カプ厨がていとくんに憑依転生しました   作:暗愚魯鈍

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さあ完全死霊編のスタートです!タイトルがギャグぽいので今回はギャグの方が多いですが…ちゃんとシリアスありますよ!そして皆さんとあセラ見ましたか?まさか最初はアニメオリジナル回とは…とあセラは人気でるな

エステルちゃんとミサワちゃん登場回、ややキャラが不安定ですがそこは気にしないでください。では本編どうぞ



一方通行「俺はロリコンじゃねェ!巨乳が好きなンだ!」

薔薇渓谷(ローゼンタール)家という魔術師の一族がいる、彼等は「完全なるゴレム」…つまり完全なる魂魄と完全なる肉体を持つ神と同等の存在であるケテルを目指す家系だ

 

その始祖たるオベド=ローゼンタールは完全なるゴレムを目指す為に人間の死体に擬似魂魄を植え付ける…すなわち死霊術を行い人間の脳を持つゴーレムを作り出した…それによりローゼンタール家は異端とされ東洋に追放されたのだ

 

そのローゼンタール家の四代目当主たるイサク=ローゼンタールは道教の跳屍術という魔術を取り込み、独自の死霊術を開拓した…そして五代目であるネイサン=ローゼンタールはそれを基礎とし「ナンバーズの悪霊」と呼ばれる最強の擬似魂魄を誕生させたのだ

 

だがそのナンバーズの内の一体 檮杌には悪魔が潜んでいた…それは過去の亡霊、完全なるゴレムを作り出そうとする者、それが現代に蘇りその野望を実現しようとしていた

 

 

「ああ、素晴らしい…これが科学と魔術の融合…これなら私の目的が達成される」

 

その男…正確には檮杌に宿っていた悪魔がとある場所で笑った、彼のすぐ近くには二人の男女の姿があった…彼等は怯えながらもその男の野望を完成させる為に必要なある物を作り上げていた…逆らえば彼等の命はない

 

「棺桶…素晴らしい物を作ってくれたね幹比古君、蛭魅君…そしてここにはいない我が子孫(・・)よ。これでローゼンタール家の悲願 完全なるゴレムの完成に大きく近づいた」

 

その男は笑っていた、だが菱形幹比古(ひしがたみきひこ)菱形蛭魅(ひしがたひるみ)という兄弟は全く笑えなかった…自分達がある魔術師と共同で作っていた平和の為の結晶がこの男…いな過去の亡霊(・・・・・)によって悪夢の兵器に成り果てようとしているのだから

 

「さあ時は来た、後はこの棺桶に相応しい能力者を入れるだけ…まあもう目処はついているのだがね」

 

彼はそう言って笑う、彼が求めるのは強能力者や大能力者の様な低レベルな能力を持つ能力者ではない…最低でも超能力者(・・・・)並みの出力がなければならないのだから

 

「さあ墓を荒らしに行こう、過去の超能力者(・・・・・・・)の死体を手に入れよう」

 

 

 

「木原くンよぉ〜、今日はファミレスで肉食おうぜェ」

 

「あ!?肉ばっかり食おうとすんな!野菜食え野菜!」

 

「じゃあミサカはプリンにアイスクリームにパフェにチョコレート!てミサカはミサカはデザートを要求…」

 

「「ダメだ!デザートは一つまで!」」

 

「ガビーン!てミサカはミサカはショックを受けてみたり!」

 

九月十六日の夜七時、一方通行は保護者の数多と居候の打ち止めと共に近所のファミレスまで歩いていた

 

「そろそろ大覇星祭の時期だなー、運動音痴だからて諦めんなよ」

 

「誰に言ってやがる、やるなら本気でやるに決まってんだろうが」

 

「安心して一方通行、ミサカが筋肉痛になった貴方をマッサージしてあげるから。てミサカはミサカは当日にどうせ筋肉痛になるであろう一方通行を安心させる言葉を言ってみたり」

 

「なンで筋肉痛になる前提なんですかねェ?」

 

「「だってモヤシじゃん(て、ミサカはミサカは事実を告げてみたり)」」

 

「よし挽肉のお時間だ、覚悟はいいか」

 

一方通行が能力を発動させて数多と打ち止めに拳骨でもしようかと考えていたその時、ピクリと嫌な気配を肌で感じた

 

