これが終わればまたギャグに戻る…早くエツァリとか海原とかあわきんを出したい、ステファニーさんとかオティちゃんとか…あ、このインデックス編が終わったらちゃんとやりますから少しだけシリアスに耐えてください
今回も長くなったなぁ…(白目)いつも長くてごめんなさい。後縦ロールちゃんいらなくね?とか言わないであげてください。作者も本人も気にしてることだから…ステイル君とねーちんは…び、描写にないだけで頑張ってるはずです!そして最後に…超能力者の本気、とくと見よ
「カキネネットワークに接続。
「第二章第二十一節。『
赤い血の翼の連撃に対し垣根は翼を広げ空へも飛翔する事で逃れる、更にカキネネットワークに接続し左目の白眼の部分が赤く染め多才能力を発動する。発火能力を使い火炎放射をペンデックスに叩き込み、水流操作で座標移動で遠距離から転移させた大量の水をペンデックスに水塊として放ったり、氷の槍にして雨の様に降り注がせる。オマケとばかりに超電磁砲の光速で放たれる10億ボルトの高圧電流の槍 雷撃の槍を何十発もペンデックスに放つ。それに対してペンデックスは何か呪文を呟くと炎と水、氷、雷撃の槍が消滅してしまう
「チ!…なら質量で押すとするか」
垣根はやはりこの程度の攻撃は擬似魔神に届かないかと舌を鳴らす、なら質量で押し切ると未元物質の翼を広げ翼から未元物質の素粒子を撒き散らし様々な超能力を実装した白いカブトムシ達を製造、更に恐竜型や魚類型、昆虫型や爬虫類型の自律兵器を製造しペンデックスへと襲い掛からせる。その数は数百
「第五章第六節。殺戮の翼で使い魔達を一掃します。」
ペンデックスはそれを一瞥し赤い翼でその未元物質の軍隊達を蹴散らす、翼を振るい縦に斬り裂き、羽を弾丸の如く放射し身体を穿つ、翼で押し潰して粉々に砕き、槍の様に翼の先端で刺し壊す。だが軍団は未元物質を供給され瞬時に復元されていく…そしてペンデックスに砲撃や超能力での攻撃を与えるがペンデックスはそれを聖ジョージの聖域を盾にし防御し赤い血の翼で何度もカブトムシ達を破壊していく。垣根もベクトル操作で威力を高めた超電磁砲や
「第四十八章第十二節。『硫黄の雨は大地を焼く』完全発動まで後2秒」
上空に五十ほどの『灼熱の矢』が出現し、その灼熱の矢が吊り天井のように垣根達に降り注ぐ、麦野はそれを見て右手に
「私達を舐めてんじゃねえぞ!そんなちゃちな火で殺せると思ってんのか!」
それの名前は
「は!その程度の攻撃で超能力者を止められると思ってんのか!甘く見られたもんだな、おい!」
麦野はこんなもんかと叫ぶ、ペンデックスは麦野を殺す為に豊穣神の剣を飛ばす、だがその軌道上に削板が立ち塞がる
「すごいパンチガード!」
蜃気楼のような謎の波動を腕全体に纏う…彼曰く「
「「な!?」」
神裂とステイルが削板が死んだと思い目を見開く…だが
「ふぎぎ…ひょうだ!ひょれがひょんじょうのひせるひざだ!(どうだ!これが根性の為せる技だ!)」
「は、歯で受け止めた…?あの豊穣神の剣を?」
「……彼の能力なのかそれとも彼の根性なのか分からないな」
何と削板は豊穣神の剣を歯で受け止めていた、あり得ない光景に魔術師達が度肝を抜かれる中削板は歯で豊穣神の剣を噛み砕いた、バラバラと光の粒子になっていく剣を見え安堵する削板だがそんな彼の背後に先程防いだ豊穣神の剣が背中に突き刺さった
「む!?痛いな!服が破れて血が出てきてしまったぞ!」
「……原石恐るべしですね」
だが削板は背中を刺されても痛いとだけ叫び神裂が少し引く、背中に刺さった二本の剣を自分の手で引っこ抜くと空に向かって投げつける
