よく分からないけど頑張るしかない!   作:ぽむぽむ

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ここからオリジナルな感じが出てきたり出てこなかったりするかもです。


取り敢えず本文どうぞ


大きな乖離

1階層ボス攻略後、俺はずっとソロで活動している。

本当にお店以外で人と関わっていないボッチ道を進んでいる。

攻略されている最上階だと攻略組と会う危険性が高いため、ほぼ毎日違う階層に行くという生活を送っていた。

 

ちなみにだが俺は、クウガという名前は広まっているが、サイタマというプレイヤーネームはあの場にいた人間以外には知られていないらしい。

なんか、噂によるとキリトとアスナさんが他の人に言わないようにと説得したら、渋々納得したらしい。

 

俺は身バレしないようにあれからクウガに変身していない。

だが、次変身したときにまともに戦えるように、体術スキルを取り体術の練習をしたり、ライダーキックの練習をしたりしている。

ライダーキックの練習はなんかすごく恥ずかしい気持ちになるからあんまりやりたくないんだけどね....

 

 

 

そして今俺は27階層に来ている。

 

「一月以上振りかな、久しぶりだと謎に楽しくなってくるな。」

 

テンションを上げながら歩いていると遠くにある人物を見つけた。

 

「おっ、キリトじゃん。あいつパーティー組んだのか...」

 

キリト御一行様が狩りを行っていた。

攻略組にはまだ届かないが結構いい動きをしていた。

 

「あの一人いるだけいる女子、前衛ビビってんじゃねぇか。後衛やりゃいいのに。」

 

ん?キリト...パーティ...一人だけ女子...

黒猫ナントカって感じの名前のギルドか!

たしかモンスターハウスでキリト以外全滅するんだっけか?

でもまだみんな生きてるってことは、その事件はこれからだよな。ストーカーって言われるかもしれないけどこれからずっと後をつけるか...

 

隠し部屋見つけたっぽいな。待機か...ん?なんで扉閉まったんだ?

........ここがモンスターハウスか!

 

「間に合え!」

 

俺はモンスターハウスに飛び込む。

 

「サイタマ!?なんで!?」

 

「話はあとだ!フンッ!ソラッ!ウラァ!」

 

入って早々転んでいる男にモンスターが寄ってきていたため俺は武器を適当に投げる。

 

「死なずに出るぞ!」

 

そんな俺の言葉に戸惑いながらも全員が返事をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「数が減らねぇ...」

 

「キャ!」

 

「サチ!」

 

「クソお前ら回復は!?」

 

「もう全員使い切ってる!」

 

「これ使え!」

 

俺はキリトの仲間全員にポーションを投げ渡す。

 

 

このままだと絶対に何人かは死んでしまう。

クウガに変身すれば能力も高くなるが、この数相手で守りながらとなると分が悪い。

 

でも可能性がそれしかないのなら!

 

「キリト!そいつらまとめて壁際行って守っとけ!来た敵だけ倒せばいい!」

 

「サイタマ!?じゃあお前は...」

 

「これしかねぇだろ!変身!

 

俺はクウガへと変身した。

キリトの仲間たちからは「クウガ!?」「あれが....」といった声が聞こえて来た。

 

「うおおおお!クァ!ウラァ!ハァ!」

 

「凄い、あれがクウガ....」

 

「素手なのにモンスターを圧倒してる...」

 

「サイタマ....」

 

得物が無ぇと流石に押し負ける!

 

俺にできるのか?.....いや違う、やるしかない!

 

 

超変身!

 

 

「青くなった!」

 

赤かったアーマーや目は青くなり、アーマーが薄くなることで機動力を得ることのできる姿になった。

そう、俺はドラゴンフォームへと変身した。

ってなぜかメニューが開けない!

