カプ厨がていとくんに憑依転生しました   作:暗愚魯鈍

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今回は上里vs上条の決着が着く予定です…それと同時に上条さんの右手と神浄討魔についてyo○tubeで見た考察を取り入れてあります…かなりごちゃごちゃしてて長いですが…楽しんでいただけたら嬉しいです。後、今回はほぼ上里と上条さんの戦闘描写以外はサクサク終わります

そして自分グリッドマンのライトノベル買って読んで見たんですよ…そして思った事。これ一部か!まだ出る予定なのかよ!?しかも値段がお高い!(役1500円)…お小遣いが…足りない!でも内容は凄く良かったです。スカイヴィッターとバスターボラーの合体 大空武装超人 スカイバスターグリッドマンとか原作で見られなかった合体が見れたり、ガイヤロスα、ガイヤロスσ、ガイヤロス∞というオリジナル怪獣が見れて満足…こりゃ次回も期待しますわ…ただ、お金が…(泣)



ハイヤーセルフ

絵恋は最下層の大部屋の柱の影に隠れて上里と上条の戦いを見物していた

 

「ふふ、馬鹿どすなぁ…あないな上里はんの劣化能力で上里はんに勝てる筈がないのになぁ」

 

絵恋は上条の事を馬鹿にしていた、自分が慕う人と似た様な力を持つ男。だがその力は上里と比べて劣る程度のもの…それが絵恋の上条に対する認識だった

 

「まあ、私が出る幕はないでしゃろなぁ。上里はんはあないな男に負ける筈がありまへんから」

 

絵恋はそう言って上里と上条の戦いを傍観する、絶対に上里が勝つと疑う事なく彼女は微笑んで上里の顔を見ていた

 

「新たな天地を望むか?」

 

上里の右手が伸びる、それは万物を飲み込むブラックホールだ。上条を新天地へと送りこの世界かれ消失させる恐ろしい右手…そんな右手に対し上条が取った行動は

 

魔女狩りの王(イノケンティウス)!」

 

「!?」

 

上里と上条の間に炎の巨神が君臨する、その名も魔女狩りの王。3,000度の熱量を誇る火の王は巨大な拳を上里へと振り下ろす…その一撃に対し上里は臆する事なく自身の右手を炎の拳にぶつける

 

「新たな天地を望むか?」

 

その一言で魔女狩りの王を右手で吸い込んでいく、所詮これも上条の能力。願望の重複に該当する者の被造物すらも新天地へと送る右手に魔女狩りの王は無念にも吸い込まれてしまう…だが、時間は稼げた

 

「うおおぉぉぉぉぉぉッ!」

 

真横から上条が迫る、真っ直ぐに右手を向けて上里をなぐりつけようとする。それに対して上里は愚策だと嘲笑い右手で上条に触れようとし…背後から迫る超電磁砲(レールガン)に気づいた

 

「!?」

 

「行っけぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

超電磁砲が上里に迫る、当たりさえすれば上里の身体など消し炭すらも残らないだろう…そう、当たりさえすれば…だが

 

「新たな天地を望むか!」

 

即座に右手を超電磁砲に向け超電磁砲を新天地へと追放する、その一瞬の隙を見計らって上条は右手を上里の顔面に叩きつけようとする

 

「甘いな」

 

「な…!?」

 

だが上里はそれを軽いステップで回避する、拳を避けられて驚く上条に上里は理想送りで触れようとしたその瞬間

 

「『気絶昏倒(カテゴリ030)』」

 

「………っ!?」

 

頭の中に猛烈な違和感が生じる、即座に自身の右手で頭に触れる上里。理想送りは自身も能力の対象内だが「願望の重複」さえなければ能力は発動しない。良くも悪くも「魔神に復讐する」事しか考えていない上里は理想送りで新天地に送られる事はない。故に頭の中の異常を右手で消し去る事が出来た

 

「…上条さんと同じで私の心理掌握も効かないみたいねぇ。新天地とかにこれで送れると思ったのに」

 

「残念だったな、欲望まみれのきみ達と違ってぼくは欲がないんだよ。平凡な高校生だからな」

 

「超電磁砲の速度に反応できて、なおかつ変な右手を持ってる奴の何処が平凡な高校生なのよ」

 

上里は右手を横に振るい上条はそれをバックジャンプする事で回避、左手から原子崩しを放つがやはり理想送りで消し飛ばされてしまう

 

「優先する、大気を上位に、人体を下位に」

 

「そんなもの、効くわけないだろう」

 

光の処刑で上里の動きを封じようとする上条、だが上里は右手は常に大気に触れている。術式の影響を受けた大気を…正確には大気に作用している術式の効果を全て吸い込み上里は動きを封じられる事はなかった

 

(光の処刑もダメか、天罰術式も同じだろうし未元物質も削板の力も効かない…クソ、無茶苦茶だなあいつの能力!)

