カプ厨がていとくんに憑依転生しました   作:暗愚魯鈍

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一応言っておきます、作者はまだ高校生です。だからお酒は飲んだことはありません。だからこれは全てお酒を飲んだらこうなるのかな?と思って書いた妄想です

キャラ崩壊が激しいけどお酒のせいだから仕方なし、ほら新約2巻でも上条さんはお酒を飲んだせいでベロンベロンになってたし…と言うわけで今回はお酒ネタです


第五章 完全死霊 編
お酒は飲んでも飲まれるな


「どうしてこうなった……」

 

垣根は珍しく困惑した様な表情をしていた、彼がいるのは垣根の自宅。今日は風斬は「インデックス(友達)の家(小萌のアパート)で焼肉食べて来る」と出かけており、フロイラインも何処かへ行ってしまったので上条達とエンデュミオンでの戦いの慰労会として自宅で楽しく遊ぶ……筈だったのだが

 

「うへへぇ〜垣根さんも一緒に飲みましょうよぉ〜」

 

「……誰だよお酒買ってきた奴」

 

「「「お前だろ」」」

 

「そげぶ!そげぶ!そげぶ!」

 

「てか私以外の超能力者の女性陣の胸が大きいのは嫌がらせかゴラァ!」

 

「うぇぇ!美琴が怖いよぉ〜!」

 

テーブルに突っ伏して「鬼でも酔い潰れちゃう!神変奇特酒」と描かれた缶を片手持った帆風が赤い顔でそう叫ぶ、それを見て項垂れる垣根、酔っ払っている上条達…何故こうなったか、少しばかり時間を遡ってみよう

 

 

 

「よし!皆今日はお疲れ様!今日は俺の奢りだ!」

 

「「「「「「「お〜!」」」」」」」

 

垣根達はテーブルに座りながら缶ジュースを軽く当ててからジュースを飲み始める、彼等は今日エンデュミオンで起こったとある事件を無事に解決しその慰労会を垣根の自宅で行っていた

 

「ごくごく……ぷはぁ!この日の為に生きてるてもんよ!」

 

垣根が缶ジュースを飲み干す、全員が今日の疲れを癒す様にジュースを飲む

 

「おい垣根、菓子がねえぞ」

 

「あ、しまった昨日クロちゃんが全部食べたんだった…おい、誰がお菓子買ってくるかジャンケンで決めようぜ」

 

「ジャンケンかよ…くそ、不幸な上条さんがとびっきり不利じゃねえか」

 

麦野がツマミがないと文句を言うと垣根は昨日フロイラインが「最近出番がないからやけ食い」と言って家にある菓子類を全滅させたことを思い出す、ジャンケンで勝ってくる人を決めようと垣根が提案すると上条が俺が負けるんですよね、知ってますと溜息を吐く

 

「ほら行くぞ、最初はパー!ジャンケンポン!」

 

垣根は口でパーと言いながらチョキを出し上条は「グーじゃないのかよ、てかパーで言っておきながらチョキかよ」と内心で呟く。そして気になる勝負の結果は…

 

「俺が負けた……だと?」

 

「負けてしまいましたわ…でも垣根さんとわたくしだけ…運命を感じますわ」

 

「……上条さんが勝っただと?」

 

垣根と帆風はチョキを出して他のメンバーがグーだったので負けてしまった、帆風は垣根と一緒だなんて運命かと笑い上条は自分が勝った事が信じられなかった

 

「くそ…俺は買い物に出たくねえ、悪いが絶対に潤子ちゃんに勝ってやる!」

 

「最低な事言ってンぞていとくン」

 

垣根は絶対にお菓子を買いに外に出たくないと叫び一方通行が最低だなと冷たい目で見る、だがジャンケンでは二分の一で負けてしまう。だから垣根は最後の手段に出た

 

「こうなったら…デュエリスト同士デュエルで決めようぜ!」

 

「いやわたくしはデュエリストでは…というかいつの間に決闘盤(デュエルディスク)を腕に装着したんですの?」

 

垣根はデュエルだ!と右手にデュエルディスクを装着する、それを見て驚く帆風を無視して垣根はデュエルを始める

 

「俺のターンドロー!俺は「夏休み最後の日なのに終わってない宿題の山」と「修学旅行の前日にインフルエンザにかかった少年C」、「僕引きこもりをやめて引きこもりニートになります」を召喚する!」

