なお、今更ですが娘々の個人的CVは伊瀬 茉莉也さんですね、で■■■■■の個人的CVは武内駿輔さんで。さあ、反転物質編最終話どうぞ
帆風が病理との決着をつけた頃、垣根は何故か流れた涙を拭って娘々との戦いに集中する。娘々は仙人としての権能を行使し、数十人に分身しそれぞれが槍や剣を武器に襲いかかってきたり、形意拳で挑み掛かかってきたり、術式を展開したりと様々な力で襲いかかってくる
「あはは!どうしたの垣根帝督!こんなもんじゃないでしょ貴方の力は☆もっともっとわたしを楽しませてよ!」
「るせえぞこの戦闘狂!俺はテメェと違って戦闘狂じゃねえんだよ」
楽しげに笑う娘々に怒鳴る垣根、垣根は天罰術式で娘々達を昏睡させるのではなく動きを拘束、光の処刑で未元物質の素粒子から形成したギロチンで娘々 分身達を一掃。更に聖母の慈悲で魔神と似た様な力の出力を世界が壊れないギリギリまで引き出す。そして彼の右肩から生えた第三の腕に30から40キロはあろう巨大な光の剣を顕現させ、娘々へと振り下ろす
「おっと、中々の威力だけど…わたしは止まらないんだよなぁ」
娘々は無造作に足を蹴り上げ剣と激突、剣を蹴り砕いてから神速で垣根へと迫って垣根は繭状に翼を閉じ、娘々の正拳突きから身を守る。だが娘々はガトリング砲の如く拳打の連打を放ち翼を完全に破壊してしまう。そして翼の中から現れた垣根は一瞬で姿を消した
「およ?」
娘々がそれを見て何か思う前に彼女の顔面に右ストレートがめり込んだ。娘々は大砲の様に吹き飛び近くにあった建物を大破させながら瓦礫に埋もれた。右ストレートを放った垣根はニヤッと笑う
「成る程ね…これが『全能』か。こりゃトールが使いたがらねえ筈だ。あまりにも強過ぎるからな」
垣根が使用した術式はトールの「全能」という術式だ。対象との戦闘に絶対に勝てる位置に自動的に瞬間移動する術式、これを使えば大抵の敵に勝ててしまう…だが、そんな能力を持ってしても娘々は倒れない
「わぁ〜びっくりした〜。今のパンチは中々効いたぞ☆またゾクゾクしてきたよわたしィ」
娘々は鼻から血を流すだけでこれといったダメージはない様に見えた。鼻血を手で拭って自分の血を眺めて嬉しそうに顔を歪める娘々
「こんなに血を流したのはいつぶりかな?やっぱり戦いて最高だね!」
「……もうドM通り越していっそ清々しいな」
痛めつけられて、血が出ているのにそれを見て歓喜する娘々、それを見てドン引きする垣根。マジでなんなんだこいつと割と本気で垣根は思った
「さあ、行こうよ垣根帝督!更なる高みへ!わたしが負けるか、貴方が負けるか……究極の闘争と行こうぜ!」
「……このテンションにていとくんついていけないです」
テンションアゲアゲな娘々に呆れて頭を掻く垣根、どうにもこの魔神のテンションには流石の垣根もついていける気がしない
「ほら〜!行くよぉ〜!!」
娘々は指先を宝貝に変化、百どころか数万を超える武具となり垣根を穿たんとする。それに一本一本の硬度と斬れ味も前より段違いに上昇し、特殊効果が付加されている
「チッ!」
垣根は翼を広げ空へと飛び立つ、娘々も指先の方向を変え空を飛ぶ垣根へと武器の矛先を向ける。しかも武器の柄の長さが自動的に伸び射程範囲を広げてくる
「射程も変えられんのかよ!」
そう叫びながら垣根は第三の腕で娘々の全ての武器を一掃、破壊し弩を放つ。娘々は嬉々とした顔で弩の矢を拳で粉砕。更に垣根は未元物質でイギリス王家しか扱えない霊装 カーテナ=オリジナルを形成。全次元切断術式で娘々を斬り裂こうとするが娘々は本来防御不可な筈の斬撃を素手で破壊する
「霊装まで完全コピーか!でも、そんな玩具以下の道具じゃわたしは楽しませられないね」
「言ってろ!」
垣根はそう言ってカーテナ=オリジナルを
「甘いてば」
