タイトルを読めばわかるようにインデックスさんがメイン、インちゃんが学園都市の謎を解き明かすよ。真実はいつも一つ!みたいなノリで
この作品のインデックスは凄く優秀です、確かにご飯はたくさん食べるし、我儘な所はあるかもしれない…でも彼女は頭がいいです。まあ作者の文才力と頭が悪いので賢く見えないかもしれませんが…それは作者のせいであってインちゃんは何も悪くありません。作者よりも頭がいいキャラはかけませんからね(無情)
学園都市・第十七学区にある建物の一つ 三沢塾。業界の中でもシェア一位を誇る有名進学塾グループの支部店だったこの建物はある魔術師が魔術を施した要塞と化していた
「…嫣然、ついにこの日が来たのだ、私が彼女を救う日が…」
その三沢塾にて緑に染めたオールバックに白いスーツを着た青年…魔術師 アウレオルス=イザードが窓ガラス越しに学園都市の夜景を見て微笑んでいた
「…待っていてくれ我が教え子 インデックス、私が必ず君を救ってみせる」
彼は手を窓ガラスに触れながら呟く、全ては
8月8日…夏真っ盛りな炎天下の中垣根達はとあるファーストフード店の八人で座れるテーブルにシェイクを飲みながら待ち人を待っていた
「…こんな暑い日は冷房が効いた涼しい店内で過ごすのが一番だにゃーん」
「根性で暑さを乗り切るのもいいが…偶にはこう言うのもいいな」
「しっかし暑いなァ…何でこんな日に呼び出されなきゃいけねェンだよ」
麦野と削板、一方通行はシェイクを啜りながら自分達を呼び出したインデックス達が来るのを待つ…次第にこのファーストフード店の席が埋まっていき満席状態になっていく
「本当よねぇ〜それにしてもここ暑過ぎないかしらぁ〜」
「本当よね〜暑いたらありゃしないわね」
「暑い〜何でこんなに暑いんだよ…」
「「「それはお前らがくっついてるからだろ、見てるこっちも暑苦しいくらいに」」」
食蜂、美琴、上条が店内でも暑いと呟くが麦野達はそれはお前らが三人で肩を寄せて密着してるからだろ、と冷静なツッコミを送る
「でも何でインデックスちゃん達は私達を呼んだんでしょうね」
「さあな…お、噂をしてたらやっと来たぜ」
帆風が何故インデックス達が自分達を呼んだのかと首を傾げる、垣根は店の入り口のドアを眺めていると店の中にインデックス達が入って来たのを見つけた
「お待たせなんだよ皆」
「たくよォ…呼び出しておいて遅れて来るなンてなァ…舐めてンのか?」
「すまない、道に迷ってしまってね」
「まあ別にいいんだけどさ…で、俺達を呼んだ理由てなんだよ?」
一方通行が遅いぞと睨むとステイルが謝る、上条は何故自分を呼んだのかと尋ねるとインデックスが真剣な顔つきになる
「実はていとく達に聞きたい事が「あのお客様」?」
「申し訳ありませんが立ち話はご遠慮ください、お話をなさるのならお近くのテーブルに座ってください」
「それはすみません…ですが空いてる席はなさそうなのですが」
「大丈夫です、こちらの方々のお隣の席なら相席なら空いてますので…」
インデックスが聞きたい事を言おうとするが営業スマイルの店員がテーブルに座って話せ、と言うと神裂がどこに座ればいいのかと尋ねると店員が相席なら隣のテーブルが空いていると教え三人が垣根達のテーブルを見るとそこには…
「く、食い倒れた…」
巫女がいた、長いサラサラの黒髪を浜に打ち上げられたワカメの様に広がり、巫女さんの顔を覆い隠していた
(((えぇ?何この人…)))
「どうぞこちらのお席にお掛けください」
「いや彼女に座っていいか聞いてないよね?勝手に座れってことかい?」
三人が何この人、と巫女さんを見ていると店員は巫女さんに断りも入れずににっこり笑顔でお座りくださいと言うとそのまま立ち去っていく
「あの店員さん…変な人だったわねぇ」
「確かに、この女の人に座っていいか聞かないなんて失れ「相席て言ったのに誰もいないじゃないのぉ」…え?」
「全くだにゃーん、私達の隣の席に誰も座ってないのにまるで誰かいるみたいに言ってたなあの店員」
「「「…え?え?え?」」」
インデックスが巫女さんの許可も取らないで座って下さいと言った店員に憤っていたが食蜂は誰も席にいないじゃない、と呟きインデックスが目を丸くして巫女さんを見る、巫女さんはバーガーを食べ過ぎて苦しげに唸っている…なのに上条達はその巫女さんが見えていないかの様に振舞っている
「…いやあの…君達には彼女が見えないのかい?」
「はァ?何言ってンだオマエら…誰もいねえじゃねェか」
「ね、念の為に聞きますが…見えていないふりをしているとかではありませんよね?」
「…え?何…もしかしてあんた達にはそのテーブルに誰かいる様に見えるの?ちょっとやめなさいよ…幽霊とかそういう系は私苦手なんだから…」
ステイルが巫女さんが見えていないのかと聞くと一方通行が気怠げにステイルに目を向ける、神裂も見えてないふりをしてるのかと聞くが美琴はもしかしてこの三人は幽霊でも見えているのかと少し怖がった表情になる
「…少し時間をプリーズなんだよ」
「?別にいいけど」
「サンキューなんだよ…ちょっとステイルとかおり来て」
インデックスが少し時間をくれと上条に言うと上条はどうぞと頷く、そしてインデックスがステイルと神裂を呼んで誰にも聞こえない様に円陣を組む
(どう言うことかな?ていとく達にはあの巫女さんが見えてないの?)
