カプ厨がていとくんに憑依転生しました   作:暗愚魯鈍

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お気に入りが500を超えた…だと?何故かエンデュミオン編に入ってから増えた…これが…アリサちゃんの奇跡?もしくは魔術師の仕業?どちらにしても嬉しいです

今回は戦闘描写多目です、でも中途半端が多いかも…そして前回言った通りあのキャラがゲスト参戦、気になるゲストは読んでからのお楽しみです

そしてオリジナルの霊装と術式が出ます、あと宛那は原作でいうむぎのんやヴェントさんみたいな敵キャラです…簡単にいうと上里君の前では猫を被ってて本性はむぎのんやヴェントさんに近いです



奇跡を飲み込む闇の蛇

土御門の後を追って上条達が辿り着いたのはとあるヘリポート、そこにはスペースシャトルに似た宇宙船があった

 

「土御門…これは?」

 

「こいつはバリスティック・スライダー、学園都市製の次期主力輸機関コンペだにゃー。宇宙エレベーターのエンデュミオンには負けちゃったがこいつならエンデュミオンの宇宙ステーションまで辿り着ける筈だぜい」

 

バリスティック・スライダーという宇宙船に乗ればエンデュミオンの最上部の宇宙ステーションに辿り着けると土御門が言う、それを聞いて上条達はバリスティック・スライダーを見上げる…そして土御門は何処からか宇宙服を人数分取り出して上条達に渡す

 

「てな訳で宇宙にレッツゴーだにゃー」

 

「軽いなオイ」

 

土御門は軽く宇宙に行ってらっしゃいと笑いながらいい上条は軽いなと呟く、削板は天を見据えながら口を開く

 

「……待ってろよアリサ、すぐ助けに行くからな」

 

全員が宇宙服に着替えた後宇宙船に乗り込み内部の椅子に座りシートベルトをかける

 

「そういえばもし敵に攻撃されたらどうするんだ?流石の俺でも宇宙空間で生き残れるか不安なんだが…」

 

「安心するんだにゃー、何せこの宇宙船には秘密兵器が搭載されてるからにゃー」

 

「「「「「「秘密……兵器?」」」」」」

 

攻撃されても兵器なのかと上条が尋ねると土御門は秘密兵器があるから大丈夫だと告げる、上条達は秘密兵器?と首を傾げ機首上部にある物資搬出用の開閉ハッチからドンドンと誰かがハッチを内側から叩く音がしたが土御門以外それに気づかなかった

 

「じゃ、逝ってらっしゃいだぜい」

 

「「「「「「字が違う」」」」」」

 

バリスティック・スライダーがエンデュミオンに向けて空を飛翔する、それを土御門はサングラス越しに眺めていた

 

「……後は頼むにゃーカミやん達」

 

 

 

上里の理想送りが帆風の神の神秘による呪文を消し飛ばしていく、垣根は不意打ちで地面から未元物質の槍を生やし上里の身体を穿とうとするが上里が地面に右手を触れると大地が大地ごと未元物質の槍が新天地へと送られる

 

「地面ごと消し飛ばすのかよ…」

 

理想送りの規格外さに驚きながらも垣根は形成したカブトムシ型自律兵器を上里へと向かわせる、カブトムシ達は電撃や火炎、原子崩し等の攻撃を放つが上里は右手を横に振るい撫でる様に異能に触れ消し飛ばしていく。カブトムシは能力を放つ事で上里を攻撃するが上里は難なくカブトムシ達に接近すると理想送りで触れて新天地まで送ってしまう

 

(くそ……あいつ俺の未元物質の素粒子まで消し飛ばしてやがる)

 

垣根は上里の周囲に未元物質の素粒子をばら撒きオジギソウの様に攻撃しようとしていたが上里の右手…正確には彼の影に触れると全て消えてしまった

 

(あいつの影に少しでも触れたらアウト、さっきから心理掌握の力で洗脳を試みてるが…一切効かねえ…やっぱり理想送りにはこんな小手先の技じゃあ倒せねえか)

 

心理掌握も理想送りの何らかの力で通じず、不意打ちをしようとしても上里に悟られる…故に上里に攻撃を与えられない

 

「なら……神を見る者(カマエル)!」

 

帆風はカマエルをその身に降ろすと音速を超える超高速移動で上里の背後に接近、そのまま回し蹴りを上里に叩き込もうとするが上里はそれに気づき右手を帆風の身体に当てようとする

 

「な……!」

 

「新たな天地を望…」

 

だが右手が触れる前に帆風の姿が忽然と消え上里の右手は帆風がいた場所をすり抜ける、そして帆風は垣根の横に立っていた

 

「……座標移動ですか?」

 

「ああ、それとむやみやたらにあいつに接近しない方がいい。あいつは当麻と同じで前兆の感知が使える様だからな」

 

