眠らない街神室町。その街に一人の高校生が裏路地にいた。
「らぁ!」
チンピラは高校生に向かって思いっきり殴り込む。がそれを難なくかわされチンピラの見ていた風景は、いつの間にか空になっていた。
「だから遅せぇよ」
高校生は倒れたチンピラに対してサッカー選手顔負けの蹴りを頭にぶり込む。
「帰るか」
高校生がかかとを返して本道りに出る。さっきまで高校生がいた場所には、顔の原型が留めていないチンピラ5人が倒れていた。
これが腐龍こと比企谷八幡。それでいて、伝説の龍の片腕で狂犬の戦友。そして
プルルル
ガチャ
「もしもしどうした小町。」
「もう!お兄ちゃん!今何時だと思ってるのさ。もうお兄ちゃんなんて知らないからね!」
「待ってくれ小町!分かった!ケーキ買ってきてやるから。嫌いにならないでくれぇ」
シスコンである。
[newpage]
2008年8月
「はぁ」
「やめてくれないかしら。これ以上この部室に不穏な空気と不愉快な気体を吐かないでくれるかしら」
「へいへい。さぁせんね」
「でもヒッキー何かあったの?」
「んや、ただの癖だ。それよりもそろそろいい時間だろ」
「そうね。ではそろそろ帰りましょう。」
「あぁ。」
「うん!ゆきのん一緒に帰ろ!」
「別に構わないわよ」
「やったー!」
鍵を持った雪ノ下と、由比ヶ浜は一緒に帰って言った。
「はぁ」
本日2度目のため息が八幡から出された。そのため息の原因は八幡のメールからだ。
差出人 桐生一馬
宛先 比企谷八幡
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八幡。今日大丈夫か?高校生ってのは分かってんだが7時に東城会本部に来てくれ。
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END
行きたくねぇ。まぁ行かなかったらほかの人からしばかれるんだろうな。スーツで行ったほうがいいか。小町に連絡してスーツにアイロンかけてもらうか。
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差出人 比企谷八幡
宛先 比企谷小町
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小町悪いんだが家に帰ってたらスーツにアイロンかけてくれ。少しあっちの方に用事が出来た。
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END
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小町にメールを送ってから5分後小町からメールが届いた。
差出人 比企谷小町
宛先 比企谷八幡
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分かったよー!頑張ってねお兄ちゃん!
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END
この短文でも俺の心を動かすのには十分だぞ。小町。
八幡は少しニヤついたがすぐに顔を戻し帰宅した。
「ただいまー」
「おかえりーお兄ちゃん!スーツアイロン掛けといたからね。」
少しあざとさが混じっている笑顔で向かいに来た。うん。元気100倍ハチマンマン……いや、マンマンってダサ。
スーツに着替え外出用の財布とケータイを持って外へ出る。近くのタクシーに乗って東京にある東城会本部までという。最初は明るかった運転手も行き場所を言った瞬間顔が青ざめた。
(ま、いつもながらだがそうなるかー)
とか、他愛もないことを考えていたら本部に到着した。
「お疲れ様です!」
そう聞こえてくる先を見たら何百人もの構成員が一列に並んで立っていた。
(あぁこれ大吾さん直々だな。)
