彼女たちの日常(短編集)   作:_Aster_

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オチも恋愛要素もネタバレもないです!()
なんでしょう……不意に書きたくなったものを書いた感じですね
ちょいちょい書きなれなくて難しかったぞぉ


変わらない日常を(二条院羽月)

「よし。これでいい」

 

 いつも通りの時間に起きて、いつも通り準備を済ませる。

 自分の部屋から出たワタシは、そのまま中庭の方へと向かった。

 

「おはよう、在原君」

「あぁ、二条院さん。おはよう」

 

 ワタシが軽くランニングをしていると、道の先に在原君がいた。

 

(うんうん。毎日欠かさずランニングとストレッチをしているな……殊勝な心がけだ)

 

「……なんか一人で頷いてるが、どうかしたのか? 」

「あぁいや、なんでもないんだ。すまない。それじゃあ行こうか」

 

 ワタシと在原君は、院内を一緒にランニングし始めた。

 

 

 

 

「はぁ、はぁっ……ふぅ。今日はこれぐらいにしようか」

「あぁ。それにしても二条院さん、随分体力がついたな。今日は俺のペースで走ったが、前より全然息が切れてないじゃないか」

「そういえば……前より少しは楽になったかも? 」

 

 ワタシは、実感できる自分の成長に少し喜びを覚えた。

 

「これも、毎日在原君が付き合ってくれたおかげだな」

「いや、俺は何もしてないよ。二条院さんの努力の成果だ」

「ははは。相変わらず返答に余裕があるな。前に言っていた家族のお陰か? 」

 

 ワタシと在原君は、寮に戻りながらそんな会話をしていた。

 

「七海君とは、その後喧嘩していないか? 」

「あぁ、この間はすまなかった……まさかあそこで地雷を踏むとは……」

「ふふ。在原君の七海君への愛ゆえだな! 」

「やめてくれ! そんなこと言ったらまたキモいとか言われるんだ! 」

 

 ロビーでそんな話をしていると、七海君と千咲君が上から降りてくるのが見えた。

 

「先輩方! おはようございまーす! 」

「おはようございます、二条院先輩、暁君。今日もランニングですか? 」

「おはよう、千咲君に七海君。ちょうど今ランニングを終えて今戻ってきたところだ」

 

 朝から元気な千咲君と七海君。ワタシは、さっきの話もあってか少し在原君をからかってみたくなっていた。

 

「ちょうど七海君の話をしていたんだ」

「へっ? わたしの……話ですか? 」

「ちょ、二条院さんそれはーー 」

「七海君への愛がいっぱいだったな! 」

 

 ワタシがそういうと七海君の動きが止まり、顔がすぐに赤くなっていく。

 

「〜〜〜〜っ! 暁君!? なんでそういうこと言うの! 」

「違う違うそういうことじゃなくて……! 」

「にひひ。本当に七海ちゃん大好きですね、先輩! 」

「ちょっ、壬生さんまでーー」

「さーとーるーくーん!? 」

「七海、待て! 」

「あはははは! それじゃあワタシは、部屋に戻って着替えてくるぞ」

「二条院さん!? この状態で俺を置いてかないでくれ! 」

 

 在原君からの助けの声を背に受け、ワタシは自分の部屋の方へと歩いていく。

 

「ふふ。本当に、賑やかだな」

 

 ワタシも最近少し変わったかもしれない。前までならこんな意地悪はしなかっただろう。

 後ろからはまだ三人の戯れあっている声が聞こえてくる。

 

(さて、今日も一日楽しんで過ごそう! )

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