 

「どれもロクでもねえカードばっかりじゃねえか!てかそれモンスターか!?」

 

「そして俺はこの三体のモンスターをリリース!」

 

「召喚してすぐにアドバンス召喚!?垣根さんて遊○王のルール知ってるの!?」

 

垣根は山積みになった沢山の宿題とマスクをつけて布団の中でゴホゴホ咳を立てる少年、カチャカチャとパソコンをいじるデブを召喚。更にそれをリリースしアドバンス召喚を行う、その行動に上条と美琴はツッコミざるを得なかった

 

「現れろドジリスの天然竜!…あ、間違えた。オシリスの天空竜!」

 

「グオオオオオオ!!!」

 

「「「「「「凄いの来ちゃった!」」」」」」

 

「モンスターではない、神だ!」

 

「いやそのセリフはオシリスじゃなくてオベリスクですわ!」

 

召喚したのはまさかのオシリスの天空竜。垣根は某社長のセリフを決めポーズを取って叫び帆風は呼び出すモンスターが違うと突っ込む

 

「ははは!勝てばよかろうなのだ!行けぇオシリスの天空竜!ダイレクトアタックだ!」

 

垣根の命令により邪神イレイザーの攻撃が上条にダイレクトアタック、上条は派手に吹き飛ばされる

 

「わたくしじゃありませんの!?しかもオシリスからイレイザーに変わっていますよ!?」

 

「俺のデュエルに常識は通用しねえ」

 

「こンなのデュエルじゃねェ……」

 

帆風が何故上条を攻撃した、何故オシリスから別のモンスターに変わっていると叫ぶ、キメ顔で迷言をほざく垣根に一方通行が溜息を吐いた

 

「てな訳で潤子ちゃんお菓子買ってきてねー」

 

「納得いきませんけど…分かりましたわ」

 

帆風は納得がいかなかったが仕方ないとお菓子を買いに出て行く、一方上条はイレイザーが自壊した事により流れ出した血で上条は沈みそうになっていた

 

「大丈夫先輩?」

 

「ああ…幻想殺しがなかったら死んでたぞ…邪神イレイザー恐るべし」

 

「やっぱりラーかオベリスクの方が良かったか?ま、いいか小腹が空いたしなんか食うか」

 

美琴が大丈夫かと上条に尋ね上条は幻想殺しがなければ死んでいたと笑う。垣根は小腹が減ったと笑いながらポテチを取り出し封を開けちまちま食べ始める

 

「て、オイ!お菓子あるじゃねえか!」

 

「……あ、本当だ」

 

「じゃあ帆風が買いに行った意味ねえにゃーん!」

 

垣根は削板にお菓子あるだろと言われ「あ、そういえば非常用のお菓子を隠してたんだ」と思い出す、麦野はお前巫山戯んなと叫ぶ

 

「まあまあ、細かい事は気にすんなよ。どうせお菓子なんてすぐになくなるんだからさ…まあ潤子ちゃんには帰って来たらてへぺろしないとな」

 

(潤子先輩可哀想なんだゾ…)

 

(なんでこんな奴に惚れてるんだろ潤子先輩)

 

美琴と食蜂はこんな奴惚れる要素ある?と首を傾げる、垣根は他にお菓子がないか家の中を探してくると行って立ち上がり何処かへ行く

 

「…ちょっとお花を摘んでくるにゃーん」

 

「?帝督の家にはお花畑があるのか?」

 

「いやメルヘンな垣根でも流石にお花畑はねえよ、麦野さんが言ってるのは別の意味だよ」

 

麦野がお花を摘みに行った後美琴と食蜂は何か変な物置いてないかなーとリビングを見て回る…すると冷蔵庫の中にジュースが入っていた

 

「まだジュースあったんだ…ちょうど飲み干したところだしこれを飲みましょう」

 

「いいわねぇ、上条さん達は何味がいい?」

 

美琴がこの缶ジュースを飲もうと言って10本ほど入っていた缶ジュースを食蜂と共にテーブルに置く、上条達は好きなジュースを選び蓋を開け飲み始める

 

「ん?初めて飲むなこれ…」

 

「結構美味しいじゃないのぉ」

 

「垣根さんも最初にこれを出せば良かったのに」

 

「でも変な味だな、これ本当にジュースか?」

 

