カプ厨がていとくんに憑依転生しました   作:暗愚魯鈍

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今回はサブタイ通りあの時のあのキャラが再登場、使い捨てキャラかと思ってましたか?残念時々出てくるキャラクターです(なお作者オリジナルキャラ)

さて今回はステイルとインデックスが学校に通うお話(序盤の描写のみ)、これで大覇星祭にインデックスが競技に参加できるぜ、なお今回はツッコミのオンパレードだけど気にしないでください。

後この小説はよく文字数が一万字を超えちゃうんですけど皆さんは長いとか思った事はないですか?それともこれくらいで丁度いいですか?



第四章 エンデュミオン 編
使い捨てキャラかと思った?残念時々出てくるキャラだよ


九月一日、楽しかった夏休みが終わり再び学校に通う始業式の日である。それは第七学区の柵川中学校も例外ではなくそこの生徒である佐天は退屈そうに頬杖をついていた

 

「あ〜今日からまた授業かぁ……嫌だなぁ」

 

「夏休みがずっと続けばいいですよね〜」

 

佐天と初春が夏休みが永遠に続けばいいのにと愚痴っているとガラガラと教室の扉が開き担任の教師が入って来る

 

「クオオォォォ!ギャオオオ!(はい、お前ら席につけ〜、ホームルーム始めるぞ〜)」

 

その教師は人間ではなかった、鳥と竜が混ざった様な姿で赤い皮膚を持つ教師…あだ名では「クック先生」と呼ばれている大怪鳥 イャンクック先生である

 

「……何で人じゃないモンスターが教師やってるんだろうね」

 

「今更じゃないですか?副担が「ヌルフフフ」とか言ってるタコな時点でこの学校終わってますし」

 

因みに副担は最高速度がマッハ20の黄色い変態タコである、佐天と初春のクラスの教師と副担はおかしい事で有名だがもう誰も気にしていない。なお副担は此間警備員に覗きの容疑で捕まった

 

「ギャオオオ!(今日は始業式の前に転校生を紹介するぞ!)」

 

「先生〜、それは男の子ですか女の子ですか〜?」

 

「いや何で言葉が分かるの初春?」

 

クック先生が転校生を紹介すると言う意味の咆哮をあげると初春がそれを理解し質問し佐天が何で理解できるのかと疑問に思う

 

「ギャァァァス!(男子一人と女子三人だ!皆仲良くするんだぞ!)」

 

「へ〜男の子と女の子なんですか…でもこの時期に転校生もなんて珍しいですね、そう思いませんか佐天さん」

 

「あー確かに…こりゃ何か裏で何かあったりして」

 

クック先生が男と女、それぞれ一人ずつだと叫ぶと初春がこんな時期に珍しいと呟き佐天が何か裏があるのではと考える

 

「クエェェェ!(もう入ってきてもいいぞ!)」

 

クック先生が扉に向かって咆哮すると扉が開き肩まで届く長さの赤髪に2メートルはあろう右目の下にバーコードの様な刺青をした少年と銀髪に緑目の可憐な少女が入ってくる。両方とも外国人だ

 

「初めましてなんだよ、私はインデックスて言うんだよ。好きな物は食べ物、私に食べられない物はないんだよ」

 

「……ステイル=マグヌスだ、普通にステイルと呼んでくれ。好きな物は煙草だ、煙草のない世界は地獄だと言っておこう」

 

(……銀髪の子は置いておくとして…隣の男の子凄い個性のデパートだね)

 

佐天がステイルのあまりの個性さに顔をヒクヒクとさせる…こりゃまた色濃いのがやって来たなと言わんばかりに…人外が担任と副担をやっている時点でおかしいのにまた変な奴がおかしいのが増えたと頭を抱える

 

「……ヤバい、ニコチンが切れて来た…だが学校では煙草は吸っちゃダメと小萌さんに言われているし…ココアシガレットで我慢するか」

 

「あ、私にも一本頂戴なんだよステイル」

 

「クエェェェ(私にも一本くれ)」

 

「いや今ホームルーム中だから!クック先生も生徒からお菓子を貰わない!ほら初春も風紀委員なんだから止めて!」

 

ステイルがニコチン切れを解消する為にココアシガレットを取り出し一本口に咥える。それを見たインデックスとクック先生がステイルからココアシガレットを一本貰いムシャムシャと口の中に入れて食べ始める、佐天は風紀委員である初春に止める様言うが…