前兆の感知…攻撃の際の瞬きや呼吸のリズム、微細な筋肉の動きなど『本人の意図しない微弱な動き』からこれから行おうとしている攻撃を察知する技術。恐らく上里は上条と同じ無意識でこれを行なっている…帆風や垣根のほんの一瞬の動作でどんな攻撃、何処から攻撃を仕掛けてくるか察してしまう、それに理想送りが加わればまさに最悪の一言だ

 

「ぼくばかりに集中していていいのか?きみ達の敵は他にもいるぞ」

 

しかも上里だけが相手ではない、六枚羽や10本脚、トライデントの兵士達が弾丸やミサイル、摩擦弾頭、Equ.DarkMatterの羽が二人を襲い垣根は窒素装甲の壁を自分達を包み込む程のサイズで展開し攻撃を防ぐ、更に窒素の壁を窒素爆槍の窒素の槍に変換し六枚羽に命中させ墜落させていく

 

「たく、250億もするんだぞあのヘリ…どう弁償してくれるんだコラ」

 

「ぼくには知った事じゃないね」

 

垣根は原子崩しを上里を取り囲む様に展開し放射、上里は少し立ち位置を変え避けられる原子崩しを避け避けれない原子崩しは右手で消し飛ばす、垣根は右手から竜王の顎を顕身させると竜の口が大きく開きそこから竜王の殺息が放たれる

 

「……竜の口から竜王の殺息を吐くとは中々洒落てるじゃないか」

 

上里はそう言いながらも右手をかざし竜王の殺息に理想送りをぶつけ消し飛ばす…だが上条の幻想殺しの様に処理が追いついていないのか先程の攻撃の様に消しきれていない…だが上里は焦らず右手を捻る事で光線が真上へと逸れる

 

神の力(ガブリエル)

 

帆風はカマエルからガブリエルへと力を変え水翼を上里へと放つが理想送りで消し飛ばされる、更にエンデュミオン付近の水場から水を大量に集めウォーターカッターの様に上里へと放つがそれも右手により防がれてしまう

 

「そんなのぼくに通じないと言った筈だが?」

 

「ええ、でもこれでいいんです(・・・・・・・・)

 

「なに……?」

 

帆風がこれでいいと笑い上里が訝しむ様な顔を見せ…直後地面から生えた未元物質の槍が上里の腹にめり込んだ

 

「がぁ!?」

 

上里は上へと吹き飛ばされ地面に叩きつけられる、上里は腹を抑えながらなにが起こったのかと考える

 

(何故攻撃に気付かなかった…?まさか…)

 

「ガブリエルは「神の伝令」という役割を持つ…つまり情報の送受信に長けていてな、それを潤子ちゃんは利用してお前の前兆の感知を乱したんだよ」

 

「……成る程」

 

上里は右手で口から垂れ流れた地を拭う、ガブリエルの能力なら確かに攻撃の察知を外すことは可能だろう、ガブリエルの能力は上里にとって脅威だった、だが勝てない程ではない

 

「……もうぼくに勝ったつもりでいるのか?」

 

「んなわけねえだろ、いくぞ潤子ちゃん。第二ラウンドといこうじゃねえか」

 

「はい!」

 

上里はその程度で倒せると思うなと二人を睨みながら言い、垣根は未元物質を覚醒させその翼を振るい空間を切断、そこから空間の「断面」が上里に向けて落下する。当然上里は理想送りでそれを消し飛ばす、だが帆風によって前兆の感知が乱された今が好機とばかりに垣根は魔術・超能力が入り混じった弾幕を上里を覆い尽くす様に放ち上里は異能を撫でる様に横に一閃する事で大多数の異能を消し飛ばすが撃ち漏らした攻撃を喰らい僅かばかりにダメージを食らう

 

「……流石は超能力者の第一位、一筋縄ではいかないか。そこのきみもぼくの想像以上だったよ」

 

「は、最初の威勢はどうした理想送り」

 

上里は思ったよりもやるではないかと垣根と帆風の評価を改める、だが自分が負けるとは思っていないのか右手を掲げ二人に接近する…二人は迎撃の為に己が能力を全力で振るう、その余波で周囲が破壊される…人々はそれを呆然と眺めていた

 

 

 

宛那はエンデュミオンの内部に侵入した後アリサがいる場所に向けて歩いていた…だがふと足を止め自分の背後を見る…そこにはレディリーが立っていた

 

「まさか統括理事会のお前が直々に来るとはな」

 

「並の相手じゃ貴方に勝てそうにないもの、私が出るしかないじゃない」

 

意外そうな顔をする宛那にレディリーは見下す様な笑いを向ける、そして懐からフリントロック式の銃を取り出す

 

「貴方如きにアリサのライブの邪魔はさせないわ」

 

「……上里様からの命令を果たす」

 

宛那は闇から生み出した鎌を、レディリーはフリントロック式の銃を構えお互いの敵を見据える…そして宛那から先に動き鎌を構えながら突進しレディリーの首を切断しようと鎌を振るう、だがレディリーはそれを避けると宛那の額に狙いを定め引き金を引く、直後銀色の光弾が宛那へと放たれ宛那はそれを鎌で弾く

