「うーむ、最後のあの場面、もう少し積極的に行くべきだったか」
「師匠の伏せカード次第だと思いますけど、何を伏せてたんですか?」
「ん?『貪欲な瓶』だ」
「だったらしょうがないと思いますよ?」
響と弦十郎があーだこーだ言ってると、
「響、時間も押してることだから次の対戦を決めなさい」
「あ、はいマリアさん……っと!!ちょうどマリアさんと緒川さんですね!!」
「……じー(未来さんを含めてS.O.N.G.の保護者対決)」
「待ちなさい調、それはどういう意味かしら?」
「なんで思ったことが分かるのマリア?」
なおマリアの場合はF.I.S組、緒川さんがツヴァイウィング、未来さんがクリスと響なのはここに明記しておく。
「しかし意外と言えば意外よね。緒川さんがこういう場に出るのは」
マリアは対戦相手の緒川に、ふと浮かんだ疑問をぶつけることにした。
「そうですね。けど自分も前線に立つことは少なくないので、戦場でご一緒になることもありますよね」
「ええ。けどどちらかと言えば後方支援とか、マネージャーってイメージが拭えないというか、言っちゃ悪いけど翼の家事代行人ってイメージが抜けないというか……」
「……それについては、まぁ否定はしませんけど」
緒川も自覚があったのか、若干苦笑い気味にデッキから手札を引く。しかも既に眼鏡はしまわれている所から見ても本気モードだというのが窺える。
「それじゃぁ、お手柔らかにお願いします」
「お手柔らかになるかは分からないけど、忍の極意とやら見せてもらおうじゃない」
「「デュエル!!」」
緒川 LIFE8000
マリア LIFE8000
「自分のターンから参ります。僕はフィールド魔法『
『成金忍者』 ☆4 A500
「戦士族モンスターの『成金忍者』が召喚に成功したことで、手札の『幻蝶の刺客オオルリ』を特殊召喚します」
『幻蝶の刺客オオルリ』 ☆4 A1600
「『成金忍者』の効果発動!!手札の『忍法 超変化の術』を墓地へ送って、デッキから『忍者マスターHANZO』を表側守備表示で特殊召喚します!!」
『忍者マスターHANZO』 ☆4 D1000
「『忍者マスターHANZO』の効果発動!!このカードが特殊召喚に成功したことで、デッキから『黄昏の忍者-ジョウゲン』を手札に加えます。そして自分は『オオルリ』と『成金忍者』の2体でリンク召喚!!召喚条件は戦士族2体!!来てください、『聖騎士の追想 イゾルデ』!!」
『聖騎士の追想 イゾルデ』(左EX) L2(右下、左下) A1600
「『イゾルデ』のリンク召喚に成功したことで、その効果でデッキから『黄昏の忍者-カゲン』を手札に加えます」
「『イゾルデ』の効果で手札に加えたモンスターは、このターン召喚、特殊召喚、そして効果の発動ができない、けど」
「僕はスケール1の『黄昏の忍者-ジョウゲン』とスケール10の『黄昏の忍者-カゲン』でペンデュラムスケールをセッティングします!!」
『黄昏の忍者-ジョウゲン』 ◇1
『黄昏の忍者-カゲン』 ◆10
「手札から魔法カード『強欲で貪欲な壺』を発動します。デッキからカードを10枚除外して、二枚ドローします」
「さすがはSINOBIね、『忍者』デッキを回すのはお手のものかしら?」
「そうでもありませんよ。自分は『聖騎士の追想 イゾルデ』の効果発動!!デッキから装備魔法『風魔手裏剣』、『折れ竹光』、『妖刀竹光』の3枚を墓地へ送り、デッキからレベル3の戦士族モンスター、『カラクリ忍者 参参九』を特殊召喚します」
『カラクリ忍者 参参九』 ☆3 D1200
「フィールド魔法『Hidden Village of Ninjitsu Arts』の効果発動!!フィールドに『忍者』モンスターが特殊召喚されたことで、墓地の『忍者』または『忍法』と名のつくカードを手札に加えます。自分は『忍法 超変化の術』を手札に加えます」
「さらっと手札回収するなんて、流石Japanese Ninjaって所かしら?」
「僕は『忍者マスターHANZO』と『カラクリ忍者 参参九』でリンク召喚!!召喚条件は『忍者』モンスター2体、来てください『
『Ninja Grandmaster Saizo』(中央) L2 A2000
「『Ninja Grandmaster Saizo』の効果発動!!デッキから『忍法』カードをセットできます。自分は『
「面倒なカードをサーチして……」
「そしてセッティングしたペンデュラムスケールを使いペンデュラム召喚!!出てきてください!!『黄昏の忍者-シンゲツ』、『黄昏の忍者将軍-ゲツガ』!!」
『黄昏の忍者-シンゲツ』 ☆4 A1500
『黄昏の忍者将軍-ゲツガ』 ☆8 A2000
「『ゲツガ』の効果発動!!墓地の『HANZO』と『成金忍者』を選択し2体を守備表示で特殊召喚し、自身を守備表示に変更。『HANZO』の効果で、デッキから二枚目の『黄昏の忍者-ジョウゲン』を手札に加えます」