 

幻想殺しが幻想を破壊して現実を呼び戻す盾とするならば、理想送りは対象を異世界(幻想)へ送り、現実を否定する矛だ。能力は真逆にして性質は同じという異質なこの能力を見て上条は何かに気づく

 

(……確かあの力は俺の幻想殺しと同質な力なんだよな。確かに似てる(・・・・・・)。俺は異能の破壊、あいつは異世界に追放する能力…一見違うようで似てる。いやそれを言えばフィアンマの右手やアリサだって)

 

幻想殺しと理想送りは同質の力だ、何せ幻想殺しと理想送りは同じとある神格の《退魔師(・・・)》の側面なのだから。そしてフィアンマやアリサと似た様な力でもある

 

「1発でダメならこれならどう!」

 

何発も超電磁砲を放つ斉射超電磁砲(バルカンレールガン)…いな食蜂と協力して1発1発が液状被覆超電磁砲(リキッドプルーフレールガン)に匹敵する力を秘めた液状被膜斉射超電磁砲(バルカンリキッドプルーフレールガン)が上里目掛けて放たれる

 

「ふん……」

 

それも新天地へと追放してしまう理想送り、やはり美琴や食蜂の一切の攻撃を無効化してしまう。その右手の前には垣根の未元物質(ダークマター)や帆風の天使崇拝(アストラルバディ)、フィアンマの聖なる右、アレイスターの霊的蹴たぐりすらも無力なのだから

 

「これが理想送り、くそったれな魔神(神様)がぼくに勝手にくれた(呪い)だよ」

 

上里はそう苦々しげな顔で呟く、上里はこんな力を望んでいなかった。全ては憎き魔神の所為だと上里は唇を噛みしめる。だが魔神が理想送りを生み出してしまう原因を作ったのは…

 

「全部きみのせいだ上条当麻、君が垣根帝督なんかと親しくしなければ…魔神達はきみだけしか見ていなかった!ぼくが理想送りなんて変な能力が自分の右手に宿る事もなかった!皆が魔術師やら原石とかいう変な力に目覚めなくてもよかった!ぼくらは皆平凡な…でも普通な人生を歩んでいたのに…きみの、きみ達のせいで狂った!」

 

全ては上条、そして垣根の所為だと叫ぶ上里、もし上条が垣根と友達にならなければ自分達はこんな間に合わなずに済んだ。全部お前達の所為だと叫ぶ上里に対し上条は口を開いた

 

「お前………………馬鹿だろ」

 

「な、に……!?」

 

「黙って聞いてれば俺の所為だの垣根の所為だの…馬鹿としか言いようがねえよ」

 

ただ一言、お前は馬鹿だと上条は上里に告げる、それを聞いて上里は目を見開く

 

「魔神達が俺に失望して理想送りが出来てお前に宿った?それのどこに俺の非があるんだよ、俺は垣根と友達になっただけだ…そんなの勝手に魔神て奴らが俺に勝手に期待して勝手に失望しただけじゃねえか。俺や垣根は何にも関係ねえだろ」

 

「だから言ってるだろ!きみ達が友達にならなければ魔神達はきみしか興味を持っていなかった!なのにきみ達が…」

 

「煩えよ、俺が誰と仲良くしようが俺の勝手だろ。例え神様だろうが関係ねえ、俺は垣根と友達なんだ。学園都市までに来るまで疫病神て言われてた俺に唯一話しかけてきてくれたのがあいつなんだ…あいつはな、俺の一番の親友なんだ。それを悪く言うんなら…絶対に許さねえぞ」

 

垣根が上条の初めての友達だった、一つ年上だが関係ない。垣根と出会った事が上条の人生の中での一番の幸福、そう上条は本気で思っている。彼がいなかったら自分は一生不幸だったかもしれない、疫病神のままだったかも知れない、彼女が出来なかったかも知れない、一方通行達と友達になれなかったかも知れない…そう上条は思っている

 

「あの時俺は嬉しかったんだ、疫病神の上条当麻として扱わずにたった一人の人間 上条当麻として接してくれる垣根が…あいつのお陰で今の俺がいる。あいつのお陰で学園都市での生活が楽しくなった…上里、お前が垣根を殺すて言うなら…俺は全力でお前を倒すぞ」

 

「……は、下らない。友情ごっこをするのは別にいい。だけどその下らない友情ごっこの所為でぼくらを不幸にするのはやめろ!きみ達の所為でぼくらは……!」

 

上条は強い意志を込めてそう宣言する、だが上里も気迫とその声に秘めた怒気と殺意は負けていない

 

「この一撃で決着をつける」

 

「望むところだ」

 

上条は駆け出す、右手(イマジンブレイカー)を上里へと伸ばし彼の幻想を粉々にぶち殺す為に。上里も右手(ワールドリジェクター)を幻想殺しへと伸ばす。幻想を殺す右手と異界へ追放する右手…この二つの同質の力が激突する……そして

 

「ずっと疑問に思ってたんだ、ぼくの理想送りときみの幻想殺し…この二つの力が重なり合えばどちらの能力が優先されるのかてね」

 