「……ァ?」

 

「?どうしたの一方通行?てミサカはミサカは問いかけてみたり」

 

打ち止めが可愛らしく首をこくんとさせて何事かと一方通行に尋ねるが一方通行はそれに応じない、一方通行が感じたこの感触はこれまで経験したある出来事の際に感じたものだった…その出来事とは魔術に関するものだ

 

(この嫌な感触…魔術だな)

 

一方通行はそう判断すると敵が何処にいるのかキョロキョロさせる、数多も嫌な気配を感じ取ったのか周囲を警戒する。そして何処からか爆発音が聞こえた

 

「え!?何の音!?ミサカはミサカはビックリしてみたり!」

 

「……下がってろ」

 

一方通行が打ち止めを守る様に彼女の正面に立つ…彼はイギリス清教の刺客か上里勢力の尖兵の魔術師かと考える…一人の少女がビルから飛び降り三人の目の前に現れた

 

「……!」

 

そのマントを羽織った少女はショートヘアの金髪にエメラルドの如く輝く瞳を持つ可憐な少女だった。そのエメラルドの左眼の下には泣きぼくろがあった、一方通行はその少女を美少女だと認識したが誰がみても彼女は美少女だと思うだろう

 

(まあ、美少女だからて敵なら容赦しねェがな)

 

そう一方通行はその少女を敵と判断し先手を撃とうとする、だがまた爆発音が聞こえその動きを止める

 

「…くっ!無差別に周囲を攻撃しているのか!」

 

(……こいつは敵じゃねェのか?)

 

焦った顔を見せる彼女を見て一方通行はこの少女は敵ではないと判断し直す、少なくとも彼女の目的は一方通行ではない

 

「貴方大丈夫?てミサカはミサカは突然現れた女の子に問いかけてみる」

 

「……どっかで見た事あるなお前…確かどっかの研究施設のスーパーバイザーだったような…」

 

「!早くここから逃げて!あいつに巻き込まれる!」

 

打ち止めはそんな不審者同然の少女に声をかけ数多は何処かでこの少女を見たことがあると首を傾げる、そんなお気楽な二人に早く逃げろと叫ぶ少女…だが今度は近くで爆発が起きそして爆煙からそいつは現れた

 

「……ンだよあのヘンテコな機械は?」

 

それは機械だった、特徴的なのは球状のコックピット部と下半身の触手状マニピュレーター。そんなヘンテコな機械はマニピュレーターからアルミ缶を取り出しそれを近くの道路に投げる…瞬間そのアルミ缶を基点に爆発が起きその衝撃で歩いていた人々が吹き飛ばされる

 

「あれは量子変速(シンクロトロン)か?しかも大能力者並みの…」

 

「確かアルミを基点に重力子(グラビトン)を加速、周囲に放出する能力だよね?てミサカはミサカは自分の博識さを胸を張って言ってみたり!」

 

「そうだ…だが量子変速の大能力者は釧路帷子(くしろかたびら)しかいねえ筈だ…それにあれは機械…なんで機械が能力を使えんだ?」

 

「それは恋査さん達みたいな感じじゃないの?てミサカはミサカは納得のいく説を言ってみたり」

 

「違えな、第一恋査は作るのに経費がかかるしありゃあ薬味先生しか作れねえ代物だ。だから恋査とは違う仕組みの筈だ」

 

打ち止めと数多はその機械について話し合う、能力は量子変速と断定できるも何故機械が能力を扱えるのか不思議がっていた…だが一方通行には分かる、あれは魔術が関わっていると

 

「呑気に話している場合か!?あの棺桶(・・)から早く逃げるんだ!」

 

「…棺桶だァ?……まあいい、まずはゴミの掃除が優先だ」

 

少女が言った棺桶とやらも気になるがまずはあの機械を片付けるかと一方通行は溜息を吐いて機械に歩み寄る、それを見た少女が目を見開く

 

「な!?棺桶に近づくのは危険だ!」

 

少女は一方通行を止めようとするが数多が彼女の襟首を掴みその動きを止める

 

「安心しな嬢ちゃん、ウチの息子は強えぞ。何せ俺が能力開発をしたんだからな」

 

(また数多の親バカが始まった…てミサカはミサカは呆れてみたり)

 

