シェリー・ポッターと神に愛された少年【完結】   作:悠魔

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Order of the Phoenix

 ボロボロになった魔法省の会議室、その中でも一番マシな部屋に闇祓いが集結し、戦いの報告を行なっていた。

 上層部の人間はやれ忙しいだの都合がつかないと言ってここにはいない。ファッジやアンブリッジの死亡により後ろ盾を失ってしまったり、オスカーのスパイ活動に気付かなかった責任を誰が取るのか、そういった議論で白熱しているようだ。

 キングズリーはそんな彼達に呆れつつも想定内だと、割り切って職務を遂行しているのだった。

 眼鏡の下は疲労の色だった。

 

「騎士団の損害は──三割が死亡及び戦闘不能状態。一割は退職・異動願いを出してきた。部隊再編にはそれなりに時間を要するだろう」

 

 三割、とは、決して少なくない数字だ。一般に部隊は全体の三割を損耗すると全滅扱いとなり、従来通りの部隊運用は望めなくなる。

 細かな違いはあれど魔法界においてもその仕組みは殆ど同じだ。

 闇祓い側が失ったものは大きい。

 

「行方不明となったシェリー・ポッターだが、彼女が移動に使用した暖炉は戦闘の余波で壊れ、未だ足取りが掴めずにいる……彼女には『匂い』がついている筈だが、今のところ彼女が魔法を使ったという情報はなく、紅い力を使用している可能性あり。紅い力は未成年の魔法使いが使用した場合に匂いが発生しない、という性質も追記しておく」

 

 シェリーがウィゼンガモットで裁判を受けた際に判明した、紅い力の特性。

 それは紅い力の魔法には匂いがつかないということ。魔法省が今までハリーの存在に気付けなかったのもそのためだろう。

 だからシェリーは匂いのつかない紅い力と、透明マントを駆使してあちこちを逃げ回っている……のだが、何故彼女がホグワーツに戻らずに行方を眩ましているのか、それが分からない。

 そも、彼女の場合紅い力を使えば使うほどに生命を損耗していくわけで、早く保護する必要もあるというのに。

 

「成果と言うべきは、コーネリウス・ファッジの死で魔法界が例のあの人の再来を明確に認知したということ。誌面は大騒ぎ、次期大臣はファッジ政権に懐疑的かつ最右翼だったルーファス・スクリムジョールだろうと目されている」

 

 彼は各国を飛び回って死喰い人達の動向を探っており、そのせいで今回の作戦には不参加だった。元から魔法省に対して変革的な考えだった彼なら、この有事にその手腕を存分に振るってくれるだろう。

 軋轢を生みやすいその性格だけは、如何ともし難い懸念材料だが。

 

「そして例のあの人はダンブルドアにより封印術を施され、戦闘能力が著しく低下している。それに伴い死喰い人達も撤退、大戦果と言えるだろうよ。

 ……まあ当の功労者は意識不明というオチがつくが」

 

 そう、それだ。

 ダンブルドアは自身の魔力と引き換えにヴォルデモートを封じた。昏睡状態に陥った彼は絶賛聖マンゴで治療中。両軍勢とも大将を失っているのだ。

 ダンブルドアはいつ目を覚ますかも分からない。その間にヴォルデモートが封印を解かないとも限らない。

 キングズリーの報告を受けた闇祓いと騎士団の面々は、沈痛な面持ちを浮かべるより他なかった。これでは今までのように後手に回るしかない。対症療法では死喰い人という癌には対応しきれない。

 

「敗北にも等しい戦局で、死喰い人側にこれだけの損害を与える結果になったのであれば、………、この戦いは……、」

 

 絞り出しすような声で。

 当の本人が、全くそのようなことを思っていなさそうな顔で、

 

「……痛み分けだ」

 そう、結論づけた。

 

 シリウス・ブラックを始めとする多くの不死鳥の騎士団の殉職──

 アルバス・ダンブルドアの昏倒──

 コーネリウス・ファッジの死去──

 失ったものが多すぎる。得たものを喜べないほどに。

 

「……でも、例のあの人を撃退することはできた。被害は抑えられた。失ったものを数えるのではなく、得たものに目を向けていくべきだ」

 

 そう考える者もいる。

 けれど騎士団や闇祓いに所属した人間はそうは考えなくなっていく。

 そも、戦いには得るものがないからだ。

 ヴォルデモートを倒したからといって世界が平和になるわけじゃない。失ったものは戻らないから、これ以上失わないために仕方なく戦っているだけ。

 沢山の人を助けることができたら、人を救えなかった事実は帳消しになるのか?