「……この匂い、これ木原くンがよく飲んでる…」

 

上条と美琴、食蜂はジュースを美味しそうに飲んでいたが削板は変だなと怪しみ一方通行は数多が飲んでいたアレに匂いが似ている事に気付き一口飲んだ後缶をよく見てみる

 

「……おい削板、ここ読ンでみろ」

 

「む?何々「悪酔いぶどう」……お酒?て!これはジュースじゃなくて酒か!」

 

「……いやなンでていとくン家に酒があンだよ」

 

「なあ未成年は飲んじゃダメなんだろ?捕まるのか?俺達捕まるのか?」

 

「いやバレなかったら犯罪じゃねえンだよ…お前らもなんか言ってやれ」

 

削板と一方通行はこれはジュースではなくお酒だと気づく、削板は捕まるのかと慌てるが一方通行はバレなければいいと呟き上条達に同意を求めるが…

 

「ふぇ?なんか言っらかアクチェラレータ?」

 

「なんでよ!なんで操祈はたった一年でボインボインになるの!?世の中不条理だ!巨乳なんか死んでしまえ!操祈以外!」

 

「うぇぇぇ…私だって好きで大きくなったんじゃないわよぉ…その所為で影でしいたけおばさんて言われてるんだからぁ…私はまだ中学生よぉぉぉ!!!」

 

「もう酔っ払ってる!?」

 

もう出来上がっている上条達を見て一方通行はどんなけ酒弱いんだよと叫ぶ、その声を聞いて麦野と垣根が戻って来た

 

「どうかしたかにゃーん、てこの匂い…酒か?」

 

「おい、俺の缶酎ハイ勝手に飲むなよ」

 

「てかなンでていとくンの家に酒があるンだよ」

 

「あ?決まってんだろ飲むためだよ、時々アレイスターとかがここを飲み会の場所にするからな。時々俺も飲まされるんだよ」

 

垣根はここは飲み会の会場になりやすいんだと缶を一本取って蓋を開けお酒を飲み始める、麦野も平然とビールの缶を開けゴグゴクと飲んで行く

 

「おい!お前ら何飲んでるんだ!捕まるぞ!」

 

「あ?私もう18なんだけど?」

 

「俺も17だぞ」

 

「いや両方とも未成年じゃねえか」

 

「いいんだよ、私は中坊の時から酒飲んでるし今でも浜面と時々飲むし」

 

「俺もアレイスターから仕込まれてるから平気だ、因みに俺が好きな酒はワインだ」

 

麦野と垣根は飲酒経験がある為平然と酒を飲んでいるが未成年で酒を飲むなと意外と常識人な一方通行は思った

 

「てかお前らは酔わねえんだな」

 

「ベクトル操作すれば酔わねェだろ」

 

「根性でアルコールの効果を受け付けない!」

 

「うわお前らチート過ぎ」

 

「「「第一位に言われたくねえ」」」

 

そう軽口を言い合っていると扉が開く音がし帆風が帰ってくる

 

「ただいま戻りました…て、どうしたんですか女王達?」

 

「俺はタケノコ!俺はタケノコ!」

 

「世の中は理不尽だ!不公平だ!巨乳死すべし慈悲はない!あ、操祈は別よ?」

 

「うえええん!最近ドリーに会ってないよぉ!久しぶりにドリーに会いに行きたい!」

 

「本当にどうしたンだろうなァ…」

 

帆風は色々と暴走している三人を見て目を丸くする、一方通行は酒癖悪過ぎと呆れた目で三人を見ていた

 

「あ、ここにお菓子置いておきますね」

 

「ありがとな。で、こいつらどうする?部屋に監禁してどんな行動を起こすかモニタリングしてみる?もしかしたらエロい事するかもしれねえぞ」

 

「死ね、取り敢えず氷風呂に突き落として酔いを覚ますのが一番だにゃーん」

 

「根性だ!根性でアルコールを消すんだ!」

 

「お前ら解決する気ねェだろ」

 

垣根達が上条達をどうするかと相談し合う中帆風は部屋の隅にお菓子を置いてなんの話かと尋ねようと考えた時、ふとある物が目に入った

 

「あら?まだジュースがあったんですね」

 

「そげぶ!そげぶ!そげぶ!そげぶ!そげぶ!」

 

