機動戦士ガンダムSEED 貫く意志   作:賢者

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タイトルで分かるように彼が出てくるんだぜい

勿論プラント側なんだけど俺のイメージだとどうしてもコーディネーター至上主義にならないんだよね、彼

因みにTM粒子ってのはトランザムの前と後ろ取っただけの安易なネーミングなんだよね
気付いてると思うけど一応言っておく


不死身の男

赤い閃光が幾重にも重なり一つの機体へと殺到する。

 

傷を増やしているのはスローネツヴァイ―アリー・アル・サーシェス―の方だった。

 

(ンだこりゃあ‼一気に機体のスペックが跳ね上がった!?)

 

凄まじい速度でセブンスソードを振り下ろしていくエクシアだが小さなかすり傷をつけるだけで

大きな傷を与えるには至っていない。

 

(クソッ‼なんてGだ……ッ‼)

 

凄まじい性能の代償として与えられた強烈なGはそこら辺のコーディネーターを徒手空拳で圧倒

できる刹那でさえ意識を手放しかけるほどモノだった。

 

『チィッ……行けよォ、ファング‼』

 

ファングを3個ほど呼び出し機体の周りで動かしながら撤退するサーシェス

 

『逃がすかよォ……戦争屋ァァァァァァァァァァ‼』

 

メビウスカスタムが荒れ狂ったかのように銃弾を乱れ撃つが周りを這うように動くファングに

すべて切り取られしまい弾丸が届くことは無かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところ変わり此処はデブリ帯と化した元クリールのとある商店街にあるMSデッキ内部

 

此処の商店街には変わり者称されるジャンク屋がおり時々修理を頼みにくる傭兵たちのMSを

置くための少し大きなデッキがある。

 

今回ザフトはそれを利用し内部へ簡単にMSを運び込んでいたのである。

 

その中に一人仲間や敵から『不死身』と呼ばれある時は恐れられ、ある時は尊敬を集める男が

窮屈なコックピットの中に丸まっていた。

 

「な……何だったんだ…今のは?」

 

今さっきの赤いMSと3色のトリコロールで染められた機体と近くにいたメビウスのカスタム機の

戦闘は自分が経験してきた中でも最高に緊迫していたものだった。

 

「お……俺は、スペシャルで、2000回で、模擬戦なんだ……だから……いける‼」

 

身の内に潜む恐怖を自分の自信で上書きし消す。

 

これは彼が強敵にあった時に必ずつぶやく一種のおまじないとしての効果もあり墜とされた時

だってこれを言っていたから助かった部分も多い……筈だ。

 

彼のジンカスタムは通常機とは違い軽量化と速度を大幅に上げている。

 

その分MS単体の防御力は損なわれるが片手に独特な意匠の盾を装備しておりそれを使うことで

防御力を底上げしている。

 

武装としては重突撃機銃と重斬刀2本と他のジンにも搭載しているような汎用兵器の他に

両足に小型ミサイルポッド、そして背中に大型ランスと他の機体よりは若干格闘機寄りに

なっている。

 

理由と言えば彼の得意なのが格闘と言うのもあるが確実に落としたことを目の前で確認しないと

夜も安心して眠れないためである。

 

簡単に言えば彼は後先考えないバカであると同時に少々臆病なのだ。

 

臆病者が格闘戦に適性があると言うのはなかなか皮肉な話ではあるが彼は気にしなかった。

 

模擬戦で1位を取った時は上にも書いてある通り2000戦2000勝0敗と言う凄まじい結果を叩き出し

ザフトへ入隊した。

 

当初はさっさと上へ上がることしか考えておらず実戦にも行ったことのないひよっこパイロット

だった。

 

しかし上へ上へと考えるあまり最初の実戦でミスを犯してしまいメビウス5機に囲まれてしまった。

 

その時に感じた感情こそが『恐い、恐ろしい』だった。

 

ナチュラルだって生きるので必死なのだ……それを簡単に重突撃銃の弾をばらまくと言う簡単で

お手軽な方法で奪ってもいいのか?

 

戦争にはルールは無いが信念はある……その信念に従い彼はそれを良しとはしなかった。

 

その後ボロボロとなりながら重斬刀のみで切り抜けその頃から彼はいつからか『不死身』の

コーラサワーと呼ばれるようになった。

 

「俺は……俺は『不死身』のコーラサワーだァァァァァァァァァァ‼」

 

彼は背中のランスを引き抜いて突撃する。

 

目標は目の前のオレンジ色の機体だ。

 

その後は描写をするまでもなくPS装甲に弾かれ気付いたハレルヤの冷静な銃撃により彼のジンは

堕ちた。

 

その後偶々そこを通ったザフトの補給艦に助けられクルーゼ隊へと派遣される運命をたどることと

なるのだがそれはまた別の機会に話していこうと思う。




一応この小説でのビット、ファング、ドラグーンの扱い

ビット―射角を変えるオールレンジ兵装

ファング―実体剣又はビーム刃がついたオールレンジ兵装

ドラグーン―ビームや実体弾を発射するオールレンジ兵装

こんな感じで理解してください。
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