奏者達が遊戯王やってみた   作:ドロイデン

14 / 15
二回戦第一試合 響vs切歌

「それでは二回戦を開始するわよ。ここからの司会は私フィーネこと櫻井了子と」

「解説の雪音クリス……ってなんでこうなるんだよ!?帰るんじゃなかったのかよ」

 いつの間にか用意された実況席に座らされたクリスはおかしいだろと突っ込みを入れる。

「私だってそのつもりだったんだけど……作者(おかみ)がどうせならここからのプレイングの解説をしてくれって」

 ついでに言えば奏者達にはノイズやらが出てきた場合、誰も動けないじゃ話にならないので、負けたメンバーには平行世界込みでそれぞれスタンバイしてもらったわけなのだ。(by作者

「言ってることは正しいかもだけどな!!だったらアタシはなんでこんなところに足止めされてんだ!!」

「まともに実況できそうなメンバーが貴女以外に居なかったからよ。弦十郎君と緒川くんは指令室にいなきゃだし、あのカエルのぬいぐるみ持ってるのとは相性が悪いし、エルフナインは機器の調整をしなきゃいけない。となると一番最善なのが貴女というわけ」

「外堀が完全に埋まってらぁ!!」

 やっさいもっさいぃ!!と叫んでるクリスに苦笑いの了子さんだが、

「そんなわけで早速二回戦の一発目、組み合わせは響ちゃんと切歌ちゃん……アホの子コンビね」

「まぁ否定はできないな」

「「二人揃って酷い(デス)!!」」

 壁1枚挟んだ向こう側から抗議の声が上がるが、そんなことを気にしてたら付き合いきれないので無視とする。

「あ、いい忘れてたけど二回戦からは前もって各人決めてたサイドデッキ……予備選出のカード15枚も使えるようにしてあるから、忘れないようにね」

「あー、なるほど、作品の都合上デッキ割れしてるから、少しでもイーブンにするわけか」

「その通り、一発勝負とはいえ、その方が面白そうでしょ?」

 否定はしない、とクリスも納得したところで、二人ともデッキのシャッフルが終わったみたいだ。

「二人とも、準備は出来てるかしら」

「私は出来てますよ!!」

「こっちもデス!!」

「よろしい、それじゃぁ……デュエル開始ぃ!!」

「「デュエル!!」」

 

響 LIFE8000

切歌 LIFE8000

 

「先行は私だよ!!私は魔法カード、『隣の芝刈り』を発動するよ!!私のデッキは今55枚ある」

「こっちは35枚デス!!」

「ならその差分、20枚をデッキトップから墓地へ送るよ!!」

 

送られたカード

『ラーの翼神竜』

『超電磁タートル』

『サイバー・ヴァリー』

『ザ・カリキュレーター』

『スキル・プリズナー』

『ブレイクスルー・スキル』

『機皇帝グランエル∞』

『D―HERO ドローガイ』

『ドッペル・ウォリアー』

『ジェット・シンクロン』

『サイバー・ドラゴン・ドライ』×2

『サイバー・ドラゴン・ネクステア』×2

『サイバー・ドラゴン』

『プロト・サイバー・ドラゴン』

『ラーの翼神竜―不死鳥』

『パワー・ボンド』

『サイバー・ジラフ』

『サイバー・ドラゴン・ツヴァイ』

 

「うーん、さらに私は永続魔法『未来融合―フューチャー・フュージョン』を発動!!さらに魔法カード『調律』を発動!!デッキから『ジャンク・シンクロン』を手札に加えて、その後デッキトップからカードを1枚墓地へ送るよ。送られたカードは『サイバー・ドラゴン ドライ』」

「着々と墓地ににモンスターが溜まり始めてるデス」

「といってもこれ以上は動けないからね。私はモンスターをセット、カードを1枚伏せてターン終了!!」

 

響 手札2枚 LIFE8000

フィールド

伏せモンスター

『未来融合―フューチャー・フュージョン』 永続魔法

伏せカード

 

「これは大分初手としては良い状態ね」

「あのバカのデッキは『ジャンク・ウォリアー』と『サイバー・ドラゴン』、そして『ラーの翼神竜』の三種混合だからな。可能な限り墓地にモンスターを貯めて、そこから一気にワンパンするから、この状況は結構有利だ」