 

「あ、私にもココアシガレット下さい」

 

「初春!?」

 

初春もココアシガレットを食べ始め佐天がブルータス、お前もか!と言わんばかりに頭を抱える。そんな時だドタドタと廊下を誰か走る音が聞こえたかと思うと再び教室の扉が開きその人物が教室に入ってくる

 

「お、遅れてすみません」

 

「あれ?ひょうか?どうしたの?」

 

入って来たのは霧ヶ丘女学院の生徒である筈の風斬だった、彼女は何故か佐天やインデックスと同じ柵川中学の制服を着ており佐天は何か嫌な予感を感じる…そしてその予感は的中したのだった

 

「初めまして、霧ヶ丘女学院から転校して来ました風斬氷華です!よろしくお願いします!」

 

「待て待て待て〜ぃ!」

 

にこやかな笑顔でそう言う風斬だか佐天が待ったをかける、全員の視線が佐天を見つめるが佐天は大声で叫ぶ

 

「いやおかしいでしょ!霧ヶ丘女学院といえば高校生ですよね!?なのに中学校に転校!?どう言うことですか!?」

 

「だって……霧ヶ丘女学院にいても友達いないし…ならインデックス達が転校する中学校に私も転校しようと思って…」

 

「理由が可哀想過ぎる!?だからと言って高校生が中学に転校しますか!?てかそもそもどうやって転校を…」

 

「あ、兄が学園都市の第一位兼学園都市統括理事会のメンバーなのでその権力を使って裏口入学しました」

 

「権力の無駄遣い!?」

 

風斬は友達が元いた学校には誰一人いないから友達がいるここに転校して来たと告げると佐天が可哀想な理由だなと叫ぶ、因みに風斬がここには入れたのは垣根がここの校長を権力で脅したからである

 

「ひょうかも一緒なんだね!嬉しいんだよ!」

 

「僕も助かったよ…知り合いがいないから緊張していたが君がいて気が楽になった」

 

「それは良かったです、これからずっと四人で昼ご飯とか食べたりしましょうね」

 

インデックスとステイルは風斬が来てくれて嬉しそうな顔をし風斬もニコニコと笑う。そんな時またまた廊下から誰かが歩いて来る音が聞こえ佐天がまたかと内心で呟く

 

(はいはい、どうせまた新しい転校生とかそこら辺でしょ?今度は誰が来るの?年齢詐称した御坂さんとか食蜂さん?おふざけでやって来た垣根さんて線もあるな…大穴でサービスマンとか屁怒絽(ヘドロ)とか?)

 

佐天が誰がやって来るのかと予想しているとコンコンとノックされクック先生が入って来いと鳴き声を上げる

 

「失礼します、今日からこの学校にやって来ました神裂火織と申しま…」

 

「ババア無理すんなぁーー!!」

 

「なあ!?ば、ババア!?失礼な私はまだ18歳です!」

 

「18歳で中学一年生な時点でもだいぶ無理があるよ!てか貴方絶対に38歳でしょ!」

 

「うるっせぇんだよ、ド素人が!」

 

神裂が柵川中のぱつんぱつんの制服を着て入って来たので佐天が無理すんなババアと叫ぶ、神裂が誰がババアだと何処から取り出したのか七天七刀を取り出して佐天を斬りかかろうとしそれをインデックス達が羽交い締めして止める

 

「ストップ!ストップなんだよかおり!」

 

「止めないでくださいインデックス!私は彼女を許さない!」

 

「落ち着くんだ神裂!くそ!聖人が暴れるとか洒落にならないぞ!」

 

「落ち着いてくたさい神裂さん!」

 

刀を振り回したまま暴れ回る神裂にインデックス達は必死に彼女を抑える…だが彼女の聖人としての力は凄まじく三人がかりでも押さえつけるので精一杯だ

 

「ギャァァァス…(あーもうめちゃくちゃだよ)」

 

「ですねー」

 

クック先生はやれやれと左右の翼を揺らし初春はうんうんと頷く。残りのクラスメイト達はこれから騒がしくなるなと思っていた

 

 

 

「いやすみません…ちょっと混乱してて…38歳とかババアとか言ってすみません」

 

「いえ私も危うく貴方を唯閃で佐/天にしようとしてすみません」

 

