奏者達が遊戯王やってみた   作:ドロイデン

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一回戦第五試合 司令vsカリオストロ

「くっそ~エグゾディアなんて聞いてねぇぞ……」

 まさかのサンジェルマンのデッキに意外とダメージを受けてるクリスは観戦室に置いてある椅子に座りながら大分項垂れていた。

「……今さらだけど、クリスって結構運が悪い?」 

「ぐは!?」 クリスLIFE8000→4000

「未来!?そう言って傷ごと抉るようなことは止めてあげて!?」

「ごほっ!?」 クリスLIFE4000→1000

「響さん、さっきクリス先輩が『ばぁん☆』の練習してた」

「かはっ!?」 クリスLIFE1000→-10000

「調ちゃんまで!?大丈夫クリスちゃん……って真っ白く燃え尽きてるぅ!?」

 普段どちらかと言えば弄られないクリスがここまでのダメージを受けたことに響は若干恐れおののく。

「な、なんか後が怖いから次の対戦相手を……師匠とカリオストロさんです!!お願いします!!」

 響が逃げるようにそう叫んだのは、ある意味英断だったのかもしれない。

 

 

 

「あーしの相手が奏者達のボスだなんてね」

 カリオストロはやりづらいと言うような表情で弦十郎を見るが、対する弦十郎はふむ、と腕を組んでいる。

「普段は現場に出れないからな。遊びとはいえ全力全霊で相手をさせてもらう」

「あーしからしたら奏者達を生身で圧倒する人間と相手するだけで嫌なんだけど。けど、私としてはサンジェルマンの後に続いて勝たせてもらうわ」

 そうして互いに手札を引き、

「「デュエル!!」」

 

司令 LIFE8000

カリオストロ LIFE8000

 

「あーしの先攻!!あーしはカードを1枚伏せてターンエンド!!」

 

カリオストロ 手札4枚 LIFE8000

フィールド

伏せカード

 

「俺のターン、ドロー!!……フィールドにモンスターが存在しないとき手札の『ダイナレスラー・コエロシフィラット』を特殊召喚!!」

 

『ダイナレスラー・コエロシフィラット』 ☆2 A100

 

「フィールドに『ダイナレスラー』モンスターが存在するとき、手札の『ダイナレスラー・エスクリマメンチ』はリリース無しで召喚できる!!」

 

『ダイナレスラー・エスクリマメンチ』 ☆6 A2200

 

「俺はレベル6の『エスクリマメンチ』にレベル2の『コエロシフィラット』をチューニング!!シンクロ召喚!!来い!!『ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット』」

 

『ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット』(左EX) ☆8 A3000

 

「『ダイナレスラー』なんて、暑苦しいモンスター使うことね~」

「バトル!!『ギガ・スピノサバット』でダイレクトアタック!!」

 

カリオストロ LIFE8000→5000

 

「あーしは手札は『BK ベイル』の効果発動!!このカードを特殊召喚して、受けたダメージ分、ライフを回復するわ」

 

カリオストロ LIFE5000→8000

 

「むぅ……俺はカードを2枚伏せターンエンド」

 

司令 手札2枚 LIFE8000

フィールド

『ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット』(左EX) A3000

伏せカード×2

 

「あーしのターン、ドロー!!手札から『ゴブリンドバーグ』を通常召喚!!」

 

『ゴブリンドバーグ』 ☆4 A1400

 

「『ゴブリンドバーグ』の効果発動!!手札の『BK グラスジョー』を特殊召還!!」

 

『BK グラスジョー』 ☆4 A2000

 

「あーしは『ゴブリンドバーグ』と『ベイル』でリンク召還!!おいでませ!!『星導竜アーミライル』!!」

 

『星導竜アーミライル』(右EX) L2(右下、左下) A1400

 

「『アーミライル』の効果発動!!『グラスジョー』を選択して、そのモンスターと同じレベルのモンスターを、あーしの手札から特殊召還する!!あーしは『BK スイッチヒッター』を特殊召還!!」

 

『BK スイッチヒッター』 ☆4 A1500

 