数多は自分の息子なら心配はいらないと笑う、打ち止めはやれやれと首を振る。一方通行は棺桶と呼ばれた兵器に接近すると兵器が一方通行の存在に気付きマニピュレーターから無数のアルミ缶が発射される

 

「!?避け……」

 

「心配いらねェよ」

 

一方通行は回避行動を取らない、少女が逃げろと叫ぼうとするがその前に一方通行は心配はいらないと呟き…アルミ缶が爆裂した

 

「!?」

 

少女は爆煙に包まれた一方通行を見て声にならない叫びをあげようとする…だが爆煙が晴れそこに無傷の一方通行が立っているのを見て驚愕する

 

「たく…こんなチンケなガラクタで俺を殺せるとでも思ってンのかよ」

 

一方通行はそう笑いながら棺桶に近づく、棺桶はアルミ缶を無数に放つが一方通行にダメージは通らない。そして一方通行は大きく腕を振るいコックピット部に当てる、普通の拳なら棺桶の頑強な機体に傷一つつけられない…だが一方通行の拳がコックピット部に命中すると機体に大きく亀裂が入る

 

「大した事ねェな」

 

彼はそう言うと腕を横に振るいマニピュレーターを全て切断する、バチバチと切られた部分から火花が散り棺桶が一歩後ろに下がる…逃げようとでも思ったのかもしれないがもう遅過ぎた。一方通行はコックピット部を足で蹴りつける、それだけで棺桶はサッカーボールの様に勢いよく吹き飛んでいった

 

「……アウレオルスやガブリエルと比べると雑魚当然だな…まあ、ンな事はどうでもいいンだ…本題はオマエだよ」

 

彼はそう一言呟くと唖然としている少女に近づく、そして彼女を見下ろしながら口を開く

 

「全部話せ。洗いざらいだ」

 

「……!わ、私は……」

 

少女が何か言おうと思ったその矢先、彼女のお腹から可愛らしい腹の虫が鳴った音が聞こえた

 

「「「「…………」」」」

 

その場には気まずい雰囲気が流れた

 

 

 

「ムシャ…私は…ガブゥ、エステル…ゴクゴク……ローゼンタール…モグモグ……。簡単に言えば…パクパク…魔術師……ゴクン、だな」

 

「喋るのか食べるのかはっきりしたら?てミサカはミサカは呟いてみたり」

 

「すみませーん、追加でビール頼みまーす!」

 

「ついでにコーヒーもよろしくゥ」

 

その少女…エステル=ローゼンタールはステージ定食を頬張りながら自己紹介をし打ち止めが呆れた表情で食べるのか喋るのかどちらかにしろと溜息を吐く

 

「ふぅ…食事を奢ってもらってすまないな」

 

「別に構わねえよ、嬢ちゃんがあのヘンテコな機械に追われてた理由を教えてくれればな」

 

「……そうだな、私は先程言った様に魔術師…また学園都市の外の能力者だと思ってくれて構わない」

 

数多は笑いながら詳しい話を教えてもらおうと笑いエステルは頷きながら口を開く、彼女は魔術師の存在を三人が知らないと判断し能力者みたいなものだと教える(実際は一方通行と数多も魔術師と関わりがあるが)

 

「私は何年か前に学園都市の「プロデュース」という団体のスーパーバイザーとして呼ばれた…まあ実験内容は教えてもらえなかったがね」

 

「「プロデュース」…確か第一位がぶっ潰した団体の一つだな。そういやその団体に協力してた魔術師がいたて聞いたが…お前か」

 

「私は実験内容は聞かされていなかった、聞いていたら誰があんな実験に協力するものか。まあそれはいい、私はプロデュースである兄妹と出会った、名前は菱形 蛭魅と菱形 幹比古という」

 

「……聞いた事があるなァ、確か「身体を大きくすれば能力の出力も上がる」て説を出した兄妹だな」

 

数多と一方通行は菱形兄妹の名前を聞くとそれに反応した、確かプロデュースが出した犠牲者の無念を無駄にしない為に安全かつ犠牲者を出さない様にプロデュースの研究を引き継ぎ研究していた研究者二人だ

 

「名前だけなら聞いた事がある、まあ唯一から危険性はないて聞いてたがな…そうか、その兄妹と協力している魔術師がいるて聞いていたが…テメェの事か」

 

