そして今回で漸くていとくんと縦ロールちゃんが…気になる続きは本編で
後今日文化祭だったんですけど、文化祭の終わりにスペシャルゲストとしてパンサーが出てきたのに驚きました。皆興奮して自分全然握手できなかった…
「あちゃ〜、ゾンビ少女負けちゃったみたい」
隠世、そこに娘々達…ゾンビ以外の魔神達はいた
「ふん……だからこの私に任せればいいと言ったのに。あやつは戦闘向きの能力ではないのだから」
「オレ様ならあんなオレ様達『魔神』擬きなんぞ一捻りなのだが……残念だ。魔神の恥晒しめ」
「ほほほ、まあいいではございませぬか。ゾンビは魔神の中では最弱なのですから」
「それに彼女は品がない。この美しき私とは違って彼女は見窄らしい…ああ、彼女は見るに耐えない」
「■■■■■■■■■■■■■■■」
銀色の義手を左手に装着し光り輝く剣を銀の鞘に入れ腰にさした全身刺青の男…魔神 ヌアダ
褐色肌に黒髪、片足には義足の代わりにと大きな黒曜石の鏡を付けた男…魔神 テスカトリポカ
喪服を着た死体の様な青白い肌色にまるで雪の様に美しい白髪の美女…魔神 プロセルピナ
身体に禽獣、魚類等の様々な生物の要素を取り入れた太陽の如く爛々と輝く美青年…魔神 キメラ
正体不明、黒いクレヨンで描かれた棒人形の様な男か女なのかも分からない存在…魔神
彼等彼女等は仲間である筈のゾンビがやられたというのに笑顔で散々な評価をゾンビに下す
「……皆酷くない?ゾンビ少女だって頑張ってたと思うのに」
娘々は流石にその評価はどうなのかと、魔神達に呟く
「敗北者を何と言おうが私の勝手だろう?所詮奴はあの程度の輩にやられる弱者だったのだ」
「オレ様ならあんな無様なやられ方はしねえ。逆にあいつらを肉塊にしてやった筈だぜ」
「妾も同意見ですわ。魔神以下の者にやられるなど笑止千万。全くもって笑えませんわ」
「彼女は醜い上に弱い。ああ、同じ魔神として怒りが湧いてくる。あぁ、何故彼女は私の様に美しくないのか…哀れみすら出てくる」
魔神達のゾンビに対する評価は変わらない。それを聞いてゾンビは頭を軽く押さえる
「■■■■■■■■■■」
「お〜、■■■■■はゾンビ少女は力及ばずながらも頑張ったと思ってるんだね〜」
唯一■■■■■だけはゾンビに対しては高評価している様で、娘々はそれを聞いて笑う
「しっかしまさかあのイレギュラーとあの少女が覚醒するとはねー。びっくりだよ」
「■■■■■■■■■■」
「うんうん、流石の■■■■■でも驚きを隠せないみたいだね」
楽しげに娘々と■■■■■が話し合う中、他の魔神達も垣根と帆風の事について話し合う
「あやつらはゾンビを倒した事で有頂天になっているのではないか?魔神達を倒した自分達こそが強者だと」
「ならばオレ様がその考えをへし折ってやんねえとな。たかがあの雑魚倒した程度で粋がるな、てな」
「いいえ、ここは妾にお任せを…妾の術式で
「だがあの翼は美しい…あの二人を殺した後に翼をもぎ取って私の背中に付け加えるとしよう。そうすれば私はもっと美しくなれる」
そう残虐な会話を続ける四柱の魔神達、そんな彼らの前にある人物達が現れる
「随分楽しげだな魔神共」
「「「「「ーーーッ!?」」」」」
「■■■?」
声が聞こえ、振り返る六柱の神々。そこに立っていたのは銀髪の男…アレイスター=クロウリー。その他にも脳幹やメイザース、オティヌス、オッレルス、フィアンマ、上里、僧正、ネフテュスが魔神達の前に現れたのだ
「……一つ聞くけどなんでここにいるの?ゾンビ少女が倒したんじゃなかったけ?」
「あのアバズレ程度に私達が負けると思うか?あれは垣根帝督と帆風潤子を覚醒させる為にゾンビに世界を壊させる為の演技だ。もっとも私以外はこの事を知らなかったがね」
「全く……君という奴は、私達には教えてくれても良かったんじゃないのか?」
「敵を欺くにはまず味方から。有名なことわざだろう?」
脳幹はジト目でアレイスターを睨むがアレイスターは悪戯ぽく笑みを返す
「で、貴方達は何しにここに来たのかな〜?」
「決まっているだろう、お前達魔神を倒しに来た」
「……は、笑わせる。ゾンビにすら負けた貴様らが我らに敵う筈がないだろう」
娘々の問いに簡潔に答えるアレイスター、それを聞いてヌアダが嘲笑う。だがヌアダの言葉を聞いてアレイスターは笑みを浮かべる