上里の声が響く、上条の声はしない

 

「だがよくよく考えれば分かりきっていた。魔神はきみでは魔神達を救えないと無意識化で考え、その代わりに理想送りが誕生したんだったな…そう「あらゆる魔術師の夢」である幻想殺しよりも遥かに高性能であれと願われ誕生したこの右手はね」

 

美琴と食蜂は目を見開いた、目の前の光景(・・・・・・)が信じられないと言わんばかりに。対して絵恋は当然だと言わんばかりに微笑みを浮かべる。去鳴は目を瞑った

 

「幻想殺しと理想送りが衝突したら幻想殺しよりも理想送りの能力の効果が優先される(・・・・・・・・・・・・・・・・)筈なのにね」

 

上条の右手は右腕ごと消失していた(・・・・・・・・・・)。服も右腕部分だけ消し飛ばされており彼の右腕は、今まで幾多の強敵を打ち負かして来た右手(イマジンブレイカー)は存在していないのだと理解出来た

 

「「先輩/上条さん!!?」」

 

数秒遅れて血が噴水の様に噴出する、幻想殺しは世界から消失した。何故か新天地に行かずに残った(・・・・・・・・・・・・・・)右腕以外の上条の身体を見て上里は疑問を抱くももう一度触れればいいだけだとその考えを忘れる

 

「これで終わりだ、ぼくらと同じ魔神の被害者 上条当麻。……新たな天地を望むか?」

 

その理想送りの発動の言霊を投げかけた。そして上里の右手(ワールドリジェクター)が上条の身体へと触れようとしていた…美琴と食蜂が手を伸ばすが……届くには遅過ぎた、上里の右手が上条に触れ……そして

 

 

 

「終わりです」

 

暮亜はそう呟いた、琉華と協力して垣根と戦っていた、そして垣根を自分の植物の蔓で全身を拘束し琉華の時間操作で垣根周辺の時を止め完全に動きを完封した

 

「…………」

 

時を止められた垣根は声を出す事すら出来ない、まるで死んだ様に黙っている。だが死んではいない。そして死ねない。このまま垣根は未来永劫時を止められたまま過ごさねばならない生き地獄を味わう事になるのだ

 

「案外呆気なかったね」

 

「そうですね、まあ所詮上里さんの敵じゃなかったて事ですよ。さっさと他の超能力者達も倒しに行きますよ」

 

彼女達はそう言って他の超能力者達を倒しに行こうと垣根から背を向けるが…

 

「いいのか、俺を放っておいて」

 

「「!?」」

 

琉華と暮亜は声がした方に振り向く、そこに立っていたのは垣根(・・)だった

 

「な、何故…!?貴方はそこで時が止まって…」

 

「ああ、あれは未元物質で俺そっくりに作った偽物だよ、俺そっくりのメルヘンだっただろ?」

 

時を止めたのは垣根が未元物質で作った自分そっくりの自律兵器だった。それを聞いて目を見開く暮亜と琉華…あれが偽物?背中から三対の未元物質を展開し未知の物理法則を駆使し多才能力まで使用し自分達を苦戦させたあれが偽物だとは二人にはとても信じられなかった

 

「ち、チート……」

 

「チート、ね。それを言ったら上里の野郎がよっぽどチートだろ…まあ、俺はこの未元物質(能力)を気に入ってるけどな」

 

垣根はそう言って笑い左手を左ポケットに入れ、右手を軽く開く。そして未元物質の翼を純白に輝かせる

 

「そ、の…翼は………!!」

 

「カッコイーだろ、勝利宣言をしにきたぜ」

 

そう言って垣根が右手でVサインを作る、それを見て歯噛みする二人だが…ふと笑った

 

「?何笑ってやがる?」

 

「気づかないんですか?確かに貴方は強い、でも私達は六人(・・)いるんですよ?すぐに他の超能力者達を倒して仲間達が集まってくる…いくら貴方でも六対一じゃ敵いこありません」

 

暮亜達六人で垣根と戦えば勝てる、そう暮亜は断言する。神威混淆で極限まで強化された自分達相手ならいかに垣根でも敵う筈がない…そう考える。だがこの考えは獲冴達が一方通行に勝つことを前提にしている。もしその前提が覆ればどうなる

 

「がっあ!?」

 

「「!?」」

 

近くの壁に何かが激突した、何事かと暮亜と琉華が壁を見るとそこには白目を剥いて床に転がる獲冴の姿があった

 

「え、獲冴!?」

 

「悪いな。少し力を込め過ぎちまったにゃーん」

 

当然の如く獲冴を吹き飛ばしたのは麦野だ、彼女は翠の翼を消しながらゆっくりと垣根の方へ歩いてくる

 

「ど、どうやって獲冴を……」

 

「0次元の極点で獲冴(こいつ)を引き寄せてから拳や蹴りを喰らわしてボコボコにした。ただそれだけよ」

 