「一番ムカつくのはウチのママだ!なんであんなに大きいのに私は小さいんだ!その無駄にでかい胸を少しは私に寄越せてんだよぉぉぉぉぉ!!!」

 

「うえええん!さっきから美琴も上条さんも構ってくれないのぉ!私の事嫌いになっちゃった!?ぴぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

馬鹿三人がクソ五月蝿え中帆風はジュースだと思い込んでいるお酒を手に取る、そして蓋を開けどんな味なのか試してみる

 

「皆さんも飲んでいるようですし…わたくしも飲んでもいいですよね」

 

そう言って彼女は一口飲んでみる……そして暫く帆風は無言を貫き彼女の口から小さく声が漏れる

 

「………ヒック」

 

帆風のそんな出来事に気づかず、垣根達は上条達を上の部屋に連れて行こうとするが三人は暴れて言うことを聞かない

 

「俺の将来の夢は冷蔵庫になることでしゅ!」

 

「なんで皆私より大きいのよぉ…皆なんて大嫌いよ…胸が大きい奴は大嫌い!でも操祈と先輩は大好きなのぉぉぉ!!!」

 

「ねえねえ!構ってよぉ!!!操祈に構って構って!美琴ぉ、上条さぁん!!うぇぇ!!」

 

「こんな醜態をこいつらが晒すとか…ぷはっ、たまんねえなオイ!写メに撮って後日こいつらに見せたらどんな反応するかな?」

 

「殺されるからやめといた方がいいぞていとくン」

 

喚く三人を見て腹を抱えて笑いを堪える垣根、三人の醜態を写真に撮り部屋に運ぼうと思ったその時

 

「か〜き〜ね〜さ〜ん!どーん!」

 

「うお!?」

 

垣根の横腹に帆風の頭部がクリティカルヒット、垣根は帆風に押し倒される形で床に転がり帆風の胸が垣根を押し付ける

 

「へ?いや何をしてるのかな潤子ちゃん!?」

 

「えへへ〜垣根さんの身体て意外と逞しいれすぅー、ずっとスリスリしててもいいですかね?」

 

スリスリと垣根の身体を頬で甘える様に撫でる帆風、垣根がなんと表現したらいいのか分からない表情で一方通行達に助けを求める…一方通行はふとテーブルに置いてあったお酒を見るとその酒は全て蓋が開けられ空き缶となって床に散らばっていた

 

「……結構な飲みっぷりだにゃーん」

 

「一番酒を飲ませたらダメなのはこいつだったンだな…」

 

麦野と一方通行は若干引いた目で帆風を見つめる、帆風は猫の様にスリスリと垣根の頬を自分の頬で撫でる

 

「垣根しゃんも一杯どうぞー」

 

「いや一旦落ち着「ブツブツ言わにゃい!」ごぶぅ!?」

 

帆風は無理矢理垣根の口にお酒を流し込む、口から溢れ出るお酒が彼の服を汚し垣根はジタバタするがそれを見て帆風はニコニコと笑う

 

「あ〜しまったれす、口渡しでお酒を飲ませればよかった〜。でももうお酒がありませんねぇ〜」

 

「あ、危ねえ…俺の初めてが奪われるところだったぜ……」

 

「困りましたねぁ〜あ、麦野さんが新しいの買って来てください〜見た目おばさんだから買ってこれますよねぇー?」

 

「……喧嘩売ってんのか?この第四位の麦野沈利をパシろうなんざ一万年早…」

 

帆風が麦野にお酒買って来いと言う帆風、普段の彼女からは信じられない言葉だが麦野は断りを入れようとしたその瞬間、帆風は自分の拳を床に叩きつけ床に大穴が空き周囲に亀裂が入る

 

「……買ってこないとこうですよ〜?」

 

「三十秒以内に買ってくるにゃーん!」

 

「むぎのんェ…てか俺ん家が…」

 

帆風の笑顔を見た麦野は冷や汗を流しながらお酒を買いに行った、そこには年上とか超能力者のプライドはなかった。垣根はそんな麦野に哀れみの目を向ける

 

 

 

「ありがとうございました!……あーバイトて面倒くさいて訳よ、でもフレメアに玩具買ってあげたいし神華(しんか)とデートも行きたいし…バイト頑張りますか」

 

フレンダはコンビニでのバイトに明け暮れていた、妹の玩具代や彼氏とのデートの費用を稼ぐ為にこうして頑張っている…今日も頑張るぞと彼女か気合いを入れ直した時店の自動ドアが開き麦野が来店する

