そして今回の主人公はまさかの木原乱数、誰得だよ誰得だよ(誰が得するんだよ、誰も得しねえよ)。色々とツッコミどころ満載ですが…気にせず読んでくれると嬉しいです
木原一族はマッドサイエンティストしかいない、垣根帝督のお陰で少しはまともになったが元からの性質が消えるわけではない。ただ学生を違法な実験に使わなくなった程度である
幻生は自分の身体を使ってヤベェ実験を繰り返しその度に生身の部分が減っていき今では身体の大部分がサイボーグ…サイボーグ
「此間実験の過程で出来た人格が変わる薬を誤って何人かの学生に飲ましてしまった。助けてくれ」
「何してるんですか加群さん」
唯一が呆れた顔を加群に向ける、幻生達も似たり寄ったりな顔をし円周のみ無邪気な顔でクレオンで紙に何か書いていた…これが実はマクスウェルの悪魔を完成させ夢の永久機関を作り出す方程式だとは誰も気づかないだろう
「復讐に使える思って自宅に置いてあったヤクルトに混ぜて飲ました…その時は人格が変わる効果があるとは知らなくてな…毒ではないのなら平気だろうと思っていたのだが…そのうちの一人の人格が変わってしまってこれはまずいと思ってな」
「本当に何やってるの加群おじさん」
配っていた時はそんな効果があるとは知らず、今になって後悔している加群に那由多は呆れた顔をする
「……私も木原の宿命からは逃れられなかったというわけか」
「言い訳になってないよ?全く加群君は…脳幹君に怒られてもしらないよ」
「まあまあ、今はそんな事より学生についてだろ…で、その薬は人格が変わるんだよな?どんな風に変わるんだ?」
「………見れば分かる」
幻生を宥めながら数多はどんな風に人格が変わるのかと尋ねる、すると加群が実物を見せると言って連れてきたのは…海原だった
「あ?
「はい、どうも僕は海原光貴です」
「……ん?」
美琴の追っかけストーカーを見て数多が目を細める、だが海原はそれに臆する事なく笑みを返す…それに違和感を覚える一同
「質問する、お前は御坂美琴が好きなんだな。彼女を第二位と第六位から寝取りたいと思った事はあるか?」
「ええ御坂さんの事は好きですよ、でも寝取りはしません。御坂さんがあの二人が好きなら僕はそれを応援するまでです」
「……あれ?もしかして綺麗な海原になってる?」
なんという事でしょう、あの寝取り宣言をしていた海原がこんなにも綺麗な海原にビフォーアフターしてしまった
「彼の場合はどうやら泥水のように汚濁していた心の汚れが漂白され、善人になってしまったようだ」
「……彼の場合は一生このままでいいね」
『異議なし』
もう海原は一生このままにしておくとして…幻生達はこの薬の恐ろしさにようやく気付いた。あの心の中もヘドロまみれの海原でさえ綺麗なジャイアンも驚愕の真っ白になってしまったのだ…他の人物が飲めばどんな事になるのか想像もできない
「…これは案外厄介な事件かもね…早速飲んだ人物達を確保して元に戻さなくては…海原君以外」
「そうだな俺の一方通行や打ち止め達も変にならないか心配だしな…海原はどうでもいいけど」
「まあどうなるか見て見たい気持ちもありますけどね…取り敢えず海原光貴はこのままで」
「私もそれがいいと思う、海原さんはこのままの方が学園都市は少しは平和になるから…で、誰が探しに行くの?」
取り敢えず海原は満場一致で一生このままにしておく事は決定事項。那由多が誰が探しに行くのかと聞くと今まで黙っていた乱数が口を開く
「そんなの加群に決まってんだろ、元はと言えば加群が撒いた種だ。落とし前くらい加群がつけ「いや無理だ」……はぁ?」
「私はこれから鞠亜と買い物に行く予定が入っている。更にその後はマリアンとも予定が入っていてな…すまない私は行けない」
「何リア充的な予定があるんだよ。テメェ生徒や友人とのデートと薬の被害者を見つける事どっちが大事なんだ」
「無論前者だ」
