遂にフットボールフロンティア予選決着です。
後書きのあれは一回やってみたかったんだ・・。
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ハーフタイム
頭を打ち、気を失った友紀をタンカーにのせて救急隊員がフィールドを後にしていく。
「・・友紀・・」
突然の事態に皆の士気が大きく下がる。このままだと後半は押し負けてしまう可能性がある。
「・・後半は選手を交代、それと・・α-1を発動します」
友菜が全く噛まずにたんたんと告げる。
「・・おいそれは友紀がいないと無理だろ!!あんた一体何を考えているんだ?!」
「・・それは私の言葉です!!あなた達は彼女がいないと何もできないのですか?」
その言葉に皆がハッとする。確かに今までの試合、友紀の力があったからかもしれない。だが最後に道を切り開いたのは皆の力。その事に気付き皆の目に意志が戻り始める。
「・・そうだ・・何を考えていたんだ・・」
「・・まるであの時と同じだな」
綺羅星戦での事を思い出す皆。あの時も友紀は試合に出られなかった。
「・・これもさだめか・・ならば乗り越えないとな!!」
もう一度気合いを入れ直す皆。
FW 豪炎寺 黒牙 天宮
MF 水瀬 白浪 誠也
DF アリス 大山 古島 大那
GK 円堂
大きくメンバーを変えた雷門。それに対して帝国は鬼道をベンチに下げ手当てをしている。どうやら前半のプレーで足を痛めたようだ。
笛がなり、帝国ボールで後半が開始。鬼道がいないにも関わらず完璧な連携で攻めてくる帝国。あっという間にゴール前につくと佐久間がボールを繰り上げそれに寺門と辺見が続く。
「「「『デスゾーン!!』」」」
帝国のシュートがゴールに向かって行く。
「行くぞ大那!!」
「はいっす!!」
「「『プレス・ザ・ウォール!!』」」
大那のザ・ウォールを大山がタックルで動かしシュートにぶつける。その勢いでシュートは止まりボールは大那の元に。
「白浪先輩!!」
「おう!!」
ボールを受けた白浪は迫ってきた相手をかわしながらボールを、何もないところへ蹴り出す。そのボールが地面につくと前に走っていた白浪の元に。そのボールを受け止めるとそのまま天宮にパス。相手のDFが、止めに来るも豪炎寺にパスしてかわし再び天宮の元に。
「『バウンドフレイム!!』」
「『パワーシールド!!』」
バウンドフレイムでゴールを狙うも範囲で守るパワーシールドにあっさりと止められる。
(・・分析終了・・始めるわよ・・)
友菜が右手を上げた後まっすぐ横に伸ばす。
(来た!!)
(合図!!)
そのサインに気づいた皆の顔付きが一気に変わる。
「・・何をしようとも無駄だ!!」
源田がボールを内宮にパス。内宮も前にパスするもそれを水瀬がカットし、すぐさま豪炎寺にパス。豪炎寺もパスを受けるとすぐにシュート。源田は簡単に弾くもそのボールは天宮の元に。再びシュートを放つも弾かれた今度は黒牙の元に。再びシュート。もう一度弾くもボールは雷門へ。
(こいつら・・)
前半帝国が雷門にしたフォーメーション。それをそのままやり返しただけ。だが恐ろしいのはそれを完璧に真似したということだ。雷門のデータを徹底的に調べ上げ誰が誰にマークすればいいかを編み出した帝国。それでも鬼道という司令塔が試合で見極めてやっと。だが雷門は司令塔のいない中それを簡単にやってのけた。
「・・・なめるな!!」
豪炎寺のシュートを正面から受けとめる源田。同じ戦術だからこそその弱点もわかっている。ボールをパスしたのはゴール前にいるマークされていない寺門。
「『百列ショット!!』」
「『爆裂パンチ!!』」
受け取ってすぐにシュートを打つも円堂に止められる。弾かれたボールを取ったのはアリス。すぐに上がっていく。相手のMFが止めに来るも水瀬にパスを出してかわす。
「『泡沫の舞!!』」
必殺技で相手をかわす水瀬。しかしすぐにDFによって弾かれボールはフィールドの外へ。それと同時に一人の選手がフィールドに入ってくる。鬼道だ。時間はかかったものの手当てを終えて試合に復帰するようだ。
「・・ここでか・・」
司令塔のいない雷門と司令塔のいる帝国。かなり厳しい戦いになる。だが試合時間も僅か。
ーー確実に一点を取る。
両チームにはその思いが強く残っていた。
雷門のスローインで再開する試合。そのボールを奪おうと激しくタックルを仕掛けてくる鬼道。パスを出してかわすもすぐに別の選手が奪いに来る。かなり激しいプレイにボールを奪われる雷門。それと同時に一気に攻めて上がってくる帝国。ゴール前でボールが回ったのは鬼道。
「『皇帝ペンギン!!』」
「「『2号!!』」」
「『ゴッドハンド!!』」
前半円堂がギリギリで弾いたシュート。ゴッドハンドで止めようとするも勢いに押され始める。
「・・俺達だって負けられないんだよ!!」
円堂が左手でゴッドハンドを作り右手のゴッドハンドと重ねる。それによってペンギンが弾き飛ばされボールは円堂の手の中に。
「・・止まった・・・」
シュートをちゃんとした形で止めた円堂。円堂はボールをアリスにパス。相手が奪いに来るもパスでかわしどんどんと上がっていく。だが帝国側も必死にぶつかってくる。意地と意地がぶつかりあう。激しい攻防の中帝国のゴール前で豪炎寺にボールが回る。その後ろからは大那が走り込んでくる。
「イナズマ落としか・・だがゴールは割らせんぞ!!『フルパワーシールド!!』」
源田が先程よりも強力なシールドを作りゴールを守る。それに対して大那と豪炎寺が飛び上がる。その背後から円堂が近づいて来て一緒に飛びあがる。
「「「『イナズマ1号落とし!!』」」」
大那を踏み台に飛び上がりシュートを放つ二人。そのシュートと源田の必殺技がぶつかり合う。シュートは衝撃波の壁を少しずつ押し込み打ち砕く。源田も必死に手を伸ばし止めようとするも届かない。
「させるかぁぁぁぁ!!」
鬼道がシュートを蹴り返そうとする。何とか弾き返すことには成功するも笛が鳴り響く。ゴールラインよりも後ろで弾き返していた鬼道。間に合わなかったのだ。
1-0
それと同時に鳴り響く試合終了の笛。それが鳴っても皆動けないでいた。時間がたつにつれて状況を飲み込め始める皆。
フットボールフロンティア関東予選決勝、雷門vs帝国。
絶対王者帝国を撃ち破り、雷門が全国大会への切符を手に入れた。
フットボールフロンティア全国大会遂に開幕ーー
「友紀・・誠也・・小学校以来だな!!」
「豪炎寺!!俺達はお前を倒すために強くなった!!」
ーー木戸川清修
「あの時・・帝国に俺達は敵わなかった・・でも今は違う!!」
「皆援護をたのむ。僕が点をとって見せるとも」
ーー学生連合
「・・相手はかなりの強敵だからね・・あれをやろう!!」
「綺麗な花にはトゲがある・・可憐花の底力見せて差し上げますわ!!」
ーー可憐花
「稲森!!見せてやろうぜ・・最強の田舎者の力を!!」
「見せてやる!!これが俺の『ファイアトルネード』だ!!」
ーー伊那国
サッカープレイヤー達の激闘が今始まるーー