「すごいパーンチ!」
そして彼自身が「
「第十一章第六節。原石の力を確認。どの様な力か解析不能。理解出来ない力を操ると判断。優先は『垣根帝督』のまま、次に優先度が高い『削板軍覇』の破壊を行います』
ペンデックスは削板の力を見て垣根の次に危険性を感じ取り残りの九つの豊穣神の剣を削板に向かわせる。その九つの剣が削板に向かい削板が迎撃しようとするが…
「俺を忘れてンじゃねえぞクソガキィィィ!」
一方通行が背中に四本の竜巻を背負って飛行しながら削板の元に迫る。そして運動量・熱量・光・電気量など、あらゆる種類の
「は!俺に向かって飛ンでくるなンざ自殺行為なんだよォ!」
一方通行を刺し殺す筈だった一本の剣が斜め後方に吹き飛ばされる…他の剣達も斜め後方の方へと吹き飛ばされていく
(やっぱり反射が思い通りにいかねェな…これが魔術てヤツか…俺の反射が正常に作用しねェ…面白ェじゃねえか)
180度跳ね返す事が出来ない…そんなあり得ない光景を前にしても一方通行は獣の様に笑っていた。そして九つの剣が再び一方通行に向けて突撃する、ベクトル操作で身体運動を増幅させ、音速を超える挙動で拳を突き上げ豊穣神の剣を砕く、その動作を八回繰り返し豊穣神の剣を全て叩き折ってしまう
「豊穣神の剣の破壊を確認。豊穣神の剣の再構築を開始します」
「そんな事させる訳ないでしょうが!」
「やらせはしません!
ペンデックスが破壊された豊穣神の剣を再構築しようと光の粒子を周囲に集め始める。美琴はそんな事はさせないとポケットから無数のメダルゲームのコインを取り出し周囲にばら撒く、そしてローレンツ力で加速して音速の三倍以上のスピードで撃ち出す
「ッ!私の超電磁砲を防ぐなんてね…!」
「……どうやらあの魔法陣は物理攻撃すら防ぐ様ですね…流石聖ゲオルギオスの名を冠する術式…」
「おい油断してンじゃねェぞ!」
そして残りの豊穣神の剣も全員に放たれ、神裂が七閃で軌道を逸らした所で七天七刀で剣を砕く、美琴は砂鉄の剣を両手で一つずつ持ち二刀流の様に扱い剣を弾く、削板が砲声とともに口から謎の波動を放ち剣を吹き飛ばす、一方通行が大気のベクトルを操り巨人の手の如き風速120メートルの竜巻を引き起こし剣達を舞い上げる。麦野の原子崩しが狂った様に放たれ剣を破壊する。だが剣が壊れてもペンデックスが何度も再構築してしまう
「クソ!このままじゃあジリ貧だ…こいつから抜け出せたら」
皆がヤバい状況なのに自分は竜王の殺息を右手で防いでいる為動けない…それに憤りを感じる上条、そんな彼の元にステイルが近づく
「お前…何しに来た?!」
「……なあ一つ聞いていいか、今の彼女を倒せば元のインデックスに戻るのか?」
「な…?」
「……もし倒してもそのせいで彼女が死んでしまったら?二度と目が覚めることがなかったら?もし全員死んでしまい彼女を止める事が出来なかったら?…そう思うと怖くてたまらないんだ…」
「……お前」
「ならこんな博打に出るよりもあの子の記憶を消した方がいいんじゃないか…僕はそう思ってる…そうすればとりあえず命を助けられる…なあ教えてくれよ…僕は…どうすればいい?」
「………じゃあ一つ聞くが…」
ステイルは光の柱を塞き止めている上条にある事を尋ねる。もし倒してもインデックスが死んでしまったら?二度と目を開かなかったら?ペンデックスに全員殺されてしまったら?そう考えてしまうステイルはもうインデックスの記憶を消した方がいいのではと弱気になって呟く、それに対し上条はステイルの顔を真っ直ぐに見据え言った
「お前はインデックスを救いたいんだろ?」
