カプ厨がていとくんに憑依転生しました   作:暗愚魯鈍

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無駄に長い…はい、インデックスさんことインなんとかさんの登場です、少し長くなちゃったけど…仕方ないよね、今回はギャグがあるけど次回とその次くらいはギャグじゃなくてシリアスな戦闘かな…まあ銀魂でもシリアスな部分ありますし(目逸らし)、大丈夫シリアス終わったらまたギャグになるから

自分カミやん病よりもインデックス病の方が怖いと思うんですよ(唐突)、だって知り合ったばかりの上条さんが命かけてまで助けようとしたり、嘘をついてまで彼女と一緒にいたり、アオレオルスさんが世界を敵に回してもインデックスを救おうとしたり、彼女の為に悪役に徹するステイル君とねーちん、彼女に嫌われてでも助けようとした風斬さん…カミやん病よりもヤバい

それによく食いしん坊キャラという印象がありますが…本編見てると活躍する所は凄く輝いてる…まさにヒロイン、て形で…まあそんな話より本編をどうぞ


腹ぺこシスターの食欲はイビルジョー並み

『上条さぁん〜もう朝よぉ〜早く起きるんだゾ☆』

 

『先輩…早く起きないとビリビリするわよ』

 

「ふぁ〜……昨日はいい夢見たな…」

 

上条当麻は学生寮の部屋で目を覚ました、彼女二人の声のモーニングコールで彼は朝から気持ちよく過ごせるのだ、上条は慣れた手つきで素早く着替え布団をたたみ始める

 

「フンフフフフ~ン♪今日は補習はいかないし昼からデートの予定…あ〜幸福だ」

 

彼は布団を持ち上げると鼻歌を歌いながらベランダを開けて布団を干そうとする、そしてベランダを見ると…もう布団が干してあった

 

「……え?」

 

その布団はモゾモゾと動き始め…いな布団ではなかった、白い修道服を着た少女だ、長いストレートの銀の髪にエメラルドの様な瞳の美少女がベランダに引っかかっていた

 

「……お腹空いた」

 

「……はい?」

 

「……お腹いっぱい食べさせてくれると嬉しいな」

 

その少女はニコリと笑ってご飯プリーズと伝える、その言葉を聞いた上条は微笑み返して携帯を取り出す

 

 

『おい起きろよ美琴、可愛い寝顔をいつまでも俺に見せる気か?』

 

『お寝坊さんだな操祈は、可愛い顔が台無しだぜ』

 

「ふにゅ〜…えへへ可愛い、私可愛いですか先輩〜」

 

「もう上条さんたらぁ…そんなこと言わないでぇ〜あはぁ〜」

 

「……耳栓をしててもお姉様達の緩んだ声と殿方の声が聞こえてきますの…信じられます?これが毎朝あるんですよ?わたくしにとっては地獄ですの」

 

一方こちらは常盤台、寮から抜け出した操祈と添い寝して寝ている美琴、二人の携帯から上条の声のモーニングコールが鳴り二人の顔が満面の笑みで顔を赤くしながらうっすらと意識を覚醒させる、黒子は耳栓をしているがしていても聞こえてくるので全力で耳を塞ぎブツブツと呟く、やがて二人のモーニングコールが鳴り止んだかと思うと操祈の携帯から電子音が鳴り響き操祈が目をゴシゴシしながら携帯を手に取る

 

「……もしもし上条さんの彼女の操祈です☆朝から彼氏直々にモーニングコールですかぁ?」

 

『み、みみみみみみ操祈!?た、大変なんだ!?よく聞いてくれ!』

 

「ど、どうしたのかしらぁ?何をそんなに慌ててるのぉ?」

 

「ふにゅ?どうしたの操祈?…先輩から電話?」

 

操祈が少しふざけて上条に声をかけると電話から聞こえてきたのは上条の焦った声、操祈が慌ててどうしたのかと尋ね美琴も目をこすりながら操祈の肩に頭を乗せる

 

『お、俺の学生寮のベランダに…シスターがいるんだ!』

 

「え?シスターて…妹達?」

 

『違う!本物のシスターだよ!僧侶とかそこら辺だ!なんか白い修道服着てて銀髪で目が緑!それでお腹空いたって言ってるんだ!どうしたらいい!?』

 

「「ちょっとどういう状況か分からない」」

 

上条が自分の寮のベランダにシスターが引っかかっていると伝えると食蜂と美琴は首を傾げる、どういう事なのかと

 

『と、取り敢えず俺の寮に来てくれるか?女の子相手だし…一人だと心細い』

 

「……分かったわぁ着替えたらすぐ行くわ(少し怯えてる上条さん可愛いわぁ)」

 

「うん、待っててね先輩!(私達を頼りにしてくれる先輩可愛いよぉ〜)」

 

