咲き誇る桜の坂道を二人の少女が歩いている。一人は金髪でウェーブのかかった長髪の女の子。もう一人は黒髪で、赤いリボンを蝶結びにして留めている。
「今日から2年生だな、霊夢。」
「……そうね。」
「おいおい霊夢、なにつまんなさそうな声だしてんだよ。もっとテンション上げていこうぜ!」
「…………」
金髪の少女が霊夢と呼んだ黒髪の少女に突っかかっているが、彼女はどこ吹く風である。
「なんだよ、つれないなぁ~。」
「……あのね魔理沙。私は決してつまんないとか考えていないわよ。」
「じゃあなんで…」
「私はね、あんまり問題を起こしたくないの。“普通”に過ごしたいの。」
魔理沙と呼ばれた金髪の少女は彼女の発言に、男が色っぽく笑うような笑みを浮かべた。
「な、なによ魔理沙。そんなにニヤついて…」
「“普通”ね~。ホントは召喚獣でバトってみたくてウズウズしているだけじゃないのか?」
「魔理沙じゃないんだから…」
「そうさ!私は楽しみだZE!」
「………ハァ…」
少女登校中
2人が雑談をしていると校門に辿り着き、最初に目にしたのは筋骨隆々でスーツ姿の男性。どうやら教師のようだ。
「「おはようございます鉄人先生!」」
「ちょっと待て!挨拶する前に何でその名で呼ぶんだ」
「え? 鉄人が名前じゃないんですか?」
「……2人とも、誰からその名を聞いた…」
魔理沙の返答に鉄人と呼ばれた男性はキョトンとした顔をしたが、直ぐに気を取り直した。
「私は魔理沙から知ったわ。」
「確か…食べたくない茸みたいなヘアスタイルの男性から聞いたぜ。」
「茸みたいな……根本か…(後で補習室でじっくり聞き出すか。)」
「あの~先生?」
「! あぁすまん、少し考え事をな。取り敢えず、俺の名前は西村宗一郎だ。他の生徒が俺の事を鉄人と呼んでいても真似しないようにな。」
「わかりました西村先生」
「さて、博麗、霧雨。これがクラス分けの封筒だ、受け取れ。」
鉄人改め西村先生が気を取り直し、2人に封筒を渡した。
「なぁ西村先生、クラス分けって大体掲示板あたりに張っておくもんじゃないのか?」
「それはこの学校がそれだけ特殊なんだ。」
「魔理沙、私たちが前いた東方学園とは違ってここ文月学園は世間に注目されるほど変わっている所なの。だから敢えてこのようなメンドイ方法を取っているのよ。」
「メンドイは余計だが、大体は博麗の言うとおりだ。」
西村先生と霊夢がそういうと魔理沙は、なにか思いついた顔をした。
「つまり、“文月学園では常識に囚われてはいけない”ってことか!」
「それって守矢のあの子の決め台詞じゃない…しかもちょっと改造してるし……」
「ま、いいじゃないか。大体そんなもんだろ西村先生。」
「……………ある意味、霧雨の言う通りかもしれんな…」
試験召喚獣システムは科学と魔術と偶然で出来たシステム。常識では考えられない非常識なシステムなのだ。
「そんなことより早く封筒をあけてみましょ。」
「だな。先に私からあけるぜ」
魔理沙は霊夢より先に封を開けた。
霧雨魔理沙 Fクラス
「……………………………」
「魔理沙、まさかだとは思うけど……名前書き忘れた? 」
「それは無いぜ!ちゃんと名前は書いたぜ! 」
「霧雨、お前は解答欄が一段ずれていたぞ。」
「(´・ω・`)」
「ちゃんと解答欄を見ないからよバカ。」
霊夢の罵倒に魔理沙は反論する。