獲冴の能力の最大の特徴はコックリさんによる霊召喚能力だ。それを神威混淆で強化している…だがそれ以外の攻撃は包帯を形成し槍にしたり盾にしたりする程度しか本人の戦闘能力はない。なので麦野は0次元の極点で彼女を自分の近くに瞬間移動させ拳や蹴りなどの肉体戦で速攻で獲冴を倒したのだった

 

「因みにトドメは原子崩しでブーストをかけて強化した脚を腹に思い切り食らわして、気絶してもらったにゃーん」

 

笑顔でエゲツない事を暴露する麦野、常人なら内臓が破裂している筈だが神威混淆で強化された肉体となっていた獲冴は気絶程度で済んだ

 

「むぎのんだけじゃねえ、他の奴らももうお前らの仲間を倒してる頃だぜ」

 

垣根はそう言って首を動かす、目線の先にあったのは一方通行が府蘭が創造したホルスやアポロン、アルテミスを模した神獣を黒い翼で一掃しそれを見た府蘭は信じられないと言わんばかりに目を見開いている光景だった

 

「美学が足りねェな三下ァ、神獣(こいつら)がどンなに強かろうが俺には関係ねェ。それに雑魚に任せて自分は優雅に眺めてるだけなンて巫山戯過ぎなンだよ」

 

「ひっ………!」

 

その言葉と共に黒い翼の先端が府蘭目掛けて振り落とされる、それは判子やスタンプを紙に捺す様に床へと押し付け府蘭を床にめり込ませたまま床を突き破り一気に各層の床を突き破り最下層の床に府蘭を叩きつける

 

「あ、う………」

 

そのまま府蘭は意識を手放す、オシリス=ハデスと同じくワチェット=レトは配下の存在が強くなるだけで術者本人は然程強くない、その点を一方通行に突かれ府蘭は敗北したのだった

 

「これが超一流のダークヒーローの美学てヤツだ」

 

「いやどこら辺がダークヒーローなんだアー君?」

 

垣根は軽くツッコみながら削板の戦闘を見る、削板と宛那は鎌と拳を激しくぶつけ合い火花を散らしながら互角の接近戦を見せつける

 

「やっぱりやるな宛那、それに前より迷いがねえ分技のキレが凄え!」

 

「……は、どの口が言うか。お前こそ以前よりその翼を使いこなしているではないか」

 

宛那が大きく鎌を横に振るう、削板はそれを左腕でガード。だが宛那は鎌を捨て両手を合わせテニスボールサイズの太陽球を形成しそれを削板の腹部にぶつけ爆裂させる

 

「ぐぅ……!?」

 

削板は呻き声を上げかけるが根性を入れる、どんな攻撃も来るとわかって仕舞えばどんな攻撃も通じない。そうそれこそが彼の原石による思い込み。来るとわかっていれば核だろうが魔術だろうが大した傷にはならない

 

「行くぜ宛那!ハイパーエキセントリックウルトラグレートギガエクストリームもっかいハイパーすごいパーンチ!」

 

「闇へと帰れ!」

 

削板は凄まじいエネルギーを纏った拳を、宛那は闇の力を纏った拳をぶつけ合う。拳がぶつかり合った瞬間、一瞬時が止まったかと思うほど静寂が訪れ…一秒立ってその静寂は崩れ激しい爆音が響く…それが拳と拳の激突だと理解するのに数秒かかった…削板と宛那、互いの拳をぶつけ合ったままその場で立ち尽くしていたが宛那が口を開く

 

「…………また、勝てなかったか。やはり強いな」

 

そう言って地面へと倒れる宛那、勝者はただ黙って倒れた敗者を見つめる。そして削板は彼女から離れ仲間の元へと向かう

 

 

「成る程、 貴方が無敵だった理由…それは匂いの配合にあったんですね」

 

「!?何故それを!?」

 

帆風は神の正義(ザドキエル)をその身に宿し、慈善と慈悲、そして記憶を司る天使としての力で彼女の脳内を覗く事で弱点を知った。帆風は彼女を倒すには匂いをなくす必要があると知り彼女は神の正義から神の監視者(ザフキエル)へと天使を変える

 

「雨よ降り注いで下さい」

 

ザフキエルはにわか雨を司る智天使だ、その雨により冥亜が巨大化する匂いの配合を乱す事により冥亜は見る見る小さくなり始め…すぐに元の姿に戻る

 

「っ!例え巨大化が解けてもまだ神威混淆の雷霆と太陽を司る能力が!」

 

そう言って太陽光戦と雷霆を放つ冥亜、だが帆風はそれを超高速スピードで避ける。音速を超える速度で床を、大気を蹴り一瞬で冥亜の背後へと迫る

 

「ザフキエルを宿した今の私は最強最速、目では決して捉えられないとお考え下さい」

 

「な!?は、早過ぎる!?」

 

ザフキエルは最速の智天使として知られる、故に天使崇拝で降ろせる天使達の中では最速のスピードを持つ天使だ。一時的になら光速にも達するそのスピードは正に最強最速を名乗るに相応しいだろう

