カプ厨がていとくんに憑依転生しました   作:暗愚魯鈍

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さて今回は少し鬱ありです。さあ強敵病理さんに勝てるのか?そしてこの作品のインデックスはカッコいいです。え?原作の腹ペコさん?知らないな…ま、原作でも頼もしいシーンはありましたし…それが全面的に出てるのがウチのインさんです

そして最後にあの方登場、そしてまさかのあいつまで…怒涛の急展開ですみません。無駄に長いですがお許しを…



彼の悪意 彼女の善意

『なあ帝督(・・)!今日は何して遊ぼうか!』

 

『お前らがやりたい事やれよ、俺はそれに付き合ってやるから』

 

『えぇ〜?偶には帝ちゃんも自分のしたい事しなよ、なんか帝ちゃんだけ大人ぶってるよねー』

 

『大人ぶってるんじゃない大人なのさ(実際転生者だからもう精神年齢二十歳近くだしな)』

 

垣根帝督にとってその頃は一番楽しかった時期かもしれない。この世界の異物である彼にとって平凡な日常というのは退屈に感じながらもそれなりに楽しく生活していた

 

『俺大きくなったら超能力者(レベル5)になるんだ!』

 

『私も超能力者になりたい!』

 

『なら僕も超能力者になる!』

 

(いやいや超能力者にはなれねえだろ…ま、子供らしくて微笑ましいけどな)

 

彼等は原作で言う所のモブなのだろう、だが垣根は彼等の名前を一人一人ちゃんと覚えていた。例え原作で出てこない人物だろうが彼等はモブ等ではなく生きている人間だ。だから垣根は彼等と普通に接していた

 

『なあ帝督はどんな能力者になりたいんだ?』

 

『決まってんだろ…背中から翼を生やすメルヘンなホストキャラな超能力者になるんだよ』

 

『『『何それ!変なの!』』』

 

子供らしく垣根は笑っていた、上条や一方通行等の原作キャラに会えないのはファンとしては辛いが彼等との生活も悪くない…そう垣根は思っていた。垣根は子供相応の笑みを浮かべ子供達と笑っていた…そんな日々がずっと続くと思っていた…あの女が来るまでは

 

 

『はぁーい、今日から皆さんの先生になります木原病理と言いますー。よろしくなのです』

 

 

あの女が現れたのは垣根が6歳の頃だ、あの女はニコニコと笑みを浮かべながら自分達がいた研究所にやって来た…当然垣根は良からぬ事が起こると危険視しており彼女に心を開かなかった…だが周りの子供達は違った。純粋故に彼女に近づき…呆気なくその毒牙にやられてしまったのだ

 

 

垣根は血の海に立っていた、死屍累々と死体が血の海の中に溺れたかの様に倒れていた…倒れているのは垣根の友達であった子供達だ…もう彼等は起き上がる事はない。何故なら彼等は胸に孔が開いていたり首が切り落とされていたり四肢が切断されていたり…結論から言うと死んでいたからだ。殺したのは他でもない…唯一の生き残りである垣根だった

 

『…う、うぁ…ああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

垣根は胃の中のものを全て吐瀉物として吐き出した、目から涙を溢れさせた、声が枯れるまで悲鳴を上げた。その声は病理に対する憎悪と怒り、そして友達を殺してしまった自分に対する憤り、そしてこんな非道な実験を許す学園都市に対する憎しみ…そんな負の感情が垣根の身体を支配していく

 

『……さねえ、許さねえぞ木原病理!テメェだけは絶対に許さねえ!』

 

この感情が自分が殺したのにそれを全て病理に向けているだけの八つ当たりと知りながらも垣根は鬼の様な形相でここにはいない病理の顔を思い出し刃を噛みしめる。この日優しき転生者は復讐を誓った

 

 

 

 

垣根帝督が目を覚ましたのはベットの上だった、垣根はゆっくりと起き上がり自分が何故ここにいるのか思考する

 

「………何処だここは?」

 

垣根がそう呟くと病室の扉が開く、入ってきたのは帆風とインデックス、そしてステイルと神裂に黒子、風斬

 

「良かった!目を覚ましたんですね!」

 

「……縦ロールちゃん?……!病理の奴は何処だ!?」

 

帆風が目を覚ましたのかと喜ぶ、垣根は漸く思い出した。確か自分は木原病理に倒されてしまった事を、帆風に病理は何処だと尋ねる為にベットから降りて帆風に駆け寄ろうとする…それをインデックスが制す

 

「落ち着いてていとく、まずは話を聞くんだよ」

 

「……そうだな」

 

インデックスがまずは話を聞けと言うと垣根は足を止めてその場に立ち尽くす、インデックスがこほんと息を吐くと垣根に何があったのか話す

 

「私達は五人で偶々近くのカフェに向かおうとしてたんだけどふと嫌な気配がしてね、それで嫌な気配を辿ってみたらていとく達が倒れてたんだよ」

 

