よく分からないけど頑張るしかない!   作:ぽむぽむ

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今回の話はオリジナルになっています。矛盾や意味わかんないところが出てくるかもしれないですがご了承ください。

それでは本文どうぞ


黒の生誕祭

「んん.....」

 

俺はどうやら寝落ちしていたようだ。

 

アイテム、武器は昨日寝る前に用意し終わってたから大丈夫のはず......もっかい見とこ。

 

 

うん、完璧だった。流石俺。

 

「おっ、アルゴからメッセージ来てる。まぁ今日の情報なんも聞いてなかったから、来てなかったらおかしいんだけどね。」

 

内容は9時に噴水前に集合という事だった。

 

今はもう8時過ぎだし女性を待たせるのは失礼だしもう出るか。

 

 

 

 

 

 

 

 

噴水前に到着した俺だがアルゴの姿が見えなかったためベンチに座って待つことにした。

 

ここまで三種類の仮面ライダー(ナイトローグは疑似ライダーだと思うけど)に変身してきて、分かったことというか気づいたことというか.....そう、感じたことがある。

変身解除後に俺の体に掛かる疲労がライダーによって、というか行動によって変わってた気がするのだ。

バースで言えばクレーンアーム等の特殊装備を使えば使うほど変身解除後の疲労が大きい。

他にもイクサで言えばセーブモードよりもバーストモードの方が疲労が大きいし、フエッスルを使えばさらに大きくなる。ナイトローグは飛行すると、他よりももっと強い疲労に見舞われる。

 

恐らくこれは使用したライダーやモードのスペックによって疲労の大きさが決まるのだと思う。今は疲労を感じるレベルで収まっているが必殺技連発でもしてみたら倒れてしまうかも知れない。

だがクウガに関していえば疲労はほぼゼロと言える。これはなぜなのか分かっていない。

 

だからなるべくクウガに変身したいんだが悪名が付いているため、人前ではなかなか変身することができていない。

 

てか、このゲーム痛みとか疲れとか感じないはずなのに、クウガとか仮面ライダーに変身してるときは痛みも疲労も感じるんだよなぁ......なぜ?

 

 

 

 

 

 

そうこう考えている間に9時に近づき、噴水の奥にアルゴの姿が見えた。

 

「よっ、アルゴ。一昨日ぶりだな。」

 

「そうだナ、それより待たせちゃったカ?」

 

「いんや全然だ、それより今日のクエストはどんな内容なんだ?」

 

「それなんだがまだ詳細は分かってないんダ。分かってるのは男女ペアって事だけなんだヨ。だからオレっち達で調査して午後ぐらいには情報を販売できるようにしようと思ってナ。」

 

「なるほど、了解。んじゃ行こうぜ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アルゴさん?」

 

「どうしたんだサイ坊?」

 

「今日来てるのってクリスマス限定クエなんだよな?」

 

「そうだゾ。」

 

「ここどう見てもクリスマス感ゼロの廃墟だぞ?ここ。」

 

「ソンナコトナイゾ、スゴククリスマスジャナイカ。」

 

「んー!凄い棒読み!それより入ってみようぜ。」

 

そう、今俺たちが来てるのは、どの地域にも必ず一軒はあると思う壁にめっちゃツタがかかってるでかい廃墟だ。

こんなところでクリスマス限定クエストが有るのか心配になってきたんだが....

 

「NPCが居たゾ。話しかければクエストが開始するナ。」

 

全然心配しなくて良かったわ。なんか恥ず!

