「お姉さんはまだ生きれるよ。でもサーヴァントでしか生きられない。」
過去旅行を無事に終わらせてきた華凛霧香です。今少年の言葉に驚きでいっぱいです。私は死んだのに生き返るとは、最近流行りの転生みたいなもの何だろうかと少し思考をシャットダウンしました。でも生き返れるのなら生き返りたいと思う私は多分相当狂っている。
「それは本当?」
「本当だよ。ぼくはお姉さんには嘘をつくことができないからね。」
「そうなんだ。実際にはどのように?」
「ぼくがお姉さんを依代にして憑依する。そして人格の主導権をお姉さんに譲ることで生き返ることができる。」
「君は大丈夫なの?」
「うん。眠っているだけだからね。」
少年はにっかりと笑ってピースをする。なぜか私には強がっているようにしか見えなくて大の大人が泣きそうになった。少年は私をぎゅっと抱きしめる。それだけで私の涙腺は申し訳なさで崩壊した。
「ぼくはお姉さんには生きて欲しい。お姉さんじゃなきゃぼくは見捨ててた。だからね。」
「生きてもいいんだよ。」
「生きてもいいの?君を踏み台にして?」
「いいんだよだからこの手をとって?」
少年は私に手を差し伸べる。私は目を腫らしそして顔を叩き、さっきとは変わって多分爽やかな笑みを浮かべていると思う。そして彼の手をとった。その時暗かったこの空間がヒビを入れてパキパキと音を立てながら崩壊していく。手はどんどん彼から離れていくそして最後には叫んでやった。
「ありがとうね!君!いやコンラ!」
「お姉さん!なんで知って!」
彼の叫びは聞こえなかったけどそんなに驚くことだったかなぁ?と思いながら別れた。海に落ちると息苦しさと光の強さによって私は生き返ることになった。
起きるとそこは自分の家で服を見るとなぜかパーカーを着ていた。全体を写す鏡で見てみるとそこには髪と目がクー・フーリンと同じカラーで動きやすいパーカーとジーパンを履いてる自分が映った。そして手持ちは万年筆となぜかの金属バットだったステータスはバーサーカーである。ん?バーサーカー?私狂ってなくね?あ、狂わないバーサーカーなのね私。1番重要なのはサーヴァントなのに私に令呪があるということだろうか?とりあえず包帯巻いて隠しといた。でもオカシイだろ!
扉を開けるとまた火の海になっており、あちこちに魔力が分散していた。あるところだけとても濃い魔力が集まっている場所があったので近づくと途中でサーヴァント反応がした。2人か…と近づいていると4人人がいた。クー・フーリンと銀髪の女性、黒髪の青年に、紫色の髪の少女がいた。骸骨兵が青年を襲おうとしているにで助けに入った。
「油断大敵だよ青年達!」
「せ、先輩‼︎大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫だよマシュ。」
「あなたはサーヴァントでしょ!敵味方どっち?」
「坊主に嬢ちゃんこいつは俺のマスターだ…なんで生き返って。」
「キャスター!本当かい!でも彼女はれっきとしたサーヴァントだ。」
ヤバいヤバい!とにかくヤバい!だんだんとカオスになっていくこの場所で危機感を持ち始める私。クーは今にも泣きそうな目をしているごめんイケメンだからちょっと鼻血出そう。ヒッヒフー!少し落ち着いたのか自己紹介をしよぜ!となって自己紹介をすることになりました。
「俺は藤丸立香。彼女のマスターをしているんだ。」
「私はデミ・サーヴァント。マシュ・キリエライトです。」
「私はオルガーマリーよ。カルデラの所長です。」
「ぼくはロマ二・アーキマン。ロマンとでも呼んでくれ。」
「俺は…」
「キャスターでしょ?真名は言いたくないんでしょ?ボクの時もそうだったよね?」
「ボクは華凛霧香!クラスはバーサーカー!キャスターの元マスターだよ!」
クーと私以外は驚愕な顔をして、クーはなんか目のハイライトが消えていた。仕方ないじゃないかだってもう君のマスターじゃないんだから。手をだんだん強く握りしめていたのか手から血が出てきた。そういえば私には令呪があった。もしかしたらと私はすがるような気持ちで彼に命令することにした。一番分かりやすい方法で。
「令呪によって命じる。クランの猛犬を倒した時の心境を述べよ!自国語で!」
「な、記憶が戻ってって!それはやめろ!って口が勝手に動く!」
クーが顔を真っ赤に染めながらペラペラと喋るあ、多分私以外は理解できてないと思うね。だけど聞いてるこっちも恥ずかしく顔が真っ赤になった。けどこの令呪はクー・フーリンのであることに気づいた。そんなことが嬉しくて嬉しくてたまらなかった。そこにロマンの横槍が入る。
「華凛霧香という英霊はいないんだ!」
「どういうことよ!じゃあ彼女は一体何者なのよ!」
「ボクは擬似サーヴァントですよ。ボクに憑依したのはケルト神話でクー・フーリンの子供で父と戦い破れたコンラ。」
「つまりボクの真名はコンラですよ。」
しんとあたりは静まる。クーはさっきよりもなんか目に嫉妬の色がうかがえるが私にはよく分からなかった。クーにぎゅっと抱きつくと撫でてくれた。それだけで嬉しくてたまらなかった。だって君と同じ目、同じ髪色お揃いみたいで私はとても好きだ。そんな優越感に浸ってたから次の言葉にビビった。
「霧香はコンラが憑依したから自分のことをボクって言うようになったの?」
「え?いつもは私って言ってるのにボクだって?」
コンラ君はなんてことをしてくれたんだーーーーーーー!
私がボクっ娘サーヴァントになったことを自覚させられて幕を閉じた。
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