「それでインデックスが魔術を使って謎の女から帆風潤子を助けたという訳だ」

 

「しかしあの女は一体何者なのですか?貴方の未元物質と同じ気配がする悪魔の様な翼が生えていましたし足を烏賊の様な触手に変貌しましたし…あれが人とは思えません」

 

インデックスが嫌な気配を辿って垣根達と病理を見つけ魔術を使って助けたのだと呟く、神裂は病理は人とは思えないというと垣根が薄く笑う

 

「…人じゃない…ね、的を射てるな。あいつは化け物だよ、科学に狂ってるイカれ女だ」

 

「……兄さんがそこまでいう人なんだね」

 

「……そういえば当麻達は何処だ?見当たらねえが」

 

「……それが……ここにはいないんですの」

 

垣根はあいつは人間なんかじゃない、科学に狂った怪物だと称す、そして垣根は上条達がいない事に気づき何処にいるのかと尋ねると黒子が俯いてここにはいないと呟く。その答えに垣根がもしかして…と最悪の答えにたどり着く…同時に帆風が頭を下げる

 

「申し訳ありません!わたくしは何の役にも立てずたった一撃を喰らっただけで倒されてしまいました!わたくしはただただ皆様が倒されるのを見ているだけでした!」

 

「……じゅんこ」

 

「わたくしが強ければ…皆さんは攫われたりしなかったのに…わたくしが弱い所為で…」

 

帆風は自分では何の役にも立たなかったと叫びながら頭を下げる、垣根に頭を下げながら弱い自分が情けないとばかりに涙をこぼす、インデックスが帆風の肩を持つ…この時、普段の垣根なら慰めるのだろう。だが垣根にはそんな余裕はなかった、中指と人差し指からガラス質の爪が伸びた金属製のグローブを垣根は取り出すと右手に装着し病室の窓を開く、そしてグローブを装着させた右手を外に出す

 

「……何をしてるんだい?」

 

「…滞空回線(アンダーライン)の情報を調べてる、このピンセットで空気中を漂う滞空回線を吸い取ってる…これで病理の居場所が分かる筈だ」

 

ステイルが何をしているのかと尋ねると垣根は滞空回線で病理の居場所を探していると言う、暫くしてピンセットのディスプレイを見つめる、ディスプレイには様々な学園都市の情報が流れてくるが垣根が必要とする情報はただ一つ…そして漸くその必要な情報にヒットする

 

「…第十学区…あそこか」

 

「!居場所が分かったんですか!?」

 

「ああ、病理の野郎…わざと見える場所に居やがった…俺を誘い込む為か」

 

垣根が見つかりやすい場所にいたのは誘い込む為かと呟く、垣根はピンセットをしまうとサッと病衣を脱ぎ半裸になり元の服に着替えようとする、女子が何か悲鳴をあげたが垣根は気にせず手早い動きで着替えていく

 

「……行く気なんだね」

 

「ああ、当麻達を助けに行く」

 

インデックスが助けに行く気かのかと言うと垣根は頷く、それを聞いた帆風は垣根の前に立ち口を開いた

 

「ならわたくしもご一緒いたし「いやついてこなくていい」……え?」

 

「な、何を言っているんですか垣根帝督、彼女は貴方と一緒に上条当麻達を助けようと…」

 

「だからそれが邪魔なんだよ」

 

帆風が一緒に行こうと言いかけると垣根は無表情な顔でついて来るなと言い帆風の動きが固まる、それを聞いて神裂が何か言うとするが垣根は邪魔だと一蹴し風斬がいつもの兄とは違うと目を見開く

 

「…な、何故ですか?」

 

「足手まといになるからだ、病理は強い…そして心を折る…『諦め』のスペシャリストだ。生半可な奴じゃ太刀打ちできねえ…だから縦ロールちゃんはここで待ってろ」

 

「……嫌です!わたくしだって戦え「それで死んだらどうする!」!?」

 

帆風は自分も戦えると言おうとする…だが垣根はその前に死んだらどうすると叫ぶと帆風がビクッと震える

 

「あいつは今までの敵とは違う!いや今までの敵も一歩間違えば死んでたかもしれない!君がそこまでする必要はない!」

 

「で、でも…」

 

「……いいか、これは忠告だ…自分の力を過信し過ぎるな…その内死ぬぞ。縦ロールちゃんは俺らみたいな超能力者じゃねえんだから」

 

垣根の怒涛の怒鳴り声に帆風は反論すら許されない、なんとか声を絞って何か言おうとするも垣根にこのままでは死ぬ、帆風は自分達超能力者ではないのだからと言うと帆風は超能力者と言う単語に反応した。ずっと気にしていた言葉だ、いくら垣根達と親しくしていても自分だけが超能力者ではない…その隠していた彼等に対するコンプレックスがここに来て出てしまった

 

