カプ厨がていとくんに憑依転生しました   作:暗愚魯鈍

57 / 111
今回も割と雑いかもしれません…それにまた評価が下がってて若干テンションが下がってます…もしかしてこの小説てそんなに面白くない?

まあそんな事は置いておいて…今回は上条さんの暴走…フィアンマさん達とバトルしたりていとくんとバトルします。でもその戦闘描写が雑かも…ああ、かまちーの文才が欲しい

そして最後ら辺にあのキャラがご登場…そして大覇星祭にはまだ続きがあるのです



竜を救うのは力ではなく愛する者の言葉

垣根と帆風は暗雲が突如として消えた事に気付き、病理との戦闘を中断して空を見入る

 

「……暗雲が消えた……?」

 

「……何が起こったのです?こんな事起こる筈がないのに…」

 

垣根は暗雲が消えた事を訝しむ、病理ですら何が起こったのか分からないらしい…一体何が起こったのか垣根が考え始めたその時、血を揺るがす程の大咆哮が轟いた

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

「「「!?」」」

 

三人は空を目を見開いて空を見上げる、そこにはワニのような大顎にコウモリに似た翼、スカイブルー、レモンイエロー、ショッキングピンク、エメラルドの体色を持つ約2メートル程の大きさのドラゴンが飛翔していた

 

「……上条…さん?」

 

「……おいおい、どういう事だよアレは…!」

 

帆風と垣根はあのドラゴンが上条だと察した、姿形は違っても長年共にいた友人を見間違う筈がない。上条は大きく吠えた後病理目掛けてダイブ、その右手の鉤爪で病理を切り裂こうとする

 

「!?形態参照 フロッグマン!」

 

病理の足に鱗が生え足の指の間の水掻きが出来る。その強化された脚力で大きく飛び跳ね後ろへ5メートル程退がる、直後に上条の鉤爪が地面をバターの様に裂き地面にクレーターが出来る。即座に病理は反転物質で形成された杭をスカイフィッシュの左手で投げ放つ。だが上条は右手で杭を消滅させる

 

「これは……まさか、幻想殺し…?まさかこのドラゴンは……」

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

病理の言葉など聞きたくないとばかりに上条はその鉤爪を振るう、それは病理を引き裂く為の刃、病理はそれを跳躍して避ける。そして何度も何度も回避するが上条は音速の速度で病理に爪を振るう

 

「ふ、ふふ…あはは!前から思ってましたが貴方のその力は面白いですね!帝督ちゃんと潤子ちゃん程ではありませんが興味が湧きました!」

 

病理はこの状況を楽しそうな顔をして笑う、今回はただ美琴と食蜂を暴走させるだけの予定だったが…もう少し上条で遊ぼうと邪悪な笑みを浮かべる

 

「では、遊びましょうか第二位。形態参照 サンダーバード」

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

巨大な鳥へと変貌する病理、彼女は音速の何倍もの速度で空を駆ける。上条も病理を追う為に翼を広げ病理と同じく音速の何倍もの速さで空を引き裂かんばかりに飛行する

 

「……追うぞ」

 

「……ええ」

 

垣根は翼を広げ帆風はガブリエルの翼を展開せずとも飛行できる能力を引き出す、二人は何が起こっているのかまだ半分も理解していなかった。だがこれだけは分かる、上条(友達)を止めなくてはならない。それだけで二人が上条を助けに行く理由は充分だった

 

 

「お、雨が止んだみたいだな」

 

「……と言うより雲が消えていってない?」

 

「……なあ母さん、これって…」

 

「……ええ、あの時と同じ」

 

旅掛は雨が止んだと笑うが美鈴は雲が放射状に消えていく現象を不可解だと首を傾げる。その光景を見て刀夜と詩菜はガブリエルとの戦いで見たあの不思議な光景を重ねる。生徒達もその現象を訝しんでいたその時だった

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

『!?』

 

その轟く咆哮に全員が空を見上げる、空には二つの影があった。一つは黒き巨大な鳥の姿、そして四色の体色を持つドラゴンだ

 

「グギィガアアアアァァァ!!」

 

「あははははははははははは!!」

 

鳥は狂った様な笑い声を上げドラゴンは怒りの咆哮を轟かせる、二体は互いの身体をぶつけ合いながらサッカースタジアムへと降り立つ。上条は右手を大きく振り上げ鉤爪を振るう、幻想殺しであるその腕は反転物質という異能で出来た病理を消し去る、だが病理は地を蹴りその右手から逃れる。病理は口を開いて雷撃を放ち反撃に出るも上条の外殻には一切の傷はない

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

『……!み、皆さん早くスタジアムから逃げてください!冷静に落ち着いて!巻き込まれない様に早く逃げて下さい!』

 

目の前の大怪獣バトルに生徒達や先生達、観客達は呆然と眺めていたが扶桑はいち早く正気に戻り避難指示を出す、全員が彼女の言葉で正気に戻りスタジアムから逃げ始める…それは旅掛と美鈴も同じだった

 

「おいおい!リアルでの大怪獣バトルはシャレになんねぇて!」

 