 

「……アルテミスの術式か」

 

「あら分かっちゃった?アルテミスの銀の矢は女を苦痛なく殺す…そのエピソードを取り組んだ魔弾よ」

 

アルテミス…ギリシャにおける月の女神でありその矢は女を苦痛なく殺すと言われている。レディリーの術式が一つ「アルテミスの魔弾」は対象が女であれば威力を増す魔弾を放つ術式だ、彼女は引き金を引き続け魔弾を連射し宛那はそれを弾いていく

 

(威力はかなり高いな、当たり所が悪ければ即死するだろうな…だが当たらなければどうということはない)

 

宛那は魔弾を弾きながらそう考えレディリーへと接近、レディリーの首を切り落とそうとするもレディリーは空いている右手を動かし懐から自動式拳銃を取り出し引き金を引く。その銃口から黄金の光弾が宛那目掛けて発射された

 

「!?」

 

宛那は急いで魔弾を避ける、魔弾はエンデュミオンの壁に命中すると爆裂し壁に大きな焼け跡を残す

 

「……アルテミスとは違う術式…アポロンに関する術式か」

 

「ええ、まさかアルテミスの魔弾だけが私の術式だと思っていたのかしら?」

 

アポロン…太陽神でありアルテミスの兄または弟と呼ばれるギリシャの神、その矢は男を苦痛なく殺し疫病を齎す黄金の矢と言われている、レディリーはその逸話を再現し高威力な炎の魔弾や状態異常を起こす魔弾、太陽の矢を放つ攻撃術式 「射陽の神弓」というレディリーのもう一つの術式である

 

「さあ、このまま死になさい」

 

レディリーは自動式拳銃の引き金を引き続ける、黄金の光弾が銃口から放たれ続け宛那はそれを鎌を回転させ盾にする事で攻撃を防ぐ、レディリーはニヤリと笑うとアルテミスの魔弾を発射。銀の魔弾が背後から宛那に迫る

 

「チェックメイトよ」

 

銀の弾丸が宛那の身体を穿った、宛那の短い悲鳴が響く、ドサッと倒れる宛那…だがレディリーは油断せずに二つの銃口を並べ動かなくなった宛那へと魔弾を連射・速射。全身穴だらけになった宛那を一瞥するとレディリーは不敵に笑う

 

「さて侵入者は片付けたから私はアリサの歌を聴きに聞こうかしら」

 

レディリーが二つの銃をしまいアリサがいる場所へと向かおうとする…その時自分の胸から黒い刃が生えた

 

「……ごふっ」

 

レディリーはその刃を呆然と眺めた後口から血反吐を吐き出す、そして恐る恐る背後を見てみるとそこには闇の鎌を携え傷口を再生している(・・・・・・・・・)宛那が見えた

 

「嘘……でしょ?あれだけの傷を…再生して……まさか貴方自分の身体を…」

 

「我が身は全て上里様の為に」

 

宛那はそう言うと何か呟こうとしたレディリーの腹に蹴りを叩きつけ壁に激突、一撃で意識を刈り取られたレディリーが床に倒れる…それに目もくれない宛那はアリサを確保する為にステージへと向かう

 

「……この調子ならこれ(・・)を使うまでもないわね」

 

彼女はそう言って懐から取り出したアメジストで出来た蛇の装飾品を一瞥し懐にしまった

 

 

 

大二十三学区のエンデュミオンから遠く離れた場所にて、グレムリンのメンバーと黄金夜明の魔術師、そしてレイヴィニアがEqu.DarkMatterを装備したトライデントと交戦していた

 

「……ふん、ウジャウジャと湧いて出てくるなこいつらは」

 

レイヴィニアはそう言いながら杖を片手で構えドーム状の光の爆発がいくつも発生し兵士達を蹴散らしていく、召喚爆撃とは儀式系の魔術に必要な聖堂や儀式場を建設設置する手間を省き本来より威力が減衰する分、発動速度を高めた術式だ、だが生半可な魔術師では自爆する恐れがある危険な術式でレイヴィニアはそれを1ミリのズレもなく全く同じ動作で術式を扱う事で制御を可能としている

 

「……面倒くさくなってきたな、早く帰ってマークを泣かせでストレス発散でもするか」

 

サラリと彼女がパワハラ発見をし遠くで彼女の部下が恐怖でその身を震わせたが彼女は気づかない、何発も召喚爆撃を発生させ兵士達を蹴散らすレイヴィニア、他にもグレムリンのメンバーであるトールは両手両足のグローブから長さ数メートル程のアーク溶断ブレードを噴出しEqu.DarkMatterごと敵を切り裂き、ブリュンヒルデという「聖人」と「ワルキューレ」の混ぜ物(ヘル)が振るうクレイモアが敵兵を蹴散らす

 

「ほらほら!もっとしっかりやんなさいよウェスコット!」

 