「ていとく!その言い方はないよ!じゅんこはていとくの心配をして言ってるんだよ!そんな言い方はないよ!」

 

「じゃあ俺は間違ってるのか!?下手にでしゃばれば死ぬかもしれねえんだぞ!これはゲームじゃねえんだ!死んだらそこでお終いなんだよ!あいつら(・・・・)みてえにな!」

 

「それでも…!言っていい事と悪い事があるんだよ!じゅんこが病院に来てからていとくが目覚めるまでどれだけ心配したと…」

 

インデックスは垣根に怒る、そんな言い方はないと、垣根は自分は何も間違っていないと叫びインデックスも叫び返す…その時だインデックスの携帯が着信音を鳴らす

 

「……電話に出てもいい?」

 

「……勝手にしろ」

 

インデックスは携帯を取り出し誰からかと思って眺めるが知らない番号だった、間違いか悪戯かと思い切ろうとするが勝手(・・)に通話になってしまう

 

(!?今のは機械の誤作動じゃなくて魔術的なもの!?一体誰が?!)

 

インデックスは勝手に通話になった携帯は機械の誤作動ではなく魔術的なものだと理解し何事かと慌てる、更に本来ならそんな機能はない筈なのにスピーカーモードになりその声が部屋に響く

 

『聞こえるかい、垣根帝督』

 

「……アレイスターか」

 

「!?アレイスター!?…この声の主があの伝説の魔術師!?」

 

その声の主はアレイスター=クロウリー、インデックスはこの声の主がアレイスター=クロウリーなのかと知ると驚く

 

「……病理に関しての事か?」

 

『その通りだとも、現在彼女を討伐する為にメイザースに脳幹、オティヌスが第十学区に向かう準備をしている。君は彼等と合流してくれ』

 

「……その準備てのはどれくらいかかる?」

 

『ふむ……後一時間はかかるかもしれない。何せ木原病理は厄介だ…だから誰一人犠牲のない様にしなければならないのでな』

 

アレイスターは現在脳幹、オティヌス、メイザースに病理を討つ為の準備をしていると言うがまだ一時間かかるという…垣根は携帯で時間を確認する、もう昼の1時だ。襲われた時は9時だったからもう四時間は経っている…垣根は舌打ちする

 

「無理だ、待ってる暇はねえ。自分一人で行く」

 

『ダメだ、君一人を行かせる訳には行かない。準備を終わらせてから「それじゃ遅えんだよ!!」!?か、垣根?』

 

アレイスターは一人で行こうとする垣根を止めようとするが垣根は激昂しアレイスターはそれを聞いて驚く

 

「待ってる時間なんてねえんだ!この間にも当麻達が無事な補償はねえ!俺は一人でもあいつらを助けに行く!」

 

『ま、待つんだ!君では木原病理には勝てない!君だってその身をもって体感した筈だ!彼女は君に対する対抗策を持っていると!しかもその力は未知数だ!木原数多の木原神拳とは訳が違う!』

 

「だからて見捨てられるかよクソが!あの女はイかれてやがる!当麻達が五体満足でいる事はおろか生きてる補償すらねえんだ!もう俺は嫌なんだよ!当麻達があいつら(・・・・)の二の舞になるのは御免だ!もう友達が死ぬのは嫌なんだ!だからお前の指図は聞かない!」

 

垣根は上条達が無事な補償はない、だから早く助けに行くと叫ぶ。それを聞いてアレイスターはやめるよう指示するが垣根はそれに聞く耳を持たない

 

『彼女には君の未元物質は通用しない!分かっている筈だ!そんな相手に挑むなど君らしくない!冷静さを取り戻してくれ!彼女に立ち向かうのは死と同義だ!』

 

「安心しろよアレイスター、俺は自分でも怖くなるほど冷静だ…それくらい分かってる、だからアレ(・・)を使わせてもらう」

 

『アレ……だと?………まさか!アレを…三位一体(・・・・)を使う気か!?あれはまだ未完成の筈だ!使えば副作用で君の身体が…!』

 

んな事知るかクソボケ(・・・・・・・・・・)、俺は頭の血管が切れそうな程ムカついてんだ。自分の身体がどうなろうが構いやしねえ」

 

『ダメだ!フィアンマも言っていただろう!?いくら君とはいえ超能力者に変わりはないと!そもそも君に魔術(・・)を扱うだけの知識はない筈だ!魔道書の知識もない君に大した術式は使えない筈!』

 

垣根がアレを使うと呟くとアレイスターはそれはまだ未完成だと叫ぶ、それに魔道書の知識の無い垣根には有効活用できないと叫ぶが垣根はそれを言われると笑う

 

「それについては問題ねえ…俺にはこれがあるからな」

 

垣根がそう言って取り出したのは以前帆風達に見せた自動書記の遠隔制御霊装に似た何か、ただしあの霊装は金色の部位があったのに対しこれは全身真っ白だった

 

『それは…!?未元物質で複製したのか!?』

 