どんどん道に沿って歩いていくと同時にどんどん組の人たちが頭を下げる。これだけ見ればただ偉い人が通るのを脇で頭を下げるように見えるが。実際は高校生。4代目の右腕と言われ、嶋野の狂犬との戦友だ。だが高校生なのだ。組員は少なからずなぜ高校生に頭を下げているのかという疑問も起こるだろう。そして。八幡はどうも、と言って軽く受け流す。そして二階につき会談室に入る。
ガチャ
目の前に見えるのは、いかついおっさん達だった。
「お待たせしました。大吾さん」
「いや、時間ぴったりだ」
東城会6代目会長 堂島大吾
そして八幡は軽くみんなに会釈して席に座る。
「じゃあそろそろ始めようか」
「待ってください6代目。こいつは?一見この筋もんに見えるが高校生やろ。」
東城会直径 井島組 井島 隆二
「それは、俺から説明させてもらう」
そう言って立ち上がったのは、
「柏木さん」
東城会直径 風間組組長 柏木修
「お前はまだ直径になったばかりで顔合わせてねぇと思うが一応高校卒業したら直径の組としてこいつの組を作るつもりだ。」
「なっ!おかしいやろ!こんなガキンチョが!しかもまだカタギやろが!」
「こいつは、桐生の右腕とされて嶋野の狂犬の戦友と言われている。あとこいつ一応千葉でシマ持ってるぞ。だからシノギでも間違いわねぇ。」
「っな!そうなんですか?真島はん」
そう言って右斜めの真島に話を振る。
「そうやな~あの頃は、ぎょうさんやり合ったの~。はっちゃん今んとこどっち勝っとったけ?」
東城会直径 真島組組長 真島吾朗
「お久しぶりです真島さん。あとはっちゃんっていうのやめてくれませんか?今んところガチで殺るつもりで戦って37対36で俺の勝ちです。」
「「「え?」」」
ほかのお偉いさんから反応が起こる。
「も、もしかしてこいつが4代目の右腕ってことは、あこ腐龍ですか?」
「あぁ、こいつが俺の右腕だ」
東城会元4代目会長 桐生一馬
「しっかし最初は、信じきれへんかったは、あんだけ龍は、1人でええ言うてた桐生ちゃんが龍を右腕にするなんてのう。」
「まぁこいつが中二の時に命助けてもらったから何でもひとつって言ったら俺について行きたいって言っていた」
「まぁ4代目この話は後で」
大吾さんが話を切り出す。
「さて、ここで本命の話なんだが。最近近江連合がここのシマで不審な動き、風俗での暴走が目立ってきた。多分挑発だろうな。これから自分の持っている店で近江のヤツらが暴れても。こっちからは、手ぇ出すなよ。それだけ肝に銘じておけ」
各個人で反応は様々だが皆分かったか顔をした。それを見た大吾さんは俺の方を向いた。
「そして八幡」
全員返事して新しい話題が出る。それが八幡に対してだった。
「なんすか」
「お前の住んでる千葉にも近江が動きを出してる。気をつけろよ」
「わかりました」
こうして会談が終わり各自に行動する。
「八幡」
「なんすか?」
「俺は、これからニューセレナに行く。どうだ?久しぶりに飲みに行かないか?」
「言っておきますけど俺高校生ですからね?まぁいいですけど。すいません少し電話します」
「あぁ」
桐生に許可を取りすぐに携帯を出す。
プルルル プルル ガチャ
「はいはーい。どしたのお兄ちゃん」
「あぁ小町か。少し遅れるから飯は食っててくれ」
「むぅ、小町1人でご飯だべるなんてポイント低いよ」
「悪かったな」
「んー。わかったよ!楽しんでおいで」
「お前は俺の母親か。じゃ、切るからな。」
「分かったよー」
ガチャ
「行きましょう。桐生さん。」
「あぁ」
そこから桐生と八幡は、他愛もない会話をしながらギャングにチーマー、ヤクザを狩りながらニューセレナにつく。
ガラン ガラン
「あらいらっしゃい。桐生さんと、八幡くん」
「ども」
「よう。桐生と八幡じゃねぇか。」
ママとは違う。おじさんの少し渋い声の発生源を見る。そこに座っていたのは、
「伊達さん。こんばんは、」
警視庁組織犯罪対策第四課 伊達真
「伊達さんどうしてここに?」
「あぁ、実はな。あっちで聞いてると思うが近江のヤツらが東の方で動きを見せててな。下の組ではあるがな少なからず潰されているようだ。」
「あいつ、そこまで言ってなかったな。」
桐生は呟くように発する。
