カプ厨がていとくんに憑依転生しました   作:暗愚魯鈍

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今回はハロウィン回です(今更)、いやもう過ぎとるやないかい、というツッコミはなしで。なにせ反転物質編を書いてたから書く暇がなくて…てな訳で今回はカオスなギャグ回です

因みに登場人物達の仮装は全員元ネタがあります(主にとあるのゲームでのそのキャラの仮装、中の人ネタ)。なお縦ロールちゃんだけは筆者のオリジナルで元ネタはドラクエ8の装備品だったりします


第十一章 英国異変 編
ハロウィン?日本人ならお盆でしょ


ハロウィン…本来は古代ケルト人が秋の収穫を祝い、有害な精霊や魔女、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事だったが今では子どもたちがお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子を貰う民間行事と化している

 

魔女やお化けに仮装した子供たちが近くの家を1軒ずつ訪ね、「トリック・オア・トリート(Trick or treat)」と言う。「お菓子をくれないと悪戯するよ」と言う意味で、お菓子を貰い、菓子がもらえなかった場合は報復の悪戯をする…そんな行事だ

 

そして近年では子供達だけでなく大人もハロウィンで仮装し、子供の様に楽しむ様になった。それは科学サイドである学園都市も例外ではない。10月31日、今宵は誰もが童心に還って楽しむ日である

 

 

 

『トリック・オア・トリート!お菓子くれなきゃデストロイするぞ!』

 

「の、ノリノリだな君達…」

 

第七学区のとある研究者が済んでいる家にて、その家の玄関で複数人の声が聞こえた。普通なら子供達がお菓子をねだりに来た微笑ましい光景なのだろうが…お菓子をねだりに来たのは全員中、高校生くらいの年代だったのだ。しかも全員気合を込めた仮装をしてノリノリで叫んでいるのだ。流石の研究者も若干引き顔である

 

「……皆さん、気合十分ですわね…」

 

「だな」

 

そんなノリノリでハロウィンを楽しむ上条達を見て苦笑する帆風と冷めた目を向ける垣根。二人は上条達の同類と思われたくないからか少し距離をとっていた。その研究者…天井亜雄(あまい あお)は引きながらも上条達にお菓子を渡す。因みにお菓子はマドレーヌだった

 

「済まねえな天っち、あの馬鹿達見て驚いただろ」

 

「い、いや…そんな事は……あるが、まあ、ハロウィンは子供達が楽しむ行事だ。超能力者達も子供なのだからはしゃぐのは突然…だが、迷惑はかけるなよ?」

 

「分かっておりますわ。もし、女王達が暴走したら殴り倒してでも止めますので」

 

二人は天井に頭を下げながらお菓子を貰う、因みに天井は自宅にニート科学者(吉川 桔梗)という同棲相手と言う名の寄生ニートが勝手に住み着いて追い出さずにいる苦労人である

 

「しかし、君達も気合が入った仮装だな。吸血鬼と魔女か…うん、似合っているぞ」

 

「まあな、これ作るのに結構時間かけたからな」

 

「お褒めの言葉ありがとうございます天井さん」

 

垣根の仮装は吸血鬼を模したもので、黒いマントに洋風の服装をした姿。帆風は魔女をモチーフにした黒と紫を基準とした服を着こなし、魔女らしく黒いとんがり帽子とマントを着ている。垣根も帆風も美少年と美少女な為、絵に描いたように似合っている

 

「……まあ、似合っていると言う意味では彼らもそうなのだが…だが、なんと言うか…まあ、うん…楽しんであるようで何よりだ」

 

天井はそう言って上条達を横目でちらりと見る

 

上条の仮装は日本の角が生えた装飾品を頭につけ、上条には似合わない黒い和服を着て懐に日本刀(ド○キで売ってた850円のプラスチック製の玩具)をつけた鬼の仮装。美琴の仮装はジャック・オー・ランタンを模しているであろうオレンジを主体とした魔女らしいドレスで頭には小さなとんがり帽子を被っている。食蜂は小悪魔の仮装らしく紫のドレスに小悪魔の羽を模した髪飾りをつけており、美琴と食蜂はペアルックなのか同じカボチャのお菓子入れを片手に持っていた

 

一方通行は地獄の番犬 ケルベロスを参考にしているのか黒いケモ耳をつけ、獣の爪を模したグローブを装着しトゲ付きの首輪をつけている。麦野は少し過激なチャイナドレスを着て、肌の所々を露出し頭にお札を貼っていた。恐らくはチョンシーだろう…だが何故か頭にはうさ耳をつけていたが…きっと浜面狙いだろう。そして削板は白い布を被っていた。そしてその布には眉毛と目だけが書かれていた。お前は何処のメギュド様だ

