イナズマイレブン~円堂守と新生サッカー部~   作:ハマT

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書いててあれだけど・・

まだ友紀の二つ名決まってない!!

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第二十三話フィールドの悪魔

全国大会第一試合

 

雷門vs伊那国

 

組み合わせが発表され準備を整える両チーム。

「連絡取れた・・後半からきゅる・・来るって!!」

開会式に来なかった友紀と連絡をとった友菜。それによると後半には絶対に間に合わせるとのことらしい。

「・・厳しいな・・友紀不在の上に相手の情報が一切無い・・」

相手は初参加のチーム。その上彼らの予選ブロックは行われず試合のデータは一切無い。

「・・取り敢えず友紀が来るまで俺達で情報を集める!!いくぞ!!」

 

雷門フォーメーション

FW 天宮 黒牙

MF 切那 優菜 誠也 水瀬

DF 三日月 大山 高壁 古島

GK 円堂

 

vs

 

伊那国フォーメーション

FW 剛陣 稲森 小僧丸

MF 奥入 道成 服部 氷浦

DF 日和 岩戸 万作

GK 灰崎

 

互いにポジションにつく両チーム。試合開始の笛と同時に雷門ボールでスタートする試合。

「おっと・・」

「これ以上は線をこえちまう」

一気に攻め上がる雷門と違いどういうわけか一定の距離しか動かない伊那国。あっという間にゴール前に来た雷門。

「闇の力を思い知るがいい!!『シャドウストライク!!』」

ボール軽く浮かし回し蹴りでシュートを放つ黒牙。ダークトルネードと比べて動きは単純だが威力はダークトルネード以上。そのボールはゴールに向かっていくが・・

「『ザ・ウォール!!』」

岩戸のザ・ウォールに阻まれる。岩戸から服部、そして氷浦へとパスが繋がる。

「『氷の矢!!』」

氷浦が前線へパス。それを受け取ったのは小僧丸だ。

「・・豪炎寺・・なぜあんたがベンチにいるのか分からないが・・そこで見ていろ!!これが俺の・・『ファイアトルネード!!』」

小僧丸が打ったファイアトルネードに皆が驚く。豪炎寺の必殺技を殆ど完璧にコピーしていた事に。

「『ゴッドハンド!!』」

威力こそ劣るものの確かにファイアトルネードだ。驚きながらも大山にパス。すぐにドリブルで上がるもやはり相手は一定の距離しか近づいてこない。

「こいつら一体なに考えてやがる・・」

疑問に感じながらも攻め上がる雷門。

「・・今度こそ・・闇の力を思い知れ!!『シャドウストライク!!』」

もう一度シュートを放つ黒牙。岩戸が止めに入るもそのボールは途中で上がり遥か上に・・

 

「・・シュートの威力の底上げ?」

合宿の時、天宮が友紀から言われたのはロッククライミングの本当の意味だった。不規則な崖から突き出た岩、少しの力をかけただけで壊れるものもあれば全体重をかけても壊れないものもある。

「・・それを見極められるようになればボールにどう力をかければ強いシュートが打てるようになるからね・・」

 

(・・あの技は・・まだ未完成・・でも!!)

「『バウンドフレイム!!』」

天宮が空中から思いっきりシュートを打つ。そのボールは名前と違い全く跳ねず一直線にゴールへと向かっていく。

 

1-0

 

止めようとした灰崎ごとボールはゴールに叩きこまれる。先制点を奪ったのにも関わらずあまり喜ばない雷門。それもそうだ、それぞれの選手が一定の距離しか攻めず守らない。点を入れれたのは実力というより運の方が高い。

(・・やっぱりあの子じゃないと分からないか・・)

伊那国ボール試合再開。しかしすぐに雷門にボールを奪われ再びゴール前に攻め上がる。伊那国も必死に止めようとするもやはり一定の距離しか守らない。

「切那先輩!!!!」

「『ソニックボルト!!』」

黒牙からバックパスを受けた切那がシュートを放つ。岩戸が止めに向かうもそのボールは再びゴールから大きく外れ天宮のもとに。ボールを受けた天宮はシュートコースを修正し伊那国ゴールへと叩き込む。