『ああ待ってるぞ!…後』

 

「「?」」

 

一人だと心細いから助けてくれと情けない声で言う上条にときめく二人、二人はすぐに着替えようとするが電話から上条の言葉が聞こえ耳をすませる

 

『今俺の部屋にシスターがいるわけだが…これは浮気じゃないからな、俺が大好きなのはお前らだけだから…じゃ』

 

「「………………」」

 

「…あのお姉様方?」

 

「「ふにゃ〜!!//」

 

上条が照れた声でこれは浮気じゃないと言った後愛してるのはお前らだけだと伝える、それを聞いた二人は暫く動きを止め…直後に二人は顔を赤くしてベットに倒れる、そして美琴の漏電により黒子が焼かれ真っ黒子になった

 

 

「おはよ当麻、朝から事件に巻き込まれてるな〜」

 

「垣根!この状況を解決しに来てくれたんだな!」

 

「ああ、でそのシスターさんは何処?」

 

電話で呼ばれた垣根は上条の部屋に入り上条がドタバタと玄関に走ってやってくる、垣根がシスターは何処だと聞くと上条はテーブルを指差す、テーブルには「ねえご飯はまだなの?」と純粋な目でキラキラと見つめる少女の姿が

 

「お〜本当に修道女だな…まあそのうち皆来るからお前も座っとけ…俺が何か作ってやる」

 

「本当!?助かったんだよ!お腹ペコペコで…この人はご飯くれないから困ってたんだよ」

 

「いや普通不法侵入した人に飯はあげないての…垣根て飯作れんの?」

 

「おいおい、俺を誰だと思っている?第一位だぞ?」

 

垣根が何か飯を作ると呟くとシスターはわーいと万歳する、上条は作れるの?と疑いの目で垣根を見るが垣根は第一位だからなと言って台所へと向かう、飯を作るのに第一位の肩書きは関係ないと思うが…

 

「…まあいいか、なら俺も座って待っとくか」

 

上条は座って待つかと床に座ろうとする、その時にインターホンが鳴り上条は座るのをやめて扉を開く、そこにいたのは上条の恋人の美琴と食蜂、垣根や美琴、食蜂以外にも電話で呼ばれた一方通行、麦野、削板、美琴達の連れ添いで来た帆風が扉の前に立っていた

 

「よォ上条、シスターがベランダにいたンだって?どンな状況だよ」

 

「彼女二人いても不幸は変わらないて事かにゃーん?」

 

「お久しぶりです上条さん、女王と御坂さんの付き添いで来ましたわ」

 

「おはよう!いい朝だな!」

 

「皆…来てくれたんだな…助かった」

 

一方通行達が上条に声をかけると上条は安堵の息を漏らす、全員が靴を脱いで上条の部屋に入った為部屋が狭く感じた…まあ一人部屋に九人もいれば狭くなるのは当たり前なのだが…

 

「…なんか沢山人が来たんだよ…兎にオバさん、短髪にしいたけ、ハチマキに縦ロール…ウニといい変な人ばっかなんだよ」

 

「おィ、誰が兎だって?」

 

「誰がオバさんだ」

 

「……先輩の部屋に不法侵入した上にこの態度…電撃で焼いて警備員に突き出さない?」

 

「賛成〜☆じゃあ私の洗脳力でまずこの部屋から出す事から始めましょう」

 

シスターは一方通行達を見て「うわ変な人ばっかり」と自分も変な格好をしているのは棚に上げて呟く、美琴と食蜂はなんだこの態度はと少しキレ食蜂がリモコンをシスターに向け能力による洗脳を行う…がその力は何故か弾かれた

 

「……あれぇ?」

 

「どうしたの操祈?」

 

「……私の能力が弾かれたわぁ…」

 

「…ンだと?第六位の能力を弾くなンざ同じ超能力者しか無理だろ…ナニモンだこいつ?」

 

食蜂が洗脳が弾かれたと呟くと上条達が驚きの目でシスターを見る、心理掌握の洗脳を弾くなど同じ超能力者でしかありえない、シスターは首を傾げ何をしてるのかな?とリモコンを見つめていた

 

「ねえそんな事よりご飯はまだなのかな?もうお腹ペコペコなんだよ!」

 

「それなら安心しろ、もう出来た」

 

シスターがパンパンとテーブルを叩き上条達が本気で殴ろうかなと考え始める…すると台所から垣根の声が聞こえシスターがパーと顔を明るくする

 

「…ていとくンて料理出来ンのか?」

 

「おいおい、俺を誰だと思ってんだ…第一位だぞ?」

 

「流石垣根さんです、お料理も出来るなんて…」

 

一方通行が料理出来たんだと不思議なものを見る目で呟き帆風が凄いですと尊敬の眼差しで垣根を見つめる、シスターはヨダレを垂らして垣根が持って来た料理を凝視する

 