「そういう霊夢はどうなんだよ!」
「私は解答欄をずらすなんて事はしていないわ。」
「“ずらしていないだけ”だがな……」
博麗霊夢 Fクラス代表
「博麗……ワザと手を抜いたな。」
「霊夢ェ……」
「…………………テヘッ(ペロ)♪」
「(ジトー・・・)そんな事より…クラス代表ってすごいじゃないか霊夢! そこに痺れる憧れるぅ(笑)! 」
「(ジト目こわっ! )って笑ってんじゃないわよ! それに聞いた話だとFクラスはバカの集まりだって言うし、その代表ってつまり、私はバカの代表ってことよ。」
「こりゃ“普通”に学園生活は送れないな。」
「ハァ…もっと真面目に試験受ければよかったかしら…」
「霊夢、後悔先に立たず、だぜ」
「自業自得だ…だが博麗、もし辛いことがあったら俺に相談しろ。霧雨もな。」
「……ありがとうございます西村先生、何かあったら直ぐに相談します。」
「ありがとな西村先生! 」
2人は封筒を胸ポケットにしまい、昇降口へ走って行った。
少女移動中
「ねえ魔理沙、今思ったこと言ってもいいかな?」
「大丈夫だ、問題ない。」
「これどこの高級ホテルよ! 妬んでもいいかしらっ!? 」
「い○と○~って言わせんなよ霊夢、少し落ち着こうぜ。」
霊夢が興奮するのも仕方ない。二人は今、豪華設備のAクラスの前にいるのだ。
「……そ、そうね。ごめん、興奮しすぎたわ。」
「さて、しっかし豪華な設備だな。私も興奮して逆に勉強できないぜ。」
「勉強する気無いくせに…」
「アハハハ…それより早くFクラスに行こうぜ! 」
「あ、魔理沙が話逸らした。」
「霊夢はどこかの子供か!」
魔理沙が話を逸らし、霊夢がそれを茶化す。その様子をAクラスの一人の女子が見ていた。
???「………」
少女移動(ry
「「ここ廃屋!?」」
思わず突っ込んでしまう2人。そりゃそうだろう。彼女等がいるのはFクラス前で、壁やドアがボロボロだからだ。
「こんなんじゃ体の弱い奴は直ぐに体調を崩しそうだ…そう思うだろ霊夢……霊夢?」
「…………」
返事をしない霊夢の顔を覗き込むと霊夢は無表情で何かを思考していた。
「おい霊夢、霊夢…霊夢!」
「ふぇ!…あ、何、魔理沙?」
「あ、何じゃないぜ。返事しても無表情で全然応えてくれないんだからどうかしたのかって心配したぜ。」
「ごめん魔理沙。ちょっと考え事をね。」
「そんなことより中に入ってみようぜ。」
「それもそうね(中に入ってから判断すればいいかな。)」
魔理沙がFクラスのドアを開ける。そこに広がっていたのは
隙間風がびゅうびゅう吹く窓
ボロボロで下地が見えてしまっている壁
チョークが配布されていない黒板
かび臭い匂いのする畳
落書きなどの汚れが目立つちゃぶ台
綿が入っていないものがある座布団
「「(;一_一)」」
まさに“酷い”設備だった。
2人は無言のまま一番奥のちゃぶ台へ移動し、お互い向き合う。2人は顔を俯かせており、彼女等が来る前にいた男子学生はその雰囲気に圧倒され、興奮できずにそのまま静まり返った。
「……………………ねぇ魔理沙、勝てばクラスを交換できるんだよね。」
「……………………あぁ、でも負けたら設備がワンランク下がるらしいぜ。やろうとしてもこのクラスの成績は最低クラスだぜ」
「正に絶望。仕掛けようとしたら“分の悪い賭け”ね。」
この教室で流れる音は2人の低い声。だか、声音はどこか楽しそうだ。