 

「……恥ずかしい」

 

「……ですね」

 

垣根と帆風は頭を抱える、こんな恥ずかしい格好の奴らと一緒にハロウィンを回らなければならないのかと。なお二人は二人だけで回ろうとしたが馬鹿共に捕まって現在に至る

 

「ハロウィンか……私は勉強ばかりしていたからそんな浮ついた行事に参加していなかったが…ふ、若い内にしておけば良かったな。いい歳したおっさんが仮装しても悲しいだけだ」

 

「……なんか、ごめん」

 

「いや、いい。ハロウィンを精々楽しんでくるといい。楽しむのも子供の仕事だからな」

 

自分も若い頃にハロウィンに参加しておけば良かったな〜と呟く天井、垣根と帆風はもう一度天井に頭を下げてから別の家にお菓子を貰いに行こうとする上条達の後を追っていた

 

「………さて、私も仕事の続きをするか」

 

天井はそう言って玄関の扉を閉めると応接間でやり残した仕事の続きをしようかと応接間に入る、そして応接間にはソファーにだらしなく寝転がったままNintendo ○witchで遊ぶ芳川(引きニート)がいた

 

「あ、ご飯まだ?」

 

「……………」

 

そろそろ本気でこいつ東京湾にコンクリ詰めで沈めたろかな、割と本気で天井はそう思いながら青筋をピクピクさせて芳川を見つめていた

 

 

 

「おい、この先の路地裏は立ち入り禁止じゃんよ。引き返すじゃん」

 

「こら!お前達それ以上の暴走は行かんぞ!演出の為に能力は使うな!」

 

「ちょ、ちょっとそこの貴女!流石に露出が過ぎますよ!」

 

ハロウィンは誰もが羽目をはずす日である。その為ついうっかり気が緩み過ぎて暴走してしまう学生がよくいる。しかもここは学園都市、能力者の街だ。金属バット振り回してヒャッハー!するのならまだいい。だが演出の為に発火能力がファイヤーして建物が炎上したり、電撃使いがスパークリングして何人か黒焦げになったり、水流操作で辺り一帯がびしょ濡れになったするのが学園都市のハロウィンの事件だ

 

だからこんな時に羽目を外さず、警備をし注意をするのが警備員の役目なのである。彼らは学生達に注意を呼びかけながら街を歩き暴走していないか監視しているのだ

 

「はぁ〜たく、羽目外しじゃんよ。まあ、楽しみたい気持ちは分からなくはないけど…」

 

「それにカップルが多いですしね…ふ、独り身の私には爆発して欲しいですよ」

 

「全くだ……これだかハロウィンは面倒なんだ」

 

そう溜息混じりで呟く黄泉川と鉄装、高梁。子供達が毎年のように暴走する為かもういい加減にしろと内心思っている

 

「てか、ハロウィンてなんじゃんよ。日本人ならお盆じゃん。イースターだのクリスマスだの…全部外国ばっかじゃん」

 

「あ〜私も彼氏欲しいです」

 

「早く仕事終わらして飲みに行きたい」

 

そうハロウィンなのに夢のない事ばかり言うダメな大人達

 

「あ、黄泉川先生。ハロにちわです」

 

「お、上条じゃんか。それとハロにちわてなんじゃんよ」

 

「ハロウィンでこんばんわ、略してハロにちわ」

 

「こんばんわの要素は何処行ったじゃん?」

 

「お空の彼方に」

 

「取りに行ってこい」

 

「あ、これ金平糖です。お星様みたいでメルヘンでしょ」

 

「ありがとうございます」

 

「関西のおばちゃんかお前は」

 

こんな風に軽くトークする上条と黄泉川、 垣根は鉄装と高梁に金平糖を配る

 

「お前らも仮装凄いじゃん。でも羽目は外し過ぎるなよ?お前らが暴走したら私らじゃ止められないじゃん」

 

「分かってる、暴走しねえように俺が見張っといてやるよ」

 

黄泉川は垣根達にも一応注意してから、また何処かのパトロールに立ち去っていく

 

「なあなあ、次は何処に行く?」

 

「慌てないで先輩、ちゃんと貰える場所は特定済みよ」

 

「もし仮に貰えなかったら、この腐った卵とペイントボール、こやし玉を投げてやるんだゾ☆」

 

「女王……いたずらにしては度が過ぎますわよ」

 