「!!…当然だ」
「なら諦めてんじゃねえよ、俺らはまだ諦めてない。お前はずっと待ってたんだろ、誰もが笑える最高なハッピーエンドてヤツをさ…」
「……」
「こんな展開を待ち焦がれてたんだろ!今までインデックスの為に歯を食いしばって努力して来たんだろ!命をかけて自分が愛した
上条は簡潔に言った、インデックスを救いたくないのかと。ステイルは答える、助けたいと。上条は叫ぶ、ステイルの心の奥底までに言葉を投げかける。ステイルというヒーローがインデックスというヒロインを救う為に自分達脇役が手助けする、だから彼女を救うのを諦めるなと、ステイルはそれを聞いて目を瞑る
「…その通りだね。君の言う通りだよ…なら僕も…彼女を…インデックスを助ける為に頑張ってみようか……
その声は絶望から這い上がる英雄の咆哮だった、彼の声が響きアスファルトの地面から魔女狩りの王が上条の目の前に顕現する。前もって第十九学区に配置していたルーン…その数は二万。更に身の回りのあらゆる要素を魔術に応用する天草式の神裂が結界の礎となるルーンの配置自体を魔法陣化させていた為垣根と戦った時よりも強化されている、ハイパーイノケンティウスと呼ぶべき魔女狩りの王は竜王の殺息から上条の身を守り上条を自由に動かせる様にする
「竜王の殺息は僕に任せろ!君はインデックスを止めてくれ!」
「……分かった!」
ステイルが竜王の殺息は自分に任せろと叫び上条は頷く、上条は
「!先輩!」
「待たせたな!」
「警告。第九章第二十八章。『ペクスヂャルヴァの深紅石』完全発動まで後十秒。『上条当麻』の戦線の本格参戦を確認。『竜王の殺息』以外の特定魔術を検索します」
上条が豊穣神の剣に右手で触れ、
「「「あ"あ"あ"ああぁぁぁ!!?」」」
「がぁ…!?これは…ペクスヂャルヴァの深紅石ですか!?」
「ぐうぁ……!うおお!」
麦野、美琴、一方通行があまりの足の痛みに足を手で抑える。上条も痛みに悶えながらも足の方に右手を動かし右手が太ももに触れ何かが割れる音が響く、それと同時に上条に働いていた謎の痛みは消え上条は原石の力から一方通行に能力を切り替えベクトル操作で脚力を強化し美琴達に接近し足に触れて術を解除する
「第一章第二十二節。『ペクスヂャルヴァの深紅石』の消滅を確認。炎の魔術の術式の逆算に成功しました。曲解した十字教の
ペクスヂャルヴァの真紅石が破壊されるや否やペンデックスは竜王の殺息の光の色を純白から血の様な真紅に変色させハイパーイノケンティウスを噛み砕き霧散させる、ステイルはそれを読んでいた様に横に避けて光線を凌ぐ、ハイパーイノケンティウスは再び炎の巨神となって再生しようとするが即時に再生できない
「…豊穣神の剣といい対北欧系の魔術が多くて厄介だね…」
ステイルは豊穣神の剣と赤黒い光線は自分の北欧系を取り込んだ魔術では不利だと呟く、ステイルはその場からすぐに離れ赤黒い光線を躱す
「第六十二章第八節。「父よ、彼らを赦して下さい。なぜなら、彼らは何をしているのかわからないからです」完全発動まで後5秒」
ペンデックスが新たな魔術を唱える。魔術の効果は自分を攻撃した者に対する罰則、ペンデックスを中心とし光の波動が周囲を駆け巡る。それの波動の範囲に入った垣根、美琴の動きが停止する。他はペンデックス自身に攻撃していなかった為この術式の発動条件に満たされなかったらしく動きは停止しない
(か、体が動かない?!丸で時間を強制的に止めたみたいな…ううん、身体を何かで固定されてる様な…)
(クソ!カブトムシ達も動きを停止されちまった!)