(幽霊等の類ではなさそうですし…まさか気配を消す術式で姿を隠蔽している?)
(いやそんな気配はないし、それなら何故僕達に見えているのか説明出来ない)
(となると…あの巫女さんはただ単純に影が薄過ぎてていとく達に気づかれてないだけかも)
((……納得))
三人が巫女さんが何故垣根達に見えていないのか議論し始める、そしてインデックスが影が薄いから見えてないだけかもと呟くと神裂達は納得する…確かにその巫女さんからは「初登場だと悲劇のヒロイン感ハンパなかったけど巻が増える事に出番がなくなって■■になってしまった」みたいなオーラが彼女から溢れ出ているからだ
「……ねえ、ここ座ってもいいかな?」
「……どうぞ」
「ありがとなんだよ…」
インデックスが巫女さんに座っていいかと声をかけると巫女さんは右手をゆっくりと上げグーサインを出す、それを見た三人はゆっくりとソファーに座った
「で、聞きたい事て何?」
「うん、前にていとくが魔術と超能力は同じものて言ったよね?」
「…確かに垣根さんは初めてインデックスちゃんと会った時にそう言ってましたね…それが何か?」
「…実は私も気になって居候してるこもえの家の本を読み漁ってたんだよ、それでいくつか魔術と類似する点を調べてたらある思想に目が止まったんだよ」
インデックスが以前垣根が魔術と超能力は同じものと言っていたと言うと帆風が頷く、インデックスはホームステイしている小萌の家で超能力に関する本を読んである事に気付いたらしく真剣な顔つきのまま言葉を続けていく
「
「SYSTEM…ああ、あの私達レベル5の先にあるて言われてるモノの事かにゃーん?」
「…SYSTEMとは要するに世界の真理…【神様の領域】は人間では決して理解できない、だから「人間を超える」ことでそこへ到達した者を指す…それがSYSTEM…であってたかな?」
「馬鹿な上条さんでもそれくらい知ってるぞ、それが魔術とどう関係してるんだよ?」
「…実はこの考え方…
「「「「「「「!?」」」」」」」
インデックスが呟いたSYSTEMと言う単語に全員が耳を傾ける、垣根達
「インデックスちゃん…その完全なる知性主義とはどういったものなんですか?」
「そうだね…まずカバラには
「でもこれを逆手に取った宗教団体がいてね、それが完全なる知性主義…人間を超えた肉体を手に入れれば、その人が読めない部分も読めるんじゃないかていう思想を掲げている宗教…その考え方とSYSTEMは全く同じ考え方なんだよ」
帆風が完全なる知性主義とは何かと聞くとインデックスは完全なる知性主義の思想を分かりやすく説明する、生命の樹だか神様だとかの事は上条達は理解できない…だが、SYSTEMとその完全なる知性主義が同じ考え方をしているのはなんとなく彼らは理解した
「え…?どう言う事よ…科学の街がそのグ、完全なる知性主義…だっけ?何でそれと同じ考え方をしてんのよ」
「だから私はこうして聞きに来たんだよ、今この話を聞いて皆驚いたよね?」
「…あァ、当たり前だろうが。俺達超能力者が目指してるSYSTEMは魔術と同じ考えでした、なンて言われて驚かねェ訳がねェだろうが」
「だよね、それが普通の反応だもんね…そうでしょていとく」
美琴が何故その
「……なんで俺に聞くんだ?」
「そうだね…さっきの話を聞いて皆驚いてたよね、でもていとくだけは驚いてなかったよね。まるで最初から知ってたみたいに」
「「「「「「「!?」」」」」」」
垣根はインデックスを見つめしらを切ろうとするがインデックスがじゃあ何故驚かなかったのかと問いかける、それを聞いて上条達は驚いた目で垣根を見る
「…前から不思議に思ってたんだよ、初めて会った時は皆に私が本物の魔術師だって知って欲しくて冷静さをかけていたけど…なんで科学サイドにいる筈のていとくが魔法名とか魔道書…それにイギリス清教の内部情報まで知ってたのかな?」
「………」
「まあ、それは今は置いておくとして…さっきの話を聞いて驚かなかったのは、ていとくはこのSYSTEMが魔術的な思想て気づいてたんじゃないかな?違う?」