食蜂はにへーと笑いながら用意しておいたいたずらグッズを見せつける。悪戯小僧もびっくりなレベルの悪質さである

 

「お、あそこにいンのは神裂の野郎じゃねえか?」

 

「お、本当だにゃーん。おおい!神裂ぃ〜!」

 

削板が神裂を見つけ麦野が大声で彼女を呼ぶ

 

「あら、貴方達もハロウィンに参加していたんですね」

 

「まあな……て、ねーちん普段通りの格好じゃねえか。なんで?」

 

「……インデックス達にこのまま姿で充分仮装になってる、て言われました」

 

「それ遠回しに普段から仮装してるて事ですわね」

 

神裂ら仮装などしなくても年中痴女ってるなら仮装しなくても大丈夫。それがインデックス達の考えである

 

「で、インデックス達は?」

 

「ああ、あそこでお菓子を貰っていますよ」

 

そう言って神裂はある場所を指を指す。そこにいたのは…

 

『トリックオアトリート!お菓子くれなきゃ術式をぶち込むぞ!』

 

「はい、お菓子だよ」

 

白いドレスに白い猫耳、肉球、尻尾をつけた猫耳シスター姿のインデックス。黒い軍服に腕章をつけたステイル。風斬は白い和服に天冠をつけ死装束の格好をした幽霊の仮装だ。黒子は歌舞伎の黒子の黒い衣装の格好をし、フロイラインは頭部の後ろにでっかい唇の飾り物をつけ、佐天は豆腐を片手に持っているだけ、初春は頭にビオランテのソフビを置いていた。約3名おかしいのがいるが気にするな。なお三馬鹿弟子ことメアリエ、マリーベート、ジェーンはいつもの魔女の服装だ

 

「…割と普通だな」

 

「普通ですわね」

 

そう呟く垣根と帆風、するとインデックスがこちらに気づき駆け寄ってくる

 

「あ、ていとく達!見てみてこんなにお菓子が一杯なんだよ!」

 

「凄いじゃない!私達もこんなけ貰ったのよ!」

 

「おお、君達も結構貰ってるね。ふむ、ではどちらがどれだけ捉えるか競争してみないかい?」

 

「お、いいじゃねえかそれ!負けねえぞ!」

 

「じゃあ、勝負しませんこと?わたくしとインデックス達さんチームとお姉様達チームでどちらが多く貰えるか競い合いませんか?」

 

「ふふふ、まあ私達の友情力と予め何処から多く貰えるか計算済みなリサーチ力には勝てないでしょうけどねぇ〜」

 

そう楽しげに会話する上条とインデックス達

 

「どう、兄さん。幽霊らしい?」

 

「うん、幽霊ぽいぞ(まあ、幽霊みたいなもんだからな氷華は)」

 

「じゅんこ、見てください。二口女です」

 

「…女王達と比べるとお粗末ですが…似合ってますよ」

 

「じゃじゃーん!私は豆腐小僧です!(言えない、コスプレ用意出来なくて苦し紛れで豆腐持ってるだけで言えない)」

 

「私は英理加さんです。因みに今回の頭飾りは全て薔薇にしてあります」

 

「……取り敢えず佐天は仮装舐めてるのかにゃーん?そして花飾り、お前はどう見てもビオランテだ」

 

「「「で、どうですか私達の格好は!?」」」

 

「もっと根性出して学園都市を周り尽くしてお菓子を貰うぜ!」

 

「「「え!?全員スルー!?」」」

 

そう楽しげに会話するインデックス達と垣根達(約3名無視されているが気にするな)

 

「で、オマエのその仮装はなンだ?」

 

「ん?僕の仮装かい?ベイ中佐に決まっているだろう。あの吸血鬼の、カッコいいだろ」

 

「ゲームキャラじゃねえか」

 

因みにステイルが仮装しているのはとあるゲームの吸血鬼である

 

「じゃあ、僕らは次の所にお菓子を貰いに行ってくるよ。君達もいいハロウィンを」

 

「じゃあね皆!良い夜を!」

 

「こんなに沢山お菓子を貰って…虫歯にならないか心配です」

 

「それを見越して、歯磨きセットを用意しておきましたの」

 

「流石白井さん!」

 

「パンダ、凄い」

 

「ねえ、初春。私の豆腐小僧もキツイけど初春の英理加さんの方がキツイよ…素直にパックンフラワーかブラックローズドラゴンに…」

 

「私は英理加さんです」

 

「「「というか私達のセリフ少なっ!?」」」

 

インデックス達と別れ、垣根達はある場所に行きお菓子を貰いに行く

 