NPCはめっちゃお爺ちゃんで腰がクルンってしてる。

 

「チャチャっと始めてチャチャっと終わらそうぜ。」

 

 

 

クエストの内容は、この廃墟で掃除してくれってことらしい。

 

「なぁアルゴ、このゲームで掃除ってどうやるの?」

 

「オレっちに聞かれてもゲームの中で掃除なんてしたことないからナ....」

 

「ですよね~.....おい、あれなんだ?白い影?」

 

俺とアルゴがうなだれていると廊下の奥の方に白い人影のような何かが見えた。

 

「モンスターじゃないカ?とりあえず行くゾ。」

 

「了解。ちょっとお話聞いて良いです...かっ!」

 

俺は白い影に向かって思い切り剣を振った。

 

「ちょっ、サイ坊なにやってんダ!?」

 

「いや、HPバーがプレイヤーのじゃなかったし、NPCのマークも無かったし良いかな~って。」

 

「それでいいのかよサイ坊.....」

 

「やることないし戻ろうぜ。」

 

「まぁそうだナ。」

 

俺たちはまたお爺ちゃんの居るロビーに戻ってきた。

 

「お爺ちゃんただいま!....返事してくれないんだけど。」

 

「クエストNPCなんだから当たり前だロ...」

 

「まぁそうなんだけど、ってあれ?」

 

「どうしたんダ?」

 

「いや、さっきよりあの階段綺麗じゃない?」

 

「確かにホコリが無くなってるナ。」

 

「俺らがした事ってあの白いの倒しただけだよな?」

 

「「................」」

 

「サイ坊!あの白いの倒しまくるゾ!」

 

「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから俺たちは数時間の間、白い影を狩りまくっていた。

あいつらはアルゴの攻撃でも一撃で消滅するレベルの紙耐久だったため倒すのは苦労しなかった。

 

そう、倒すのは簡単だったのだがそこに至るまでが長かった。

 

壁をすり抜けるわ目の前で消えるわ、おまけに全然出現しないわで、俺とアルゴの精神的HPはボロボロだった。

 

 

「アルゴ....ここの家ピカピカに輝いて見えるんだけどここまでやる必要あったか?」

 

「.........無かったと思うゾ。」

 

「だよねぇ...」

 

心がボロボロになった後疲れが一周回ったせいで狩り過ぎた結果、屋敷は作りたてよりも綺麗なんじゃいか、というほど輝いている。

 

「そうだ、早くクエスト終わろうぜ。」

 

「分かっタ。今終わらせてくるヨ。」

 

そう言ってアルゴはお爺ちゃんの方へ向かう。

 

そしてアルゴがお爺ちゃんのすぐそばに向かったときに異変が起きた。

 

「アルゴそこから逃げろ!」

 

お爺ちゃんがいきなりモンスターになったのだ。

だがアルゴは驚いて動けていない。そこへモンスターの攻撃が向かう。

 

 

「間に合え!超変身!

 

クウガドラゴンフォームに変身した俺はアルゴを抱きしめ、転がりながらモンスターから距離を取る。

 

「た、助かったよサイ坊。できれば放してくれるとオネーサンは助かるかナ?」

 

「お、おう、すまん。」

 

少し気まずくなったところで俺はモンスターを見る。

 

「断罪者クネヒト......黒いサンタクロースってやつか!」

 

見た目はまんま背教者ニコラスを黒くした感じだ。

HPバーは4本、クエストボスってところだな。

 

「アルゴ、行けるか?」

 

「当たり前だヨ。」

 

「よし....行くぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

攻略は順調に進み、クネヒトの体力バーは残り1本となった。

そこで俺はあることに気づいた。

 

「なぁ、さっきよりアイツの動き遅くねぇか?」

 

「言われてみれば本当だナ、それに攻撃力が上がってきてるゾ。」

 

「スピード落として攻撃力上げるってことか.....ならこれだ!超変身!