 

「む、麦野?」

 

フレンダが困惑した様な声を出すが麦野は一切構わずお酒をレジに置く

 

「おい!これを買うからさっさと会計を済ませろゴラぁ!」

 

「え?!てか麦野は18だからお酒なんて買っちゃダメて訳…」

 

「煩え!フレ/ンダにされたくなかったら早く会計済ませェ!」

 

「ええ!?まさかのバイトで命の危機!?」

 

「私だって命がかかってんだ早くしろやぁぁ!」

 

そんなこんなでコンビニで有りっ丈の缶酎ハイを買い麦野は店を出て行った。フレンダは未成年にお酒を売ってしまった事を後悔しバイト辞めようかなと本気で考えた

 

 

 

こう行った経緯で帆風は酔っ払ってしまったのだ、その後も麦野が買って来た缶酎ハイを飲みまくり完全に出来上がってしまいベロンベロンになってしまった

 

「あれぇ?垣根さんが三人に見えましゅう〜あはは、垣根さん逆ハーレムだぁ〜」

 

「……潤子ちゃん胸が当たってるんだが…」

 

「当ててるんですよぉ〜、もしかして脱いで欲しいですか?」

 

「やめて、俺潤子ちゃんのそんな姿見るの耐えられない」

 

デレデレと垣根に酔っ払った勢いで後ろから胸を当てる帆風に心を心頭滅却して煩悩を消している垣根…因みに上条達は眠ってしまっている

 

「ねえ垣根さん、いつも「エロい事しないの?」とか言ってるのになんでわたくしに手を出さないんですか?」

 

「……いや俺は当麻達のそう言うシーンが見たいだけで自分がしたいとは思った事ねえし」

 

「うわ童貞が言うセリフだにゃーん」

 

「童貞とくン(笑)」

 

「お前ら童貞に喧嘩売ったな、童貞舐めんなよ。三十歳過ぎたら魔法使いになれるんだぞ」

 

帆風がやたら胸を強調しながら手を出さないのかと上目遣いで尋ねてきて垣根は目を逸らす、麦野と一方通行が童貞と馬鹿にするがこいつらも人の事は言えない

 

「わたくしならいつでもバッチコイですわよ、いつでも狼になっても構いません」

 

「少し自重してくんない?」

 

「え〜?何で好きな人が目の前にいるのに自重しなきゃいけないんですかぁ?わたくし垣根しゃんが大しゅきでしゅからぁ、こんな事するのは垣根しゃんだけですよぉ…」

 

「……よくそんな恥ずいセリフが言えるな」

 

帆風は照れもせずニコニコと好きな人の前では甘えたいと笑顔を垣根に見せる、不覚にもドキッとする垣根

 

「もう7時を過ぎたな…当麻は俺が学生寮に運ぶとして美琴達はどうするんだ?」

 

「私が運んでやるにゃーん、0次元の極点を使えば一発よ」

 

「俺は帰ンぞ、打ち止めとか木原くンが待ってンだろうしなァ」

 

削板は上条を肩に担いで学生寮へ連れて行こうとし麦野は酔い潰れた美琴と食蜂の襟口を掴み引きずる様に歩く、一方通行は缶コーヒーを飲みながら家に帰ると呟く

 

「てなわけで垣根は帆風を送ってやれ、んじゃまた慰労会やろうな」

 

「じゃあなていとくン」

 

「またな帝督!」

 

「おう……さて、潤子ちゃんは俺が寮まで送るしかねえよな」

 

「やっらぁ〜♪垣根しゃんと一緒に帰れるなんて嬉しいなぁ〜♪」

 

全員が立ち去った後垣根は帆風を寮まで送るかと呟く、それを聞いて帆風はニコニコと笑う…無邪気な顔だと垣根は微笑んだ

 

 

 

「ねえ垣根さん、本当にわたくしを寮に連れていくだけなんですか?それとも……垣根さんのエッチ!」

 

「酔うと性格が変わるな潤子ちゃんは…」

 

垣根は帆風を背中におぶって街中を歩いていた、別に未元物質の翼で移動したり座標移動を使えば早かったのだが帆風が長く一緒にいたいと捨てられた子犬の様な顔をした為垣根は仕方なく寮まで歩いていく事にしたのだ