美琴が自分なりにこの術式の正体を考える、垣根はカブトムシ達に自分を守る様命じるがカブトムシ達も術に嵌り停止している。その隙に垣根は胴体に赤い翼を叩きつけられ地面に墜落する
「がっは…!?」
「垣根!」
上条が美琴に触れ術式を解除すると同時に垣根が地面に叩きつけられ上条は垣根に向かって叫ぶ。ペンデックスは次に上条を狙い赤い血の翼を横薙ぎに振るうが上条が右手を突き出し翼を打ち消す、ならばと魔法陣の亀裂から再び竜王の殺息を放ち片手に美琴を抱いて未元物質の翼で空を飛ぶ
「先輩!前から剣が!」
「ああ、分かってる!でもあの剣は俺の右手で触れれば消え(上条さん!それはフェイクよ!後ろから剣が三本来てるわぁ!)!」
美琴が前から豊穣神の剣が飛来してくると告げ上条が右手を突き出そうとしたその時、彼の脳内に念話が届き彼は後ろに視線を動かし背後に迫る三本の剣に気づき翼を羽ばたかせ急降下して避ける
「…危なかったわぁ…それにしてもあの理解力が追いつかない危険力高過ぎな能力…いえ魔術だったかしらぁ?私達が付け入る隙が無さ過ぎるわ…能力も何故か弾き返されるし…私の能力が効かない相手だと私て何もすることないなよねぇ…非戦闘員は辛いわぁ」
「……わたくしも単なるお邪魔にしかならないでしょう…それにしても垣根さんは無事でしょうか?」
「多分心配ないわぁ、垣根さんは服の汚れシミ並みにしつこいからぁ」
食蜂は物陰に隠れてリモコンを弄り全員に指示を送る。戦闘が始まってからすぐに姿を隠し戦場を観察し誰かに危険が近づくと彼女は
「……やっぱり精神攻撃は弾かれるわねぇ…全く標的誤認も使えないんじゃ私てぇ単なる無能でしかないじゃない」
食蜂がペンデックスに何度も能力をかけるが防がれてしまう、何度やっても同じ結果であり彼女が悔しそうに歯軋りする、そしてペンデックスが目線を彼女に向け目と目があった、垣根の座標移動で何百メートルもはなれていたというのに
(!?気づかれた!?攻撃してるわけでもないのに!とにかく女王を連れて別の場所に隠れなくては…)
「警告。第二十七章第二十一節。『食蜂操祈』と『帆風潤子』を発見。精神攻撃を仕掛けてきた痕跡あり。『
帆風が食蜂の手を握りこの場から別の場所から逃げようとするがそれより先にペンデックスが動きを見せる。帆風達近くのアスファルトの地面が割れそこから無数の
(しまった…!身がすくんで…!)
帆風が自分の隙を嘆くがそれで蝗達が消える訳がない、蝗達が帆風達を食い殺そうと群れて襲い来る。帆風が思わず目を瞑りかける…だが食蜂は冷静にリモコンのボタンを押す
「悪いけどぉ…この程度じゃ私は死なないわぁ」
その時起こった現象はフリーズドライの崩壊現象に近かったかもしれない。空気中の水分を圧搾させて圧力を高め、同時に対象の内部から一気に水の分子を抜き取り対象を渇いたスポンジのように物体の組成をミクロレベルで穴だらけにする…これにより生物を殺し尽くす死の空間が食蜂と帆風を中心とした範囲に広がり蝗達がボロボロと崩れていく
「……え?」
「…知らなかったかしらぁ?私達精神系能力者は水分を介して脳内物質等を操作しているのよぉ…つまり繊細な操作を行う水流操作に似た力…簡単力で言うと水を操る。私クラスになると精神系でもこんな攻撃技が出来るのよねぇ☆」
脳の中の水分を操り情報を制御する精密動作性を持つ
「…『奈落の底の天使の従僕』の消滅を確認。豊穣神の剣で『食蜂操祈』の破壊を行います」
ペンデックスは蝗達を軽く蹴散らした食蜂を警戒したのか豊穣神の剣を三つ放つ、食蜂のフリーズドライの崩壊現象に似た攻撃もあの剣には通用しない、だが食蜂がリモコンのボタンを押すと目の前に麦野が0次元の極点で食蜂の目の前に現れる
「助けてぇ麦野さぁん〜!か弱い私を守る盾になってぇ!」
「チ!脳内に助けてコールされて来てみればぶりっ子ぶりやがって…その態度はやめろ!ムカつく!」
麦野が0次元の極点で豊穣神の剣をペンデックスに向けて返す。剣はそのままペンデックスに突っ込んでいきペンデックスは何かを呟くと三つの剣が霧散する。魔術でも0次元の極点でワープして相手にはね返せるのかと麦野が考えていた所でペンデックスが魔法陣の亀裂から竜王の殺息を放つ
「!あれはワープ出来ねえな、逃げるか」
麦野は冷静に食蜂、帆風を連れてテレポートし竜王の殺息を回避する
「警告。第七章第八節。『麦野沈利』の優先順位を変更。『
ペンデックスが麦野の危険度を再設定し麦野に魔術を放つ、その魔術は神裂の様なレプリカでない本当の聖人を磔にした十字架を再現したその術式に麦野が磔にされる。それと同時に麦野の全身に耐え難い痛みが襲う。更に光の杭が空中に浮かび上がり麦野を突き刺そうと狙いを定める
(何だこの痛み…全身に振動する様に響く痛みが徐々に身体に侵食していく…しかも手足が拘束してるから動けねえし痛みで演算が上手くできねぇから原子崩しも発動できねえ…!)