それを娘々は拳の衝撃波をスルトに当てるだけで撃破する。だが垣根は時間稼ぎの為、ギリシャ神話の全長100m以上を越す巨呪人 ティターンを、アステカ神話の10メートルを超える猫の身体にワニの頭部を持つ食人獣 オセロットを、聖書に登場する奈落の王 悪食王 アバドンを、黒髪から何十本の手が飛び出したドロドロの女性達 黒穢衆黄泉醜女、アーサー王物語に登場する白き獣 災厄獣 キャスパリーグ、ケルト神話の神殺しの邪龍 三日月龍 クロウ=クルワッハ…数々の災厄が襲いかかるが娘々はどれもたった一撃で消滅させてしまう
「来い。
垣根は戦乱の剣を投げ捨て、召喚術でミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルの四大天使を出現させ娘々へと襲いかからせるが娘々は虚空より一本の槍を取り出し、一瞬で四大天使をバラバラにしてしまう
「火尖槍、哪吒太子の獲物の一つである槍だよ。この槍結構扱いが良くてさ、重宝してるよ」
そうニコニコ笑いながら槍の穂先から炎を吹き出させる娘々、先程の青龍刀などの有象無象の武器とは格が違う。この火尖槍を名刀や名剣に例えるならば先程の武器全てはなまくらだ
「私が哪吒太子なら貴方は斉天大聖かな?さあ、そろそろ演舞も
「だな、そろそろテメェとの下らねえ遊びに飽き飽きしてきたところだ」
娘々が火尖槍を構える、対して垣根は六翼を全て背中から切り離し、一本の白く輝く純白の槍へと姿を変える
「この槍ならテメェを倒すのに充分だろ?」
「へぇ……
「まあな、十字教関連なら大抵のことはできるだろな」
娘々はロンギヌスの槍を見て笑う、あの槍なら自分の身体を穿ち致命傷を与えるだろう。伝承では神の子が本当に死んだか確かめる為に突き刺した槍…それが起こした奇跡は数え切れない。ロンギヌスの目を治癒し、漁夫王に癒えぬ傷を与え、その傷をロンギヌスの槍のみが癒す、ヒトラーに未来を予知させるなどの様々な霊験を持つ…あの槍に突き刺さされれば娘々も無事では済まない
(まあ、だからこそ面白いんだけどね☆生と死の瀬戸際、それを肌身で感じるゾクゾクとワクワク感…堪んないねぇ!)
だがロンギヌスの槍に恐る娘々ではない、彼女は自分が下手をすれば死ぬかもしれないと思うと逆に興奮してしまった。そして舌舐めずりをし垣根へと火尖槍を構えたまま音速を超える速度で突進する
「ッ!」
垣根も同時に走り出す、同時に身体の構造を変化させ聖人や聖母、ワルキューレの身体的特徴を組み込む。それにより聖人と聖母の力を得て聖母の慈悲でその力を百パーセントで、同時にワルキューレの力も同時に扱える様にする。それにより音速を超える速度で走り抜け娘々と槍をぶつける
「はっ!」
「ーーーーーッ!!」
刺突、横薙ぎ、穂先からの炎…全ての攻撃を避け切ってロンギヌスの槍を娘々の身体に当てようとするが彼女の槍や拳に阻まれ傷一つつけることができない
だがこの槍は単なるロンギヌスの槍ではない、今の垣根は聖人以外にもワルキューレの要素も含んでいる。ワルキューレ、即ち北欧神話の戦乙女、つまり彼が持っている槍は
だがそれらの攻撃も全ては目くらまし、垣根は娘々の背後に座標移動で現れ死角をついて彼女を穿とうとする。だが裏拳が垣根の顔面に炸裂し垣根は吹き飛ばされ地面へと衝突する
「がはぁ!?」
「残念、読めてたよ」
娘々はそう言ってニヒルに笑う
「ほらほら、どうしたのかな!?槍の扱いへたっぴだぞ!そんなんじゃわたしには届かないよ!」
そうあくまで凄いのは槍、だが垣根の扱いがなってなければ意味がない。まさに宝の持ち腐れ…だが垣根は笑みを浮かべる
「ああ、そうだな。だがそれでいい。何せ
「……?時間稼ぎ?」
娘々がそう首を傾げた直後だった、彼女の胸に光の杭が突き刺さった
「…………は?」
その杭は悪魔化の杭だった、悪魔化の効果が娘々の体内を侵食し魔力や魔神としての力が削ぎ落とされていくのを娘々は感じた
「…………いつの間に?」
「俺が
「………成る程、こりゃ一杯食わされたか」