「ほら垣根特性、未元物質風卵焼き…」

 

「「「真っ黒焦げじゃねえか!」」」

 

「ねぼし!?」

 

置かれた料理は卵焼き…なのだが某メガネが本体なツッコミ役の弟の料理が下手な腕力ゴリラ姉上みたいな暗黒物質(ダークマター)だった、上条と美琴、食蜂は飛び蹴りを垣根に食らわし垣根が吹き飛ばされる、そして麦野と一方通行に足でガシガシと蹴られる

 

「何暗黒物質作ってんだよ!未元物質(ダークマター)だけにてか!?上手くねえよ!二つの意味で!」

 

「俺の料理に常識は通用しねえ」

 

「ていとくンが下手くそなだけだろ!」

 

「いや?柳田理科雄先生の言う通りに暗黒物質を作っただけだ」

 

「「空想科学読本をレシピ本にするな!」」

 

麦野と一方通行にボコボコ蹴られなからレシピ通りに作ったもん!と垣根は言い切るが上条に空想科学読本はレシピ本じゃないと一喝される、未元物質が暗黒物質を作る…これが本当のダークマター、因みにこのシャレは上手くないし料理も美味くない

 

「あはは!帝督は面白いな!だが食材を無駄にするのは許さん!そんなのは根性なしがする事だ!嬢ちゃんもそう思…」

 

「ムシャムシャ…苦いけど美味しいんだよ!」

 

「「「食ってるぅぅぅぅ!?」」」

 

削板が面白いけど食材を無駄にするなと厳しめに言いシスターに同意を求める…がその暗黒物質をシスターが平らげており上条達が食べたのそれ!?と叫ぶ

 

「ご馳走様なんだよ!でもまだ足りないかも!」

 

「ふ、安心しろ………本当の食事はこれからだ!」

 

シスターがまだ足りないと文句言いたげに言うと垣根はまだ始まってすらいないと不敵に笑う、その時上条の部屋のインターホンが鳴る

 

「あれ?他に人は呼んでないのに…」

 

上条がもう誰も呼んでいないのにと訝しんで扉を開ける…扉の前にいたのは…

 

「寿司屋です、寿司特上お持ちしました」

 

「ピザ屋です、ピザ全種類持って来ました」

 

「ラーメン屋です、ラーメンと餃子、炒飯お持ちしました」

 

「カレー屋です、カレーライス大盛りお持ちしました」

 

「蕎麦屋です、蕎麦大盛りお持ちしました」

 

「「「「「「「」」」」」」」

 

「あ、全部クレジットカードでお願いします」

 

寿司屋、ピザ屋、ラーメン屋、カレー屋、蕎麦屋等々の出前の数々、上条達が固まっていると垣根が全ての代金をクレジットカードで支払う、そしてその全ての料理をテーブルに置き、置ききれないものは床に置く、無数の料理を見てシスターが涎を滝のように垂らし目を輝かせる

 

「……全部食べていいの?」

 

「of course、勿論だ…遠慮なく食べろよ」

 

「…ジャパニーズたこ焼き、寿司、焼きそば、懐かしのハンバーガー、フライドポテト、和食に洋食…凄いご馳走なんだよ…ごくりんこ」

 

シスターが垣根から確認を取り垣根がいいよと笑うと、唾を飲み込み彼女は食器を手に取る

 

(おい垣根!どんだけ頼んでんだよ!?てかいつの間に!?)

 

(シスターがお腹減ったて電話で言ってたからな…前以て出前を取ってたんだ…俺の奢りだから心配すんな)

 

(いやいや頼み過ぎよ!こんな量私達でも食べきれるか分かんないわよ!?)

 

(え?俺らの分なんかないけど?)

 

(((((((…はえ?)))))))

 

上条と美琴がこんなに沢山食べれないと小声で囁き全員が頷く、が垣根は俺達の分なんか元からないと返すと全員が何言ってんだこいつと言う目で見る

 

(…まさかぁ全部このシスターちゃんのご飯とか言っちゃたりするわけぇ?そんな冗談力通用しないわよぉ)

 

(いや本当なんだけど、俺らの分なんかねえんだよ、察しろ、全部あの子のお腹の中に行くんだよ)

 

(…いや無理だろ、こんだけの量、流石の俺も根性があっても食い切れん!)