 

神の如き者(ミカエル)………ミカエルは悪魔祓いの側面を持ちます。幽霊である貴方との相性は……効果ばつぐんですわね」

 

ミカエルの燃え盛る聖なる剣を具現化し、それを片手に持ち、冥亜へと天衣装着(ランペイジドレス)で強化した脚で縮地の如く迫り彼女の身体を斜めに斬り裂いた

 

「そ、んな……この私が…役に、立てなくて…ご、めん、なさい…上、里…さ……」

 

「……ご安心を、峰打ちですわ」

 

そう言って冥亜は床へと倒れる、浄化はされていない。暫くの間動けなくしただけだ

 

「う、嘘です…冥亜達がこんなにも呆気なく…?げ、幻術か何かですこれは…」

 

「そ、そうよね…これはきっと悪い夢」

 

暮亜と琉華はこれは何かの間違いだと否定の言葉を探す、だが分かっていた。これは変えられない現実だと…そんな二人を見て垣根が笑った

 

「狩る側の狩人から狩られる側の獲物に変わった気分はどうだお二人さん?」

 

垣根は左ポケットに左手を突っ込んだままそう尋ねる、六枚の羽が暮亜と琉華へと狙いを定める。今の二人は狩人(垣根)に狩られる獲物(弱者)でしかない…そう二人は本能で直感するのだった

 

「これが超能力者(レベル5)だ、地獄に落ちても忘れるな」

 

その言葉と共に白い凶器が音速を超えて放たれたのだった

 

 

勝った、そう上里は確信した。自分の忌まわしき右手と対とされる目の前の敵の右手を消し飛ばしたのだ。何故か右手以外が新天地に行かなかったが大した事ではない。ただ一度、もう一度上条の身体に触れるだけで上条はこの世界から消失する…絶対的な確信があった

 

「これで終わりだ、ぼくらと同じ魔神の被害者 上条当麻。……新たな天地を望むか?」

 

その一言で全て終わる筈だった、決着はつき後は美琴と食蜂も新天地に送り残った連中も片付け垣根帝督を殺す。なのに上条は新天地へと送られなかった(・・・・・・・)

 

「……な?」

 

何が起こった、上里がそう疑問に思う前に上条の肩の断面から何か(・・)伸びた。それは見えない右手だった

 

「な……!?」

 

上里はその見えない力が危険なものだと判断し理想送りをその見えない力に触れさせた…なのにその見えない力は新天地に追放されず逆に上里の右手を掴み握り潰そうとする

 

「があ"あ"ああああぁぁぁぁぁぁッ!?」

 

痛みに絶叫する上里、だが幸いなのか握り潰される事はなく上里はその見えない力に地面へと投げ飛ばされる。改めてその力を上里は見る

 

ーーーゾゾゾゾゾゾゾぞゾゾゾゾゾざザザザザザザザザザザざザザザザザざザザザザザ!!ーーー

 

と、存在しない筈の傷口の向こうに見えない力が集束していく。それを見て上里は幻想殺しや理想送りの力が霞んで見えた。あれはそれ程莫大な力なのだと

 

(透明な…『何か』、ま…さか……幻想殺しはこの力を封印する為の…いわば付属品、なのか?だとしたら、こんな莫大な力を封印するのに幻想殺しの大半の力を使っていた筈…幻想殺しが理想送りよりも劣っていたんじゃない…この力を封じていた為に本来の性能が発揮できなかっただけだった(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)んだ!)

 

この力には理想送りは通用しない、上里はそれを理解した。そしてその見えない力の渦を起点に赤黒い魚卵の房を連想させるポリゴンのような三角面の泡の集合体が噴き出した

 

「な!?」

 

その泡は卵の殻だった、ビキビキと魚卵の房に似たポリゴンに一斉に亀裂が入りそこから竜王の顎の竜に似た生物達が誕生する

 

『『『『『グギィガアアアアァァァ!!』』』』』

 

「……冗談…だろ」

 

それが幻想殺しや理想送りが持つ《退魔師》とは真逆の力である《魔術師(・・・)》としての側面の力だった。このドラゴン達1匹1匹が上里を噛み殺しこの浮遊要塞を破壊する程の力を秘めていると上里は理解した

 

(……聞いてないぞローラさん…こんなの絶対に…勝てる訳が……)

 

上里が内心でそう呟いた時、上条がゆっくりと顔を上げた。ただそれだけで上里は冷や汗を流す、来るという予感だけあった、それがどんな事かは分からないが警戒すべき何かが起こる…その瞬間だった

 

「……邪魔すんなよ神浄討魔(かみじょうのとうま)

 

彼は『見えない何か』と魚卵から誕生したドラゴン達を自らの力で握り潰した。肩口に集束した莫大な力、その上から出現した竜王の顎(ドラゴンストライク)が口を開き丸呑みし咀嚼したのだ

 