「加えて『ドローガイ』も落ちてるから、相手にも引かせちゃうデメリットはあるけど、寧ろ切歌ちゃんのデッキから考えると結構有利に立ち回れてるわね」

「つか今さらだけど『ドローガイ』の採用率高過ぎだろ!!どんだけだお前ら!!」

 そんなことは今更なので割愛させていただきます。

 

「私のターン、ドローデス!!」

「この瞬間、墓地へ送られた『ドローガイ』を特殊召喚するよ」

 

『D―HERO ドローガイ』 ☆4 A1600

 

「そして互いに1枚ドローする効果があるんだけど、それにチェーンして速攻魔法『マスクチェンジ・セカンド』を発動!!手札の『ラーの翼神竜―球体形』を捨てて、『ドローガイ』を変身融合!!『M・HERO ダークロウ』!!」

 

『M・HERO ダークロウ』(左EX) ☆6 A2400 

 

「そして互いにドローして、『ダークロウ』の効果発動!!相手がドローフェイズ以外でデッキから手札にカードを加えたことで、私は切歌ちゃんの手札をランダムに一枚除外するから、右端のカードを除外!!」

「『ガーディアン・デスサイズ』が!?」

 すでに引き込んでいたカードを除外され、切歌は少しだけ唸る。

「グヌヌ、けどこれで伏せカードは無くなって怖くないデス!!私の墓地にモンスターが無いことで、手札の『ガーディアン・エアトス』を特殊召喚!!」

 

『ガーディアン・エアトス』 ☆8 A2500

 

「バトルデス!!『エアトス』で『ダークロウ』を攻撃デス!!」

「うん、まぁそうなるよね」

 

響 LIFE8000→7900

 

「これで邪魔なのは居なくなったのデスけど……やれることがないので、私はカードを一枚伏せてターンエンドデス」

 

切歌 手札3枚 LIFE8000

フィールド

『ガーディアン・エアトス』 A2500

伏せカード

 

 

「切歌ちゃんの行動は……まぁ無難と言えば無難よね」

「多分だが、『名推理』も『モンスターゲート』も手札に引き込めてなかったんだろ。いくら40枚デッキとはいえ、『ガーディアン・デスサイズ』も込みで考えるとモンスター比率がヤバイからな」

「しかも『ダークロウ』を出されたから、尚更動くに動けなかったってパターンもありそうね」

 

 

「私のターン、ドロー!!この瞬間『未来融合』の効果で『サイバー・ツイン・ドラゴン』を選択して、デッキから『サイバー・ドラゴン』2体を墓地へ送るよ」

「どうしてそんなに動けるデスか!!」

「いやこれは前のターンから使ってたからね。魔法カード『貪欲な壺』を発動!!『ラーの翼神竜』3種類、『サイバー・ジラフ』、『グランエル∞』をデッキに戻して2枚ドロー!!さらに今引いたもう1枚の『貪欲な壺』を発動!!『ダークロウ』、『プロト・サイバー・ドラゴン』、『サイバー・ヴァリー』、『サイバー・ドラゴン ドライ』2枚を戻してさらに2枚ドロー!!」

「だからなんでそんなに引けるデスか!?」

「まだまだ!!魔法カード『ソウルチャージ』を発動!!このターン攻撃できない代わりに、墓地の『サイバー・ドラゴン』3体、『サイバー・ドラゴン・ドライ』の4体を特殊召喚して、その後ライフを4000失う!!」

 

『サイバー・ドラゴン』 ☆5 A2100

『サイバー・ドラゴン・ドライ』 ☆4 A1800

響 LIFE7900→3900

 

「さらに『サイバー・ドラゴン』が特殊召喚に成功したことで、手札の『サイバー・ドラゴン・フィーア』を特殊召喚!!」

 

『サイバー・ドラゴン・フィーア』 ☆4 D1600

 

「私は『サイバー・ドラゴン・ドライ』と『サイバー・ドラゴン』の2体でリンク召喚!!現れて!!『サイバー・ドラゴン・ズィーガー』!!」

 

『サイバー・ドラゴン・ズィーガー』(左EX) L2(左、下) A2100

 

「さらに『サイバー・ドラゴン』2体でオーバーレイ!!現れて!!『サイバー・ドラゴン・ノヴァ』!!」

 