「もうお前科学者やめちまえ…じゃあ他に行ける奴はいるか?」
加群は自分はこの後予定があるから探しに行けないと言うと乱数はもう科学者なんかやめろと毒舌を吐く、そして代わりに行ける者を探そうとするが…
「すみません、私脳幹先生とデートという名の散歩に行かなければならないので」
「俺は早めに帰って一方通行達の飯作んなきゃいけねえんだよ」
「私も枝先ちゃんや春上ちゃんと遊ぶ約束があるから」
「私もこの後警策君と一緒にドリー君に勉強を教えなくちゃいけないからねぇ」
「分かってるよ、垣根お兄ちゃん。垣根帝督ならこう言うんだよね…「あ、ごめん。この後カップリング写真撮らなきゃいけないから行けない」」
「お前らやる気無さすぎるだろ」
乱数以外全員が用事(割としょうもない)がある為行けないと言い、乱数はそんな木原達を見て溜息を吐く
「分かったよ俺が行ってやるよ!」
「頼んだ」
「……はぁ、なんで乱数ちゃんがこんな事しなくちゃいけねえんだよ」
乱数はそう呟きながら
「頑張って下さいね乱数さん」
「……なんかお前がそう言うと気持ち悪いな」
海原がそう言って微笑むと乱数は寒気を感じた
取り敢えず街中に出てきた乱数は誰が薬の被害者なのか探るべく、周りをキョロキョロ見る
「て、これじゃあ不審者じゃねえか…たく、誰に飲ましたかぐらい覚えとけよ」
そう愚痴を言っている乱数だがモーションキャプチャースーツに似た服にゴーグルと既に変な格好なので十分不審者だった
「あれ?アンタは海に行った時帰りに乗せてってくれた人?」
「あ?おお、第二位と第六位じゃねえか」
乱数に話しかけたのは上条、その横には食蜂も立っていた
「んだよ、デートですか?いいご身分だな。俺なんか彼女の「か」の字もねえのに」
「いやでも彼女がいるとお金が凄いかかりますのよ?まあ、それを補って美琴と操祈は可愛いしマジ天使だから必要経費として割り切ってますけどね…ああ、本当に美琴と操祈は可愛いなぁ」
「もう上条さんたらぁ!人前で恥ずかしい事言わないでよね!」
「あはは、悪い悪い!」
「一発殴らせろよ、乱数神拳見せてやる…て、馬鹿共に付き合う時間はなかったんだ。お前ら変な奴とか見なかったか?」
乱数は殴りたい気持ちを抑えて上条達に変な奴はいなかったかと問いかける
「いえ、見ませんでしたよ…目の前に変な服着たオッさんはいるけど」
「見てないわねぇ…変な服のヤバそうな人は目の前にいるけどぉ」
「よし、お前らやっぱ殴るわ」
「ごめんなさい冗談です、デート前なので殴らないでください。それにしても美琴の奴遅いな」
「そうねぇ、何やってるのかしら」
乱数がポキポキ腕を鳴らすと上条達はジョークだと慌てて首を振る、そして美琴が来ないと二人が不審がっていると
「ん?お前らの彼女走ってやってきたぞ?」
「本当だ、おーい美琴〜!こっちだぞ!」
「!んんんん!!!」
「あらぁ?口がリスみたいに膨らんでるわぁ…」
何故か口を膨らませた美琴が走ってやってくる、リスやハムスターの頬袋の様に中に何か入れているのかと乱数は考えた
「おまひゃへ(お待たせ)!」
「何食ってんだ?」
「ふぇんぱい達もたへる(先輩達も食べる)?」
そう言って美琴は口の中に手を入れ中のものを取り出す…そして出てきたのは…操祈が海に着ていった水着だった
「「「………はい?」」」
「皆食べないの?ならまた私が食べちゃお」
「うおおお!!?何やってるんです!?何やっちゃてんの!?何してるの!?の三段活用!」
「水着は食べ物じゃないわよぉ!?」
「……あ、加群?薬の被害者見つけたぞ、どうやって治すんだ?え?時間が立たないと治らない?ざけんなよ」
呆然とする一同の前でまた水着を食べようとする美琴、それを全力で止める上条と食蜂
「離してよ!先輩や操祈だって水着があれば食べるでしょ!?好きな人の肌に触れた水着なら尚更!」
「ねえよ!?流石の俺でもそれはしないわ!」