 

俺はクウガタイタンフォームへと変身した。

 

持っていた武器をタイタンソードへ変形させた。その時だった。

 

「サイ坊危なイ!」

 

クネヒトの攻撃が目の前に迫ってきていた。

だが俺は避けずに真正面からこれを受けた。

 

「サイ坊!?」

 

「大丈夫だアルゴ、安心しとけ。」

 

そのままクネヒトへ向かいタイタンソードで攻撃を加えていく。

 

「フンッ!ハァッ!ラァァ!」

 

さっきまでよりも速いスピードでHPバーが減っていく。

 

「つ、強イ....」

 

HPバーが赤に突入したので俺はタイタンソードに封印エネルギーを貯め、クネヒトに突き刺す。

 

「ハァァァァ!」

 

タイタンソードを伝いクネヒトに封印エネルギーが流れ込み、クネヒトの体力が大きく減り、そのままゼロになった。

 

俺は変身を解きつつアルゴに向けサムズアップをする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのクエストが終了すると俺とアルゴはネックレスをゲットした。

効果はなんと一度だけHP1で耐えることができるという、ポケモンのきあいのタスキ・ハチマキの上位互換みたいなものだった。

 

このゲームの中ではぶっ壊れ性能とも思えるこのアイテム。そのためかクエストは1ペアしか受けることができないらしい。

 

そしてこのネックレスには一つ問題がある。それは

 

「見た目的にどう考えてもペアネックレスだよな、これ。」

 

「まぁ、そうだナ。」

 

そう、男女ペア、クリスマスという条件からも察せるかもしれないが、このネックレスはペアモノである。

 

見た目は雪の結晶で、なんともオシャンティーな一品である。

こんなもん付けたこと無ぇよ........あ、止めよ、陰キャがばれる。

アルゴは俺とペアなんて嫌だろうし。

うーむ、どうするか.....

 

「彼氏でもない奴とペアネックレスなんて嫌だろ?これやるよ。」

 

性能としては手放したくないが相手の気持ちを優先させないとだよな。

 

「い、いや、それはほとんどサイ坊の活躍で手に入れたものダ!受け取れないヨ!」

 

「ペアネックレスだしなぁ......俺はコレ付けてても全然構わないしむしろありがたいけど、アルゴはどうなんだ?」

 

一撃耐えられるなんて付けたくない訳が無いからな。ペアって事も、よく考えれば俺の装備気にする奴なんて居ないしな。

 

「あ、ありがたい!?(サイ坊はオイラとペアネックレス付けたいのか!?)ま、まぁ、オレっちもサイ坊とペアって言うのも吝かでは無いからナ.....」

 

アルゴの奴なんでテンパってるんだろ。まぁいいか。

 

そうして俺とアルゴはネックレスをほぼ同時に付けた。

 

「ふーん、俺の方が一回り大きいんだな。」

 

「合わせられるんじゃないカ?」

 

重ねてみるとまた違った形の雪の結晶になった。

 

「おお、凄くお洒落だな。これ。」

 

「ああ、そうだナ....」

 

どうやらアルゴは見惚れているようだった。

 

少し時間が経ち、コルの分配について話し合い、俺の方が多く貰うべきだとアルゴが言ってきたが山分けを押し通した。

 

 

 

 

 

 

そして帰り道。

 

「ここでお別れだな。今日は大変だったけど、まぁ楽しかったよ。ありがとな。」

 

「無理言って手伝ってもらっちゃって悪かったナ。でも助けてくれて....その....ありがとう。」

 

「おう、気にすんな!てかお礼言えるんだな....」

 

「なっ!人を何だと思ってるんダ!」

 

「わ、悪かったよ。」

 

「ハァ....まぁいいヨ。そのネックレス.....大切にしろヨ?」

 

「当たり前だ。」

 

そういって後ろに手を振りながら俺は宿に向かった。

 

夕陽を反射し輝くネックレスを首に掛けて........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回でアルゴからの好感度は爆上りしたと思います.........したといいなぁ

 

クウガだけに変身したのは、まだ雄介君(サイタマ)が仮面ライダーだとバレていないため、アルゴにも隠そうとしたのと、身体の事を考えてです。


誤字脱字報告、感想、評価お待ちしております。
こんな作品ですが是非次回もお楽しみに!
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