「……ああそうだよ、俺はSYSTEMが魔術的な思想て知ってた。これでいいか?」
インデックスが前から思っていた疑問を全て話し、垣根は知っていたから驚かなかったのだとインデックスが言い切ると垣根がとうとうバレたかと笑う
「…まさかインデックスの予想が当たっているとはね」
「私達も半信半疑でしたが…まさか本当だったとは」
「俺もこんなに早く気付くとは思わなかったぞ…確かにヒントは与えてたが…流石魔道書図書館、俺の予想を遥かに超えていやがったか」
「そんな事ないよ、そもそもていとくが魔術と科学が同じ物て言ってなかったら気づかなかったかも…」
ステイルと神裂は本当にインデックスの予想通りだったのかと目を見開いて驚いており、垣根はヒントは与えていたとはいえこんなにも早く気付くとは…とインデックスの分析力を素直に感心しておりインデックスはヒントがなければ気づかなかったと皮肉げに笑う
「でもそれだけじゃないんだよ、なんでSYSTEMは魔術的な思想をしてるのか?私はそれを考えて一つの答えを出した…学園都市はテレマ僧院の再来、そして超能力とは新しい魔術にしてテレマと同じやり方…つまりこのSYSTEMを考えたのは…ううん、SYSTEMだけじゃない、超能力を考えたのも、学園都市を作ったのも…全部ある
「ある…魔術師?」
「…その人物の名はアレイスター=クロウリー、確かここの学園都市の統括理事長と同じ名前だよね?ステイル達は偽名だって言ってたけど…60年前に死んだと言われてるアレイスター=クロウリーと同一人物だと私は考えてるんだよ」
「……正解、よく真実に辿り着いたな」
インデックスはこの学園都市を作り出したのは魔術師 アレイスター=クロウリーだと確信を持って答える、それを聞いて垣根は笑みを浮かべる
「ちょっと待ってくれるかしらぁ、私達の理解力がついていけないわぁ」
「あ、そうだったね…みさき達は魔術師としてのアレイスター=クロウリーの事を知らなかったんだね」
「…この学園都市のトップが魔術師て時点でツッコミ所満載なんだが…それはまず置いておくとして…その魔術師 アレイスター=クロウリーて何者なんだよ」
「…アレイスター=クロウリーとは私やステイルの様な近代西洋魔術を使う者達に多大な影響を与えた大魔術師の事です、そして同時に最も魔術を愚弄した魔術師でもありますが」
「よォするにお前らの世界の有名人て所か?」
話がついていけない超能力者達は説明を求め、神裂がアレイスターについて話す。それを聞いた超能力者達は魔術の世界の有名人だと認識する
「なんで生きていたとかは聞かないよ、でもこれだけは分かるんだよ、アレイスターは自分が生きている事を気付かれないように科学的にも魔術的にも隠蔽し、第二のテレマ僧院…学園都市を科学て言う隠れ蓑を使って隠してた…違う?」
「…大正解だ、まさかここまで真実に近づくとはな」
「でも、流石の私でも分からない部分はあるんだよ。なんでアレイスターはこの街を作ったのか…それだけはどうしても答えが思いつかないんだよ…だから教えて欲しいかも…アレイスター=クロウリーは学園都市を作って一体何をするつもりなの?」
インデックスは何故アレイスターがこの街を作ったのか?それだけが分からないと呟く。それを垣根に尋ねると垣根は笑った
「…なあ、お前らは『火花』て知ってるか」
「…火花?何かなそれは?」
「…そうだ、誰も知らねえんだ、10万3,000冊の魔道書の知識を持つインデックスでさえ知らない魔術を使った代償の事を…だがアレイスターはそれを知っていたんだ」
「魔術の…代償?」
垣根はインデックスの問いに答えず火花と言う単語を呟いた、その言葉は超能力者はおろか魔術師でさえ理解できずインデックスは首を傾げる、垣根は気にせず言葉を続けた
「火花てのは…位相同士の接触・軋轢から生じる現象…人の出会いや別れ、人の生死からコイントスの表裏さえもが、薄く広がった火花と重なる位相の影響を受けている…つまり俺達が今まで経験してきた出会いや別れ、不幸や幸運は全てこの火花から生じた運命なんだ」