「緒川さんのモンスターゾーンが全て埋まった……」
「自分はレベル4の『HANZO』と『成金忍者』の2体でオーバーレイ!!エクシーズ召喚!!出てきてください、『機甲忍者ブレイド・ハート』!!」
『機甲忍者ブレイド・ハート』(左端) ★4 A2200
「手札の『ジョウゲン』の効果発動!!手札の『忍法 超変化の術』を見せて、このカードを特殊召喚します」
『黄昏の忍者-ジョウゲン』 ☆7 A2000
「自分は『イゾルデ』と『Ninja Grandmaster Saizo』の2体でリンク召喚!!召喚条件はEXデッキから特殊召喚されたモンスター2体以上!!来てください!!『双穹の騎士アストラム』」
『双穹の騎士アストラム』(左EX) L4(右、右下、左下、左) A3000
「自分はカードを一枚伏せてターンエンドです。」
緒川 手札0枚 LIFE8000
フィールド
『双穹の騎士アストラム』(左EX) A3000
『機甲忍者ブレイド・ハート』(左端) A2200
『黄昏の忍者将軍-ゲツガ』 D3000
『黄昏の忍者-シンゲツ』 A1500
『黄昏の忍者-ジョウゲン』 A2000
『Hidden Village of Ninjitsu Arts』 フィールド魔法
『黄昏の忍者-ジョウゲン』 ◇1
『黄昏の忍者-カゲン』 ◆10
伏せカード(『Ninjitsu Art of Mirage-Transformation』)
伏せカード
視点 観戦室
「なんデスかあの盤面!?」
切歌の思わず飛び出したその言葉に、周りの一同は少なからずマリアへの同情がはしった。
「緒川さん、大人げない……」
「国内のカードだけじゃなくて、まさか外国のカードまで使ってくるなんて卑怯デス!!」
「寧ろ、どうやってまだ国内で出回ってないカードを手に入れたのかの方が気になるんですけど」
F.I.S組のその言葉に
「おいおい、元は日本の一機関だったとはいえ、今は世界政府直属なんだ。集めようと思えば幾らでも集められるぞ」
司令のその一言になんとも言えなくなったのは言うまでもない。
視点 バトルフィールド
「私のターン、ドロー!!私は手札の『月光黒羊』の効果発動!!このカードを墓地へ送り、デッキから『月光翠鳥』を手札に加え、その後召喚するわ」
『月光翠鳥』 ☆4 A1200
「『月光翠鳥』の効果発動!!手札の『月光黄鼬』を墓地へ送り、デッキから1枚ドロー!!『月光黄鼬』の効果発動!!このカードが効果で墓地へ送られたことで、デッキから『月光』魔法カード……『月光融合』を手札に加える」
「『月光』デッキの軸とも言えるカードが手札に加わりましたか」
「さらに私は手札から『月光香』を発動!!墓地の『月光黒羊』を特殊召喚する!!」
『月光黒羊』 ☆2 D600
「罠カード『忍法 超変化の術』を発動!!僕のフィールドの『ゲツガ』と相手のフィールドの『黒羊』をリリースし、デッキから『幻創龍ファンタズメイ』を特殊召喚!!」
『幻創龍ファンタズメイ』 ☆7 A2400
「なら私は墓地の『月光香』を発動!!このカードを除外し、手札の『月光紅狐』を墓地へ送り、『月光黒羊』を手札に加える。そしてさらに墓地へ送られた『月光紅狐』の効果発動!!『アストラム』……は対象にできないんだったわね」
「さらに言えば『シンゲツ』の効果で、このカード以外の『忍者』は相手の効果の対象になりません」
「ならその『シンゲツ』の攻撃力を0にする」
『黄昏の忍者-シンゲツ』 A1500→0
「そして魔法カード『月光融合』を発動!!手札の『黒羊』、フィールドの『翠鳥』、そして相手のフィールドにEXデッキから特殊召喚されたモンスターが存在することで、私のEXデッキから『月光舞豹姫』を素材に融合!!現れなさい!!『月光舞獅子姫』!!」
『月光舞獅子姫』(右EX) ☆10 A3500
「『月光舞獅子姫』は相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない!!そして墓地へ送られた『月光翠鳥』の効果発動!!この効果で墓地の『月光紅狐』を、効果を無効にし、守備表示で特殊召喚!!」
『月光紅狐』 ☆4 D600
「ですがマリアさんは『アストラム』以外に攻撃できない。そして『アストラム』はバトルするとき、自身の攻撃力に相手のモンスターの攻撃力を加えられます」
「魔法カード『強欲で貪欲な壺』を発動!!デッキからカードを10枚除外して、二枚ドロー!!私は『アストラム』をリリースし、手札から『海亀壊獣ガメシエル』を特殊召喚!!」
『海亀壊獣ガメシエル』 ☆8 A2200
「『アストラム』がリリースされたことで、その効果を発動!!フィールドのカードをデッキに戻します!!自分は『月光舞獅子姫』を選択します。この効果は対象をとる効果では無いので、『月光舞獅子姫』の効果では阻まれません」
