友達から祝ってもらいました。
うれしかったです。
「この島随一の観光スポット、誓いの鐘でございます。この鐘を二人で鳴らすとその二人は永遠に結ばれる、という伝説が残されているのです。ちなみに同性可です」
「……は、はは……。どこかで聞いたことある伝説だね。そういうのどこにでもあるんだぁー。コンビニか!なんちゃって…」
『…………?』
「くすっ……ゴホン。さてここで昼食にしようか。全員準備を始めてくれ」
あー!もう!
駄々滑りだよこっちは!畜生!
ていうか、現実逃避してる場合じゃない。
休み明けに家庭教師を再開するまで、一旦距離を置けると思ったのに!
なんで!
どうしてこの子達が全員揃ってこの島にいるのォー!?
ていうか最大の謎は、いつの間にお父さんと和解したの?何で?……進級を果たしたから受け入れてくれたの?
ああいや、それならそれでいいんだけど。
……その場合、私はどうなる?
何気に放置してた問題だけど、家庭教師はこれから続けるべき?それとも、クビ?
あああ……分からない。
「一花、その、説明して欲しいんだけど」
「あはは……ごめん、忙しいから後でね」
「えっ。あ、うん……ごめん……」
あれ?
「よつ……」
「緊張してきた……う〜…はぁ、うまく出来るかなぁ……」
「………あの………」
あれー?
な、何で誰も口利いてくれないの?
「どうしたのよ?」
「!?わ、に、二乃!」
「何よ人の顔見て。失礼ね」
「ああ、えっと………その……」
「ふふっ。なあに?言いたい事があるならハッキリ言いなさい、フー子」
「えっ」
きょ、距離近くない?
あんな事があったのに、よくまあ平然と話しかけられるね……。すごいね……。いやホントに。
ていうか。
「ま、待って……。呼び方……フー子……それ私の……。ど、どうしたの二乃」
「え?どうしたのって、何がよ、三玖」
「えっ」
「私達も出会って半年が過ぎたじゃない?そろそろ距離を詰めてもいいと思って。そう思わない?フー子」
「そ、そうですね……?」
「でもそれだと確かに被るわね。四葉もそれで呼び方変えたんだし。あ、そうだ!あだ名とかどうかしら?三玖、なんか考えなさい」
「私っ?え、えと……上……風……フー、ちゃん……フ、フーちゃん、とか……。なんちゃって」
「フーちゃん!いいじゃない」
「って!そんな事いいから準備するよ」
「はいはい」
「え、あの、ちょっと?」
な、なに?
少し会わない間に全員余所余所しい!
ってそれは私も同じか。
……いやでも、ここまで酷くはなかったと思うんだけれど……。
あ、まだ五月がいる!
「い、五月……」
「何をしてるんだい?江端から弁当を受け取ってくれ」
「お、お父さん!あ、あの……」
「さあ準備を始めよう」
「先日は………」
「久々に全員が揃ったからね。家族水入らずの時間だ」
家族水入らず……。
私は水……。
上杉水子……。
や、やばい。さっきから何だろう、この疎外感は。お父さんなんか特にだよ。
バリア張ってるのかってくらい、私に対して距離を取ってる……気がする。
私の事を毛嫌いしてるに違いないよ。
きっと今も私に内心怒ってるに違いない!
(やばい風子さんの方見るのめっちゃ怖い)
あ、らいはとお父さんだ。
「おーい!遅いよお姉ちゃーん!あれ?何で皆んないるの?」
「らいはちゃん!」
「ああ、やはり上杉さんも家族でいらしてたのですね」
「じゃああの人がお父さん?」
「む…似てるわね……」
「そう?」
うん、まあ、二乃は私の金髪の時の姿を見てるからね。
似てると思われても仕方ないね。
「おお、なんだ友達がいたのか?…………ん?ありゃ誰かと思ったら……」
「おや、雨が降ってきたね」
「え?」
「山の天気は変わりやすいね。下山して宿に向かおう。江端、片付けを頼んだよ」
「……変わんねーなあいつも」
あ、行っちゃった……。
皆んなとは一旦別れる事になっちゃった。
でも多分同じ旅館だよね?
