よく分からないけど頑張るしかない!   作:ぽむぽむ

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いやぁ、頑張ったわ俺。
マジで大変だった。

タイトルでお察しの方もいると思いますが
本文どうぞ


ボス攻略・A New Hero. A New Legend.

「ふあぁ~ガハッ、ゴッホゴホ!」

 

朝から盛大に咳するってなんかやだな...

さっさと着替えてボス部屋行かねぇとな。

 

それにしても昨日取ったこの宿クッソ汚ねぇな。

ホコリとかそういう次元じゃないわ。

寝る前に聞こえた大量のカサカサ音、あれは一生忘れられない自信がある。

 

「ポーションよし!武器よし!防具よし!特殊能力は....もちろん文字化け!」

 

頭の中に黄色いヘルメットをつけた猫が浮かんできたんだが何こいつ?まぁいいや。

 

無理やりテンション上げると本当にテンション上がってくる気がする。こういう気を紛らわせるのって結構大事だよね。テスト前よくやってたよ、勉強してないのにめっちゃ勉強頑張ったわ~!って自分に言い続けて自信持たせるの。結果は言わずもがなだけど。

 

「なんか懐かしく感じるなぁ...ってそんな思いふけってる場合じゃねぇ!ボス部屋行かないと!」

 

そう言いながら宿を飛び出した俺だった。

 

 

 

 

 

 

「よし着いた!」

 

無事何事もなくボス部屋前にたどり着くことができた。

だが

 

「だっれも居ねぇ。」

 

人が一人も居ないのだ。

まさか又遅刻してしまったか!?と思い時間を見ると8:00

 

「マ?」

 

目覚ましの時間は何時になってるんだ?

 

目覚ましを見てみると7:00設定..

9:00に設定したはずなんだけど。

それにしても

 

「2時間も何してよう......」

 

取り敢えず俺は体をほぐしておくためにソードスキルの練習を始めた。

 

 

 

 

 

 

「こんなもんかな。」

 

「ねぇ。」

 

「うおぉぉ!誰?誰?......アスナさんか。まだ1時間弱もあるけど早くね?」

 

「どの口が言ってるのよ、あなたはもっと前から居たでしょう?」

 

「いや、まぁそうなんだけど。で?なんでこんなに早いんすか?」

 

「あなたが宿に居ないし連絡付かないってキリト君が言ってたから探したのよ。」

 

「あ~、メッセージめっちゃ来てるわ。わざわざ探しに来てもらってありがとな。」

 

キリトにメッセージ送っとこ。

 

「いえ、別に。」

 

エリカ様かな?

おっ、キリトから返信来たな、なになに?ディアベルたちの集団で行きます。ね.........そっかぁ。俺1時間アスナさんと過ごすのかぁ....

 

気まずいわっ!

 

俺とアスナさん全然仲良くないのに1時間て!まぁ飯でも食うか。

このクリームのクエスト、キリトに教えてもらっといて良かったわ。

これだけでパンが雲泥の差があるからな。

にしても指で塗るけど指にはつかないって、現実では有り得ないからなんか気持ち悪く感じるな。

 

「ねぇ、それなに?」

 

「パンです。」

 

「そんなの見ればわかるわよ。そうじゃなくてパンに塗ってるそっちよ。」

 

「ああ、これ?前の村で出来るクエストの報酬で、パンに塗るクリームだよ。使う?」

 

「じゃあ......!?」

 

そう言って食べてみると2秒もかからず食べきってしまった。

 

「え、大丈夫?詰らせてない?」

 

「ええ、大丈夫よ。」

 

「なら良かった。気に入ったんならクエストのコツ教えるから行ってみたら?」

 

「いい、私は美味しいものを食べるためにこの町に来たわけじゃない。私は、私が私でいるためにここに来たの。」

 

「というと?」

 

「最初の町の宿屋に閉じこもってゆっくり腐っていくくらいなら最後の瞬間まで自分のままでいたい。たとえ怪物に負けて死んでも、この世界には、このゲームには負けたくないの。」

 

「自分が自分のままで......ねぇ。じゃあまずお前の言う自分って何なんだ?」

 

「えっ?」

 

「このゲームに怯えて戦いたくない気持ちの俺も、キリトと楽しく日常を過ごしたいと思う俺も、美味しい料理を食べたいと思う俺も、そして現実へ帰る希望を持つ俺も。それらを全部合わせて俺という人物になるんだよ。」

 

「.........」

 

「人は誰しも、他人に見せる表面だけじゃなくその正反対の面だって持ってる。そんなもう一人の自分をどう肯定してやれるか、それが自分が自分でいるってことだと俺は思う。あくまで俺は、だけどな。」

 

気分がノってまた偉そうなこと言っちゃったな、怒ってなきゃいいけど。

 

「もう一人の....自分.....」

 

「いや、聞き流してくれて良いんですよ?」

 

偉そうなことべらべら喋ったのを真に受けられるとなんか申し訳ないんですが。

 

「おーい!サイタマ!アスナ!」

 

「キリト!」

 

めっちゃいいタイミング!