「速攻魔法『墓穴の指命者』!!『アストラム』を除外して、このターン終了まで『アストラム』の効果を全て無効にするわ。バトル!!『月光舞獅子姫』で『黄昏の忍者-シンゲツ』を攻撃!!」
「く!?」
緒川 LIFE8000→4500
「『月光舞獅子姫』の効果発動!!このカードが攻撃宣言したとき、ダメージステップ終了後に相手フィールドの『特殊召喚されたモンスター』全てを破壊する!!」
「自分のフィールドは全て特殊召喚されたモンスターだけ……つまり」
「全て破壊!!そしてさらに『月光舞獅子姫』はもう1度攻撃できる!!『舞獅子姫』のダイレクトアタック!!」
「うぁぁぁ!?」
緒川 LIFE4500→1000
「私はカードを二枚伏せて、ターンエンド」
マリア 手札2枚 LIFE8000
フィールド
『月光舞獅子姫』(右EX) A3500
『月光紅狐』 D600
伏せカード二枚
視点 観戦室
「あ、あれだけ展開されてた緒川さんのフィールドが、一瞬で木端微塵に消え去ったデス」
またもやありえないとでも言いたげな切歌に、調がその右肩に手を軽く乗せる。
「切ちゃん」
「調……」
「マリアもガングニールの使い手だったから仕方ないよ」
「「それどういう意味だ!!」」
奏と響が猛抗議するけど、あんなデッキ使う人達に発言件はないでしょ(by作者
視点 バトルフィールド
「自分のターン、ドロー!!魔法カード『一時休戦』を発動します」
「カウンター罠『マジック・ジャマー』発動!!手札の『月光蒼猫』を捨てて、その発動を無効にするわ」
「なら自分は設置されているスケールを使いペンデュラム召喚!!来てください!!『黄昏の忍者-ジョウゲン』!!」
『黄昏の忍者-ジョウゲン』 ☆7 A2000
「Pモンスターは破壊されても墓地じゃなくてEXデッキに行くんだったわね」
「ええ。そしてフィールド魔法『Hidden Village of Ninjitsu Arts』の効果発動!!これにより墓地の『黄昏の忍者将軍-ゲツガ』を手札に加えます。そして手札の『黄昏の忍者将軍-ゲツガ』はフィールドの忍者1体でアドバイス召喚できます!!」
『黄昏の忍者将軍-ゲツガ』(中央) ☆8 A2000
「『ゲツガ』の効果発動!!墓地の『HANZO』と『成金忍者』を選択し、このカードを守備表示に変更して2体を特殊召喚!!」
『忍者マスターHANZO』 ☆4 D1000
『成金忍者』 ☆4 D1200
「『HANZO』の効果で、デッキから『黄昏の忍者-シンゲツ』を手札に加え、『成金忍者』の効果で、『シンゲツ』を捨てて、デッキから二枚目の『HANZO』を裏守備表示でセットします」
「『月光舞獅子姫』の効果は裏守備表示のモンスターには効かないのを逆手に取ったわね」
「そして自分は表側表示の『HANZO』と『成金忍者』でリンク召喚!!来てください、『Ninja Grandmaster Saizo』!!」
『Ninja Grandmaster Saizo』(左EX) L2(右下、左下) A2000
「『Ninja Grandmaster Saizo』の効果発動!!デッキから『忍法 影縫いの術』をセットします」
「(確か『影縫い』はモンスターを除外して、そのモンスターゾーンを使用不可にするだったわね)速攻魔法『サイクロン』を発動!!『影縫いの術』を破壊するわ!!」
「(読まれてましたか)ではバトル!!『Ninja Grandmaster Saizo』で『月光紅狐』へ攻撃!!この瞬間、Pゾーンの『カゲン』の効果発動!!『Ninja Grandmaster Saizo』の攻撃力をバトル終了まで1000アップします」
『Ninja Grandmaster Saizo』 A2000→3000
「そして『ジョウゲン』のP効果で、『Ninja Grandmaster Saizo』は貫通効果を持ちます!!」
「くっ!?」
マリア LIFE8000→5600
「自分はこれでターン終了です」
緒川 手札0 LIFE1000
フィールド
『Ninja Grandmaster Saizo』(左EX) A2000
『黄昏の忍者将軍-ゲツガ』(中央) D3000
『忍者マスターHANZO』(裏守備) D1000
『Hidden Village of Ninjitsu Arts』 フィールド魔法
『黄昏の忍者-ジョウゲン』 ◇1
『黄昏の忍者-カゲン』 ◆10
伏せカード(『Ninjitsu Art of Mirage-Transformation』)
「私のターン、ドロー!!私は装備魔法『ビッグバン・シュート』を『月光舞獅子姫』に装備!!その効果で攻撃力が400上がり、貫通効果を得る!!」
『月光舞獅子姫』 A3500→3900
「バトル!!『月光舞獅子姫』で裏守備表示の『HANZO』へ攻撃!!」
緒川 LIFE1000→0(-1900)