新勇者バーバラの冒険 未熟時代の外伝置き場 作:ランスロス・マッキ
新暦RA1年1月――――探せど探せど見つからなかった魔王ランスの所在が判明した。
正月早々翔竜山の頂上から魔人達と共に新魔王軍の結成を宣言。かねてから魔物達が建設を進めていた城が魔王の居城であり、翔竜山は魔王の領土であると通達。それを受けて、世界各国は魔王ランスに対する謁見を求めた。
リーザス女王は即日ウエディングドレスを着て嫁ぎに押しかけたが、魔人サテラの逆鱗に触れてあえなく退散。以後人類圏の意思疎通をしようとする試みは、悉くが魔人サテラによって阻まれることとなる。魔物界側も同じような試みはあったが、魔王に興味を持たれない。結局誰一人として魔王ランスどころか、新魔王軍についての情報を得られなかった。
そんな中、一番最初に有力な情報を得たのはヘルマン共和国だった。
「だーかーらー! 絶対命令権で操られてただけなの! それが解けてやっと逃げ出せたわけ!」
大統領秘書、ペルエレ・カレットは涙目になりながらランク・バウ城内の司令部で叫んでいた。後ろ手に縛られて正座で床に座らせられており、強面のヘルマン軍人達からの尋問を受けている。まるで、これから処刑される罪人から遺言を聞いているような状況だった。
「では、何故こちらに来なかった? 展開していた我々の軍が見えなかったとは言わせんぞ」
「あんたたちと関わったらもっと面倒な事になると思ったからよ!」
「おかげで私達が対応する事になったんだけどね」
「最悪の選択だったわ……まだ軍隊に投降してた方がマシだったぁ~……」
二ヶ月ほど前から行方不明になっていたペルエレが新魔王軍にいる事が確認され、翔竜山を下山しようとしている。この情報は電撃のように広まり、周囲に展開していたヘルマン軍第1軍は広範で安全な『お出迎え態勢』を整えた。それを見たペルエレはあらぬ方向へ逃げ出した。
その結果、フレイア率いる闇の翼から『熱烈なお引き留め』を受けることとなった。おかげで、今こうして楽しいお話の時間となっている。
「私の『尋問』を続けていたらもうちょっと早く情報がまとまったと思うけど」
「も、もうあれはやめて……ぐすっ……」
「……まぁ、こいつの性格的にすぐ逃げるのはわかってたからあれ以上は勘弁してやれ」
この場の総司令官、ヒューバートが取りなした。目的はペルエレを壊す事ではなく、魔王ランスについての詳細な情報を得るのが大事だからだ。得るものを得ても、壊れてしまったら悲しむ人が出る。
「あれでも私としてはかなりソフトにやった方だけどね」
「概ねの情報はフレイアさんからもう頂いています。魔王はまだ正気。魔軍は少数だが精鋭。魔物界との連携も取る気がない等、どれも今の我々にとっては有難いものばかりでした」
「実生活はどんなんだった?リーダーも含めて全部やったんだろ」
「遭遇したら拉致されて、行方不明の2か月間は強制労働に魔王専用慰安婦。総合すると、今のところ魔王に対する一番の被害者ですね」
「…………うわぁ、容赦ねぇ」
「シルキィが手伝ってくれて命令が解けたから抜け出したの。もうあんなとこは嫌ぁ……」
流石に、同情が広まった。魔王の手先かという懸念があったが、蓋を開けてみれば絶対命令権に翻弄された哀れな
「まあ、この辺で楽にしてやるか」
そう言ってヒューバートは刀を抜いた。それを見てペルエレの顔は真っ青になり、ガタガタと縄を解こうと暴れ始めた。
(つ、遂に殺される!? 用済みになったから処刑ってわけ~!?)