「そんな事言ってる暇があったら早く逃げる!て、え!?何ボーとしてるんですか詩菜さんと刀夜さん!?」

 

旅掛と美鈴は急いで荷物を片付け始めに逃げる支度をする。だが詩菜と刀夜はドラゴンを眺めており何をしているのかと美鈴が叫ぶ

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

「あははは!第四位の原子崩しでも傷一つ追わないとか…それにその身体能力…面白い!」

 

病理はサンダーバードの姿で原子崩しを乱射、ドラゴンは右手の幻想殺しで原子崩しを消し去るも対処しきれなかった原子崩しが何発か身体に命中。だがそれでもその身体にダメージはなかった。病理は大きく口を開け極太の原子崩しを放つも上条はそれを右手で消し去る…それを見て刀夜と詩菜はドラゴンの正体に気づく

 

「……当麻、なのか?」

 

「当麻………さん?」

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

詩菜と刀夜はあのドラゴンが自分達の愛する息子だと理解する、姿形は違えど両親である二人が気付けぬ筈はなかった。ドラゴン…上条は両親の事など気付かず爪を振り回す。病理はそれを容易く避け回避に専念する

 

「ハァ!」

 

「……ほう?」

 

だが突如として病理の右の翼が切断された、右の翼は地面へと落下し病理は最初は不可思議な顔をしたがすぐに何が起こったのか理解し刀夜達がいる観客席へと顔を向ける

 

「悪いけど今日は大覇星祭の日であって大怪獣バトルの日ではないの。そんなに怪獣バトルがしたいんなら宇宙にでも行けし」

 

「……魔術師…ですか、私の反転物質をこうもあっさりと…」

 

「反転物質…確か垣根の未元物質と似て非なる物質だったか?まあ未元物質だろつが反転物質だろうが…このカーテナ=オリジナルに斬れないモノはないし」

 

病理の翼を切断したのはイギリスの第二王女 キャーリサ。彼女は自分の肩にカーテナ=オリジナルを軽く当てながら病理を睨む、フィアンマ達も立ち上がり病理を睨んでいる、そんな光景を前にしても病理は鳥の顔でヘラヘラ笑っている。呆気にとられる刀夜達を無視してキャーリサは病理と会話を進める

 

「で、何が様だし。大覇星祭を滅茶苦茶にしようて魂胆か?ドラゴンなんて大それた怪物を連れてきて」

 

「そもそもその怪物を何処で手に入れたのか俺様は一番気になるのだがな」

 

「いやぁ、こんな魔術サイドの強敵の面々の皆様と話すと緊張しちゃいますねー。でも残念ながら病理さんの実験は失敗なんですよねー。それにこのドラゴンは私のじゃありませんよ」

 

キャーリサは大覇星祭を台無しにするのが目的なのかと尋ねる、フィアンマはドラゴンという神話の世界の生物を見て何処から連れてきたのかと疑問に思う。だが病理は自分の遊びはダメになったと首を振り横目で上条を見る

 

「それにこのドラゴンは……第二位らしいですよー?」

 

「!?第二位…つまり上条当麻という事か!?」

 

「!?や、やっぱり当麻なのか!?」

 

病理がこのドラゴンは上条だと教えるとフィアンマは珍しく驚愕の顔をし刀夜はやはりと納得する。一同が驚く中病理は様子を見ているのか動こうとしない上条を一瞥する

 

「……さて、病理さんは勝ち目のない戦はしない主義ですからね。撤退するとしますか…丁度ここにいい()がいますし」

 

病理はそう言うと上条へと向き直る、上条は咆哮を上げて再び戦闘態勢になる。だが病理は翼を広げ突風を巻き起こしサッカースタジアムの地面から土埃が発生し視界を塞ぐ。上条は思わず目を瞑ってしまいその隙に病理は大空へと飛び立つ

 

「では皆さん御機嫌よう。無事あの第二位から生き残れる事を祈っています」

 

病理はそう言い残し空の彼方へと消える、途中で姿まで消えた事から光学迷彩の様な力も使ったのかもしれない…そして土埃が晴れた時フィアンマ達の目に映ったのは唸り声を上げながらこちらを睨みつける上条の姿だった

 

「……おいエリザードの婆さんよ」

 

「……何だ大統領」

 

「……これてさ、ヤバくね?」

 

「………ああ、ヤバイな」

 

イギリス女王とアメリカ大統領は今の状況を見てこれてヤバくね?と考えた。何せ目の前で唸っている上条はまるで敵を見る様な目で自分達を睨んでいるのだから

 

「……暴走している様ですねー」

 

「……その様であるな。差し詰めなんらかの要因でドラゴンになれたもののその力に溺れ手当たり次第自分の敵とみなした存在を攻撃する…そんな感じであるな」

 

「……これて結構なピンチじゃない?」

 

テッラは上条は暴走しているのだと見抜く、アックアは自分の影からアスカロンを取り出し構えヴェントはハンマーを取り出し口の中から鎖と十字架を垂らす。騎士団長もロングソードを構える。ワシリーサはサーシャとクランス庇う様に前に立つ。傾国の女とマタイは刀夜達を危険から守る様に四人の前に立つ。アウレオルスは姫神を庇う様に前に立ちアゾット剣を握り締める

