一誠は救世主   作:ハラパンダ像

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プロローグ2

 ここは日本の神話大勢が住まう世界、つまり人間の世界ではありません。

 

 そこには美しい桜の木があり、花が満開に咲いており、建物まで立派でまるで三国志出てくるかのようなお屋敷が建っていて、地面には芝が生え日差しが照らされていました。

 

 そこには二人の親子のような人影が見えました。

 

 

 

「よし、今日はここまでにしよう一誠!」

 

「そうだね。須佐能。」

 

 

 

そう、その二人こそが一誠と須佐能だった。

 

 

 

「それにしても、ここへ来てたった数ヵ月でよくここまで強くなったな!!」

 

「須佐能の教え方がいいからだよ。」

 

「へへへ、嬉しいことを言ってくれるじゃねぇか弟子よ!!」

 

「ホントの事だって、師匠!」

 

 

 

 須佐能は照れているようで指で鼻の下をこすいだ。

 

 そこへ、二人の美女が現れた。

 

 

 

「はいはい、修業はそこまでよ!」

 

「一誠、次はお勉強の時間よ。」

 

「うん、分かってるよ。天照さん、月読さん。」

 

 

 

 その二人は天照と月読で須佐能と同じ日本の神様なのだ。

 

 二人は絶世の美女でスタイル抜群な上に胸もあり得ない位に大きく、傍から見たらモデルか女優にしか見えなかった。

 

 ちなみに天照さんは青い髪のストレートロングヘアで眼がパッチリしていて、一誠の事をいつもやさしい顔をして見つめている。

 

 そして、月読さんは茶髪で天照さんと同じストレートロングヘアだけど、何故か眼を閉じている。

 

 歩く時も普通に歩いてしるが誰かにぶつかる事もなく何でなのかはわからない。

 

 きっと、修業すれば僕もできるようになると思っていた。

 

 

 

「おいおい、今日位はいいじゃねえか。 一日位勉強しなくたって死ぬわけじゃないんだからよ。」

 

 

 

 そこへ、須佐能の師匠が割り込んできた。

 

 だが、そこへ天照さんと月読さんが師匠の前に出た。

 

 

 

「ダメです‼️ 子供は小さい頃から勉強が大事なんですから‼️ 体だけ鍛えればいいわけではありません‼️」

 

「そうよ! あなたのような下品で筋肉ダルマのようになってほしくないの!」

 

「き…筋肉ダルマって? お前らな~…。」

 

 

 

 そう言って二人は一誠を連れて行き、本がズラ~と並んだ棚のある部屋に行き。

 

 天照は一誠を膝の上に乗せ椅子に座り両手で一誠を抱きかかえる。

 

 月読は横に立ち本を持ち読み始め眼は閉じたままなのになんで『読めるのかな~』と不思議に思っていた。

 

 その光景はまるで小さい弟に勉強を教える二人のやさしい姉のようだった。

 

 

 

 だが、初めからそうだったわけではない。

 

 あれは一誠が須佐能と初めてここへ来た時の事だった。

 

 

 

「ちょっと須佐能、何よ。 そこ子?」

 

「あああ、俺の弟子だ‼️」

 

「「はぁ~?」」

 

 

 

 須佐能は一誠と出会った事、一誠がどういう人生を送って来たかを包み隠さず二人に話した。

 

 そして…

 

 

 

「なるほどねぇ~…ひどい話じゃない。」

 

「それでホントに家族と言えるんですか?」

 

「俺だって認めたくはない認めたくないが、今の日本の人間の世界は少なくともそうらしい。」

 

 

 

 そう言って、須佐能は両手をギュウッ‼️と握りしめた。

 

 

 

「わかりました。 認めましょう!」

 

「私もお手伝いしましょう!」

 

「おおぉー! そう来なくちゃな!」

 

 

 

 そして、二人は須佐能の後ろに隠れている一誠に声をかけようとする。

 

 

 

「はじまして、私は天照大御神といいます。」

 

「私は月読の命です。 どうぞお見知りおきを。」

 

 

 

 二人はそう言って、一誠に手を差し伸べる。

 

 そして、一誠は恥ずかしがり屋ながらも勇気を出して、二人の前に出て挨拶をした。

 

 

 

「初めまして、僕は一誠です。」

 

 

 

 一誠が挨拶をすると二人は手を頬に当てて顔を赤くしていた。

 

 

 

「まあ~、礼儀正しい子ね。」

 

「それにどことなく、かわいいわね。 私の恋人にしちゃおうかしら。」

 

「ずるいわよ、私の旦那様にするのぉ~。」

 

「あら! 決めるのは一誠くんの気持ちを聞いてからよ。 ねぇ~、一誠くんはどっちがいい?」

 

 

 

 そう言われて一誠は真っ直ぐな視線で口から出た答えは。

 

 

 

「どっちかなんて選べませんよ。 二人のようなすごく綺麗で美人なお姉さん達ですから。」

 

「き……綺麗!」

 

「美人な……お姉さん!」

 

 

 

 その一言で二人揃って顔が真っ赤になり、鼻血は風水のように吹き出し、二人は同時に倒れ込み気絶した。

 

 それを見ていた須佐能は頭をかきながら。

 

 

 

「おいおい! 子供の言う事で大げさな。」

 

「須佐能のおじさん、この人達、大丈夫なの?」

 

 

 

 一誠は二人を心配して須佐能に聞く。

 

 

 

「な~に、うれしくてただ気絶しているだけだよ。」

 

 

 

 実は二人は『神』である為、今まで『恋』や『恋愛』などを経験したことがないのだ。

 

 先ほどの一誠の一言で二人のハートは『ドストストライク』に決まった。

 

 この時から二人は一誠にゾッコンになった。

 

 

 

 

 

 

 

 そして、話は戻り一誠が天照と月読と勉強していると突然、須佐能の師匠が部屋へ入ってきた。

 

 

 

「一誠はいるか?」

 

「師匠!」

 

「なんですか! 今は勉強の時間ですよ。」

 

 

 

 突然、部屋に入って来た師匠に月読さんが怒鳴る。

 

 

 

「それどころじゃない!イザナギ様とイザナミ様が一誠をお呼びだぞ!」

 

「えっ 父上様と母上様が!」

 

 

 

 この時、いきなりの師匠の口から出た言葉に、一誠は何がなんだか分からずにいた。

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




日本神話のキャラ設定は「境界線上のホライゾン」から取ることにしました。
天照→浅間・智
月読→葵・喜美
イザナミ→フアナ
イザナギ→酒井・忠次
須佐能は居ないので、オリキャラです。
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