ようこそ実力至上主義の教室へ×魔法科高校の劣等生   作:XxVENTUSxX

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影が薄い

「工房見学楽しかったですね。私も魔工技師志望なので参考になりました。」

 

 「ああ、なかなか有意義だったな。」

 

 「あんな細かい作業俺にできるか?」

 

 「あんたには無理に決まってるでしょ。」 

 

 エリカそれに関してはオレも激しく同意するが少し失礼過ぎるだろ。素直に言い過ぎるのも考えものだな。

 

 「何を!」

 

 「てか、なんで一緒に飯食ってんだよ。」

 

 「私は美月と達也君と綾小路君と一緒に食べているだけです。」

 

 「はー…」

 

 なんていうか、個性が強過ぎるな。これは司波みたいにため息をつきたくなるな。

 

 「その辺にしたらどうだ。食事の時まで言い合いに付き合わされるこっちの立場も考えてくれ。はー…」

 

 「お兄様。」

 

 「深雪。」

 

 「ご一緒してもよろしいでしょうか。」

 

 「深雪、ここ空いてるよ。」

 

 「ありがとう、エリカ」

 

 「えーと、誰?」

 

 わかるぞ、その気持ち。確かに、いきなり出てきて誰?てなるよな。ただ、声に出すなよ。そこのところが、エリカが気に入らないところなのかもな。

 

 「司波深雪、妹だ。」

 

 「へー。」

 

 「初めまして、司波【司波さん】…え」

 

 早速、面倒ごとに巻き込まれそうな予感だな。早く、お昼を食べてここから立ち去った方が賢明だな。

 

 「もっと広いところに行こうよ。」

 

 「邪魔しちゃ悪いよ。」

 

 「いいえ、私はこちらで…」

 

 「えっ、司波さん…。ウィードと相席なんてやめるべきだ。」

 

 「はーあ?」

 

 「一科と二科の違いはしっかりつけた方がいい。」

 

 「何だと?」

 

 「あっ、あのー…」

 

 頼むからやめてくれ。特に、エリカとレオは沸点が低すぎるな。

 

 「深雪、俺はもう済ませたから先に行くよ。」

 

 オレも続いて撤退するか。それにしても、こんな雰囲気の中で平然と立ち去れると凄すぎじゃね。やることが違うな。

 

 「おい、達也待てよ。」

 

 「達也君!」

 

 この学校だとこの兄妹は苦労しそうだな。

 

 

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 「いい加減に諦めたらどうですか。」

 

 「僕たちは彼女に相談することがあるんだ。」

 

 いやそれ、お前たちがオレたちを気に入らないだけじゃね。ただの、逆恨みだろ。もしかしたら、差別よりひどくね?

 

 「そうよ。少し時間を貸してもらうだけなんだから。」

 

 「お兄様。」

 

 「深雪、謝ったりするなよ。」

 

 「はい、しかし…」

 

 「とにかく、深雪さんはお兄さんと帰ると言っているのです。何の権利があって二人の仲を引き裂こうとするんですか!」

 

 「美月きったらいったい何を、何を勘違いいているの。」

 

 「深雪、なぜお前が焦る?」

 

 「へぇ?いえ、焦ってなどおりませんよ?」

 

 「そしてなぜに、疑問形?」

 

 「これは一Aの問題だ。ウィードごときが僕たちブルームに口出しするな!」

 

 「ん」

 

 「ん」

 

 「同じ新入生じゃないですか。あなたたちブルームが今の時点で、いったいどれだけ優れているというのですか。」

 

 「っ…」

 

 「まずいな。」

 

 はー、仕方ないか。

 

 「司波、お前は何もするな。」

 

 「わかった。」

 

 「どれだけ優れているか知りたいか?」

 

 「っふ、おもしろいれい。ぜひとも教えてもらおうじゃねいか。」

 

 「良いだろう。だったら教えてやる。これが最強の差だ!」

 

 オレは急いで相手の手に持っているCADを弾いた。

 

 「はぁー。その辺にしておけ。これは、預かっておくぞ。」

 

 「なっ!」

 

 「レオ、お前もお前だ。いったい武器なしでどうやって勝つつもりだったんだ?」

 

 「いやでもよ、綾小路。お前がその武器なしで勝っているぞ。」

 

 あー。これやばくね。

 

 「いや、事前に自己加速術式を組んでいたんだ。」

 

 「なるほどな。」

 

 「馬鹿な…」

 

 「っ…」

 

 「ウィードのくせに!」

 

 「みんな、ダメ!」

 

 仕方ないか。

 

 「disaffirmation」

 

         パッン!