 

「何があったか知らんが…正気に戻るがいい(・・・・・・・・)

 

アウレオルスはそう言い放ち上条を元に戻す言霊を放つ。だが上条の身体に変化はない、やはり幻想殺しの所為で黄金錬成の言霊を受け付けないのだ

 

「……当然、やはり無理であったか。フィアンマ、私は後援に徹する。あの少年を頼むぞ」

 

「いいだろう、俺様も自分が認めた相手が暴走する姿など見たくないのでな。ぶん殴ってさっさと元に戻してやるさ」

 

フィアンマはそう言うと第三の腕を出現させる、そしてその腕を振るう事でサッカースタジアムの中央に移動し聖なる右を上条へと振るう

 

「グギィガアアアアァァァ!?」

 

聖なる右の攻撃により上条は大きく吹き飛ばされるが空中で踏み止まり、フィアンマを睨みつけ音速で駆け左手の鉤爪を振るう。だがその鉤爪をアックアはアスカロンで防ぐ

 

「まさか本当にアスカロンで竜と戦う事になるとは思っても見なかった」

 

「グギィガアァァ!」

 

悪竜を切り裂く為の大剣を構えながらアックアは二重聖人の力を活かしその常人を超える腕力で上条を地へと落とす。アックアはそのまま地面へと降り立ち得意の高速移動で上条へと迫る…だが上条もアックアと同じ速度でアックアへと迫り幻想殺しが宿る右手の鉤爪をアックアへと向ける

 

「むぅ!?」

 

「いかん、アックアよこっちに来い(・・・・・・・・・・・)!」

 

アウレオルスは黄金錬成で自分の近くにアックアを移動させる。上条はアウレオルスを攻撃しようと翼を広げ鉤爪を向けるが…

 

「優先する。大気を上位に、竜を下位に」

 

「グギィガアアアアァァァ!?」

 

上条の動きが止まった、テッラの光の処刑による優先順位の変更で上条を束縛した。その隙にキャーリサと騎士団長が迫る…だが上条は幻想殺しで光の処刑の束縛から解き放たれ尻尾で二人を吹き飛ばす

 

「「ぐぅ…!?」」

 

ヴェントは暴風を上条へと放つ、幻想殺しでそれを打ち消すがその一瞬だけ上条の動きが止まる。その隙にフィアンマが背後からミカエルの剣で上条に斬りかかる

 

「グギィガアアァァァ!」

 

「何!?」

 

だがその剣は上条の肉体を斬り裂く事はなかった、金属音が鳴り響き上条の身体は傷一つなく剣をその身で受け止めていた。そして幻想殺しでその剣に触れガラスの音を鳴り響かせながら粉々に砕け散った

 

(こいつ…聖人並みの身体能力に俺様の聖なる右すら防ぐ外殻…なんだこの力は?聖人か?いや…そんな次元じゃない…これは十字教では収まりきれない力だ)

 

聖人と同格の身体能力、聖なる右を防ぐ外殻、そしてあらゆる異能を打ち消す幻想殺しを持つ…フィアンマはその異常な身体能力と防御力に驚愕すると同時に気づく、これは十字教では説明出来ないと。上条はフィアンマに幻想殺しを振るおうとするが突如光り輝く剣が飛来し上条は幻想殺しでそれを打ち消す

 

「……禁書目録か」

 

フィアンマの目に映ったのは無数の光の剣…豊穣神の剣を携えたインデックスと側に立つステイルと神裂の姿が見えた

 

「……とうま」

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

インデックスには分かる、今の上条は怒りで我を忘れていると…なら自分が止めてみせよう。かつて上条達が自分を助けた時の様に、彼女は聖ジョージの聖域を展開する

 

「……行くよ、かおり、ステイル!」

 

「了解です……唯閃!」

 

「……魔女狩りの王(イノケンティウス)!」

 

彼女の掛け声と共にステイルは魔女狩りの王を顕現させる、神裂も神すらも殺す術式を発動、インデックスも聖ジョージの聖域から竜王の殺息を放つ。上条は地を蹴り空へと逃げる事で竜王の殺息と魔女狩りの王から逃れる。だが空に逃げても神裂が上条の頭上から迫る

 

「はぁぁぁぁ!!!」

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

上条を拘束しようとした鋼糸(ワイヤー)を上条はその身の怪力で引き裂く、神裂は七天七刀で上条の胴を斬り裂く、だがその外殻に傷は一つもつかない。だがそれで良かった、上条が動きを止めたほんの一瞬でインデックスは魔術を起動させる

 

「放て!」

 

天から降り注ぐ50の灼熱の矢、かつてガブリエルが放った『神戮』を模した魔術 硫黄の雨は大地を焼くが放たれ上条を攻撃する。それに対し上条は右手で防ぐ、だが魔女狩りの王が上条をその手で掴み取る

 

「グギィガアアアアァァァ!?」

 