始業式が終わり今日は午前で学校は終わり、佐天と初春、インデックス達を加えた六人は第七学区の街中を歩いていた。神裂と佐天は教室での出来事について互いに謝り続ける

 

「まあ、皆でパフェでも食べて落ち着きましょうよ…あ、勿論奢りでお願いします」

 

「花飾りは随分図々しいんだね……」

 

初春はパフェを売っている店を発見しパフェでも食べて落ち着こうと飴玉を転がしたような声で呟く、なお彼女は自分でパフェを買う気は無いようだ

 

「相変わらず初春は黒春だね…あ、私席確保して来ますね。私はイチゴパフェだからね初春!」

 

「はいはい、分かりましたよ」

 

佐天がパフェ屋の席を確保しに行きインデックス達が店に入ってパフェを頼む

 

「すみません、ジャンボパフェ下さい」

 

「う〜ん……私はパフェ全種類を頼むんだよ」

 

「じゃあ僕はこの宇治銀時丼を一つ」

 

「む、なら私は鯛の茶漬けを一つ」

 

「じゃあ私はメロンパフェを、後佐天さんの分のイチゴパフェを」

 

それぞれの注文を言う五人、2名くらいおかしい注文をした魔術師がいたが気にしない気にしない、暫く待って出来たパフェを受け取ると佐天が座っている席に五人が座る

 

「あ、出来ました……て、何ですかその猫のエサ」

 

「失礼な…宇治銀時丼だよ、食べるかい?」

 

「食べたら早死にしそうなので遠慮しときます」

 

佐天が宇治銀時丼を見てドン引きするがステイルは気にしない、パフェ屋て何だっけ?と思う佐天はイチゴパフェを受け取って一口咀嚼する、なおステイルが宇治銀時丼を食べているの見ると見てるだけで吐きそうになる。まあムシャムシャとパフェをまるで飲み物の様に食べているインデックスもインデックスだが

 

「ほら、アリサ、シャットアウラ…私が作ったレディリースペシャル パフェバージョンよ。食べなさい」

 

「……うわぁ…パフェにマヨネーズ滅茶苦茶かけてる……」

 

「……これは犬のエサか?」

 

「口の中がミラクルワンピーーース!!!味の三千世界やーーーーッ!!!」

 

近くにピンクの髪の少女と黒髪の少女はツインテールの学園都市統括理事会のメンバーであるロリっ子に渡された美味しいパフェにとぐろを巻く様にマヨネーズをかけて味を台無しにしたレディリースペシャル パフェバージョン(犬のエサ(犬でも食べない))を見て顔を青ざめていた、なおレディリーに悪意はない。なおシャットアウラの父親には好評だった

 

「……まあ、猫のエサの方がマシだね」

 

「パフェて美味しいんだね…ま、今日はこれくらいにしておくんだよ」

 

佐天はその光景を一瞥し自分のイチゴパフェを貪る、なおインデックスはまだ3分と経っていないのにもうパフェ全種類を完食してお腹を摩っていた。そんな彼女らの前に誰かが声をかける

 

「あら、初春に佐天さん。それにインデックスさん達ではありませんの」

 

「あ、白井さんじゃないですか」

 

現れたのは風紀委員の腕章を肩につけた黒子…水槽を台車に乗せてやって来た事に全員が疑問に思っていたが佐天は気にせず手を振る

 

「なんか随分久しぶりに佐天さん達を見た気がしますわね」

 

「まあ、一ヶ月ぶりの登場ですからね…前に出て来たのは盛夏祭の時に台詞だけの登場でしたからね。読者ももう忘れてますよ」

 

「初春メタい事言わない」

 

黒子が久しぶりに佐天達を見たと呟き初春がメタい事を言い始めたので佐天が黙れと呟く…インデックスは水槽に目をやる

 

「ねえくろこ、その水槽は何を入れてるの?」

 

「ああ、ペットですの」

 

「ペットですか?一体どんな動物ですか」

 

神裂がどんなペットなのかと尋ねると水槽からザバーンとそのペットが頭を出す…その生物とは…

 

「ピラルクーですの」

 

「アイエエエ!?ピラルクー!?ピラルクーナンデ!?」

 

「あ、そのピラルクー私が金魚すくいでゲットして白井さんにあげた子ですか」

 

