イナズマイレブン~円堂守と新生サッカー部~   作:ハマT

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そう言えば背番号って何か意味があるのかな?特に詳しく決めてないから誰かいい案下さい

キャラの合体技募集中です

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第2話歩き出す者達

「今日からサッカー部に入る池之上誠也です!!」

勧誘二日目、六人目の入部者となる誠也の紹介をしていた。昨日、円堂のしつこい勧誘を受け反対覚悟でお前両親に相談したところ、反対どころか大賛成。その上ジャージにスパイクまで用意されおりかなり驚いたのは記憶に新しい。

「・・にしても舞埼先輩遅くないですか?」

音無の言うとおり副キャプテンの友紀がまだ来ていない。いや彼女だけでなく切那と黒牙の姿もない。

「まぁ友紀は転校生だからまだ手続きが残っているんだろ?」

「いや、多分違うと思う・・」

幼なじみである誠也だからこそわかる友紀が遅れた理由。それは・・

「あー!!またやっちゃった!!」

遅刻だ。友紀は昔からかなり遅刻癖が酷く、小学校の入学式に4日という前代未聞の記録を打ち立てたこともある。

「ま、まぁともかく今日は勧誘にいくか!!」

「ねぇ、ちょっと待って!!昨日ってさ部室に誰も残ってなかったの?それとさ、皆運動部の方を回ってたの?」

友紀に言われ昨日のことを思い出す。確かに部室には誰一人として残ってなかった。皆それぞれ勧誘のため学校中を回っていたからだ。それにサッカー部は運動部、だからこそ運動部の方で勧誘を行っていた。

「・・運動部・・誰もいない部室・・」

友紀は目を閉じたまま左手の人差し指でこめかみを三度叩くとうーん、唸り始める。

「何してるんだ?」

「友紀は優秀な司令塔だからな・・多分効率のいい勧誘の仕方を考えているんだろ?」

「・・よし!!壁山と栗松は部室に残って、マネージャーと旧部員は文化棟、キャプテンと新入部員は商店街で勧誘!!成果がなくても六時には部室に集合!!」

 

同じ頃、鉄塔

優菜は一人ここに来ていた。

「今日もいないか・・」

別に期待しているわけでもない。今日もあの少年がいないことを確認するとベンチに座り本を開く。

「・・でさっきからあなたは何なの?」

本を読みながら近くにきた少女ーー切那に話しかける。

「・・高崎優菜・・消えた天才・・」

切那の言葉を聞き本を閉じる優菜。

「・・悪いけど人違いじゃないかしら?」

「・・私は覚えてる・・あなたとは何度も戦ったから」

優菜も切那のことは覚えてる。何故か全くパスを出さずプレイしていたMF。かつては何度も対戦した相手だ。

「・・先に言っておくけど、サッカーなんてやる気ないから・・」

「その本・・サッカー部とサッカーを消そうとする未来の組織との戦いの小説・・本当はサッカーのこと、好きなんでしょ?」

切那の言葉を押し黙る優菜。確かにサッカーはやめた。しかし気が付けばサッカーの雑誌や小説を手に取り、試合などは見てしまう。サッカーはやめても嫌いになれない。それが優菜の本音だった。

「・・私は昔お父さんのチームにいた・・でもそのチームでのサッカーは楽しくなかった・・もし負けたり試合中にミスしたら酷い目にあわされた。それに皆が弱いからってずっと一人でプレイさせられた・・」

切那の体が震え、目元には涙が光っている。余程辛い目にあったのだろう。気が付けば優菜は切那を抱きしめていた。

「・・私ね小6になったとき前十字靭帯断裂っていう怪我をしたの・・長い時間をかけて完治したんだけど、完全にやる気を無くしちゃった・・」

あまりにも長い治療期間が彼女からサッカーへの情熱を失わせてしまった。

「・・人は変わろうとしなきゃ・・変われない・・・好きなものから逃げたら・・ダメ・・」

ゆっくりと立ち上がり切那は優菜に手を差し伸べる。

「私は変わるためにサッカー部に入った・・優菜も・・一緒に変わろ」

(好きなものから逃げない・・・か・・)

どれだけやる気を失ってもスパイクやユニフォームはどうしても捨てられなかった。もしかしたらあのバンダナ少年の練習を見ていたのも、もう一度サッカーに戻る切っ掛けを探していたのかもしれない。気が付けば優菜は切那のその手を取り立ち上がっていた。

 