光の杭が麦野の身体を貫こうと麦野に向かって真っ直ぐ飛んで来る。麦野は原子崩しで迎撃しようとするが十字架から侵食してくる痛みで演算が狂ってしまい0次元の極点を使って逃げる事を出来ない。光の杭により麦野が刺し殺されると思った瞬間
「させるかぁぁぁぁ!!」
上条が全力疾走で駆けつけ勢いよく跳躍し右手が光の杭に触れる、光の杭が音を立てて崩れ去る。そして十字架にも触れ麦野を拘束から解く
「サンキュー、助かった…さて、奴さんまだ手札がありそうだな…たく、面倒くせえ相手だな」
「全くね……そういえば垣根さんは?」
麦野が軽く上条に礼を言う、一方通行と削板も上条達の元へ集まりペンデックスを見る、ペンデックスは次は何の魔術を使用しようかと考えているのか目を左右に動かす。美琴がそういえば垣根はと墜落した地面を見る
「悪いな、擬似魔神を止める手段を実行してたんだ」
爆発と共に瓦礫が吹き飛ぶ、瓦礫から立ち上がったのは垣根、三対の翼を広げながら首を鳴らしながらペンデックスを見据える。ペンデックスは垣根の方を向き口元を開く
「警告。第九章第九節。『垣根帝督』の生存を確認。『殺戮の翼』『豊穣神の剣』『竜王の殺息』で完全に破壊します」
「おい、そんなに悠長に話してていいのかよーーー逆算、終わるぞ?」
「!?」
ペンデックスが赤い血の翼で、光る剣で、魔法陣の黒い亀裂から放つ光の柱で垣根を完全に抹殺しようとする。それに対し垣根は不敵に笑い…直後豊穣神の剣達がペンデックスに剣先を向けるその異常事態に機械的なペンデックスも驚きの表情を見せる
「さっきから俺が大人しかったのは未元物質でお前の術式の逆算を行ってたからだ…何で俺が馬鹿正直にお前の正面から攻撃してたと思ってる?お前の術式を一瞬だけ乗っ取るためだよ」
「警告。第二十章第二十四節。豊穣神の剣の制御権を奪われました。これよりそれを奪還します」
未元物質は超能力でありながら魔術と酷似した能力である。彼女の術式を解析し逆算する事で一瞬だけ術のコントロールを奪おうとしていたのだ、聖ジョージの聖域と赤い血の翼までは奪えなかったが剣を奪った、豊穣神の剣がペンデックスに多角的に襲いかかりペンデックスは制御権を奪い返す為何か呟き翼で剣を凌ぐ
「第二十九章第十三節。『父よ、私の霊をあなたの手にまかせます』完全発動まで…」
「させねえよ」
剣を凌ぎながら新たな魔術を起動させようとするが垣根はそうはさせないと右腕を振るう。そしてペンデックスの言葉が唐突に止まった…いや喋れなくなったと言った方が正しいだろう…何故ならペンデックスの舌が突如血を吹き出しながら千切れたからだ
「「インデックス!?」」
「ーーーー!?」
「な、垣根!?お前何やったんだ?!」
ステイルと神裂の声が周囲に響く、ペンデックスは口元をパクパクさせて何か言っている様だが舌がなければ人間は喋れない、更に喉…正確には声帯が内部で爆発しペンデックスの首から血が吹き出る、自らの血で純白の修道服が赤く染まっていく
「未元物質は未知の素粒子を引き出す能力だ、なら素粒子の状態で操る事も造作もねえ、細胞を一つ一つ剥がすて言う使い方もできんだよ…それを応用して素粒子の未元物質を操って体内に侵入させ舌を千切って声帯を爆発させる…簡単だろ?」
上条に何をしたと聞かれると垣根は淡々と真顔でペンデックスに何をしたか答える。つまりペンデックスの口内に素粒子を混入し舌と声帯を壊したのだと答えた垣根に一同が固まる
「な、にを…なんて事を!あの子を救うのではなかったのですか?!」
「救うさ、だが魔術の所為で当麻が近づけねえ…なら声を出させなければいい。安心しろここは学園都市だ、声帯なんざいくらでも治せ…」
神裂がなんて事を!と叫ぶが垣根は助ける為にはまず相手の武器を無力化させなければ、と言い怪我くらい治すのは簡単だ…そう言いかけた時垣根の腹から光る剣が飛び出した