 

(じゃあ見てみ)

 

食蜂が流石にその冗談は通じないと笑う、が垣根は真顔で全部シスターの分だと言い切り削板も根性あってもあれだけは食い切れないと苦笑いする、じゃあ見てみろと垣根が指差し全員がシスターを見ると

 

「ごくごく、ガツガツ、ムシャムシャ、もぐりんこ、ばくばく、ザーズルズル、もきゅもきゅ!美味しんだよ!止まらないんだよ!」

 

「「「「「「「……oh」」」」」」」

 

「このシスターの胃袋に常識は通用しねえ」

 

「私の胃袋に限界はないんだよ!私を満腹にさせようなんて二万年早いかも!」

 

両手を使って凄まじいスピードで食材を食べるシスター、その辺りの速さとその貪食さ、咀嚼音に上条達が嘘だろとシスターをドン引きした目で見つめる、彼女は気にせずご飯を食べ続ける

 

 

「ふぅ…腹五分目…って所かな?」

 

「「「「「「「……」」」」」」」

 

「あれ?どうして皆固まってるの?」

 

シスターが腹を軽く撫でながら何故垣根以外が固まった様に動いていないのか気になる、そんなシスターの周りには食い尽くされた食材や空の食器が無数に積み上げてある…これ全部1人でシスターが平らげたのだ…「あ〜少し足りなかったかな?」と垣根は笑った

 

「……ねえ、あんた本当に人間?」

 

「む、失礼かも、私は歴とした人間なんだよ、それにあんたって名前じゃないよ。私の名前はインデックス、この国では禁書目録って言うのかな…イギリス清教第零聖堂区 必要悪の教会(ネセサリウス)所属の魔術師にして修道女なんだよ」

 

「……インデックスだァ?イビルジョーの間違いだろ…で、何で上条ォのベランダに引っかかってたンだ?」

 

美琴がドン引きした目でシスターを見る、彼女は少し怒った後自分の名前を教えるも一方通行はよく食べるから生態系を破壊する獣竜種の間違いだろと冗談を言い何故ここにいると尋ねる

 

「屋上から屋上へ飛び移ろうとしたら失敗してベランダに落ちたんだよ」

 

「…あのここら辺の建物は8階立てですよね?そこから飛び降りたんですか?」

 

「うん、仕方ないんだよ追われてるから」

 

「…追われてる…だと?」

 

インデックスは屋上から飛び移ろうとしたら失敗しちゃったとテヘッと舌を出す、仕草は可愛らしいが8階から飛び移ろうとする時点でかなりヤバイ人である、帆風は何故と尋ねるとインデックスは表情を硬くして追われていると呟くと麦野が目を細める、学園都市は治安が悪いと全員が知っている為少女が変な連中に追われているのかと疑うが

 

「…魔術結社(マジックキャバル)の連中に追われてるんだよ…多分黄金夜明か薔薇十字(ローゼンクロイツ)の手の者だと思うんだけど…あれ?皆どうしたの?」

 

(((((((あ…厨二病だこの子、しかもかなり重度の…)))))))

 

インデックスが言った魔術結社やら薔薇十字やらで上条達は「あ、厨二病か」と判断する、彼らはこう思っている、インデックスは自分が追われていると思い込んで8階から飛び移ろうとするヤバい奴だと

 

「…もしかして信じてない?」

 

「……イヤソンナコトナイワヨ、タイヘンネ、マジュツシニオワレテテ(棒)」

 

「アァ、タイヘンダナ…マジュツトカツカッテクンダロ?(棒)」

 

「…そこはかとなく馬鹿にされてる気がする」

 

美琴と一方通行が棒読みのセリフを言い、垣根以外がそれに同意するかの様に頷く、インデックスが馬鹿にされてると少し怒る

 

「嫌だってね…ここは学園都市、科学の町なの、わかるかにゃーん?魔術(オカルト)なんてこの街で信じてる奴なんかいないのよ?」

 

「む!失礼かも!魔術はあるもん!」

 

「じゃあ上条さん達に見せてくれませんかね、その魔術とやらを」

 

「私は魔力がないから出来ないんだよ…ちょっと何よその馬鹿にした顔!私が使えないだけで魔術はあるもん!本当だもん!」

 

麦野が子供を宥める口調でインデックスに話しかけた為、インデックスは腕をパタパタさせて抗議するも上条に魔術(証拠)を見せてみろと言うが彼女は自分は使えないと言うと上条達は「あ〜自称魔術師がテレビの前だと魔術が使えない」て言ってるみたいなもんかと鼻で笑う、それを見て子供の様に怒るインデックス…そんな彼女に垣根が笑って助け舟を出した

 

「で、インデックスちゃんの魔法名は何だ?魔術師なんだから魔法名くらいはあるだろ?」

 

「!?私の魔法名は献身的な子羊は強者の知識を守る(Dedicatus545)なんだよ!君は魔法名を知ってるの!?」

 

「勿論、魔法名以外にも本当に魔術が存在してる事も知ってるし、天使や魔神の存在も知ってるぜ」

 