「でも、その分熱くなれるし。いっちょ賭けてみるか?霊夢。」
「こういう賭けは嫌いじゃないわ、寧ろ大好きよ。」
「でも、いいのかい霊夢?“普通”の学園生活が送れないぜ。」
「クラス代表になった時点で覚悟はできたわ。」
「んじゃ、決まりだな♪」
「ええ、始めましょ。試召戦争を……」
「そんじゃ作戦会議といこうぜ!」
「ええ、異変としたこの教室を解決してやるわ!」
『おはよう秀吉、また一緒だな。』
『おお雄二!お主も一緒か。ムッツリーニも一緒だぞい。』
『…一緒』
『他にも幾つか知っている顔もいるみたいだな。まだいないのは明久か。』
『早くせんと遅刻してしまうのじゃ。』
『ところで秀吉、さっきから気になっているんだが……異様にあの場所だけ空席が目立つんだが、何故だ?』
『あそこにいる女子が入るときに半端ない威圧感を出しておったから、みな騒がずに離れて行ったのじゃよ。』
『どおりでここの連中が静かな訳だ…じゃああの二人のどちらかが代表か。』
『…雄二が代表じゃないのか?』
『ああ……5点差で負けたらしい。ところで、去年見かけなかったんだが、誰だあいつら?』
『……(パラパラ)金髪の方は霧雨魔理沙、頭にリボンを付けているのが博麗霊夢。去年の9月に東方学園から転校してきた2人。』
『なぜムッツリーニがそんな手帳を持っている事がすごく気になるが、触れないで置くとして……他になんか情報はあるか?』
『…友好関係位しかない…』
『そんなもんでいい。で、誰が知り合いなんだ?』
『…(ペラペラ)3年Bクラス代表で新聞部部長兼陸上部“射命丸文” 3年Fクラス代表“茨木華扇” 今判っているのはこの二人だけ。』
『“狡猾の天狗”と“治らない右腕”のあだ名を持つ先輩か…(今のところは関係ないな。)』
『…2人は去年、同じクラスで召喚獣の扱いは今の明久かそれ以上。』
『2人にはそれぞれ必殺技があるが、タッグの時の必殺技は凄いらしいのじゃ。』
『竜巻が見えるらしいが、今はそんな事話しても意味ない気がするんだが…』
『確かにそうじゃの。』
『取り敢えず、俺はどっか空いてる席にでも座ってるぜ。そろそろ明久が来る頃なんだがな……』
霊夢side
「! 霊夢、先生が来たみたいだぜ。」
「わかったわ。」
作戦を考えていると魔理沙が先生が来たことを知らせてくれた。担当の先生を見てみるとなんか冴えない男性だった。
「冴えない先生だな。」
「魔理沙、そういう事は口にしない。」
「へいへい。」
「ハァ~~。」
魔理沙の態度に溜息をつくと、自己紹介が始まった。って先生の名前聞き忘れた!
「先生の名前は福原だぜ。で、今やっているのは土屋康太っていうムッツリスケベだぜ」
「教えてくれてありがと魔理沙。てかムッツリって…」
「さっきから霊夢と私のスカートを凝視してたぜ」
「なるほど……あとでシバくわ。」
「……鬼巫女(ボソッ)」
「今回は許してあげるけど、次言ったら手首ひねるから。」
「………(汗)」
魔理沙を軽く脅していると次の人だ。
『木下秀吉じゃ、演劇部に所属しておる。』
「あいつは演劇部のホープって言われるほど演技力が高いらしいぜ。」
魔理沙の追加解説に適当に頷く私。その時だ。
『『『秀吉~~!結婚してくれー!』』』
「「えっ!まさかのプロポーズ!?」」
いきなり秀吉にラブコールを送る男子学生。魔理沙と声を合わせて驚いちゃったわ、って!?