 

「誰か!何でもいい!棒状の物くれ!」

 

「俺の槍だ!」

 

「サンキュー!これで戦える!」

 

俺は受け取った槍を使い表演のような動きをする。

するとただの槍だったものがドラゴンロッドへと変化する。

 

「俺の槍が!?」

 

「すまん!でも戻るから!」

 

そんな事を言いながら俺はモンスターに攻撃をしていく。

モンスターはグロンギよりも遥かに弱く、封印エネルギーを込めなくとも2,3回攻撃を打ち込めば倒すことができた。

 

「さっきよりも倒すスピードが速い!」

 

一対多の場面ではやはり武器の有無が大きく左右されるようで先ほどとは比べ物にならないほど撃破スピードが上がった。

 

「!!サイタマ!もうモンスターが沸いてない!そいつらで最後だ!」

 

「分かった!一気に片付ける!」

 

いま居るモンスター全てに囲まれた俺はドラゴンロッドの先端に封印エネルギーを込め、横回転をしながらモンスターに攻撃を与える。

 

刺すような攻撃じゃないのに封印エネルギーが伝わるのか、と心配だったが、通常攻撃2回程度で倒せる相手にそれは杞憂だったようだ。

 

「ふぅ......片付い..た....か.......」

 

「サイタマ!」

 

そんなキリトの叫び声を聞いて俺の意識は遠のいていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んん.....」

 

「サイタマ!気が付いたか!?」

 

「ああ、おかげさまで........なんか多くないですかね?」

 

折角今まで人を避けてたのに、なんでこんなにもあっさり出会っちゃうかな...

そう思い、少しキリトに眼を飛ばす。

 

「どうすれば良いか分かんなくて皆呼んじゃった....なんかごめん。」

 

「いや、まぁ呼んじゃったのはしょうがないからいいけど。」

 

「サイ坊!」

 

「はい!なんでしょう!?」

 

「あの後いきなりフレンド解除しやがっテ!そしたらいきなり倒れたってキー坊からメッセージ来テ.......本当に心配したんだゾ.......」

 

アルゴはそう言って泣いていた。

流石に俺はこんなところでふざける男ではない。

 

「........すまん。」

 

謝るしかなかった。

 

「ねぇサイタマ君」

 

「ん?てかサイタマ君って呼んでたっけ?」

 

「今は関係ないでしょ、それより少し話してもいいかしら?」

 

「まぁ、俺は聞くしかないだろ。この状況。」

 

「.....話すわよ。あれから私はずっと考えてたの、あなたが私に言った言葉の意味を。」

 

「言葉って、初めて会ったときの事か?」

 

「そうよ。あれは私があそこで死なないように、私のために言ってくれた言葉なんでしょう?」

 

うわぁ、完璧にバレてるよ。

 

「たまたま虫の居所が悪かっただけかもしれないぞ?」

 

「だったらボス攻略前にあんな人生相談みたいなことしてくれないでしょう?」

 

「.......分かった、降参だ。アスナさんの言ったとおりだよ。」

 

ここまでバレたら嘘つくのもダメだよな。

 

「やっぱりそうだったのね........私を何度も救ってくれてありがとう。」

 

久しぶりに会ったら物腰柔らかくなってたアスナさんにお礼言われるとなんかむず痒いな....

 

「当たり前のことをしただけだと思うんだが....まぁ受け取っておくよ。どういたしまして。」

 

「サイタマぁ!生きてて本当に良かったぜぇ!」

 

「クライン、久しぶりだな。」

 

「久しぶりって、おめぇ初日に分かれてから一回もメッセージくれなかったじゃねぇかよ!それにフレンド欄から消えてるしよぉ.....死んじまったと思ったんだぞ!」

 

「悪かったって.....でも気にかけてくれてありがとな。」

 

「ダチなんだからあたりめぇじゃねぇかよ!」

 

こういうクラインの優しさは本当に心が温かくなるな...

というか

 

「そういえばここどこなんだ?」

 

「俺の所属してる【月夜の黒猫団】のホームだよ。」

 

キリトがそう答える。

 

「そうか。でも団員の人達居なくない?」

 

「大人数が押し掛けてきたから気を使ってみんな、で買い物行く!って言って、ここを空けてくれたんだよ。」

 

「そうか、それは申し訳ないことしたな。でも、もう俺は回復したからこれ以上迷惑かけないために行かせてもらうよ。」

 

「あ、いや、黒猫団のみんながサイタマにお礼したいって言ってるから待っててくれないか?」

 

「あー、了解。」

 

「それじゃあ俺たちは帰ることにするぜ。」

 

そう言ってクライン、アスナさん、アルゴは帰る用意をする。

 

「おう、またな。」

 

「っとと、フレンド登録忘れるとこだったぜ。」

 