「やれやれ…年寄り扱いが荒いねえフォーチュン」

 

黄金夜明の魔術師達がトライデントの兵士達を蹴散らす、アニーがヤッキンとボアズに見立てた白と黒の棍を使い巨大なシャボンに似た薄い膜の球体を背後に出現させ味方の魔術を強化する、アーサーがタロットカードを投げEqu.DarkMatterの翼を切り裂き敵を地に落とす、黒い箱の形をした自己情報無限循環霊装(アーキタイププロセッサー)に術式を突っ込み何が起こるかわからない魔術を放つ

 

『無駄だ、我々には勝てない』

 

「チッ!」

 

レイヴァニアを囲む様に兵士達が翼で浮遊しながら銃を向けレイヴィニアを撃ち殺そうと狙いを定める、レイヴィニアが舌打ちしながら兵士達を迎撃しようとする…だが兵士達は何処からか放たれた魔術により吹き飛ばされる

 

「!?…お前らは……」

 

レイヴィニアが向いた先にいたのはインデックスとステイル、神裂…そして何故か一緒にいるメアリエ達だった

 

「初めまして明け色の陽射しの首領 レイヴィニア=バードウェイ。助太刀に来たんだよ」

 

「……魔道書図書館か、何故ここに来た?」

 

「僕らは鳴護アリサのファンなんだ、ファンがアイドルが攫われるのに指を咥えて見てるだけな筈がないだろう?」

 

「その通りです、決してライブに見に行けなかった怒りを発散しに来たのではありません」

 

「そうだよ、アリサを攫うなんて許さないんだよ。これは八つ当たりじゃなくてアイドルを守る為の聖戦(ジハード)かも」

 

「………まあ、戦力が増えるのならよしとするか…理由はともかく」

 

レイヴィニアは何故ここにと尋ねると彼らはアリサが攫われるのを防ぎに来たと告げる、だが本音はエンデュミオンのライブのチケットが取れなかったのでライブが聴けない憤りをトライデントにぶつけたいだけだった、レイヴィニアは理由はアレだが戦力が増えた事に頬を緩ませる

 

「……トライデントて確かイギリス清教と協力関係にある組織でしたよね?」

 

「……絶対私達も敵認定されますよね…全部ししょーの所為だ」

 

「……でもししょーに「戦わなければ殺す」て脅されてるし…やるしかないよなぁ」

 

メアリエ達はステイルにトライデントを攻撃しないと殺すと脅されていた、だがトライデントを攻撃すれば自分達の組織 イギリス清教にステイル達と同じ背教者として狙われる…彼女達にとって両方ともバットエンド真っしぐらだ…ステイルはそれを「今死ぬのと後で死ぬのどっちがいい?」と魔女狩りの王を背後に出現させられながら究極の二択を迫られ彼女達は泣く泣く後者を選んだのだった

 

「「「ええい!こうならヤケだ!やってやんよチクショー!」」」

 

「……あいつら可哀想だな」

 

涙目で敵に魔術を放つメアリエ達にトールは哀れみの目を向けていた

 

 

 

宇宙空間にてエンデュミオンに向けて進んでいくバリスティック・スライダーの内部では上条達が広大な宇宙をコックピットで眺めていた

 

「……凄えな」

 

削板が思わず目の前の空間を見て呟いてしまった、それ程宇宙は無限に広がる大空間で星々が輝く美しい光景だったからだ…だがそんな幻想は囂々たるアラームが鳴り響き赤いランプが点灯し始めた事で打ち消される

 

「な、何よこのアラーム!?」

 

「……ねえ上条さん、私今危機察知力が全力で鳴り響いてるんだけどぉ」

 

「……奇遇だな、俺もだよ」

 

美琴が何事かと叫び上条と食蜂が嫌な感じがすると呟く…すると目の前のモニターにはエンデュミオンの外壁部分からミサイルの様な発射口が映し出された映像が映りその端っこにワイプの様に土御門の顔が映る

 

【その通りだぜいカミやん!只今バリスティック・スライダーはエレベーターに装備されたアンチ・デブリミサイルに捕捉されたみたいだぜい!】

 

「「やっぱりか!」」

 

「どうすンだよ土御門!この船には武器なンざねえンだろ?!」

 

「こんな所でゲームオーバーとか巫山戯んじゃねえぞ!」

 

土御門が笑顔でミサイルの目標にされたと呟き上条と食蜂は予感的中したと項垂れる、一方通行と麦野がどうすんだと叫ぶか土御門は笑顔を崩さない

 

【言ってなかったかにゃー?バリスティック・スライダーには秘密兵器があるてな】

 

「……秘密兵器?それで一体どんな兵器なんだ?」

 

【ふふふ…見ればわかるぜよ!さあ出番だぜい!】

 

削板が秘密兵器とは何かと尋ねると土御門は見てからのお楽しみと言わんばかりに笑みを浮かべる、そして力の限り叫ぶと開閉ハッチが開き始めそこから一人の人物が現れる

 