「ああ、前に第十九学区で自動書記の残留思念を読み取っておいた…これで俺には10万3,000冊の魔道書の知識がある…いくらあの病理でも魔術なんていう非科学的なもんには対応できねえだろ…」

 

『だ、だがあの女は最早私の予想を超えている!そんなイレギュラー分子にまともにやりあっては…』

 

垣根は自動書記(ペンデックス)の激戦の後である第十学区で密かに自動書記の残留思念を具現化し魔道書の知識を得遠隔制御霊装の形で手に入れていたのだと笑う。それを聞いたアレイスターはそれでも病理には勝てないと言おうとするが垣根は未元物質の翼を広げ窓から飛び降り第十学区へと向かう

 

「垣根さん!」

 

『!…く、行ってしまったか』

 

帆風が窓の淵に両手を添えて窓から身を乗り出して垣根の名前を叫ぶ、だが垣根は振り向く事なく空へと飛んでいく、アレイスターは止められなかったと携帯越しでも分かるように歯噛みする…そして通話が切れ暫く沈黙が病室に訪れた

 

「……行こうじゅんこ」

 

「……行くて何処へですか?」

 

「決まってるんだよ、とうま達を助けに行こう」

 

「……ダメですよ、垣根さんが言ってたじゃないですか…わたくしに来るなと」

 

インデックスが上条達を助けに行こうというが帆風は首を振る

 

「分かってたんです…わたくしなんて…垣根さんの何の役に立たないて事くらい!」

 

帆風は叫んだ、非力な自分が憎いと言わんばかりに、何の役にも立てない自分が嫌いと言わんばかりに、彼女は目元に涙を溜めそう叫ぶ…そんな帆風を見てインデックスは彼女の頬を叩いた

 

「……!?」

 

「!?い、インデックス?」

 

「甘ったれてるんじゃないかも、確かにていとくの言う通りじゅんこはていとくにとって足手まといかもしれない…でもそれがどうしたって言うの(・・・・・・・・・・・・)?」

 

殴られた帆風もそれを見たステイル達も茫然とインデックスを見る、彼女が人を叩くのを初めて見たからだ

 

「じゅんこは確かに弱いかもしれない…だからて人を助けたらいけない理由になるの?そんな事ない、弱くなって誰かを助けたていいんだよ」

 

「でも…垣根さんに」

 

「ていとくは関係ない!これはじゅんこが決める事だよ!ここで助けに行かなかったら一生後悔するよ!それでもいいの!?」

 

インデックスが叫ぶ、このまま行かなかったら一生後悔すると言って。その言葉を聞いて帆風は口を開いた

 

「……嫌です、女王達を見捨てる事も…垣根さんを一人で行かせるのも嫌です…例え役に立たなくても…わたくしは…わたくしは垣根さんと一緒に助けに行きたい!」

 

帆風が役立たずと分かっていても助けに行きたい、垣根の横に立ちたいと叫ぶ。それを聞いたインデックスが微笑む

 

「なら助けに行こう、とうま達を助けに行こうよ。私達も手伝うから」

 

「その通りだ帆風潤子、僕達も上条当麻達を助けるのに力を貸そう」

 

「貴方達には恩がありますからね…ここで返しておくとしましょう」

 

「わたくしは風紀委員(ジャッジメント)としてお姉様達を助けなければなりません…本来なら一般人を巻き込むのは御法度ですが…今回は目を瞑りますの」

 

「私も兄さんの暴走を止める為に御一緒しますよ」

 

「皆さん……ありがとうございます」

 

インデックス達が自分達も一緒について行くと笑う、帆風はそれに感謝しながら病室を出て垣根が言っていた第十学区へと向かう…それをカエル顔の医者は無言で彼女らを見つめていた

 

 

 

垣根は自宅に戻り自分の部屋からある物を取り出していた。それは小さなシャーペンの芯入れの様小型の透明ケースの中に保管された白い粉末状の薬に似た何かだ

 

「……これでよし…後は三位一体だが…副作用なんざどうでもいい」

 

垣根はその透明ケースを懐にしまうと自分の右手を見る…未元物質で作られた義手だが垣根はそれを一瞥した後窓を開けて空へと飛び立つ

 

「待っていやがれ病理…あいつらの仇は絶対に討つ…俺自身の手でな…オティちゃん達の力なんざ借りなくても俺一人でやってやる」

 

垣根は誰に言うでもなしにそう呟いた、それは自分自身に言い聞かせるかの様だった

 

「テメェだけは俺が殺してやる、絶対にな」

 

 

 

「そうか…なら早く準備を終わらせよう。幸い加群君達は先に行っている様だからね」

 

『ああ、頼むぞ』

 

脳幹がアレイスターとの通話を切ると横にいるオティヌスとメイザースに話しかける

 

「どうやら垣根が一人で病理君の元へと向かったそうだ」

 

「盟友が……それ程まで憎いのか、その木原病理という女は」

 