「詳しくは夏祭りの話を参照かも」

 

それは風斬が夏祭りであげたピラルクーだった、佐天が何故にピラルクーと混乱し風斬が嬉しそうな顔をする

 

「こうして風紀委員の仕事の合間に散歩をしてるんですのよ」

 

「ピラルクーて犬猫みたいに散歩するんですか?」

 

初春がピラルクーて散歩するのかと問いかける、その疑問に黒子が答える前にピラルクーが口を開く

 

「ピラルクーだって散歩ぐらいしますよ」

 

「「「「「「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!」」」」」」

 

ピラルクーが喋った、それを見て発狂するインデックス達

 

「何でそんなに驚くんですか!変ですかピラルクーが喋ったら!」

 

「変だよ!現在進行形で変だよ!喋るピラルクーとか前代未聞だよ!」

 

「失敬な!日本昔話にもあるでしょう!昔々あるところに子供達に虐められていたピラルクーを助けた浦島太郎がピラルクーに乗って竜宮城へ行く話が!」

 

「それは亀だぁぁぁぁ!!!」

 

ピラルクーが自分が喋ったら変かと尋ね佐天が変だとはっきり告げる。ピラルクーは昔話にもこういうのがあった筈だと叫ぶがそれは亀だと佐天は反論する

 

「あ、あの…もしかして貴方は私がすくったピラルクーですか?」

 

「ん?おお!貴方は私をすくってくれたお嬢さんではありませんか!」

 

「やっぱりそうなんですね、でもどうして喋れる様に?」

 

「あー……白井殿の寮でビリビリしてる女性が目がしいたけの方に抱きつかれて「ふにゃー!」と奇声をあげた後電撃がビリビリと放たれそれが私が住む水槽に命中しそれが私の遺伝子を書き換え…まあ多分そんな感じでこうな風になりました」

 

「理由がアバウト!」

 

彼が喋れる様になったのは美琴がふにゃーした所為で漏電してそれがピラルクーに当たり遺伝子が変化した…との事らしい

 

「まあピラルクーの事は置いておくとして…インデックスさん達はどんな能力なんですか?」

 

「えっとね、私達は魔術…「おっと蚊が止まってますよインデックス!」げぶぅ!?」

 

「顔面を刀でフルスイングされた!?」

 

初春がインデックス達はどんな能力を持っているのかと尋ね、インデックスが魔術師と言いかけると神裂が七天七刀で顔面をフルスイング、佐天がそれに驚いた

 

(何口走ってるんですかインデックス!?魔術師て言っちゃダメでしょう!)

 

(あ、そうだったかも…テヘ☆)

 

(可愛いから許す)

 

(やかましいですよステイル!兎に角事前に考えておいた名前を言うんですよ!)

 

神裂がコソコソと耳打ちしながら自分達が徹夜で考えた能力を言うんだと二人に言うと二人は頷く

 

「僕は大能力者(レベル4)の発火能力だよ。大した事はない」

 

「私も大能力者の身体能力強化系の能力者です」

 

「私は大能力者の空想を実現させる能力『空想創造(ファンタジーイマジン)』なんだよ」

 

「私は正体不明(カウンターストップ)て言う強度不明な能力だね」

 

「え!?ほぼ全員大能力者なんですか!?凄いじゃないですか!」

 

佐天が全員が凄い能力者として凄えーと驚く、その顔を見て誇らしげな顔をするインデックス達

 

「でも大能力者なのに珍しくまともな性格なんですね…ほら、大能力者てあの人(・・・)みたいに変な人が多いのに」

 

初春が大能力者にしては珍しくまともな性格だなと呟き横目である人物を眺める、全員がん?と初春の視線の先に目を合わせる…そこにいたのは

 

「はぁはぁ……写影きゅん。この園児服を着て見てくれないかな?」

 

「誰か助けてぇぇぇぇ!」

 

桃色の布で胸を隠しただけの上半身にブレザーを引っかけている変態(ショタコン)が小学四年生の少年に園児服を片手に持ちながら涎を垂らしながら馬乗りになり、少年は助けてくれと叫ぶ

 

「……露出狂なんだよ」

 

「……ショタコンだね」

 

「……変態ですね」

 

インデックス達がドブを見る目でその変態…結標淡希(むすじめあわき)を見る、因みに彼女に襲われているのは美山写影(みやましゃえい)という少年である

 