色々と話しておきたいところだけど……。
「上杉さん」
「!五月」
「後でお話があります」
「あ、う、うん……」
沢山の疑問と謎を残して、五人とのひとまずの邂逅は終了した。
森の中の道を歩くと、なんだか大きな旅館が見えて来た。
虎岩温泉。
随分昔からやっているみたいで、厳格な雰囲気がそこ彼処に漂ってる。ひっそりとした様は、まるでお化け屋敷みたい。
やってるよね……?
たぶん、五月達もこの温泉旅館の筈。
五月は後で話があると言っていたけど、話せる場所なんてここぐらいだろう。でも、後で、っていつだろう……。
電話してみるか。
あっ充電してねぇー!
仕方ない。スタッフの人に聞くか。
「あのー、すみません。中野さんって何号室ですか?」
「…………」
「………あの?」
「…………」
大丈夫かなこのお爺ちゃん……。
まあ、客の情報を他の人に教える訳にもいかないんだろうけどさ。無視は酷くない?
ていうか髪で目元が見えないけど、もしかして寝てるの?こわっ……。
「!あ!五月……!」
中庭に五月の姿を見つける。
早いとこあの子に話を聞かないと。一体どういう事なのか、何が起こってるのか。
私は中庭へと走った。
でも、あれ、おかしいな。
私はすぐに中庭に来たのに。
なんであの子、いつの間に全然違うところにいるんだろう。
あの子を追って四方八方歩き回ったけど、追いかけても追いかけても五月は全然違う所にいる。
どういう事だろう。
一旦サッパリしよう。
混浴の風呂に家族皆んなで入る。ああ、こんな感じも久しぶりだなー…。
ああ、疲れが取れる。露天風呂最高。
(……お風呂といえば。林間学校であの子達と一緒に入ったんだっけ。……楽しかったな、あの時は。久しぶりに、とっても久しぶりに私に友達ができたような感覚がして……)
二乃の恋愛感情については、まだ少し考えないといけないけれど。
……二乃か。
あの子の告白を受けてしまったら、一体どうなってしまうのかな。
二乃が恋人になる。それはとても素敵な事だと思う。それと同時に、他の四人との関係にも多少なりとも変化が生じるのは明確だろう。
それは二乃も分かってるはず。
分かってるはずだけど、それを承知の上で告白したのだとしたら?……なんて勇気だろうか。彼女の勇気を馬鹿にするなど、この世の誰にだってできない。
けれど、理解はできない。
私達は友達。
私達は、それ以上にも、以下にも、ならなくて良いんじゃないかって思えてしまう。
「えいっ」
「わっ!?ら、らいは?なに、いきなりお湯なんてかけてきて!」
「しかめっ面禁止!旅行なんだから楽しい顔しないとダメー!」
「そうだぞ風子!そんな顔すんな!」
「ちょ、お父さんまで!うーざーいー!」
まったく。他に人がいなかったからいいものの、温泉で水遊びしちゃったよ。
つーか冷静に考えてみれば、混浴って、誰か他の男の人がいるかもしれないって事じゃん!わ、私、良い歳して何て事を!
やばいよ!女としての最低限の羞恥心を失いつつあるよ!
「家族で風呂に入れたんだから良いじゃねーかよ」
「誰かに見られたら恥ずかしすぎるっつの!……あれ?」
散々のぼせまくってお風呂から上がると、服を置く網の中に見覚えのない紙が入ってるのを見つけた。
『0時 中庭』
……五月だよね?