一本取られた、と娘々は頭を掻く。娘々は垣根が勝てるレベルまで力を削ぎ落とされた。火尖槍も先程までと比べると質が落ちている様に感じる…だが、それでも娘々は止まらない
「まあいいか、弱体化した状態で何処まで戦えるかも気になるし、続きやろうか!」
「……弱体化させられても笑ってるとか…もう尊敬するわ」
逆に娘々は弱体化してもどれだけ自分が強いのか気になり、笑顔で続きをやろうと火尖槍を構える。垣根は若干引きながらもロンギヌスの槍を構える
「ハァ!」
娘々は思い切り火尖槍を投擲、火尖槍が炎に包まれ炎の流星となって垣根へと音速を超えて迫る。垣根はそれをロンギヌスの槍で叩き落とす。その隙に縮地で垣根へと背後へと回り崩拳を放つ。垣根はそれをロンギヌスの槍で防御。しかし娘々は拳の連打を嵐の如くお見舞いし徐々にロンギヌスの槍に亀裂が走る
「なっ……!?チッ!」
垣根は座標移動で娘々から距離を取る、そして未元物質をロンギヌスの槍に供給し亀裂を修復する。更に垣根は娘々の足止めとして
「我雷公旡雷母以威声 五行六甲的兵成 百邪斬断 万精駆逐 急急如律令」
それに対し娘々は魔除けの雷法を唱える、魔除けとは即ち魔術破り、魔術殺しの一撃だ。娘々はその破魔の力を拳に宿しイノケンティウス達をたった一発の拳で消失させる。龍脈から力を得、消滅する筈がない筈だが娘々の拳はイノケンティウスと龍脈の縁すら破壊してしまった様だ
「……魔術殺しとか幻想殺しが泣くぞオイ」
「まあ、似た様な効果だけど…結局は魔術。幻想殺しに触れられたら打ち消されちゃうしね、でもまあ…面白いでしょ?これ使うの久しぶりなんだよ」
そう言って笑う娘々、彼女はにこやかな笑顔を浮かべたまま縮地で垣根に迫り、彼を殴りつけようとする…だが彼はそれを読んでいた
「神を磔にせよ」
その聖句を唱えると娘々は一瞬で光で形成された十字架に磔にされ、身動きが取れなくなった
「!?これは
ゴルゴダの十字架は神の子を束縛した聖遺物、その術式はあらゆるものの束縛。そして神すら捕える神縛の霊装だ
(くっ……!?動けない…!これが…ゴルゴタの十字架の力…)
娘々は全身に力を込めるもゴルゴタの十字架はビクとしない。それもその筈、神の子さえ捕えた髪を拘束する術式だ。そう簡単に破られない。そして垣根は槍を構えある術式を発動する
「………これで決める」
神の子の処刑を再現した術式、効果としては天草式の聖人崩しに似ている。その術式の効果は読んで字の如く"神を殺す"。その槍に貫かれれば死に至るロンギヌスの槍の効力を全開放した術式
「神子殺し!」
ロンギヌスの槍は雷光を纏う。そして垣根は一直線に娘々へと
「………ごぼっ!」
娘々は口から血反吐を吐く、弱体化した状態では絶えられる筈もなく娘々を完全に無力化した。彼女の手足がだらりと垂れ下がる。もう今の彼女では拳を握るどころか歩く事すら出来ないだろう
「安心しな、殺しはしねえよ。まあ、上里の野郎に頼んで新天地には送るがな」
「…………ふふ、ふふふ」
「あ?」
娘々は急に笑い出した、垣根が目を細める。もしや、まだ戦う力を残しているのかと垣根と疑い冷や汗を流しそうになるが…
「……ふ、ふふ…あははははははは!!あひゃひひひひ!…あ〜〜久しぶりだよ!負けた、負けた!これが敗北の味!すっかり忘れてたよ!いやぁ〜今日はいい戦いができたし、敗北も味わったし…全く学園都市は最高だぜ☆」
「……やっぱドMだろテメェ」
「安心して、自覚はない」
敗北して喜ぶ娘々、それを見てドン引きする垣根。娘々は垣根の言葉をパクってケラケラ笑う
「まあ、でもわたしィ、素直に捕まる気はないんだよねぇ」
そう娘々は呟く、すると彼女の足元から黒い液体の様な触手が湧き出てきた
「!?」
思わず垣根は後ずさる、その気色の悪い液体を見て本能的に逃げてしまったのだ。その液体は娘々を拘束していたゴルゴタの十字架を溶かし、液体が人型となり一人の青年が現れる