垣根が彼女の魔法名を尋ねるとインデックスは驚愕の後魔法名を名乗り、魔法名の事を知っているのかと垣根に近づく、垣根は笑って彼女が知っている単語を言うと彼女の顔が明るくなる

 

「凄いんだよ!こっちの分からず屋共と違うんだよ!もしかして君も魔術師だったりする?」

 

「ご想像に任せる…でも何人かの魔術師とは知り合いだ、第三の腕を出す赤い服を着た魔術師(フィアンマ)やら魔神になり損ねた魔術師(オッレルス)とも知り合いだからな…残念ながらイギリス清教に知り合いはいないがローマ正教とロシア成教には知り合いがいる、それにこの街にも何人かの魔術師がいるからな(・・・・・)

 

「……おィていとくン、無理に厨二に合わせなくていいンだぞ」

 

インデックスが目をキラキラさせて垣根は魔術師なのかと尋ねる、垣根は想像に任せると笑い魔術師に何人か知り合いがいると教える、一方通行は垣根の言葉を厨二に合わせていると考え無理に合わせるなと言うが垣根はその言葉をあえて無視した

 

「ねえ君の名前はなんて言うの?」

 

「俺か?俺は超能力者の第一位 垣根 帝督、縦ロールの子が帆風 潤子ちゃん、そして残りがその他モブ共だ」

 

「「「「「「おいちょっと表出ろよ」」」」」」

 

インデックスが名前を聞くと垣根は自分と帆風の名前はちゃんと言うが後の6人はモブと称し、そのモブの皆さん(上条達)が青筋を立て表出ろと脅す、垣根はわぁ怖いとわざとらしく両手を上げて降参のポーズをとる

 

「ったく、俺は超能力者の第二位の上条 当麻、こっちは第五位 御坂美琴と第六位 食蜂 操祈、白いのが第三位 一方通行、そこのお姉さんは第四位 麦野 沈利、変な服装なのが第七位 削板 軍覇だ」

 

「…全員変な名前だね」

 

「「「「「「目次に言われたくない」」」」」」

 

上条が全員の名前を教えると変な名前とインデックスが鼻で笑う、目次(インデックス)に笑われたくないと全員が少しキレる、するとムッとした顔でインデックスが反論する

 

「私の魔道書図書館としての正式名称はIndex-Librorum-Prohibitorum(禁書目録)なんだよ、貴方達みたいなDQNな名前じゃないかも」

 

「この野郎…つーか魔道書図書館って何だよ、学校では図書委員担当か?」

 

「図書委員じゃないんだよ、私は10万3,000冊の魔道書を頭の中に記憶してるんだよ!凄いでしょ!これなら盗まれる心配がないんだよ!まあその所為で魔術師に狙われてるんだよね」

 

自分の正式名称を伝え上条達の変な名前とは違うとドヤ顔で言い切る、上条は握り拳を作りそろそろ幻想を殺そうかと思うが魔道書図書館と言う単語が気になった、彼女曰く頭の中に記憶しているとの事らしく、垣根と帆風以外が更に胡散臭げな目でインデックスを見る

 

「だいぶブットんだ空想ですね…」

 

「いや全部本当なんだけどな…まあここじゃあオカルトなんて誰も信じてねえからな…超能力と魔術に違いなんて無えってのに」

 

「?それはどう言うことかなていとく?超能力については私は詳しく知らないけど全く違うものって事ぐらいは知ってるんだよ」

 

「魔道書図書館でもそう言う考えなのか…そうだな…超能力の開発は思春期の心性と薬物作用を網羅した超常誘発方式…実はこのやり方、かのテレマ僧院のやり方と似てるんだよ」

 

「!?」

 

帆風は他の6人よりは優しげな反応だが魔術やらの事は信じていない、だが垣根は魔術と超能力には違いがないと笑いインデックスがどう言う意味かと問いかける、垣根は超能力の開発の仕方を教えそれはある魔術師が作った僧院のやり方と似ていると教えるとインデックスはその真意を悟る

 

「もしかして…この街は…形を変えたテレマ僧院…って事?なら超能力で言うのは新しい近代魔術の一種?」

 

「…正解とも不正解ともとれるな、そもそも超能力者の自分だけの現実(パーソナルリアリティ)はテレマで言う真の意思だと俺は思ってる…ま、俺も詳しくは知らねぇがな…」

 

「…じゃあ何で能力者は魔術を使うと血管が破裂するのかな?超能力が近代魔術の一種だとするなら破裂する筈がないのに…もしかして超能力は近代魔術の一種ではなく新しい何か?それとも…」

 

「テレマ?真の意思?血管が破裂?」

 

インデックスが学園都市とは科学に偽装したテレマ僧院の再来なのかと思考し、垣根が自分だけの現実とはテレマで言う真の意思だと解釈していると笑う、インデックスはそれを聞いて超能力は何なのかと深く考える、帆風は2人が何を言っているのか分からず首を傾げる