どうしてこんな回りくどいことを……。
中庭に繋がってる通路があるのは、一階の受付の所。すなわち、あのお爺ちゃんがいる所だ。
うわー…。夜に見ると更に怖いなー…。
無言だし、全然動かないし。なんだか人型の置物みたい。
え?し、死んでるの?怖っ……。
「あ」
「あっ、五月。丁度よかった。私も今、中庭に行くところだったの。話ってなに?」
「ええと、あ、お爺ちゃんいるしここで変装を解く訳にはいかない……と、とりあえず中庭に……」
「?お爺ちゃん?変装?よく分からないけど用件があるならここで言って!もう逃がさないから」
「えっ!ええっと……」
「上杉さんは、現状、私の関係をどう思っていますか?」
「え?それは……その、パートナー、とか言ってたじゃん、あんたが」
「いいえ。もう私達はパートナーではありません」
「……!ま、まあ。確かに最近は碌に授業もしてないから否定できないけど、まだ少しくらい私が教えないと駄目じゃない?また落ちちゃうかもしれないし、さ。進級できたとはいえ、私の受けた依頼はあんた達の卒業までなんだから」
「…………っ」
「それまでは、一応、さ。家庭教師として力になりたいってゆーか」
「もう結構です。後は私達だけでできそうです。この関係に終止符を打ちましょう」
「えっ」
な、なんで。
どうしてそんな事言うの。
この子達との関係性を取り戻すためにあれだけ苦労したのに、どうして、いきなり拒絶されるのか。
ちゃんと説明してほしい。
その一心で、この子の肩を揺する。五月は太腿の裏をぶつけてしまった。
「痛っ!」
「あ!ご、ごめん。……でもなんでいきなりそんな事を、」
視界が回転した。
「言ゅん」
いや、回っていたのは私だった。
一瞬の浮遊感の後、背中に強い衝撃を感じる。それが板張りの床だと気付くのに数瞬ほど時間を要した。
私の中にあるのは疑問ばかりだ。
どうして。
何故いきなり、この謎のお爺ちゃんに投げ飛ばされたんだろう。
死んでたんじゃなかったの……?
「…………、………」
「な、何か言ってるの?」
「……………、…………」
「え!?なに?なんて!?」
小声で、そしてボソボソした声で喋るもんだから聞き取れない。
何て言ってるの?
さっぱり聞こえないよ!
お爺ちゃんの口元で耳をそば立てた。
「………百合とか………そういうの嫌いじゃないけど………わしの孫にあんまり激しいのはせんといてくれ………殺すぞ……」
何言ってんだこのお爺ちゃん。
もう訳わからない。
あー、もう。
帰りてぇー。
▽▽▽▽▽▽
「いや結局何だったのあのお爺ちゃん!」
私は今、五月を追って階段を走ってる。
あの人が五つ子の祖父だったのは驚きだけども、今はそれよりもあの子に話を聞かないといけない。
また一個、懸念事項が増えてしまった。
五月は二階にいるようだ。
私もそこへ向かう……と、その人は、待ち構えていたかのように立っていた。
「!お、お父さん……」
「君にお父さんと呼ばれる筋合いはない」
「……中野さん」
「………」
「……だと五つ子と被るから……えーと、マルオさん?」
「………………。………ふーっ。うん。大丈夫だ。いや大丈夫だけど、よりにもよってその名前にしちゃうかー」
「それでマルオさん、私、五月さんに少し用事があるんですけど、彼女、自分の部屋に行ったんですか?」
「その呼び方で定着してるし……上杉君。君には先の試験で娘達を赤点回避させてくれた功績がある。依頼者としてはその願いは是非叶えてやりたいね」
「!あ、ありが……」
「しかしだ。正直言って、僕の立場からしてみれば、家を出るという彼女達の行動は君に唆されたとしか思えない。君という存在が僕達家族にとって有益かどうか、未だ決めあぐねているのが現状だ。だからここを通す訳にはいかないね」
「………そ、そーですよね……」
「分かったなら行きなさい」
正論だ。
二乃の言う通りだ。この人の言う事はいつも正しくって、付け入る隙がない。
だから、文句のつけようがない。
私が駄々を捏ねているのであって、この人はいつだって公平だ。
……ああ、もう。私って子供だ。
「その、この間の電話、ごめんなさい。あの時は私、あなたがあの子達に無関心なんだと思って。あの子達について、真剣に悩んでないんじゃないかって。……そんな訳ないのに。本当に無関心なら家庭教師なんてつけないし、旅行にだって一緒に行かないのに。……まあそれでもやっぱり冷たい対応だと思うけども」
「……ここには旅行以外にも他に目的があって来たんだ。あの頑固者を説得しなければならない。思い出は残さぬ、などと言うものだから……」
「?」
「……いや、何でもない。夜も遅い、早く寝なさい」
「はあい」
礼を交わして、眠りにつく。
なんかもう疲れた。
……ちょっと目を閉じてる間に、いつの間にか朝になってた。
らいはが起こしてくれてる。
なんだよー、もう。寝かせてよぉ。
このまま寝続けて2000日後に飛ぶんだ。
五月め。言いたいことだけ言って……。
もう知らない。
「もう!お姉ちゃんたら。もしもし?お姉ちゃん未来に飛ぶみたい。せっかく電話くれたのにごめんね、五月さん」
「おはよう!」
そうだった!らいはも五月と連絡先を交換してるんだったね。
「五月!昨日はどういうこと!?」
「それはこっちの台詞です。なぜ中庭に来てくださらなかったのですか?」
「えっ?」
話が食い違ってる。
じゃあ、昨日見た五月は何だったの?