「……負■た、よ■だな娘々」
「うん、負けちゃったよ。でも面白かったからわたしは大満足☆」
「そう■、それは■い事だ。僕も…ソフ■クリームの食■歩きは終わった…美味■かった」
所々奇怪なノイズが青年の言葉に走っていた。まるでこの星の言語ではない様に
「……テメェも魔神か?」
「………■うだ、魔神……クトゥルフ。それが■の名前…今■はこれで……失礼す■」
「逃すと思ってんのか?」
その青年…とある神話の最高神とも司祭とも言われる宇宙から来たりし邪神と同じ名を持つ魔神。彼は動けない娘々を抱えてその場から去ろうとするが垣根はロンギヌスの槍を元の未元物質の六翼に戻し、ブーメランの様にクトゥルフへと投擲する
「■駄だ……」
クトゥルフは右手を無数の悍ましく名状しがたい触手に変貌、その見ただけで正気を削り取りそうな触手は未元物質の六翼を容易く弾き返す
「こち■は…敵意が…■いのに…まあ、■々と戦っ■後で■…仕方■いか…」
そう陰気な口調でブツブツと喋るクトゥルフ。彼は左手も触手の腕に変え鞭の様にしならせ垣根を攻撃、垣根はそれを未元物質の翼で防御。その隙にクトゥルフは自身の周囲の地面から黒い液体を溢れ出させる
「さら■だ、垣■帝督。また君とはいずれ会うだろう…その時は敵で■なく、味■か、■しく■敵のどち■かだろ■が……な」
そう言うとクトゥルフは娘々と共に黒い液体に包まれ…そして黒い液体が消えるとそこには誰もいなかった
「……逃げられたか」
そう呟く垣根、だが娘々は取り敢えず退けた。また学園都市に来るかもしれないがあれだけの傷を与えればすぐにはやっては来ないだろう。後は病理だが…そう考えていると携帯が鳴り始める…通話相手は帆風だ
「……こりゃ心配する必要はなかったかもな」
そう微笑んでから垣根は電話を耳に当てた…そして電話越しに帆風が伝えてきた言葉は彼が考えていた通りの言葉だった
こうして一人の科学者と一柱の魔神が起こした騒乱は幕を閉じた。魔神は重傷を負い敗退、科学者は死んだ。そして科学者の真意とたった一人の少年に注いだ愛情はたった一人の少女を除き誰も知る事はなかった
一端覧祭 当日。垣根と帆風は一端覧祭を二人で歩き回っていた。
「たこ焼き二つ」
「あいよ」
垣根がたこ焼きを作っている学生にたこ焼き二つを注文し、学生は手際良くパックの中に焼き立てのたこ焼きを入れてパックを輪ゴムで縛り垣根に手渡す
「潤子も食べる?」
「……ええ、頂きますわ」
帆風は病理の事を垣根に話していない、病理が消滅したとだけしか言っていない。彼女の秘密や垣根の過去を改竄した事などは一切彼には教えていない。何故帆風が垣根に真実を教えないのか、それは病理がそれを望んでいない様に帆風は思ったからだ
(……貴女の秘密はわたくしが一生秘密にしておきます…)
(ですからご安心を、貴女の爪痕はわたくしの中で刻んでおきますわ…いつか世界から貴女の爪痕が消えても…わたくしだけは覚えておきますわ)
そう帆風は誓った、今亡き垣根の
(それと…貴女との約束も守りますわ、わたくしは一生帝督さんと添い遂げます…だから、化けて出たりしないでくださいね)
彼女は笑った。もし垣根とほんの些細な喧嘩をしただけでも化けて出てきそうだな、と。幽霊などオカルトを否定する筈の科学者がオカルトになるとか笑い話だが病理の場合マジで化け物な為全然笑えないのだから
「ん?食ってねえじゃん?なにダイエット?体重気にしてるお年頃?大丈夫、大丈夫。潤子は栄養が全て胸に行ってるから」
「ぶん殴ってもよろしいですか?」
でも、セクハラ発言してくる彼氏を殴る時は勘弁してほしい。帆風は体重を気にしていた。女には彼氏にローキックせねばならぬ時もある
「いてて…いや、なんか一周回って気持ち良くなってきた」
「…………」
少し気持ち悪い事を垣根が言ったが帆風は無視してたこ焼きを食べる。普通に美味しい
