そんなあったら良いなで書いてしまいました。
正直もっと質が良いものを書けたのではと思ってしまいますがワンライなのでね!(言い訳)
ネタバレ等はありませんのでアヤセチャンカワイイを短いですがどうぞ!
「お、おかえりなさいませ、ご主人様……」
「…………すまん、間違えた」
「間違えてない! ちょっと待ってよ!」
あやせにメールで呼ばれて、あやせの部屋を開けたはずだが、そこに居たのはメイド服に猫耳まで着けた女の子だった。
「そういう趣味があったんだな」
「だから違うって……苦渋の決断よ……」
とりあえず俺はあやせの部屋に入れてもらって座らせてもらうと、あやせは経緯を話し始めた。
「さっきみんなと話してて、私と暁の話になったんだけどそこで色々聞かれちゃって……」
まったく脈絡がつかめない。その聞かれたということと今あやせがメイド服に身を包んでいることとどう関係があるのだろうか。
「その、いつもどういうデートしてるんですか、とか、話しててどういうプレイ? してるんですか、みたいな話になって……」
話しているうちに段々あやせの顔が赤くなって俯くようになっていく。
どうやら皆からだいぶ深い質問責めにあったらしい。
「それで私がみんなの前でメイド服を着るか、暁と二人の時でいいから着るか、みたいな話になっちゃって……」
「いや、すまん。全然脈絡が掴めない」
「とにかく! 暁は私と写真を撮ってくれればいいから! それで許してくれるみたいだし……」
……今度あの4人にはなにか言っておこう。なんだかんだ全員乗り気になっていそうな場面が頭に浮かんだ。
だが、正直あやせのこういう格好が見られたことは感謝するべきところでもあった。
「でもその格好、可愛いな」
「っ!? 本当に恥ずかしいんだからね!?」
顔を真っ赤にして恥ずかしがるあやせ。……本格的に少し弄りたくなってきたぞ。
「写真はいいが、折角だしメイドさんらしくお願いしてもらわないとな」
「なっ!? このぉ……!」
こちらを睨むあやせを横目に、ニッコリと笑顔を向けてやる。
「くっ…………わかった。わかったわよ! やればいいんでしょ!?」
「ああ。頼む」
俺の一言に、あやせが口を紡ぎながらも何かを決意したかのように息を吐く。
そして、『みんなの三司あやせ』の笑顔を作る。
「ご主人様。一緒に写真を撮ってくれると嬉しいな」
「……」
相当色々な感情を押し殺しているのだろう。語尾にハートがついているような感じではあっても、口の端が引きつっていたり、後で覚えてろと言わんばかりのオーラが出ていたりした。
(ここまできたら、どうせ怒られるから一緒か)
そう思った俺は、さらに提案をしてみることにした。
「猫耳もつけてるんだし、語尾も変えてみたらいいんじゃないか?」
「……いい加減にしなさいよ」
こわいこわい。作った笑顔を貼り付けながら、あやせは抑揚のない声でそう言い放つ。
「そうか。俺は見てみたかったんだが……残念だ」
「ちょっと、そんな顔しないでよ……あーもう、わかった! どうせ恥ずかしいのは変わらないし、やってあげるから!」
「ありがとうあやせ。好きだぞ」
「ほんっと、調子いいんだから……」
文句を言いながらも、渋々やってくれるようだ。
(なんだかんだ、いつもお願いするとなんでもしてくれるんだよな)
あやせはまた少し息を吐いて間をおくと、こちらに振り向いた。
「ご主人様ぁ? もし良かったらあやせと一緒にぃ、写真を撮って欲しいニャン」
「…………ぶふっ」
「あっ! ちょっと、何笑ってんのよ! 本当に恥ずかしいんだからね!?」
俺の予想を上回る入り込みっぷりに、思わず吹き出してしまった。
「あ〜〜もう! なんで私がこんな辱めを受けなくちゃいけないのよ〜〜〜ッッ!」