……まさか。
「五月、一度会って話できる?」
「そうしたいのは山々なのですが、監視の目があり……なかなか抜け出せそうにありません。昨日抜け出したのがバレて……」
「……それなら、いい場所があるよ」
女湯!
「なるほど、ここならお父さんの目も届かずにお話することができますね」
「同性でよかったよ。じゃあ、状況を整理しようか。昨夜、私はフロントで五月に会って、家庭教師を辞めるよう促されたの」
「えっ」
「でも五月はその時、中庭にいたんだよね?」
「ええ。……ということは、私に変装した私の姉妹が、上杉さんにそう言ったという事ですか」
「そうなるね」
「誰か怪しい人はいなかった?」
「うー…ん……分かりません。皆んな、最近は色々と悩みを抱えているようですし」
「でも、姉妹でしょう?誰が何に悩んでるかくらい……」
「あったとしても言えないから悩み事なんですよ。上杉さんも、らいはちゃんやお父さんに秘密にしてる事がないわけではないでしょう?それと同じです」
「……たしかにね」
「春休みに入ってから、一花も二乃も三玖も四葉も。どこか変なのです。昨夜はそれを尋ねるためあなたを呼び出しました。何かご存知ありませんか?」
あの子達の違和感は、気のせいじゃない。
五月も何か変なものを感じてるんだ。
二乃は、まあ、うん。
「ご存知ないよ。てか、そんなに気になるんだったら直接聞いてみればいいじゃん」
「身内の私よりあなたの方が適任かと…」
何があったんだろ。
また喧嘩?成績に影響が出る前になんとかしないと……。
ん?
って。
「なんで前向きに私が解決しようとしてるんだよ!そんなことより、偽五月問題を何とかしないと!あの子の真意が理解できないままじゃ本当に家庭教師解消になりかねないし……お悩み相談は、その後!」
「そ、そうですよね。しかし実は私も、偽五月に共感できる所もあるのです」
「………えっ。マジ?」
「私達はもうパートナーではありません」
「ええー……」
「偽五月がどういう気持ちで言ったのかは分かりませんが、もう利害一致だけのパートナーではないということですよ」
「どゆこと?」
「だって、そうでしょう?」
「数々の試験勉強の日々、花火大会、林間学校。年末年始、他にも色々。これだけの時間を共有してきたのですよ」
五月は屈託のない笑顔だった。
「それはもはや、友達でしょう?」
「………そう、だね」
友達だと思っていたのは、私だけじゃなかったってか。
なんだか、ちょっと、嬉しいな。
にしても五月、こういうとこあるよな。
子供っぽいくせに感性が豊かで、私には言えない事を言ったりする。最大公約数的なものに囚われていないのだ。
彼女の世界は、思ったより広い。
「恥ずかしいことを堂々と。せっかくの旅行が台無し。……どうせ台無しになるなら、とことんやってやろうじゃないの」
「!」
「やるか……。お悩み相談……」
「……ふふ、ありがとうございます」
「そういえば、何であの時、わざわざ五月に変装したんだろう」
「ああ、それはですね……」
その時。
風呂場の戸が開いた。
「あら。あんたとは最近よく会うわね」
「に、」
「二乃っ!?」
タオル巻いた二乃が歩いて来る!