「……まさか、私達がお前達を倒す手段がないとでも思っているのか?」
「何……?」
アレイスターの言葉にヌアダが何か言おうとした瞬間、六柱の魔神達の胸に光の杭が突き刺さった
「「「「「「!!!?」」」」」」
驚愕のあまり眼を剥く魔神達、それを見てアレイスターは魔神を嘲笑う
「まさか私が単なる馬鹿だとでも思っていたのか?」
ゾンビとの戦いで更に正確な魔神のパラメータは手に入れた。それを元に妖精化の能力を更に強化。それを光を超える速度でフィアンマが放つ事により魔神達を無限としか表現出来ない存在から有限の存在にする
「これで形勢逆転だな『魔神』」
「……ありゃりゃ、『人間』を舐め過ぎたみたいだね」
「■■■■」
娘々と■■■■■は素直にアレイスター達を、人間を舐め過ぎていたと呟く。その他の魔神達は脆弱と見下している人間に一杯食わされた事に怒りで体を震わせる
「おのれぇ…!たかが人間風情がこの私に…!」
「だがこの程度のハンデでオレ様は負けんぞ!すぐに血祭りにあげてやる!」
「この屈辱、何億倍にて貴方達に返して差し上げましょう!」
「強く美しき私の力をそぎ落とすなど…万死に値するぞ……!!」
娘々と■■■■■とは対照的に、ヌアダ達は怒りの眼光をアレイスター達へと向ける。そしてヌアダは左腕に
「さて…ここからは流れ作業だ。私達全員で魔神達を各個撃破。その後上里翔流の理想送りで新天地に追放する」
『了解』
アレイスター達も武器を構え魔神達と相対する、アレイスターは
「いくぞ
「ぬかせ!我等魔神の力を見せてやろう!」
『人間』と『魔神』は激突した、それは神話の再来の如き争いだった
神々の攻撃は凄まじい、その一言に尽きた。天より現れた太陽から国を消し飛ばす光の柱が放たれ、光の剣は如何なる万物をも斬り裂き、惑星規模の氷河期を発生させ周囲を凍て付かし、極彩色の眩い光が迸り、指先を百を超える
対する人間も神に負けるものかと攻撃を放つ、ねじくれた銀の杖で強化された宇宙を破壊し創生し直す程の熱量を秘めた爆弾が何十、何百倍もの威力となって放たれる。大天使の力の象徴たる右腕の空中分解した力の残滓である第三の腕に巨剣を握らせ天地を裂く。説明出来ない力と神をも貶める光の杭が神々へと牙を剥く。人間に味方するかつて神であった者の槍が森羅万象を操る。魔術師が召喚しせし悪魔と天使達が神々を滅ぼそうと動く。レーザーが、ミサイルが、弾丸が、砲弾が、パイルバンカーが、ドリルが、無数の機械兵器の数々が神を狙う
時間としてどれ程たったのか、人間と神々の戦いに終止符が打たれた。そう
こうして一人の少年の死をきっかけに始まった、人間と神々の戦いは幕を下ろしたのだった……
垣根帝督は正座をさせられていた。ゾンビとの戦いから一日が立ち、上条にそれを報告しに行ったらいきなり殴られ「正座してろクソメルヘンが」と唾を吐かれ、小一時間ほど待っていると養豚場の豚を見る目で垣根を見つめる一方通行達が上条の部屋へとやって来た。帆風はあははと笑っている
「……これは一体どういう状況なの?」
『煩え、黙れカス』
「」
(あはは……)
垣根が状況説明を頼むと帆風を除く全員に冷たい声で黙れと言われ、顔に痰を吐かれた。押し黙る垣根に苦笑する帆風
「垣根君、なんで上条さん達が怒ってるか理解してますか?」
「……あ、前の学び舎の園にお前らが潜入した時にこっそりトンボにお前らの様子を撮影しておいて、その映像をYo○Tubeに投稿した事に怒ってんのか?」
『違えよ!てか、お前そんなことしてたの!?』
垣根が何故上条達が怒っているのかと真面目に考える。そして自分が彼等が学び舎の園に侵入した時の映像を勝手に投稿したからかと言うと違えよと全員がツッコむ
「俺らが怒ってるのはな…お前が勝手に自分一人で戦った事についてだよ」
「……」
上条が自分達が怒っているのは、何も聞かされずに勝手に垣根が一人で戦った事だと告げる。垣根はそれを聞いて押し黙る
「お前が俺達の事をどう思ってるのかなんて俺達は知らない、でも俺達はお前が一人で傷つくのが嫌なんだ。お前は俺達を巻き込みたくないから、そう言う理由かもしれないけどな……お前は考えた事があるのか?