 

『トリックオアトリート!お菓子くれなきゃ超能力ぶち込むぞ!』

 

「……恥ずかしくねえのお前ら?」

 

来たのは第十二学区にあるグレムリンの秘密基地、気配の入った仮装をした上条達を見て若干呆れた様に呟いたのはトールだ

 

「あ?なによ、お菓子くれないの?なら超電磁砲ぶち込むわよ?」

 

「やるよ、やるからコイン構えんな」

 

軽く脅してくる美琴に頭を掻きながらトールは一応用意しておいたお菓子を渡す

 

「悪いなトール、この馬鹿共が」

 

「まあ、別にいいてことよ垣根ちゃん。ほら、彼女さんも食えよ」

 

「あ、ありがとうございます」

 

トールは帆風にお菓子を投げる、帆風は右手でそれをキャッチしどんなお菓子かと見てみる…そのお菓子はリコリスだった

 

『……こんなタイヤのゴムみたいなお菓子要らね』

 

「おい、冗談だ。ジョークだよ。本当はこのバームクーヘンだ。だからリコリス捨てんな」

 

帆風すらもリコリスを道端に捨てようとしたのでトールは慌ててバームクーヘンを取り出す、因みにリコリスは北欧のお菓子である

 

「む?なんだ盟友か、そう言えば今日はハロウィンだったな。忘れていたぞ」

 

「お、年中仮装してる痴女…じゃなくてオティヌスじゃない」

 

「おい第五位、誰が痴女ィヌスだ。バレーボールの刑に処すぞ」

 

いきなり美琴がやって来たオティヌスに失礼な事を言ってしまう。まあ、彼女は普段から露出狂ぽい服装をしているので仕方ないが

 

「そうだ、私からもお菓子をやろう。ほら、じゃがバターだ。ありがたく食え」

 

「お菓子じゃねェぞ」

 

「じゃがバターはお菓子だ、そして主食でもある万能食…じゃがバターは完全食だ」

 

「お前は何処ぞのサプリと煮干し大好きな完全型勇者か」

 

オティヌスからじゃがバターを貰った一行は次のお菓子を貰いに行く場所に行く

 

 

『トリックオアトリート!お菓子くれなきゃ人体解剖を麻酔なしで生きたままやるぞ!』

 

「……それ、我々木原に対して言っちゃいますか」

 

次に貰いに来たのは第一学区の木原一族のとある研究施設だ。唯一は面倒くさそうな顔をして上条達を見ていた

 

「はぁ、悪戯されたくないですし…仕方ありませんね。このキャンディーをあげましょう」

 

唯一は溜息をつきながら白衣のポケットに手を突っ込み、そこから飴をばら撒く。地面に落ちた飴に群がる上条達…プライドはないのかこいつら

 

「悪いな唯一先生」

 

「いいえ、気にしないでください。彼らには実験サンプルになってもらうので」

 

「?それはどういう意味ですか?」

 

「ああ、第二位達に渡したのは私が開発した薬なんですよ。どんな効果があるのか分からないので彼らには実験台になってもらおうかと…あ、お二人には普通のキャンディーをあげますね」

 

そう言って悪い笑みを浮かべる唯一、流石木原だと垣根と帆風は苦笑いする

 

「唯一君、ホットドックはまだかな?」

 

「はぁ〜い、今すぐ先生の為にホットドックを買って来ますね!では、皆さんハロウィンを楽しんでくださいね」

 

研究施設の奥から脳幹の声が聞こえた、唯一が返事を返し先生の為にホットドックを買いに外へと出て行った…それを垣根達は見送った後、削板がボソッと口を開いた

 

「……犬が焼いた犬(ホットドック)食うのか…共食いか?」

 

「いや、ホットドックは犬の肉じゃねえぞ軍覇。まあ俺らも驚いたけど」

 

まあ、別に共食いではないのでとやかく言うまい、と垣根達は研究施設を後にし別の場所へと向かう

 

「オティヌスさん、脳幹さんと来ましたから次はメイザースさんですか?」

 

「いや、あそこだけは絶対に行かねえよ」

 

「?なんでですか?」

 

「だって黄金夜明のメンバーていつもギャンブルやってて金がねえし、お菓子持っていたら奪われるのがオチだしな。行っても骨折り損、どころか奪われるだけだ」

 

『納得』

 

ギャンブル狂いのメイザースがお菓子を持っているわけがない、と垣根が言うと全員が納得した

 

「じゃあ何処行くの?もう大抵の所は周り尽くしたわよ?」

 