「あー、解除したままだったか....」

 

「次オネーサンのフレンド解除したら情報売ってやらないからナ!」

 

「分かったよ。」

 

そして俺は皆とフレンド登録をした。

 

 

 

 

クライン、アルゴが出ていきアスナさんも出ていく時アスナさんが振り返って話しかけてきた。

 

「ねぇサイタマ君。」

 

「な、なんでしょうかアスナさん。」

 

サイタマ君とか呼ばれ慣れてないからめっちゃ違和感があるなぁ。

 

「それよ、それ。」

 

「は?なにが?」

 

「敬語と呼び方、戦闘中は呼び捨てで敬語抜けてたじゃない。」

 

「あぁ、戦闘中で気が回らなかったな、ごめん。気をつけるわ。」

 

ミスったな.....さすがに戦闘中でも呼び捨てはダメだったよな。

 

「そうじゃないの!敬語とさん付けをやめてほしいの。」

 

「あ、はい。でもなんでいきなり?」

 

「いや、だって.....その.....」

 

「歯切れ悪いなぁ、言い辛いなら別にいいですけど。」

 

無理して聞くことじゃないしな。

 

「言う!言うから!ちょっと待って!」

 

「ああ、うん。」

 

「スゥ~ハァ~。よし!私は.......君と仲良くなりたいの!」

 

おっとぉ~、これは予想外。

でもまぁ断る理由無いし良いか。

 

「まぁ、これからよろしく。アスナ。」

 

「うん!」

 

........俺キモくなかったよな?心配だわぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アスナが帰り、月夜の黒猫団の面々が帰ってきた。

 

「あっ!目が覚めたんですね。俺は月夜の黒猫団団長のケイタって言います、この度は皆を助けてくれてありがとうございました!」

 

「「「「ありがとうございました!」」」」

 

「いやぁ、当然のことをしただけだよ、ハハ。」

 

気まずぅ!

マジ初対面の人との初会話がお礼とかキッツぅぅ!

 

「それでも本当にありがとう、サイタマ。」

 

「キリト....」

 

そうだな、死ぬはずだったところを助けることができたんだ。少しぐらい誇りに思おう。

 

「ささ!料理とかの用意できてますから、快気祝いとお礼を兼ねて祝いましょうよ!」

 

そう言って金髪の男子に手を引かれテーブルへ向かった。

 

俺団長以外からまだ自己紹介されてないししてもないんだけど。良いのかな?まぁいいや。

 

その後は楽しく過ごすことができた。

なにやら俺が寝ている間にキリトが、1層のボス戦での話や俺の事を話してくれてたおかげで、クウガではなくサイタマとして接してくれた。

いやぁ、嬉しいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして帰り際、俺はキリトに話しかけた。

 

「なぁキリト。」

 

「ん?どうしたんだ?」

 

「あのメンツとお前のレベル差とかいろいろ考えたんだけど、自分の事話してないだろ?」

 

「...........」

 

「沈黙は肯定と取るぞ。別に絶対に話せなんて言わねぇ。だがな、何を悩んでんのか知らねぇけど、お前とアイツらとの信頼はそんな安っぽいもんなのか?“何か”を危惧するような関係なのか?」

 

「それはっ......」

 

「何でもいいけど後悔のない選択を、悩んで悩んで悩みつくして選ぶことだ。それじゃあな。」

 

「ああ......」

 

 

折角の再開の後味は少し悪いものになってしまったがきっとキリトのためになると信じておこう。

 

 

 

そして俺たちはまたそれぞれの道へと進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、月夜の黒猫団生存ルート+ドラゴンフォームです。

現在の周りからの好感度はアスナさんからは割と高め、アルゴさんからは気になってる程度、クライン、キリトからは良い友人って感じです、多分。



この物語で雄介君(サイタマ)にクウガだけで行ってもらおうかとも思いましたが、作者の趣味嗜好によりおそらく他のライダーにも変身していくと思います。

そういった作品が苦手という方は気を付けて下さい。



作者は明日から学校なので投稿頻度ががくっと下がります。
もう、いやなおとぐらいがくっと下がります。


誤字脱字報告、感想、評価お待ちしております。
こんな作品ですが是非次回もお楽しみに!
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