「ああ、私は親友である蛭魅とその兄の幹比古と共に棺桶…先程私を襲っていた機械を製作していた」

 

「え?じゃあ貴方はその兄妹さん達に裏切られたて事?てミサカはミサカは尋ねてみる」

 

「いや…話はそう簡単ではないんだ」

 

エステルは自分は菱形兄妹と棺桶という機械の制作をしていたと呟く、打ち止めは先程襲ってきた機械は菱形兄妹が仕向けたのかと尋ねるとエステルは首を横に振る

 

「……私の家…ローゼンタール家にはナンバーズの悪霊という擬似魂魄がある…その内の一つ檮杌の中に潜んでいた何か(・・)が私を狙っているんだ」

 

「ナンバーズの悪霊だァ?ンだよその御大層な名前は」

 

「…中国には四凶という怪物がいる、檮杌・混沌・窮奇・饕餮…その名を冠した擬似魂魄をナンバーズの悪霊と呼んでいる…そのナンバーズの悪霊の一体であった檮杌には擬似魂魄ではない何かがいたんだ…そいつは棺桶の完成と同時に棺桶に入った死体に憑依し暴走を始めた」

 

エステルはそこまで説明すると瞼を閉じてあの時の光景を思い出す、暴走する棺桶にエステルは手も足も出ずに床に倒れ伏し菱形兄妹が棺桶のマニピュレーターに拘束される…その後エステルは密室に閉じ込められ他のナンバーズの悪霊を奪い取られた…その後なんとか脱出し逃走したのだが檮杌はそれに気付き先程の棺桶を追っ手として放ったのだ

 

「…恐らく蛭魅と幹比古は生きている筈だ、私を襲っていた棺桶は作られて間もない新型だ。なら檮杌はあの二人に新たな棺桶を作らせているに違いない」

 

「……で、オマエはどうしたいんだ?」

 

「決まっている、私は親友を助けに行く。檮杌と蛭魅達はこの街のどこかにいる筈だからな」

 

エステルは菱形兄妹は生きていて檮杌に棺桶を作らされていると推測する、言う事を言ったのかエステルは椅子から立ち上がる

 

「助けてくれた事には礼を言う、だがこれ以上一般人を巻き込む訳にはいかない。いつか助けてくれた借りとここの代金は払いに来る」

 

「意外と律儀なんだね、てミサカはミサカは呟いてみる」

 

エステルは三人に頭を下げるとそのまま踵を返しファミレスから去ろうとし…三歩進んだ所で動きを止め一方通行達は何故立ち止まったのかと首を傾げる

 

「……す、すまないが最後にドリンクバーで紅茶を飲んでもいいか?」

 

「…いいンじゃね?」

 

エステルは最後にドリンクバーに行ってもいいかと尋ね一方通行はガクンとしながらも勝手に飲めばいいと気怠げに答える、エステルはドリンクバーに向けて歩いて行く

 

「……変な奴」

 

「……一応脳幹先生にメールしとくか」

 

「ねえ、さっきの出来事て警備員(アンチスキル)に言わなくていいの?て、ミサカはミサカはまともな事を言ってみたり」

 

「…警備員には通報すンじゃねェぞ、警備員には荷が重いだろゥしな」

 

一方通行はエステルを変な奴と評価し数多は携帯を弄って脳幹へメールを送る、打ち止めは警備員に通用しなくていいのかと言うが一方通行は首を横に振った

 

「すまないな、やはり紅茶だけでなくカルピス、コーラ、メロンソーダ、オレンジジュース、アップルジュース…その他諸々も淹れてきてしまった」

 

「いやどンな飲むんだよオマエ……」

 

ドリンクバーから戻ってきたエステルはテーブルにいろんな種類のジュースを置く、一方通行は飲み過ぎだとエステルに言おうと彼女の方を向く。そして一方通行の目には全身ずぶ濡れで下着が透けて見えたエステルが映った

 

「はァ!?オマ……!なンでずぶ濡れなンだよ!?」

 

「ああ、いつもの事だ気にするな」

 

「いや気にするよ!てミサカはミサカは叫んでみたり…と言うか一方通行もガン見しない!てミサカはミサカはむっつりスケベに指をさしてみる!」

 

