イナズマイレブン~円堂守と新生サッカー部~   作:ハマT

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初期の憲三さんのサンプルボイス

「私は舞崎憲三だ」

「友紀!!いつまで玉蹴り等に呆けているんだ!!」



敵キャラ募集中です

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第13話舞崎家

綺羅星との試合から一夜明けた放課後

雷門サッカー部の皆は部室に集まっていた。

「・・えー次の対戦相手は竜王山に決まりました」

予選Aブロック最終戦。その対戦相手は竜王山に決まった。データを見ると得点率と失点率はほぼ同じ。そこまで厄介とは思えないのだが・・

「友紀がいないとなぁ・・」

昨日誘拐された友紀は検査の結果、異常なしと判断されたが大事をとって今日は学校を休んでいる。もしこの場に友紀がいればきっと何か分かるだろう。

「・・全く綺羅星を圧倒したチームがなんて顔してるのかしら?」

部室に夏未が入ってくる。その手には二枚の紙が握られている。

「あなた達に二つ伝えたいことがあります。まずは私がサッカー部のマネージャーになります」

夏未の言葉に皆が驚く。雷門理事長の娘であり生徒会長の雷門夏未。その彼女が突然マネージャーとして入部すると言い出したのだ。

「そしてもう一つはこれよ」

夏未が見せた紙を見てもう一度驚く。見せた紙は退部届け、それも友紀のものだった。

「なんで・・友紀が・・」

皆がその紙を手に取り気づく。字がかなり達筆だった。その達筆すぎる字はどう見ても友紀のものでない。

「・・そう言えば友紀のお父さんって友紀がサッカーを続ける事をあんまり良く思って無かったような・・」

誠也が思い出す。直接は会ったことはないが何度か友紀の話に出てきた事がある。

「・・気に入らないな・・」

この退部届けに友紀の意思は全くない。今までの様子を見ても友紀がサッカーが、好きなことは分かる。

「・・・とにかく彼女がサッカーを辞めたくないと言うのならばあなた達の力で連れ戻しなさい」

 

 

隣町

誠也の案内の元、円堂と黒牙は友紀の家の近くへと来ていた。

「この辺にあるって行ってたんだがなぁ・・」

昔の記憶を頼りに探すも、

①公園の近く

②どれだけ遅くなっても公園にいれば平気

という程度の情報しかなく苦戦していた。

「・てかなんで黒牙がいるんだよ・・」

キャプテンの円堂と幼馴染である誠也が来るのは分かるが、全く関係のない黒牙が来ている事に対して疑問を持つ誠也。

「いいじゃないですか・・雷門を導く軍師の邸宅を訪問したいですし」

完全に好奇心から同行している黒牙。そんな三人で隣町の公園辺りを中心に探すも全く見付からず既に一時間、取り敢えず公園のベンチに座り今後の探索について話し合っていた。

「誠也と友紀が遊んでいたのはこの辺りだから友紀の家はこっちの方にあると思うんだけどなぁ・・」

「でもそっちに舞崎って表札は無かったし・・」

誠也と友紀が遊んでいた側の周辺を探し尽くしたが友紀の家は全くなかった。

「・・あれ?」

スマホで辺りの地図を見ていた黒牙が気づく。地名と公園の名前が一致していないのだ。普通公園には辺りの地名から名前を付けられる。しかし今いる公園は全く違う名前が付けられていた。

 

 

舞崎運動公園

一部施設を覗いて無料で利用できる大きな公園。その中心には関係者以外立ち入り禁止の大きな建物があり皆、合宿施設だと思っていたが・・

「・・なぁもしかして・・」

「・・ああ・・」

合宿施設にしては大きく豪華な建物。良くみると庭にはメイド服やスーツを来た人が掃除をしたりしている。

「友紀の家の場所って確か・・」

①公園の近く→公園内ならかなり近く

②どれだけ遅くなっても公園内にいれば平気→公園内は庭みたいなもの

確かに全ての条件を満たしている。確認しようと建物の入り口に近付くと他の人と違う服装をした女性がメイドの一人と話していた。ラフな服装ではあるがミニスカートにリボンという女の子っぽい服装。紫の髪も左サイドのポニーテールで纏められている。

