「切ちゃんが禁止カードクラスのカードを大量に入れてた件について」
「調!?何を言うですか!?私はちゃんとリミットレギュレーション?は守ってたデスよ!!」
「いくらデッキが薄くなってたとはいえあんな都合よく『現世と冥界の逆転』とか『サンダー・ボルト』とか使われたら普通に疑う」
何やら調に問い詰められてる切歌をまぁまぁと宥めるマリアを見ながら、響はさて、と呟く。
「それじゃあ平行世界の私とプレラーティさんは準備お願いします」
「……ん」
「わかったワケだ」
二人とも言葉少なくそう呟くと、さっさと歩いて行ってしまうのだった。
「……」
「……」
フィールドに立った二人だが、お互いに何も言わない緊張空間だけが生まれ、どういうわけか二人揃って睨んでいる。
(……こういうときって)
(何を話せばいいワケだ)
訂正、互いに口下手なだけだった。
「……デュエル」
「なワケだ」
グレ響 LIFE8000
プレラーティ LIFE8000
「私のターン、私は手札から魔法カード『デステニー・ドロー』を発動、手札の『D・HERO ドリルガイ』を墓地へ捨てて、二枚ドロー」
「『D・HERO』とは、面倒なデッキを持ってきたワケだ」
「……続けて自分のフィールドにモンスターが存在しないことで、手札から『E-HERO ヘル・ブラッド』を特殊召喚」
『E-HERO ヘル・ブラッド』 ☆2 A300
「『E-HERO』内蔵型……ということは」
「私は『ヘル・ブラッド』をリリース、アドバンス召喚。来て『D・HERO ディアボリックガイ』」
『E・HERO ディアボリックガイ』 ☆6 A600
「『ヘル・ブラッド』が『HERO』のアドバンス召喚の為にリリースされたことで、デッキから1枚ドロー……私はカードを1枚伏せてターン終了」
グレ響 手札3枚 LIFE8000
フィールド
『D・HERO ディアボリックガイ』 A600
伏せ1枚
「私のターン、ドロー!!私は『魔玩具補綴』を発動し、デッキから『融合』と『エッジインプ・シザー』を手札に加えるワケだ」
「……」
「続けて『ファーニマル・オウル』を通常召喚するワケだ」
『ファーニマル・オウル』 ☆2 A1000
「『ファーニマル・オウル』の効果を発動!!デッキから二枚目の『融合』を手札に加え、発動!!手札及びフィールドのモンスターで融合召喚するワケだ!!私は手札の『エッジインプ・シザー』と『ファーニマル・オウル』で融合召喚!!現れるがいい!!『デストーイ・ハーケン・クラーケン』!!」
『デストーイ・ハーケン・クラーケン』(左EX) ☆8 D3000
プレラーティ LIFE8000→8000
「『ハーケン・クラーケン』の効果発動なワケだ!!『マリシャス・エッジ』を選択して、墓地へ送るワケだ!!」
「速攻魔法『マスクチェンジ・セカンド』を発動。手札の『E・HERO シャドーミスト』を捨てて、『ディアボリックガイ』を変身融合。『M・HERO ダーク・ロウ』」
『M・HERO ダーク・ロウ』(右EX) ☆6 A2400
「墓地へ送られた『シャドーミスト』の効果で、デッキから『D・HERO ドグマガイ』を手札に加える」
「面倒なカードを出してきたワケだ。私はカードを1枚伏せてターンエンドなワケだ」
プレラーティ 手札4枚 LIFE8000
フィールド
『デストーイ・ハーケン・クラーケン』(左EX) D3000
伏せカード
視点 観戦室
「向こうの立花は『闇属性HERO』といった感じか」
「対してプレラーティは『ファーニマル』……どっちもらしいデッキだな翼」
ツヴァイウィングの二人がなんとも悩ましいとでも言うように唸る。
「『HERO』軸は展開、サーチ共に優秀なものが多いうえに、火力も高いから、奏では厳しいものになるな。特に『ダーク・ロウ』」
「それを言ったら『ファーニマル』もなんだよな~、デストーイって除去も火力も高いし、毎ターン融合されたらたまんねぇって」
最も大概のデッキがデッキパワー的に奏を上回ってる気がしなくもないが、奏自身はなんとかなるだろうと若干余裕を見せていた。
視点 バトルフィールド
「私のターン、ドロー。墓地の『ディアボリックガイ』の効果発動。墓地の自身を除外して、デッキから『ディアボリックガイ』を特殊召喚」
『D・HERO ディアボリックガイ』 ☆6 A800
「さらに手札から二枚目の『デステニー・ドロー』を発動。『D-HERO ドグマガイ』を捨てて、2枚ドロー。魔法カード『闇の誘惑』を発動。デッキから2枚ドローして、その後手札の闇属性モンスター『D・HERO ディスクガイ』を除外する」