「喟然、漸く出番か…待ちくたびれたぞ」

 

その人物は緑の髪のオールバックに白いスーツを着た青年だった、彼は右手にアゾット剣を握りながらをバリスティック・スライダーの上を生身(・・)で歩く

 

「お、お前は……アウレオルス!?」

 

「怡然、久しいな超能力者達よ。垣根帝督と帆風潤子はいないようだが…まあいいだろう」

 

彼の名はアウレオルス=イザード、黄金錬成(アルス=マグナ)を完成させた錬金術師であり姫神と共にローマ正教に戻った魔術師でもある…そしてアウレオルスが現れたと同時にミサイルがバリスティック・スライダー向けて迫り来る…それに対しアウレオルスはアゾット剣をミサイルに向ける

 

誤爆せよ(・・・・・)

 

その一言でバリスティック・スライダーに向かって来たミサイルは全て爆発を起こす、だが次々とミサイルが飛来しバリスティック・スライダーを取り囲む様に向かってくるミサイルの雨にアウレオルスは跳躍し宇宙空間をふわふわ浮きながらアゾット剣を向ける

 

「来たれ紅蓮の炎よ、吹雪け絶対零度、招来せよ雷の雨、吹き荒れろ暴風、ミサイルよ機能停止しろ」

 

アウレオルスの黄金錬成により紅蓮の炎がミサイルを飲み込む、絶対零度の吹雪がミサイルを氷漬けにする、虚空から降り注ぐ雷がミサイルを爆破する、突然吹き荒れた暴風がミサイルの軌道を逸らす、突如としてミサイルの動きが止まる…そんな不可思議な現象が宇宙空間で起こりアウレオルスはミサイルからバリスティック・スライダーを守りきった

 

ミサイルを撃つな(・・・・・・・・)

 

アウレオルスがそう言うとミサイルを発射する発射口からミサイルが発射されなくなった。アウレオルスはそれを確認すると地上へ向けて自由落下し始める

 

「……嫣然、負けるなよ超能力者達」

 

そう言い残してアウレオルスは宇宙空間から消える、それを見届けた上条達はアウレオルスの期待に応える為にエンデュミオンを見据える

 

 

地上にアウレオルスが戻ってくるとすぐそばに姫神が歩いてやって来る

 

「ご苦労様。どうだった?」

 

「楽な仕事だったな…それにしてもすまんな、折角学園都市に来たと言うのに鳴護アリサのライブに行く事が出来なくて」

 

「仕方ないよ。チケットはここでしか手に入らないし来た時には売り切れだったから」

 

「…暗然、今度もしライブがあったら学園都市にチケットを貰える様交渉しておくとしよう。その為に今回の仕事を受けたのだからな」

 

「……うん。二人で一緒に見に行こうね」

 

「……ああ」

 

笑みを浮かべる姫神にアウレオルスは微笑む、二人は空を見上げ超能力者達が勝つ事を祈るとこの場から離れ何処かへと去って行った

 

 

エンデュミオンのステージにてアリサの歌声が周囲に響く、それを聞いて観客達は歓声を響かせペンライトを大きく振り会場内は熱気に包まれる

 

「……凄いなアリサは」

 

「……ああ」

 

そんな会場の雰囲気にシャットアウラとディダロスは嬉しそうに微笑む。自慢の妹/娘がこんな立派な場所でデビューして二人は誇らしげにしていた(シャットアウラは音楽を聴くと苦しむので耳栓をはめている)。アリサは歌を歌いながら周囲を見渡す…ここに来ている人達全員が笑顔でアリサの歌に聴き惚れていた

 

(……これで夢が叶ったかな?皆私の歌で笑顔になってるよね…嬉しいな)

 

アリサはそう思いながらも必死に観客達を見入る…だがその観客の姿にやはり削板はいない

 

(……やっぱり来れなかったのかな?)

 

そうアリサが思いかけた時会場の扉がゆっくりと開いているのを視界に捉える

 

(もしかして軍覇くん…?)

 

だが現れたのは少女だった、銀の髪に紫の眼を持つトーガを着た少女だ…アリサは彼女を視界に入れ凍てつき歌を歌うのをやめてしまった

 

(な、なんで……あの時の子が……?)

