「さて、帰るか。」
さとりは帰り支度をして学校を出た。
彼は非常に極端な性格をしており、帰るならさっさと帰る。敵対したら容赦なく叩き潰す、そういう難儀な性格をしているのだ。
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「ふ~ん、ふふ~ん、ふは~ん。」
夕暮れ時の街をさとりは耳にヘッドフォンを付け鼻歌を歌いながら帰り道を帰っていた。
(さて、今日のご飯は何にしよう。)
さとりは夕食のご飯のことを考えていた。
彼を産んだ両親が捕まった後から親戚に預けられ其処で育てられている。その親戚はヒーローで帰りが遅いためさとりがご飯を作ることがおおいのだ。そのため、彼の家事スキルは高く、大抵のことは一人でなんとかしてしまうのだ。
「ふは~ん……ん?何かおかしいな。」
(この道、さっき通ったよな。)
さとりは歩いていた道のりの中で奇妙な既視感を感じ、立ち止まり辺りを見回した。辺りには閑静な住宅街がひろがっていた。
彼は人の目を気にして過ごして来たため「いつも」と違う事には非常に敏感なのだ。
(この感じ、何か嫌な予感がする……!早くにげないと……!!)
さとりはこの奇妙な感覚から逃げ出そうとして走り始めた。が、
「逃げられたこまるよ、六道 さとり君。」
「……!?」
突如、さとりの目の前の空間に黒い靄が生まれ、その中から黒いスーツを着た男が出てきた。さとりは同様して後ろに後退りをした。
(この男はヤバい……!!まるで心臓に銃を突き付けられているような、圧倒的な威圧感がある……!!こいつの挙動、言動一つ一つに警戒してないと……殺される…!)
「まあ、そんなに警戒されたら困るなぁ。まあ、初見の相手に警戒することはとても素晴らしいよ。しかも君、僕の一語一句警戒しているよね?」
(な、何でわかったんだ!?)
男はまるで友人に話しかけるような口調でさとりに話しかける。その上、さとりの心を読んだかのようにその心意気を褒め称えた。
さとりの男の言葉に驚き、さらに恐ろしい物を感じとり、さらに後ろにさがる。
「それで……あんたは何者だ?ヒーロー…のような気配はしてないけど、あんたはヴィランだな?」
さとりは自身の恐怖を押し込めて、目の前の男に話しかける。
ヴィラン、それはこの超人社会の中で個性を悪用して犯罪を犯す犯罪者を指す言葉だ。大体の(表に出る)ヴィランはチンピラ程度の相手であり、ヒーローやサイドキックでも相手出来ると言われている。
(けど、この男は違う。決して表に出ない、いや、表に出せないヴィランの類いだ……!)
「ほぅ…よく心を読まずにその結論に達したね。君は本当に頭が言い。」
「それで、俺に何のようだ?まさか…俺をあんたの組織の中に入れ、何て言わないよな。」
「そこまで予想を立てるとは……。でも、不正解だよ。僕は君に…これを打ち込む為さ!!」
(まっず…!!)
男は急に声を荒げたと思いきや目にも止まらない速さで
さとりに近づき、いつの間にか手に持っていた注射器を動揺して反応が遅れたさとりの心臓の近くに打ち込んだ。
さとりは急に近づいてきた男の攻撃を受け、地面に倒れこんだ。
「ガッ!?お前、一体、なにを…?」
「ふっふっふっ、何に、直ぐに分かるさ。それでは僕は退散させてもらうよ。」
「ま、まちやが…れ!!」
男は含みのある笑い声と言葉を残し、さとりの前からきえさった。
(あの男、一体何者だったんだ?それに直ぐ分かるって…?)
さとりは地面から起き上がり、男の言葉について考察していた。
そして、男の言葉道理に変化は直ぐにおき始めた。
「ぐ、アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」
(熱い、体の中が溶けてしまいそうなほど熱い!!………あっ。)
突然、さとりの体の中からとてつもない熱が生まれ、さとりは地面に倒れこみ、凄まじい悲鳴をあげ、その意識を手放した。
「さぁ、覚醒の時だ、『悟り』六道 さとり君。いや、『龍』龍崎 さとり君。」
個性『悟り』
生物の心の声を聞き、記憶を見る複合型の個性。(生物の心の声の聞く=異形型 記憶を見る=発動型)
人が多い場所では無制限に声を聞いてしまうため、常時ヘッドフォンをつけている。
なお、この個性は能力の一部しか出ておらず本来の個性の形は不明