「み、みみみみ見てねェし!」

 

「嘘おっしゃい!ミサカは知ってるよ!貴方が本棚の裏に隠してるエッチい本の……」

 

「それを言うな打ち止めァァァァ!!!!」

 

エステルはいつもの事だと全く恥ずかしがる素振りを見せず一方通行が飲んでいたコーヒーを数多に向けて吐き出す、そんな顔を赤くする一方通行に打ち止めがガン見するなと叫び一方通行は見ていないと叫ぶが打ち止めが本棚に隠している本の事を店内で叫ぼうとした為一方通行が言うなと叫んだ

 

「貴方の部屋にあるのは巨乳な女の人の本ばっかりだよね!てミサカはミサカは大声で暴露してみたり!ミサカは貴方がロリコンだって信じてたのに!てミサカはミサカは泣きそうになってみる!」

 

「俺はロリコンじゃねェ!てかオマエくらいの歳の奴を好きになる奴はロリコンじゃなくてアリスコンプレックスっうンだよ!」

 

「貴方はミサカの事が性的に好きじゃなかったの!?てミサカはミサカは尋ねてみる!」

 

「あ、いやそれはねェわ。俺は妹としか思ってないから。オマエを見て性的に興奮するとかねェから」

 

打ち止めがロリコンだから自分の事が好きではないのかと叫ぶ、一方通行は真顔でそもそもロリコンじゃないし異性として思ってないとはっきり告げると打ち止めの血管からブチッと音が聞こえた

 

「カチーン!ミサカは怒ったよ!ミサカを怒らせるとどうなるか教えてやる!てミサカはミサカは一方通行の性癖をミサカネットワークに暴露してみたり!」

 

「打ち止めオマエだけは許さない!」

 

「数多!木原神拳だぁ!てミサカはミサカは某ポ○モンのトレーナーが如く命令してみる!」

 

「おうよ!受け取れ一方通行!これがさっきお前にかけられたコーヒーの恨み!」

 

「アベシ!?」

 

打ち止めは胸を張ってミサカネットワークに一方通行の性癖を暴露したと告げる、ブチ切れた一方通行はプラズマを作り出しファミレスごと打ち止めを消し飛ばそうとするが数多の拳を受けて吹き飛ばされる

 

「ぶ、ぶったな…ていとくンにもぶたれた事がないのに!」

 

「甘ったれるなよ一方通行!親が子供に手を出さないと思ったら大間違えだ!時に叱り時に褒める!それが子供を立派に育てる親なんだよ!」

 

「へ…上等だぜくそったれ!第三位の実力を見せてやらァ!」

 

一方通行が殴られた頬をさすりながら某ガンダムのパイロットの様なセリフを吐き数多はこれは愛の鞭だと笑う、そんな二人は店内で大暴れしようとしそれをみた店員が駆け寄ってくる

 

「あ、あのお客様…他のお客様の迷惑になりますのでお静かに……」

 

「「部外者は引っ込んでろ!」」

 

「は、はいぃぃぃぃ!!!」

 

「さてと…ミサカはどっちが勝つかミサカネットワーク内で賭け事でもしようかな。てミサカはミサカは悪い笑みを浮かべてみたり…とりあえず一方通行が勝つ方に五万円賭けてみる」

 

一方通行と数多、チンピラ不良とヤクザ者にしか見えない二人に睨まれ店員は店の奥に逃げていった。打ち止めはネットワーク内でギャンブルを行なっていた

 

「……これが学園都市の家族の日常とやらか…さてドリンクバー全種類お代わりするか」

 

エステルはこれが学園都市の普通なのかと勘違いしながらドリンクバー全種類をお代わりしに行く…エステルはドリンクジャンキーだった

 

 

 

その後一方通行と数多の殴り合いの末、一方通行が何とか勝利したがその後打ち止めがミサカネットワークで性癖を暴露した事により何人かの一方通行派の妹達が「その性癖をミサカ達がブチ殺す!」と銃器を構えて襲来し、挙げ句の果てに20000号がロシアからやって来てファミレスで一方通行を性的にご馳走になろうとした所為でファミレスが半壊した

 

「あ〜店壊しちゃったな…経費で落とすか」

 

「なンの経費だよ」

 

