我が家のBOX事情!   作:文才皆無。

2 / 4
お久しぶりですね!
今回のホームズシリーズのキャラは軒並み運極終えて、禁忌の獄を諦めたので執筆して参りました。
大変長らくお待たせしました。すいません

リアルg…会社がクソッタレだったので精神的疲労が激しく執筆意欲が減衰しており、全然筆が進みませんでした。皆様も夏バテ等はお気を付けを!!

始まります


プロローグ 第二の人生

目を開けるとそこは知らない天井だった。

嘘です。青空でした。雲もない綺麗な青空で野ざらしだねぇ…雨降ってなくてよかったよ。もし降ってたら濡れ鼠だったところだよ

 

あくびをしながら腕を伸ばす。バッキバキなことから結構な時間ここで寝ていた事が考えられた。

というか、関節から音がなるってことは身体があるって事だから死んだわけじゃないんだね。あそこから落ちといて無事生還とか化け物かよ…。まあ、モンスターがいたってことはその可能性が?まあ、ないな。

 

立ち上がり横になっていた時に付着した葉っぱなどを背中から払い落とす。

周囲を見渡して見ると公園の敷地内なのか遠くで楽しそうな人の声が聞こえる。まだ起きたばかりで正常に働いているかは分からないが元から理解出来るような案件ではない。ならばそれぐらいの状態の頭で滑稽無糖な事実というのを考える位でちょうどいいのかもしれない。

 

纏める所から情報を整理する。

神ゼウス曰く自分は転生したらしい。

この世界はどういう世界なのかも知らないがゼウス自身はモンスターストライクというアプリゲームのキャラクターの姿をしていた。自分の姿は前のままなのか、人間なのかすら今は分からない。

だが、生き返らせたからハイさよならという軽薄さはゼウスには無かったことからどのタイミングになるかは分からないがまた接触もしくは説明の場を設けるだろう。

今できる事は世界に慣れる事と常識という物がそのまま運用できるとは限らないので学んでいく事。そして生活するにあたり必要になってくる物を手に入れることも視野に入れなければ生きていけないだろう。

だが転生しましたと言って信じてもらえるとは思えない。ならそれを隠したまま誰かの保護下に入らなければならない。だがその方法は?

…いい手とは思えないが記憶喪失だろうか?

身元不明な自分を受け入れてくれるとは思えないが他にいい手も思い浮かばない。真実を話してもそれで受け入れてくれるとも思えない。最悪頭のおかしな奴と悪目立ちするだけだ…。

ならやはり記憶喪失を演じるしかないのかな?すぐバレそうなんだけどなぁ…

うーん…

 

「なんだ、もう起きたのか」

 

凛とした声音にぶっきらぼうそうに此方の心配をしてくれていることがなんとなく察することが出来た声が向けられた。

その声に聞き覚えがありどこだったかなと思案しながら声のした方向に顔を向ける。

 

そこにいたのは天使だった。

 

比喩でもなくそのまんま天使であった。長い金色の髪に紫色の翼を持ち、ワンピースにカーディガンを羽織ったような出で立ちの女性…モンストのルシファーの神化の姿であった。

 

まあ…なんだ…デカイ(説明不要)それから羽のモフモフ具合が大変気になる。柔らかそうで、だけどしっかりとして力強さを感じる。鳥を触れる機会などそうそうなことが無い限りないからこそ余計に気になるというモノだ。

だけど、本体は綺麗な女性な訳で、あー…うん。鼻頭が少し熱くなってきたから考えるのやめよう。

 

「急に目をそらしてどうかしたのか?」

「いえー女性慣れしてないだけでーす」

「そうか、初心な奴だな」

 

おぉう…あのルシファーさんが微笑んでらっしゃるぞ。

あのルシファーさん誰?あんな綺麗すぎるルシファーさん知らない!いや元々綺麗だけど違うの聖女っていうのかな?浄化されそう!そう、そんな可愛くて綺麗な最強の存在を自分は知らないのだ。自分の知ってるルシファーさんなら「その不躾な視線を止めろ。」ぐらい言うかと思ったのに一体何シファーさんなんだ…?

 

「そうですね…可愛いルシファーさんなのでカルシファーなんて如何でしょうか」

「ウチにプロメテウスはいない!!って違う、急に思考を読んだ貴方は一体誰なんだ!」

「貴方のガブリエルです。」

「あ、ご丁寧にどうもです。」

 

帽子を脱いだ緑髪の少女が頭を下げながら握手を求めてきた。それに応じて此方も握手しながら頭を下げる。念入りにニギニギしてるような気がするけど気のせいだろう。優しく微笑む姿を見てこれが天使かと浄化されたような気がした。多少の事は気のせいとして流そう。じゃないと疲れるからね。

そこにいたのは正真正銘見間違えることはない、見慣れたモンストの祝福押し売り少女ことガブリエルだった。うん、スパッツだね。進化の姿であった。

 

「ストライカー様、我々はゼウスの命により馳せ参じました。私はウリエル、以後お見知りおきを」

 