 

「人の命は足し引きできるものじゃない。どれだけ人を救えたとしても、一人の命を救えなかった事実を消すことはできやしないんだ……」

 

 レックス・アレンは一人、あてがわれた病室でそう独りごちていた。

 

 

 

 

 

▽▽▽▽▽▽

 

 

 

 

 

「封印とは……老いぼれが、何とも小賢しい真似をしてくれる」

 

 ヴォルデモートは潜伏しているアジトにてそう吐き捨てる。

 ホグワーツ陥落、魔法省陥落という大目的を成せなかったとあらば、彼の癇癪の行き先が自分に来ないよう怯えることが今の死喰い人の仕事だった。

 ホグワーツと魔法省を同時に攻撃したのはピーター・ペティグリューの能力が原因である。彼の魔法無効化ガスは敵味方関係なく魔法を無力化する代物。つまり、紅い力を持つ者としか一緒に行動できないというデメリットがある。……そう、一般的な死喰い人の勢力を活用できないのだ。

 だからホグワーツを軍の指揮に長けたドロホフに任せ、紅い力を持つ者はダンブルドアとアレンへの対抗策として魔法省に配備した。ダンブルドアとアレンがホグワーツに来たならば魔法省を陥せる。魔法省に来たならばホグワーツを陥せる。二人がバラバラに動いたならば紅い力で迎え撃つ。

 その筈だった。が、その目論見は外れたと言わざるを得ないだろう。

 力を削がれながらも未だ残る漆黒の威容を、しかしグリンデルバルドは細い目で見つめていた。紅い力が闇の帝王との繋がりであり、それが消えれば煩わしい縛りからも解放されるが、ダンブルドアと渡り合うにはやはり紅い力が必要だからだ。

 

 グリンデルバルドは傍らの髭の男──

──ダンテ・ダームストラングに声をかける。

 

「ダンテ、治るのはいつ頃だ?」

「ん……固有魔力の循環経路の硬直が酷いからな。常人なら再起不能、彼でも全治に一年はかかるだろうな」

「そうか。アルバスの意識が回復するのとどっちが早いかな」

「……起きる、と、信じて疑ってないんだな?」

「どちらともこんな中途半端で終わる人間じゃないさ。必ず回復する」

 

 ダンテの解答に満足したのか、グリンデルバルドは優雅にワインの栓を開ける。

 ダンブルドアとの決着は来年に持ち越しとなったが、今更それしきのことで彼の精神に淀みは生じない。むしろ、ヴォルデモート卿の取り引き相手とかいうダンテに対し訝りの視線を向ける余裕すらあった。

 

「君も物好きだな。今の彼なら寝首をかくこともできるんじゃないかい?」

「お前がそれをさせねえだろう。それに裏切るつもりなんざサラサラないさ、まだまだ利用させてもらわなきゃならねえしな。俺の目的は、この世で最も強い生物になることなんだからよ」

「最強、とは、また大きく出たな」

 

 ホグワーツ創始者、マーリン、ペベレル三兄弟といった著名な魔法使いならいくらでもいる。しかしこと最強という括りで考えを巡らせてみればその議論は尽きないだろう。生物となれば尚更だ。

 ダンテの野望はそれら全ての生物を超越してみせることらしい──

 まあ、どうでもいいか。

 

「そういえばオスカーとグレバの姿が見当たらないようだが?」

「グレバ?ああグレイバックね……あいつらなら魔法省から何人か攫ってきた一般人を拷問(ごうもん)してるってよ」

「ああ拷問(しゅみ)ね……最近じゃマグルの夫妻を虐めていたというし、彼達も暇だな」

 

 

 

 

▽▽▽▽▽▽

 

 

 

 

 