 

「あ〜またお腹空いてきましたねぇ…馬刺しお願いします!」

 

「ねえよ、てか耳を甘噛みするな」

 

「にゃんにゃんにゃん?」

 

「もう人語すら話さなくなった」

 

甘えてくる少女というのは可愛いかもしれないが今の彼女は酔っている、彼女の酒臭さに垣根は顔をしかめる、明日の授業でバレやしないかといらぬ心配まで考える

 

「うにゃ〜垣根さんの背中は落ち着きますねぇ」

 

「………なんで俺がこんな事しなきゃならねえんだよ」

 

背中を頬で撫でる帆風に垣根は眉をピクピクさせながら呟く、周りの人々の視線が痛いが流石にお酒を飲んでいるとバレてはいないだろう…もし何かあったとしても心理掌握の能力を使えば何とかなる…そう考えていたその時だった

 

「あら垣根じゃない」

 

「げぇ」

 

「げぇとは何よ…て、なんでお祭りにいた彼女を背負っているのかしら」

 

垣根が出会ったのはテレスティーナ、テレスティーナの顔を見た瞬間垣根は嫌そうな顔をしテレスティーナがなんだその顔はと睨んでくるがふと視線を帆風へと移す

 

「……ねえその子顔赤くない?」

 

「……風邪じゃないんですかねぇ」

 

「……まさか、お酒を飲ましたんじゃないでしょうね?」

 

「……感のいいおばさんは嫌いだよ」

 

テレスティーナがジリジリと垣根に歩み寄る、垣根がこれは不味いとジリジリと後ろに下がる…そして垣根はある方向に指を指す

 

「あー!あんな所に金髪美青年がいる!」

 

「嘘!?何処何処!?」

 

「本当なのですかー!?」

 

「そのイケメンは何処にいるんじゃん!?」

 

垣根がそう叫ぶとテレスティーナと偶々近くを歩いていた教師二人がそれに反応する、だがそんなイケメンはおらずテレスティーナが垣根の方を向くと垣根は何処にも見当たらなかった

 

「………垣根ェ!」

 

テレスティーナ(○○歳 独身)の怒り狂った声が街中に轟いた

 

 

 

「あ、危ねえ…捕まる所だったぜ」

 

「ぶぅ〜なんで座標移動を使ったんですかぁ」

 

垣根は逃げきれてよかったと冷や汗をハンカチで拭う、テレスティーナに捕まるとお尻ペンペン百回やら熱湯風呂に叩き落とされたりするので垣根は逃げれて安心していた

 

「ふぁ〜眠たいれすぅ」

 

「そうかい、ならさっさと寝な」

 

「ふぁい、でも眠る前に服を着替えますねぇ」

 

「……何俺の前で堂々と脱ごうとしてんの?」

 

帆風はパジャマに着替えるため服を脱ぎ始めるがそれを垣根の目の前でしようとし垣根がやめろと制する

 

「ふふ、見られても構いませんよ?」

 

「はしたないからやめなさい、年頃の女の子がそんな事しちゃいけません」

 

「とか言いながらチラチラ見てるくせにぃ〜」

 

「……見てねえよ」

 

そう言いつつ垣根はチラリチラリと帆風を見たりしている、流石童貞とくン。帆風は中々自分の思い通りにいかないからかぶぅと頬を膨らませ…垣根の腕を掴み自分の元へと引き寄せる

 

「へ?」

 

「えい」

 

帆風は引き寄せた垣根を自分のベットへと突き飛ばす、垣根がベットに倒れこみすぐに起き上がろうとするが帆風が垣根にのしかかり起き上がれない様にする

 

「じ、潤子さん?…何をしようと?」

 

「え〜?垣根さんが素直にならないから…ヤッちゃおうかと」

 

「……やるて何を?」

 

「察してください」

 

そう言って彼女はニッコリと笑ったのだった、垣根は彼女が何をやろうとしているのか理解し顔を青ざめ彼女が何をしようとしているのか理解する

 

「誰かヘルプミー!俺襲われちゃう!ヘルプー!ヘルプー!」

 

「大丈夫です、優しくしてあげますから」

 

「目がガチだ!どうせ乱暴するんだろ!」

 

「ええ、同人誌みたいに」

 

垣根は帆風の拘束から抜けようとするが帆風の力には勝てず逃げられない、このままでは貞操を奪われかねない…そう考える垣根の脳内に天使と悪魔が争っていた

 

 

『これはチャンスだぞボーイ、ヤッちまえよ』

 

『こんな可愛い子がこうまでしてくれてるのにヤらないなんて据え膳もいい所よ?』

 

(両方共悪魔だった!)