魔女狩りの王は幻想殺しで触れても再生する、そしてその身は3,000度の業火だ。火傷こそしないが今の上条の状況は溶鉱炉に放り込まれた鉄の様な状態だ。熱くて熱くて堪らないだろう

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

「……やはり押さえつける事は無理か」

 

だが魔女狩りの王を幻想殺しで打ち消し再生する一瞬をついて上条は拘束から逃げる。そしてインデックスへと鉤爪を向けるがそれをフィアンマが聖なる右で押さえ込む

 

「今だ!やれアックア!」

 

「分かった!」

 

幻想殺しと聖なる右が拮抗する、その隙にアックアが上条の背中へと斬りかかる。だがそれに気づいた上条は横へと飛ぶ事で回避

 

「優先する。竜を上位に、重力を下位に」

 

「グギィガアアアアァァァ!?」

 

テッラがそう呟いた次の瞬間竜の身体が宙に浮かんだ。上条の身体は重力から解き放たれ宇宙空間にいる時の様に常に浮かび続ける様になったのだ。当然上条はそれを打ち消す。だがキャーリサがカーテナ=オリジナルで次元を切断し残骸物質を上条の頭上に降り注がし上条は残骸物質に埋もれる

 

「グギィガアアァ!?」

 

「全次元切断術式の副作用で生まれた残骸物質はその手では打ち消せない様だな。これでもう動けないし」

 

「…ソーロルムの術式が効かないなら私の出番は一切なかったですね…」

 

「エクスカリバーちゃんも出してたのに使うタイミングがありませんでしたね」

 

残骸物質は幻想殺しでは消せない、それを利用し残骸物質で上条を生き埋めにするキャーリサ。だが上条は聖人に匹敵する力で残骸物質を押しのけ始める…だがもう遅かった

 

「これで終わりだ上条当麻」

 

フィアンマは己が右手を振るう、同時に第三の腕から凄まじいエネルギーが放出され上条がいた大地を残骸物質ごと焼き払う。その爆風によりインデックス達は吹き飛ばされないように必死に堪える

 

「ちょ!?やり過ぎじゃないかな!?」

 

「なぁに、これくらいの火力がないと倒せんさ。垣根もこの威力の攻撃を耐え切ったのだからな…」

 

インデックスはやり過ぎと叫ぶがフィアンマはこれくらいで十分だと笑う。旅掛と美鈴は目の前のファンタジーの様な光景を見て仰天していた

 

「……映画とかよりも凄ぇ」

 

「……大覇星祭よりも凄い」

 

「……当麻は無事なのか?」

 

刀夜は上条の身を案じる、あの攻撃を喰らって無事なのかと…だがその予想は悪い意味で当たってしまった

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

『!?』

 

「な……!?あの攻撃を喰らっても…まだ動けるのか!?」

 

爆煙を引き裂いて上条は現れた、その外殻は少々焼け焦げてはいるがまだ動ける。唸り声を響かせフィアンマ達を睨む。少し焦り始めるフィアンマ

 

「不味いな…このままでは……」

 

「ううん、もう私達の役目は終わりみたいだよ」

 

「何……?……成る程そういう事か」

 

インデックスがもう自分達の出番は終わりだと呟くと訝しげな顔をするフィアンマだったが即座にその理由に気づいた。全員が二人の視線の先を見るとそこには二人の男女が立っていた

 

「……漸く追いついたぞ」

 

垣根帝督と帆風潤子。学園都市の最強の二人がこの場に現れた。その姿を見ただけで全員が安堵する…垣根ならなんとかしてくれると

 

「さてと…当麻。そろそろおいたの時間は終了だ」

 

「力尽くでも止めてみせますわ」

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

覚醒した未元物質の翼が展開され帆風はサンダルフォンをその身に宿し背中に白い翼を顕現させる。対する上条も翼を広げ悪竜もかくやという表情で唸り右手の鉤爪を構える。3人は暫し睨み合った末音速を超える速度で地を駆けた

 

「第二十二章第一節。『竜王の殺息(ドラゴンブレス)』発射」

 

「はあぁぁぁぁ!!」

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

垣根がいつの間にか取り出した遠隔制御霊装を使って天使の竜から竜王の殺息を発射、上条はそれを幻想殺しで受け止める。そして動きが止まった瞬間に帆風が上条の腹部に拳を突きつけ真上へ吹き飛ばす

 

「グギィ……グギィガアアアアァァァ!」

 

翼を広げ空中で踏み止まり帆風へ向けて流星の様に突撃する上条、帆風はサンダルフォンの翼を広げ鉤爪を回避、垣根は霊装を使っていくつもの魔術を放ち多才能力を使って超電磁砲や原子崩しを放ち、座標移動でいくつもの物体を上条の頭上へと放つ。だが上条はそれを少し身体を動かすだけで避け幻想殺しを天使の竜へとぶつける。幻想殺しと幻想殺しのぶつかり合い。互いに同じ力である竜の鉤爪と竜は力の拮抗を見せる

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

ーーーキュラアアァァァ……ーーー

 

「……やっぱり無理か」

 