羽をバサッと翻しながら畳み込み自分の前で片膝を立てながら傅くとその際騎士甲冑がガシャリと金属がぶつかりあった音がした。そう、神化の姿である。

言葉の端々からはお硬そうな印象を受けるが進化の方であればもうちょい自然でいて柔らかな態度だったのかもしれない。まあ、それが似合わない訳ではなく綺麗な姫騎士といった感じで大変様になっていた。

故にくっころしそうな雰囲気もどこかであったような気もする。真面目だけどチョロそうっていう当人には預かり知らぬ所でこっそりと印象付けられていたのだった。

気づいたらギャグ要員だろうなっていう呟きは漏れることなく心の奥底にそっとしまわれたのだった。

 

「僕はミカエルだよ。それでストライカーってやっぱりあのストライカーなの?」

「あのって?」

「僕たちを指揮して、化物共をバッタバッタと倒して戦い続けてたあの人なのかなぁってさ」

「あーそうか。なるほど…引っ張って飛ばしてたあの動作ってそっちでは指示って形になってたのか。飛ばしてたんじゃなくて飛んでもらってたのか。そうなるとイレバンってそっちの匙加減だったんだな…」

 

何度か頷きながら納得してると、その答えが肯定だと分かったのだろう。髪色がピンクの活発少女ことミカエルはカチャカチャと音を立てながら駆け寄って目を輝かせながら感動したようで好き放題に触っていく。

白いワンピースのような服の腰に赤い刀を差しているのを見るに進化の姿だろう。ただ腕の篭手というか大きなアームは付いてなかった。…着脱可能だったらしい。

 

というか考察している隙に腕を持ち上げたり背中にペタペタと触れたりパーソナルスペースほとんど無いんじゃないかってぐらい懐いてる様子のミカエルを見るとじゃれつく仔犬を幻視させた。

無造作に触れていたミカエルはどうやら満足した様子で一回離れてくれた。触れてきていた間優等生のウリエルは止めるべきか好きにさせるかと右往左往させながらポンコツ化していた。中々に弄られる素質があるご様子でお兄さんそういうの大好きです。

 

「ふふ、お触わりが平気なようだったのでぇ」

 

背後から服の裾からぬるりと入りこみ直接背中を、そしてスルスルと手を回していき腹筋に触れてくる変態。大方最後の一人となるとラファエルなのだろう。

後ろからお腹を触るため密着するので背中にたわわな柔らかい感触を考えるに神化の方だろうと予測する。

ホウっと生温い吐息が耳をくすぐる。筋肉フェチなのだろうか?だがやはり変態チックに触れるせいで目の前の優等生はワナワナと震える。

 

「ラファエル!そこに直れェ!」

「あらあらだって今まで会うこともできなかった軍神様の御寵愛をいただけるとなれば思いの丈が溢れ出してこうなってしまうのも仕方ないと思わないかしら?」

「へ…変態だ。というか、もうこの環境カオス以外のなんでもないな!?」

「あ、ストライカー様初めましてラファエルです。私の事はお姉ちゃんって呼んでくださればいいですからね。そのほうが興奮します。」

「いや、そんな満点ニッコリ笑顔で何言ってるんですかねぇ⁉この人ただの変態じゃなくて度し難いレベルの変態だよ⁉」

 

どうやら幻想というのは砕かれるようだ。目の前でウリエルに正座させられたラファエルはおっとりとした雰囲気は健在だったが中身が末期だったらしい。

目のハイライトがおさらばしたガブリエルはブツブツ言いながら瞬き一つしないままラファエルを見続けていて、ミカエルはニコニコとこっちを嬉しそうに見ている。ヤレヤレと呆れていたルシファーはちゃっかり全員が見える位置で眺めていた。

これで初期天使5名との邂逅を経た訳であるが、この世界は果たしてどういう世界なのかは知りたいような知りたくないような気がしてしまうのは目の前の天使(若干変態)のせいで無いことだけは祈ろうと思う。誰に祈ればいいのかは分からないけどね。

…まさかとは思うけど皆こんな感じにキャラ崩壊起こしてないよね?大丈夫だよね?

嫌な予感に身震いしながら明日を憂う。

知ったこっちゃないといったような晴れ渡る空は正に青天の霹靂と言ったところだろうか…

雲の向こうでゼウスがサムズアップしているような気がしないでもないが、敢えてそこは流すことにしよう。

見てない物は見ていないのだ。いいね?




実を言うとヒロアカコラボとかの息抜きで執筆はしていたのですが、プロローグの続き書かずに一話目飛んで2話目を書いてました。何やってるんだと思った方もいると思いますが、仕方ないんです。誰出そうかって考えてTwitterでアンケートとったらFFが変人しかいなかったんです!!
そのキャラを相棒にこの物語は進んでいく予定ですが、狂気の作品が出来上がる事間違いなしです。コイツなの!?ってなるでしょうね。自分もまさかこんな結果になるなんて予想していませんでしたからね…。

それから遅れながらの報告です。タグにキャラ崩壊タグつけました。(まあ、この話読んでれば分かっているとも思いますけど…)賛否両論あるでしょうが、主に作者のボックスのガチャ限キャラのラックによって振れ幅が大きくなる予定です。
気をつけてくださいね!

では、皆様のボックスに祝福のお知らせが届きますよう願っていますね。では、また〜

ps,デラックスガチャ回す時は覚悟して回してください。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。