 

因みに天使の姿はロシア成教のワシリーサ、悪魔はアメリカ大統領のロベルトだった。両方共ヤッちゃえよとグーサインしてくるのでこいつら使えねえと垣根が思った時頭上から堕天使が二人降ってきた

 

『ようこそロリコン(こちら側)の世界へ、歓迎するのである』

 

『貴様のその理性を…ゼロにする!』

 

(黙れロリコン共)

 

アックアと騎士団長がロリコンの世界へようそこと親指を立てる、垣根は全員ふざけんなと未元物質の翼で全員八つ裂きにし現実世界に帰還する

 

(……まあ、愛されるてのは嬉しいが…こういうのはまだ早いとていとくん思うの…だから断らねえとな)

 

「あ〜潤子ちゃん?まだ俺らにはこう言うのは早いと…」

 

垣根が断りを入れようと思ったその時ふと気づく、帆風が先程から何も喋らない事に

 

「むにゃ〜垣根さん……」

 

「…寝てる」

 

寝てしまった帆風を見て垣根はホッと息を吐く、垣根は帆風をベットに寝かせる

 

「……さて、もう帰るとするか」

 

垣根は色々と疲れたから家に帰って寝ようと踵を返す、そこで垣根は気づいた。入鹿が扉の前に立っている事に

 

「「…………」」

 

二人は暫し無言で目を見つめ合う、そして垣根が電光石火の如く部屋の窓を開けて翼を広げ空へと逃げた…入鹿は暫く垣根が立ち去った窓を見つめたのち寝ている帆風を一瞥する

 

「んん〜〜……垣根さぁん〜」

 

「……まさかお二人共…大人の階段を……?」

 

そう言って入鹿は床に崩れ落ちたのだった

 

 

 

 

『俺はタケノコ!俺はタケノコ!』

 

『世の中は理不尽だ!不公平だ!巨乳死すべし慈悲はない!あ、操祈は別よ?』

 

『うえええん!最近ドリーに会ってないよぉ!久しぶりにドリーに会いに行きたい!』

 

 

『俺の将来の夢は冷蔵庫になることでしゅ!』

 

『なんで皆私より大きいのよぉ…皆なんて大嫌いよ…胸が大きい奴は大嫌い!でも操祈と先輩は大好きなのぉぉぉ!!!』

 

『ねえねえ!構ってよぉ!!!操祈に構って構って!美琴ぉ、上条さぁん!!うぇぇ!!』

 

 

「あははは!どうだよこれ!滅茶苦茶笑えるだろ!」

 

「「「その動画を消せえぇぇぇ!!!」」」

 

後日垣根は携帯で撮った醜態を晒す上条達の写真とピンセットでその動画を見せ大笑いし、その動画を消せと上条達が大暴れしたのは語るまでもないだろう

 

「……俺大人になってもコーヒーしか絶対に飲まねェ」

 

「…俺も酒は飲みたくないな」

 

「…ま、飲むにしても程々が一番だにゃーん」

 

 

 

「う〜ん、昨日何か凄い事をした気がするんですが…覚えてませんね」

 

帆風は昨日の出来事を全て忘れていた、なので何故垣根が自分と会った時に頬を一瞬赤くしたのか理由がわからなかった。なお常盤台では彼女が大人の階段を登ったと言う噂が広まっていた、勿論ソースは入鹿。そして帆風を性的な意味で好きな常盤台の女子達が垣根に奇襲を仕掛け返り討ちにされたのは言うまでもない

 

 

 

 

 

 

 

 

 




もし自分が縦ロールちゃんに迫られたら絶対そのまま流されちゃう(断言)、手を出さないていとくんはマジで紳士(ロリコン)の鑑。案外雑だった、でもネタとしてからしか浮かばなかったから仕方ないね

さて次回は青ピ君の謎に迫る回です、謎に包まれた青ピ君の謎を追え!そして明らかなる真実とは一体?て感じのお話を書きます、それが終わったら新章を始めます

次回もお楽しみに!
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