だが天使の竜は所詮は上条から漏れ出した力の一部、神浄の力を引き出した幻想殺しには敵わない。天使の竜は薄っすらと消え始め虚空へ溶け消える。だがそれすらも垣根は見据えており未元物質で構成した白いカブトムシを始めとする無数の自律兵器達が誕生し上条へと迫っていく

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

上条は幻想殺しを大きく振るい翼を広げ飛んできた自律兵器を30ほど破壊する、だが垣根が新たに作り出す方が早く自律兵器達は実装された超能力者の能力や座標移動、天衣装着等の超能力者に届きうる能力を発動し上条を攻撃する。上条は幻想殺しで異能を打ち消し撃ち漏らした攻撃もその外殻で防ぐ

 

「…やっぱりあの外殻…何らかの異能の力で構成されてるな。セルピヌスの力なら解けたかも知れねえが…暫くは出せねえな」

 

「それにあの身体能力…神裂さんみたいですね」

 

「……流石、『神の子』か」

 

垣根は外殻が何らかの異能で構成されていると見抜き、帆風が身体能力も何処と無く神裂を連想させると呟く。その時垣根がボソッと神の子と呟いたが誰もそれに気づかなかった

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

「……ま、あんなけ硬いんだ…そう簡単には傷つかねえだろ」

 

垣根へと飛来する上条に対し垣根は未元物質の一翼を刀の様に振るう、幻想殺しと覚醒した未元物質の翼が激突。その衝撃波だけでサッカースタジアムの地面に亀裂が走り突風が生じる程、二つの力は拮抗しあい異能である未元物質の翼すら幻想殺しの力でも打ち消せないのか存在を保っている

 

「……は、全力でやればフィアンマの聖なる右とまともにぶつかっても壊れねえ翼だ。そう簡単に壊せると思うなよ」

 

幻想殺しで少しずつ打ち消しても即座に再生していく翼、六枚ある内の一枚に手間取っている隙に残りの五枚の翼が上条へと迫る。上条は右手を少し捻る事によって未元物質の翼の軌道を逸らしその隙に翼で大気を叩き槍の如く先端で突き刺そうとしていた翼を回避する

 

「空に逃げられてはわたくしでは追えませんが…こういう事も出来ますのよ?」

 

帆風はそう言って競技に使っていたであろう棒倒しの棒を掴み取りそれを音速を超える速度で投げ飛ばす。それは当たりさえすれば人間の身体なら肉塊にし弾けさせ建物すら破壊する砲弾の様な威力だった。それを上条は右手ではなく左手で粉砕する

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

このままでは拉致があかないと思ったのか上条は地面に降り立ち真っ向から二人をねじ伏せる事を決める、自律兵器達が上条に集まるも上条はそれを幻想殺しで破壊する、更に背後から来た自律兵器達も自らの尻尾で粉砕、幻想殺しだけでは対処できないのなら左手や両脚、時にはその鋭い牙が生えた顎、更には翼で叩くなどの体全体を使って自律兵器を蹂躙する

 

「グギィガアアアアァァァ!!!!」

 

破壊、粉砕、噛砕、損壊、撃滅、破砕、撃砕、破摧、撃破、取潰、全滅。ドラゴンの猛撃により数百は超えるであろう自律兵器達は壊滅した。上条は咆哮を上げ僅かに形が残っていた自律兵器の残骸を右足で踏み潰す。そこには圧倒的な力が滲み出ていた、流石最強の生物として知られるドラゴンの姿をしているだけはある…だがドラゴンは十字教では悪魔の象徴。そのドラゴンを打ち破るのは天使だ…ならば科学の天使である垣根が上条を倒せぬ道理はない

 

「調子に乗るなよ、さあ第2ラウンドと行こうじゃねえか!」

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

垣根はアルミで出来たスプーンを三つ放り投げる、そこで量子変速(シンクロトロン)を発動させスプーン…正確にはアルミを基点に重力子(グラビトン)を操作。重力子を加速させ周囲に放出し爆弾の様に扱うのがこの能力だが…垣根が量子変速を使えば多才能力のお陰で超能力者並みの強度を得る。故に垣根は加速・放出ではなく重力子を増大させ巨大なブラックホールを三個形成した

 

「グギィガアアアアァァァ!」

 

だがそのブラックホールも所詮は異能、幻想殺しを振るい呆気なくブラックホールを打ち消す上条。だが次に放たれたのは超電磁砲の雷撃、火炎放射(ファイヤースロアー)の火炎、水流操作(ハイドロハンド)の水球、風力使い(エアロシューター)の風の刃が上条の四方を囲む様に放たれる

 

「グギィガアアアアァァァ!!?」

 

打ち消す間も無く上条は火炎と雷撃、水球、風刃に命中し空中で大爆発が起こる。爆煙に飲み込まれ上条の姿が消える…だが翼が広がった際に生じた風によって爆煙が吹き散らされ無傷の上条が現れる

 

「グギィガァ……」

 

「あ?何だ?」

 

だが上条は大した傷を負っていないのに苦しげに呻いていた、それを見て垣根が訝しむ…そして上条は体を大きく震わせ両腕で身体を抱いてその顎を開く

 