 

 「なっ!」

 

 「やめなさい。自衛による目的以外による他人への攻撃は犯罪行為ですよ。」

 

 「風紀委員長の渡辺真理だ。事情を聴きます。全員ついてきなさい。」

 

 「冗談を言うにもつまらないですよ。ここの中の誰かが魔法を執行しましたか?誰も執行していませんよね。これでもまだ何かありますか?」

 

 「では、そこの女子が攻撃性の魔法を発動しようとしていたのはどうしてだ?」

 

 「あれは、ただの閃光魔法ですよ。威力も最小に抑えられていましたしね。」

 

 「ほー、どうやら君は展開された魔法式を読み取ることが出来るらしいな。」

 

 「まあ、要約するとそうですね。実技は嫌いですが観察と分析は得意なものでしてね。」

 

 「誤魔化すのも得なようだ。」

 

 「誤魔化すとは何ですか?オレはただ事実を述べているだけですよ。それにこれ以上絡んでくるというのならこちらもそれ相応の対応を取らなければならなくなる。風紀委員長様が生徒会長の意向を無視して行動してもいいものなんですかね。それにオレはただの二科生なので。」

 

 これだからこの生徒会も表側では差別をしていないものの無意識に差別をしているなんて救いようがないな。

 

 「もう、いいじゃない真理。ほんとに何もなかったのよね、綾小路君。」

 

 「ええ。」

 

 「それじゃあ、私達はもう戻るからあなたたちも早く帰るようにね。」

 

 「はぁー、疲れるな。帰るか。」

 

 「あのー?三井ほのかです。先ほどはすいませんでした。」

 

 「……」

 

 「庇ってくれてありがとうございました。」

 

 「……」

 

 「あのー…」

 

 「っあ、オレに言ってたのか?すまない。」

 

 「いえ、あなたのおかげで大事には至らなかったので。それで、お名前を教えていただけますか?」

 

 「綾小路清隆だ。」

 

 「綾小路君ですね。よろしくお願いします。」

 

 「ああ。」

 

 「前から思っていたけど綾小路君て人としゃべるの苦手でしょ。」

 

 「ああ、そうだが。」

 

 「だよね。いつも会話していてもほとんど単語だし、今日の風紀委員長と話しているときびっくりしちゃった。」

 

 「そうか。」

 

 「それでそのー、あのー、駅までご一緒してもよろしいでしょうか。」

 

 「「「「「「え?」」」」」」

 

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「じゃあ、深雪さんのCADを調整しているのは達也さんなんですね。」

 

 「ええ。お兄様にお任せするのが一番安心ですから。」

 

 「少しアレンジしているだけだよ。」

 

 「それだってデバイスのOSを理解しているだけの知識がないとできないですよね。」

 

 「CADの基礎システムにアクセスできるだけの技術がないとな。大したもんだ。」

 

 「達也君、私のも見てもらえない。これなんだけど。」

 

 「無理。こんな特殊な形状のCADをいじる自信はないよ。」

 

 「やっぱりすごいね達也君は。」

 

 「これが特殊だってわかっちゃうんだもん。」

 

 「刻印型の術式?」

 

 「そうよ。だから、柄以外は空洞なの。」

 

 「てことはサイオンを注入し続けるってことだろ。よくガス欠にならないな。」

 

 「っお、さすがに得意分野。でも、残念もう一歩ね。振り出しと打ち込みの瞬間だけサイオンを流してやればそんなに消耗しないわ。兜割の原理とおんなじよ。」

 

 「…」

 

 「…」

 

 「…」 

 

 「…」 

 

 「…」

 

 「って、みんなどうしたの?」

 

 「エリカ。兜割りって秘伝と奥義に分類される技術だと思うのだけど、サイオン量が多いよりよほどすごいわよ。」

 

 「もしかして、うちの高校って一般人の方が珍しいのかな?」

 

 「魔法科高校に一般人はいないと思う。」

 

 「「「「「「あー」」」」」」 

 

 「それにしても、綾小路君だけCADのこと話してないよね。どんな術式が得意とかさ。」

 

 「オレが得意なのは司波と同じでCADの調整だな。でも勘違いしないでくれよ。司波みたいに特別何かできるわけでもないからな。」

 

 「それは、見てみないとわからないじゃない。」

 

 「わかった。これがオレのCADだ。」

 

 「綾小路、これはお前が作ったのか?」

 

 「そうだが?」

 