「秀吉って男の子でしょ。え、まさか同性愛!?」
『! 直ぐにわかってくれたか!そなたとは良い友人になれそうじゃ!』
「あ、その…どう、いたしまして?」
つい驚いて喋ったらそれに気づいたらしく、秀吉は私に近づいて握手を求めてきた。そんなに間違えられるのね……災難としかいいようがないわ。周りが『百合だ!』って叫んでいるけどここはスルーしておこう。
(魔理沙が隣で「霊夢が照れてるぜw」ってバカの事言ったから頭ひっぱたいた。)
『では次の人お願いします。』
『ハイッ!ウチは島田美波です。帰国子女だけど…』
「なんか…思ったより濃いわ、ここ…」
「アハハ…それに同意だぜ。(この痛さはサーセン箱並みに痛い…)」
『趣味は……吉井明久を殴ることです♪』
「「She is violence girl!?」」
まさかの暴力少女ね…このクラスは私の斜め上を行くわね。
「どうしよう、ここでやっていけるか不安になってきた…」
「頑張れ霊夢、私が支えてやるから、な!」
「魔理沙…」
俯いて落ち込む私に魔理沙は頭を撫でてくれた。少し、このままでいいかな?
『…バイオレンスって酷いわ。あの二人………』
あの後、順調に自己紹介が進んである男子の番になった。その時、私の勘が嫌な物を感じ取った。
「……ハッ!」
「? どうした霊夢? 」
「魔理沙、耳塞いで!」
「あ、う、うん!」
そして…
『僕の名前は吉井明久です。趣味は料理と武道です。ダーリンって呼んでね。』
『『『『ダァー――リィーーーン!』』』』
『すみません、忘れてください…』
私の勘の言うとおり、嫌な予感は的中したわね。
「さんきゅ霊夢、助かったぜ。」
「どういたしまして。それにしても、やっぱり濃いわここ・・・」
どれくらい濃いかって?市販のメンチカツの油の多さ並みに濃いわ。
(うp主は市販のコロッケが苦手です。メンチカツはどうしてもダメです><)
『ごめんなさい!遅刻しちゃいました!』
突然、教室の扉を開けて入ってきたのは桃色の髪の毛をした天然そうな少女だった。
「彼女は?」
「あれは姫路瑞樹。成績はAクラス並みだったんだがな?」
魔理沙が唸っていると男子の一人が声を上げた。
『なんでこのクラスにいるんですか?』
『振り分け試験の途中で熱を出してしまって…』
熱を出してってことは途中退席ね。
「確か、途中退席は無得点扱いされるって話だったな。」
「そうね。彼女、ちょっと不幸だったわね。」
「その言い方はないだろ。」
と、周りの反応を見てみると
『そう言えば、俺も熱(の問題)が出たせいでFクラスに。』
『ああ。化学だろ?アレは難しかったな。』
『弟が事故に合って中々寝られなくて。』
『黙れ一人っ子。』
『前の晩、彼女が寝かせてくれなくて。』
『今年一番の大嘘をありがとう。』
…想像以上にバカばっかね。
『で、ではっ、1年間よろしくお願いします!』
そう言って彼女は吉井っていう男子の隣に座った。それにしても…
「あの胸…パルいわ。」
「アハハハ…(苦笑)」
なんなのよあの胸…デカいだけが女の子ってわけじゃないのよ!
「まぁまぁ霊夢、落ち着けって。」
「…そういう魔理沙はたしかDカップくらいあったわね…」
「ちょ、れ、霊夢?」
「少し分けなさいよ!」
私が貧相巫女って言われるのはこの魔理沙が原因なのかもしれないわ!
「正常に戻らんか!」
バシッン!
「あれ? 私はいったい…?」
「少しここの空気に馴染んでただけだから気にスンナ。」
「そ、そう?」
なんだか大切なものを失うような気がしたけど…?