「公共の場で何してるんですの!」

 

「ショタぁぁ!?」

 

黒子は淡希に空間移動からドロップキックを喰らわす、淡希の首がベキィ!と聞こえてはいけない音が鳴りそのまま吹き飛ばされてゴミ箱にぶつかり全身ゴミまみれになる。これが本当のダストシュート

 

「い、痛いわね…何するのかしら白井さん?」

 

「煩えですの、九月早々お縄につきたいんですの?」

 

「ふ、ショタコンを縛ることは出来ないのよ…そこにショタがいる限り!」

 

「名言のつもりですの?」

 

黒子が淡希にジト目を向ける、黒子は風紀委員になってからもう62回ほど職務質問を行い、23回ほど逮捕した人物でもある。なおいずれも「下校帰りの小学生の後をつける(本人曰くショタを背後から見守っていた)」やら「小学生誘拐未遂(本人曰くゲーム(意味深)に誘った)」、「座標移動で小学生の衣服を抜かし全裸にする(本人曰く能力の誤作動)」、「美山写影をペロペロした罪(本人曰く欲望に抗えなかった、後悔はしていない(キリッ)」…他にもショタ関連の事件で捕まっている常習犯だ

 

「…ちょっと待って、今妄想スタートするから」

 

「いきなり何言ってますの?」

 

「考えるのよ私…白井さんのツインテールを短髪に脳内変換、そして白井さんの服を園児服に脳内変換、そして白井さんを男の娘だと想像して…そう今目の前の白井さん(ショタ)は私を冷たい目で見下してる……ヤバイわ、ちょっと濡れてきちゃった」

 

「………マジで脳外科行った方がいいですわよ」

 

淡希は黒子のジト目を脳内変換でショタにそんな冷たい目で見下されていると想像し快感を味わっていた、黒子が更に冷たい目をするとふぉぉぉ!と大興奮するショタコン…だがここで写影がいなくなっている事に気づく

 

「あれ?写影きゅんがいないわ」

 

「彼ならとっくの前に逃げましたの」

 

「そう…残念ね…まあ仕方ないわ。なら私は学校帰りに寄り道してるショタがいないか見に行くとしますか」

 

淡希は獲物(写影)がいなくなったも知るや否や他の場所に行って次の獲物(ショタ)を探そうと自身の能力で何処かへと消える…え?過去のトラウマ?完全なショタコンとなったあわきんにそのトラウマは通用しねえ

 

「全くあの方は…何度捕まっても懲りないお人ですの」

 

「さて、白井殿。散歩兼パトロールの続きをしましょう。実は今嫌な予感を感じているのです…虫の知らせというやつですかな?」

 

「いや貴方は魚でしょ」

 

ピラルクーが虫の知らせでよくない事が起こると呟くと佐天があんた魚じゃんと突っ込む。するとインデックス達に見えない誰かが歩み寄りインデックスを両腕で抱えインデックスを椅子から持ち上げる。その光景は相手の姿が見えないせいでインデックスが一人でに宙に浮いている様に見えた

 

「!?インデックス!」

 

「……動かないでもらおうか」

 

ステイルがインデックスの名を叫ぶとインデックスの背後から声が聞こえた、その瞬間インデックスを両腕で拘束しているネクタイまで黒の全身真っ黒なスーツに閉じた両目が特徴的な二メートル近い逞しい身体の男性が姿を現す

 

「魔術師…ですか!」

 

彼の名は闇咲逢魔(やみさかおうま)、彼はインデックスの記憶の中にある抱朴子(ほうぼくし)を狙って学園都市に侵入してきた魔術師である

 

「姿を消す能力者…牧上みたいな能力ですの?それに右手に……弓?」

 

黒子は闇咲を自分と同じ常盤台の牧上小牧(まきがみこまき)という生徒と同じ能力かと考える、そして闇咲が右手に装着している弓に注目する。佐天と初春、風斬は何が起きているのか未だにわからず呆然としステイルと神裂は闇咲を睨む。闇咲はそのまま透魔の弦で姿を消しインデックスと共にこの場から去ろうと企むが瞬間黒子が闇咲の目の前に現れる

 

「!?」

 

「あら、空間移動を見るのは初めてですの?」

 