「グギィガアアアアァァァ……グoギィaxガアアlksoアアァvnlanァァnlagvx!!!」

 

上条の咆哮にノイズが走る、その咆哮が轟くと同時に上条の何かが決定的に変わった…そうこの場にいる全員は感じた

 

「か、垣根さん……これは一体?」

 

「……あれ?これかなりヤバイ感じ?」

 

垣根と帆風ですら恐怖に駆られる程の何かに上条は変質しようとしていた、その場にいる全員をその威圧だけで殺しかねない何かに上条はなりかかっていた

 

「……まさか、これは…俺らみたいなオシリスの時代とは違う…ホルスの…」

 

上条がなろうとしているのは垣根達(オシリスの時代)とは違うステージ(ホルスの時代)になろうとしている。それこそ神浄。彼は神すら超える存在になろうとしていた…

 

「グギbrkldajアアxlfjdアァlnyncnlgbァ!!」

 

「と、当麻……」

 

刀夜が息子の名を呟くが上条は何の反応も示さない。もう誰も上条を止める事は出来ない、神浄となった上条は平等に死を与え学園都市は崩壊する…

 

「「先輩/上条さん」」

 

「……グギィoklガjvnvugyアvoァykv?」

 

そんな彼の前に奇跡が舞い降りた

 

「……ミコっちゃん、みさきち」

 

二人は垣根の横を通り過ぎる、垣根は二人の糸に気づいたのかふと笑って未元物質の翼を消した

 

「え?垣根さん?何を…」

 

「俺の出番はもう終わりて事さ…黙って見てようぜ」

 

垣根はそう言って地べたに座り込む、それを首を傾げながらも帆風も美琴と食蜂を見つめていた

 

「グgギィvnoガアlnytァァnlgァ…?」

 

「落ち着いて先輩…ここにはもう敵はいないから」

 

「そうよ、だからリラックスしましょ」

 

美琴と食蜂の姿を見て上条は先程とは打って変わって静かになり動きを止める。そもそも彼が暴れていた理由は美琴と食蜂に仇なす可能性がある者達を排除する為だ…ならば彼が愛する二人に手を出す道理はない

 

「先輩て本当に私達が関わると向こう見ずというかバカになるというか…まあ一言で言うと愛が重いのよね」

 

「そうねぇ、思えばデッドロックから私を守る為に必死だったし…本当にこういう所は変わってないのよねぇ」

 

「グギィvガアアlnvnlmvyjbアアァtoojァァ」

 

美琴と食蜂が上条に抱きついた、上条のノイズが段々と薄れ始める。パタンと上条の尻尾が地面に垂れる…側からでも上条が大人しくなり始めたのが理解できた

 

「……成る程、力ではなく言葉で、いやあの場合は愛か?」

 

「…時に拳を時には花、て奴ですかねー?暴力では解決しないこともある、て事ですか」

 

「……いやそんなもんどうやって気づけば良かったのよ」

 

アウレオルスとテッラは上条を止めるのは力ではなく愛する者の言葉だったのかと頷く、ヴェントはそんなもん分かるかと呟く

 

「もう終わりにしよう先輩、もうそんな力を振るわなくてもいいから…ね?もう敵はいなくなったんだから…3人で大覇星祭を楽しみましょう」

 

「そうね…同じ赤組なんだから頑張らなきゃ。今は白組に負けてるんだから」

 

「グギィガynアアアototアァjァァ……」

 

ドラゴンの身体に亀裂が入る、外殻が崩れ始める

 

『……愛されてるんだな、お前。だからしっかり守り抜いてやれよ上条当麻。お前の大事な女達をさ』

 

上条の中で誰かがそう呟いた、上条の身体が完全に崩壊し身体を構成していた外殻はスカイブルー、レモンイエロー、ショッキングピンク、エメラルドの四色の光となって霧散する…元の姿に戻った上条は美琴と食蜂に抱きつかれたまま笑みを浮かべていた

 

「……悪いな二人共…つい我を忘れてやらかしちまった」

 

「「……お帰りなさい先輩/上条さん」」

 

幻想(悪夢)は崩れ去った、上条は美琴と食蜂の頭を撫でて二人は顔を赤く染める。そんな自分達だけの世界に行っている3人にインデックスがわざとらしくコホンと咳き込み3人はインデックスを見る

 

「……さてと、まあ暴走が解けたみたいだから一件落着…て言いたい所なんだけど…ねえとうま。大覇星祭を台無しにしちゃったていう自覚はあるのかな?」

 

「う……!」

 

「「………」」

 

インデックスの「私、怒ってるんだよ」オーラにビビる上条、そして上条が暴走する原因を作った二人は全力で目を逸らす

 

「まあ、餅つけよインデックス。大覇星祭はすぐに始まるさ」

 

「餅なんてついてないよていとく。というかこんな事態になって何事もなかったように始められると思ってるの?」

 

落ち着けという垣根にインデックスは落ち着ける筈はないとジト目で呟く、何せドラゴンが生徒達や観客の目の前に現れたのだ。混乱は避けられない…だが垣根は笑みを浮かべる

 