「そういや常盤台は何やってんの?」
「確か……メイド喫茶だったような」
「メイド喫茶ね…常盤台てお嬢様ばっかだから似合ってんだろうな…あ、因みに俺の高校は男女逆転喫茶な」
「……女性の方が男装をするのはまだいいですが…男性が女装するのはちょっと…」
「因みに一方通行はセーラー服着て鈴科百合子になってるぞ、なおツッチーはメイド服、青ピはピョン子の着ぐるみを、当麻は常盤台の制服を…因みに当麻の奴案外ノリノリでさ、制服はみさきちの、ブラジャーはミコッちゃんの奴着てニヤケ顔だったなあのオカマ野郎」
「……………ないですね」
「……………ないな」
取り敢えず上条は二人の中で変態認定を受けた、当然である。なお一方通行はクラスメイトの女子陣に「私らより可愛いじゃねえか!ぶっ殺す!」と半殺しにされた。土御門は足毛を剃らずにメイド服を着たのでクラスメイトの男性陣に窓から投げ捨てられた
「……では帝督さんも女装するんですか?」
「いや。俺学校有給取るからしないよ。だからこうして潤子と一緒に暇を潰してんだよ」
「……サボりですか?」
「サボりじゃねえ。サボタージュだ」
サボタージュ、つまり怠ける事、つまりサボりである。この男、一端覧祭が終わるまで学校に行かないつもりである。何故なら女装したくないし、女装した変態共を見たくないからだ。なお、男女逆転喫茶を提案し無理やり押し切ったのはこの男である、なのに発案者は参加しないのである。まさに外道
「で、潤子は?潤子のメイド服なら見てみてえんだけど…あ、堕天使エロメイドみたいな色物じゃなくて普通のメイド服な」
「いえ…わたくしはメイド喫茶には参加いたしません。どうにも帝督さん以外の殿方にその様な姿を見せたくありませんので」
「成る程、サボりか」
「サボりじゃありませんわ、サボタージュです」
因みに帆風もサボタージュであった。なおメイド喫茶の発案者は美琴と食蜂である
「しかし残念だな、潤子のメイド姿見て見たかったのに」
「それならいつでも帝督さんだけに見せてあげますわ。わたくしは帝督さんだけのものですので」
「………不意打ち」
垣根が帆風のメイド姿が見たかった、と呟くと帆風は満々の笑顔で垣根だけに見せてあげると告げる。垣根はその笑顔を見て帆風から目を逸らした
「でも、メイド服が似合うかどうかは分かりませんよ?」
「何言ってんだよ、似合うに決まってるだろ?潤子が着ればどんな布切れでもお姫様のドレスみたいに見栄え良くなるんだからな。所詮服は服だ。着る奴が可愛ければどんな服を着ても可愛くなるんだよ。なら大丈夫だろ、だって潤子は世界一の彼女だからな」
「……そういう所ですよ、帝督さん。そういう所ですよ」
「ん?なんか言った?」
「……いえ、何も」
今度は垣根が帆風なら何を着ても可愛いから絶対に似合う。そう真顔で歯の浮くようなセリフを呟き、今度は帆風が垣根から目を逸らした
「で、次は何処に行くお姫様?」
「ふふ、では次はここに行きましょうか王子様」
そう言って手を繋ぎながら楽しげに笑い合って歩く二人、こうして二人は一端覧祭を楽しんだ。そして一端覧祭が終わった後クラスメイト達にサボった罰としてラリアットを喰らったのだった
今回は少し短めでした、次の投稿日は未定です。少し遅れるかもしれませんがなるべく早く投稿します
そして次回の章は「
「ようこそ、私のイギリスへ。招待するわ」
『
(まさか、コロンゾンと敵対する事になるなんて…死亡フラグ立ちまくってるんですが)
『人工悪魔』ーーーー
クリフォパズル545
「……まさか、こんな形で戻ってくる事になるなんてね」
『禁書目録』ーーーー10万3,000冊の魔道書の知識を持つ少女 インデックス
「……僕が君を守る、命に代えてでも。だから安心してくれ」
『炎の魔術師』ーーーー
「立て少年!お前は
『謎の男性』ーーーーステイルを叱咤する男 謎の男
次回もお楽しみに!