 

急に歌を歌わなくなったアリサに観客達は何が起こったのかと疑問に思う、だが次の瞬間宛那の身体を闇が包み一気に跳躍、アリサのすぐ近くに着地すると闇の鎌をアリサの首元に当てる

 

「動くな、生け捕りが命なので殺しはしないが……四肢を切断されたくはないだろう?」

 

「あ……ああ……」

 

「「アリサ!!」」

 

宛那の脅しを受けアリサは声を震わす、シャットアウラとディダロスがアリサの名前を叫ぶ、観客達が混乱と恐怖の叫び声を漏らし始める…一人の観客が外に出ようとするが…扉は全て閉まっており外に出る事は叶わない

 

「貴様らは人質だ、この娘が言う事を聞かぬ様なら…一人ずつ殺す」

 

宛那のその脅しに全員が凍てつく、こいつは本気だ、逆らえば殺されると理解する…会場にいた観客達は顔を青くし何人かの子供達が泣きじゃくる…あの笑顔で溢れていた会場が一変して恐怖に支配されてしまった…だがそれもすぐに解けた

 

「……今夜は星が綺麗ね だからきっと届く〜」

 

「……む?」

 

「……アリサ?」

 

突然アリサが歌い始め宛那は眼を丸くする、シャットアウラも妹の行動に眼を見開く…すると会場にいた人々の恐怖が薄れ泣いていた子供達も泣くのをやめる

 

(私は皆に泣いて欲しくない…笑ってて欲しいんだ。それをこんな所で、こんな人に皆の笑顔を奪わせたりしない)

 

「……動くなと言うのがわからないのか?」

 

泣いて欲しくない、その一心でアリサは歌を歌う…宛那は苛立ったのか鎌を振るおうとしアリサのマイクを持つ右手を切断しようとする…直後ステージの真上にある照明が宛那目掛けて落下した

 

「……何?」

 

アリサはそれに気づき横へジャンプする事で照明を回避する、回避が遅れた宛那に照明が当たり照明の破片と宛那の血が周囲に飛び散った

 

「………アリサ」

 

その時よろよろと胸から血を流すレディリーが会場に現れる、血を流しながらも漸くここに辿り着いたのだろう

 

「……「奇跡」が起きたんだ」

 

奇跡、アリサが起こす人為的に近いもの。彼女はそれが起きたのだと理解し助かったと安堵する…だがステージに落ちた照明が黒いモヤの様なものに吹き飛ばされアリサは驚愕する…そこには血だらけの宛那が立っていた

 

「……これが奇跡か、成る程最大主教が欲しがるだけはある…だが私には届かないぞ」

 

「……嘘」

 

宛那の傷口は再生していた、肉が無くなったところはブクブクと周囲の細胞が泡立ち再生し骨が折れていたら嫌な音が響き骨が再生していく…その人外染みた超再生能力にアリサは半歩後ろに下がる

 

「なんだあいつは……肉体再生の類の能力者か?」

 

「……違うこの感じ…あの時と同じ…」

 

シャットアウラが何かの超能力かと考えるがディダロスはあの時…オリオン号事件の時に現れたオティヌスと似ていると感じた

 

「蛇とは死と再生の象徴、ギリシャのアテナとは蛇。メデューサはアテナの母たる メティスを語源としアテナはメデューサと同一とされる。アテナ・メデューサ・メティスは三相一体の神。つまりアテナとは蛇…そして冥府の象徴たる梟はアテナの使い…つまりアテナは翼ある蛇…ドラゴン」

 

宛那がそう呟くと彼女の背後の闇から無数の闇で出来た蛇と梟が形成される。そして彼女が持つ鎌は更に禍々しく変貌し彼女の紫の瞳が闇色に輝く…すると周囲一帯が石化し始めステージに近い場所にいる観客の足がじわじわと石になり始める

 

「!?石になってる!?」

 

「メデューサは見たものを石化させる…と言われてるが正確には恐怖で身体が石の様に硬くなったと言われてる…それが時代と共に石化という能力になった…まあ石化の方が扱いやすいのでこの様な能力にしているがな」

 

アリサが目の前の光景に絶句し石化し始めた観客も恐怖に駆られる…宛那がその光景を見て愉悦に暫し浸っていたがアリサの足に眼をやった

 

「ふむ、この私に逆らったのだ。両足を切断するが悪く思うなよ」

 

「え……?」

 

そう言って宛那は鎌を大きく振り上げる、アリサは目の前の光景を理解できなかった

 

「「アリサぁぁぁぁ!!!」」

 

アリサの耳に家族の声が響いた、そして理解した…自分の足はあの鎌で切断されるのだと

 

(………助けて軍覇くん)

 

アリサは眼を固く閉じて自分のヒーローの姿を脳裏に映し出す、そして宛那の鎌が処刑台のギロチンの様に振り落とされ彼女の足を切断…することはなかった

 

「すごいパーンチ!」

 

「な!?」

 

「……あ」

 

バゴーン!という大きな音が響いたかと思うと会場の閉じられた扉が派手に吹き飛ばされステージまで吹き飛んだ、それを見て宛那が驚きアリサはその扉の先にいた人物を見つめた

 

「……遅くなったなアリサ」

 

「……来てくれたんだね…軍覇くん」

 

その男は超能力者で最も暑苦しく根性がある漢。その名もナンバーセブン 削板軍覇である。彼は自分の背後に上条達を引き連れて会場の中に入り…床に倒れこむアリサを一瞥した後彼女のすぐ横で鎌を構えている宛那に眼を向け…音速で宛那の正面に現れ宛那の顔面に拳を突きつけた