「・・ん?」

何か違和感を感じてもう一度その女性を見る三人。ミニスカートにリボンという女の子っぽい服装と何処かで見た事ある紫の髪。

「・・あの・・俺の見間違いじゃなかったらあの人・・」

「友紀!!」

円堂が声をかけるとその女性が振り向く。

「キャプテン!?皆?!」

服装も髪型も違うだけでこんなに印象が変わるのか・・。そんな事を考える三人。

「もしかして今、馬子にも衣装とか考えてなかった?」

 

やはりこの家は友紀の家だった。この舞崎運動公園は舞崎グループ社長の家の庭を皆に解放している場所だ。

「入るよ」

円堂達は友紀の案内で父親の舞崎憲三の所に来ていた。名前からしてかなり厳格なおっさんをイメージしていたのだが・・

「来たのか!!友紀!!」

ジャージ姿で変なポーズを決めながらチャラそうな男ーー憲三が話しかけてくる。

「・・先輩・・今日だけで頭が・・」

「・・奇遇だな・・俺もだ・・」

「お父さん!!何で友紀からサッカーを奪おうとするんです!!」

「・・友紀には私に似た天性のバランス能力が備わっている!!」

ポーズを決めながら話す憲三。途中で転けなければかなり説得力があったと思うが・・

「だからこそ友紀はサッカーではなくフィギュアスケートをやるべきだ!!」

今度は部屋全体をスケートのように滑りながら話す憲三。

「パパ!!ボクはサッカーをやめるつもりはないよ!!」

父の言葉に反論し喧嘩を始める二人。それをみたメイドが円堂達を部屋の外に連れ出す。それと同時に部屋の中で轟音が鳴り響く。メイド曰く二人の喧嘩は毎回こんな風になるとの事。

「もう知らない!!パパのバカ!!」

そう言って三人にも目をくれず部屋を後にする友紀。ゆっくりと部屋に入ると音の割にはあまり荒れていない部屋。その中で虫の息となった憲三が壁にもたれ掛かっていた。

「・・これを・・・友紀に・・」

メイドに一枚の紙を渡すとそのまま気を失う憲三。メイドは全く気にするようすもなく紙を受け取り友紀の元に向かう。

「あの・・ほっといていいんですか?」

「何時もの事です・・それよりこれを・・」

友紀に渡す予定の紙。そこには血文字で『覚悟を見せろ』と書かれている。

「・・憲三(笑)様はああ見えて友紀様の事を案じております・・覚悟を見せろということはつまり、どんなに辛いことがあっても進めるのか、と問いかけているのです」

「・・それって」

「はい・・もし友紀様が覚悟を見せればきっと憲三(笑)様はお認めになるかと・・」

「それ本当?!」

見るとさっき出ていったはずの友紀が戻ってきていた。・・手にハンマーを持っていることには突っ込まないでおこう。

「憲三(笑)様は先日の一件や友花様の事があり友紀様の身を案じられております」

「・・分かってるよ・・だからってボクはサッカーを止めるつもりは無いよ・・ねぇ次の相手って何処?」

「竜王山ってところだ・・」

次の対戦相手を聞いた友紀が頷く。

「次の試合・・絶対に勝つ!!その為にも明日から頑張ろう!!」

 

 

 

 

皆様お久しぶりです。この物語の語り部由岐です。フットボールフロンティア予選も後二試合。これから更に激戦となりますが一体どうなるのでしょうか?

 

あら?お客様が来たようですね。何を不思議に思ってるのですか?私のところにもお客様が訪ねて来ることもありますわ





ど う し て こ う な っ た !!

憲三さんは元々かなり厳格なおっさんだったんですが書いていくうちにただの変人に・・
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