「が、ぁ……!」
「垣根さん!?」
それは垣根が制御権を奪った筈の豊穣神の剣。それに刺し貫かれ垣根は口元から血を吐き出す、それを見て帆風が叫ぶ。上条はハッとして空を見上げると無数の剣が上条達を取り囲んでいた…
「…警…く。だ…ィ…十…五、章第ろ…節。制…権ノ奪還に…成…。これょりィ…回復…術を行…ま…」
「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」
そして声帯が潰れ舌が無いペンデックスが言葉を発した、かと思うと地面に落ちていた舌が勝手に浮き出しペンデックスの口の中に戻る。そして服のシミになっていた血も喉元へと集まっていき…傷口を再生した
「……再生完了。迎撃を再開します」
魔神とは魔術を極めた人間の事、魔神は五体が砕けた程度で死滅するものではないらしく、それは擬似魔神であるペンデックスも同じ事。声帯が破壊された程度で止まらない。そして新たな魔術を発動しペンデックスの周囲に眩い光の球が現れそこから光線が放たれる、だが垣根が血反吐を吐きながらも立ち上がり未元物質の翼を広げその光を防ぐ
「垣根さん!?無理しないでください!」
「大丈夫だ…しっかしアー君の能力は便利だな、
帆風が垣根に駆け寄るが大丈夫と垣根が手で制す。一方通行の能力で細胞分裂の促進させ腹に空いた穴を治癒し、血も操作し血液が体外に出ない様調整する。それに肉体再生まで加わりもう傷口は塞がっていた
(だが多才能力が使えるのも後3分…タイムリミットはもう残り僅か…間に合うか?最悪
垣根が多才能力の使用制限が迫っていると焦る、こっちの勝利はインデックスの頭部に上条の右手が触れるだけなのにそれが叶わない。垣根が思考を巡らせている中ペンデックスはまた新たな術式を発動する
「第三十二章第一節。『地の塩、世の光』完全発動まで後6秒。」
ペンデックスの周囲から放たれた幾重もの光光線が垣根を狙う、垣根は未元物質の壁を形成しその光線を防ぐ。その光線に当たった未元物質の壁は徐々に塩化し始め塩の塊となって砕け散る。それを見た垣根は翼を広げ飛翔、赤い血の翼が垣根を襲いかかり空中で赤い翼と白い翼が攻防を繰り返す
「『上条当麻』の接近を確認。『神よ、何故私を見捨てたのですか』完全発動まで後10秒」
「させねえよ!」
ペンデックスは接近して来た上条に対し、竜王の殺息を放とうとするが垣根が原子崩しや超電磁砲、手を振るってベクトル操作で暴風を起こしペンデックスを妨害する、赤い翼の左翼を盾にして攻撃を防ぎ垣根に赤黒い光線を放って垣根は急降下でその光線を避ける、その隙に上条が接近するが豊穣神の剣や赤い翼に攻撃され近寄れない
「……チ、タイムオーバーか…」
垣根は舌打ちしながら地面に足をつけ多才能力を解除する。このまま使用し続けていたら
「……当麻、俺が竜王の殺息を止める、その隙にインデックスの顔に手を触れろ」
「!?…出来るのか?」
「俺を誰だと思っている第一位だぞ?多才能力がなくても止める事ぐらい出来るさ…」
上条が垣根の言葉に驚きながらも出来るのかと呟く、垣根は任せろと笑い未元物質の翼を
「え!?垣根さん何をやって…!」
「あ、ねーちんとステイルは離れてな…これ使うと味方でも巻き込むから」
「ね、ねーちん?土御門みたいに…」
「……分かった、何をするのか分からないが離れておこう」
帆風が何やっているんだと叫ぶ、垣根はそれを無視してステイルと神裂に下がっているように伝え、魔術師二人は素直に垣根から距離をあける…垣根はそのまま翼を消したままペンデックスに向かって歩く、その自殺行為の様な行動をペンデックスは格好の機会だと魔法陣の亀裂から光の柱が放たれる、その瞬間垣根はうっすらと笑った