「この女のせいだ!!殺してやる!!殺してやるぞ!!」

「私達がこんな目に遭っているのは全部全部この悪魔のせいだわ!!」

 

──それが、ハーマイオニーの写真を見せた時の両親の反応。

 肉体的な損耗はなかったが、二人はオスカーの趣味に付き合わされていたらしい。

 二人に目隠しをつけた上でそれぞれ防音の部屋に閉じ込め、耳元で片方が拷問されている様子を拷問官が実況するというもの。妻は夫が、夫は妻が拷問されているのを聞いているだけしかできない。

 しかし実際には、まったく肉体的加虐などは行っていないという、何とも悪趣味で悪辣な拷問である。何だそれは、と思うかもしれないがこの拷問は想像以上に精神が磨耗するのだという。何もされなかったと言われても相手はただ強がっているだけなのでは、という疑念も湧く。

 まさしく精神的な拷問といえよう。

 

 ……だが、ここからがオスカーの純然たる悪意の本領であった。

 

 当然、そんな目に遭わされた二人は理不尽を強いたオスカーに対して怒る。自分だけでなく人生のパートナーを巻き込んだことに対して激怒する。

 オスカーは錯乱の呪文を使って、更にその怒りを増長させる。あまりの怒りで恐怖を忘れてしまうほどに。

 そしてその怒りを全て自分の娘に向けるというのが、オスカーの施した仕掛け。あろうことかハーマイオニーを最低最悪の人間だと思い込まされているのだ。

 

「何で──」

 夜明けまで続いた戦闘で精神的に追い詰められた彼女に突きつけられた現実。もはや感情を糊塗する気力もなく、ハーマイオニーは睫毛を涙で濡らす。

「何で……何で私達がこんな目に遭わなきゃいけないの……?」

 ロンは項垂れるような首肯を返すしか彼女の辛苦を慰める術を知らなかった。

 よく物語では主人公の成長に重きが置かれることが多い。しかし、 当事者になってみればそもそも戦いをしている時点で成長も糞もないと思う。

 何せ、この戦いはマイナスをゼロにするだけの作業なのだ。

 失なったから取り戻すしかない。寧ろ戻ってくるものは限りなく少ない。けどこれ以上失うのは嫌だから戦うしかない。

 今、彼達が勝って得られるものは何だろう。平和?そんなもの、死喰い人を倒したからといって得られるものではない。

 悪意とは、平和を掻き乱す害悪だ。

 

「シェリーはホグワーツに帰ってこない。ハーマイオニーはこの状況に参ってる。

 ……僕が皆んなを守るんだ。僕がみんなの助けになるんだ。こんな凡人の背中が役に立つんなら、いくらだって貸してやる」

 

 ただ──気になるのは、少女の安否。

 契りを交わした少女は今どこにいるのか。

 

「許さない。許さないから」

 シェリーの失踪に最も憤っていたのはチョウだった。毅然とした仮面にはしかし、何か大切なものが根刮ぎ欠落していた。

「セドリックも……シェリーも……いなくなるなんて。『私が殺した』なんて言うのなら、その罪を償いなさいよ。このまま死ぬなんて絶対に許さないんだから」

 青褪めた唇を震わせる。

 彼女がセドリックの死に悲嘆していたのは事実だし、実際、シェリーに対して思うところがなかったわけではないけれども、それでもシェリーを憎しみ切れるほどの単純ない気骨でなかったばかりに、激憤という形でそれが発露した。

 怒っているのは、シェリーにか、自分自身にか。

 なまじ賢いだけにマリエッタの慰めで癒されることなく、けれどいみじくも発展途上の精神故に、感情の矛先を向けかねたまま時間だけが過ぎていく。

 薄れゆくセドリックの面影に手を伸ばしたまま──。

 

「お前達がホグワーツを守ってくれたんだってな。ありがとう。来てくれなかったらどうなっていたか……」

「水臭いのう、礼はいらん」

「でも……」

「礼ならCD買ってくれッス」

「それより君達の方が心配だよ」

 

 ホグワーツに帰り、事情を聞いたベガとドラコは頭を下げて感謝を伝えた。

 マホウトコロ、ボーバトン、イルヴァーモーニーの代表選手達が揃い踏み。ここにダームストラング兄妹がいれば去年の対抗試合の再現だったのだが、クラムによればネロとリラの行方は知れないのだという。

 学校を卒業しているので当然といえば当然なのだが、それでもベガは内心、あの二人の不在にどこか違和感を感じていた。

 ……考えても答えが出ないことに思考を費やしても仕方がない。

 ベガは談話室に向かう。

 一日前まではあんなに賑やかだったというのに、今は静謐だけが客人だった。

 

(ここってこんなに静かだったか……?)