「ちょっと正気力大丈夫!?」
「いいから食べさせてよ!」
「「ダメです!!」」
「……ふぅん、ならいいわ。食べないわ」
絶対に水着は食べさせないと上条と食蜂が言うと美琴は冷たい目でもういいと力を抜く、それでホッと息を吐いた二人…だがこれくらいで変態は止まらない
「水着は食べないわ……代わりに二人を性的に食べるけど」
「「……え?」」
「その前に…先ずは味見から」
美琴の舌が伸びた、舌の長さはギネスだと最大10センチだ。だが美琴の今の舌は3メートルほどの長さだった。もう人間というより赤舐めやカメレオン、オオナズチの舌だろというほどの舌で上条と食蜂の全身をレロレロする
「はぁはぁ……やっぱり先輩と操祈ていい味がするわねぇ…あ、ちょっと向こうの路地裏に行かない?え?なにも変なことなんかしないわよ…ね、行きましょ?……レロ」
「ひっ!き、今日のミコっちゃんはなんかヤバイ!あ、俺実は補習があるんだった!てな訳でばいなら!」
「わ、私も帆風先輩とカラオケに行く予定があったの忘却力してたわ!だからバイビー!」
「煩いわね!取り敢えず二人ともパンツ脱ぎなさいよ!さあパンツ!レロレロしてあげるから!だから早く脱ぎさいよ!」
「「ぎゃああああ!!!こ、これ以上はラメェ!え、エクスタシスになっちゃう!あっ、ら、ラメェ……ラメェェェェ!!!」」
流石の上条と食蜂も頬をピクピクさせながら苦笑いを浮かべ、じりじりと後ずさる…そして用事があるからと逃げ出そうとするが美琴のひゃくれつなめが炸裂し二人はパンツを舌で脱がされそうになる
「……南無」
乱数はうわぁ…とドン引きしながら犠牲となった上条と食蜂に手を合わせて他の被害者を探しにいく
「人格が変わるだけなんだよな?じゃあなんで舌が長くなるんだよ…てか
「あ、乱数だ!てミサカはミサカは手を大きく振ってみる!」
「……
乱数に話しかけてきたのは打ち止めだ、その背後にはエステルも立っている。この近くのゲームセンターで遊んでいたのだろう
「打ち止め、この人は?」
「数多と同じ一族の人だよ!てミサカはミサカは教えてみたり!」
「数多さんと…初めまして、私はエステル=ローゼンタールだ」
「ああ、よろしくな嬢ちゃん…そういや一方通行はいねえのか?」
乱数がエステルに挨拶をした後、打ち止めに一方通行はいないのかと尋ねる
「それがね、あの人朝からいないの。てミサカはミサカは内心心配しながら言ってみたり」
「先生の事だから心配はないと思うのだが…また変な事件に関わっているのではと心配でな」
「そうか……て、ん?あそこにいるの一方通行じゃねえか?」
「「え?」」
打ち止めが少ししょんぼりした顔で告げエステルも不安そうな顔をする、それを聞いた乱数は何かの事件に巻き込まれたのか…と考えるが一方通行が歩いているのを見つけた
「ああ!一方通行!こんな所にいたんだね!てミサカはミサカは手を振ってみる」
「……おゥ」
「む?どうしたのだ先生?元気が無いように見えるが?気分でも悪いのか?」
「そンなンじゃねえよ。ただ考え事してただけだ」
「考え事?てミサカはミサカは首を可愛らしく傾げてみたり」
「なんなのだその考え事とやらは?」
一方通行はやけに難しい顔をして何か考えており、エステルと打ち止めがそれを見て首を傾げながらどんな事かと問いかける
「『砂漠で水分を失った際おしっこを蒸発させて、その水分ならぜひ補給したいランキング』を考えてたンだよ」
「「………」」
(薬の被害者発見)
砂漠で水分を失った際おしっこを蒸発させて、その水分なら是非補給したいランキングなるものを考えていたといい笑顔で告げる一方通行。それを聞いてエステルと打ち止めは思考停止した
「因みに一位はエステル、二位は打ち止め、三位は木原くン、四位はていとくん、五位は番外個体だ」
「……こんなにも嬉しくない一位は初めてだ」