 

「げばぉ!?」

 

宛那はその一撃をまともに喰らいステージの壁に大激突、壁に亀裂が入り大きな穴が開く。その光景を見て観客達が驚く中美琴と食蜂が大声で叫ぶ

 

「早くここから逃げてください!ここは危険です!」

 

「ここは今から私達の戦場になるから巻き込まれたくなかったら早く逃げるんだゾ!」

 

その声で観客達は全員その場から駆け出して会場から逃げていく…この場に残ったのは超能力者達とアリサ、シャットアウラとディダロスだけだ

 

「アリサ!無事か!?」

 

「怪我はないかアリサ?!」

 

「……お姉ちゃん…それにお父さんも……うん大丈夫だよ」

 

駆け寄って来たディダロスとシャットアウラにアリサが大丈夫と微笑む、そしてアリサは削板の方を向く

 

「……悪いな、ちょっと遅くなっちまった」

 

「ううん…最高のタイミングだったよ」

 

二人がそう言って笑いかけたその時の穴の中から無数の蛇と梟が削板目掛けて襲いかかる

 

「!チッ…すごいパーンチ!」

 

削板はすごいパーンチを放ちそれに命中した蛇と梟達は一撃で消滅する、だが生き残った梟がダイヤモンドすら切り裂く爪で削板に斬りかかる、梟は実は凶暴な鳥であり日本でも人が梟に殺されたという事件がある程の肉食の鳥だ…当然宛那の生み出した梟は普通の梟の比ではないほどの強さを誇る…だが

 

「そんな攻撃は効かん!」

 

削板の身体に斬りかかっても逆に梟の爪が折れた、そして削板を中心に爆発が起き梟と蛇が蹴ちらさせる

 

「出てこいよ根性なしが、動物達に頼って自分は見てるだけなんて性根が腐ってるな」

 

「……暮亜(くれあ)と同じ原石か…厄介だな」

 

宛那は穴から出てくると削板を睨む、削板も宛那を睨む…そして宛那は鎌を構えると削板に向けて跳躍、削板の頭を刈り取ろうとするも削板は後ろへジャンプする事で回避、宛那の鎌の刃が地面に突き刺さり削板のすごいパーンチが宛那目掛けて放たれる。宛那はそれを巨大な闇の蛇を作り出す事で盾の代わりにし攻撃を防いだ

 

「……根性なしの癖にやるじゃねえか」

 

「ほざけ、私は上里様の命を遂行する。その障害となるものには死を与える」

 

宛那がそう言うと石化の邪眼を削板に発動させ削板の足を石化し始める…動きを止めてその隙に首を刈り取ろうと考える宛那…だがこの程度では削板は止められない

 

「効かーん!」

 

「な……!?」

 

削板は原石の力で石化した足がバキバキとヒビが入り崩れ落ち元の足に戻る、それを見て仰天する宛那は一瞬だが動きを止めてしまいその隙をついて削板は強化された拳を宛那の腹に叩き込もうとするが宛那は鎌でその拳を受け止める

 

「うおおおお!!」

 

「……チッ」

 

削板が力を更に込めると鎌全体に亀裂が走り宛那は方を手放して真上へと跳躍、鎌を粉砕した削板も宛那を追う様に上へとジャンプし宛那に拳を振るう

 

「そう何度も喰らうと思っているのか」

 

宛那はそう言うと両手を下へと動かす、その動きはまるで削板の身体を押し付けている様に見えた…直後削板は見えない力により床へと押し付けられた

 

「がっ……!」

 

「アテナは神話上で島を槍で突き刺して投げ飛ばし巨人 エンケラドスを圧殺死させた逸話を持つ、私が操るのは重力、重力に押し潰されるがいい」

 

宛那の重力操作により押し潰されかける削板…だが削板はこの程度で屈したりしない

 

「うおぉ……うおおおおおおおおおおおおッ!」

 

削板は力を振り絞って手足に力を入れ少しずつだが床から立ち上がり始める、それを見た宛那の眼が見開かれる

 

「な……通常の重力の何百倍だぞ?!速さがないからすぐに潰れたりはしないが動ける筈が…」

 

「は…こんな程度で倒れる程の根性なしじゃねえんだよ俺は…根性を舐めんじゃねえ」

 

そう言いながら削板は日本の足で床に立ち拳に正体不明のエネルギーを込める…そして右腕を大きく振るい宛那はそれを闇の壁で防ごうとする

 

「超……すごいパーンチ!!!!!」

 

すごいパーンチとは比べ物にならない威力の念動砲弾が宛那へと向かい宛那の闇の壁を一蹴、宛那は派手に吹き飛ばされ床に激突し何回もバウンドを繰り返し壁に激突する

 

「がっああああぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

そのまま床に倒れこむ宛那、削板は倒れた宛那には目もくれずアリサへと駆け寄る

 

「アリサ〜!敵は倒したぞぉぉ!!」

 