「あーしは『グラスジョー』と『スイッチヒッター』の2体でオーバーレイ!!エクシーズ召還!!おいでませ!!『BK 拘束蛮兵リードブロー』!!」

 

『BK 拘束蛮兵リードブロー』(中央) ★4 A2200

 

「さらに『リードブロー』のORUの『グラスジョー』を墓地へ送って、手札の『BK シャドー』を特殊召喚!!『リードブロー』からORUが取り除かれたことで、攻撃力を800アップ!!」

 

『BK シャドー』 ☆4 A1800

『BK 拘束蛮兵リードブロー』 A2200→3000

 

「『グラスジョー』の効果発動!!このカードが墓地へ送られた事で、墓地の『ベイル』を手札に戻して、伏せカード『リビングデッドの呼び声』を発動!!『グラスジョー』を特殊召還!!『グラスジョー』を復活!!そして『シャドー』と『グラスジョー』でオーバーレイ!!おいでませ!!2体目の『BK 拘束蛮兵リードブロー』!!」

 

『BK 拘束蛮兵リードブロー』(右端) ★4 A2200

 

「バトル!!攻撃力3000の『リードブロー』で『ギガ・スピノサバット』を攻撃!!」

「攻撃力は共に3000……だが」

「攻撃力2200の『リードブロー』の効果発動!!フィールドの『BK』モンスターが破壊されるとき、このカードのORU……『BK シャドー』を取り除いて、破壊を無効にする!!そして『リードブロー』の攻撃力は800上がる」

 

『BK 拘束蛮兵リードブロー』 A2200→3000

 

「続けてもう1体の『リードブロー』でダイレクトアタック!!」

「くっ」

 

司令 LIFE8000→5000

 

「『アーミライル』でダイレクトアタック!!」

「むぅ」

 

司令 LIFE5000→3600

 

「あーしはこれでターンエンド。戦闘じゃ奏者より上でも、知略はあーしたちに及ばないのね」

 

カリオストロ 手札1枚 LIFE8000

フィールド

『星導竜アーミライル』(右EX) A1400

『BK 拘束蛮兵リードブロー』(右端) A3000

『BK 拘束蛮兵リードブロー』(中央) A3000

 

 

視点 観戦室

 

「師匠があんなに滅多うちだなんて」

 響はまさかの光景に驚く他なかった。いつも響達を6人纏めて相手しても余裕の彼が、あそこまで簡単に追い詰められるとは思ってもいなかったからだ。

「大丈夫だ立花」

「翼さん……」

「司令のことだ、何かしらの守る札を持っていないということはないのに、ここで使わなかったのを見ても、ここから何か仕掛けるつもりだろう」

 

 

 

視点 フィールド

 

「俺のターン、ドロー!!俺は『強欲で金満な壺』を発動!!EXデッキからカードを6枚をランダムに除外し、その後2枚ドロー!!」

(ここで『強欲で金満な壺』?EXデッキを重視する『ダイナレスラー』なのに?)

 カリオストロは何を狙ってるのか分からないという表情だが、弦十郎の次の一手でその全てが分かった。

「相手フィールドのモンスターの方が多いとき、手札の『ダイナレスラー・パンクラトプス』を特殊召喚!!そして俺はフィールド魔法『KYOUTOウォーターフロント』を発動!!」

 

『ダイナレスラー・パンクラトプス』 ☆7 A2600

 

「か、『壊獣』!?」

「おうとも!!続いて伏せていた永続魔法『壊獣の出現記録』を発動!!そして中央の『リードブロー』をリリースし、手札から『海亀壊獣ガメシエル』を特殊召喚!!」

 

『海亀壊獣ガメシエル』 ☆8 A2200

 

「フィールドのカードが墓地へ送られた事でフィールド魔法『KYOUTOUウォーターフロント』、そして『壊獣』の特殊召還により永続魔法『壊獣の出現記録』のそれぞれに壊獣カウンターが1つ置かれる」

 

『KYOUTOUウォーターフロント』 C0→1

『壊獣の出現記録』 C0→1

 