上条はそう、垣根に自らの本音をぶつける
「残された俺達の気持ちが分かるか?俺達がどんな気持ちでお前においていかれたかなんて。俺達はお前に信頼されていないのか、頼りにされていないのか。そう思うと悲しいんだよ」
「……別に俺はお前らの事をそんな風には思って…」
「お前が思ってなくても俺らはそう思っちまうんだよ」
垣根は反論しようとするが上条の言葉がそれを遮る
「お前はそんな風に思ってなくても、俺達はそう感じちまうんだよ。俺達は垣根の役に立てないのか、てな」
「先輩の言う通りよ、垣根さんはいつも一人で突っ走って一人で解決しようとする…私達の手も借りようともしないで」
「私達を危険な目に合わせたくない、そんな気持ちは理解できるけどぉ…それは貴方の勝手な理由であって私達はそれを望んでいないのよねぇ」
上条の言葉に同意する美琴と食蜂、それに連鎖する様に一方通行達も口を開く
「ていとくンはいつもそうだ、巫山戯てる様に見ェて一番俺達の心配ばっかしやがる。少しは自分の心配もしろってンだ」
「私らはお前が思ってるよりも弱くねえんだ、てか何自分の方が強いから私らを守んなきゃ?とか思ってんの?凄え上からでムカつくから原子崩しでドカーンしていい?」
「俺達がそんな守ってもらう事しか出来ない根性なしだと思われるのは心外だな!自分の身は自分で守れるぞ!」
上条達の言葉を聞いて垣根は押し黙る、彼はずっと下を向いたまま何も喋らない
「お前は背負い過ぎなんだよ、色々とな。本当は背負わなくていい俺達の事まで背負いこんでさ…ただえさえお前の悩みも重たいのに俺達のも背負ったら…いつか潰れちまう」
「…………」
垣根は背負い込み過ぎだと上条は言う、そして彼は垣根にこう言った
「
「ーーーっ!」
彼は言った、自分達を頼ってくれと。それを聞いて思わず垣根は顔を上げる。上条達は笑みを浮かべていた
「俺達がお前を頼る様に、お前も俺達を頼ってくれよ。俺達は友達だろ?友達なら助け合うのが当然じゃないか」
「……当麻」
そう言って上条が笑う、他の面々も上条につられる様に言葉を口にする
「まあ、垣根さんは私にとって恋のキューピッドみたいな人だし、助けてあげてもいいわよ。仕方なくだかんね、勘違いしないでよ」
「私は出来る限りのサポートならしてあげてもいいわぁ。ただし先輩と美琴が一緒なら、ね」
「俺とていとくンの中だ、助けてやるのが当たり前だろゥが」
「……私は別にどうでもいいんだけどね、まあ、他の奴らはお前の事大事に思ってるみたいだし?私も仕方なく手ぇ貸してやるよ…別にお前の為じゃねえからな?そこだけは勘違いすんなよ?」
「俺と帝督は親友だ!マブダチだ!そんな奴のピンチを見過ごす奴はダチなんかじゃねえ!て、事で俺も当然力を貸すぜ帝督!」
全員が垣根に力を貸す(約2名ほどツンデレな態度)と言った。その言葉を聞いて垣根は……笑った
「……お前ら……………………………………三下が手を貸してくれてもていとくん、全然嬉しくないんだけど」
『おい』
「冗談だよ、半分程な」
『半分は本気て事じゃねえか』
垣根が雑魚が力を貸してくれても嬉しくないと嘘泣きし、全員が青筋を浮かべキレそうになる。そんなコント染みた事をした後、垣根は顔を上げて彼らに笑いかける
「……まあ、でも、嬉しかったぜ。お前らがそう言ってくれて、な」
そう垣根が上条達に言うと彼らは全員驚いた顔をする
『か、垣根(さん)/ていとくん/帝督が純粋に感謝した…だと!?』
「お前ら俺をなんだと思っとん?」
「は、ははは……」
まさか垣根が感謝するだなんて…明日は流星群が地上に降り注ぐのかと震える上条達。垣根は「これ俺怒っていいよね?」と未元物質の翼を展開。帆風が落ち着いてと垣根を羽交い締めにする
「……ま、今度からは自分一人で行動するのを控えるよ。代わりに覚悟しろよお前ら。俺と一緒についていけば死ぬかもしれねえからな」