「…確かに竜王の殺息なら俺の未元物質を貫通して俺を殺せるだろうな……だが」
自分だけの現実に数値を入力、
「覚醒した俺の未元物質ならどうだ?」
それは新世界の法。天界の片鱗たる純白。世界を掻き乱す混沌。その瞬間空気が、世界が変わる。この世界
「…警告。聖人でも扱いきれない程のエネルギー反応を確認。
「言ってなかったか?俺の未元物質にお前の
垣根は残った翼を振るい烈風を起こす、それは攻撃用ではなく翼から光輝く素粒子を放出する為だった、それは蝶が撒き散らす美しい鱗粉を連想させる幻想的な光だった…ペンデックスの周囲を素粒子が囲むが別段変わった様子はない。その光る素粒子が彼女の口から体内に侵入するが彼女はそれに気づかず垣根を破壊する為豊穣神の剣を向かわせようとしたその瞬間
「げほ…!」
ペンデックスは口から血反吐を吐いた。そして豊穣神の剣が粒子となった消失し赤い血の翼が霧散する。僅かながらも竜王の殺息の威力も弱まった。ペンデックスは口から血を何度も苦しそうに吐き出す
「『界』の圧迫、俺は
今の垣根は新世界そのもの。異世界の物理法則を現実に無理やり適用する事で発動する魔術にとってこの「魔術的法則」を書き換えらる力は天敵そのもの。この状態で魔術を行使すれば暴走し自滅する。先程烈風に混入していた素粒子を体内に取り込んだ為発症を早めた。そして垣根はゆっくりと右手をペンデックスに向け右手を下に下げる…するとペンデックスが正体不明のベクトルがおこす不可視の力により地面にめり込む
「…今だぜ当麻、首輪に繋がれた
「分かった!」
身動きの取れなくなったペンデックスへと上条は走る、一方通行の能力で脚力を強化し全力でペンデックスの元へと一直線に疾走する。後十メートル、九メートル、八メートル、七メートルと近づく上条。だがそう簡単にはこの残酷な物語は幕を下ろさない
「警……告。第…零章…第零……節。『
インデックスを中心とした幾重にも重なった巨大魔法陣が空と地面に展開される。そして空中に無数の回転する魔法陣が出現する、それだけなく地面に花を模した光が集い空気中に彷徨う光の球が浮遊し不自然な風の流れが起こる。それはまるで現在の天地が塗り替えられ全く別の世界が創造される様な感覚。そして空間が割れたガラスの様に亀裂が入る
「「「「「「…は?」」」」」」
そのあり得ない光景に超能力者達が目を丸くしたその瞬間、割れた空間から火花の様なものが散った、それが彼らの肌に触れた瞬間に激痛が彼らを襲う
「「「「「「!?」」」」」」
美琴の電磁バリアをすり抜け、一方通行の反射も効かない、麦野の原子崩しの盾も通り抜ける、食蜂のフリーズドライの崩壊現象に似た攻撃も通じない、削板の強靭な肉体も傷つける。超能力者すら防げない攻撃…なのかも分からない現象に防御能力を帆風が防げる筈もなく彼女もその火花に傷つけられる
「…実体化した物理的な攻撃となった
位相と位相の衝突、異世界の物理法則の激突。二つの位相がお互いの法則を塗り潰そうと拮抗する。両方とも人工的な異世界。片方は擬似魔神が生み出した魔術で作り出した異世界。片方は街の能力者がAIM拡散力場を集合させた異世界。その二つの位相が重なり合いお互いに接触・軋轢し火花を散らす、それが実体化し彼らを襲っていたのだ。それだけでない垣根にもその火花が降り注ぎ激痛が体を襲う
「!皆!!」
「構うな!突き進め!」
上条が立ち止まって全員を心配して振り返る、だが直後に立ち止まるなと垣根が叫ぶ、当然上条にも火花が降り注ぐが垣根がそれを翼の羽を飛ばす事でそれを防ぐ、翼自体も新世界そのものの為火花との干渉を可能とする。上条は前を向いて走り続ける、その途中で垣根が凌ぎきれなかった火花が上条の背中に当たり背中に激痛が走るが彼は無視してペンデックスへと距離を詰める。後4メートル、3メートル、2メートル…残り1メートルを切った所でペンデックスが血反吐を吐きながらも位相を操り数千の羽虫が羽を擦り付けた様な凄まじい音が周囲に鳴り響く