「やーめーてー! 永遠の命があるのに死にたくないー! 化けて出るわよー!」
「……はぁ。やっぱり大分錯乱してるな」
普段ならこの流れでヒューバートが斬るわけがないと判断が出来る。だが、2ヶ月の使徒生活と闇の翼の『説得』はペルエレをマイナス思考に染まらせるには十分だった。本来いるべきトップが、大統領の椅子に座るべきシーラがいない中で全てが進んでいたのがペルエレの不安をさらに増大させていた。
「たたた、助けて―! 助けてよシーラ! どこにいるのよー!」
「そらよっと」
「ぎゃーーー!」
ヒューバートは縄を斬った。暴れようが縄だけを斬る程度の技量はある。ぱらぱらと縄が落ち、ペルエレは叫んだ拍子に飛び上がって完全に開放された。
「シーラなら奥の院の自室にいるぞ。早く行ってやれ、きっとお前の顔を見たがっている」
「へ、へ、へ? いつも朝早いしとっくに来てるでしょ?」
「未明にゴタゴタがあってな、今頃は疲れて寝てるだろうよ」
ヘルマンは魔王の事を全く知らないように、ここ二ヶ月のヘルマンをペルエレは知らない。柔らかい笑顔で、ヒューバートはペルエレの肩を叩いて送り出した。
「なにせ今日は……誕生日だからな。祝ってやれ」
「あー……そういうこと」
察したペルエレは、頭をぽりぽりと掻いて奥の院へ向かった。
ランク・バウ城内、奥の院。昔は傀儡皇帝、シーラ・ヘルマンに対する牢獄だった。今は大統領の寝室と、執務室のある区画だ。多くの者が報告の為に出入りして、魔人戦争時代は昼も夜もなかった。自分がいた頃は活気と騒がしさが日常だった区画が、今日は静けさに満ちている。
人はいつもより多い。だが、努めて静かにしようと意識しているようだった。今日は黒鉄の兵よりも、白衣の者の方が目につく。
「…………………」
周りの知り合いに目線だけで挨拶を済ませ、ノックもせずにそっとシーラの部屋に滑り込んだ。 シーラはいつものように、安らかに寝ていた。彼女の隣にふかふかの毛布と、そこにくるまる小さい生き物も。すぐ近くまで来て覗き込むと、産まれたての赤ん坊と分かる。タグに書かれてるのを見る限り、女の子らしかった。
「………………ペルエレ?」
寝ていたはずのシーラが来客に気づき、眼を開けた。
「うわっ、なんで寝てるのにわかるのよ」
「私は大丈夫だけど、いいから寝てろって兄様に言われて目だけ瞑ってたの」
シーラは半身を起こした。女性として戦い抜いた後だろうに、その動きはかなりしっかりしている。そのままペルエレに抱き着いた。
「……お帰りなさい。とっても、心配した」
「あーもう、出産直後に他人を心配するな。赤ちゃんと自分だけ見てなさいよ」
「だって……2ヶ月もいなくて……」
「魔王軍で美味い飯食ってただけだから。秘書としての仕事も飽きてたところだし、丁度よかったのよ」
そう言って、シーラを引き剥がす。魔王軍の食事だけは他の使徒や魔人の食事と一緒で、皇帝に成りすましていた時と遜色の無い豪華なものにありつけていた。
「魔物にも料理が得意な奴がいてね、あっという間になんでも作ってくれるの。腕はヘルマンより良かったし、飯食うならあそこは最高だわー」
「あ、あははは……やっぱり不満持ってた?」
「そりゃ他国行けば自国の飯がマズいってわかるでしょ。お寿司、ステーキ、うな丼とか安直なものに始まって、うはぁんとか高級料理も一通りコンプしてきた。それで、飽きたから帰った。そんだけ」
案外、ペルエレは魔王軍でふてぶてしく暮らしていた。ランスもキリキリ働かせてはいたものの、夜の仕事以外はそこまで厳しいものではない。元より絶対命令権で泣き叫ぶ反応を楽しんでいただけで、そこまで苦しめるつもりもない。ペルエレもまたヘルマン人だった。ただし夜の仕事は、魔人使徒総出でローテを組んでも死屍累々となる程度には過酷だったため、逃げ出す主因だったりする。
