青年の手を掴むのは誰?   作:寡黙なる詐欺師

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なのは、フェイト、はやて 共通ルート

物語の始まり 

 

地球ではもう桜が舞う季節

ミッドチルダは『JS事件』が終わり2年がたっていた

 

加藤 裕こと俺は、管理局本局に来ていた

俺の手には一つの封筒が握られている

 

その封筒には、二文字の漢字が書かれている

『辞表』

 

そう、俺は今日…管理局をやめる

 

理由は簡単だ

俺の大切な人達の隣を歩くことを諦めたからだ

高町なのは・フェイトTハラオウン・八神はやて

 

管理局でも有名な3人だ

俺も彼女たちとは古くからの付き合いがある

 

まぁ、いわゆる幼馴染ってやつだ

彼女達は数々の事件を解決してきた

なのはとフェイトが深く関わった『PT事件』

はやてや、その守護騎士が深く関わった『闇の書事件』

そして先ほど言った『JS事件』

いずれも俺も少しは関わった

 

…ただ、何もできなかった

 

『PT事件』では、フェイトの母と姉を助ける!等と豪語したくせに結局は助けることができなかった

 

俺はフェイトを一度絶望させた

俺がもっと早くフェイトの母の元へ行けていたら…

俺が落ちていくフェイトの母に手をさしのばせていれば

俺は自らの無力さを呪った

手足をもいでフェイトに謝ろうとも思った

だが、俺にそんな度胸がる筈もなく

ただただ魔法の練習をするだけだった

誰かを救えるのなら死んでもいいと思った

 

その為には力が必要だった

だから一生懸命、がむしゃらに練習した

 

そして『闇の書事件』

俺ができたことは、倒れたなのはの看病と、フェイトの盾役と、はやての為に魔力を蒐集させただけだった

魔力を蒐集させたため俺は体を動かせず最終決戦の場に俺はいなかった

そしてリインフォースを救えず少し落ち込んでいるはやてを慰める事しかできなかった

俺は何も変わってなかった

 

誰も救えない

 

そんな気持ちが俺の心の中を支配してきた

管理局にいる意味なんてあるのか、なんて思っていた俺に、はやてのいる所から

引き抜きの声がかかった

 

『機動六課』

 

これが俺と『JS事件』の始まりだった

なのはは管理局の?エースオブエース“になっていた

フェイトとはやては、どちらも名執務官・捜査官になっていた

それに比べ俺は、唯の一般局員

 

噂何て持ってのほかだ

だが、美人な筈の彼女達にも浮いた話は一つもない

全く持って不思議だ

 

……話が逸れたが、俺は『JS事件』でも活躍という活躍をしていない

なのはとティアナがもめた時に少し助言をしただけだ

 

そう…たった、たった、それだけだ

俺は機動六課が襲撃された時、大怪我を負い事件が終わるまで病院に居た

そして機動六課が解散した後、フォワード陣が訓練所に行っていたが

 

俺は早々に隊舎を立ち去った

そして俺は、なのは達の前から姿を消した

仕事場も離れたところにして連絡も取れないようにした

 

理由は簡単だ

合わせる顔が無いから

だが半年前、偶然にも彼女たちの顔を見る機会があった

彼女達の顔は笑顔でいっぱいだった

その時思った

ああ…やっぱり俺は必要ないんだと

人一人救えないのなら、彼女達の所に居ても足枷になるだけだ

 

だから決心した

――――管理局をやめよう、と

説明が長くなったが、これが今の俺の行動の理由だ

 

ふと、俺の足が止まる

俺の視線の先には一人の女性

一番会いたくなかった人がそこにはいた

 

 

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