「第十五章第二十七節。『新天地新』により作り出した位相を操作。『上条当麻』を破壊します」
上条を中心とした場所に新しく作り出された位相に差し替えられ、その力で上条を押し潰そうとするが上条がその力に触れると作り出された位相が打ち消される
(神様、この
上条は五本の指を広げる、掌底の様に聖ジョージの聖域に向かって振り下ろす、
「その幻想を俺達がぶち殺す!」
幻想殺しが黒い亀裂を、それを生み出す魔法陣にその右手が触れる、それらを障子を突き破る様に切り裂いた。
「……けい、告。最終章。……零…章。『首輪』致命的な……破…再………可…………」
ペンデックスの声も魔法陣も擬似魔神が生み出した位相も何もかも消失していく。完全に決着はついた。インデックスは地面に糸が切れた人形の様に倒れる。それを見た超能力者達は緊張の糸が切れたのか、全員地面に倒れる。上条も後ろにゆっくりと倒れ、垣根も白い翼が強制的に消えそのまま地面に倒れこむ
(やべぇ…もう一歩も動けねえ…能力使おうにも痛みで演算できねえし…ま、アレイスターが助けを呼んでくれるだろ)
垣根が全員を一瞥する。ステイルと神裂はたいした傷もなく倒れたインデックスに向かって何か叫びながら彼女に駆け寄けていく。上条達超能力者は垣根も含めて重傷だった、服が破れ皮膚は焼け爛れ血が滲み出ている…そんな危険な状況の中、垣根は
「……ねさん!か…ねさん!垣根さん!しっかりしてください!」
(…縦ロールちゃん?あぁ…無事だったか……良かった…)
帆風の声が薄っすらと聞こえ、誰かに自分の体を触られる感触を垣根は感じた後ゆっくりと意識を手放していく
「やれやれ、相変わらず彼は無茶ばかりするな…さて、冥土帰しの病院へ彼らを運ぶとするか唯一君」
「はい先生」
激闘が終わった第十九学区に一匹の犬と白衣を着た女が到着した、彼等は破壊された街並みには興味を移さず倒れ伏した超能力者達を一瞥する、犬…木原 脳幹は自分の弟子である
二つの世界が交わる時、と言うのは最後ら辺の二つの位相が重なり合うことを示していたのさ!さてミコっちゃんが散弾超電磁砲を放てる様になったり天衣装着みたいな身体強化が出来たり(おい、縦ロールちゃんのポジとるなよ)、むぎのんが0次元の極点を使いこなしてたり上条さんが能力使ったり…一番印象に残ってるのは最後のていとくんの覚醒(完全掌握)した未元物質でしょうね。後なんで逆算出来たのかは未元物質が魔術が似てるからです。…後単純に「逆算、終わるぞ」を言わせたかっただけ(本音)。ペンちゃんは強かった
僕が考察するに十五巻で見せた未元物質の覚醒した翼…自分の中では黒翼と同じものであり少し違うものだと考察してるんです。まず黒翼と未元物質が同じAIM拡散力場(虚数学区)関連のものだと考えると、ていとくんは黒翼の劣化バージョンの翼を展開したり、素粒子としてAIM拡散力場の力を使っていることになります。ここで重要なのはていとくんの言語にノイズが走っていないこと。一方さんと雷神化ミコっちゃんはノイズが走ってた…その上ミコっちゃんも翼が生えてそれもAIM拡散力場関連(だと思われる)…つまり十五巻で見せたあの翼は未元物質と言う能力を完全に把握しただけで黒翼見たいな進化系とか覚醒系みたいなそういうやつじゃなかったのかもしれません。つまりていとくんは一方さんの黒翼みたいな翼を出す可能性もある?てか絶対能力者て科学における人工天使かなんじゃあ…つまり
考察が長くなりましたね…言っときますけどこれはギャグ小説ですからね。次回はきっかりとギャグをやりたいです。