 

「それじゃあ確認するけど、俺ら3人は人数が少ないからボスの取り巻きのルインコボルトセンチネルの排除が仕事だ。俺かサイタマが相手の武器をパリィしたらアスナが決める。それでいいな?」

 

「了解(分かったわ)。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ全員揃ったみたいだな。俺から言えることはただ一つだ!みんな!勝とうぜ!」

 

そんなディアベルの掛け声と共にボス部屋へと入る。

 

すると部屋の明かりが一斉に付き、ボスが現れる。

こんな演出自分の部屋に付けたいと思ってしまったが、しょうがないと思う。

 

「A隊C隊、スイッチ!来るぞ!タンク隊は攻撃をブロック!」

 

ディアベルの的確な指示が部屋に響く。

一方俺はというと

 

「なんか楽して稼げるっていいな。」

 

「おい、命掛かってるんだからそういう事言うなって。」

 

「人生なんていつも命がけだ、あ、アスナさんスイッチ。」

 

「了解。」

 

「サイタマお前なぁ...これボス戦だからね?わかってる?」

 

「だからこそ緊張し過ぎないようにしてるんだよ。」

 

「リラックスし過ぎな気もするけど....スイッチ!」

 

「おう!っと、やるときはやるからいいだろ?」

 

そんな話をしながら取り巻きどもを倒していく。

そうこうしてるとボスのHPゲージが赤くなっている。

 

赤くなっている....ということは!

 

「俺が出る!」

 

やっぱりディアベルの攻撃か!

行かないt「キシャア!!」クソっ!雑魚がまた沸きやがって!

 

「ッ!」

 

「サイタマ!大丈夫か!?」

 

「大丈夫だ....それよりディアベルを!」

 

「ディアベル?あれは!ダメだ!全力で後ろに跳べ!」

 

「ぐわぁああああ!」

 

「ディアベルはん!」

 

「「ディアベル!」」

 

「お前どうして!?」

 

「お前もβテスターなら分かるだろ.....」

 

「ラストアタックボーナスか...」

 

「頼む....ボスを......倒してくれ.....みんなのために!」

 

パリンッ!

 

無情にもディアベルは俺の目の前で、キリトの腕の中でゲームオーバーになってしまった。

 

「ボーっとすんなよキリト.....俺らがやらなくちゃいけないだろ!」

 

「ああ、サイタマ、行こう!」

 

「私も手伝うわ。」

 

「あぁ、頼む。手順はセンチネルと同じだ!」

 

「分かった!」

 

「うおおおおおおおおおお!スイッチ!........アスナっ!」

 

キリトはボスの武器を的確にパリィした。

 

「くっ、せやあぁぁぁぁ!」

 

アスナはボスの攻撃をギリギリで避け、鋭い一撃をボスに決めた。

それと同時にボスの攻撃はアスナのフードへと当たり、アスナのフードが壊れた。

 

なびく栗色の髪、凛々しく綺麗な顔、俺は少し見とれてしまっていたかもしれない。

 

「っ!あぶねぇアスナ!」

 

ボスがいつの間にか立ち上り、硬直時間中のアスナさんに攻撃しようとしていた。

 

俺はボスに向けアイテムストレージの中の最後の槍と投げナイフを投げ、ボスの攻撃を防いだ。

 

「助かったわ、ありがとう。」

 

「そういうのは勝ってから言え。次くる!行くぞアスナ!キリト!」

 

「「おう(ええ)!」」

 

その時ボスのソードスキルが迫ってきていた。

 

「おらぁ!」

 

自分とボスの武器との間に剣を挟み込み、何とか致命傷を避けた。だが結構な距離を飛ばされてしまった。

 

「サイタマ!」

 

「いいから攻撃しろ!」

 

だがキリトがソードスキルを仕掛けるも、相手の技を見誤ったキリトは攻撃を受け、アスナを巻き込み俺とは別の方向へと飛ばされた。

 

「二人とも!無事か!?」

 

「ぐっ、なんとか!?」

 

キリトがそういうとほぼ同時にボスがキリトたちの方へと向かっている

武器を投げようとするも武器が何一つとして残っていない。

 

クソっ!さっきのウォーミングアップが仇になったか!

 

だがしかし、俺の足はボスの方へと動いていた。

 

武器もねぇ、体力もそんなに残ってねぇ。でも行くしかない!

もう二度と俺の前で人は死なせねぇ!

 

「仲間を殺させてたまるかあぁぁ!!!!」

 

 

≪覚悟.....条件を達成≫

 

 

「うおおおおおおおお!!!」

 

身体が熱い、自分の中から力がみなぎるようだ!これで間に合う!