「いや割と今までも死にかけたんでせうが」
「てか、スカイダイビングで死ぬかと思ったんだけど」
そうジト目で垣根を睨む上条達、だがそれも一瞬ですぐ全員で笑い合う。それを見て帆風も笑った。そして垣根は笑顔のまま上条達にある事を告げる
「てな訳でお前ら。俺が今までお前らの代わりに払ってた金返してくれる?」
『……………え?』
垣根はじゃあ金返してね、と満面の笑みで告げると上条達の笑顔が固まる
「あ、あの垣根さん?お、お金とは何の事なのでしょうか?」
「なにって今までお前らが学園都市に迷惑をかけた時に俺がお前らの代わりに払ってやってた金だよ。ミコッちゃんがいつも蹴る自動販売機…あれの修理代及び、今度ミコッちゃんが蹴る時缶ジュースが出なかったら困るだろうから業者さんに頼んでわざとゴムが緩んだままにして貰ったり、アー君が風紀委員に職質されない様に風紀委員に頭を下げたり、みさきちが常盤台の生徒達をよく洗脳するもんだから洗脳された子達に謝罪に菓子折り持って謝罪しに行ったり、むぎのんの照れ隠しで原子崩し放って建物壊すし、軍覇は不良を倒す時勢い余って建物壊すし、当麻はフラグメイカーだし…それに戦闘で町壊すし…そんなこんなで色々とていとくんがお前らの代わりに金払ってやってんだよ」
『』
(は、初耳ですわ…)
新事実に全員が驚き固まった、まさか自分達の後始末を垣根がやっていたなんて…と冷や汗を流す上条達…そして垣根は悪い笑みを浮かべる
「てな訳でお金返してもらおうか」
『い、いくらですか?』
「えっと……こんなけだな」
垣根が電話のボタンをぽちぽちと押してとある数字を出す…それを見て上条達は顔面蒼白となる…もう万とか億とかの数字ではなかった
『か、垣根しゃぁん…?全部俺/私達が払わないといけないのですか?』
「え?お前ら言っただろ?困った時は自分達を頼ってくれて。俺もお前らの代わりに金払うのに困ってたんだ…だから全額金返してくれるよな?当然これからお前らが自分達の不始末は自分達で解説しろよ?」
『か、垣根様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?見捨てないでくださいましぃぃぃ!!!どうかこの哀れな虫ケラ目に御慈悲を!御慈悲をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』
泣いて垣根の足にしがみつく上条達、そんな情けない姿の上条を見て笑いながら写メを撮る垣根…帆風はそんな垣根を見ても胸がキュンとなったから自分も自分でヤベー奴だなと再自覚する
「……それでも、好きになったんだから仕方ないですわよね」
そうニッコリと微笑む帆風
『お願いします!それだけは勘弁を!靴舐めでも豚の真似でも何でもやるからこれからも自分達の代わりに金を払ってください!後始末もお願いします!この通りです!頼むからさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
そんな情けなく号哭する上条達の声が周囲に響くのだった
「いや〜アレイスターめ。中々手の込んだ事しやがって」
「■■■■■■■■■■■■■■■」
魔神 娘々と魔神 ■■■■■は辛くもアレイスター達から逃れ現世に逃げ延びていた。ゾンビが他の魔神達に教えていた『鏡合わせの分割』で世界が破壊されない様にしながら二人は娘々が買ってきたアイスクリームを舐める
「■■■■■■■」
「そういや■■■■■はアイスクリームが好きだったよね、たこ焼きとか海鮮物は大嫌いだけど」
「■■■■■■■■■」
「でもさ、■■■■■てタコっぽいじゃん。同族嫌悪て奴?」
「■■■」
「いやタコじゃないて言われても…まあいいや」
そう楽しげに会話する娘々と■■■■■、彼等が今いるのは学園都市の第十学区の屋台尖塔。一番下の階で食べ物を買って咀嚼しながら二人今後の予定を決める