『サイバー・ドラゴン・ノヴァ』(左EX下) ★5 A2100

 

「さらに『サイバー・ドラゴン・ノヴァ』を素材にランクアップ!!現れて!!『サイバー・ドラゴン・インフィニティ』!!」

 

『サイバー・ドラゴン・インフィニティ』(左EX下) ★6 A2100→2700

 

「『インフィニティ』の効果発動!!『エアトス』を選択して、このカードのORUにするよ」

「それは流石にお断りデス!!速攻魔法『神秘の中華鍋』『エアトス』をリリースして、ライフを回復!!」

「『インフィニティ』の効果発動!!ORUの『サイバー・ドラゴン』を墓地へ送って、カードの効果を無効にする!!」

 

『サイバー・ドラゴン・インフィニティ』 A2500

 

「ぐぬぬ、けど『エアトス』はコストでリリースされたからORUにはならないデス!!」

「うん、だからまだまだ行くよ!!手札の『E・HERO シャドー・ミスト』を捨てて、墓地の『ジェット・シンクロン』の効果発動!!このカードを特殊召喚!!墓地へ送られた『シャドー・ミスト』の効果で、デッキから『E・HERO ブレイズマン』を手札に加えて、私はリンク2の『ズィーガー』と『ジェット・シンクロン』でリンク召喚!!現れて『ジャンク・コネクター』!!」

 

『ジャンク・コネクター』(左EX) L2(左下、右下) A1700

 

「……響さん、そこは普通に『水晶機巧ハリファイバー』で良かったんじゃないデスか?」

「これでいいの!!さらに手札から『ジャンク・シンクロン』を通常召喚!!」

 

『ジャンク・シンクロン』 ☆3 A1300

 

「『ジャンク・シンクロン』の効果で、墓地の『ドッペル・ウォリアー』を特殊召喚!!そして『ドッペル・ウォリアー』に『ジャンク・シンクロン』をチューニング!!現れて『TG ハイパー・ライブラリアン』」

 

『TG ハイパー・ライブラリアン』(左端) ☆5 A2400

 

「ここで『ジャンク・ドッペル』ギミックデスか!!」

「『ドッペル・ウォリアー』の効果で、フィールドに『ドッペルトークン』を2体特殊召喚!!そして『トークン』1体をリンク召喚!!『リンク・スパイダー』!!」

 

『リンク・スパイダー』(中央) L1(下) A1000

 

「そしてフィールドの『ジャンク・コネクター』、『ドッペルトークン』、『リンク・スパイダー』、『サイバー・ドラゴン・フィーア』の四体でリンク召喚!!現れて!!『鎖龍蛇―スカル・デッド』!!」

 

『鎖龍蛇―スカル・デッド』(右EX) L4(上、右下、下、左下) A2800

 

「……もう驚かないデス、響さんのデッキだから何が出てもおかしくないのデス」

「酷いよ切歌ちゃん……けどまだまだ動くよ!!『スカル・デッド』のリンク召喚時効果発動!!このカードがモンスター4体を素材にリンク召喚してるとき、デッキから4枚ドローして、そのあと手札を3枚好きな順番でデッキの下に戻すよ。そして『スカル・デッド』第2の効果!!手札から『E・HERO ブレイズマン』をこのカードのリンク先の特殊召喚!!」

 

『E・HERO ブレイズマン』 ☆4 A1200→1500

 

「『ブレイズマン』の効果で、デッキから『融合』を手札に加えるよ」

「まさか『ダークロウ』以外の『融合HERO』まで入ってるデスか?」

「さすがにそんな余裕は無いけど、それでもまだ動ける!!手札の『アンノウン・シンクロン』を捨てて、手札の『クイック・シンクロン』を特殊召喚!!さらに『死者蘇生』を発動して『アンノウン・シンクロン』を蘇生!!そして『ブレイズマン』に『アンノウン・シンクロン』をチューニング!!シンクロ召喚!!『A・O・J カタストル』!!」

 

『A・O・J カタストル』(左端) ☆5 A2200→2500

 