「?難しくてよく分からねえぞ…つまりその火花てのは運命論みたいなもんかにゃーん?」
「そうだ…アレイスターはその
「…?なんでアレイスターは魔術を憎悪してたの?」
火花とは即ち運命論、帆風が垣根と出会ったのも火花の影響、上条達の人生の中での出会いも全ては火花が関係していると垣根が呟くとインデックスは何故その火花がアレイスターは嫌いなのかと首を傾げる、それを聞いた垣根は下を向いて答えた
「…死んだからだよ、アレイスターの娘が…その火花の所為でな」
「「「「「「「「「「……あ」」」」」」」」」」
垣根が言った一言で彼等は気づいた、火花とは人の生死にも関わっていると…つまり魔術師が魔術を使った代償として火花が生じ、それでアレイスターの娘は死んでしまったのだと
「…アレイスターは自分の娘の死を看取れなかった、今まで自分の娘の死の運命を覆す為に魔術の研究をし続けてきたのに…結局運命は変わらず娘は死んじまった…」
その魔術師は死に物狂いで娘を助けようとした…だが彼は救えなかった、死の運命を変える事は出来なかった。だからアレイスターは自分の娘を死に至らしめた魔術を憎悪した、それを上条達がなんと言えばいいのか分からなくなり俯いていると
「…ま、その娘 リリスは何年か前に蘇ったんだけどな」
「「「「「「「「「「ズコー!?」」」」」」」」」」
垣根が「まあ、その娘生き返ったけどね」と軽く呟くと全員がズッコケた
「何故生き返ったかて?それは俺が…て、何でこけてんだお前ら?」
「いやそれはていとくがその娘が生き返ったからて言ったからだよ!KYにも程があるかも!」
「それな!その娘の死を聞かされてどんよりしてた空気が一転したからコケちゃったんですよ!」
何でコケてんだこいつらと垣根が全員を眺める、インデックスと上条がさっきまでの重たい空気を返せと叫びだす
「取り敢えずなんで娘が蘇ったのか、それを説明しろよ!」
「ああ、そうだな…何故アレイスターの娘 リリスが蘇ったのか話してやるよ…取り敢えず一時間以上かかるけどいいよな?」
「いや長すぎるだろ!?校長先生かよ!」
麦野が早く娘が蘇った理由を教えろと言うと垣根はそれを語り終わるには一時間以上かかるけどいい?と聞くと上条が長すぎるわと突っ込む
「じゃあ要点だけ言うぞ」
「それでいいわよ…さっさと言いなさいよ」
「まあ簡単に言うと「
「「「「「「「「「「いや省略し過ぎ!」」」」」」」」」」
垣根が自分の右腕と引き換えにクソ天使がリリスを返してくれたと言うとどう言う状況かと全員が突っ込む
「まあ…全部語り切るには時間がかかるし今回はここまでだな」
「え!?ここで終わりなんですか!?」
垣根がここら辺で話を終えると呟くと帆風がもう終わりかと驚く、まるでいい所で次回に続く、みたいな漫画を読んでいるような感覚に全員が続きが気になるといった顔をする
「これで終わりとかねえだろ!どうしてアレイスターが学園都市を作ったのかてまだ話してねえじゃねえか!」
「まあ、それはいつかまた話すとして…それに今から俺がお前らに話そうとしている内容はインデックスに関わる重要な話なんだぞ」
「!…彼女に関わる重要な話だと?」
麦野が荒ぶるが垣根はそれを手で制す、そしてこれからインデックスに関係する話をすると呟くと全員が押し黙る
「まず…俺達は
「…ああ、俺がこの右手で破壊したんだからな」
「だがそれがどうしたと言うのですか?貴方達が壊してくれたお陰でインデックスは自由の身となった筈ですが…」
上条達の脳裏に思い浮かんだのはあの激しい戦いの光景、擬似魔神と呼ばれたインデックスの桁違いな強さを改めて思い出す…だが自動書記は上条の幻想殺しで破壊した筈だ、それを何故今頃蒸し返しているのかと疑問に思う一同
「…実はな、自動書記はまだ完璧に破壊されたわけじゃねえんだよ」
「「「「「「「「「「な!?」」」」」」」」」」