「ど、どうしちゃったの一方通行?てミサカはミサカはドン引きしながら恐る恐る尋ねて見たり」
「因みに俺の将来の夢は烏骨鶏になる事だ…ウッコココココココココココッウッココ!!ウッコココッコッコッココーケコッコー!」
「「一方通行!?」」
「重症だなこりゃ」
突如鶏の鳴き声を発する一方通行に驚きを隠せない二人。もうこいつダメだと乱数は溜息を吐きながら取り敢えず数多から習った木原神拳をアレンジした乱数神拳で一方通行をバットで殴る
「コッケェ!?」
「問答無用で殴った!?てミサカはミサカは突然のバイオレンスに驚きを隠せず戸惑ってみたり!」
奇声を上げながら吹き飛ぶ一方通行、だがその顔は歓喜で顔を赤く染めていた
「イイねェ、最高だねェ乱数くゥン!打ち止めにエステルもこのロウソクを使って俺を責めろよ!」
「「ロウソク!?」」
エステルと打ち止めにロウソク責めを要求する一方通行、それを見て二人は更に困惑する
「責めておくれよォォォォ!!!!」
「こ、こんなの一方通行じゃない!てミサカはミサカは……ふにゃあああ…」
「ら、打ち止め!?予想外な光景にキャパシティダウンしてしまった!?」
紅潮した顔で舌を出しながら叫ぶ一方通行を見て打ち止めが気絶しエステルは彼女の身体を揺さぶる
「さあ!早くそこのバットで殴ってくれよ!今なら反射をオフにしてやるからよォ!」
乱数は背後でそう喚く一方通行を無視して足早にその場から立ち去る、なんで薬飲んだ奴は変態になるのかと
「加群の奴…なんて恐ろしい兵器作り出しやがったんだ…帰ったらあいつキン肉バスターだな」
絶対に帰ったら加群に筋肉バスターをかける、そう心に誓う乱数なのであった
「ナイスちんちん!」
「ふわぁぁぁぁぁ!!?」
「……また変態か」
卑猥な単語と男の嬌声が乱数の耳に届き、また変態の登場かと乱数は声がした方へ顔を向ける…そこに立っていたのは赤髪の神父が筋肉ムキムキのマッチョになったインデックス…いなインデックス大納言とも言うべき存在に股間を下から掬い上げるように鷲掴みして連続強打していた
「もう原型がねえて言うより別人じゃねえか!」
もう魔術よりも魔術(物理)を使いそうな感じのインデックス大納言を見て思わずそう叫ぶ乱数、ステイルは身体をピクピクさせながら地面に崩れ落ちる
「い、インデックス?なんでそんな筋肉ムキムキにビルドアップしたのですか?」
「おい……インデックス『様』だろうが!様をつけろ!」
「え!?い、インデックス……様?何故そのような姿に?」
「知らん、気がついていたらこうなっていた…だが丁度いい。この
「お、おまんじゅう工場!?」
神裂は変わり果てたインデックスの姿と言動に混乱する、インデックス大納言は腕をポキポキならし笑みを浮かべる
「この力で超能力者だろうが捻り潰してくれるわ!そして学園都市をおまんじゅう都市に改名する!」
「お、落ち着いてください!取り敢えずおまんじゅうを買ってきますから待っていてください!」
神裂は音速を超える速度でまんじゅうを買いに行く、インデックスはダブル・バイセップスのポージングをしながら神裂を待つ事にした
「顔はそのままで首から下がガチムチ…いやどうしたらああなるんだよ」
乱数はもう科学の域超えてるだろと愚痴る、流石はトップクラスの木原だと思う。頭とその使い所と才能の無駄遣い感はハンパないが
「インデックス!まんじゅうを買ってきました!」
「おう、遅かったな。まあいい寄越せ」
「は、はい!どうぞ!」
神裂が買ってきたまんじゅうをインデックスに手渡す、それを一口で飲み込むインデックス…そしてふと神裂に笑いかける
「ど、どうですか?美味しいですか?」
「……かおり」
「インデックス……?」
神裂に微笑むインデックスを見て乱数は元に戻ったかと淡い期待をする…そして
「このまんじゅうゲロ不味ィィィィッ!!!」
「い、インデックスゥゥゥゥ!!?」
(爆発した!?)