「そうだな……何処がまだ行ってなかったけ……あ、あそこ行ってなかった」

 

ポン、と垣根は手を叩く。そして悪どい顔になり、全員にこれから行く場所のことを教える。すると帆風を除く全員がニヤッと笑う

 

「いいじゃない、なら早くそこに行きましょうよ」

 

「流石垣根さん、悪戯力が限界突破してるわねぇ」

 

「…悪魔ですわ、ここに本物の悪魔達がいますわ」

 

帆風はその余りにも嫌がらせとしか思えない内容にドン引きしていた

 

 

「はぁ、何がハロウィンですか…ハロウィンなんて爆発しろ!」

 

そう叫んだのは海原光貴、彼はハロウィンに参加することなく祖父から与えられた家の部屋で両手の中指を立てる。実は彼昨日美琴を自分と一緒にハロウィンに参加しませんか?」と誘ったのだが、美琴は断りの言葉の代わりにラリアットをぶちかまし、食蜂にトイレに流された。それなのでハロウィンには参加せず部屋で怒りを爆散していた

 

「ハロウィン爆発しろ!リア充なんて爆発しろ!上条当麻と食蜂操祈なんか○ね!ファック・ユー!」

 

そう汚らしい高音で叫ぶ海原、すると自宅のチャイムが鳴り誰が来たのかと海原はドアを開ける…そこにいたのは…美琴だった

 

「!?み、御坂さん!?どうしてここに!?ま、まさかやはり自分と一緒にハロウィンを回りたくなったんですか!?」

 

「トリックオアトリート!お菓子くれなきゃ悪戯するぞ!」

 

「……ふ、御坂さん。貴方になら悪戯されても構いません…てな訳で激しいプレ…じゃなくて、お仕置き…じゃなくて悪戯お願いします!ハァハァ!」

 

美琴になら悪戯されたいと海原は鼻息と息遣いを粗くする。だがそれを聞いて美琴は予想通りだとニヤリと笑う

 

「ふ〜ん、お菓子くれないんだ…なら、皆やっておしまい」

 

『御意』

 

「え?」

 

そう美琴が言うと、玄関から一斉に垣根達が海原の家に入って行く。驚きの余り固まってしまう海原

 

「お、この壺高そうだな。売ってその金を置き去りの子供達に寄付しよっと」

 

「あら、この絵画有名な画家の作品ですわね。売ったらアフリカの子供達に寄付しましょう」

 

「……美琴の盗撮写真があったわぁ〜、これは私の物に…ゲフンゲフン!処分力しておくわ」

 

「な、美琴の等身大フィギュアだと!?なんてけしからん!これは俺が預か…処分しておこう!」

 

「金持ちだから結構財布に金あンじゃねェか。赤い羽根募金に財布ごと入れるか」

 

「『御坂さん大しゅき日記』…気持ち悪、焼いて捨てよ」

 

「うおおおお!根性!根性!根性!」

 

「悪戯じゃなくて単なる強盗じゃないですか!」

 

そう叫ぶ海原、垣根と帆風、一方通行が売り捌く品物を鑑定し、上条と食蜂が海原が密かに集めた御坂グッズを押収し、麦野が変なコレクションを焼き払い削板が海原の家を破壊する

 

「ちょ!?そんな酷い事しないで…!!」

 

「はい、ちょっとアンタは黙ってなさい」

 

「あばばばばばばばばばばばばば!!!?」

 

美琴は止めようとした海原に電気ショックをお見舞いし全身黒焦げにして気絶させる

 

「よし、これで粗方強奪したぞ。これ全部寄付するか」

 

「でも本当に宜しいんですか?こんな強盗染みた事をして…」

 

「大丈夫、アレイスターがもみ消してくれる」

 

『権力、偉大、はっきり分かるね』

 

そう行って海原の家から立ち去って行く垣根達、暫くして目を覚ました海原が見た光景は荒地と成り果てた自分の家だった…後日、裁判所に訴えを出した海原だったがアレイスターによってもみ消されたのだった。権力て凄い

 

 

その後も小萌先生や木山先生、警備員の詰所などに訪れお菓子を貰っていく垣根達。一休憩の為、ベンチに座って貰ったお菓子を食べていた

 

「もう、貰える所は行き尽くしたな…でも、悪戯したのが海原だけでつまんねえな」

 

「……なら、わたくしに悪戯をしては?」

 

「え?エロい事していいの?」

 

「勿論、あそこにそういう建物がありましたから今すぐそこに…」

 

「おィ、イチャイチャしてンじゃねえよ」

 