『………!?』

 

その光景を誰もが唖然とした顔で見ていた。何が起こっているのか誰も理解できなかった。上条が誰と会話しているのかすらも分からなかった

 

「…大覇星祭の時お前は俺に竜に変身する力を貸してくれたな…アレはお前の力であり俺の力(・・・)だったんだな」

 

上条は誰か(・・)に会話を続ける

 

「テメェが何者か知らねえ、でもよ…でしゃばってくんな。俺は俺だ(・・・・)。お前は確かに俺だが俺が上条当麻なんだ。お前が出てくる必要はねえ」

 

そして上条は告げるのだった

 

「俺の邪魔を二度とするんじゃねえ。お前は俺がお前を使いこなせる日まで決してその力は使わねえ…引っ込んでろ。この戦いにはお前の出番はない」

 

ーーー………言うようになったじゃねえかーーー

 

低次の自己(上条当麻)高次の自己(聖守護天使)である神浄討魔を従えた…これ即ち上条当麻が"真の意思"に目覚めた瞬間だった。肩口から右手が伸びる、肉体が再生したのだ

 

「…新たな力を捨てて…幻想殺しを戻した?」

 

信じられない、あれだけの力を捨てて理想送りに消し飛ばされてしまう幻想殺しを取り戻した?否、違う。確かにその右手は今までと同じ幻想殺しだ、性能もほぼ一緒…だが出力は違う(・・・・・)。もう神浄討魔を封印していた分のパワーが幻想殺しに戻って来ている。神浄討魔(高次の自己)を従えた今の上条にはそれだけの出力を引き出す事が出来る

 

「な、ぜ…何故なんだ!御都合主義過ぎるだろ!何で…このタイミングで都合良く強くなれる!?そうか、これも魔神の……!」

 

「違えよ…これは……守る力(・・・)だ」

 

「……守る力?」

 

憤る上里に上条は淡々と口を開く

 

「俺は学園都市を、友達を、恋人を守る。その為の力だ…お前みたいにただ壊すだけの力よりも、誰かを守る力の方が強いに決まってるだろ…誰かの手助けなんかじゃない。力を手に入れるのは…いつだって自分自身なんだよ…それはお前だって同じだ」

 

「……なに?」

 

「お前は魔神が理想送りを与えたと思ってる、でもきっと違う。魔神がお前を選んだんじゃない。俺と同じ…幻想殺しが俺を選んだように…理想送りもお前を選んだんだ」

 

「……理想送りが…ぼくを?」

 

上里が理想送りに選ばれたのではない、理想送りが上里を選んだのだ。上条と同じその魂の輝きに惹かれその右手に宿った…それだけだ

 

「……俺は守るぞ上里、学園都市も友達も恋人も全部俺の力で守ってやる」

 

右手を握りしめながらそう宣言する上条、それに対し上里は笑った

 

「なにを馬鹿なことを…知らないのか?今地上をガブリエル…ミーシャ=クロイツェフが、智天使が、座天使が、天使達が襲っていんだぞ?学園都市の人間が天使達に勝てる筈がないだろう!」

 

そう、ガブリエル達が学園都市を襲っている。それは変えようのない事実だ。垣根達なら天使達を倒せるだろうがもう遅い。天使達は今頃学園都市を焼け野原にしている筈だ…だが上条の顔色は変わらない

 

「確かに学園都市だけじゃあ天使は倒せないかもしれない…ああ、学園都市だけ(・・・・・・)…だったらな」

 

「……何?」

 

そう不敵に上条は笑い上里は目を細めた

 

「上里、お前に見せてやる。絆の力てやつをな」

 

 

 

ガブリエルは氷の剣を手に持ち、視界に映った心理定規達を斬り裂こうと剣を振るう。三人が目を閉じて自分達の死を覚悟する…その時だった

 

「邪魔だ、失せろ神の力」

 

「elxglギャsycnlアkvtアアnvglァァhyァsyァァァvnnvty!?」

 

「………え?」

 

ガブリエルの身体が真っ二つに両断された。ガブリエルの身体が天使の力に戻り消えていく…それを呆然とした顔で見つめる心理定規。ガブリエルを斬り裂いたのはたった一振りの巨大な剣だった

 

「危ない危ない、間一髪だったな貴様ら」

 

「あ、アンタは誰っスか?」

 

いつの間にか背後に男が立っていた、その男は全身を赤を基準とした服を着た赤男と呼ぶに相応しい服装をしていた…更に髪まで赤髪で目だけは黄色に鋭い眼光を放っていた

 

「俺様はフィアンマ、俺様の親友 垣根帝督と学園都市の危機と聞き助けにやって来たぞ」

 

彼の名はフィアンマ、神の右席のリーダーにして垣根の親友だ。そして助けに来たのは彼だけでない

 

「フィアンマ。早くこの天使達…いえ、堕天使達を駆除するのですねー」

 

「たく、厄介事に巻き込まれたわね…ああ、めんどくさいたらありゃしないわ」

 