一方通行と数多はリビングのソファーに座りながらコーヒーを飲んでいた。数多はファミレスの店長から渡された修理費を横目に経費で修理費を支払うかと呟き一方通行がやめろと返す。因みにエステルと打ち止めは木原家のお風呂に入っている

 

「しかし木原くンも魔術師の事知ってたンだな」

 

「当たり前だ、木原一族は何年も前から魔術師と関わり合いがあるからな。俺はトールて奴と仲良くしててな、時々殴り合いのガチンコ勝負してんだよ」

 

「そォなのか」

 

一方通行は数多も魔術について知っていたのかと呟くと数多はまあなと苦笑する、因みにそのトールなる魔術師とは50戦中25勝25敗と引き分けていた。しかも雷神ではなく全能神とのトールとの戦いでも勝った事がある。数多さん強いや

 

「ま、俺はあんま深くは関わってねえつもりだよ。お前と違ってな」

 

「そりゃ良かった、木原くンもガブリエルみてェな怪物と戦ってンのかと思っちまったぜ」

 

「お?何?俺の事心配してくれたのかよ?かー!優しいね一方通行!惚れちゃいそうだぜ!」

 

「…俺はホモじゃねえンでやめてくれませンかねェ」

 

「おい、ガチで引くなよ、冗談だ冗談。だから距離を取ろうとするな、あまたん泣くぞ」

 

一方通行が数多が自分達の様な危険な目にあっていなくて良かったと呟くと数多がからかう様に笑う。そんなんじゃねえよと一方通行は軽口を言いながら笑う

 

「で、お前て本当にロリコンじゃなかったんだな。お父さんびっくりだぞ」

 

「……なンで俺がロリコン認定されてるんですかねェ」

 

「いやだってお前セロリじゃん」

 

「違ェよ、俺は巨乳が好きなンだ。俺はロリコンじゃねェ、ノーマルなンだよ」

 

ずっとロリコンだと思ってたと数多が笑うと一方通行は何故皆自分の事をロリコンだと思うのかと溜息を吐く

 

「いや俺は別にお前がロリコンでも構わねえぞ?」

 

「そこは構ェよ、殴ってでも性癖を変ェようとしろよ。何で肯定すンだよ」

 

「いや、人の好みは人それぞれだろ?因みに俺はバニーガールの巨乳美人が大好きだ」

 

「……バニーガールか、でも競泳水着もエロくね?」

 

「あ、それ分かる。でもチャイナドレスも捨てがたいんだよなー」

 

そう親子揃って女子には聞かせられない会話を続けているとリビングの扉が開きお風呂から上がったエステルが入ってくる

 

「すまないが牛乳を飲ませてくれないか、風呂上がりの牛乳はかかせられない質でな」

 

「ァ?別にいいけど……よォ」

 

一方通行は言葉をなくした、エステルは下着以外何も身につけていなかった。白のショーツとブラ…それ以外は生まれたままの姿だ。しかもちゃんと乾かしていないのか髪が濡れたままだ…それが何処と無くエロい

 

「……………」

 

「おーい、鼻血出てるぞ。てか人間て本当に興奮すると鼻血て出るもんなんだな」

 

「……なんでオマエ下着姿なンだ?」

 

「替えの服がないからな、まあそんな事より牛乳を……」

 

「そンな事じゃねえ!いい歳した女の子が見知らぬ男の前でそんな破廉恥な姿を晒してンじゃねえ!」

 

一方通行の鼻から血が流れる…そして一方通行は何故下着姿なのかと尋ねるとエステルは替えの服がないからと簡潔に返す、冷蔵庫を開けて牛乳を飲もうとするエステルに一方通行は大声で叫ぶがエステルは牛乳を飲んでいる為何も答えず飲み終わると一方通行の方を向いて口を開いた

 

「しかし替えの服がないからな…洗濯が終わるまでこの姿でいるしか……」

 

「なら替えの服を着ろ!俺の服貸してやるから!」

 

「いや…男物の服を着るのは流石に……それに貴方の服のセンスは壊滅的だから嫌だ」

 

「はァ!?俺の服のセンスの何処が壊滅的なンですかねェ!?」

 

「……………はッ」

 

「鼻で笑ったな?上等だコラ、女だからて容赦しねェぞ」

 