「『ライブラリアン』の効果発動!!デッキから1枚ドロー!!」

「ここでまだ引くデスか!!(けど『キメラティック・オーバー』、『サイバー・エンド』、『サイバー・ツイン』、『キメラティックフォートレス』、『ジャンク・ウォリアー』を含めれば残り分からないEXデッキのモンスターは1つだけ、『クェーサー』や『コズミック・ブレイザー』の可能性はもうゼロなのデス!!)」

 

 

 

「あの子、私が冒頭に言った二回戦からは『サイドデッキカード使用可』なの忘れてるわよ」

「忘れてるな、バカ2号だし、フラグおっ立ててるし」

 

 

 

「私は『クイック・シンクロン』に『カタストル』をマイナスチューニング!!」

「マ、マイナスチューニング!?」

「現れて!!『アルティマヤ・ツィオルキン』!!」

 

『アルティマヤ・ツィオルキン』(中央) ☆12 D0→300

 

「『アルティマヤ・ツィオルキン』!?なんでデス!?『キメラティック・フォートレス』や『オーバー』があるから効果が意味ないデスよ!?」

「切歌ちゃん、忘れたの?二回戦からはサイドデッキのカードを使用して大丈夫だって」

「……………………あ」

 ようやく思い出した模様だ。

「……てことは」

「『ノヴァ』と『インフィニティ』、それから『ツィオルキン』はサイドから持ってきたカードだよ。『キメラティック』系は今回は抜いてるから」

「なんとー!?」

 詰まるところ、判明してる『サイバー・エンド』、『サイバー・ツイン』、『ジャンク・ウォリアー』の3体を含めても分かっている響のEXデッキの中身は13枚、詰まるところ、まだ2体分の余裕があるのだ。

「私はカードを1枚伏せて、『アルティマヤ・ツィオルキン』の効果発動!!EXデッキから『クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン』を特殊召喚!!」

 

『クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン』(右EX下) ☆8 A3000→3300

 

「私はこれでターンエンド!!」

 

響 手札1枚 LIFE3900

フィールド

『鎖龍蛇―スカル・デッド』(右EX) A2800

『アルティマヤ・ツィオルキン』(中央)D300

『クリスタルウィング・S・ドラゴン』(右EX下) A3300

『サイバー・ドラゴン・インフィニティ』(左EX下) A2500

『TG ハイパー・ライブラリアン』(左端) A2400

『未来融合―フューチャー・フュージョン』 永続魔法

伏せカード

 

「私のターン、ドロー!!魔法カード『名推理』を」

「『インフィニティ』の効果!!ORUの『サイバー・ドラゴン』を使って無効!!」

 

『サイバー・ドラゴン・インフィニティ』 A2500→2300

 

「……か、カードを1枚伏せてターンエンドデス」

 

切歌 手札2枚 LIFE8000

フィールド

伏せカード1枚

 

 

「こ れ は ヒ ド い!!」

「幾らなんでも作品の主人公がやる盤面じゃないよな」

「寧ろあの英雄志望と同じ方向性の盤面よこれ、どうやったら60デッキであんなに動けるのよ」

「そもそも貪欲二枚をなんで連続で引けるって突っ込みからだよな」

 司会と解説からとてつもない毒を吐いてるが、そうなっても当然なフィールドの状況であるため、否定はできない。

「こりゃ、切歌は初手が悪かったのが運の尽きってところか」

「『モンスターゲート』を使おうにも、肝心の通常召喚できるモンスターが『エアトス』と、『デスサイズ』サーチ用の『ウェポン・サモナー』しか入ってないからね」

「『インフェルノイド』を出そうにも、手札が『ネヘモス』と『アドメラレク』、そして『死神の鎌―デスサイズ』、重大な手札事故ね」

「『デスサイズ』の所が『インフェルノイド』なら出せたんだが、どっちにしろ『インフィニティ』の破壊が関の山ね」

 

「私のターン、ドロー!!『未来融合』の効果で、対象にした『サイバー・ツイン・ドラゴン』を融合召喚!!」

 

『サイバー・ツイン・ドラゴン』(右端) ☆8 A2800

 

「だめ押しの融合モンスターまで来たデェス!!」

「バトル!!『インフィニティ』、『クリスタルウィング』、『ハイパー・ライブラリアン』で攻撃!!」

「ぬぁぁぁぁぁ!!」

 

切歌 LIFE8000→5700→2400→0

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。