食べたまんじゅうが爆死するほど不味かった為インデックスの身体は爆発四散してしまった。しかも何故か一瞬周りの背景が某ライダーシリーズで使われる栃木県栃木市岩船山採石場跡になった
「へ……ヘマしちまったぜ…」
「喋らないでくださいインデックス!これ以上喋ったら…!」
「死なないでくれインデックス!」
(いやさっき爆発四散したのになんで五体満足なんだよ?それに赤髪はさっきまでそこでピクピクしてただろ…あ〜ツッコミ所多過ぎィ!)
何故か五体満足で地面に倒れているインデックスに寄り添う二人、もう乱数はツッコまない事にした
「最後にこれだけは言わせてくれ…」
「「!」」
「私は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇかぎり、その先に私はいるぞ! だからよ、止まるんじゃねぇぞ…」
「「い、インデックス……うわあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」
(何この茶番)
某オルガの様なセリフを言ってそのまま眼をゆっくりと閉じ動かなくなるインデックス、それを見て神裂とステイルは喉が潰れるほどの声で叫びを轟かせる
「これが……世界を救った代償がこれかぁ!!!」
(お前はどこの犬先輩だ)
ステイルは某勇者部部長のセリフをパクり、その怒りの咆哮と共に魔女狩りの王を顕現させる。もう付き合いきれないと乱数はその場を後にした
「確かヤクルトて5個入りだから…後一人か」
乱数は後もう一人見つければ終わりだと少し頬を緩ませ、すぐに元の顔に戻す
「海原に第五位、第三位、そして禁書目録…海原以外学園都市の重要人物ばっかりじゃねえか…となると怪しいのは垣根の野郎か?」
今までの薬の被害者の事を思い出し、次は誰かと推測する乱数…怪しいのはメルヘンこと垣根だと推測した
「よし、垣根に電話かけるか」
携帯を取り出し垣根に通話をかける乱数、暫くして携帯から垣根の声が聞こえた
『どったの乱数君?』
「あ〜大した用じゃねえんだけど…お前今どこにいる?」
『俺?俺は………にいるぜ』
「え?何処にいるて?聞こえなかったんだが」
乱数が何処にいるのかと再度尋ねる、そして誰かが乱数の肩を触る
「俺は乱数君の後ろにいるぜ」
「……乱数神拳!」
「やこど!?」
取り敢えず乱数神拳を垣根の顔面にお見舞いし拳を垣根の顔にめり込ませる、垣根は派手に吹き飛ばされ地面をバウンドする
「イテテ…何すんだよ!」
「反射反応だ…ま、その対応だと薬の被害者じゃなさそうだな」
「薬?何の話だ?」
「いやこっちの話だ…忘れろ」
垣根ではない、そう判断した乱数は次の目星の人物を呼び出そうと携帯を取り出す
「あら、こんな所にいましたの垣根さん」
「お、潤子ちゃんじゃん。何かあったか?」
「いや実は…聞きたい事があって」
「聞きたい事?」
乱数は嫌な予感がして携帯を弄る指を止める、帆風の様子はいつも通りだが何か嫌な気配がする…そう一方通行達と同じ気配がするのだ
「あ、あの垣根さんは………子供は何人欲しいですか?」
「………」
爆弾宣言にあの垣根ですら固まった