「……憎しみと愛は人を狂わせるものだ…だがあいつではその病理とやらには勝てないだろうな…奴は垣根の能力の開発者だ…言わば天敵だ…勝てる見込みは低いな」

 

「…なら、早く行くしかないな」

 

脳幹が二人に垣根が一人で戦いに行ったというとメイザースが勝てる見込みは低いと呟く、それを聞いたオティヌスが早く用意をするかと呟いた直後

 

「残念だが君達を彼の元には行かせられないな」

 

「「「!?」」」

 

彼らの背後から声が聞こえ急いで振り向く三人、そこにいたのは金髪にゆったりとした白い装束を身にまとう光り輝く体を持つ謎の人物…その表情は喜怒哀楽の全て、かつ人の持つ感情とは明らかに異質なものを秘めた表情…その人物の名前を脳幹が呟く

 

「…まさかここで出てくるとはねエイワス(・・・・)

 

彼の名はエイワス、かつてはアレイスターの計画(プラン)の要でありアレイスターを欺いていた『ドラゴン』と呼ばれている存在だ

 

「木原病理が垣根帝督と彼女(・・)にどの様な変化をもたらすのか興味がある、その邪魔はさせない」

 

「……どうやら私達が垣根の元に言うには彼を倒さないといけない様だね」

 

エイワスが自分のお気に入りが病理の影響でどう変わるのか興味があると呟き脳幹が病理の元へ行かせない様に立ち塞がる。脳幹達はエイワスを倒さねば垣根と合流すら出来ないと理解しオティヌスは主神の槍を構えメイザースは四種の象徴武器を自分の周囲に浮かす、脳幹は装着していたA.A.A.を起動させエイワスに狙いを定める。それを見たエイワスは頬を緩める

 

「まさか、三人いれば私に勝てるとでも?」

 

「思ってなどいない、だが隙をついてこの場から退却し垣根と合流するくらいなら出来るとは思わんか?」

 

「盟友にいなくなってもらうと困るのでな…絶対にここを突破させてもらうぞ」

 

「そう言う事だ、我々は強引でもここを突破する」

 

三人はエイワスに攻撃を仕掛ける、エイワスは薄く笑って輝きすぎるほど輝く翼をうごかす。こうして人知れず人外と元魔神、魔術師、科学者の戦いが始まった

 

 

 

垣根は第十学区に辿り着くと病理が潜んでいる場所まで向かう、その途中で数多達と交戦していた謎の部隊が近くの建物から現れる

 

「……病理の手先か」

 

「正確に言えば違うな、我々はクライアントに貴様の足止めをする様に依頼された部隊だ…トライデント…と言えば分かるか」

 

「トライデント………EUがバックボーンにいる組織か…」

 

超大手PMC(民間軍事会社) トライデント、彼らは病理に与えられたEqu.dark matterや電子迷彩を使い垣根の足止めをしようと企む彼らは銃を垣根へと向ける…だが彼らの銃は何も攻撃されていない筈なのに何らかの攻撃を受けて銃身が破壊される

 

「「「「!?」」」」

 

「その程度で俺を止められると思ってんのか」

 

驚く彼等に垣根はその程度で止められるわけがないと笑う、その笑みは残酷で嗜虐的…普段の彼からは想像できない様な笑みだ

 

「ここには当麻達はいねえんだ…だから歯止めが効かねえかもしんねえが…死んでも知らねえぞ」

 

垣根は兵士達の服を引き裂き彼らの細胞を一つ一つ剥ぎ取っていく、彼等の身体から鮮血が迸る、響く兵士達の悲痛な叫び。垣根が行ったのはナノサイズの未元物質の粒子を空気中に浮遊しそれで銃や服、身体を抉り取ったのだ…これは垣根の友人の博士という人物が使うオジギソウを参考にした攻撃だ。もしこの場に帆風達がいたら垣根は使うことはなかっただろう…だが彼等はいない。故に垣根が普段抑えていた凶暴性が現れていた

 

「死にたくねえなら退がれ、今の俺は…お前らを殺しちまうかも知れねえからな」

 

垣根がそう言って笑う、その悪魔の笑みに兵士達は恐怖に駆られ銃を向け銃弾を乱射する、更にEqu.dark matterから翼を出現させ垣根に斬りかかる…それを見た垣根は口を三日月の様に歪め背中から三対の翼を展開する

 

 

灰は灰に(AshToAsh)塵は塵に((DustToDust)吸血殺しの紅十字(SqueamishBloody Rood)!!」

 

「七閃!」

 

ステイルの吸血殺しの紅十字が炸裂し兵士達を吹き飛ばす、神裂の七閃が兵士達の仮面や銃器を切り裂く。黒子は空間移動を駆使して敵を倒していき風斬もその怪力を活かし電柱や車等を投げて敵を押し潰していく

 

「邪魔だよ!」

 