衝撃の一言に呆気にとられる上条達、それもその筈だ、壊したと思ったものが完璧に壊れていないと垣根が言ったのだから
「どう言う事だ!上条当麻が自動書記を消滅させた筈だ!」
「…思い出してみろよ、自動書記が最後に言ってた言葉を」
「最後…確か『……けい、告。最終章。……零…章。『首輪』致命的な……破…再………可…………』で合ってたか?」
「そう、『首輪』の致命的な…つまり完全には破壊されてないてこった」
「「「「「「「「「「!」」」」」」」」」」
ステイルがそんな馬鹿なと手でテーブルを叩いて勢いよく立ち上がる、だが垣根は冷静にこう言った、自動書記はまだ完全に壊されていなかったと死に際に言っていた事を。確かに致命的ならまた修復する可能性もあると一同はそれに気づく
「そんな…ではいずれまた…彼女の記憶を消す日が来るかもしれないと…そう言う事ですか?」
「…その可能性もある…だが、それより恐ろしいのはあの女狐が王室派の遠隔制御霊装を奪ってインデックスを操らないか…それが一番の問題だ」
神裂が震えながらまた記憶を消さねばいけない日が来るのかと呟くと垣根はそれもあるが、一番はインデックスが擬似魔神としての力を自分達に振るって来る可能性がある事だと言う。超能力者達は手を握りしめる、なんでインデックスはこんなにも辛い目にあうのかと
「…だがその問題は首輪を完全に破壊すれば解決する」
「!できるの?とうまの右手でもできなかった事が?」
「ああ…方法は三つくらいあるが…その内で一番効果的なのがある」
だが垣根が首輪を完全に破壊さえすれば解決すると言うとインデックスがそんな事が出来るのかと尋ねる、垣根は指を三つ立てるがその内の二つを下げて一番効果的なのがあると呟く
「その方法力てなんなのかしらぁ?」
「…ある人物にインデックスの首輪からの呪縛を解き放って貰えばいいんだよ」
「ある…人物だと?それは誰だ?」
「……錬金術師 アウレオルス=イザード、そいつこそがインデックスを縛る呪縛を完全に解き放てる人物だ」
食蜂とステイルがその方法とはなんだと尋ねると垣根は笑ってこう呟いた、アウレオルス=イザードと。その名前が出た途端巫女さんの身体がビクッと微かに揺れた
「あ、アウレオルス=イザードだと?」
「帝督、そのアウレオルスて誰だ?」
「三年前のインデックスのパートナーだよ、そしてインデックスを助けられなかった…つまりヒーローになり損ねたヒーローの事だ」
「…ですがあの錬金術師がどうやってインデックスの首輪を完全に破壊できると言うのですか?失礼ですが彼にはその様な才能はない筈です」
削板がアウレオルスとは誰かと聞くと垣根はインデックスの元パートナーの一人にして彼女を救えなかった人物と簡潔に述べる、だが神裂は何故あの錬金術師がインデックスの呪縛を解けるのか理解できない
「…簡単だ、あいつは
「…あるもの、だと?」
「……
「「「……!?」」」
垣根があるものを完成させたからだと呟くとステイルはなんだそれはと目を細める、そして垣根は答えた…それは黄金錬成だと。瞬間魔術師三人の顔が凍てつく
「ま、さか…金色のアルス=マグナを完成させたて言うの?そ、そんなのあり得ないかも!だってあれは…!」
「だが事実だ、アウレオルスはその偉業を成し遂げた…全てはインデックス…お前の為にな」
「嘘だろ…あのアルス=マグナを?一体全体どんな手を使って…」
「で、ですが確かにアルス=マグナならインデックスの呪縛を解けるかもしれません」
インデックスは否定する、そんな筈はない、あり得ないと。だが垣根は肯定する、事実だと。それを聞いたステイルと神裂は驚くもそれならば確かにインデックスの首輪を破棄できると考える
「おィ、お前らだけの世界に行ってンじゃねェぞ…なんだそのアルスなんちゃらてのは?」
「…錬金術の到達点とされる大魔術さ、人間では永遠に実現は不可とされていた魔術の事だよ」
「よく分かりませんが、そのアウレオルスさんならインデックスちゃんの呪縛を解いてくれるのですね」
「…そうですね、理論上は可能でしょう」