「さてさて、これからどうするか…わたしはゾンビ少女を倒した垣根帝督と帆風潤子と喧嘩しに行くけど…■■■■■はどうしたい?」
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」
「成る程、じゃあここからは別行動だね。精々アレイスター達に見つかんない様にね」
「■■■■」
二人はアイスクリームを食べ終わった後、忽然と姿を消した。この魔神二柱が現世にどんな影響を与えるのか…それはまだ誰も分からない
学園都市から遠く離れた場所、そこに車椅子に座った女…木原病理が笑みを浮かべていた
「……ふふふ、帝督ちゃんが順調に成長している様で何より。それに魔術関連とはいえ
そう車椅子を動かしながら顎に手を当てて考え込む病理。そして不気味な笑みを浮かべ彼女はこう呟く
「ではまた会いに行くとしますか、私の息子に」
車椅子が変形する、車輪が変形し蜘蛛の様な形となり脚の下にはブースターがありそこから勢いよく火を噴射し空へと浮かび上がる。そして勢いよくある方角へ向かう…その方角にあるのは…
「さあ、これで最後にしましょうか帝督ちゃん、そして潤子ちゃん。最後の実験と行きましょう」
垣根と帆風は二人きりで外を歩いていた
「
「あは、あはは……それ動画にあげたりしないでくださいよ?」
「それは出来ねえ相談だ、何せさっきトチトリに送ったからな。今頃動画に上がってるだろ」
「………」
帆風は無言で手を合わした。垣根によってエツァリ達 アステカ組は焼肉パーティーが三日間続いた。特上寿司もピッツァもオマケで食べた。19090号が殆ど平らげたとか
「で、潤子ちゃん続きしねえの?」
「……?続き……とは?」
垣根が唐突に続きはしないのかと帆風に尋ねる、帆風は垣根が何を言っているのか理解できず可愛らしく首を傾げる
「いや惚けなくてもいいから。そういうの求めてないから。ほら、アレだよアレ。潤子ちゃんの
「……告白…?……………………………………あ」
告白の続きと言われ、帆風は垣根がなんのことを言っているのか思い出した
『………暖かい、です。もう二度と離したくないほどに。……垣根さんが無惨な姿になった姿を見た時…胸の中に穴が空いたかと思いました。ゾンビが見せた世界で貴方が他の女の人と幸せそうにしているのを見て胸が苦しくなりました…』
『わたくし意外と嫉妬深い性格なんですね。初めて知りました…それ程までに…貴方が愛しいんです』
『ですから、もう二度と貴方を離しません。一人で何処かに行かせたりしません。これからはずっと、ずっと一緒にいたいです』
『わたくしは垣根さん、貴方が好きです。一人の殿方として初めてお会いした時からお慕い申しておりました』
『わたくし、今…とっても幸せです』
『………嬉しい』
「あ、あぁ…ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「どっしたん?生理?」
「違います!違うんです!違うんですよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「え?それは何、生理の事を言ってるのか、別の事を言ってるのかどっちなん?」
帆風は突然顔を真っ赤に染め上げ、ポンッと頭から湯気を出しながら両手で顔を覆い悲鳴の様な奇声を上げる。垣根のお巫山戯にもまともにツッコミが出来ないくらい彼女は半狂乱になっていた
「わたくしの大馬鹿!わたくしの大馬鹿!余計な事を言ったのはこの口ですか!確かにいいムードだと思いましたよ?もう流れに乗っちゃえ!と思いましたよ?もう死ぬかもしれないから言っちゃうか、と思いましたよ?他の女に取られるぐらいなら先に既成事実作ろっかな?て思いましたよ?でもそれを実際にしちゃダメでしょぉわたくしのお馬鹿ぁぁぁぁぁぁ!!!」