そんなこんなで自己紹介が進み、魔理沙の番になった。
「バシッって決めなさいよ。」
「わかってるぜ。」
そう言って魔理沙は立ち上がった。
「私の名前は霧雨魔理沙! 魔理沙って呼んでくれ! 特技は手品さ。」
そして魔理沙は上着の右ポケットから100円玉を取り出した。
「ここに100円玉があるだろ? これを上に投げるとな…」
魔理沙は右手にある100円玉を上に投げた、でも100円玉は見当たらない。
「実は左ポケットに入ってるぜ。」
『『『おお!』』』
左ポケットから取り出したのは投げたはずの100円玉だった
これはよくある手品だ。上に投げたふりをしてみんなの視線を上に向けて、素早く左手に持って、あたかも左ポケットから取り出したようにする。これがトリック。
でも、魔理沙の手品はこんなもんじゃないわ。
「これで驚いちゃダメだぜ。この100円玉を右手で力強く握ると…」
魔理沙がゆっくり右手を空けると、そこには500円玉が。
『何時の間に変わったんだ!?』
「へへ~ん、まだあるぜ。この500円玉をスカートの右ポケットに入れて軽く叩く、すると、反対側のポケットに500円玉が出現するんだぜ。」
『『『えぇーーー!』』』
喋りながら反対側のポケットから取り出したのは500円玉だった。このトリックは未だに見破ることが出来ない
「無論、元から入ってないぜ。最後に…この500円玉をまた握って息を吹きかけると…」
すると、握っていた手から500円玉が消えていた。
『ど、どこに行ったんだ!?』
『天国か!? 地獄か!?』
「実は……確か吉井って言ったけ?」
「ふぇ? 僕?」
いきなり魔理沙は吉井って奴に話しかけた。
「吉井の持っている筆箱の中身を確認してみな。」
「ま、まさか……」
吉井は半信半疑で筆箱の中身を開けた、そしたら。
「うぅわぁあああ! は、入ってる!?」
『何ィィィィ?!』
彼の言う通り、筆箱のペンとペンの間に500円玉が入ってた。
「これが、魔理沙マジックだぜ!」
魔理沙が両手を広げて宣言すると教師を含めた全員が拍手した。
「あ、その500円あげるぜ。」
「えぇ!? でも悪いよ…」
「なに、私からの驕りってことにしとけ。」
そう言って魔理沙は座った。吉井は魔理沙を見ていたが、後ろにいた赤毛の男子(確か、坂本雄二って言ったかしら?)に説得されて、申し訳ない顔でいた。
「さて霊夢、御膳たてはやったんだから頑張りな。」
「わかってるわよ。」
『それでは最後にクラス代表さん。前で自己紹介をお願いします。』
「はいっ!」
さて、どうやって火をつけようかしら?
霊夢sideout
魔理沙sideIn
教壇に立った霊夢は自信満々な表情で皆を一瞥する。
「私は博麗霊夢。ここのクラス代表よ。代表でも博麗でも好きなように呼んでちょうだい。」
Fクラス代表って言ってもほかの皆よりちょっと成績がいいだけであんまり変わらない。
でも、霊夢の本当の成績を知る私から見ればその常識は覆される。
「そこでみんなに聞きたいことがあるの。」
じっくりと耳に入る声に、みんなの視線は霊夢に向けられた。
そういう霊夢はゆっくりと教室の各所に視線を移す。他の皆もそれにつられて視線を移す
かび臭い教室
古く汚れた座布団
薄汚れたちゃぶ台
下地が見えている壁
私も霊夢に連れられて各備品をみる。改めてみても酷いぜ。
「Aクラスは冷暖房完備の上、座席はリクライニングシーツみたいだけど…」
一呼吸おいて静かに告げた。
「不満はないかしら?」
『『『『大ありじゃぁぁぁぁぁぁあっ!』』』』
2年Fクラスの魂の叫びが教室に響き渡り、その振動で教卓が只の木片に変わり果てた…
霊夢は元教卓を指さして声を上げた。
「現に、この教卓が、皆の叫びでボロボロになってしまった! これをあなたたちは許せるかしら?」
『『『『許せんっ!』』』』
「こんな状況で学校生活が送れると思うかしら?」
『『『『出来ぬぅ!!!』』』』
「そこで私は!」
霊夢は腕を組み、不敵な笑みで宣言した。
「Aクラスに、『試験召喚戦争』を仕掛けようと思う!」
戦争の火蓋が、切って落とされた