 

 

≪特殊能力をアンロックしました。≫

 

 

そう思っていると違和感が発生する、腰に何かある。

そこには前の世界で放送していた仮面ライダークウガのアークルが装着されてあった。

 

なぜここに!?

などと、多少戸惑いはしたがこのアークルから感じる力は本物としか思えない。

キリトもアスナも助けるにはこれしかない!と思い俺はこう叫んだ。

 

変身!

 

すると走る続けている俺の足が変化を始めた。

そしてボスまでたどり着きボスを素手で殴ると腕にも赤い籠手のようなものが付き、その後真っ赤なアーマーがセットされ最後にクワガタのような赤い目の顔が装着される。

 

 

≪特殊能力、仮面ライダークウガがアンロックされました≫

 

 

「オラッ!オラッ!ハァ!ラァ!」

 

ボスを素手で殴っていく、ボスのHPゲージも減っていく。

 

そして俺は少し距離を置いてから、ボスに走っていき、ボスも向かってくる。

すると俺の足の裏から炎が発生する。

 

ボスとの距離が縮まると俺は高く飛び上がり前宙をしながら右足を前にして飛び蹴りをする。

 

「おりゃぁああ!」

 

するとボスにひびが入っていく。

 

「ガアアアアアアアア!」

 

パリンッ!

 

ボスの体がエフェクトとなって弾けた。

その後CONGRATULATIONという文字が浮かび上がってきた。

 

 

 

「「「「「「「うおおおおおおおおおおおお!!!!1」」」」」」」

 

 

 

周りのプレイヤーの歓声が聞こえてくる。

 

「サイタマ.....なんだよな?助かった。ありがとう。」

 

「お疲れ様、ボス戦に勝ったから改めて言わせてもらうわ、ありがとう。」

 

「いや、仲間なら当然だろう....」

 

「それよりその姿どうしたんだ?スキルか?」

 

「私も少し気になるわ。」

 

「ああ、それなんだけど「なんでや!」くそっ!」

 

つい、そう小声でつぶやいてしまった。

 

「なんでディアベルはんを見殺しにしたんや!?」

 

「見殺し...?」

 

「そやろが!自分はボスの使う技知っとったやないか!最初からあの情報を伝えとったらディアベルはんは死ななかったんや!」

 

キバオウのそんな言葉にプレイヤーたちはどよめきだす。

 

「それにお前さんもや!なんやその姿は!このゲームにそんな要素無かったやろ!」

 

周りからは「βテスターか?」や「チートじゃねぇか!?」といった声が聞こえてくる。

 

エギルがキバオウたちを抑えようとしてくれてるが長くはもたないだろう。

 

このまま原作道理だとキリトが泥をかぶることになるがLAボーナスは俺の元にある.....

なら!友達であるこいつに辛い思いなんてさせてやんねぇ!

 

「ピーピーピーピー騒ぎやがって、てめぇらは餓鬼かよ。」

 

「なんやて!?」

 

「そうだろ?気に入らないことがあればすぐに喚き散らす。おもちゃをねだって泣いてる子供とどう違うって言うんだよ。」

 

「な、なんやと!?」

 

「それになぁ、元βテスターだとかチートだとか言ってるけど、てめぇらはアホか。」

 

「どういう事や!」

 

「はぁ、考えるぐらいしろよ......βテスターなんてもんは運よく選ばれただけの只のカスなんだよ!」

 

そんな言葉にざわめきが大きくなる。

 

「それにこのデスゲーム中にチートなんて出来るわけねぇんだよ。茅場は天才だ、そんな天才がまずチートできるようなゲームを作るか?そんでもってチートして自分のキャラがバグったら死だぞ?それでもチートできると思うか?」

 

俺は正論と暴言を吐きまくった。

周りのプレイヤーは俺の言ったことが大体合っているため反論することができない。

 

「じ、じゃあその姿はなんなんや!?」

 

「これか?これは俺特別のスキルだよ、他の誰にも手に入れることのできない、な。」

 

「そんなんありかいな......」

 

「それじゃあ行かせてもらうよ、俺の名は【クウガ】だ、じゃあな。」

 

キバオウの言いたいことも分かる、信頼する人物の死。

それは決して俺の言葉なんかじゃ納得できないだろう、それでも俺はこうするしかなかったんだ。

 

こうして俺はパーティーの解散とフレンド解除を行いながら、一人次の階層へと向かった。

背中に沢山の非難の目線と、二つの戸惑いの目線を浴びながら.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




クウガってやっぱりかっこいいですよね
平成の原点にして頂点。

雄介君(サイタマ)の人生相談は俺が考えた文ですのでその解釈可笑しくね?ってなるかもしれませんが目をつぶってほしいです。

ここで一層攻略という一区切りですがこれからも頑張って書いていきます。
楽しみにしてる人が居るかわからない自己満足小説ですが()

誤字脱字報告、感想、評価お待ちしております。
こんな作品ですが是非次回もお楽しみに!
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