「ドロー加速してきたワケだ……」
「私は『ダイアン』と『ディアボリックガイ』でリンク召喚。『X・HERO ワンダー・ドライバー』!!」
『X・HERO ワンダー・ドライバー』(右EX) L2(上、下) A1900
「『ディアボリックガイ』の効果発動。墓地の自身を除外して、デッキから新たな『ディアボリックガイ』を『ワンダー・ドライバー』のリンク先に特殊召喚。この瞬間、『ワンダー・ドライバー』の効果発動。墓地から『マスクチェンジ・セカンド』をセットする」
「『マスクチェンジ・セカンド』が戻ってきたワケか……」
「魔法カード『異次元からの埋葬』を発動『ディアボリックガイ』2枚と『ディスクガイ』を墓地へ戻す。そして『貪欲な壺』を発動。墓地の『ディアボリックガイ』2体、『ダーク・ロウ』、『シャドーミスト』、『ドグマガイ』をデッキに戻して2枚ドロー。そして『ワンダー・ドライバー』と『ディアボリックガイ』でリンク召喚。『X・HERO クロスガイ』」
『X・HERO クロスガイ』(右EX) L2(右下、左下) A1600
「『クロスガイ』の効果発動。墓地の『ディスクガイ』を特殊召喚」
『D・HERO ディスクガイ』 ☆1 A300
「『ディスクガイ』の効果発動。墓地から特殊召喚されたとき、デッキから2枚ドロー」
「1度除外を通してるからこそのできる2ドローなワケか」
「さらに『ディアボリックガイ』を除外してさらに『ディアボリックガイ』を特殊召喚。そして『クロスガイ』の効果発動、『ディアボリックガイ』をリリースして、デッキから『D・HERO ドローガイ』を手札に加え、さらに『ディアボリックガイ』を除外して、『ディアボリックガイ』を特殊召喚」
「『ディアボリックガイ』が過労死するワケだ!!」
「魔法カード『魔玩具補綴』を発動。デッキから『融合』と『エッジインプ・シザー』を手札に加え、魔法カード『フュージョン・デステニー』を発動!!デッキの『ドグマガイ』と『ダイヤモンドガイ』を融合!!『D・HERO ディストピアガイ』」
『D・HERO ディストピアガイ』(右端) ☆8 A2800
「『ディストピアガイ』の効果発動!!墓地の『ダイヤモンドガイ』を選択して、その攻撃力1400のダメージを相手に与える」
「くっ!?」
プレラーティ LIFE8000→6600
「さらに魔法カード『超越融合』を発動!!ライフを2000支払ってフィールドの『ディストピアガイ』と『ディアボリックガイ』で融合!!『D・HERO ダスクユートピアガイ』!!」
『D・HERO ダスクユートピアガイ』(右端) ☆10 A3000
グレ響 LIFE8000→6000
「『ダスクユートピアガイ』の効果発動!!手札の『エッジインプ・シザー』とフィールドの『ディスクガイ』で融合!!『D・HERO デッドリーガイ』!!」
『D・HERO デッドリーガイ』(中央) ☆6 A2200
「さらに墓地の『超越融合』の効果発動!!このカードを除外して、『ダスクユートピアガイ』の融合素材となったモンスター2体、『ディストピアガイ』と『ディアボリックガイ』を、攻守を0、効果を無効にして特殊召喚」
『ディストピアガイ』 ☆8 A0
『ディアボリックガイ』 ☆6 A0
「そして『クロスガイ』と『ディストピアガイ』でリンク召喚!!『X・HERO ドレッドバスター』」
『X・HERO ドレッドバスター』(右EX) L3(右下、下、左下) A2500
「そして魔法カード『融合』を発動。手札の『ドローガイ』とフィールドの『ディアボリックガイ』で融合!!『D・HERO ディストピアガイ』!!」
『D・HERO ディストピアガイ』(右EX下) ☆8 A2800
「『X・HERO ドレッドバスター』及びそのリンク先に存在する『HERO』モンスターの攻撃力は、墓地の『HERO』の種類×100アップする。今の墓地の『HERO』はトータル10種類、よって1000アップ」
『X・HERO ドレッドバスター』 A2500→3500
『D・HERO ダスクユートピアガイ』 A3000→4000
『D・HERO デッドリーガイ』 A2200→3200
『D・HERO ディストピアガイ』 A2800→3800
「『ディストピアガイ』の効果発動。このカードの攻撃力が変化してるとき、その攻撃力を元に戻して相手フィールドのカード……伏せカードを選択して破壊する」