「よし!ならそのアウレオルスて奴を探し出さねえとな!俺らが根性出して探し出して「その必要はねえ」ん?」
一方通行が黄金錬成とはなんだと聞くとステイルが簡素な説明をする、帆風がそれならインデックスを救えると呟くと削板が拳をぶつけてアウレオルスを探すと息巻くが垣根がそれを制した
「探す必要なんざねえ、なんせアウレオルス=イザードはこの学園都市にいるんだからな」
「…ねえ、ここは科学の街なんだよね?なんで僕らを含めて魔術師が四人もいるのかな?この街の警備は大丈夫かい?」
「安心しろ、お前らも含めれば何十人も学園都市に魔術師は住んでるから」
「何一つ安心できませんね…て、そんなボケをしている暇などありません。アウレオルスは何処にいるのですか」
「…それはお前らの隣にいる巫女さんに聞けよ」
垣根はアウレオルスは学園都市にいると呟くとステイルがなんで科学の街に魔術師がいるんだと突っ込んでしまう、神裂は何処にいるのかと聞くと垣根は隣に座っている巫女さんに聞けと言うとインデックス達が巫女さんを見る…先程までテーブルに顔を伏せていた彼女はゆっくりと起き上がりインデックス達を見ていた
「……私がいる事に気づいてたの?」
「当たり前だ、だけど当麻達が気付いてなかったから俺も気づいてないふりをしてただけだ」
「「「「「「「!?い、いつの間に!?」」」」」」」
「「「いや、最初からいたよ」」」
巫女さんは意外そうな目で垣根を見る、超能力者達は漸くその存在に気付き目を見開いていた。そんな超能力者達はインデックスは気づくの遅っと冷ややかな目で見つめる
「でもていとく、この人がなんでその錬金術師の場所を知ってるの?」
「その女はアウレオルスの協力者だからだよ…そうだろ?
「……」
垣根はインデックスの隣に座っている少女…姫神はアウレオルスの協力者だと言うと全員が目を見開く。こんな間近に魔術師の協力者がいたのかと…姫神は口を閉じたまま何も喋ろうともしない、ステイルが彼女に何か聞こうと口を開きかけたその時
『…唖然、何処にいるのかと思い探してみれば…まさかインデックスがいるとはな』
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
「…アウレオルス=イザードか」
突如として彼等の脳内に何者かの声が響き渡る、上条達は周囲を見渡すがその声の人物らしき者は見つからない…そんな中垣根はボソッとその人物の名を呟いた
「まさか…アウレオルス=イザードなのか?」
『その通り…何故姫神秋沙の元にインデックスがいたのかは知らぬが…これは僥倖、探す手間が省けるとは…運がいい』
ステイルがまさかこの声の主はアウレオルスなのかと呟く、声の主はステイルの問いを気にせず喋り続ける
『久しいなインデックス、だがこの様な形で話すのは失礼だな…ならば私の元へ呼ぶとしよう。
声の主は優しげな声色でインデックスに話しかける、だがこの様な形では失礼と声の主が呟く、そして彼が次に言葉を放った瞬間姫神とインデックスの姿が
「……インデックス?」
ステイルの何処か間の抜けた声が店内に響く、超能力者達は目を見開いた、インデックスは何処へ消えたのかと。神裂は状況を理解できず目を開閉させる事を繰り返すのみ…垣根はやっぱりこうなるかと舌打ちする
「何処だインデックス?…何処にいるんだインデックス!?」
ステイルの叫ぶ声が店内に轟く、その悲鳴の様な叫び声にインデックスが答える事はなかった
…あんまり今回は面白くなったかも。インデックスが学園都市の秘密を語った所ら辺が凄く雑に作者的には見える。ごめんなさい、分かりにくくて。後ていとくんが自分の右腕の事を言ってましたが実は一話でも右腕に関する事を実は言ってるんですよね
連れ去られたインデックス、まあ黄金錬成にこんな事出来るのか分かりませんが…でもアウレオルスさんが大物ぽく見えたら嬉しいです。さて次回は突撃、三沢塾。戦闘に関しては空気だった縦ロールちゃんが活躍しそうな予感。次回もお楽しみに