もっと悪戯したいと金平糖を食べながら呟く垣根、ならば向こうのいかがわしいホテルで自分に悪戯(意味深)して見ないかと笑う帆風。一方通行はペロペロキャンディーを舐めながらそれを止める

 

「お、そう言えばそろそろアリサとの待ち合わせの時間だ。俺そろそろ抜けるわ」

 

「……そういや、俺も打ち止め達と一緒にハロウィンを楽しむていう約束があったんだ」

 

「私も浜面達とこれから会う約束してるにゃーん」

 

削板、一方通行、麦野はこれから他のメンバーとの待ち合わせの約束があるからここで別れると上条達に告げる

 

「そうか。で、何処で待ち合わせなんだ?」

 

「ここだ!この公園で待ち合わせしてるんだ!」

 

「ンだよ。俺と同じ場所かよ…」

 

「あ?お前らも私と一緒の場所かよ」

 

なんと三人とも同じ場所での待ち合わせだった。こんな偶然もあるのかと帆風がクッキーを小動物のようにカリカリと齧っていたその時、誰かが駆け寄ってくる音がした

 

「あ、軍覇君!お待たせ!」

 

「おお、アリサ!全然待って、ない……ぞ?」

 

削板はアリサの仮装を見て固まった、そんな削板を見てアリサは首を傾げる

 

「あれ?どうしたの軍覇君?」

 

アリサの仮装は露出の多い黒のドレス、背中に黒揚羽蝶の羽を着けた妖精の様な姿だった。それを見た削板は暫し硬直し…鼻から勢いよく鼻血を噴き出した

 

『削板が死んだ!?このひとでなし!』

 

「ええ!?ど、どうしたの軍覇君!?」

 

「あ、アリサの仮装が似合いすぎて…尊死するかと思ったぜ……ふ、やっぱりアリサは最高……だな、ゲフッ」

 

「軍覇君!?」

 

削板はそう遺言を言い残すとそのまま地面に力なく倒れた。アリサは涙を流して地面に倒れた削板の身体を抱きしめる。なお削板は死んでいない

 

「おーい!一方通行!お待たせー!てミサカはミサカは手を振ってみる」

 

「悪いね、遅くなっちゃたよ」

 

「チッ、クソガキ共が。人を待たせるんじゃ………ねえ、よ…」

 

一方通行も削板の時と同じく動きを固めた。だがそれは打ち止めと付き添いで来た番外個体に見惚れたわけではない。因みに打ち止めと番外個体の仮装は打ち止めが猫耳を生やし、肩に翼が生えた青いドラゴンの人形を乗っけた某ビーストテイマーの仮装をし、番外個体は赤い軍服の様な服を着て、片手にマスケット銃を持った某遊園地の秘書室長の仮装だ

 

「どうしたんだ先生?具合でも悪いのか?」

 

一方通行が魅入っていたのはエステルだ、彼女の仮装は恐らく打ち止めが選んだであろうナース服。ある部分が蠱惑的なまでに強調されている…何処とは言わないが

 

「……やっぱ巨乳は最高だぜェ、ロリ巨乳万歳」

 

「ん?何か言ったか先生?」

 

「いや何もォ、ほら早く行くぞ」

 

「はい!」

 

誤魔化しながらエステルを連れて街へと向かう一方通行、エステルは子犬の様に一方通行の後ろについて行く

 

「……チッ、やっぱ胸なのかよ。て、ミサカはミサカは舌打ちを…チッ!」

 

「…打ち止めさん、今日もまたご乱心…」

 

打ち止めは舌打ちしながら二人の後を追う、そんな打ち止めを見て頭を抱える番外個体。番外個体は苦労人である

 

(…流れ的に次は私の番、つまり浜面が仮装してくるんだな!どんな仮装なんだろう…)

 

麦野は浜面がどんな仮装をしてくるか思考する

 

 

『がおー、てな。今日の俺は狼男だ、お前を食べてやるよ。性的な意味でな』

 

『や、優しくしてね……』

 

 

(な、なんてな!そんな美味しい展開があればいいんだけどな!)