 「だとしたら、十分凄いぞ。指輪型CADなんて世界で初めてだからな。今度、作り方でも教えてくれないか?」

 

 「ああ、いいが。参考までにな。オレはこれを公開するつもりはないんだ。」

 

 「そうか。」

 

 「「「「「…」」」」」

 

 「みんなどうしたんだ?なあ、レオ」

 

 「いや、みんな身近に一番すごいやつがいたことが驚きなだけだ。」

 

 「そんなに大したことではないと思うんだがな?」

 

 「「「「「そんなわけあるか」」」」

 

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 「達也君!」

 

 「達也君、おはよう。深雪さんもおはようございます。」

 

 「おはようございます、会長。」

 

 「おはようございます。」

 

 「深雪さんに少しお話ししたいことがあるのだけれども今日のお昼はどうするご予定かしら?」

 

 「……ん……」

 

 「………ん」

 

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           コンコン

 

 「どうぞ。」

 

 「失礼します。」

 

 「いらっしゃい。遠慮しないで入って。」

 

 「失礼します。」

 

 「……」

 

 「んっ!」

 

 「やっぱり来たか、司波。」

 

 「お前もか綾小路。」

 

 「本当に当たるとわな。」

 

 「オレも信じたくはない。」

 

 「入学式で紹介しましたけど念のため、私の隣が会計の市原涼音。通称リンちゃん。」

 

 「私のことをそう呼ぶのは会長だけです。」

 

 「その隣は、知っていますよね。風紀委員長の渡辺真理。」

 

 「それから書記の中条梓。通称アーちゃん。」

 

 「会長、お願いですから下級生の前でアーちゃんはやめてください。私にも立場というものがあるんです。」

 

 「もう一人、副会長の半蔵君を加えたメンバーが生徒会役員です。」

 

 「私は違うがな。」

 

 「渡辺先輩。」

 

 「なんだ?」

 

 「そのお弁当はご自分でおつくりになられたのですか?」

 

 「そうだが、意外か?」

 

 「いいえ、少しも。」

 

 「お?」

 

 「普段から料理をしているかどうかはその手を見ればわかりますから。」

 

 「……」

 

 「そうだ、お兄様。私達も明日からお弁当にいたしましょうか。」

 

 「それは、とても魅力的だけど二人になれる場所がね」

 

 「兄妹と言うよりも恋人同士の会話ですね。」

 

 「んふふ…」

 

 「そうですか?まあ確かに、考えたことはあります。血のつながりなければ恋人にしたいとは。」

 

 「はぁっ。」

 

 「へ?」

 

 「ん…」

 

 「……」

 

 「もちろん冗談ですよ。」

 

 「「ふぇ」」

 

 「ん?」

 

 「いえ。あの…なんでもありません。」

 

 「そろそろ本題に入りましょうか。当校の生徒会長は選挙で選ばれますがほかの役員は生徒会長に選任・解任がゆだねられています。各委員会の委員長も一部を除いて会長に任命権があります。」

 

 「私の務める委員会はその例外の一つだ。風紀委員は生徒会、部活連、教職委員会の三人が三名づつ選任するがその内部選挙によって風紀委員長は選ばれえる。」

 

 「うん。それで、これは毎年恒例なのですが新入生総代になった生徒は生徒会に入ってもらっています。深雪さん、私はあなたが生徒会に入ってもらうことを希望します。入っていただけますか。」

 

 「……」

 

 「会長は兄の入試の成績をご存知ですか?有能な人材を生徒会に向かい入れるのなら私よりも兄の方がふさわしと思います。私を生徒会に加えていただけるという話はとても光栄に思います。喜んで末席に加わりたいと存じまずが兄が一緒にとはなりませんか?」

 

 「……」

 

 「残念ながらそれはできません。生徒会の生徒は第一科の生徒から選ばれます。これは不文律ではなく規則です。これを覆すためには前項の生徒総会で制度の改定を決議する必要があります。」

 

 「あっあ…申し訳ありませんでした。部をわきまえぬ差し出口お許しください。」

 

 「ええーと、それでは深雪さんは今期の書記として生徒会に入っていただくとしてよろしいですね。」

 

 「……」

 

 「……」

 

 「はい。精一杯務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。」

 

 「うん。具体的な仕事内容はアーちゃんに聞いてくださいね。」 

 




今回も頑張りました。楽しんでもらえたら幸いです。暇なときに感想を書いていただけたら幸いです。

 次の当校はいよいよバトルシーンを入れていきます。更新は、4.2日になると思ういます。あくまでのおもいます(笑)
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