「いやー、食べた食べた。戻ってきたらあんたより太ってないか不安だったぐらいよ」
「ふふっ……少しも変わってない。大丈夫だよ」
「そっちはちょっと伸びたしね。妊娠期間中にはもう背抜かされちゃったし」
シーラの妊娠が発覚したのは、魔人戦争終了後からほどなくしてのことだ。相手はランス以外考えられなかったため、草の根を狩る勢いで魔王捜索が進められたが何の手がかりもなく、そうこうしてる内にシーラのお腹も膨れ始め……ペルエレが行方不明になった。
そして今日、ペルエレが戻ってきた日がたまたま出産の日だった。
「あんたがこの年で母親か……なーんか実感ないわ。3年前まで何も知らない箱入りのお嬢様だったのにね」
「うん……自分でも、想像できないと思う」
何も出来ない皇帝が奴隷になり、革命に参加し、大統領になり、魔人戦争を戦い抜き――――母親になる。過去の自分に言っても、信じられそうになかった。
「これで魔王の子がまた一人、か……」
「魔王の子?」
「私達の間の呼称よ。新年早々リセットが来てね……すったもんだあった挙句、魔王の子達には手を出すなということになったの」
お転婆なカラーの姫が単身押しかけて、侵入者を排除しようとした魔物兵と争いになり……魔王ランスが直々に飛んできた。あの時のランスの焦りっぷりは、新年初笑いだった。
「そっか、リセットちゃんもザンスちゃんも……ランス様のお子様は、皆この子のお姉ちゃん、お兄ちゃんなんだね」
「まぁそういう事になるわね。でも、魔王の子なんて呼び方は広がらない方がいいと思うけど」
「ううん、それでいいよ。きっと兄弟姉妹がいた方が楽しいから……レリコフには、たくさん笑って欲しい」
シーラの娘を見る微笑みは、既に母親の顔だった。
「レリコフって、あんたの子供の名前?ヘルマンでもあんまり女の子っぽくない名前ね」
「……昔、お世話になった人がいて、その人は素晴らしかったから」
「ま、子供の名前なんて親の好きにしたらいいけどさ」
レリューコフ・バーコフ、ヘルマン帝国時代最後の第一軍将軍。革命に倒れた古い屋台骨と評価されているが、シーラはそれだけで忘れられるには忍びないと思い、彼の暖かさを持てるようにと名付けていた。
「各国勢力そろい踏み、魔王の子で人類圏全制覇。えーとこれで……9人目?」
「年越しの時に、ミラクル様も赤ちゃんを見せに来てたよ。ランス様と自分の娘だって」
「えー、そういえば昨年はあの目立ちたがり屋が全く姿を見せなかったけどさ……」
「望めば王にも、盗賊の頭にもなれるだろう。名前はミックス、ゆくゆくは世界を継ぐ者として育てるってはりきってた」
「魔王に性格似ているから親馬鹿まっしぐらだ。絶対」
魔王ランスは新年早々の騒動で使徒魔人達から親馬鹿と影口を叩かれ、ペルエレに至っては真っ向から大爆笑をかました。その程度には、リセットに対して甘々な言動をしていた。
「私と同じように、かなみさんのところにも挨拶に行くって言ってたし、かなみさんもそうなんだろうね」
「どんだけ土壇場でバラ撒いてるのよあの男は……この分だと、まだまだいそう」
「くすくす……賑やかで、楽しそうだよね」
(この子……未だに自分の恋とか、そういうの分かってないんじゃ……)
母親としての心構えは明らかにあった。ペルエレからすれば違和感しかない。その前にあるべきものが育たないまま既成事実だけが来てしまったように感じた。それでも、シーラはペルエレの手を握り、太陽のように笑いかけてくる。
「私、今がとっても幸せ。……ペルエレも戻って来てくれて、ありがとう」
「う…………まぁ……おめでとう」
あまりに眩しすぎて、目を背けないといけなかった。気恥ずかしさで、まともにシーラの目を見れない。