 

「……くだらねェ、厨二談義は他所でしろォ…俺は帰るぜ」

 

「私も、こんな所でくだらない話で時間を潰す程暇じゃねぇからにゃー」

 

一方通行と麦野がインデックスの話には付き合いきれないと立ち上がる、上条達もインデックスの話を信じている様には見えず、インデックスは信じてもらえないのかと悲しそうな顔をする、麦野達が上条の家から出ようとドアノブに手をかけた時垣根が手を叩き全員の目線を浴びる

 

「全く…遊び過ぎた俺も悪いが…人の話はちゃんと聞けよ…短気は損気、知らないか?」

 

「…おいおい勘弁してくれよ、魔術がどーのやら魔術師やらが本当にいるとお前も思ってんのか?」

 

「ああ、実際にいるよ…まあそんな事を今言っても信じねえだろうからそれは後回しだ…みさきち、この子の服を心理掌握で読み取って俺達にその情報を送ってくれ、そうすれば分かる」

 

垣根が最後まで話を聞けと言うと麦野がしかめっ面になって本当にインデックスの話を信じてるのかと垣根を睨む、垣根は睨まれてなお笑って頷く、そして食蜂に能力でインデックスの服を読み取れと指示する

 

「…えぇ?私の読心力でぇこの子の服の情報を読み取れって事ぉ?」

 

「そうだ、だが誤っても彼女の脳は見るなよ?死にたくなければな」

 

「?……はぁ分かったわよぉ、物的読心(カテゴリー065) 右手で触れた物質から1日以内の記憶情報を抽出」

 

食蜂が面倒くさそうな顔をしながらもリモコンを弄りながら右手で修道服に触れる、修道服から情報を読み取り全員に情報を送る

 

 

最初に流れてきたのはインデックスが赤髪の男が放った炎で焼かれる姿、常人なら焼け死ぬ筈が彼女は無傷で炎から抜け出した、だが彼女の目の前に刀を持った女が現れ刀を振り下ろす、だが刃が彼女を切断する事は無く服に防がれ彼女は逃げる、炎が吹き荒れ見えない斬撃が彼女に襲いかかるが彼女の修道服は全ての攻撃を防ぎ、インデックスは彼らから逃げ切った所で情報が途切れた

 

 

「……何だよ今の」

 

上条が言葉を吐き出した、今の情報は何だと、つまり彼女が言っていた魔術師と言うのは発火能力者と刀を持った能力者の事だったのかと全員が理解する

 

(このガキ…本当に追われてたのかよ…)

 

(厨二臭ェ言葉しか言わねェから嘘だと思ったじゃねェか…その魔術師て呼んでる奴らは発火能力者と見えない斬撃…風力使いの事だったのか…)

 

「…すまん嬢ちゃん!疑って悪かった!」

 

「わ!?いきなりどうしたんだよ!?しいた…みさきが変な物を私に向けたと思ったら皆暫く固まって気づいたらハチマ…ぐんはが謝ってきたんだよ!?」

 

麦野と一方通行が本当に追われていたのかとインデックスに目を向けながら襲っていた人物達の能力を推察する、削板は音速の三倍の行動で土下座をしインデックスを驚愕させる

 

「…本当に追われてたのねぇ…変な事ばっかり言うから信用力が無かったのよね…」

 

「…はぁ本当に追われてるってのに…そんな時でも厨二の設定を捨てないとか…」

 

「いや本当に魔術はあるんだよ…」

 

変な事ばかり言うから信用出来なかったと食蜂と美琴がインデックスを見る、インデックスは魔術は本当にあると呟いた後少し表情を暗くする

 

「…ご馳走様、私はもう行くね…ここにいたら貴方達も危険だから」

 

「おい待てよ、魔術とやらは信じてねえが追われてるのは確かなんだろ?なら外へ出るのは危険なんじゃねえのか?」

 

「じゃあ貴方達は私と一緒に地獄の底まで付いて来てくれる?私はそんな危険な事して欲しくないんだよ」

 

インデックスが手を合わせてご飯を食べさせてくれてありがとうと伝え、この場から去ろうとするのを上条が止めようとするがインデックスは優しい言葉で「こっちにくるな」と忠告する、その顔はあまりに痛々しく辛そうな表情…丸で本当に地獄を見た様な顔だった、その顔に全員がどう言えばいいのか分からず凍てついた様に動かなくなる、

 

「…うん。それでいいんだよ、じゃあさよおな「じゃあ引っ張り上げてやるよ」…え?」

 

インデックスがそれでいいんだと微笑みそのまま立ち去ろうとする、その時垣根が引っ張り上げてやると言うとインデックスは驚いた目で垣根を見る

 