 嘆息すると、もたれかかるようにしてベガは暖炉前のソファへと身を沈める。

 火炎は消えていた。

 

「──今どこにいんだよ、シェリー」

 

 

 

▽▽▽▽▽▽

 

 

 

 シェリー・ポッターはゴミ捨て場の中に身体を沈めた。安物のパーカーの薄い生地を寒風が貫く。血の代わりにコールタールが流れていると言われてもおかしくない、それほど彼女の顔色は悪かった。

 ホームレス同然の風貌で、死人同然の貌を浮かべてただただ無気力に息をする。

 シェリーはここ三日ほど水だけで生活している。

 魔力濃度の高いところへ行き、空気中に広がる魔力を吸収してエネルギーにすることで食料を不要としているのだ。

 ヴォルデモート卿が愛の護りによって肉体を失った際に使用した、生命維持のための最終手段。食物を摂取しなくとも空気中の魔力から栄養を得ているのだ。と言ってもあくまで病人が点滴で栄養補給する程度のもので、疲労を隠せていなかった。

 

「殺す……殺す……殺す……」

 

 それ以外のことは、何も考えたくなかった。

 不死鳥の騎士団や闇祓いの助けなしにどうやって死喰い人を探すのか。見つけたとして対抗策はあるのか。倒せたとしてその後はどうするのか。そういった根本的な問題から目を逸らして、シェリーはただただそれだけを呟いていた。

 

「殺す……ころ、…殺せなかった、わた、わたし、ああ、殺せなかった……!!ちがう、ちがうちがうちがう……殺し、殺して殺して殺すんだ……」

 

 錯乱し、背中を丸めて蹲る。

 元より狂気染みたシェリーだったが今は狂人としての正常な思考すらできない。破却された理性が紡ぐ呪詛はもはや、精神をほんの少しでも安定させるだけの処方薬でしかない。

 殺意も、明確な目標も、生きる意味すら見出せず、浅く呼吸を繰り返すだけしかできないまさに死に体。渇いた涙の痕がシェリーの精神を暗示していた。

 雪ぎようもない罪を抱えて。

 その身に余る罰を背負って。

 

 

 

 

 

 

 

 

【登場人物紹介】

 

 

【挿絵表示】

 

 

◯シェリー・ポッター(The homunculus called sherry Potter)

憤怒の力を宿した少女。どれだけ怒っていても自分の意思で人を殺すことができない優しすぎる性格。甘いともいう。合わせる顔がないという理由でホグワーツには帰っていない。現在は裏路地のゴミの山の中で寝泊まりしており、生活環境はダーズリー家にいた時より悪化している。

 

◯ベガ・レストレンジ(Vega Deneb Lestrange)

いつも独りで勝手にどっか行くシェリーにやきもきしてた。成長と経験を重ねれば、ダンブルドアやアレンと同じく紅い力に匹敵するだけの力を得る可能性がある。

 

◯ロナルド・ウィーズリー(Ronald Bilius "Ron" Weasley)

今年の裏主人公。DAのリーダーを勤め、ホグワーツ戦線を経たことで指揮官として一皮剥けた。戦略家としての才が芽生えつつある。

 

◯ハーマイオニー・グレンジャー(Hermione Jean Granger)

非凡な発想力と頭脳を活かした参謀としての活躍が期待されている。

両親が拷問され、その時の怨みを自分の娘に向けるという魔法をかけられてた。(治る見込みナシ)

 

◯ドラコ・マルフォイ(Draco Lucius Malfoy)

グレイバックに対し怒りを抱く少年。なんかやたらとベガと行動することが多い。コルダと共闘したことはないのにね。サポートが上手い。

 