(あー……こういう幸せもあるのかな。どうなのかな……)
幼少の頃から辛い日々が多かったペルエレにとって、こういう真っ向からの暖かい空気は苦手だった。今はことさらに甘すぎて、適当に誤魔化す気すら起きない。ここからゆっくりと、二人は2ヶ月の間のとりとめのない話をしていた。
この暖かい時間が終わらせたのは、ノック音とそれと共に入ってくるヒューバートだった。
「失礼するぜ。お二人とも仲良さそうで何よりだ。そのままそうしてやりたいんだがペルエレにちょっと用がある。執務室まで来てくれ」
「あー……もうこんな時間かー……」
思ったより時計の針が進んでいた。ゆったりとした空気は、本人達もゆっくりにするらしい。ペルエレは立ち上がると、切り替える為に捨て台詞を吐く事にした。
「色々長く話聞いてたけど……父なき子なんて悲惨よ。やっぱりあんた、不幸のどん底に落ちるわ」
「ええっ……!?」
「魔王の子なんて言ってたら世間はブーイングの嵐でしょ。来年は落選だろうから誰かに取り入らないとねー」
「いや、お前なぁ……悪口言わないと気が済まないのか」
「ささ、ヘルマン軍総司令官。いや、未来の大統領様! ワタクシめと一緒に頑張りましょう!」
そう言って、ペルエレはヒューバートの肩にしなだれかかってシーラの部屋を去っていった。残されたのは、産まれたばかりの赤子と母。ふと目を向けると、丁度起きたらしく目が合った。
「生まれて来てくれて……ありがとうね」
レリコフとシーラ。二人はニコニコと笑っていた。
奥の院、執務室内。本来は大統領と秘書ぐらいしか常駐しないところだが、今日は煩雑な書類と格闘しているクリームと真田透琳がいた。
「なんでこっちに呼ばれたか分かるか?」
「どーせ、いない間溜まってたものでしょー……シーラがあの調子なら、どのみち暫く無理よ」
「今シーラに頑張らせちまう方がマズいからな。だから秘書としての仕事は溜まってても一切ない。その代わり、今日はお前にしか出来ない仕事がある」
ニヤリと笑って、ヒューバートは一つの瓶を取り出した。中身は肌の質を変える変身薬。
「何度もやっただろ? シーラの身代わりだ」
「あー……そういうこと」
周りを見れば、全てが用意されている。金髪の高級ウイッグ、シーラが着る替えの服。メイド時代に慌てて用意したものと違って、国民の税金で用意された最上級品たち。
ペルエレがこれら全てを使えば、シーラとほぼ寸分違わぬ姿になる。余人はもちろん、近くにいる身内ですら見分けがつかない。声真似が得意技なのもあって、騙せない人間はいなかった。
「人の黒歴史をここまで清々しく乱用するわねー……」
「使えるものはなんでも使わなきゃいけなかったからな、それに比べれば今日は楽だろ」
第二次魔人戦争時代、シーラ・ヘルマンは二人いると言われている。最初はランスが魔物将軍を討つ為の囮に使った事がキッカケだった。この作戦は完全にハマり、決戦とばかりにペルエレのところへ魔軍は殺到し……ヘルマンは局地的に劣勢を跳ね返す程の大勝利を得た。
その後もヘルマン軍は幾度となく多用した。囮は勿論、首都の防空措置と化したシーラを他の都市に移動させ、もはや誰も来なくなった首都にはこれ見よがしにペルエレを立たせたり……泣こうが喚こうがヘルマン軍は偽シーラをやらせ続けた。
「それで、私がやらなきゃいけないことって何?」
「ローレングラード解放日だからな、記念式典がある」
「あー、初めて領土取り返した日だったっけ……」
ロレックス、アミトスの二人が率いる軍隊で魔軍に対する大攻勢と領土の奪還日だった。病気から戻った二人は思うがままに暴れて、溜まっていた鬱憤を晴らした。この日は後にヘルマンの祝日と定められることになる。