驚く闇咲を横目に黒子はインデックスに左手で触れ空間移動でステイルの横に現れる、闇咲は標的を逃したと舌打ちし右手の弓…梓弓を構えいつでも攻撃できる様にする

 

「そこの方、今すぐインデックスさんを拘束から解きなさい」

 

「すまないがそれはできない、私には時間がない…早く抱朴子を手に入れなければいけないのでな」

 

「なら仕方ありませんわね……ピラルクーやってしまいなさい」

 

「御意」

 

自分の警告を受け入れない闇咲に対し黒子は軽くため息を吐く、そしてピラルクーにやってしまえと命令するとピラルクーが水槽から出て尾ビレを足の代わりに立ち上がる

 

「え!?クララが…じゃなくてピラルクーが立った!?」

 

「…珍妙な魚だな…龍魚の類か?」

 

ピラルクーが二足歩行(?)で歩いているというシュールな絵面を見て佐天と闇咲が驚く、そのままピラルクーは闇咲と向かい合う

 

(仕方ない…衝打の弦で吹き飛ばして気絶させるか…)

 

闇咲がピラルクーを倒そうと考えていると、ピラルクーがパカッと口を開き闇咲が何をしているのかと考えたその時口から火炎放射が放たれ闇咲を火達磨にする

 

「ぎゃあああああ!?」

 

「「「「火を吐いた!?」」」」

 

「絶対こいつピラルクーじゃないですね」

 

地面をジタバタと転がる闇咲に驚くインデックス達、初春が絶対にピラルクーじゃないだろとツッコむ

 

「知らないのか?ピラルクーは火が吐けるという事を?」

 

「いやピラルクーは火吐けないよ!?」

 

佐天が絶対にこいつピラルクーじゃねえと叫ぶ、闇咲は梓弓を構えてピラルクーを倒そうと断魔の弦を放とうとするが…

 

「ピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラピラ!」

 

「ぐえげはぶぇグぇばふぐぶえぇふ!?」

 

「拳を52回も打ち込んだ!?このピラルクーただ者じゃない!?」

 

オラオララッシュならぬピラピララッシュを闇咲に打ち込むピラルクー、闇咲はその魚臭い拳(ヒレ)を52回もその身に受け口から血反吐を吐きその拳の連打が終わるとドサッと地面に横たわる…彼の身体は魚臭くなっていた

 

「天に極星はひとつ、ふたつはいらぬないのだよ」

 

「どこの聖帝なんだ君は!」

 

ステイルのツッコミをピラルクーは聴いた後闇咲に近づくピラルクー、そして倒れこむ闇咲を見下ろす形でピラルクーは口を開く

 

「戦って分かった、君はこんな事をする人間ではない…何故こんな事をしたんだ?」

 

(いや戦って分かったて…一方的にボコっただけなんだよ)

 

「……私はある女を助ける為に抱朴子を欲している」

 

(そして唐突に何か語り始めたよこのおじさん…絶対にこれ回想に入るパターンだよ)

 

闇咲に何故こんな事をしたと尋ねるピラルクーに闇咲がある女性を救う為にやったと呟く、そして闇咲は自分語りを始める

 

 

ーーーあれはとある病院で出会った不思議な女との出会いから始まった…彼女の名は…ーーー

 

 

「長い!」

 

「そげぶ!?」

 

「「「「いやまだ回想始まったところなんですけど!?」」」」

 

回想が長いとパシンと闇咲の頬をヒレで殴るピラルクー、殴られた頬を抑える闇咲にえぇ〜と顔をするインデックス達

 

「長過ぎる!校長先生の話か!」

 

「り、理不尽だ…」

 

校長先生の話くらいに長いと怒るピラルクー、理不尽過ぎると嘆く闇咲…だがポンとピラルクーが闇咲を優しく抱きしめる

 

「だが大体の理由は分かった……その女性を救う為に頑張って学園都市まで来たんだな」

 

(いやあれだけの回想でどうやってわかったんですか?)