「罠カード『仁王立ち』を発動。『デストーイ・ハーケン・クラーケン』の守備力を倍にするワケだ」
『デストーイ・ハーケン・クラーケン』 D3000→6000
「む……なら私はカードを1枚伏せて、これでターンエンド」
グレ響 手札2枚 LIFE6000
フィールド
『X・HERO ドレッドバスター』(右EX) A3500
『D・HERO ダスクユートピアガイ』(右端) A4000
『D・HERO デッドリーガイ』(中央) A3200
『D・HERO ディストピアガイ』(右EX下) A2800
伏せカード(『マスクチェンジ・セカンド』)
「私のターン、ドローなワケだ」
「スタンバイフェイズに『ドローガイ』の効果発動。このカードが墓地へ送られたターンの次のスタンバイフェイズに、このカードを墓地から特殊召喚して、互いに1枚ドローする」
『D・HERO ドローガイ』 A1600
『X・HERO ドレッドバスター』 A3500→3400
『D・HERO ダスクユートピアガイ』 A4000→3900
『D・HERO デッドリーガイ』 A3200→3100
「『デッドリーガイ』の効果発動。手札の『D・HERO ドリルガイ』を捨てて、さらにデッキから『D・HERO Bloo-d』を墓地へ送って、フィールドの『D・HERO』の攻撃力を墓地の『D・HERO』一種類につき200アップする、墓地には7種類存在する、よって1400アップ」
『X・HERO ドレッドバスター』 A3400→3600
『D・HERO ダスクユートピアガイ』 A3900→4100→5500
『D・HERO デッドリーガイ』 A3100→3300→4700
『D・HERO ディストピアガイ』 A2800→4200
『D・HERO ドローガイ』 A1600→3000
「さらに『ディストピアガイ』の効果発動。このカードの攻撃力が変動してることで、攻撃力を元に戻して『ハーケン・クラーケン』を破壊する」
「く、だがその程度なら……」
「さらに速攻魔法『マスクチェンジ・セカンド』を発動。手札の『ダイナマイトガイ』を捨てて、『ディストピアガイ』を変身融合!!『M・HERO ダーク・ロウ』!!」
『M・HERO ダークロウ』(右EX下) ☆6 A2200→3400
「く、厄介な……」
プレラーティは手札を見ながらフィールドのカードに苦悶の表情を浮かべる。
何せ攻撃力が高すぎるうえに、仮に融合召喚できたとしてもあのEXモンスター四枚を……特に『ドレッドバスター』を破壊できる手段が無いのだ。
しかもこのプレラーティ……現在、手札が盛大に事故っていたのだ。詳しく言うなら『融合』、『ファーニマル・シープ』、『ファーニマル・ラビット』、『ファーニマル・マウス』、『ファーニマル・ベア』と、かなりのキツイレベルの事故を起こしていたのだ。
「(とにかくここはやれることをやるワケだ)墓地の『エッジインプ・シザー』の効果発動、手札を1枚デッキトップに戻して」
「速攻魔法『墓穴の指名者』。『エッジインプ・シザー』を除外する」
「グググ……私はモンスターを伏せ、カードを二枚伏せてターンエンドなワケだ」
「この瞬間、『デッドリーガイ』の効果が終了する」
『D・HERO ダスクユートピアガイ』 A5500→4100
『D・HERO デッドリーガイ』 A4700→3300
『D・HERO ドローガイ』 A3000→1600
プレラーティ 手札1枚 LIFE6600
フィールド
伏せモンスター
伏せカード×2
「私のターン、ドロー。『デッドリーガイ』の効果発動。手札の『終わりの始まり』を捨てて、デッキから『D・HERO ディフェンドガイ』を墓地へ送って、フィールドの『D・HERO』の攻撃力をアップする。墓地の『D・HERO』は8種類、よって1600アップ」
『X・HERO ドレッドバスター』 A3600→3700
『D・HERO ダスクユートピアガイ』 A4100→5700
『M・HERO ダーク・ロウ』 A3400→3500
『D・HERO デッドリーガイ』 A3300→4900
『D・HERO ドローガイ』 A1600→3200
「バトル。『ドレッドバスター』で守備モンスターを攻撃」
「破壊されたのは『ファーニマル・マウス』なワケだ」
「『ダーク・ロウ』の効果で、相手の墓地へ送られるカードは墓地ではなく除外される。続けて他のモンスター全てで攻撃!!」
「ぬぁぁぁ!!」
プレラーティ LIFE6600→3500→0(-100→-5000→-10700)