「いや、多分ですけど古参の人達が組を潰されて顔が立たないことで焦り始めて近江のもんを殴ると思うんでそれで戦争になるのを避けるために言わなかったんだと思います。」
「そういうことだろうな。」
「それで結局何が言いたいんだ?伊達さん。」
「あぁそれで言いたいのは、近江連合会次期会長、蹉跎 虎徹 (さだ こてつ)が関係している。」
「蹉跎虎徹」
「あぁ、なかなかの実績でな。関西の虎って言われている。」
「あまり手を出したくねぇな」
「そうっすね」
「くれぐれも気おつけろよ。特に八幡」
伊達から八幡に注意する。
「はい、自分でも自覚あるんで」
「なーにが自覚あるだよ。お前少しでも尺に触ったら人を瀕死状態にさせるだろ」
伊達は、そう言って頭を抱える
「まぁ、気おつけますんで」
俺は立ち上がり二人へ
「じゃあ俺そろそろ帰ります」
と、会釈して帰る。
近くのドン・キホーテでスタミナリンなど買って千葉まで帰る。
ガチャ
「ただいまー」
「おかえりー」
ドアが開き小町が来る。
そしてリビングまで行き今日あったことを話す。
「関東の虎ねぇ」
「まぁこんな話しても小町は、全く分からなねぇけど」
「明日も学校あるし寝るねぇ」
「おう、おやすみ」
小町は、二階に上がって自分の部屋に入る。
「さてと」
ノートパソコンを立ち上げ関西の虎について調べた。
(関西の虎、近江連合会次期会長でいて蹉跎組の組長。近江連合直径の組として成績が一番いいらしいな。)
「ったくどんな厄介もん出てきてんだよ。ってか明日俺も学校か」
そういい八幡は、立ち上がり自室へ戻り睡眠についた。
放課後
(いつものように授業があって何も変化なく終わるのな。そんなもんか学校って。)
ガララ
「あらこんにちは、ヒキガエルくん」
「どうも、別に耳から毒は出さねえよ」
「やっはろー」
「こんにちは、由比ヶ浜さん」
「うっす」
いつも通りの挨拶を交わす。
「ねぇねぇ、今日カラオケ行こー」
由比ヶ浜が話を切り出す。
「却下」
「申し訳ないけど私も行かないわ」
二人が却下して、由比ヶ浜がむーって顔してる。
「ねぇねぇゆきのん!行こうよ!」
「ちょっとやめてくれないかしら。暑苦しいわ。」
(ここで出すなよ。ゆるゆりを)
「あぁもしかして、負けるから?」
と、由比ヶ浜は、雪ノ下に対してドヤ顔をする。
(やめてくれませんか。由比ヶ浜さん。そんな安い挑発に乗ってしまう。)
「私に勝つなんていい度胸ね。いいわ。安い挑発だけど乗ってあげる」
(ほら、言わんこっちゃない。今のうちに小町にメールしとくか。)
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差出人 比企谷八幡
宛先 比企谷小町
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今日神室町に行く予定あんだが。雪ノ下たちがカラオケに行くらしく。多分だが連れていかれるから何とか、口実作っといてくれ。
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END
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「じゃあ俺は、用事あるから帰る」
「待ちなさい。あなたも来るのよ」
(ほら来た)
「いや、今日マジで用事あるんだって」
「あなたに用事なんてあるわけないじゃない」
「そうだよヒッキー小町ちゃんに聞くよ」
そして2分後
「ほんとだ」
「だから言ったろ?じゃあ俺、帰るからじゃあな」
(さて神室町に行くか。)
八幡は家に帰りスーツに着替え財布と携帯を持ってタクシーで神室町に行く。
「お会計3050円です」
運転手にお金を渡して車から出る。
「さて情報でも集めるか」
(最初は、スターダストでいいか。)
ギャングを狩りながらスターダストの前に着く。その瞬間
ドカーン
「グハァ」
そしてそこにいたのは、
「カズキさん!」
いかがでしょうかpixivを主にやってるので亀更新ですが是非ともよろしくお願いします