「引っ張り上げてやるって言ってんだよ地獄からな、俺らは生憎地獄へ堕ちる覚悟はない…ならお前を引っ張り上げれば解決だ」

 

「……貴方は助けてくれるの?」

 

「違うな俺が助けるんじゃない、俺達が助けるんだ…そうだろ?」

 

地獄へ堕ちるのは嫌、ならインデックスを地獄から引っ張り上げればいいと笑う、インデックスは呆然とした顔から目を潤ませ垣根が助けてくれるのかと言うと垣根は笑って自分じゃない、自分達が助けると笑う

 

「……あ〜はいはい、そんな事だろうと思ってたよ…昼からのデートが丸潰れだよこんちきしょう」

 

「これは魔術師(仮)とやらに責任を取ってもらわないとね…」

 

「はぁ…面倒くさいわぁ…でも困ってる子は見捨てられないしぃ…」

 

「……チッ、打ち止めが家で待ってるンだ、さっさと片付けンぞ」

 

「…この流れだと私もやらないといけない流れだな…しゃあねぇな、垣根シャケ弁奢れよ」

 

「勿論だ!困ってる女の子を助けるのは当たり前だ!」

 

「…皆さん素直じゃないですね、わたくしも僭越ながら手を貸しましょう」

 

「な?俺らが君を助けてやる、だからもう強がらなくていいぜ」

 

上条達が頬をかきながら照れ臭そうに垣根の言葉に賛同する、帆風は全員素直じゃないと笑いながら自分も助けると笑う、インデックスがその言葉を聞いて目を潤ませ垣根が強がらなくていいと肩に手を置くと彼女は涙を流して泣き崩れた

 

 

「……あり、がとう…ていとく、じゅんこ、とうま、みこと、みさき、アクセラレータ、しずり、ぐんは…ありがとう…ありがとう!」

 

「ほらハンカチ」

 

「うん…」

 

泣き止んだインデックスに垣根がハンカチを渡し目元を拭く、美琴がふと気になっていた事をインデックスに聞いて見る

 

「ねえ…さっきの情報だとあんた燃やされたり斬られたりしてる訳だけど…どうして無事な訳?」

 

「え?…ああ、それはこの『歩く教会』のお陰なんだよ」

 

「…歩く教会…だァ?」

 

「知ってるぜ、聖人の死骸を包んだトリノ聖骸布を正確にコピーした布地を計算し尽くした刺繍や縫い方魔術的意味を持っていてあらゆる攻撃を受け流し吸収する霊装の事だろ?あ、霊装ってのは魔術に使う道具の事な」

 

「そうなんだよ!よく知ってるねていとく。この歩く教会の防御力は法王級(絶対)!どんな大魔術だろうが科学の武器だろうが貴方達の能力だろうが傷一つつかないんだよ!」

 

燃やされたり斬られても何故無傷なのかと尋ねるとこの服 歩く教会のお陰だと彼女は自慢げに修道服を見せつける、この服は霊装でありどんな攻撃からも守ってくれると笑う。これが彼女が魔術師から逃げて来れた理由の一つであり彼女を守ってくれる鎧でもある

 

「へ〜、そんな凄いもんなのか(何かの能力か?自分の能力も厨二設定に組み込んでるのか)…ちょっと触ってみてもいいか?」

 

「!?ちょ、待て当麻!?右手で触るな!?おい馬鹿やめろ頭噛み砕かれるぞ!?」

 

「へ?」

 

上条が歩く教会(彼女の能力だと誤解している服)に興味を持ち右手で触れようとする、それを見た垣根が慌てて止めるが時既に遅し、歩く教会の肩に右手が触れガラスの割れた様な音が響き彼女の服がストンと落ちる、魔術的な意味合いを持つ糸が解け歩く教会は単なる布切れに成り下がる、固まる上条達、真っ裸になったインデックスは状況をゆっくりと理解し顔を赤くしていく

 

「やべぇ…メルヘンウォール」

 

「え?」

 

垣根はヤバイなと理解し翼で帆風ごと自分を覆う、翼が繭状に閉ざされる前に見えたのはインデックスは自分の口を大きく開き、近くにいた上条と美琴、食蜂に襲いかかる、翼が閉ざされた事により何も見えなくなったが代わりに3人の男女の悲鳴が鳴り響いた

 

 

「「「(チーン)」」」

 

「痛えな…歯型が残ったらどうするんだ…」

 

「うぉ!?歯型がくっきりと残ってやがる!?俺の身体は丈夫だってのに…余程根性込めて噛んだんだな…」

 

「はむはむはむ!むぅ!なんで反射されるのかな?!」

 

「…ベクトル操作だァ…お前の噛みつきは一生俺に届かねェよ」

 