「だが…この様な暴挙見過す理由はないのである」

 

左方のテッラ、前方のヴェント、後方のアックア…神の右席全員が学園都市の為にバチカンからやって来た…いな、彼らだけではない

 

「おお、我らがローマ正教の盟友たる学園都市よ!この女王艦隊を率いてこのビアージオ=ブゾーニが助けに来たぞ!アニェーゼ!砲弾をセット!ファイヤーだ!」

 

「てな訳で聖バルバラの神砲に砲弾をセットです!ローマ正教の盟友、学園都市を攻撃する天使は皆殺しです!」

 

『『『ファイヤー!!』』』

 

「行きますよアンジェレネ!天使は皆殺しです!」

 

「美味しいチョココロネを提供する学園都市を攻撃するなんて…例え天使でも絶対に許しませんよ!」

 

街中に小型化した女王艦隊が何隻も現れる、砲塔から砲撃を行い天使達を蹴散らし指揮官たるビアージオが十字架を振り回して天使達を鏖殺していく

 

 

「一本足の家の人喰い婆さん、幸薄く誠実な娘のために力を貸してくださいな髑髏のランプをくださいな。不実な継母達を焼き殺す、炎を噴き出す髑髏のランプを」

 

炎が吹き荒れる、ワシリーサの童女のような歌声に呼応し千切れた影を纏う人食い魔女の老婆が出現し髑髏のランプから激しい炎を出し天使達を焼き払ったのだ

 

 

「ゼロにする!」

 

「全軍突撃!」

 

騎士団長のソーロルムの術式で天使達の剣が、弓が力を失う。その隙にキャーリサ率いる騎士達が天使達に剣を喉笛に突き刺していく

 

「ウィリアム!?ウィリアムは何処ですか!?」

 

「……バーサーカーがいるわ」

 

ヴィリアンがエクスカリバーを振り回しながら天使を蹴散らす、その姿を見てリメエアが溜息を吐いた

 

 

「金を借りに来ただけのつもりだったが…ここで恩を売って今までの借金チャラにしてもらうのもありだな」

 

「何ふざけた事を抜かしやがるオッレルス!ちゃんと金は返せよ!」

 

オッレルスが説明できない力で天使達を纏めて吹き飛ばす、どさくさに借金をチャラにしようとするダメ夫にシルビアは天使達を八つ裂きにしながら怒声を上げる

 

 

「悪いな、私もこの街に少し興味が湧いてるんだ…踏み潰せエリス」

 

ゴーレム=エリスが天使達を踏み潰す、エリスを操るのはシェリー。彼女は笑みを浮かべながらオイルパステルを手でクルクルと回した

 

 

「くっ……もう限界、ですの…」

 

『klty終nlzg』

 

抵抗虚しく天使達に追い詰められた黒子達、天使の内の一体が剣を掲げて斬り裂こうとしたその時…

 

「そうはさせん」

 

ズバッ、と風の刃が天使を引き裂いた。そして黒子達の近くに一人の男が着地する

 

「闇咲逢魔、恩人の為に助太刀するぞ」

 

「や、闇咲さん!」

 

彼は闇咲逢魔、以前インデックスを狙った魔術師である。彼の左手の薬指にはめた指輪が光を受けて輝いた

 

「それに助けに来たのは私だけではないぞ」

 

その言葉と共に、火柱が吹き上がり三体の巨人が君臨する

 

三位一体・魔女狩りの神(トリプル・ハイパーイノケンティウス)…とでも呼称しようか」

 

その術式は神裂が天草式の身の回りのあらゆる要素を魔術に応用する術式を駆使し、ルーンの配置自体を魔法陣とし禁書目録であるインデックスの知識を総動員し強化したステイルの魔女狩りの王…その名も三位一体・魔女狩りの神だ

 

「……遅いんですのよ」

 

「待たせたね皆…僕らが助けにやって来たよ」

 

「よく持ちこたえてくれました…ここから先は私達におまかせください」

 

白い修道服を着た少女が一歩前へ出る、その威圧感を肌で感じ天使達は一歩後ずさる

 

「私の友達を散々痛めつけたんだもん…覚悟はいいよね?やっちゃえイノケンティウス」

 

インデックスの声に応じるかの様に三体のイノケンティウスが天使達へと襲いかかった

 

 

「はぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

風斬は髪と瞳を黄金に染め上げ、背中から巨大な翼を顕現させ手に持った翼と同じ物質で出来た黄金の剣で智天使と座天使達を斬り裂いていく

 

「私の友達に…私の居場所に……手を、出すな!」

 

天翔ける流星の如く彼女は飛翔する、その黄金の流れ星に斬り裂かれた天使達は光の粒子となって消滅していくのだった

 

 

「……あんまり美味しくない、ていとくのご飯の方が美味しい」

 

フロイライン=クロイトゥーネはそう言って咀嚼していた天使の肉片を吐き出す。そして軽く腕を動かし天使達の身体の内側から膨張させ体を引き裂いた

 