 

佐天があれだけで分かるのかと疑問に思うが敢えて言わない、抱きつかれた闇咲は魚臭いと内心思っていた

 

「安心しろ、私達がその女性を助けてやる」

 

(私達も巻き込まれたんだよ…)

 

ピラルクーが絶対に自分達がその女性を助けてやると闇咲に言う、インデックスは自分達も巻き込まれるのかと心の中で呟いた

 

「……本当か?本当に彼女を救えるのか?」

 

「ああ、この嬢ちゃんならその呪いとやらも解ける。だから誘拐なんてしなくてもいいんだ」

 

闇咲は自分が助けたいと思っていた女性を助けられるのかと尋ねる、ピラルクーがそれに頷くと闇咲は瞳から涙を溢れさせる

 

「今は私の胸の中で存分に泣くといい」

 

(魚の胸で泣く男性とか凄くシュール)

 

初春が目の前の光景を見て凄くシュールだな〜と内心で思っていた。そして一頻り闇咲が泣き続けた後ピラルクーはインデックスの方を向く

 

「そこのお嬢さん、彼が言う呪いとやらを解く事は出来るかな?」

 

「ま、まあ出来なくはないけど…どうやってその女の人がいる所まで行くのかな?学園都市の外には出られないんじゃあ…」

 

「安心しろ、私の友人の一人 垣根に外に行きたいといえば了承してくれる」

 

(……もう何も突っ込まないぞ僕は)

 

インデックスは学園都市の外には行けないと言いかけるがピラルクーは垣根に頼めば行けると呟く、ステイルは何故垣根と友達なのかと尋ねたりしない

 

「ちょっと待ってくださいよ!学園都市の外に行くて本気ですか!?」

 

(お、風紀委員として外に行くのは止めるのかな?)

 

初春がバンとテーブルを叩いて立ち上がる、佐天が止めるのかと驚いた顔で初春を見る

 

「外に行くなら私も連れて行ってください!秋葉原のアニメイトに寄りたいので!」

 

「「「「ズコッー!!」」」」

 

「……初春は欲望に忠実ですわね」

 

ただ秋葉原に行きたいだけだった、それを聞いて黒子以外の四人が転ける。黒子の冷ややかな眼差しを初春に向ける

 

「うへへ…これでゴブリン×ドワーフのBL本が買えます」

 

「何そのキッツイBL本!?そんなの人間やめてる奴しか見ない本だよ!?」

 

「え?佐天さんゴブドワ知らないんですか?」

 

「何その略し方!?」

 

初春は腐女子である、しかも人外でも行ける口である、上条×一方にハマっているが最近は一方×上条でもいいかな〜と思っている彼女である

 

「さあ、超音速旅客機に乗ってその女性がいる病院まで行くとするか」

 

「待ってくださいですのピラルクー!飼い主を置いて行くペットなんていませんですのよ!」

 

「……この流れは絶対私達も行かなきゃいけないんだよね」

 

「……行くしかないか」

 

「…救われぬ者に救いの手を…それが私の魔法名ですからね」

 

「……じゃあ私もついて行きます」

 

「……始業式からこんな目に合うなんて…絶対今年は厄日だよ」

 

「ゴブドワゴブドワ〜♪」

 

かくして六人は超音速旅客機に乗ってその女性がいる病院まで行きインデックスの魔術によりその女性が呪いから解けたのは言うまでもない。そして超音速旅客機に乗った神裂とステイルが科学に対するトラウマが植え付けられたのは別の話である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?俺の出番は?」

 

「……今回出番はなしですか…」

 

主人公とヒロインの出番はこれだけである

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「……もう一日たったのに誰も自分達を助けに来てくれない件について」」」」」」

 

なお上条達は未だ誰にも助けてもらえていなかった、彼らは本当に不幸だった

 

 

 

 

 

 

 




ピラルクーが単なるモブか使い捨てと思ってましたか?残念、黒子のペットとして出てくるキャラでした!なおかなり強い模様、この作品の似てるキャラとしては魔強化那由他ちゃんとこのピラルクーは同じ性質持ちです(ギャグキャラだから強い)。後いきなり闇咲さんを出したのは変だったかな?でもここくらいしか出すタイミングなかったんだよなー。結局少し雑になっちゃったし…でもご安心を、また闇咲さんは出てくる予定です

今回は殆どていとくんと縦ロールちゃんの出番はなかった…主人公とヒロインなのに…なお次回も今回と一緒な模様。誰でもいいから上条さん達を助けてあげて

そして次回はスネーク誕生秘話、今明かされるスネーク誕生の歴史、ミサカネットワークネタを書けたらいいなと思ってます、そしてアステカのあの人達も出るよ

次回もお楽しみに
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