「わたくしは三人欲しいですわね。女の子が二人、男の子が一人です。名前は垣根さんが決めてください。わたくしってあんまりネーミングセンスがないので。えへへ、どっちに似ると思います?わたくしと垣根さんの子供でしたら、きっと男の子でも女の子でも可愛いですよね。それで庭付きの白い家に住んで、大きな犬が飼いたいですわ。犬の名前はわたくしに決めさせてくださいね。垣根さんは犬派ですか?猫派ですか?わたくしは断然犬派です、あ、でも、垣根さんが猫の方が好きなら、勿論猫を飼うことにします。わたくし、犬派は犬派ですが動物ならなんでも好きなので。だけど一番好きなのは、勿論垣根さんです。垣根さんがわたくしのことを一番好きなように。そうです、垣根さんはどんな食べ物が好きなんです?どうしてそんなことを聞くのかって思うかもしれませんけど、明日からわたくしがずっと垣根さんのお弁当を作ることになるから、いえ明日から一生垣根さんの口に入るものは全部わたくしが作るので、やっぱり好みは把握しておかないと。好き嫌いはよくないです、でも喜んでほしいって気持ちも本当なので。体液はいれないので安心して下さい。愛情はたっぷり入ってますが。最初くらいは垣根さんの好きなメニューで揃えたいって思いまして。お礼なんていいです、彼女が彼氏のお弁当を作るなんて当たり前ですから。でもひとつだけお願いします。わたくし『あーん』ってするのが、昔から憧れなんです。だから垣根さん、明日のお昼には『あーん』ってさせてください。照れて 逃げないでくださいね。そんなことをされたらわたくし傷つくので。きっと立ち直れません。ショックで垣根さんを殺してしまうかも。冗談です。それで垣根さん、怒らないで聞いてくださいわたくし、
「……うんっ! そうだなっ!」
(うわぁぁ…)
帆風はそう早口で4分間話し続け花の様な笑顔を垣根に向ける、垣根は取り敢えず相槌を打った
「という事で、結婚しましょう結婚しようよ結婚してして結婚しなきゃ結婚しなさい結婚するべき結婚しやがれ結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚レッツマリッジ!わたくし垣根さんのためなら絶対なんでもします!垣根さんと一緒に必ず幸せになります!!」
「え!?ちょ…!!?これどういう状況!?ドッキリ!?ドッキリだよな!?そうだと言ってくれ!何処かにカメラを抱えたアー君とかドッキリ大成功て書かれた看板を持った当麻が隠れてるんだろ!?もういいから!早くネタバレしてくれ!いやほんとお願いします!」
状況が理解できない垣根に帆風は何処から取り出したのか文化包丁を逆手に…つまり刃の方を手に持って垣根に襲いかかる。それを乱数が後ろから羽交い締めにする
「ストォォォォォォォォップ!!はい少し落ち着きましょうねお嬢ちゃん!」
「離してください!」
「ダメだ!ヤンデレを離す訳にはいかねえ!」
「ヤンデレ?そうですね、確かに恋の病をわずらっていますわぁ」
「目がヤバイよ!レイプ目なんてレベルじゃねえぞ!」
レイプ目通り越して深淵を覗き込んでいるかの様な深き闇の如き瞳を見ながら乱数は叫ぶ、ヘラヘラと帆風は笑いながら
「さあレッツマリッジ!」
「……に、逃げるてばよ!」
「逃がしません!」
垣根は三対の翼を広げ大空へと飛翔して音速を超える速度で逃げる。帆風もニッコリと笑いながら爆走し地上から垣根を追いかける…その光景を見て乱数は頭を抱える
「……垣根、初めてお前に同情してやるよ」
加群の被害者全員を見つけ終わり、乱数は疲れ切った顔でタピオカミルクを飲む
「疲れた…俺の折角の一日が加群の所為で台無しだぜ…絶対あいつ殴る」