 

2-0

 

更に点差を広げる雷門。

「・・・のりかさん始めても構いませんか?」

「はい!!何時でも行けます!!」

 

選手交代

IN OUT

 

海原 のりか 服部 半太

 

ポジション変更

 

海原 のりか 灰崎 凌兵

 

 

稲森 明日人 灰崎 凌兵

 

 

遂に動き出す伊那国。キーパーを交代し灰崎をFWに、稲森をMFに変更してきた。

「・・ポジション変更・・一体何を・・」

「・・分からん・・だが今までの動きも気になる・・油断するなよ・・」

伊那国ボールで再開する試合。それと同時に灰崎が一気に攻め上がる。雷門のメンバーが止めようとするもラフプレイや隙をついた攻めに対処できない。

「ポジション変更しただけなのにこれかよ!!」

他の選手は相変わらずだが灰崎だけは自由に攻め上がってくる。

「『オーバーヘッドペンギン!!』」

「「『プレス・ザ・ウォール!!』」」

灰崎のシュートを弾き返す大山と大那。弾かれたボールは灰崎のもとへ。

「小僧丸!!」

「おう!!」

灰崎が五匹のペンギンを呼び出して空へと蹴り上げる。蹴り上げられたボールを回転しながら小僧丸が蹴り、五匹のペンギンが回りながら合体、一匹の巨大なペンギンになる。

「「『ペンギン・ザ・トルネード!!』」」

合体したペンギンがまるでドリルのように高速回転しボールを追いかける。

「『ゴッドハンド!!』」

円堂がゴッドハンドで止めようとするもペンギンが触れると同時に爆発、円堂が吹き飛ばれる。

 

2-1

 

灰崎以外の動きは相変わらずだが点を決められた。

「・・大丈夫!!まだ一点リードしてるんだ!!」

すぐに気持ちを持ち直しポジションにつく雷門。雷門ボールで試合再開。攻め上がる雷門だがやはり相手は一定の距離しか守らない。

「闇の力を思いしれ!!『シャドウストライク!!』」

「『マーメイドヴェール!!』」

黒牙のシュートを止めるのりか。そのまま岩戸にパス、どんどんパスだけで攻めあっという間に灰崎の元に。皆が必死に止めに向かうも強引なプレイに弾き飛ばされる。

「『ザ・ウォール!!』」

「『スピニングカット!!』」

大那と古島が必殺技で止めようとするも破られ円堂と1対1。

「『パーフェクトペンギン!!』」

「『ゴッドハンド!!』」

灰崎のシュートを止めようとするもあっさりと破られる。

「させん!!『ダークトルネード!!』」

黒牙からダークトルネードを教えてもらっていた古島。必死に追い付き完成した技で止めようとするもシュートの威力に吹き飛ばされる。

 

2-2

 

あっという間に同点に追い付かれた雷門。

「・・くそ・・・動きが見えない・・・」

灰崎の激しい動きに対応出来ない雷門。皆息を切らし始めている。だが残酷にも雷門ボールで試合再開。すぐ様灰崎にボールを奪われ攻められる。

「これ以上の失点は不味い!!絶対に止めるぞ!!」 FWも含め皆が灰崎を止めようとするも弾き飛ばされる。灰崎のシュートに警戒する円堂だが灰崎がパスしたのは剛陣。

「『ファイアレモネード!!』」

「『ゴッドハンド!!』」

剛陣のシュートを止めようとするもボールが爆発、それに吹き飛ばれる円堂。

 

2-3

 

それと同時に鳴り響く前半終了の笛。友紀が会場にたどり着いたのはそれから二分後の事だった。




こぼれ話

この作品、最初は『アレスルートの白恋の男子が主役』だったけど何となく考えていくうちに

伊那国・雷門の女子生徒(ボクっ子)が生まれる

無印に女子生徒ぶちこんだ原作再編

読者参加型

という風に変わっていきました。友紀が氷の技を使うのは初期の名残です。

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