「相手のフィールドに『壊獣』が存在することにより、手札の『雷撃壊獣サンダー・ザ・キング』を特殊召喚!!」

 

『雷撃壊獣サンダー・ザ・キング』 ☆9 A3300

『壊獣の出現記録』 C1→2

 

「『サンダー・ザ・キング』の効果発動!!フィールドの壊獣カウンターを3つ……『KYOUTOUウォーターフロント』から1つ、『壊獣の出現記録』から2つ取り除き、このターン相手はモンスター、魔法、罠カードを発動できず、このカードは三回攻撃できる!!」

「それって……つまり『ベイル』と『リードブロー』の効果も使えないじゃない!?」

 

『KYOUTOUウォーターフロント』 C1→0

『壊獣の出現記録』 C2→0

 

「バトル!!『サンダー・ザ・キング』で『ガメシエル』へ一度目の攻撃!!」

「っ!?」

 

カリオストロ LIFE8000→6900

『KYOUTOUウォーターフロント』 C0→1

 

「続けて『リードブロー』を攻撃!!」

「く!?」

 

カリオストロ LIFE6900→6600

『KYOUTOUウォーターフロント』 C1→2

 

「そして『アーミライル』へ三度目の攻撃!!」

「きゃぁ!?」

 

カリオストロ LIFE6600→4400

『KYOUTOUウォーターフロント』 C2→3

 

「さらに『ダイナレスラー・パンクラトプス』でダイレクトアタック!!」

「いったぁ!?」

 

カリオストロ LIFE4400→1800

 

「俺はさらに『KYOUTOUウォーターフロント』の効果発動!!このカードのカウンターが3つ存在するとき、デッキから『壊獣』を手札に加える。俺は『ガメシエル』を手札に加え、ターンエンドだ」

 

司令 手札1枚 LIFE3600

フィールド

『雷撃壊獣サンダー・ザ・キング』 A3300

『ダイナレスラー・パンクラトプス』 A2600

『KYOUTOUウォーターフロント』 フィールド魔法

『壊獣の出現記録』 永続魔法

伏せカード

 

 

 

視点 観戦室

 

「カリオストロ、慢心して墓穴を掘ったわね」

「あっさりと掘ったわけだ」

 サンジェルマンとプレラーティはジトリとした視線を向けながらため息をついた。

「とはいえ、流石に『ダイナレスラー』に『壊獣』を組み込んだデッキなんて想像の良知外だったのは分からなくもないが」

「下手すれば中途半端な手札になって事故するのが目に見えてるワケだ。立花響といいコイツといい、肉体言語の奴は運命力が高すぎるわけだ」

 

 

 

視点 バトルフィールド

 

「あーしのターン、ドロー!!……引いたカードは『RUM-七皇の剣』!!そして発動!!あーしがEXデッキから特殊召還するのは『No.101 S.H.Ark knight』!!」

「『No.101』だと!?」

「そして現れなさい!!『CNo.101 S.H.Dark knight』!!」

 

『CNo.101 S.H.Dark knight』 ★5 A2800

 

「『パンクラトプス』の効果発動!!このカードをリリースし、『Dark knight』を破壊!!」

「けど破壊されたことで『Dark knight』の効果発動!!ORUを持ってるこのカードが破壊されて、なおかつ墓地に『Ark knight』が存在するとき、このカードを特殊召還して、ライフをこのカードの元々の攻撃力……つまり2800回復!!」

 

カリオストロ LIFE1800→4600

『KYOUTOUウォーターフロント』 C3→5

 

「『Dark knight』のもう1つの効果発動!!相手の特殊召喚されたモンスター……『サンダー・ザ・キング』をこのカードのORUへ変換する!!」

「く……」

「『Dark knight』は自身の効果で特殊召喚されたとき、攻撃できない。これであーしはターンエンド」

 

カリオストロ 手札1枚 LIFE4600

フィールド

『CNo.101 S.H.Dark knight』 A2800

 