な、なんでここに!
……って、そりゃそうか。
女湯なんだもの、そりゃあ来るよね。でもよりによってこのタイミングで……。
いや。
このタイミングだから、なのか。
二乃は私がお風呂に入るのを見たから入って来たのだ。
「あら、五月。あんたもいたの」
「え!ええ……まあ……さ、先程偶然出会ったものですから!た、たまには一緒にと思いまして!」
「そ、そうだよねー五月!」
「あはは!」
「うふふ!」
「あっそ。じゃあ私とも一緒にお風呂入りましょうよ」
「えっ」
二乃は隣に入った。
……すごい密着してくる。
ああもう、二乃を直視できない。林間学校の時のお風呂は平気だったのに!二乃をすごく意識してしまってる自分がいる。
「近くありません?」
「そうかしら」
そうだよ。
……そんな心の叫びを口に出す事はできなかった。後ろめたさがあるのだろうか。
変化が怖い。
二乃の告白を受け入れてしまえば、この関係は終わる。私が積み上げてきた全てを壊してしまう気がする。
でも、変わらないままでいるのも嫌い。
二乃に、過去と決別するように諭しておきながら、私はまだ変われないでいる。
零奈に囚われるのはやめた。
でも、自分から環境を変えるなんて、私にはまだできそうにない。
「ねえ、最近来てくれないじゃない」
「………すみません………」
「ふふ、別に怒ってないわよ。でも、春休みの間中、一度も来ないなんて事はないわよね?それとも春休み期間中は家庭教師はお休みするつもりなのかしら」
「………申し訳ありません……………」
「来てくれるわよね?」
「行かせていただきます……」
やっばい。
なんかよく分からない内に約束取り付けられてしまった。
どうしたらいいんだろう。
どうしてあげるのがいいんだろう。
考えるのも億劫になる。恋愛なんてくだらない、って、思ってたのに。頭の中がこんがらがってしまう。
「わ、私、先に上がるからっ」
「あっ。……ふふっ、意識させられた、わよね。でも、覚悟してなさい。まだまだこんなもんじゃないんだから」
「あれ、これもしかして私空気ですか」
▽▽▽▽▽▽
「や、さっきはごめん、五月」
「いえ、大丈夫ですよ。しかし二乃はいったいどうしたのでしょう……?」
「……。そ、それより、あんたにはやってもらいたい事があるの。あんた達の自室に行きたいんだけど、お父さんが通してくれないんだよね。だから……」
「お父さん、少しお話があるのですが」
「え?珍しいね、何だい?」
「ここで立ち話も何ですし、こちらに」
(よし!)
五月がマルオさんを引きつけてる間に、私があの子達の部屋に行く!
そして後はちょろいもんだよ!あの子達一人一人に話を聞いてあげればいいもの。
それが偽五月の特定に繋がる可能性も大いにあり得るわけだしね!
待ってなさい、どういうつもりか白状してもらうんだから!
どうせ大したことない悩みでしょう!
一花!
二乃!
三玖!
四葉!
「やってやるぞおお、お…えっ、五月?」
「フー子ちゃん、ノックくらいしてよー」
「びっくりさせちゃった」
五月が一人、二人、三人、四人……!?
「い、五月の森……!?」
何で全員五月になってんの?
「これはですね……」
「待って。丁度良かったわ、あんたにはもう一度試してみたかったのよ。覚えているかしら?五つ子ゲーム」
……五つの指の中から、どの指かを当てるやつ、だっけ。
えっ。
まさか……。
「私達が誰だか当ててみなさいよ」
「なんで!?」
こうして。
私の旅行は、思いもよらぬ形へと舵を取り始めていった。
五等分が……終わる……。つら……。
毎週追ってた作品だから余計つれえわ……。
マジつれえよ……。
最終回までに鐘キスやっときたいですねー。