「あー、その点は平気だ。なあアウレオルス?」

 

「当然、私に任せるがいい」

 

垣根がアウレオルスの名を告げると彼は頷いてアゾット剣を天に掲げる

 

「魔術師や超能力者達を例外とし学園都市に住む人々と学園都市に訪れた人々の記憶からこの事件の事を忘れさせよ」

 

アウレオルスがその一言を告げるとフィアンマ達魔術師には何の変化も起きないがアウレオルスの近くにいた刀夜達の目が虚ろになる。記憶を書き換えられているのだろう、そう先程の事件を忘れなにごともなかったかの様に大覇星祭を始めるだろう

 

「……憮然、これくらいしか今回私は役に立たなかったな」

 

「いや。凄い事をサラッとしたよ?」

 

「……黄金錬成てやっぱり凄いんだよ」

 

これによりすぐにサッカースタジアムに人が戻り、大覇星祭の競技の続きが行われるだろう。これで何もかも元通り、後は破壊されたサッカースタジアムをアウレオルスの黄金錬成で戻すのみである

 

「……あ〜疲れた…今日の競技はサボろ」

 

「垣根さんがサボるのならわたくしも」

 

垣根と帆風は疲れたのか今日は競技に出ないと告げてサッカースタジアムから立ち去っていく。フィアンマもそろそろ人が戻ってくるからか観客席に戻りマタイの横に座る

 

「……あぁ、垣根とかインデックス達に迷惑をかけたみたいで…なんかカッコ悪いな俺」

 

「まあ確かに…暴走したしね…まあカッコいい訳はないわ」

 

「その通りねぇ、他の人から見たらカッコ悪いわね」

 

「うぅ…いつになく辛辣」

 

上条が今回いいとこ無しだと呟くと美琴と食蜂はその通りだと頷く、彼女二人の冷たい反応に上条が血反吐を吐きかけるが二人は笑って告げたのだ

 

「「でもそんな先輩/上条さんが私達は大好き」」

 

太陽の様な優しい笑みでそう告げた美琴と食蜂、上条は一瞬呆気にとられ……笑みを浮かべた

 

「……若いなぁ」

 

「…私も昔はあんな時代があってな…あれは十七の夏…」

 

「ババア無理すんな」

 

マタイがその光景を見て微笑みエリザードご自分も昔はあんな恋愛をしていたと自慢しかける、そんなエリザードに騎士団長は辛辣な言葉をかける…そして生徒達と観客達がサッカースタジアムに戻って来た、恐らく他の場所でも生徒達と観客達が戻ってきているのだろう

 

「……さあ始めるか!」

 

「「ええ!」」

 

トラブルは合ったものの大覇星祭は無事に再開した

 

 

「……つまらない結末ね、わらわの予想では学園都市が滅びると思ったのに…まさか小娘如きに説得されるとは…」

 

一人の少女が学園都市を見下ろしていた、彼女は縦ロールに赤い薔薇をつけた12歳程の少女だった…彼女は全てを見下しながら先程の結末に不満を露わにしていた

 

「……まあいいわ、所詮は戯れ。神浄が予想よりも早く動き出したのは喜ぶべき事なのだから」

 

そう言って彼女は笑みを漏らす

 

「それにわらわのお気に入りのイレギュラー達も見れた事だし…悪くはなかったかもしれないわね」

 

そう言って彼女は踵を返す、その整った顔立ちにそぐわぬ凍える様な笑みを浮かべながらこう呟いたのだ

 

「あの二人はエイワスよりも座り心地のいい椅子になりそうね…ふふふ、待っていなさい。貴方達は必ずわらわの物にしてあげるわ」

 

 

 

午後六時三十分前、大覇星祭一日目の競技が終わり残るは夜のお楽しみ ナイトパレードのみとなった

 

「ううん…なんか大変なものを見た気がするんだが…何か忘れてる様な」

 

「刀夜さんもですか?私も何かとんでもない出来事をが合った気がするのですが…思い出せないんです」

 

上条夫妻は頭を抱えながら何か忘れているかもと首を傾げる、そんな二人を訝しげな眼で旅掛と美鈴は見る

 

「あの二人昼からああだけどどうしたのかしらね?」

 

「さあな、何か昼にあったのかもな…それよりもここの店のピラフ美味え」

 

刀夜達は垣根から教えてもらった少々値段がお高いレストランにいた、ここのピラフは美味かった

 

「あ、そろそろ花火の時間ね」

 

「花火か…いいねぇ」

 

「……当麻さん達も見ていますかね」

 

「……見ているだろうさ」

 

四人が窓に視線を向けると窓には夜空に浮かぶ花火が見えた

 

 

「おー、やっぱり綺麗だなナイトパレードは」

 

六時三十分ジャスト、夜空に赤青黄緑…様々な彩りの花火が咲き誇る、そして煌びやかな装飾がされた山車がパレードを始め幻想的な雰囲気を作り出す

 

『更に!今回は特別にこの第一位の垣根帝督が作った自律兵器達が夜空を飛んじゃうぞ☆』

 