垣根と帆風がメルヘンウォールを広げ外の様子を見る、身体に無数の噛み跡が残され力尽きて地面に倒れピクピクと身体を動かす上条達、腕に歯型が出来てしかめっ面をする麦野、自分の身体に傷をおわした事に驚く削板に一方通行に攻撃を与えられず逆ギレしているインデックス…かなりのカオスだった

 

「お〜い、無事かバカップル共」

 

「「「……痛い」」」

 

「大丈夫ですか女王に御坂さん!?それに上条さんも…!」

 

ツンツンと3人の体に触れ無事か確認する垣根、帆風もはわわと慌てながら3人の体を揺する

 

「忠告し忘れた俺も悪かったよ…あの服は霊装…つまり能力の産物だからお前の右手で触れたら壊れるって教えるの忘れてた…テヘペロ☆」

 

「お前ブチ殺すぞ…あぁ…不幸だ…」

 

「私達はなんで噛まれたの?女同士なのに…」

 

「り、理不尽力だわぁ…」

 

知っていたのに忠告しなくてごめんと舌を出してわざとらしく笑う垣根に軽く殺意を覚える上条、恐らく美琴と食蜂、その他に噛み付いたのは照れ隠しだろう、その照れ隠しで上条達は瀕死なのだが…

 

「……さてと、お前らこの子の護衛頼むぞ、ちょっと俺は野暮用が出来たからな」

 

「…あァ?野暮用てなンだていとくン?」

 

「…お客様のお出ましだからサ」

 

垣根が少しこの場から離れると上条達にインデックスを守っていろと指示する、一方通行がどこへ行く気だと睨むと垣根はお客様への出迎えだと言ってベランダに出て手すりから地面へと飛び降りる、そして地面にたどり着く前に未元物質の力で速度を低下させ無事に着地する

 

「…出てこいよ魔術師、さっきからそこにいるってのはバレてんだよ」

 

「……バレていたのか」

 

垣根が誰もいない場所を見て笑うと誰もいない風景が陽炎の様に揺らぐ…そしてその揺らぎの中から一組の男女が姿を現わす、その2人は先程の情報で見た魔術師と呼ばれていた男と女だった、髪を赤く染め身長2mはあろう長身痩躯に耳や指にピアスや指輪をはめた黒い神父服を着たまだ幼い印象がある少年、黒い髪をポニーテールにした奇抜なファッションをした刀を差した女性、彼らを見た瞬間インデックスの顔が恐怖に染まる

 

「魔術師…!」

 

「まさか魔術師の存在を知っている者がいるとは…貴方は一体何者ですか?」

 

「単なる超能力者の第一位だよ」

 

女性の方が垣根が魔術師の存在を知っている事に眉をひそめ何者かと問いかける、垣根は超能力者と言って笑うと左手をポケットに突っ込みながら答える

 

「…先に言っておきます、彼女を私達に引き渡してくれませんか?」

 

「断る」

 

「…はぁ…仕方ない、神裂、さっさとこいつを始末して彼女を回収しよう」

 

20歳は超えているであろう女性がインデックスを寄越せと脅すが垣根は一蹴する、赤髪の男が溜息をついて殺すかと呟く

 

「やれるもんならやってみやがれ魔術師、俺を倒せるもんならな」

 

「…仕方ありません、実力行使でいかせてもらいます」

 

垣根がやれるならやってみろよと挑発し女性が柄へと手を伸ばす、男の方も手から炎を出して垣根を牽制する

 

「…何年振りだろうな…魔術師と戦うってのは」

 

「……何だと?」

 

垣根が魔術師と戦うのは何年振りだと笑うと男の顔が歪む

 

「テストさせてくれよ魔術師、俺の実力がこの世界にどこまで通用するかをな」

 

垣根はそう言って獰猛に笑う、ここに超能力者と魔術師の戦いの火蓋が切って落とされた

 

 




この作品のていとくんの全力と互角に戦えるのはミーシャ=クロイツェフか雷神化美琴、白翼一方通行、フィアンマ(聖なる右 使用制限あり)、竜王の顎を出した上条さんぐらいでしょうか(ほぼ天使だらけ)、次点ではアックアさん(最盛期)、黒翼一方通行、キャーリサさん(カーテナ=オリジナル装備)くらいですかね、なおオティヌスやアレイスター、フィアンマ(ラスボス状態)、僧正さん達、コロンゾンやエイワス、最新刊の一方通行には絶対負けます

さあ初めての戦闘描写…まあねーちんはともかくステイル君だからな…他の超能力者を含めて自動書記戦でていとくん達の本気をご期待ください、なおこの作品は作者の独自解釈により成り立っています、よって未元物質などの自己解釈がありますがあまり気にしないでください、因みにていとくんが左手をポケットに突っ込むと言う行動は原作でていとくんがよくポケットに左手を入れているからです、次回もお楽しみに
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