 

「やってくれたな上里翔流…だがたかが天使如きでこの魔神をどうにかできると思ったか」

 

「まあ、街は滅茶苦茶だけどね…後で直すのが大変そうだけどね」

 

「それは俺達の管轄違いだ…気にするな」

 

黄金夜明の魔術師達が天使達を蹴散らす、脳幹もA.A.A.からミサイルやドリルで天使達を虐殺しオティヌスは主神の槍を振るうだけで天使達が吹き飛びメイザースが召喚したミカエルに斬り裂かれていく

 

 

「………ふん」

 

アレイスターは衝撃の杖(ブラスティングロッド)を一振りする、それだけで窓のないビルを覆い尽くさんばかりに群がっていた天使達は一掃された

 

 

「派手に暴れているな…俺様達もエントリーしに行くか」

 

そう言ってフィアンマは第三の腕を振るい、テッラ達と共に学園都市の何処かへ移動する。それを呆然と見つめていた誉望と猟虎

 

「す、凄い能力っスね…」

 

「ですわね…」

 

そんな二人とは対照的に心理定規は目を細め呟いた

 

「……彼、面白いわね」

 

 

上里の誤算は学園都市だけを相手にしていると思っていた事、学園都市が築き上げてきた絆を見くびっていた事だ

 

「お前達が相手をしてるのは学園都市だけじゃねえ。ローマ正教、ロシア成教、イギリス王室…他にもいる筈だ。お前は知らなかったんだ。学園都市の絆の力に」

 

「……だから何だと言うんだ」

 

天使達がやられるとは想定外だった。だが上里は揺るがない

 

「天使達を倒そうが無駄だ!ぼくの理想送りは学園都市の全員を、ローマ正教だろうが神の右席だろうが関係なく万物を新天地へと送り世界から消失させる!どちらにせよローマ正教達も消し去る予定だったんだ!予定が早まっただけだ!」

 

そう言って上里は右手を握りしめる、自分の障害は全てこの手で消し去ってみせると言わんばかりに…それに対し上条も右手を握る

 

「……もう話す事はない…これで終わりにしようぜ上里」

 

「ああ、きみの敗北という形でね!」

 

上里と上条は同時に駆け出した。上条は前と同じ様に拳を上里へと振るう。それを見て上里は笑った

 

(馬鹿の一つ覚えだな…さっきの失敗から何も学んでいないのか…きみの幻想殺しはぼくの理想送りには通用しない!今度こそ終わらせる!)

 

グーの上条に対し上里は掌を広げジャンケンのパーの様に手を広げる。これで終わりだ…そう思って右手を上条へとぶつけ…そして上里の指が上条の拳とぶつかり折れた

 

「……な?」

 

自分や指が折れ曲がった、理解出来ない…何故折れたのかではなく何故上条が消えないのかという事に

 

(……そ、うか…あの時幻想殺しが消えたのは…あの「見えない何か」の力を封じる為にその力の大半を使っていたからだ…だが今はその謎の力を封印する必要がない…だから幻想殺しを100パーセントの力で使っているのか!)

 

幻想殺しは神浄討魔を封印する為にその力の大半を使っていた。だが上条はそれを従えている…故に神浄討魔を封印する為に力を割く必要はない。だから幻想殺しの今の出力は理想送りの力を相殺するだけの力を秘めている

 

「これで終わりだ上里翔流」

 

「!?」

 

上条が大きく腕を振る、上里は目を見開く

 

「テメェが、テメェらの復讐の為に他の誰かを不幸にしてもいいと思ってんなら」

 

上条当麻の腹の底から、激情の言葉が溢れる。それに逆らわず彼は右の拳に自分が持てる全ての力を乗せる

 

「まずはその幻想をぶち殺す!」

 

上条の右拳が上里の顔面に炸裂する。鳴り響く轟音。上里の顔に叩き込んだその拳は上里を大きく吹き飛ばし何度も床を激しくバウンドする……上里は意識が明暗する中最後に見たのは自分を殴り倒した上条当麻(ヒーロー)の姿だった

 

それを最後に上里の意識は薄れ視界は暗闇に落ちた

 

 

 

 

 

 

 

 




案外呆気なく倒されたな獲冴達…まあこれは彼女達が弱いのではなく、ていとくん達が強過ぎるだけ…仕方ないね。因みにザフキエルを宿した状態の縦ロールちゃんは某最強最速の光の巨人イメージです…あ、分身とか巨大化は流石にしません

そしてとある考察で見たところ、新約22巻で現れたポリゴンの魚卵はハディートの側面《魔術師》、リバースの神浄討魔は上条さんの聖守護天使…つまり高次の自己らしいです。もしそれが本当ならそれを考えたかまちーも凄いけどここまで考察した動画主て一体何者なんだ…

次回で理想送り編は終わりの予定です…そして等々アイツらが動き出す予定です…どうぞお楽しみに

次回もお楽しみに
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