『わたくしと垣根さんも翼を羽ばたかせて空を飛んでいますよー!もしわたくし達を見つけたら幸せになれるかも知れません』

 

垣根が作った自律兵器である翼竜型やカブトムシ型、トンボ型が空を駆ける…上条達には見えないが垣根と帆風も空を飛んでいるらしい…そんな通常運転な垣根に3人は呆れる

 

「……あんな事があったのに垣根はいつも通りだな」

 

「だからじゃない?悪い事を忘れさせる為に盛り上げようとしてるんじゃないかしら」

 

「垣根さんの事だからあり得るわねぇ…でも皆忘れてるから意味がないから多分単純に垣根さんがやりたいだけに思えるんだゾ」

 

上条はいつも通りの親友の事を考え笑う、美琴と食蜂はそれが垣根らしいと同じく笑う

 

「……美琴、操祈」

 

「?どうしたの先輩?」

 

上条が空を見上げながら二人に話しかけ二人は首を傾げながら上条を見る、上条は二人の顔を見つめながら口を開く

 

「もしまた俺が暴走してたら…今日みたいに止めてくれよな」

 

そう言った上条の顔を見て二人はくすりと笑う

 

「当然じゃない、だって先輩は私達の彼氏だもの」

 

「彼氏を止めるのが彼女てものなんだゾ、上条さんだって私達を助けてくれたじゃない」

 

「……そっか、そうだよな」

 

バーンと花火が夜空にまた一つ咲いた、花火が三人を明るく包み込む。それは三人を祝福する祝砲の様だった…こうして夜は過ぎていく…大覇星祭はまだ終わらない……

 

 

 

 

 

 

 

 

「……大覇星祭……ねぇ」

 

擦り切れ黒いゴシックロリータを着たボサボサ頭の金髪の褐色肌の女性が街中を歩く、彼女はオイルパステルを片手でクルクルと回しながら独り言を呟く

 

「……禁書目録にローマ正教、ロシア成教、イギリス王家の人間…科学サイドに魔術サイドの連中が集まりすぎだろ」

 

彼女は苛立ちながらそう告げる、彼女は学園都市が嫌いだ。科学の町の癖に魔術サイドとも縁がおりあろう事が魔術サイドの人間が行き来しているこの場所が嫌いだった

 

だからぶっ壊す(・・・・・・・)

 

彼女はオイルパステルを片手で粉々に握り潰した。彼女の目には強い憎悪が宿る

 

「エリスを殺した騎士派が憎い、エリスを見殺しにした学園都市が憎い、その過ちを繰り返そうとする奴らが憎い」

 

彼女は過去の過ちを繰り返そうとしている現状が気に入らなかった、だから壊しに来たのだ。魔術サイドと科学サイドを再び分裂させる為に

 

我が身の全ては亡き友のために(Intimus115)

 

そう彼女は告げて街の闇に消えていった。まだ大覇星祭に迫る脅威は……まだ終わらない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この上条さんはリバース時とは違い四色全部だから身体能力も防御力も二倍以上だからクソ強いです。ですので倒すのではなく愛する人であるミコっちゃんとみさきちに説得されて元の姿に戻るという今までのラスボス戦とは違った終わり方です。そして自分なりにリバースで見せたドラゴン態について考えてみました

22巻でアレイスターが上条さんの事を「神の子」と呼んでいました。恐らく神の子とはイエス様(とあるないでは明言はされていないが聖人とは彼の事でほぼ間違いない)ではなくラー・ホール・クイトではないかと思います。つまり上条さんの力とはハディートではなくラー・ホール・クイトなのかも知れません。つまり神浄とはホルスの時代の存在と考えられます。まあかまちーの事だからそんな訳ないのだろうけど…作者的にはそう考えています

そして最後に出て来たゴシックロリータさんとかあのエイワスを椅子にする少女…そして大覇星祭は終わらないといった通り…今回の話は科学サイドのお話です。そして大覇星祭は原作では魔術サイドのお話でしたが…とあレーでは科学サイドの事件もありました…つまり次回は魔術サイドの事件が発生します、その名も「大覇星祭・裏」編です


「超能力者だからとか無能力者だからとかそんなの関係ねえ…俺が助けたいから助かるんだ」
無能力者(レベル0)」スキルアウトの少年ーーーー浜面仕上(はまずらしあげ)

「返してもらうぞ、そいつは私の大事な友達の妹なんでな」
原子崩し(メルトダウナー)」学園都市の超能力者 第四位ーーーー麦野沈利(むぎのしずり)

「大丈夫、私は平気だから…にゃあ」
人的資源(アジテートハレーション)」フレンダの妹ーーーーフレメア=セイヴェルン

「私は宛那とは一味違うぞ」
上里勢力からの第二の刺客ーーーー獲冴(エルザ)

次回から始まるのはもう一つの大覇星祭の物語、表では出てこれなかったキャラ達も大集合。今回は影が薄かったむぎのんが主人公なお話です、ギャグは挟みませんが裏自体が大分ギャグ向けなので…セーフです

次回もお楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。