インデックスは10万3,000冊の魔道書の知識を活かし魔術を使って敵を薙ぎ払っていく。帆風も天衣装着で強化した拳を敵に叩き込み吹き飛ばしていく

 

「数が多いな!どれだけいるんだ!」

 

「あの仮面に気をつけてください。あれは銃器とは比べ物にならない武器です」

 

「電気迷彩に学園都市よりも遅れている銃器…こいつらは学園都市の外部の組織ですわね…恐らく傭兵か何かでしょう」

 

ステイルが倒しても倒しても湧いてくる敵にうんざりしたかの様に叫ぶ、黒子は外部の組織だと気づき傭兵か何かと察する

 

「!いましたわ!」

 

帆風は垣根の姿を捉える、垣根はたった一人で大勢の兵士達を翼で薙ぎ払い、爆発を起こし兵士達を蹴散らし、烈風を巻き起こし空へと舞いあげる。兵士達はたったそれだけで無力化され地に倒れ伏せ動かなくなる

 

「…呆気ねえな」

 

垣根はそうボソッと呟く、周囲一帯の兵士達を全て倒した様で無言で道を進む…幸いな事に兵士達は誰一人死んではいなかった

 

「垣根さん!」

 

「あ?……なんで着いて来やがった」

 

「女王達を見捨てられないからです、それにわたくしは垣根さんと……」

 

垣根が怪訝な顔をして着いて来るなと言ったのにと呟く、帆風がそれに対し何か言おうとすると空から更に兵士達が降りて来る…その数は優に千は超える

 

「……増援か、相手にならねえてのに」

 

「しかし数が多過ぎます!これでは女王達の元に辿り着くのに…」

 

多過ぎる敵に帆風がどうすればいいのかと言いかけたその時、空中の兵士達に向かって炎と斬撃、魔術が放たれ兵士達を吹き飛ばしていく

 

「ここは私達に任せて!二人は早くとうま達の所に行って!」

 

「!インデックスちゃん!?」

 

「ここは私達が引き受けましょう!」

 

「早く行くんだ!雑魚共はここで抑える」

 

「お姉様達を頼みましたわよ」

 

「後は頼みました!」

 

インデックス達がここは任せて二人は上条達を助けに行けと叫ぶ、インデックスは豊穣神の剣を飛ばし兵士達を蹴散らし、神裂は七閃で敵を薙ぎ払う、ステイルの魔女狩りの王が敵の装備を焼き払い黒子は鉄矢で敵の身体を固定する。風斬は車を持ち上げてそれを振り回し敵を攻撃する…そんな五人を垣根は一瞥した後走り出し帆風もそれに続く

 

(私達の出番かここまでかも…絶対にとうま達を助けるんだよていとく、じゅんこ)

 

 

 

上条達は全体が真っ白で広い部屋の中で目を覚ました、彼等は十字架に磔になりクサリで絡め取られ身動きを封じられていた

 

「…ここは?」

 

上条達は何故自分が鎖で繋がれているのかと脳をフル回転させて考える…そして思い出す、自分達は病理に敗れたのだと

 

「あら、もう目覚めたんですか?」

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

部屋に入って来たのは病理、それを見た上条達は彼女を睨みつけるが彼女は平然とせせら笑うのみ…そんな病理に上条は口を開く

 

「一体何が目的だ?俺らを攫って何がしたい?」

 

「そうですねー、簡単に言えば全ては帝督ちゃんの為です」

 

「……垣根の為だと?」

 

病理は全ては垣根の為だと言うと上条が怪訝な顔をする、そんな超能力者達に病理は口を歪めて呟いた

 

「帝督ちゃんは凄い子なんです、彼なら前代未聞の絶対能力者(レベル6)に…いいえ、更にその先の神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの(SYSTEM)も夢じゃない。ですから彼を進化させる為に貴方達を誘拐したのです」

 

彼女の目的は垣根を絶対能力者に…更にその先のSYSTEMへと進化させる為だと言う、それが何故自分達を誘拐するのに関係するのかと思う上条達に病理はにっこり笑って言ったのだ

 

「分からない、て顔をしてますねー。はっきり言いますと能力者…特に超能力者て言うのは精神異常者の集まりなんです、何せ自分だけの現実(パーソナルリアリティ)は一種の精神障害と同じ…つまり人間としてイかれてる少年少女の事です…あ、原石の第七位と幻想殺しの第二位は除きますよ?」

 

「……何がいいてえンだオマエは…」

 

「つまりですね…自分だけの現実…その精神障害が強い程能力は強くなる……なら帝督ちゃんの親友である貴方達が死んだら元々狂ってる帝督ちゃんはどうなっちゃうんですかねー?」

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

病理の目的はただ一つ、垣根の友達を殺して彼を狂わせ能力を更に昇華しようと企んでいたのだ、それを聞いた超能力者達は絶句する

 