 

そう頭の中で妄想し顔を赤くする麦野、すると彼女の思いが通じたのか複数人の足音が聞こえる

 

「お、もうついてたのか麦野」

 

「!?は、浜面ぁ!」

 

麦野はパァァと明るい顔で浜面を見た、どんな仮装をしているのかな…と。そして麦野は固まった。悪い方の意味で

 

「どうした麦野?」

 

浜面はなんの仮装もしていなかった、ただ右手にゴミ袋、左手にゴミばさみを持っているだけだった

 

「……浜面、お前仮装は?」

 

「ん?ああ、ゴミ拾いしてたら仮装する暇がなくてな。この格好で着た。怪人ゴミ拾い男、てな!」

 

「…………………………」

 

麦野の幻想は静かに崩れた

 

「む、麦野?大丈夫?」

 

「…なんか超嫌な予感がします」

 

「奇遇だな絹旗ちゃん、私もだ」

 

「…むぎの、怖い」

 

「ふふん、このダイアン=フォーチュンも来てあげたわよ。感謝しなさい」

 

嫌な予感を感じ冷や汗をだらだら流すフレンダ達。危険察知能力が乏しいダイアンは何故か偉っそうにしていた。そしてフレンダ達の予感は的中した

 

「乙女の純情返せゴラぁぁぁぁぁ!!!」

 

「うお?!」

 

「「「「やっぱりこうなるのねぇ!?」」」」

 

「え!?なんでこうなるの!?」

 

プッツンした麦野が原子崩しを辺り一帯に乱射、浜面は難なくこれを避けるも、ドカーンとフレンダ達(とついでにダイアン)がお星様になった。なおフレンダの仮装はテケテケ、絹旗は赤ずきん、黒夜はブラックサンタ、滝壺はガゾート、ダイアンはシンデレラの仮装をしていた(だからどうした)

 

「はーまづらぁ!」

 

「え!?なんで怒ってるんだ麦野!?と、とにかくここは…逃げるんだよォォォーーーッ!」

 

「逃すかぁぁぁぁぁ!!!」

 

ドカンドカンと破壊音が鳴り響く、浜面はなんとか原子崩しを掻い潜りながら避け続ける、麦野は怒りのあまりスーパーむぎのんになって浜面を追いかけていった

 

「 こ れ は ひ ど い 」

 

「あ、あはははは……」

 

垣根は頭を抱え帆風は思わず苦笑い、あーもうめちゃくちゃだよ

 

「あ、俺達もそろそろ三人だけでハロウィンの夜を楽しんでくるぜ」

 

「じゃあね垣根さん、潤子先輩」

 

「お二人も楽しんでねぇ」

 

「おう、彼女とのランデブーの邪魔な奴らがいなくなって清々するわ」

 

「呉々も色んな人に迷惑をかけないでくださいよ」

 

上条達も垣根と帆風から立ち去っていく、こうしてお邪魔虫な上条達が全員いなくなった今、二人は漸く思う存分いちゃつく事が出来る

 

「たく……俺らの夜を3時間も邪魔しやがって…もう9時すぎじゃねえか」

 

「まあ、よろしいじゃありませんか。これからわたくし達だけで過ごせばいいんですもの。まだまだ夜は長いんですから」

 

「そうだな……」

 

上条達(お邪魔虫)がいなくなるや否や二人は肩を寄せ合う

 

「帝督さん………………………」

 

「潤子……………………………」

 

二人はお互いの顔を見合わせる、帆風は羞恥の余り顔を赤くしているが周囲に人の気配がない事を確認して自分の唇を垣根へと近づける…後少しで二人の唇が重なる、その瞬間

 

「やあやあ、いいムードだねお二人さん」

 

「「!?」」

 

ベンチの背後からひょっこりと銀髪緑目の魔女の服装をした少女が顔を出した、それを見て二人は驚きゴン、と唇ではなく額を重ねてしまった

 

「「〜〜ッ!?」」

 

二人はあまりの痛みに額を押さえながら地面を転がる。それを見てケラケラ笑う少女。帆風は額を押さえながらいいムードをぶち壊した少女を睨む

 

「…誰ですか貴方は、折角いいムードだったのに…」

 

「すまない帆風潤子、甘ったるい空気を感じてやって来たら君達が接吻しそうになっていたのでね、揶揄いに来たのさ」

 

そう帆風に睨まれても笑みを崩さない少女、そんな彼女に非難の目を向ける垣根

 

「…やってくれたなアレイスター(・・・・・・)。いくら友達でもやっちゃいけねえ事ぐらいあるんだぜ」

 

「そうですわ、いくらアレイスターさんでも…え?アレイスターさん?この少女が?」

 

垣根が目の前の少女のことをアレイスターと呼ぶと帆風は目をパチクリさせる。何故ならアレイスターは男だからだ、決して目の前の美少女ではない

 

「こいつは無限の可能性を秘めた人間だからな、美少女なアレイスターて分岐点もあったんだろ。で、女子の姿で仮装してんのかこのオカマは」

 