「うん!見てたよ!」

 

削板に笑みを見せるアリサ、削板は頷こうとしてアリサの衣装に眼をやりその派手な衣装に眼を奪われ言葉を失った

 

「……で、あの女はどうする?」

 

「拘束しておいた方がいいンじゃねえか?」

 

「その意見に賛成だにゃーん、何処かに縄はないかにゃーん」

 

上条達が宛那を拘束しようと何処かに縛る物はないかと探し始める…すると宛那がゆっくりと立ち上がった

 

「……まさかこれを使う羽目になるなんてね」

 

そう言って彼女が取り出したのは……アメジストで出来た蛇の装飾品だった、それを見たレディリーがあれは霊装だと気づく

 

「!早くあれを破壊しなさい!」

 

「!?レディリーさん?」

 

レディリーが早くあれを破壊しろと叫ぶが時既に遅し。宛那が蛇の装飾品が胸に当てる…そして装飾品は宛那の胸に吸い込まれ融合していく…そして宛那を闇色の光が包む

 

「な!?なんだあれは……!?」

 

削板が何事だと叫びアリサが無言で削板の服の袖を掴む…全員がその光景を瞬きせずに見ていた…そして光が消えるとそこに立っていたのは純白のトーガが黒一色のエジプト風の服装に変化し頭頂に赤い円盤を載せその円盤にアメジストの蛇がくっ付いていた…そして宛那の右眼のみが太陽の様にオレンジ色に光り輝き右手には灼熱の赤黒い炎が宿っていた…宛那はしばし無表情だったがふとその顔を歪んだ笑みに変貌させた

 

「……これが神威混淆(ディバインミクスチャ) セクメト=アテナの力か……ああ、漲る……漲るぞぉぉぉぉ!!!」

 

神威混淆、コロンゾンが作り出しし最悪の霊装、人と融合させる事で他者との間の無理解・不寛容を物理的な攻撃力に変換するという恐ろしい能力を持つ。そして宛那はこの霊装と相性が良かった、彼女は狂人だ。上里の為なら自らの首を差し出し彼の為なら何千人でも殺せる狂信者なのだから…だが彼女はそれをおかしいと思うことは無い、全ては上里への愛故の行動なのだから…

 

「これなら!これで!私はもっと上里様のお役に立てる!ああ上里様上里様!私は去鳴や獲冴のよりも貴方様を愛しております!故に!上里様の障害となるクソ害虫の糞野郎どもは灰燼にします!それが私の貴方へと捧げる愛なのです!」

 

エジブトの破壊神とギリシャの戦いの女神の名を持つ霊装と融合した宛那…蛇神宛那 SA(セクメト=アテナ)に戦慄する削板達…彼女は先程とは格が違う…だが削板は一歩も下がらない…惚れた女の前でその様な醜態を晒すわけにはいかないのだから

 

「そうだ、俺は…俺達はこんな所で立ち止まってる暇はねえんだ……」

 

削板はそう呟くと一歩前へと進み宛那を睨む、そして恋した少女を守る為にその強敵へと挑む

 

「……来いよ宛那、俺の根性で!お前を止めてみせる!!!」

 

「私を止められるものか!上里様の為に貴様らを皆殺しにし奇跡の子を回収する!それが私の神命なのだ!!!」

 

今まさにここで世界最大の原石と最強最悪の霊装と融合せし魔術師が激突する

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アテナと聞けば皆さんが連想するのは美しく優しい女神…かもしれませんがそれは誤りです、ギリシャ神話におけるアテナは残酷そのものです。例えば自分よりも織物が優れていると自称し織物対決で自分の好みでない織物を作ったアラクネーに怒り彼女の織物を破壊しその恐怖のあまり自殺した彼女を蜘蛛へと変化させその弟を蛾へと変えました。そしてメデューサの髪が蛇な理由がメデューサが自分の髪をアテナより綺麗といった為、蛇に変えられそれを抗議しに来た姉達も怪物に変えたという逸話もあります…こうしてみると全然優しい神様じゃねえ…まあでもこれでもまともな方です、他のギリシャ神話の神と比べたら…(白目)。本当にギリシャ神話の癒しはハデスとヘスティア様だけです

そしてセクメトですが…実はアテナと共通点が多いです、アテナはゼウスの頭をヘーパイストスが斧でかち割って生まれセクメトはラーの右目より生まれた…両方ともまともな生まれ方してないな。更に戦いの神としての側面を持ちセクメトは自分が殺した人間の血を好みアテナも戦場を好む…そしてラーはエジプト神話において最も重要な神でゼウスはギリシャ神話の神王…意外と共通点が多い…のでオリジナルの神威混淆としてセクメト=アテナを出して見ました

さて次回は宛那との決戦、セクメト=アテナの実力と削板君の大活躍にご期待ください!……え?上条さん達の影が薄い?それは削板君がメインだからですよ。彼らは引き立て役です

次回もお楽しみに!
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