初投稿なので色々まずいところがあると思いますが、よければお読みください。
ベルデンの街の北の森。雷が降る夜に、一人の男がたたずんでいた。
「………………………………………」
茶色の帽子に茶色のコート。一本の槍を手にしたその男は、降りしきる雨にもかかわらず、まるで何かを待っているかのようにその場を動こうとしない。
「………………!」
背後に音を感じて振り返る。しかしどれだけ目を凝らしても、視界に映るのは闇の中の木々だけだった。
虫か小型の動物でもいたのだろう。そう結論付けて振り返った先に――――――――――
―――――――――――顔を覆うフードをかぶった、一人の人間が立っていた。
「!?」
咄嗟に手の中の槍をその人間に向け、少し迷うようにして口を開く。
「真理はいずこに?」
答えによってはこのまま戦うという意思を持って目の前の人間を睨みつける。
1秒、2秒。心の中で数えるが、相手は言葉を発さない。
(―――――3秒!)
警告なしで槍を突き出す。組織の符丁に返答を返さない時点で、目の前の人間―――――かどうかも分からないが―――――が味方でないことは確実だ。そう判断したが故の迷いのない一撃。
文句のつけようがないその一刺しは、呆気なく避けられた。
「くっ!」
二度、三度と続けざまに刺突を放つが、敵はそれらを余裕をもって避けてみせる。
当たったと確信した一撃が当たらない。敵の体さばきを捉えることが出来ない。
(だからどうしたっ!)
突き出した直後の槍を引き戻し、その勢いのまま一回転。回転のエネルギーを乗せた槍を相手の足元へ振るう。軽々とバックステップで避けられたが問題はない。狙うのは着地したまさにその瞬間の、
「うおおおぉぉぉーーーーーっ!!」
《三段突き》。今現在自分が習得している中で最も威力の高い
―――――抜く手も見せずに抜刀した相手の剣に弾かれた。
「なっ!?」
しかし一度繰り出した戦技を止めることはできない。弾かれた槍を引き戻して放った二撃目は、またも相手の剣に弾かれる。
そして繰り出した三撃目。その刺突の軌道の上に相手は自らの剣を構え、
「っ」
槍の穂先へと剣をぶつけ攻撃の軌道をずらしてのけた。
頬の数センチ横を通過する槍を気にも留めずに相手は男との間合いを詰め、その首めがけて左手を突き出し、
「ぐっ!?」
首をつかんで、その勢いのまま男を地面に叩きつけた。
「がっ」
足元がぬかるんだ地面だったせいか、幸いそこまでのダメージは無い。しかしこの状態では、生殺与奪の権利は相手にある。
自分を抑えつけたままの相手が口を開こうとした。おそらくは魔法の詠唱だろう。逃れられない死を感じつつ、男はせめてもの抵抗として相手を最後まで睨みつける。
そしてついに、男の前で相手が口を開き――――――――――
自分で書いた前書きを見て、あまりの暗さにちょっと笑いました。
いやまあ、お前が書いといて何言ってんだって感じかもしれませんが。
でも、暗くなることばかりじゃありませんしね。
数が減ってきているとはいえパワポケの二次創作を作っている方々はまだまだいますし、つい最近准のバグを修正するという偉業が為されたばかりです。
パワポケを好きな人がいる限り、ぽけっとはきっとふぉーえばーなのでしょう。
……なんかKTさんが仰ってたことの受け売りのようなことを語ってしまいました。
ではでは、また2話で。