一方通行が自分の服を貸してやると言うとエステルはダサい服たがら遠慮しとくと返す、その言葉にカチンときた一方通行は自分の服の何処が壊滅的だと叫びエステルは鼻で笑う。まるで「あ、この人自分のセンスの無さに気づいていないのか。可哀想に」と言わんばかりに…まあ実際その通りなのだが

 

「……そういや打ち止めは何処だ?いつもなら「何女の子の裸をガン見してるの!?てミサカはミサカはドロップキック!」て言うパターンなのに…まだ風呂にでも入ってんのか?」

 

 

「……大きな山が二つ……て、ミサカはミサカは実力の差を見せつけられて項垂れてみたり」

 

打ち止めは風呂場にてお湯の中でブクブクしていた。彼女は自分の真っ平らな平地とエステルの大きな二子山を見て実力の差を思い知らされたのだった

 

 

 

 

とある研究施設、そこには黄緑色の液体が満たされた大きな培養器があった…その培養器の中には一人の少女がいた

 

「……ロックを解除しろ」

 

「はい」

 

培養器の近くにいた何人もの研究者の内リーダーの様な男がパソコンを操作する男に命令する、パソコンを操作する男がエンターキーを打ち培養器の蓋が開きそこから黄緑色の液体が溢れる…そして培養器からその液体で全身を濡らした全裸の高校生くらいの少女が培養器から現れた

 

「……お前が番外個体(ミサカワースト)か」

 

「……へぇ、貴方がミサカのお父様て奴なの?でも何でトカゲ(・・・)が喋れんの?」

 

奥から現れた人物に少女…番外個体は笑いかける、その現れた人物は…人ではなかった(・・・・・・・)。トカゲだ、それも普通の小さなトカゲではない…300センチはあろう巨大トカゲ…コモドオオトカゲ、別名コモドドラゴンと呼ばれるトカゲだ

 

「私は人間だよ、まあ脳だけだかね…これも全てあのクソ餓鬼…第一位の所為だ…才人工房(クローンドリー)での屈辱…忘れはせぬぞ。さて本題に入ろう。番外個体よ、貴様にはある任務をやってもらうぞ」

 

「はいはい、一方通行並びにその他超能力者の抹殺でしょ?分かってるての…で?具体的にはどうやるの?まさか大能力者レベルのミサカが馬鹿正直に化け物軍団に勝てるとでも思っちゃってる?」

 

「まさか、大能力者が超能力者の様な怪物に勝てるわけがなかろう…なぁに、心をへし折ってくれればそれでいい」

 

「……つまり精神攻撃しろって事だよねぇ?いいねぇ、ミサカそう言うの大好き」

 

元人間のそのコモドオオトカゲはニヤリと笑うと番外個体もいやらしく笑う…それにつられて研究者達も笑みを浮かべる

 

「これは復讐だ、私はあの憎き垣根帝督を、君達は「絶対能力進化(レベル6シフト)計画」を棒に振った一方通行、及び妹達の保護に回った超能力者に対する……な」

 

学園都市の何処かの闇で外道が笑う…垣根帝督によって学園都市は眩い光で照らされ暗部や木原一族の脅威は無くなった……だからと言って悪は完全に消えた訳ではないのだ

 

「一方通行…それに垣根帝督に麦野沈利、削板軍覇、上条当麻、御坂美琴(おねーたま)、食蜂操祈……ついでに帆風潤子…ああ、早く全員殺したいなぁ〜♪」

 

学園都市の闇が生み出したクローンは超能力者達に子供の様な無邪気な笑顔で牙を剥くのだった

 

 

 

 

 

 




最後に出てきたコモドオオトカゲは一体誰なんだー?ヒントを出すなら新約11巻に登場した脳幹先生にぶち殺されたあの人です(ほぼ答えを言った)。そしてミサワちゃんがなんかヤンデレぽい

エステルちゃんはドリンクジャンキーなのはオリジナル設定、ドリンクバーでずぶ濡れになったら下着姿になるのは原作のままです。そして檮杌(の中の人)が言っていた過去の超能力者とは一体?

因みにコモドオオトカゲの姿は昔やっていたゲームの百獣大戦 アニマルカイザーに出てきた脱獄の首領 ジョーカー。身体が真っ二つに割れてそこから死神が出てくるコモドドラゴンです

次回もお楽しみに!
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