「あ、助かりたいなら帝督ちゃんを罵倒するとかでもいいですよー?「お前なんか友達じゃない!」とか帝督ちゃんの心を折る一言を言えば貴方達の命は奪いませんよー」

 

「巫山戯んな!友達にそんな事するわけねえだろうが!」

 

「……本当に帝督ちゃんは貴方達の事を友達と思ってるんですかね?」

 

「……どういう意味よ」

 

病理が自分に従うなら命は助けると口に手を当てて笑う、麦野が友達にそんな事はしないと叫ぶも病理が垣根は上条達を友達と思ったいるのかと笑う

 

「だってそうじゃないですかー、だって貴方達と友達になった時とか、貴方達の悩み事を解決した時とか…都合が良すぎたりしませんでしたかー?」

 

「…何を言ってるのかしらぁ?」

 

「さては俺達を騙そうとしてるな!この根性なしめ!」

 

「……貴方達は疑問に思った事はないんですか?」

 

「……何にだ」

 

病理が疑問に思った事はないのかと尋ねると上条は何にだと睨みながら質問する…そして病理は薄く笑って言った

 

「帝督ちゃんが現れるタイミングですよ、例えば第二位と第六位の運命のターニングポイント。デッドロックの襲撃…あれは確か帝督ちゃんが二人を助けたんですよね?」

 

「…えぇそうよぉ…それが何か?」

 

「じゃあなんで帝督ちゃんはデッドロックが襲撃するて知ってたんでしょ(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)うね(・・)?」

 

「「「「「「………あ」」」」」」

 

デッドロックを助けたのは垣根、それは変わらない。だが何故デッドロックが食蜂を襲うと知っていたのかと聞かれ上条達は声を漏らす、病理はニヤリと笑って更に言葉を続ける

 

「更に言えば貴方達は幼少期に帝督ちゃんと会っています…これもおかしいですね。なんで貴方達の居場所を知っていたのか?他にも疑問点はいっぱいありますが…なにか反論はありますかー?」

 

「「「「「「……………」」」」」」

 

「ない様なので説明を続けます、つまり結論から言いますとね…帝督ちゃんは貴方達を騙してたんしゃないんですかね?」

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

垣根が上条達を騙していたと言って全員が目を見開く、それを見た病理はこの調子だと嘲笑う

 

「帝督ちゃんは他の超能力者を仲間にして自分の都合のいい駒にしようとしてただけだと思いますよ?そこに友情なんてない、友達ごっこしてただけなんですよきっと…それでも貴方達は帝督ちゃんの味方でいるのですか?」

 

「「「「「「……………」」」」」」

 

(…いいですね、この調子です、彼等の帝督ちゃんの印象を下げ友情をなくし帝督ちゃんを『諦め』させる…これが病理さんのやり方なのでーす)

 

病理は嘲笑う、全ては垣根の心を折る為に虚偽を言って彼等の心に垣根に対する疑心を植え付ける…病理が好むやり方だ

 

「さあ、どうしますか?私の言う事を聞いて帝督ちゃんに罵言を吐きますか?」

 

その問いに彼等はこう答えた

 

「「「「「「断る」」」」」」

 

「……はいぃ?」

 

その言葉に病理は固まった、何故?と。そんな彼女に上条達はこう言う

 

「確かに垣根は俺達に隠してる事があるかもしれねえ…だがそれがどうした。隠し事ぐらい誰だってある」

 

「ていとくンはそんな奴だ、他人の懐にズカズカと入ってくる癖に自分には近寄らせない…そんな奴だ」

 

「でもあいつはいい奴だにゃーん、隠し事はしても…あいつは私達の事を友達だと思ってる…少なくとも私はそう思ってる」

 

「私も同じよ、それにあのバ垣根さんがそんな大層な事を考えるわけないわよ…だってカプ厨だもの」

 

「そうよねぇ…だって彼貴方の中カップリンクの事しか考えてなさそうだもの。そんな事考える頭してないわよ」

 

「同意だな!帝督は馬鹿でお調子者でメルヘンだがそんな根性なしな事はしない!断言してやる!」

 

「…何故そこまで言い切れるのですか?」

 

上条達は自分達は垣根を信じている、と揺るがない目で答える。それを見て僅かに病理が口元を苦く歪め質問する、それに対し彼等はこう答えた

 

「「「「「「だって友達だから、友達を信じるのは当たり前だ」」」」」」

 

その一言だけで彼等が垣根帝督をどれ程信頼しているのか分かった、病理は彼等の心は折れないと気づいた、どれだけ『諦め』させようとしても垣根との友情は揺るがないだろう…彼等(・・)は、だが…

 

「……そういう友情物とかマジでさむーいんです、ならもう関係ありません…貴方達を全員殺して帝督ちゃんの心を粉々に砕きます」

 

病理はそう言うと車椅子から鉈を取り出し上条達の首を刎ねる為に車椅子でジワジワと近づく、上条と削板は身体を動かそうとするが身体は全く動かない。一方通行達は能力を使おうとするが直後耳障りな音が聞こえ演算が出来なくなる

