぜか3日目からキスで魔力を供給することになったぐらいであろうか。初めはビックリして少し怒った。

 

『ちょ、キャスニキや、やめて!そういうのは軽くやっちゃダメ!』

『クー・フーリンって呼べ霧香。』

『ん、分かった。クー・フーリンどうしたの?魔力が足りないなら血あげるから。』

『口付けでも魔力供給はできるし、そして血よりも質のいい魔力が入るんだぜ。』

 

 怖い。その時の私はかれと出会って初めて彼の闇というか負のオーラいやこれは執着心を垣間見た気がする。だからこそその時の彼の笑みが完璧すぎて怖かった。でも、すぐにいつもの感じに戻ったからあれは私が深く考えすぎたのかなと今ではそう思っている。そしてキス騒動で慌ててた私は彼の本名を聞けて嬉しいとフィーバーするのを忘れていたのは痛恨のミスであった。そして彼をクーと呼んでいる。

 

「そういえば、霧香は大学行ってないのか?」

「行ってるけど、休んでる。関係ない人を巻き込みたくはないからね。アト、クートナガクイタカッタシ」

「へー。じゃあおさらいな。」

「うへぇ。はーい。」

 

 万年筆を構えて空中に文字を刻む。すると風が発生する。そう、私は制御を覚えたのさー!初めは火柱が出たよ。クーに呆れられたこともあったけど(魔力豊富で)そして紙から空中へと進化もしたのさ!私がキラキラした顔で見るとえらいえらいと頭を撫でてくれた。とても優しい手つきだった。そしてそのまま口付けをされた。

 

 いくらなんでも前にやったことがあるからって心の準備ができてない!そしていつもより長いよ!

 

 酸欠でぱたっと倒れてしまった私。これで魔術師になる為の修行が終わり、多分最短で新人魔術師になったことによって幕を閉じた。

 

「ああ、早くここに堕ちてくれねえかなぁ…な、霧香?」

 

 じつはもう霧香はうっかり彼のハートを射止めてしまったのには気づくはずもない。これまた厄介なうっかりである。

 

 




キャスニキがヤンデレたらいいと思うのは私だけなのだろうか…
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