「演説文は先生が書き上げてあります。フォローはこちらでもやりますので」
「私がやるべきじゃないと思うんだけど……」
「今やローレングラードはヘルマン一の人口を誇る都市となっております。あそこでの演説は民心を考えれば欠かせませんな」
「あのキザおじさん自分の手元だけはお綺麗な事やってたからね。どうしてもやんなきゃいけないの?」
民間人を虐殺する方針の魔軍の中で、ケッセルリンクが占領したローレングラードだけは殺傷が禁じられていた。魔軍占領下のヘルマン人はその都市を遮二無二目指して逃げ込んだ。その名残で、今のローレングラードは過剰人口の大都市となっている。
「式典の日取りはともかく、シーラの参加の可否はお前が決めてたぞ」
「そんなんしたっけ? 覚えてないわー」
「……身から出た錆と思ってやってくれ、ほれ」
ヒューバートはペルエレに瓶を渡した。大した気負いもせずにペルエレが薬を飲むと、褐色の肌が、あっという間にシミの一つもない美白へと変わっていく。
「じゃあ俺達はうし車で先に待ってるからな」
「はいよー」
ヒューバート達が去り次第、衣服を着替えてウイッグと固定化の魔法薬を飲むと完全に一年前のシーラと瓜二つになっている。奥の院にいる兵士達は皆知っているが、それでも目を奪われてしまうような美少女だ。
「さーて、成りすまして美味しい食事でも堪能しますか」
そう呟くと、ペルエレは執務室を出る。そのまま奥の院から外に出るために、区画にある庭を突き進んでいく。
その時、庭で一輪の白い花が咲いた。ヘルマンに植えられていたアコンカの花。喋るべき時が来ていた。
「世界の変革をお知らせします」
「ん?」
淡々と事務的な声で、つい先ほど起きた事実を伝えていく。
「新しい勇者が誕生しました。なおエスクードソードは塵モードです」
「………………今のって、何?」
その声を、ペルエレは聞き取れなかった。しかし、確かに花は咲いていた。
レリコフ・ヘルマン lv1
RA1年1月産まれ、ミックスは0年12月産まれ。元就は4月後半~11月、ウズメはレリコフと誤差、運命の女実績順。肉体的な接触のチャンスは鬼畜王戦争以外薄いと想定。
身長的な部分はベストフレンドイベントにおける「不治の病」の影響で幼少期の成長の機会を奪われたと考えている。
ヘルマン人だし、どうせ育つ。 ※全部独自設定です。
リセット・カラー lv63
世界を股にかけるお転婆カラー姫。戦争終了後はシャングリラに住もうと提案。ランスしか身よりの無いカロリア、ピグ等の人間と一緒に暮らしている。新年早々母親と喧嘩になって、初めての家出を慣行した。泣くリセットには魔王も勝てぬ。
ランスの魔王生活
影響少ないRA1年だろうが、魔王時だろうがやる事はやってる。時々2部でも魔王城サイドの文章が出るが、常に女性魔人一人から二人は一切出る事がない。
例えば2部ターン10,翔竜山攻略時にいるはずのシルキィ、ホーネットは終始出番が無い。恐らくは魔王ランスによってダウン中である。
……なんかペルエレばっかり書いてる気がするな。
ホントはローレングラードの部分も突っ込みたかったけど長くなりすぎるし主題が固まらないから泣く泣く大カット。
ペルエレがパクった力のポテチが毒入りで苦しんで、それをきっかけにローレングラードの住民達と仲良くなり、二ヶ月に一度ぐらいはマズいスープを作る未亡人と娘のところに行くキッカケになる。
メスボスとデストラーの師弟関係やら、サムソンの大都市に対する田舎者の苦悩やらヘルマンモブ勢をガッツリ詰め込んだものだった。でも全部ボツ!結果ボツ文の方が長い!
そいつらまで書くと勇者災害真面目に書かないと活きない。そして勇者災害は外伝で書いちゃいけない(もっと腰を据えて書かないといけない)分量になりそうで断念。