そう言いながらもタピオカミルクをストローで啜り思い出に耽る乱数、昔の自分なら他人の為にこんな事をするとは露にも思わなかっただろう
「……変わったもんだな俺も」
昔の彼はオリンピックの祭典を観てカビを使った集団陶酔・洗脳を考える様なヤベー奴であった。それで自分の目的は世界平和なのだから笑えない。今思えばどうしてオリンピックの祭典で集団洗脳を考えるんだよ、マジで頭イかれてるだろ昔の俺、と考えるほどだ
「ま、ウート君や認めたくはねえが垣根の野郎のお陰で俺が変わったのは事実だ…こっちの方が楽しいしな」
因みにウートガルザロキとは初対面の時に同じ幻覚使いとして勝負した事があり、その先に「気持ち悪い汗だくだくの太ったオッさんにハグされてディープキスされる」という幻覚をウートガルザロキにかけて自分の勝利…だと思ったのだがそれは実はウートガルザロキが見せた幻覚でウートガルザロキも同じ「オカマに貞操を奪われる」という幻覚をかけられ返り討ち…されたと思わせて乱数がウートガルザロキに「タコに触手責めされる」幻覚を見せ今度こそ勝利…と思わせてウートガルザロキは「スライムに身体を拘束されて快楽堕ちされる」幻覚を見せ逆転勝利…と見せかけて乱数が…と無限ループに陥り相打ちになった過去がある。なお最終的にオティヌスが二人をバレーボールにする事で事なきを得た
「まあ、優しい乱数ちゃんは細かい事は気にせず許してやるとしますかね」
乱数はそう言って笑い、そして彼は夕映えの街中を一人歩くのだった
後日、乱数は厄介事を押し付けた加群にパイルドライバーをお見舞いさせ首の骨をへし折った。他の木原達には食事に乱数が培養したカビを仕込んで下痢を起こさせ半日ほどトイレに籠らせた
「いい話で終わると思った?チッチッチ、乱数ちゃんがいい話で終わらせるわけねーだろバーカ!」
ここで元ネタを解説したいと思います。弱酸性ミリオンアーサーを知らない人もいるでしょうしね
ミコっちゃんが上条さんとみさきちをレロレロする…これは弱酸性ミリオンアーサーに登場する技巧アーサー(元々は拡散性ミリオンアーサーのキャラで拡散性ミリオンアーサーのシナリオを考えている人はかまちー)が弱酸性では下着を食べたり女子にセクハラをするのが元ネタ。因みに技巧アーサーの声優はミコっちゃんと同じ中の人
一方さんがドMになったり鶏になる…元ネタは富豪アーサー(元々は乖離性ミリオンアーサーのキャラ。ドMではない)。弱酸性ではドMだったり変態だったりホモだったりする。そして中の人は一方通行さんと同じ中の人
インデックス大納言…元ネタは妖精エル(元々は拡散性ミリオンアーサーのキャラ)が筋肉ムチムチになった姿 エル大納言。やっぱり中の人はインデックスと同じ声優さん
ヤンデレ縦ロールちゃん…これは弱酸性ではなく少年ジャンプで連載されていた漫画 めだかボックスの過負荷の花こと江向怒江ちゃんのセリフを改変したもの、なんでもBLEACH20話分の会話量で早口でも四分半言い終わるのにかかるとか…それを2ページに収める原作者さんすげー、鬼滅の刃の半天狗の過去を2ページで理解させるワニ先生並みに凄い。で、この怒江ちゃんは昔ながらのヤンデレで滅茶苦茶可愛いくてめだかボックスで作者が一番好きなキャラ。なおこれだけ弱酸性と関係ない
今回も笑ってもらえましたか?次回より理想送り編へと突入するので暫くシリアスが続くかと…でも早く書けるか不安なので更新が遅くなるかも…
次回もお楽しみに!