 

「前以てテレスティーナちゃんからキャパシティダウンを盗んできて正解でしたね、後第七位と第二位には薬を打ち込んでおきましたので暫くは身動きは取れませんよー」

 

そう嘲笑う病理、刻一刻と迫り来る死の時間に上条達は冷や汗を流す…だがその時部屋の扉が蹴り壊され誰かが上条達が閉じ込められている部屋に侵入した

 

「……帝督ちゃん…ではない様ですね…」

 

「ああ、超能力者達には悪いが私は垣根帝督ではない」

 

その侵入者は足首までの白いコートを着た黒髪の男だった…彼を見た病理はクスリと笑いその名を告げる

 

「久しぶりですね加群ちゃん」

 

男の名は木原加群(きはらかぐん)、木原一族の科学者にして魔術師である。そして病理と因縁がある男でもある

 

「なんの御用でしょうか?私を止めに来たとか?」

 

「それ以外に何がある?それに私は垣根に助けられた者としての恩がある…故に彼の友を見殺しには出来ない」

 

「カッコイイですねー、でもそれがムカつきますね。今の『木原』を表してるようで吐き気がします。全く木原はいつから仲良しこよしの家族になったのやら…あの幻生さんも帝督ちゃんの所為で腑抜けになりましたし…」

 

加群は無表情で病理をただ見据える、病理はそれを見てクスクスと笑う…絶対に自分が負ける事はないという余裕が彼女から透けて見えた

 

「いやそれで良かったと私は思う、元から木原の異端だった私だが…今の木原は前より人間らしく優しい」

 

「それがダメなんです、木原は私みたいじゃないと…まあそうなったなら仕方ありません…今いる木原を全員殺し新しい木原の誕生を待つとしましょう。ついでに学園都市も壊滅させて世界中に木原を拡散させるとしますか」

 

「それを見逃すと思うか?」

 

加群と病理の会話は続く、病理は学園都市の壊滅を、加群は学園都市を守り抜くという確固たる意志を持ち自らの敵と相対する

 

「と言うか私と戦うとか死ぬ気ですか?死ぬ気なら勝てると思ってるならマジでさむーいです」

 

「いや、死ぬ事など1ミリも思ってなどいない」

 

「?」

 

「何故なら私はお前を倒して無事に鞠亜の元へ帰るからだ」

 

加群がそう言うと病理は一瞬固まった、加群は言葉を続ける

 

「私はここで死ぬ訳にはいかない、私が生きるのを望んでいる者達がいるのでな」

 

「……は、強がりますね…でも私に戦闘向きではない貴方が勝てるとお思いですか?」

 

「貴様こそ何を言っている、私は木原だぞ?戦う相手の想像の外に出なくてどうする」

 

加群はそう言うと伸ばした右手の人差し指と中指の間から数mほどの紅蓮に燃える炎を纏った真紅の光の刃が生まれる、それを見て病理は目を見開く

 

「……魔術…ですか?木原である貴方が魔術という非科学的なものを頼った?……この外道が」

 

「その言葉そっくりそのままお前に返そう、私は科学者でもあり魔術師でもある…さあ、始めようか木原病理、ここがお前の墓場だ」

 

「……いいでしょう、但し私の墓場ではなく……貴方の墓場ですよ」

 

二人の木原そう言うとお互いを睨みながら距離を取る、病理は車椅子から立ち上がり加群へと近づき加群は自分の右手から伸びる剣を一瞥する

 

「燃えよ勝利の剣(レーヴァテイン)

 

「形態参照 ネッシー」

 

燃え盛る炎の剣…それは北欧の炎の巨人が持つ終焉の炎の剣と豊穣神の無敵の剣に関する術式、更に加群は北欧の勇者 ジークフリートの不死身の肉体を参考にした一点のみを除き不死身の如き肉体を得る防御術式を展開。対して病理は自分の肉体を人間から太古に存在した首長竜に酷似した白き巨竜と化す。今ここに戦士と悪竜が相対する…果たして勝つのは木原加群(希望)木原病理(絶望)

 

 

 

 

 

 

 

 




加群さんマジでヒーロー。ジークフリートの術式とレーヴァテインの術式は作者オリジナルです。ベルシ要素が一欠片ねえ…まあお許しを。でもかなりこの二つの術式は燃費が悪いです。全開で術式を使ったら…3分…とはいきませんが10分も戦えませんね、まあその代わり破格の能力ですが

さあ、次回も白熱の戦闘が繰り広げられます!勝つのは希望か絶望か!?後病理さんのCVは坂本真綾さん、加群さんのCVは諏訪部順一さんですね…簡単に言うと某SAOの支配者さんとそれに使える騎士団長の声の人です…ついでに言うと某運命の龍の魔女と竜殺しの英雄の声でもある

次回もお楽しみに
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