イナズマイレブン~円堂守と新生サッカー部~   作:ハマT

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書いてて気付いた・・・友紀の通り名何も決めてなかった!!
舞姫だとそのままだし、氷上の妖精も必殺技だし・・。
何かいい意見ありません?←それは自分で考えろ


とある方の活動報告で知ったんですが友紀ってチャンスメイカーだったんですね。あ、退院おめでとうございます。←書く場所絶対間違ってる





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フットボールフロンティア開幕!!激闘のサバイバル戦!!
第5話友紀と野坂


・・えっと・・それって・・」

「はい・・初戦の相手は王帝月ノ宮に決まりました」

冬海の言葉に皆が絶句している。フットボールフロンティア地区予選。そのルールは二つのグループに分けたサバイバル戦。AとB、二つのグループに分けられたチームをそれぞれ残り一チームになるまで戦い最後に二つのグループの生き残り同士で戦って優勝を決めるというものだ。雷門が所属するのはグループA、優勝候補の一つ帝国はグループB。その為最後までこの二つが当たることはないと思ったいたのだが・・。

「・・・その王帝月ノ宮ってそんなに強いのか?」

「去年は帝国に負け準優勝となってますね・・注意すべきなのは二人。一人は司令塔の野坂で別名『戦術の皇帝』。もう一人は西陰というGK ですね」

そう言って音無が見せたのは王帝月ノ宮の今までの試合データ。帝国に負けたと言ってもその戦績は帝国と何らかわりない。一回戦からとんでもない強敵とあたってしまった。

「・・こうなったら猛特訓だ!!報われない努力はない!!」

「・・ちょっと待って・・王帝月ノ宮には唯一の弱点がある」

特訓に飛び出そうとする円堂を止めそう告げる友紀。

「・・それって本当?」

「流石『氷雪の指揮者』この一瞬で見抜くなんて流石です!!」

友紀の言葉に皆が食い付く。一人変なのがいるが放っておいても問題はないだろう。

「・・さて皆試合まではボクの指示道理の練習を頼むね」

 

「野坂さん・・それは・・」

「クレープだよ」

商店街にあるクレープ屋。そこに西陰と野坂がいた。野坂が手に持っているのはクレープだが心なしか色が少しおかしい。

「・・野坂さん例の雷門についてですがやはり警戒する程のチームでないみたいです」

「それはどうかな?」

西陰にクレープを渡すとクレープを指差しながら説明を始める。

「今の雷門はそのバニラ、チョコレート、抹茶にイチゴを混ぜたクレープのように強く有能な選手が沢山いる。でも欲張りは良くない・・欲張り過ぎればそのクレープのように互いの長所を殺しあってしまう」

ーーもっともそれを制御する頭があれば別だけどねーー

そう言って三枚の写真を取り出す野坂。その内の二枚にはアリスと優菜の姿が写し出されている。残りの一枚には紫の髪をしたおかっぱの少女が写っている。

「野坂さんの弟子と消えた天才・・そして『妖精』ですか・・」

「ああ・・きっと三人ともフットボールフロンティアに参加してくる・・今回は少し楽しめそうだね」

 

次の日

「・・これどう見ても私達戦力外よね・・」

友紀が何人かに個別の練習メニュー出しており皆それぞれの特訓をしていた。優菜に渡されたのはジョギングと切那とのパス練習。友紀からは戦力外との見られているようにしか感じない。それもそうかもしれない。パスの出せない切那とスタミナの少ない優菜。いくら技量があってもその二つが大きな弱点となり友紀からすれば使いづらいのだろう。

「・・友紀さんには多分考えがあるんじゃないかな?」

「・・考えっていったって・・」

皆の練習を見てもおかしな点が多い。黒牙と豪炎寺は互いに必殺技を打ってそれを必殺技で止める、大山は壁に向かって体当たり、他の皆は自由練習。友紀は一体皆に何をさせたいのだろう。

「・・私にはあの人の考えが分からない・・・」

友紀が有能であることは二人には分かる。でもやってることは意味の分からない行動が多い。部活も誠也が引きずって来なければ遅刻は当たり前、気が合うのか白浪や天宮と部活をサボってラーメンを食べに行き、木野や音無に連れ戻され怒られるなどかなり自由すぎる。

「そう言えば切那って少しパス出せるようになったわね」

優菜の言うとおり観察試合の時と比べれば切那はパスを出せるようになってきている。

「・・私が禁止されてたのは試合の時だけ・・練習の時はなにも指示を受けてなかったから・・」

確かに試合であれば紅白戦でさえパスを出せなかった切那。最近は紅白戦でも少しならパスを出せるようになってきている。

「・・ねぇあれ・・・」

切那が指を指した方には友紀がいた。近くに木野がいることからまたラーメンを食べに行っていたのだろう。

「・・ほんとなにやってるんだか・・」

 

部活が終わったあと友紀は一人、ラーメン屋『雷雷軒』を訪れていた。

「おかわり!!」

「はいよ・・にしてもお嬢ちゃん良く食べるね・・」

既にラーメン十二杯。よく細身の体に入るものだ。

「ごめん・・隣いいかな?」

「うんいいよ・・」

隣に人が座ってもお構い無く十三杯目に手をつける。

「本当に良く食べるね」

「お腹が減ったらなんとやらってね・・て?!」

話しかけてきた隣の客の姿を見て驚く友紀。それもそうだ。王帝月ノ宮のキャプテン、野坂の姿がそこにあったからだ。

「君が雷門の司令塔、舞埼友紀さんだね・・僕の知ってるあの人と同じ名前だけど同一人物なのかな?」

「・・誰の事言ってるの?ボクには分からないんだけど・・」

「・・まぁいいや・・今日僕が君に会いに来たのはただの挨拶だよ・・だから警戒しなくてもいい」

立ち上がって警戒する友紀とは裏腹に出されたラーメンを食べる野坂。

「・・君も食べたらどうだい?」

野坂に進められとりあえず十三杯目を食べる友紀。野坂も出されたラーメンを静かに食べ始める。二人とも食べ終えると互いに向き合う。

「ご馳走さま・・舞埼さんあまり慣れないことはしない方がいいと思うよ」

そう言って友紀の手を指す野坂。友紀が左利きでありながら右手でラーメンを食べていたのを指摘する。

「・・ボクは両利きに修正したからね・・それより君こそあの座りかたをしなくてもいいの?」

二人の司令塔による情報の探りあい。相手よりも多く情報を得ることが出来れば試合で優位に立てる。

「・・そうにらまなくてもいいんじゃないかな?僕が今日来たのは挨拶が目的だよ」

握手を求める野坂。それに応じると野坂は少し笑う。 「君のチームは爆弾を抱えている・・そんな状態でフットボールフロンティアは勝ち抜けないよ」

そう告げ店を後にする野坂。

「・・そんな事は自分自身が分かってるよ・・」

そう言って財布からお金を出して店を後にする友紀。

「おいお嬢ちゃん!!お釣り・・ってあれ?」

店長が友紀の置いていったお金を見て気づく。どういうわけか一万円札が五枚。普通の中学生が持ち歩くにしては多すぎる。良く見てみるが偽札でもないし友紀がカツアゲするようには見えない。

「まぁ・・今度来たときに返せばいいか・・」

 




○月□日
街中であの子を見つけた。部活の勧誘をしているあの子の姿を見て少し懐かしくなった私がいる。あの子にこの秘伝書を・・ダメだ。この技は結局完成できなかったもの・・そんなのをあの子に渡すことは出来ない。
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