「俺のターン、ドロー!!そして『KYOUTOUウォーターフロント』の効果発動!!デッキから『多次元壊獣ラディアン』を手札に加える」

 手札に加えた途端、弦十郎は少し考える。

(この場面、『ガメシエル』を相手に送りつけるのは間違いなく不味い)

 『ラディアン』の効果を使わないという選択しも無くはない、が、その場合だとカリオストロの手札には序盤に回収した『BK ベイル』が存在する。次の引き次第では追い詰められるのは必然、最悪負ける可能性もある。

(逆に『ラディアン』を送りつけたとして、『出現記録』を使っても決め手に欠ける)

 吸収された『サンダー・ザ・キング』は元より、他の『壊獣』ではダメージは与えられるが、回復された4600のLIFEを削るのは不可能と言ってもいい。

 結果、弦十郎が選んだ手は

「……俺は『Dark knight』をリリースし、『多次元壊獣ラディアン』を相手のフィールドに特殊召喚!!」

 

『多次元壊獣ラディアン』 ☆7 A2800

『壊獣の出現記録』 C0→1

 

「そして相手のフィールドに『壊獣』が存在するとき、手札の『ガメシエル』を特殊召喚!!」

 

『海亀壊獣ガメシエル』 ☆8 A2200

『壊獣の出現記録』 C1→2

 

「『出現記録』の効果発動!!『ガメシエル』を破壊し、デッキから『怪粉壊獣ガダーラ』を特殊召喚!!」

 

『怪粉壊獣ガダーラ』 ☆8 A2700

『壊獣の出現記録』 C2→3

 

「『ガダーラ』の効果発動!!フィールドの壊獣カウンターを3つ……『ウォーターフロント』から2つ、『出現記録』から1つ取り除き、このカード以外の攻撃力を全て半分にする!!」

 

『多次元壊獣ラディアン』 A2800→1400

『KYOUTOUウォーターフロント』 C5→3

『壊獣の出現記録』 C3→2

 

「バトル!!『ガダーラ』で『ラディアン』を攻撃!!」

「っ!!」

 

カリオストロ LIFE4600→3300

『KYOUTOUウォーターフロント』 C3→4

 

「ダメージを受けたことで『ベイル』の効果発動!!このカードを特殊召喚して、受けたダメージを回復!!」

 

カリオストロ LIFE3300→4600

 

「俺はこれでターンエンドだ」

 

司令 手札1枚 3600

フィールド

『怪粉壊獣ガダーラ』 A2700

『KYOUTOUウォーターフロント』 フィールド魔法

『壊獣の出現記録』 永続魔法

伏せカード

 

「あーしのターン、ドロー!!あーしは手札から魔法カード『貪欲な壺』を発動!!墓地の『リードブロー』2体、『アーミライル』、『ゴブリンドバーグ』、『シャドー』をデッキに戻して、2枚ドロー!!来た!!あーしは魔法カード『死者蘇生』を発動!!再びおいでませ!!『CNo.101 S.H.Dark knight』!!」

 

『CNo.101 S.H.Dark knight』 A2800

 

「この瞬間『ガダーラ』の効果発動!!壊獣カウンターを3つ……『ウォーターフロント』から2つと『出現記録』から1つ取り除き、このカード以外の攻撃力を半分にする!!」

 

『CNo.101 S.H.Dark knight』 A2800→1400

『KYOUTOUウォーターフロント』 C4→5→3

『壊獣の出現記録』 C2→1

 

「『CNo.101 S.H.Dark knight』の効果発動!!特殊召還された『ガダーラ』を吸収!!そして『BK グラスジョー』を通常召喚!!」

 

『BK グラスジョー』 ☆4 A2000

 

「あーしは『ベイル』と『グラスジョー』の2体でオーバーレイ!!エクシーズ召喚!!おいでませ!!『No.79 新星のカイザー』!!」

 

『BK 新星のカイザー』 ★4 A2300→2500

 

「『新星のカイザー』の効果発動!!墓地の『BK スイッチヒッター』をこのカードのORUへ変換!!バトル!!2体の『No.』でダイレクトアタック!!」

「ぬぉぉぉぉ!!」

 

司令 LIFE3600→1800→0(-800)

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