◯コルダ・マルフォイ(Corda Narcissa Malfoy)

アンブリッジに数時間に渡って磔の呪文を使われた。そしたら何かパンジーと仲良くなってた。守護霊は雪豹。

 

◯ルシウス・マルフォイ(Lucius Malfoy)

享年四十一歳。

グレイバックに戦いを仕掛けるも返り討ちに遭う。無謀にも最高幹部に戦いを挑んだのは愚かだが、しかし彼の勇気を笑うこともできないだろう。

最期に彼が願ったのは家族の幸福だった。

 

◯シリウス・ブラック(Sirius Black)

享年三十六歳。

犬に変身できる動物もどきで、影の中に潜れる能力がある。偶然にもそれなグリンデルバルドとペティグリューに対して極めて有効な能力だった。

世間からは犯罪者として扱われ、ジェームズの敵討ちもできず、青春時代の殆どをアズカバンで過ごすという悲惨な人生だが、最期に見せた顔はとても安らかなものであったという。親友の娘……ではなく、愛するひとを守れたからだろう。

 

◯ドローレス・アンブリッジ(Dolores Jane Umbridge)

享年不明。

味方のパンジーもドン引きの磔の呪文連発の後、シェリーによる制裁を受け禁じられた森に逃走。その後たまたま鉢合わせたドロホフに始末される。この性格とあの能力で守護霊の呪文出せるのは逆に凄い。自己肯定感が半端ないカエルババア。

 

◯コーネリウス・ファッジ(Cornelius Oswald Fudge)

享年不明。

シェリーを庇った直後にオスカーに殺される。無能かつ戦犯なのだが最後の最後で男を見せた。特技は責任を取ること。

 

◯アルバス・ダンブルドア(Albus Percival Wulfric Brian Dumbledore)

吸血鬼となって復活したグリンデルバルドに複雑な感情を抱く。ヴォルデモートとの戦闘で昏睡状態。

 

◯ヴォルデモート卿(Lord Voldemort)

人生エンジョイ勢。こいつとグレバとオスカーで同人誌の竿役やれると思う。

 

◯ゲラート・グリンデルバルド(Gellert Grindelwald)

強欲の力を宿している。吸血鬼となって全盛期の姿で復活した。知り合いの前ではテンション上がるタイプの人。

 

◯アントニン・ドロホフ(Antonin Dolohov)

戦争大好きオジサン。元は強欲に適正のある優秀な闇の魔法使いだったが、その本領は軍を率いての指揮能力。ただ、ロンと戦うの楽しすぎて途中から忍びの地図見てなかった。最近の悩みは死喰い人が大体オジサンなこと。

 

◯オスカー・フィッツジェラルド(Oscar Fitzgerald)

細い銀縁の眼鏡、アッシュグレーの髪、青と琥珀のオッドアイ。ぱっと見は地味でつまらなさそうな役人然とした男。さながら煙草の煙のように、どこにでもあって気がつけばいなくなっている人間。

しかしその本性は邪悪そのもので、人の苦しむ姿にのみ生の実感を感じる。彼に近付けば近付くほどに死の危険が増す有害な存在のだ。まさしく、煙草の煙である。

 

『難易度:ルナティック』

味方が一年で最低でも三人は死ぬ。

 

『紅い力』

本来は寿命と引き換えに手に入れることのできる絶大な力。この力を得た闇の魔法使いの殆どが早死にしており、グリンデルバルドなどは存在に気付いても使うことはしなかった。

しかしヴォルデモートの研究と改良により、分霊箱の特性と合わせることで寿命を使わなくてもいいようになった。(ただしシェリーは例外)

ヴォルデモート版の紅い力は人を殺すごとに強くなるという特徴があり、また、分霊箱の役目も兼ねているので、紅い力を持つ幹部を全員殺さなければヴォルデモートが滅びることはない。

 




長かった。すげえ長かった……。
キャラ数多いわドロホフおじさん強いわで中々進まねえ!でも楽しかったあ!
次はエピソードオブオスカーとエピソードオブデネヴやりまーす。


思いっきり挿絵描くの忘れたから明日投稿するね……?

追記
挿絵追加しました!
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