河川敷

小学生達がサッカーの練習をしているのを横目に豪炎寺は家へと帰っていた。そこに突然ボールが飛んでくる。それをそのまま蹴り返すと飛んできた方を見る。

「炎のエースストライカー、豪炎寺さんですよね!!俺は『漆黒のストライカー』、黒牙龍斗です!!良かったら決闘してくれませんか?」

「悪いがサッカーはやめたんだ・・」

「・・負けるのが怖いんですか?」

黒牙の勝負を断り家に帰ろうとするが黒牙の挑発に歩みが止まる。

「ルールは簡単・・交代にシュートを打ち続け先に外した方負け・・俺が勝てばサッカー部に入団してもらいます。俺が負ければサッカー部を退団します」

別に豪炎寺にメリットのある提案ではない。だが先程の黒牙の言葉。安い挑発だが闘争心に火を着けたのは間違いない。

「・・いいだろう」

勝負を快諾し近くのグラウンドに移動する。

「・・俺からいくぞ・・『ファイアトルネード!!』」

豪炎寺の必殺技シュート。一本目ということもありあっさりと入る。

(・・・凄い・・流石・・豪炎寺さん・・・)

黒牙がサッカーを始めたのは一年ほど前、豪炎寺に憧れてだった。ジュニアチームに入り豪炎寺を越えるストライカーになろうと必死に特訓した。

「・・俺だって・・あなたを越えるために必死に特訓したんです!!全てを闇に包め!!『ダークトルネード!!』」

ファイアトルネードに似た必殺技だが纏うのは炎ではなく闇。それを見た豪炎寺は戦慄した。もしかしたら黒牙は自分を越えるストライカーになるかもしれない・・。

(・・夕香・・俺は・・)

去年のフットボールフロンティア決勝の応援に向かう際事故にあい、意識不明の妹。その償いのためにサッカーをやめたのだが帝国の事といい、今回の事といいまるで夕香がサッカーをやめないで、と訴えて来ているようにしか感じない。

「・・・黒牙、悪いが俺はお前に負けるつもりはない・・これからずっとな!!」

「豪炎寺さん・・」

(夕香・・俺ももう一度歩き始めるよ・・)

豪炎寺が放った二本目のシュートはゴールを大きく外れていた。

 

商店街

「はい!!元気な子にはアメ上げるよ!!」

「わーい!!ありがとう!!おねーちゃん!!」

小さな女の子にアメを上げる友紀。現在サッカー部の新入部員達は商店街で勧誘を行っていた。途中円堂が冬海に呼ばれ離脱したがそれでも成果はあった方だ。三日月静海と水瀬泡華、二人の部員が新たに加わっていた。

「・・それにしても友紀は未来でも見えてるのか?」

「確かに普通は商店街にに新入部員がいるとは思わないからな」

友紀の思考力に驚く古島と大山。そこに半田が走ってくる。

「皆大変だ!!すぐに部室に戻ってくれ!!」

 

半田に言われ急いで部室に戻ってきた友紀達。円堂に黒牙、切那を除く他の部員に先程誘った水瀬と三日月の姿、更に見たことない部員が二人いる。

「あ、もしかして君が副キャプテンのユウキ?私は神崎アリス!!よろしくね!!」

「俺は高壁大那っす。俺のことは大那でお願いします!」

「僕は三日月静海。よろしく」

「わ、私は水瀬泡華です・・その・・・よろしく、お願いします」

皆それぞれ自己紹介を始める新入部員たち。円堂を含めれば十一人、たった二日で最低限の人数を集めることには成功している。

「・・意外と早かったですね」

冬海と共に円堂が部室に入ってくる。円堂は冬海から一枚の紙を手渡され声に出して読み始める。

「えー・・雷門中サッカー部への通知・・あなた方の審査試合の日程と対戦相手が決定したのでお知らせします。対戦相手は海王学園、試合は明日・・って冬海先生!?これって・・・」

「ええ今円堂君が読み上げたとおり明日海王学園と審査試合を行うことになりました」

なにがなんでも無茶苦茶だ。完成したてのチームで連携の確認と練習もなし。その状態での審査試合などまるで雷門中をフットボールフロンティアに参加させないように組まれたしか考えられない。やはり皆が冬海に非難の声を上げる。

「・・確かに酷い話ですが実は明日転校してくる天宮陽菜さんと昨日から風邪で休んでいる白浪傑さんがサッカー部の入部届けを出しています。人数は何とか足りてますから後は円堂君と舞埼さんを中心に頑張って下さいね」

そう言って部室を出ていく冬海。冬海の言うことが正しければ現時点で部員は円堂を含め十三人。大会に参加するに至っても問題のない人数だ。

「・・・ねぇ、明日の試合ボクに任せてくれないかな?」





◯月×日
皆の力を借りてやっとここまでこれた。でも二人ととはぐれちゃった。何とかして見つけたいけど奴らがこっちの動きに気づく前にこの秘伝書をばらまかないと・・。
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