取り敢えず彼女は近くの壁で顔ドラムした、今の彼女の気持ちは「穴があったら入りたい」ではなく「アイアンメイデンがあったら入りたい」だろう。即ち死にたいくらい恥ずかしい、という事だ
「ちょ、潤子ちゃん!?可愛くて綺麗なお顔が台無しになるからおやめなさい!」
「やめません!絶対に!ああ!わたくしなんという事を…!今すぐ垣根さんの脳内を弄くり回して忌まわしい記憶を消し去りたい気分ですわ!」
「内容だけ聞いてると凄いドメスティック!?」
その場の勢いであんな事を言うのではなかった、そう激しく帆風は後悔した。今すぐ術式で垣根の脳内を弄って記憶を消してやりたい。だが垣根と自分は神の座へと至っている。今更そんな能力は効かないだろう。因みに帆風がいくら顔ドラムしても彼女の顔は一切傷がつかないし逆に建物がもう風が吹けば崩壊する一歩手前の状態だ
「……いやでも、俺潤子ちゃんに告白されて俺凄え興奮してんだけど」
「……え?」
「だってアイドルみたいに整った可愛らしい顔にグラマラスな体型、声は美声、性格も文句なし、お嬢様、後輩属性、縦ロール……こんな美人に告白されて興奮しない男がいると思う?いやいないね、断言する、てか潤子ちゃん俺の好みドストライクだし」
「…………え、ええぇぇぇぇ!!?」
褒め殺さんばかりに垣根が自分が帆風の事をどう思っているのか言い、帆風が戸惑った声を出す。その瞬間を逃さず彼女の両腕を優しく掴む
「か……垣根さん?」
「潤子ちゃん、俺からも君に言いたい事がある…俺も君が好きだ。君に助けてもらった時から…君の事を好きになった」
「ーーー!?」
垣根の突然な告白に困惑する帆風、垣根は構わず言葉を続ける
「潤子ちゃんに告白されて……凄え嬉しかった、だから俺からも潤子ちゃんに言わせて欲しい」
そう一度間を空けてから垣根は一呼吸し、帆風の顔を真剣な眼差しで見つめながら耳元でこう囁いた
「俺も潤子ちゃんの事が大好きだ、こんな俺で良ければ付き合って欲しい。一生君を幸せにしてみせるから、絶対に君を守ってみせるから」
そう微笑みながら垣根が帆風へと告白する。それを聞いて帆風は目を潤ませながらゆっくりと垣根に微笑み返した
「はい……わたくしで良ければ喜んで」
そう言った後、帆風は首を垣根の方へとゆっくりと動かした……そして、二人の影が重なる………今日この日、学園都市に新しい恋人がひっそりと誕生したのだった
「でも、垣根さんがこんな告白をするなんて意外ですわね、てっきり空の上で月をバックに告白してその後、学園都市全体をライトアップしてその後啄む様に口付けをしてくるかと思ってましたわ」
「いや、俺そこまでメルヘンじゃねえから」
「後、いつもみたいに「エロい事しねえの?」と、大人なホテルに連れて行かれるのかと…」
「……無理、流石にJCに手を出すのは…それにキスでもこんなに恥ずかしいのにその先は俺には無理」
「……垣根さんのヘタレ」
「ゲフゥ!?」
そんなカップルの会話があったそうな
「…………やったな、垣根帝督。リリス、今日は赤飯だぞ」
『いや赤ん坊は赤飯食べれませんのよ。と代筆中』
そんな二人の様子をこっそり滞空回線で監視していたアレイスターは感涙を流した。そんな父親をジト目て見つめる
作者は恋愛描写が苦手なんです、そして書くだけでも恥ずかしいんです。だからこれが限界だった。許してください(土下座)。そして次回からは付き合い始めたていとくんと縦ロールちゃんにご注目を
そして次章『反転物質 編』の次回予告もどうぞ
「さあ、
「魔神」尸解仙により魔神となった者ーーーー娘々
「貴方とは二人きりで話したいと思っていたんですよ潤子ちゃん」
「科学者」垣根帝督の因縁の相手ーーーー木原病理
「……貴方は……辛くなかったんですか?」
「
「潤子は可愛いだろ、お前らの彼女よりもな」
「
次回もお楽しみに!