「ふ、中々可憐な美少女だろう?それに生理も既に迎えているから妊娠も可能だし、女性器も名器だと私は思う。先程オ○ニーして確かめたからな」

 

「「その一言で美少女が台無しだよ/ですわ」」

 

残念美少女ここに極まり、である。見た目は良くとも中身がおっさん。しかも変態ならば尚更だ。警備員さん、こっちです

 

「ハロウィンデートの邪魔だ、帰れセクハラ親父」

 

「まあまあ、落ち着きたまえ。そうだ、そこにいかがわしいホテルがあるから帆風潤子と一緒に三人でプレイしてみないか?」

 

「おい18禁用語ばっか言うんじゃねえ」

 

尻をフリフリさせながらいかがわしいホテルに二人を誘おうとするアレイスター、この男男も女もいける口かも知れない(意味深)

 

「リリスさんが泣きますわよ」

 

「安心しろ、新しい母親と父親が出来るからリリスも喜ぶさ」

 

「父親二人になるだろうが」

 

「いや、母親二人だ」

 

「どちらにしても娘さんグレますわよ」

 

グッと親指を立てるアレイスター、そんな変態に冷たい目を向ける垣根と帆風。ぶっちゃけこのクソ親父をデブのロリコンの目の前で全裸で放置したい衝動を必死に抑える

 

「は、別にいいだろう垣根帝督。今時ハーレムが主流なんだ。女の一人や二人や十人ぐらい養ってみせろ。そして夜は猿のように盛れ」

 

「俺はハーレム厨じゃねえ、メインヒロイン一筋なんだ。多くてもToL ○VEるみたいな二人ルートだ」

 

「帝督さん、伏字になってませんわ」

 

そろそろこいつ、ロリコンの巣窟に全裸で投げ入れてもよくね?ぶっちゃけ二人の堪忍袋の尾が切れそうだった

 

「まあ、君達はお互いムッツリそうだからな。一度性を知ってしまえば盛りのついた犬の様にお盛んになるだろうな…あ、ゴムをやろうか?」

 

((ブチッ))

 

二人の怒りゲージが限界突破した、絶対にアレイスター殺すマン&ガールになった

 

「なあ、アレイスター。お前にトリックオアトリートしていいか?」

 

「?別に構わないぞ。一応お菓子を持っているからな」

 

アレイスターは首を傾げる、この二人は何をしたいのかと…そして二人は口を揃えてこう言ったのだ

 

「「ライフ オア デス、命くれなきゃぶち殺しちゃうぞ♪」」

 

「……え?」

 

アレイスターは顔を青ざめる、そして漸く理解した。ヤベェ調子に乗り過ぎた、と

 

「さて、お前の命を貰うぜ♪」

 

「それが嫌なら…殺しますわ♪」

 

「ちょ、やめてくれ。私学園都市統括理事長ぞ?学園都市のトップぞ?」

 

「「遺言はそれでいいかセクハラクソ親父」」

 

「え、ちょっと…ご、ごめんなさい!調子に乗り過ぎましたぁぁぁ!ウブなカップルを煽りたかっただけなんです!だから許し…あああああああああああああーーーーーーッ!!?」

 

直後、メタトロンとサンダルフォンの力を解放した垣根と帆風の全力の一撃がアレイスターに炸裂した

 

 

ーーードッカーーーン!ーーー

 

「ん?花火?ハロウィンなのに?」

 

「まあ、結構風情があるんじゃない?」

 

「ハロウィンに花火て斬新ね」

 

上条達は突如、学園都市の空に咲いた赤い一輪の花火を見ていた。ピタッと上条の頬に何かしらの液体が当たった。上条は手でそれを拭って何かと見てみる。それは血《・》だった

 

 

 

「……今度からあの二人を揶揄う控えるとしよう」

 

「その方がいいと思うよ」

 

そう冥土帰しの病院のベットにて、全身包帯巻きのミイラ男状態になったアレイスター(♀)はベットで横になりながらそんなことを呟いた。冥土帰しはその通りだと頷く

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ベイ中尉とか分かる人おる?殆どのキャラは中の人ネタかとあるのゲームネタでした。そして汚い花火になったアレイスターさんに敬礼。ぶっちゃけとあるのキャラはイケメン、美少女揃いだからどんな仮装も似合うと思う。次回も時期外れなギャグ回予定です

いや〜漸く面接が終わった!これでゆっくり休める…と思いきや来週からテスト期間…うん、学校は休ませる気ねえな(白目)

次回もお楽しみに!
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